JP2505081Y2 - 工作機械用集塵フ―ド装置 - Google Patents

工作機械用集塵フ―ド装置

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JP2505081Y2
JP2505081Y2 JP1992022778U JP2277892U JP2505081Y2 JP 2505081 Y2 JP2505081 Y2 JP 2505081Y2 JP 1992022778 U JP1992022778 U JP 1992022778U JP 2277892 U JP2277892 U JP 2277892U JP 2505081 Y2 JP2505081 Y2 JP 2505081Y2
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hood
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Inventor
幸夫 田村
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械の切削作業等
により発生する切粉や粉塵或いは浮遊するオイルミスト
等を吸引する工作機械用集塵フード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械の切削作業等により発
生する切粉や粉塵或いは浮遊するオイルミストは、作業
環境を悪化させ、かかる作業環境下でのオペレータの健
康に多大な影響を与えることから、近年、集塵機または
オイルミストコレクター等の装置を工作機械の近くに設
置する例が多くなっている。
【0003】例えば、図4に示すように、工作機械10
1の前方には、ワークを位置決めするための加工台10
2が置かれ、その工作機械101の主軸頭101A及び
加工台102の付近の空間を覆うようにフルカバー10
3が設置されている。フルカバー103の天井103A
にはフード104が取り付けられ、このフード104は
フレキシブルホース105を介して集塵機106または
オイルミストコレクタに接続されている。
【0004】なお、図中、107はクーラントタンク、
108はクーラント切粉排出口を示す。しかして、工作
機械101の切削作業等により発生する切粉や粉塵或い
は浮遊するオイルミストは、フード104に集めて吸い
込まれ、フレキシブルホース105を介して集塵機10
6内に吸引される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の工作
機械用集塵フード装置にあっては、フルカバー103の
天井103Aに取り付けられたフード104は、加工物
から離れているため、加工物の切削作業等で生じる切粉
や粉塵或いはオイルミスト等に対して吸引力が弱く、吸
引効率が低かった。
【0006】そのため、依然として加工物の周辺に切粉
や粉塵が飛散し、オイルミスト等が浮遊するという問題
があった。また、フルカバー103は、加工台102を
も覆っており、空間を占有する容積が大きいという問題
があった。
【0007】本考案は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、工作機械の切削作業等に
より発生する切粉や粉塵或いはオイルミスト等の吸引効
率を高くすることができる工作機械用集塵フード装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、工作機械の主
軸頭の側面には、一対のロッドガイドが、その軸方向を
主軸頭の軸方向に平行にして所定の距離を隔て固定して
取り付けられ、各ロッドガイドにはそれぞれロッドバー
が主軸頭の軸方向に沿って移動するように装着され、各
ロッドガイドには、それらに橋渡した取付プレートが固
定され、取付プレートには、主軸頭の軸方向に沿って移
動させるロッドを有する流体圧シリンダが固定され、流
体圧シリンダのロッドの前端は、各ロッドバーの一端に
固定して取り付けたフード支持板に固定され、フード支
持板には、前記主軸頭,ロッドバー及び流体圧シリンダ
を包囲し且つロッドの前進時工具を覆って前端の開口が
加工物付近に位置する筒状フードの一側が支持され、筒
状フードの側面に形成した孔部にホースの一端が連結さ
れ、ホースの他端に吸引手段が連結されていることを特
徴とする。
【0009】
【作用】本考案においては、直線移動手段の操作で、そ
の移動部が前進または後退し、前進位置または後退位置
で停止する。
【0010】この移動部の前進または後退により、これ
に一体の筒状フードは、前進または後退し、該筒状フー
ドの前端の開口が加工物付近に位置する前進位置または
後退位置で停止する。
【0011】筒状フードが前進位置にある時は、筒状フ
ードは主軸に装着した工具の周りの空間を覆い、例え
ば、加工物付近の空間で円周方向へ飛散しようとする切
粉や粉塵或いはオイルミスト等は、吸引手段により筒状
フードの前端の開口から筒状フード内に吸引され、さら
に、筒状フードからホースに導かれる。
【0012】筒状フードが後退位置にある時は、筒状フ
ードは、主軸頭の外周位置に収納された状態で待機す
る。
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図3により本考案の実施例
について説明する。図において、符号1は工作機械の主
軸頭で、主軸頭1の側面には、エアーシリンダ2からな
流体圧シリンダが固定して取り付けられている。主軸
頭1内の主軸1Sには例えば加工物Wをフライス加工す
るための工具3が装着されている。エアーシリンダ2の
取付け構造を詳しく述べると、主軸頭1の側面には、短
円筒状ブロックに構成される一対のロッドガイド4,4
が、その軸方向を主軸頭1の軸方向に平行にして所定の
距離を隔て固定して取り付けられている。各ロッドガイ
ド4,4にはそれぞれロッドバー5が主軸頭1の軸方向
に沿って移動するように装着されている。ロッドガイド
4,4の前端には、取付プレート6が固定して垂直方向
に橋渡しされている。エアーシリンダ2は、主軸頭1の
軸方向に沿って前後進・停止するロッド2Aからなる移
動部を有し、このロッド2Aの前端は、ロッドバー5,
5の端に縦状態で固定して取り付けたフード支持板7
に固定されている。フード支持板7には、円筒状フード
(筒状フード)8の一側が支持され、その長さは主軸頭
1と略等しくなっており、アクリル製の覗き窓8Cが設
けられている。これにより、塵等の吸引状態が目視確認
される。
【0014】また、エアーシリンダ2のシリンダ本体2
Bの前後端には配管9A,9Bの一端がそれぞれ接続さ
れ、配管9A,9Bの他端は、主軸頭1の前面壁1Aに
固定した結合ブロック10の接続ポート10A,10B
に接続されている。接続ポート10A,10Bは、主軸
頭1の内部のエアー通路に連通している。
【0015】円筒状フード8の前端側の下面に突出して
形成した吸引室8Aにフレキシブルホース11(ホー
ス)の一端が連結され、このフレキシブルホース11の
他端は、集塵機やオイルミストコレクタからなる吸引手
段に連結されている。
【0016】しかして、本実施例においては、エアーシ
リンダ2を操作すると、そのロッド2Aが前進または後
退し、前進位置または後退位置で停止する。なお、この
時、ロッド2Aと一体のロッドバー5がロッドガイド
4,4により案内される。
【0017】ロッド2Aが、主軸頭1の軸方向に沿って
前進または後退することにより、ロッド2Aにフード支
持板7を介して一体の円筒状フード8は、前進または後
退し、円筒状フード8の前端の開口8Bが加工物W付近
に位置する前進位置、または円筒状フード8が主軸頭1
の外周位置に収納された状態の後退位置で停止する。
【0018】円筒状フード8が前進位置にある時は、円
筒状フード8は主軸1Sに装着した工具3の周りを覆
い、例えば、工作機械の切削作業等で加工物W付近の空
間で円周方向へ飛散しようとする切粉や粉塵或いはオイ
ルミスト等が、吸引手段により円筒状フード8の前端の
開口8Bから円筒状フード8内に吸引され、さらに、円
筒状フード8からその吸引室8Aを介してフレキシブル
ホース11に導かれる。なお、上述のオイルミストは、
主軸頭1の前面壁1Aに設けられたクーラントノズルよ
り吐き出されるクーラント液が、切削に供された後、ミ
スト状になったものである。
【0019】一方、円筒状フード8が後退位置にある時
は、円筒状フード8は、主軸頭1の外周のほぼ全長を囲
むようにされた状態に収納され、自動工具交換の際、工
具交換装置のチェンジャーアームを支持するチェンジ本
体の突出部12(図1には一部のみ図示)が円筒状フー
ド8の移動経路内に突出して来ても、それとの干渉を避
けるようにしている。
【0020】ここで、円筒状フード8の移動距離を決め
るに当たっては、使用される工具3の長さが一定に限定
され、且つ、どのような切削工程でも治具及び加工物W
と円筒状フード8との干渉がない場合には、一定のスト
ロークに設定される。
【0021】また、交換される工具3の長さが多種類の
場合には、円筒状フード8のストロークを可変にする必
要があるが、その場合には、自動多点位置決め機構を備
えたエアーシリンダの採用や制御回路の使用により対応
される。
【0022】以上の如き構成によれば、円筒状フード8
の前端の開口8Bが加工物W付近に位置しているので、
特に、加工物W付近の空間で円周方向へ飛散しようとす
る切粉や粉塵或いはオイルミスト等を吸引手段により効
率良く円筒状フード8内に吸引することができ、吸引効
率を高くすることができる。従って、加工物Wの周辺に
切粉や粉塵の飛散を防止し、また、オイルミスト等の浮
遊を防止することができる。
【0023】また、円筒状フード8は、該円筒状フード
8の外の切粉や粉塵或いはオイルミスト等を円筒状フー
ド8内に吸引することができ、後退した時主軸頭1の外
周位置に収納された状態で待機するとともに、前進した
時主軸1Sに装着した工具3の周りの空間を覆うように
移動・停止自在に構成されているので、円筒状フード8
により閉鎖された比較的小さな容積の中で切粉や粉塵を
効率良く吸引することができる。その結果、工作機械付
近の空間を他の用途に有効利用することができる。
【0024】なお、本実施例においては、直線移動手段
の例として、エアーシリンダ2をあげているが、これに
限定されることなく、例えば、電動モータにより作動す
るラックアンドピニオン機構を利用することもできる。
【0025】また、本実施例においては、直線移動手段
としてのエアーシリンダ2は、主軸頭1の側面に固定し
て取り付けられているが、取付け部はかかる部位に限定
されることはなく、例えば、工作機械の別の場所に設置
した支持部材に取り付けることもできる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
筒状フードの前端の開口が加工物付近に位置しているの
で、特に、加工物付近の空間で円周方向へ飛散しようと
する切粉や粉塵或いはオイルミスト等を吸引手段により
効率良く筒状フード内に吸引することができ、吸引効率
を高くすることができる。従って、加工物の周辺での切
粉や粉塵の飛散を防止し、また、オイルミスト等の浮遊
を防止することができる。
【0027】また、筒状フードは、該筒状フードの外の
切粉や粉塵或いはオイルミスト等を筒状フード内に吸引
することができ、後退した時主軸頭の外周位置に収納さ
れた状態で待機するとともに、前進した時主軸に装着し
た工具の周りの空間を覆うように移動・停止自在に構成
されているので、閉鎖された比較的小さな容積の中で直
接的に切粉や粉塵及びミスト等を効率良く吸引すること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる工作機械用集塵フード
装置の平面図である。
【図2】同工作機械用集塵フード装置の側面図である。
【図3】同工作機械用集塵フード装置の正面図である。
【図4】従来における工作機械用集塵フード装置の斜視
図である。
【符号の説明】
1 主軸頭 2 エアーシリンダ 2A ロッド 8 円筒状フード 8B 開口 11 フレキシブルチューブ W 加工物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸頭の側面には、一対のロ
    ッドガイドが、その軸方向を主軸頭の軸方向に平行にし
    て所定の距離を隔て固定して取り付けられ、 各ロッドガイドにはそれぞれロッドバーが主軸頭の軸方
    向に沿って移動するように装着され、 各ロッドガイドには、それらに橋渡した取付プレートが
    固定され、 取付プレートには、主軸頭の軸方向に沿って移動させる
    ロッドを有する流体圧シリンダが固定され、 流体圧シリンダのロッドの前端は、各ロッドバーの一端
    に固定して取り付けたフード支持板に固定され、 フード支持板には、前記主軸頭,ロッドバー及び流体圧
    シリンダを包囲し且つロッドの前進時工具を覆って前端
    の開口が加工物付近に位置する筒状フードの一側が支持
    され、 筒状フードの側面に形成した孔部にホースの一端が連結
    され、 ホースの他端に吸引手段が連結されている ことを特徴と
    する工作機械用集塵フード装置。
JP1992022778U 1992-04-10 1992-04-10 工作機械用集塵フ―ド装置 Expired - Lifetime JP2505081Y2 (ja)

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JPH0580642U JPH0580642U (ja) 1993-11-02
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JP6078363B2 (ja) * 2013-01-31 2017-02-08 Dmg森精機株式会社 工作機械の吸引装置

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