JP2505107B2 - セラミック多層配線基板およびその製造法 - Google Patents

セラミック多層配線基板およびその製造法

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JP2505107B2 JP6011632A JP1163294A JP2505107B2 JP 2505107 B2 JP2505107 B2 JP 2505107B2 JP 6011632 A JP6011632 A JP 6011632A JP 1163294 A JP1163294 A JP 1163294A JP 2505107 B2 JP2505107 B2 JP 2505107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は民生用やコンピューター
用など電子工業に用いられる高密度セラミック多層配線
基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子機器類に使用する回路基板とし
て、セラミックを絶縁体として使用した配線基板が使用
されてきた。
【0003】その代表的なものとして、WやMoを配線
用導体として使用し、導体が酸化しないように還元雰囲
気で焼成する導体同時焼成セラミック多層配線基板があ
る。しかしながら、この基板は導体にWやMoを使用す
るので、導通抵抗が10〜20mΩ/□と高く、ハンダ
濡れ性を持たせるため金メッキをする必要があり、又、
酸化雰囲気で焼成する必要のある信頼性の高いRuO2
系やBi2Ru27系の抵抗を形成しようとすると導体
が酸化してしまうなどの問題があった。
【0004】最近、これらの問題を解決するためにA
g、Ag−Pd、Ag−Pt、Ag−Pd−Ptなどの
導通抵抗が小さく、酸化焼成が可能なAg系導体ペース
トを使用し、これらの導体材料の融点(900〜110
0℃)以下で焼成できるセラミック材料を絶縁体として
用いた導体同時焼成セラミック多層配線基板が開発され
ている。
【0005】又、Cu系導体も知られており、導通抵抗
が1.5〜3mΩ/□と小さく、また、耐マイグレーシ
ョン性や耐ハンダ食われ性が優れていて、表面導体には
最適である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記導体にAg系ペー
ストを用いた同時焼成セラミック多層配線基板の場合に
は、表面に形成される導体のAg等がマイグレーション
を生じ易く、絶縁不良やショートが発生したり、耐ハン
ダ食われ性があまり良くないという問題があった。ま
た、Ag等の耐マイグレーション性を向上するために、
例えばAg−Pd系のPd量が20%を越えると、導通
抵抗が例えば20〜30mΩ/□と大きくなり、結局、
導通抵抗、耐マイグレーション性、耐ハンダ食われ性な
どの特性を総てバランスよく保持する表面導体をAg系
材料より得ることは困難であった。
【0007】又、導体としてCu系ペーストを使用した
セラミック多層基板の場合、焼成温度が800〜110
0℃と低いので、セラミック絶縁体用原料、粉末の成形
用有機バインダーが、Cuを酸化させないために採用す
る中性雰囲気や還元雰囲気では、充分に飛散することが
困難で、カーボン化して絶縁不良を生じたりするので、
極めて長時間の脱バインダー工程が必要で、実用的とは
言えなかった。そして、信頼性の高い抵抗として広く知
られているRuO2系やBi2Ru27系の抵抗は、酸化
雰囲気焼成が必要であるから、Cuが酸化してしまうた
め用いることができなかった。
【0008】もし、グリーンシート表面に多層印刷され
た導体を有する多層基板と更にその表面に設けられた導
体を回路的に接合することができるならば、多層基板の
より一層の高密度化及び小型化を達成できるだけでな
く、汎用化しうる高密度セラミック多層配線基板と特定
用途化しうる表面配線部分から成る多層配線基板は回路
設計及び設計変更に適した商品性の高いものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたもので、その第1発明は、グリーンシ
ート上にセラミック絶縁ペーストと内層導体ペーストが
交互に多層印刷され酸化雰囲気下で同時焼成されたセラ
ミック同時焼成基板の表面に表層導体を有するセラミッ
ク多層配線基板において、該内層導体ペーストはAg系
材料をもって形成され、該表層導体は、Cu系導体ペー
ストを中性もしくは、還元雰囲気で焼成したCu系導体
で形成され、両者の導体が回路的に接合されてなること
を特徴とするセラミック多層配線基板である。
【0010】すなわち、本発明は外側の表面に導通抵抗
が小さく、耐マイグレーション性、耐ハンダ食われ性の
優れたCu系導体を使用し、内側の導体にはAg系のも
のを用いたものである。
【0011】第2発明はかかるセラミック多層配線基板
を製造する方法であって、グリーンシート上にセラミッ
ク絶縁ペーストとAg系内層導体ペーストを交互に多層
に印刷し、酸化雰囲気で同時焼成し、得られた焼成体の
表面に、該Ag系内層導体と回路的に接合するようCu
系導体ペーストよりなる配線パターンを形成し、中性も
しくは還元雰囲気において焼成することを特徴とするセ
ラミック多層配線基板の製造法である。
【0012】使用するセラミック絶縁体ペーストとして
は、Ag系導体ペーストの融点よりも低い温度で焼成で
きるものを使用する。例えばAg導体ペーストやPdお
よびPtの含有率の低いAg合金系導体ペーストを使用
する場合には、それらの多層に形成される金属の融点が
約900〜1200℃と低いので、800〜1100℃
で焼成できる材料を使用する必要があり、代表的なもの
としては、ホウケイ酸ガラスやさらに数種類の酸化物
(例えばMgO、CaO、Al23、PbO、K2O、
Na2O、ZnO、Li2Oなど)を含むガラス粉末とア
ルミナ、石英などのセラミック粉末の混合物を原料とす
るものや、コージエライト系、αスポジュメン系の結晶
化が生じるガラス粉末を原料とするものがある。
【0013】グリーンシート印刷積層法は、セラミック
絶縁体材料粉末をドクターブレード法により成形し、厚
み0.3〜2.0mm程度のグリーンシートを得る。こ
のグリーンシート上に、セラミック絶縁体ペーストと前
記Ag系の導体ペーストを交互に印刷し、多層配線パタ
ーンを得る。導体層間の接続には、0.2〜0.5mm
程度のビアホールにより行なう。基板と同時焼成により
抵抗を得る場合には、酸化雰囲気で焼成されるRu
2、Bi2Ru27系の抵抗を電極と共に表面および内
層部分に印刷しておく。そして同時焼成するがさらに必
要な場合には抵抗およびオーバーコートを印刷し、酸化
雰囲気で焼成する。
【0014】Cu系導体は、以上の方法で得られたセラ
ミック多層配線基板上にCu系導体ペーストを使用して
スクリーン印刷により配線パターンを形成した後、中性
もしくは還元雰囲気で焼成する。さらに必要な場合に
は、RuO2、Bi2Ru27系の抵抗およびオーバーコ
ートを印刷し、酸化雰囲気で焼成する。
【0015】このCu系導体ペーストの焼成は、500
〜1000℃の焼成温度で行われるが、その焼成温度が
Ag系の内蔵導体との共融温度より高い場合には、両方
の導体の接合面に焼成中液相が生じ、Ag成分がCu系
導体の表面に析出し耐マイグレーション性を悪くした
り、ブクやフクレが発生して信頼性が低下したりする。
よって通常はCu系導体材料の焼成温度はAg系導体と
の共融温度以下になるようにする。この場合には、低温
でもCu系導体が焼成できるように0.1〜1.0μm
平均粒径の微細なCu系粉末や0.1〜10μm程度の
広い粒度分布を持つCu系粉末が導体材料に使用され
る。
【0016】しかし、Cu系導体ペーストの多くは適性
焼成温度が850〜950℃にあり、上記共融温度より
も高い場合が多い。この場合で特に接合面の信頼性の高
いものが要求されるときは、両方の導体の接合面に他の
金属層を介在させる。この金属層に使用される金属は、
Ni、Cr、Ti、Pdのように、Cu導体ペーストの
焼成温度850〜950℃で両方の導体との間に液相を
生じないものが使用される。この金属層の形成はメッ
キ、蒸着、スパッタ法や通常の厚膜法による焼成により
行なう。
【0017】図2は本発明のグリーンシート印刷積層法
に対するグリーンシート積層法による基板の全体の構成
を示す概念図であり、抵抗体等の部品の配置としては本
発明のグリーンシート印刷積層法に対応している。図中
1はグリーンシートより形成されたセラミック絶縁体層
で、図の場合は4層により構成される。2はAg系内蔵
導体で3のスルーホール内にも充填して回路を形成して
いる。4は表面に形成したCu系導体で、5はハンダで
ある。6は抵抗体でオーバーコート7を有し、レーザー
トリミング8されている。図1からも明らかなように抵
抗体6は、グリーンシートに内蔵されてもよいし、表面
に形成されてもよく、又、内蔵と表面の両方に存在して
もよい。9はビアホール、10はシリコンチップ、11
は受動素子である。
【0018】図1は本発明のグリーンシート印刷積層法
による基板の構成を示す概念図で、図中12はグリーン
シートより形成されたセラミック絶縁体層で、19はA
g系内蔵導体で21のスルーホール内にも充填して回路
を形成している。22は更に表面に形成したCu系導体
である。図示されないが抵抗体はオーバーコートを有
し、レーザートリミングされている。抵抗体は、グリー
ンシートの表面に形成されてもよいし、更に表面に形成
されてもよく、又、表面と更に表面の両方に存在しても
よい。
【0019】
【実施例】実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明
する。なお、%はいずれも重量基準である。
【0020】実施例1 1450℃で溶融後、水中急冷し、さらに粉砕して作成
したCaO27.3%、Al234.5%、SiO2
9.1%、B239.1%の組成を持つ平均粒径3〜
3.5μmのガラス粉末60%と、平均粒径1.2μm
のアルミナ粉末40%よりなるセラミック絶縁体用混合
粉末に、溶剤(トルエン、キシレン、アルコール類)、
バインダー(アクリル樹脂)、可塑剤(DOP)を加
え、十分に混練して粘度2000〜40000cpsの
スラリーを作成し、通常のドクターブレード法を用いて
1.0mm厚のグリーンシートにした。図1に示すよう
にこのグリーンシート12を3cm角に切断した後、A
g90%、Pd10%の混合粉体にバインダー(エチル
セルローズ)と溶剤(テルピネオール)を加え十分混練
して作成した導体ペーストを使用してAg−Pd系配線
パターン19を印刷した。
【0021】さらに、その上に上記絶縁体用混合粉末に
バインダー(エチルセルローズ)と溶剤(テルピネオー
ル)を加え十分に混練して作成した絶縁ペーストを印刷
し絶縁層20とし、この絶縁層20上にAg−Pd系配
線パターン19を印刷する。
【0022】層間の導体接続は、絶縁層に形成したビア
ホール21にAg−Pd系導体を充填することによって
行なう。
【0023】以上を繰り返して多層配線構造とし、通常
の電気式ベルト炉を使用して900℃、20分ホールド
の条件で酸化雰囲気焼成する。焼成後のAg−Pd導体
の導通抵抗は10mΩ/□であった。
【0024】このようにして得られた基板表面に平均粒
径0.5μmのCu粉末100部にPb−SiO2−B2
3系のガラス粉末 5部を加えた混合粉末にバインダー
(エチルセルローズ)と溶剤(テルピネオール)とを混
合し、十分に混練して作成したCu導体ペーストを使用
してCu系配線パターン22を印刷した。Cu系導体と
内蔵Ag−Pd系導体との接合はビアホール21に充填
したCu系導体4によって行なった。
【0025】その後、750℃、10分ホールドの条件
で、通常の電気式ベルト炉を使用してN2雰囲気で焼成
した。
【0026】得られたCu導体の導通抵抗は2.4mΩ
/□と小さく、耐マイグレーション性、耐ハンダ食われ
性はAg−Pd導体よりも優れた特性を有していた。ま
た、内蔵Ag−Pd導体とビアホールに充填したCu導
体の接合面に液相が生じた様子は見られず、ブクやフク
レは発生しなかった。
【0027】実施例2 実施例1と同様の方法で、図1に示すようにAg系導体
19を内蔵した多層配線構造を持つ成形体を得た。この
成形体表面にAg80%、Pd20%の混合粉末にバイ
ンダー(エチルセルローズ)と溶剤(テルピネオール)
を添加し、充分混練して作成した導体ペーストを使用し
て、抵抗用電極を印刷した後、RuO2系の抵抗ペース
トを印刷した。使用したRuO2系抵抗ペーストはRu
2粉末25部とセラミック絶縁体混合粉末用のガラス
粉末60部とアルミナ粉末15部を混合した粉末に、バ
インダー(エチルセルローズ)と溶剤を添加し、十分に
混練して作成した。
【0028】こうして得た抵抗体上にセラミック絶縁体
用粉末にバインダー(エチルセルローズ)と溶剤(テル
ピネオール)を加え十分に混練して作成したオーバーコ
ートペーストを使用して、オーバーコート25を印刷し
た。
【0029】この抵抗を形成した面と反対の表面上に
は、グリーンシートに印刷したSiチップ実装時に使用
するワイヤボンディング用電極を、上記Ag−Pd導体
ペーストを使用して形成しておく。この電極は絶縁層内
に部分的に設けた導体を介して内蔵導体と接続される。
通常の電気式ベルト炉を使用して900℃、20分ホー
ルドの条件で酸化雰囲気同時焼成した。焼成後デュポン
社製Cu系ペースト6001を使用して、抵抗を回路に
接続する配線22や信号ライン用の配線を抵抗を有する
表面上に印刷し、通常の電気式ベルト炉を使用して60
0℃、10分の条件でN2雰囲気で焼成した。焼成後、
抵抗を有する面と反対面にSiチップを接合する電極や
信号ライン用の配線をデュポン社製Cuペースト600
1を使用して印刷後、上記同様の条件で焼成した。
【0030】焼成後、抵抗体のオーバーコートの厚みは
約10μmで、オーバーコートを通じてレーザートリミ
ングにより高精度に抵抗値を調整した。
【0031】得られた抵抗体の抵抗値は1kΩ/□であ
った。この抵抗値はRuO2粉末、ガラス粉末、アルミ
ナ粉末の割合を変化させることにより、10Ω/□〜1
MΩ/□の範囲で変化し、温度変化特性であるTCRは
±200ppm/℃以下の値を有していた。
【0032】実施例3 実施例2と同様の方法を用いて酸化雰囲気焼成でAg系
導体内蔵の抵抗付多層配線基板を得た。ただし内蔵導体
にはAg−Pd導体を使用し、Siチップのワイヤボン
ディング用電極は形成しなかった。
【0033】酸化雰囲気焼成後、無電解メッキにより、
スルーホールに充填されたAg90%、Pd10%導体
の表面露出部およびオーバーコートより露出している抵
抗用電極用のAg80%Pd20%電極部分にNi金属
層を形成した。更にNi金属上に同様の方法でCuメッ
キを行なった。
【0034】メッキ処理後、デュポン社製9153Cu
導体ペーストを使用して抵抗を回路に接続する配線29
や信号ライン用の配線を印刷した。印刷後、通常の電気
式ベルト炉を使用して900℃、10分の条件でN2
囲気で焼成した。
【0035】焼成後、Cu系導体とNiおよびNiと内
蔵導体の間に液相が生じた様子はなく、ブクやフクレは
発生しなかった。抵抗体の抵抗は10Ω/□〜1MΩ/
□の値を示し、温度変化特性であるTCRは±200p
pm/℃以下の値を有していた。表面のCu導体の導通
抵抗は1.8mΩ/□と小さく、耐マイグレーション性
に優れており、耐ハンダ食われ性も、260℃に保たれ
た溶融共晶ハンダに5秒浸漬した場合、10回浸漬までは
全くハンダ食われは発生しなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、多層配線基板全体とし
てみた場合に、数十層にもおよぶ多数層を、少ない焼成
回数で、しかも、外側の表面に導通抵抗が小さく耐マイ
グレーション性、耐ハンダ食われ性の優れたCu系導体
を有し、内側には導通抵抗が小さく、酸化焼成が可能な
Ag系の導体を内層に有する多層配線基板が提供され
る。そして、信頼性の高いRuO2、Bi2Ru27系の
抵抗を一体化して設けることができる。
【0037】又、本発明によれば、汎用化しうる高密度
セラミック多層配線基板部分と特定用途化しうる外側の
表層配線部分からなるため、回路設計及び設計変更に適
した多層配線基板およびその製造法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図、
【図2】グリーンシート積層法による多層回路基板の概
念図。
【符号の説明】
1 セラミック絶縁体層 2 Ag系内蔵導体 3 スルーホール 4 Cu系導体 5 ハンダ 6 抵抗体 7 オーバーコート 8 レーザートリミング 9 ビアホール 10 シリコンチップ 11 受動素子 14 Ag導体 19 Ag−Pd配線パターン 20 絶縁層 21 ビアホール 22 Cu系配線パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−260465(JP,A) 特開 昭60−36363(JP,A) 特開 昭60−167489(JP,A) 特公 昭57−6257(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーンシート上にセラミック絶縁ペー
    ストと内層導体ペーストが交互に多層印刷され酸化雰囲
    気下で同時焼成されたセラミック同時焼成基板の表面に
    表層導体を有するセラミック多層配線基板において、該
    内層導体ペーストはAg系材料をもって形成され、該表
    層導体は、Cu系導体ペーストを中性もしくは、還元雰
    囲気で焼成したCu系導体で形成され、両者の導体が回
    路的に接合されてなることを特徴とするセラミック多層
    配線基板。
  2. 【請求項2】 グリーンシート上にセラミック絶縁ペー
    ストとAg系内層導体ペーストを交互に多層印刷し、酸
    化雰囲気で同時焼成し、得られた焼成体の表面に、該A
    g系内層導体と回路的に接合するようCu系導体ペース
    トよりなる配線パターンを形成し、中性もしくは還元雰
    囲気において焼成することを特徴とするセラミック多層
    配線基板の製造法。
  3. 【請求項3】 Cu系導体ペーストよりなる配線パター
    ンを形成後、中性もしくは還元雰囲気での焼成は、Ag
    系導体とCu系導体の共融温度以下の温度で行なう請求
    項2記載のセラミック多層配線基板の製造法。
  4. 【請求項4】 Cu系導体ペーストよりなる配線パター
    ンを形成後、中性もしくは還元雰囲気で焼成するに当
    り、Ag系内層導体ペーストとCu系導体ペーストとの
    間に別の金属層を介在せしめてなる請求項2記載のセラ
    ミック多層配線基板の製造法。
  5. 【請求項5】 Cu系導体ペーストよりなる配線パター
    ンを形成する以前に、回路に接合する抵抗を酸化雰囲気
    で焼成する請求項2又は3記載のセラミック多層配線基
    板の製造法。
  6. 【請求項6】 Ag系内層導体ペーストとCu系導体ペ
    ーストとの間に別の金属層を介在せしめる以前に回路に
    接合する抵抗を酸化雰囲気で焼成する請求項4記載のセ
    ラミック多層配線基板の製造法。
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JPS60260465A (ja) * 1984-06-01 1985-12-23 鳴海製陶株式会社 低温焼成セラミツクス

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