JP2505155Y2 - 焼成器の扉ロック装置 - Google Patents
焼成器の扉ロック装置Info
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- JP2505155Y2 JP2505155Y2 JP8707092U JP8707092U JP2505155Y2 JP 2505155 Y2 JP2505155 Y2 JP 2505155Y2 JP 8707092 U JP8707092 U JP 8707092U JP 8707092 U JP8707092 U JP 8707092U JP 2505155 Y2 JP2505155 Y2 JP 2505155Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- lock
- temperature
- firing
- firing chamber
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、調理用の焼成器に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】焼成器の焼成庫内で調理中に庫内が異常
高温になると、調理物の油脂や汁受皿に溜った油脂が燃
えて大量の煙を発生することがある。この場合の安全装
置として、焼成庫内のこのような異常高温を検出して加
熱用熱源を切るものや、排気口の炎を検出して遮蔽板で
排気口を塞いで消火するものが知られている(実公昭5
4−17495)。
高温になると、調理物の油脂や汁受皿に溜った油脂が燃
えて大量の煙を発生することがある。この場合の安全装
置として、焼成庫内のこのような異常高温を検出して加
熱用熱源を切るものや、排気口の炎を検出して遮蔽板で
排気口を塞いで消火するものが知られている(実公昭5
4−17495)。
【0003】しかし、調理中に発煙量が多くなると、熱
源を切る安全装置があっても、調理者は慌てて調理物を
取出そうとして扉を開けることがあり、扉を開けると外
気が流入して急激な燃焼が生じ、煙又は焔を増大させる
おそれがある。
源を切る安全装置があっても、調理者は慌てて調理物を
取出そうとして扉を開けることがあり、扉を開けると外
気が流入して急激な燃焼が生じ、煙又は焔を増大させる
おそれがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、焼成庫内が
異常高温のとき扉の開放を阻止して、外気の流入による
煙又は焔の増大を防止することを課題とする。
異常高温のとき扉の開放を阻止して、外気の流入による
煙又は焔の増大を防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案における前記課題
を解決するための第1の手段は、請求項1に記載したと
おり、調理物を出し入れする扉と、調理物を加熱する熱
源とを焼成庫に備える焼成器において、前記扉の開放を
阻止するロック部材と、焼成庫内温度を検出する温度検
出器と、該温度検出器で異常高温を検出したとき前記ロ
ック部材をロック位置に作動するロック制御装置とを備
えることを特徴とする。
を解決するための第1の手段は、請求項1に記載したと
おり、調理物を出し入れする扉と、調理物を加熱する熱
源とを焼成庫に備える焼成器において、前記扉の開放を
阻止するロック部材と、焼成庫内温度を検出する温度検
出器と、該温度検出器で異常高温を検出したとき前記ロ
ック部材をロック位置に作動するロック制御装置とを備
えることを特徴とする。
【0006】また、第2の手段は、請求項2に記載した
とおり、調理物を出し入れする扉と、調理物を加熱する
熱源とを焼成庫に備える焼成器において、焼成庫内の異
常高温で変形して扉をロックするロック片を備えること
を特徴とする。
とおり、調理物を出し入れする扉と、調理物を加熱する
熱源とを焼成庫に備える焼成器において、焼成庫内の異
常高温で変形して扉をロックするロック片を備えること
を特徴とする。
【0007】そして、第3の手段は、前記第1又は第2
の手段において、扉と一体に汁受皿を備え、該汁受皿を
ロックして扉をロックすることを特徴とする。
の手段において、扉と一体に汁受皿を備え、該汁受皿を
ロックして扉をロックすることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記第1の手段によれば、焼成室内が異常高温
になると、ロック制御装置が作動して扉がロックされ、
不注意な開扉を防止する。また、第2の手段によれば、
異常高温により熱変形するロック片により扉をロックす
る。そして、第3の手段によれば、前記各ロック部材又
はロック片は、汁受皿をロックすることにより扉をロッ
クする。
になると、ロック制御装置が作動して扉がロックされ、
不注意な開扉を防止する。また、第2の手段によれば、
異常高温により熱変形するロック片により扉をロックす
る。そして、第3の手段によれば、前記各ロック部材又
はロック片は、汁受皿をロックすることにより扉をロッ
クする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1〜3は第1実施例を示し、1はガスを熱源とする焼成
器で、その外殻2内には、上火バーナ3と左右1対の下
火バーナ4が設けられ、下部に内底5が取付けられてい
る。前記上火バーナ3、内底5及び側壁6によって囲ま
れた空間で焼成庫7が形成され、その前部に縁部8aを
もつ扉口8が設けられ、外殻2の後部上面には外部に開
口する排気口9が設けられる。
1〜3は第1実施例を示し、1はガスを熱源とする焼成
器で、その外殻2内には、上火バーナ3と左右1対の下
火バーナ4が設けられ、下部に内底5が取付けられてい
る。前記上火バーナ3、内底5及び側壁6によって囲ま
れた空間で焼成庫7が形成され、その前部に縁部8aを
もつ扉口8が設けられ、外殻2の後部上面には外部に開
口する排気口9が設けられる。
【0010】汁受皿10と、扉口8を開閉する扉12
は、従来品と同様に一体に固着されており、調理物Aを
載せる棚11も汁受皿10に載置されているから、扉1
2の取手12aを持って押し又は引くことにより、全体
が焼成庫7の内外に進退することができる。また焼成庫
7の後方には火移り型のパイロットバーナ13が設置さ
れてその3個の炎口が上下のバーナ3、4及び熱電対1
4に臨んでいる。
は、従来品と同様に一体に固着されており、調理物Aを
載せる棚11も汁受皿10に載置されているから、扉1
2の取手12aを持って押し又は引くことにより、全体
が焼成庫7の内外に進退することができる。また焼成庫
7の後方には火移り型のパイロットバーナ13が設置さ
れてその3個の炎口が上下のバーナ3、4及び熱電対1
4に臨んでいる。
【0011】焼成庫7内の温度を検出するために、サー
ミスタ15が設けられ、調理物Aから煙又は焔が生じる
高温になったとき、図外のロック制御装置によりロック
装置20を作動して扉12がロックされる。サーミスタ
15の取付け位置は、図示の位置t1の外に排気路中の
位置t2又はt3、汁受皿の後部位置t4等の適宜の位置
に設けることができる。
ミスタ15が設けられ、調理物Aから煙又は焔が生じる
高温になったとき、図外のロック制御装置によりロック
装置20を作動して扉12がロックされる。サーミスタ
15の取付け位置は、図示の位置t1の外に排気路中の
位置t2又はt3、汁受皿の後部位置t4等の適宜の位置
に設けることができる。
【0012】ロック装置20は、外殻2の前部のフレー
ム16に設けられ、扉12に係脱するロック部材21
が、支軸22で枢支されると共に前端をバネ23で開放
方向に弾発され、後端に電磁石24の鉄心24aが固定
され、ソレノイド24bがフレーム16に固定されてい
る。図示の状態でロック部材21はバネ23で引上げら
れて扉12から外れた位置にあるが、ソレノイド24b
が付勢されると、ロック部材21の先端が下がって扉1
2を係止し開扉できなくなる。
ム16に設けられ、扉12に係脱するロック部材21
が、支軸22で枢支されると共に前端をバネ23で開放
方向に弾発され、後端に電磁石24の鉄心24aが固定
され、ソレノイド24bがフレーム16に固定されてい
る。図示の状態でロック部材21はバネ23で引上げら
れて扉12から外れた位置にあるが、ソレノイド24b
が付勢されると、ロック部材21の先端が下がって扉1
2を係止し開扉できなくなる。
【0013】図2は、前記ロック装置20のロック制御
装置25及び前記バーナ3、4の電磁弁制御装置26を
示す。ロック制御装置25は、前記サーミスタ15で検
出した温度を基準値27と比較する比較回路28、該比
較回路の出力を増幅するソレノイド駆動回路29、前記
ソレノイド24bを備え、サーミスタ15の検出温度が
所定値に達するとソレノイド24bを付勢してロック部
材21をロック位置に移動させる。
装置25及び前記バーナ3、4の電磁弁制御装置26を
示す。ロック制御装置25は、前記サーミスタ15で検
出した温度を基準値27と比較する比較回路28、該比
較回路の出力を増幅するソレノイド駆動回路29、前記
ソレノイド24bを備え、サーミスタ15の検出温度が
所定値に達するとソレノイド24bを付勢してロック部
材21をロック位置に移動させる。
【0014】また、電磁弁制御装置26は、前記パイロ
ットバーナ13の炎により加熱される熱電対14、該熱
電対14の出力で作動する電磁弁駆動回路30、ガス電
磁弁31を備え、パイロットバーナ13が点火している
ときガス電磁弁31は開弁保持され、熱電対14の出力
が低下すると、ガス電磁弁31を閉じてバーナ3、4を
消火する。
ットバーナ13の炎により加熱される熱電対14、該熱
電対14の出力で作動する電磁弁駆動回路30、ガス電
磁弁31を備え、パイロットバーナ13が点火している
ときガス電磁弁31は開弁保持され、熱電対14の出力
が低下すると、ガス電磁弁31を閉じてバーナ3、4を
消火する。
【0015】そして、電磁弁駆動回路30には、前記比
較回路28が分路32で接続されており、サーミスタ1
5の検出温度が上昇してロック部材21をロック位置に
作動するときもガス電磁弁31を閉じてバーナ3、4を
消火するようになっている。なお、前記分路32を設け
ることなくロック制御装置25を電磁弁制御装置26と
無関係に設け、該電磁弁制御装置26には別の閉弁機構
を設けてもよい。また、前記分路32又はソレノイド駆
動回路29等にブザー、点滅灯等のような警報装置を接
続してもよい。
較回路28が分路32で接続されており、サーミスタ1
5の検出温度が上昇してロック部材21をロック位置に
作動するときもガス電磁弁31を閉じてバーナ3、4を
消火するようになっている。なお、前記分路32を設け
ることなくロック制御装置25を電磁弁制御装置26と
無関係に設け、該電磁弁制御装置26には別の閉弁機構
を設けてもよい。また、前記分路32又はソレノイド駆
動回路29等にブザー、点滅灯等のような警報装置を接
続してもよい。
【0016】図3は図2の装置のフローチャートで、バ
ーナ3、4の燃焼中にステップS1でサーミスタ15で
庫内温度Tを検知し、ステップS2でTを基準温度と比
較し、庫内温度Tが基準値より高ければ、ステップS3
でガス電磁弁31を閉じ、ステップS4でソレノイド2
4bに通電してロック部材21をロック位置に作動す
る。しかし、ステップS2で庫内温度Tが基準温度より
低ければ、ステップS5でソレノイド24bへ通電させ
ずロック部材21は作動されない。
ーナ3、4の燃焼中にステップS1でサーミスタ15で
庫内温度Tを検知し、ステップS2でTを基準温度と比
較し、庫内温度Tが基準値より高ければ、ステップS3
でガス電磁弁31を閉じ、ステップS4でソレノイド2
4bに通電してロック部材21をロック位置に作動す
る。しかし、ステップS2で庫内温度Tが基準温度より
低ければ、ステップS5でソレノイド24bへ通電させ
ずロック部材21は作動されない。
【0017】次に図4〜7で第2実施例のロック装置3
5を説明する。この装置において36は楕円形のカム
で、該カム36はモータ37で駆動され、該モータ37
の電源回路は、位置スイッチ38とサーミスタ15で作
動するモータ駆動回路によって開閉される。図5はその
等価回路を示し、モータ37の電源回路37aにそれぞ
れ2接点型の位置スイッチ38と温度スイッチ39が直
列に設けられる。
5を説明する。この装置において36は楕円形のカム
で、該カム36はモータ37で駆動され、該モータ37
の電源回路は、位置スイッチ38とサーミスタ15で作
動するモータ駆動回路によって開閉される。図5はその
等価回路を示し、モータ37の電源回路37aにそれぞ
れ2接点型の位置スイッチ38と温度スイッチ39が直
列に設けられる。
【0018】図4に示すようにカム36の長径部36a
がロック部材21の後部を押上げて扉12をロックして
いるとき、位置スイッチ38はONにされ、ロック部材
21に短径部36bが接しているときは該ロック部材2
1の後部が下降して位置スイッチ38はOFFとなる。
そして、そのON接点は、図5に示すようにバイメタル
型の温度スイッチ39が低温時に接触するL接点に接続
され、またOFF接点は、温度スイッチ39が高温時に
接触するH接点に接続されている。
がロック部材21の後部を押上げて扉12をロックして
いるとき、位置スイッチ38はONにされ、ロック部材
21に短径部36bが接しているときは該ロック部材2
1の後部が下降して位置スイッチ38はOFFとなる。
そして、そのON接点は、図5に示すようにバイメタル
型の温度スイッチ39が低温時に接触するL接点に接続
され、またOFF接点は、温度スイッチ39が高温時に
接触するH接点に接続されている。
【0019】焼成庫7内が低温で、カム36が短径部3
6bでロック部材21に接して扉12が開閉自在になっ
ているとき、焼成庫7内が異常高温になると、温度スイ
ッチ39はH接点に接してモータ回路37aが閉じ、モ
ータ37が回転してカム36の長径部36aでロック部
材21をロック位置に押し、扉12をロックする。これ
と同時に位置スイッチ38をONに切換えてモータ回路
37aは不導通になりモータ37を停止させる。次に、
熱源を消勢して焼成室7内が低温になると、温度スイッ
チ39はL接点側に移り、L接点、ON接点を介してモ
ータ回路37aが閉じ、モータ37が回転してカム36
は短径部が接触するようになり、ロック部材21は非ロ
ック位置に変わり、同時に位置スイッチ38はOFF側
に切換わり、モータ回路37aは開く。この状態で、焼
成器1は扉12を開閉でき元の状態になる。使用中に焼
成室7内が異常高温になれば、最初に述べたように温度
スイッチ39は図5のようにH接点に切換わり、モータ
37が回転してカム36を図4の位置に回転して扉12
をロックする。つまり、両スイッチ38、39が共に下
降したとき又は共に上昇したときは導通し、カム36は
次の姿勢になるまで回動される。
6bでロック部材21に接して扉12が開閉自在になっ
ているとき、焼成庫7内が異常高温になると、温度スイ
ッチ39はH接点に接してモータ回路37aが閉じ、モ
ータ37が回転してカム36の長径部36aでロック部
材21をロック位置に押し、扉12をロックする。これ
と同時に位置スイッチ38をONに切換えてモータ回路
37aは不導通になりモータ37を停止させる。次に、
熱源を消勢して焼成室7内が低温になると、温度スイッ
チ39はL接点側に移り、L接点、ON接点を介してモ
ータ回路37aが閉じ、モータ37が回転してカム36
は短径部が接触するようになり、ロック部材21は非ロ
ック位置に変わり、同時に位置スイッチ38はOFF側
に切換わり、モータ回路37aは開く。この状態で、焼
成器1は扉12を開閉でき元の状態になる。使用中に焼
成室7内が異常高温になれば、最初に述べたように温度
スイッチ39は図5のようにH接点に切換わり、モータ
37が回転してカム36を図4の位置に回転して扉12
をロックする。つまり、両スイッチ38、39が共に下
降したとき又は共に上昇したときは導通し、カム36は
次の姿勢になるまで回動される。
【0020】前記図5の回路は、そのまま使用できる
が、図6のブロック図に示す装置とすることができ、図
6において図2と共通する回路は同一符号を付して説明
を省略する。図6のロック制御装置40は、比較回路2
8の出力と前記位置スイッチ38で制御されるモータ駆
動回路41、モータ37、カム36を備える点で図2の
ロック制御装置25と相違するが、電磁弁制御装置26
は図2のものと等しい。
が、図6のブロック図に示す装置とすることができ、図
6において図2と共通する回路は同一符号を付して説明
を省略する。図6のロック制御装置40は、比較回路2
8の出力と前記位置スイッチ38で制御されるモータ駆
動回路41、モータ37、カム36を備える点で図2の
ロック制御装置25と相違するが、電磁弁制御装置26
は図2のものと等しい。
【0021】そして、この装置の作用は図7に示すとお
りであり、バーナ3、4の燃焼中にステップS1で庫内
温度Tを検出し、ステップS2でTを基準温度と比較し
てTが基準温度以上であればステップS3でガス電磁弁
31を閉じ、ステップS4で位置スイッチ38がONで
あればステップS1に戻り、OFFであればステップS5
で通電してモータ37を回転し、ステップS6で位置ス
イッチ38がONになるとステップS7で通電を停止さ
せてモータ37を止める。このときロック部材21はロ
ック位置となっている。また、ステップS2で庫内温度
Tが基準温度より低いときは、ステップS8で位置スイ
ッチ38がOFFのときは操作せず、ONのときはステ
ップS9で通電してモータ37を回転し、ステップS10
で位置スイッチ38の位置を検出してOFF位置になれ
ばステップS11で通電を停止し、カム36をロック解除
位置に置く。
りであり、バーナ3、4の燃焼中にステップS1で庫内
温度Tを検出し、ステップS2でTを基準温度と比較し
てTが基準温度以上であればステップS3でガス電磁弁
31を閉じ、ステップS4で位置スイッチ38がONで
あればステップS1に戻り、OFFであればステップS5
で通電してモータ37を回転し、ステップS6で位置ス
イッチ38がONになるとステップS7で通電を停止さ
せてモータ37を止める。このときロック部材21はロ
ック位置となっている。また、ステップS2で庫内温度
Tが基準温度より低いときは、ステップS8で位置スイ
ッチ38がOFFのときは操作せず、ONのときはステ
ップS9で通電してモータ37を回転し、ステップS10
で位置スイッチ38の位置を検出してOFF位置になれ
ばステップS11で通電を停止し、カム36をロック解除
位置に置く。
【0022】次に図8以下で前記ロック制御装置25又
は40を用いることなく扉をロックする装置を説明す
る。図8は第3実施例を示し、図8(a)において扉1
2の内面には形状記憶合金製で内方へ伸びるロック片4
5が取付けられている。該ロック片45は、焼成庫7内
が異常高温になったとき、図8(b)に示すように記憶
したフック状に変形して縁部8aの背面に係止され、扉
12をロックする。
は40を用いることなく扉をロックする装置を説明す
る。図8は第3実施例を示し、図8(a)において扉1
2の内面には形状記憶合金製で内方へ伸びるロック片4
5が取付けられている。該ロック片45は、焼成庫7内
が異常高温になったとき、図8(b)に示すように記憶
したフック状に変形して縁部8aの背面に係止され、扉
12をロックする。
【0023】図9〜10の第4実施例は、扉12と汁受
皿10が一体のものにおいて、汁受皿10の側面に密着
して、バイメタル製のロック片46がその後部46aで
固定されており、内底5の内側面にストッパ47が固定
されている。汁受皿10には通常水が満たされて低温に
保たれるが、水の入れ忘れ又は蒸発により水が存在しな
いときは、急速に昇温して内部に付着した油脂が発煙す
る。この昇温によりバイメタル製のロック片6は、図1
0に示すように外向きに変形してストッパ47と係合し
て汁受皿10の引出しを阻止し、これと一体の扉12を
ロックする。
皿10が一体のものにおいて、汁受皿10の側面に密着
して、バイメタル製のロック片46がその後部46aで
固定されており、内底5の内側面にストッパ47が固定
されている。汁受皿10には通常水が満たされて低温に
保たれるが、水の入れ忘れ又は蒸発により水が存在しな
いときは、急速に昇温して内部に付着した油脂が発煙す
る。この昇温によりバイメタル製のロック片6は、図1
0に示すように外向きに変形してストッパ47と係合し
て汁受皿10の引出しを阻止し、これと一体の扉12を
ロックする。
【0024】以上の各実施例で、その扉12と汁受皿1
0は一体とされているため、扉12側に設けたロック手
段を汁受皿10側に設けてもよく、汁受皿10側のロッ
ク手段を扉12側に設けてもよい。また、扉だけが回動
して開扉するものにあっても、前記の扉側及び汁受皿側
のロック手段をそのままその扉に用いることはもちろん
である。
0は一体とされているため、扉12側に設けたロック手
段を汁受皿10側に設けてもよく、汁受皿10側のロッ
ク手段を扉12側に設けてもよい。また、扉だけが回動
して開扉するものにあっても、前記の扉側及び汁受皿側
のロック手段をそのままその扉に用いることはもちろん
である。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、前記第
1の手段によれば、焼成庫内の異常高温により扉をロッ
クするから、調理者の開扉を阻止して大量の煙の発生及
び煙の調理室内への放出が防止できる効果を奏する。ま
た、前記第2の手段によれば、庫内の異常高温で変形し
て作用するロック片を用いたので、極めて簡単な構成で
第1の手段と同等の効果を奏することができる。更に、
前記第3の手段によれば、扉又は焼成庫の扉口にロック
手段がないため突出物がなく、ロック手段のないものと
同様の感覚で使用できる利点を有する。
1の手段によれば、焼成庫内の異常高温により扉をロッ
クするから、調理者の開扉を阻止して大量の煙の発生及
び煙の調理室内への放出が防止できる効果を奏する。ま
た、前記第2の手段によれば、庫内の異常高温で変形し
て作用するロック片を用いたので、極めて簡単な構成で
第1の手段と同等の効果を奏することができる。更に、
前記第3の手段によれば、扉又は焼成庫の扉口にロック
手段がないため突出物がなく、ロック手段のないものと
同様の感覚で使用できる利点を有する。
【図1】 第1実施例を用いた焼成器の縦断面図
【図2】 同実施例の制御回路のブロック図
【図3】 同上制御回路のフローチャート
【図4】 第2実施例の側面図
【図5】 同上作用説明図
【図6】 同上制御回路のブロック図
【図7】 同上制御回路のフローチャート
【図8】 第3実施例の縦断面図で、(a)は低温時、
(b)は高温時
(b)は高温時
【図9】 第4実施例の側面図
【図10】 同上平面図
【符号の説明】 1 焼成器 7 焼成庫 8 扉口 10 汁受皿 12 扉 13 パイロットバーナ 14 熱電対 15 サーミスタ 20、35 ロック装置 21 ロック部材 24 電磁石 24a ソレノイド 25、40 ロック制御装置 26 電磁弁制御装
置 36 カム 37 モータ 45、46 ロック片
置 36 カム 37 モータ 45、46 ロック片
Claims (3)
- 【請求項1】 調理物を出し入れする扉と、調理物を加
熱する熱源とを焼成庫に備える焼成器において、前記扉
の開放を阻止するロック部材と、焼成庫内温度を検出す
る温度検出器と、該温度検出器で異常高温を検出したと
き前記ロック部材をロック位置に作動するロック制御装
置とを備えることを特徴とする、焼成器の扉ロック装
置。 - 【請求項2】 調理物を出し入れする扉と、調理物を加
熱する熱源とを焼成庫に備える焼成器において、焼成庫
内の異常高温で変形して扉をロックするロック片を備え
ることを特徴とする、焼成器の扉ロック装置。 - 【請求項3】 扉と一体に汁受皿を備え、該汁受皿をロ
ックして扉をロックすることを特徴とする、請求項1又
は2の焼成器の扉ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8707092U JP2505155Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 焼成器の扉ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8707092U JP2505155Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 焼成器の扉ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648541U JPH0648541U (ja) | 1994-07-05 |
JP2505155Y2 true JP2505155Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
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1992
- 1992-12-18 JP JP8707092U patent/JP2505155Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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