JP2504603Y2 - 液体吐出容器 - Google Patents

液体吐出容器

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JP2504603Y2
JP2504603Y2 JP3755590U JP3755590U JP2504603Y2 JP 2504603 Y2 JP2504603 Y2 JP 2504603Y2 JP 3755590 U JP3755590 U JP 3755590U JP 3755590 U JP3755590 U JP 3755590U JP 2504603 Y2 JP2504603 Y2 JP 2504603Y2
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liquid
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liquid discharge
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器内の液体を吐出する液体吐出容器、詳
しくは、該容器内のすべての液体の吐出が完了する前
に、すべての液体の吐出完了が近いことを使用者に警報
し得るようにした液体吐出容器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、シャンプー、リンス又はその他の家庭用洗
浄剤等の液体収容容器として、容器内の液体を定量的に
吐出させる機能を有する液体吐出容器が汎用されてい
る。この液体吐出容器は、液体を収容する容器の口部に
液体吐出装置を装着したものであり、該液体吐出装置は
ピストン機構を内蔵したポンプ部、液を外部へ吐出する
吐出ヘッド及び液をポンプ部へ吸入する吸い上げパイプ
から構成されている(第5図参照)。
上記吸い上げパイプの長さは、上記容器の底面に到達
するように調整され、その下端部は液体の吸い込み空間
をつくるために、斜め(第2図(a)参照)または鞍状
(第2図(b)参照)などの形状に切断加工されてお
り、液体が容器内になお多量に存在している間は、液体
は上記吸い込み空間を通じて吸い込みパイプ内に吸い込
まれていくが、容器内の液体の量が減少し、すべての液
体の吐出が完了する前の状態(液切れに近い状態)にな
ると、上記空間の一部は空気中へ露出して空気を吸い込
むようになり、液体の吸い上げは停止するに至る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したような従来の液体吐出容器では、容器が透明
または一部透明などの場合は、内部の液体残量を容易に
確認し得るので問題ないが、容器が不透明の場合は、内
部の液体残量を確認できず、液体残量が殆ど無くなり液
体の吐出が停止して始めて液体残量が無くなったことが
判るため、使用中に不意に液切れを生じるという不都合
があった。
従って、本考案の目的は、液切れが生じる前に、液切
れが近いことを使用者に警報し得るようにして前記の不
都合を回避した液体吐出容器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、容器の口部に液体吐出装置が装着されてお
り、該液体吐出装置の吐出ヘッドの頭部を上下させるこ
とにより、該容器内の液体を、該容器の底面近傍に位置
する吸い上げパイプの下端部の開口から吸い上げて吐出
させるようになした液体吐出容器において、上記吸い上
げパイプの下端部の近傍位置で且つ上記容器の底面との
間に少量の液体を収容し得る位置に細孔を設けたことを
特徴とする液体吐出容器を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
〔作用〕
本考案の液体吐出容器によれば、液体の残量が減少し
液体レベルが細孔まで低下すると、液体吐出容器の使用
時に、吸い上げパイプの下端部の開口から液体を吸い込
むと同時に細孔からも微量の空気を吸い込むため、液体
は部分的に泡を含んだ変化した状態で吐出ヘッドから吐
出され、斯る状態から液切れが近いことが容易に確認さ
れる。一方、上記状態下においても、細孔から吸い込ま
れる空気量は微量であるため、パイプの下端部の開口か
ら吸い込まれる液体量に大幅な減少はなく、液体の吐出
は実用上差し支えない程度に続行される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の液体吐出容器の一実施例を一部断面
して示す正面図、第2図(a)は第1図に示す実施例の
要部を拡大して示す正面図、同図(b)は別の実施例の
要部を示す第2図(a)相当図、第3図及び第4図はそ
れぞれ第1図に示す実施例の使用状態を一部断面して示
すもので、第3図は液面レベルが吸い上げパイプの細孔
の位置まで低下した時の液体の吐出状態を示す正面図、
第4図は液面レベルが吸い上げパイプの下端部の開口に
到達した時の吐出状態を示す正面図、第5図は従来の液
体吐出容器を一部断面して示す正面図である。
本実施例の液体吐出容器は、容器1の口部に螺合キャ
ップ10により液体吐出装置を装着したもので、該液体吐
出装置は、ポンプ部2、吐出ヘッド3及び吸い上げパイ
プ4からなり、該パイプ4の下端部9が容器1の底面
1′に接して配されており、これらの構造は全て第5図
に示す従来の液体吐出容器と変わらない。
而して、本考案の液体吐出容器においては、上記吸い
上げパイプ4の下端部9の開口9′から少し上方の吸い
上げパイプ4の側面に細孔5が設けられている。即ち、
細孔5は、吸い上げパイプ4に、その下端部9の近傍位
置で且つ上記容器1の底面1′との間に少量の液体6を
収容し得る位置に設けられている。
上記細孔5の形状は、実施例に示した如く円形に限ら
れるものではなく、矩形状、楕円状等いずれでも良く、
また、細孔5の適当な大きさは、液体6の粘度、ポンプ
部2の容量、吸い上げパイプ4の内径等により異なる
が、吸い上げパイプ4の内径が5〜10mmの場合、一般的
には直径0.5〜1.5mmが適当である。上記直径が0.5mmよ
りも小さいと、細孔5からの空気の吸い込み量が少な過
ぎるため、吐出液体の状態の変化の程度が小さく、液面
低下を警報するに充分な検知サインが発生し難く、ま
た、該直径が1.5mmよりも大きいと、細孔5からの空気
の吸い込み量が大き過ぎて、吸い上げパイプ4の下端部
9の開口9′からの液体6の吸い込みが不能になり易
く、液体6の吐出を停止させてしまう惧れがあるので不
適当である。また、細孔5を設ける位置は、前述の如く
少量の液体6を収容し得る位置であれば良いが、具体的
には容器1の底面1′から5〜10mm上方の位置が好まし
い。
上記構成からなる本考案の液体吐出容器は、従来の液
体吐出容器と同様に、容器1に液体6を収容し、吐出ヘ
ッド3の頭部7を押圧すると、頭部7の位置が下がり、
ポンプ部2及び吐出ヘッド3に蓄えられていた液体6は
吐出ヘッド3の先端8から吐出される。その後、頭部7
はポンプ部2の中のスプリングの力で自動的に上へ押上
られるが、その際、容器1内の液体6は吸い上げパイプ
4を通じてポンプ部2及び吐出ヘッド3の中へ吸引され
る。この操作が繰り返されて、容器1内の液体6はポン
プ部2の容量に相当する液量だけ吐出ヘッド3の先端8
から吐出される。
そして、容器1内の液体6の残量が減少し液面レベル
が吸い上げパイプ4の細孔5の位置まで低下すると、第
3図に示す如く、細孔5から少量の空気を吸い込み始
め、この空気は吸い上げパイプ4の下端部9の開口9′
から吸い込まれた液体6と合体してポンプ部2へ送り込
まれる。空気と合体した液体6はポンプ部2で加圧され
て吐出ヘッド3の先端8から吐出されるが、吐出液は第
3図に示す如く空気を含んで膨張した泡となり、その結
果、容器1内の液面が上記細孔5の位置まで低下したこ
とを容易に確認し得る。また、この細、上記細孔5から
の空気の吸入により、吸い上げパイプ4の下端9の開口
9′からの液体6の吸入量は多少減少するが、細孔5か
らの空気の吸入量が僅かなため、液体6の吸入差が大幅
に減少することはなく、実用上差し支えない程度の液体
6の吐出は続けられる。最後に、液面が吸い込みパイプ
4の下端部9の開口9′まで低下すると、大量の空気を
吸い込むため液体6の吸い込みは、第4図に示す如く停
止してしまう。
尚、本考案の液体吐出容器を構成する各部材の形成材
料は、特に制限されないが、価格及び加工性の面からみ
ると、容器1としては通常のブロー成形によるプラスチ
ック成形品が、ポンプ部2としては通常の射出成形によ
るプラスチック成形品と金属加工品を組み合わせたもの
が、吐出ヘッド3としては通常の射出成形によるプラス
チック成形品が望ましく、また、吸い上げパイプ4とし
ては液体の性状にもよるが、通常の押出成形によるプラ
スチック成形品で良く、材質はポリエチレン、ポリプロ
ピレンまたはポリ塩化ビニル等の通常品で差し支えな
い。次に、本考案の液体吐出容器の具体的な実施例を上
げてその効果について説明する。尚、下記実施例の液体
吐出容器の構造は何れも第1図に示すものと同様であ
る。
実施例1 ポンプ部2の容量3cc/ストローク、吸い上げパイプ4
の内径9.9mmの液体吐出容器において、吸い上げパイプ
4に、第2図(a)に示す長さaが10mmとなる位置に直
径1.5mmの円形の細孔5を設けた。
上記液体吐出容器の容器1に液体粘度が6000cpの液体
6を収容した。この場合、容器1内の液面が細孔5の位
置まで低下すると、使用時に該細孔5から空気を吸い始
め、そのため、吐出液量は2.5cc/ストロークまで減少し
たが、液体の吐出は順調に続けられた。この間、吐出さ
れた液体は、第3図に示す如く、泡を含んだ膨張状態を
示し、液面が上記細孔5のレベルまで低下したことを確
認できた。このような吐出液体の状態は、液面のレベル
が吸い上げパイプ4の下端部9の開口9′に到達するま
で続いた。
実施例2 ポンプ部2の容量3cc/ストローク、吸い上げパイプ4
の内径5.0mmの液体吐出容器において、吸い上げパイプ
4に、第2図(b)に示す長さbが5mmとなる位置に直
径0.5mmの円形の細孔5を設けた。
上記液体吐出容器の容器1に液体粘度が500cpの液体
6を収容した。この場合、容器1内の液面が細孔5の位
置まで低下すると、使用時に該細孔5から空気を吸い始
め、そのため、吐出液量は2.0cc/ストロークまで減少し
たが、液体の吐出は順調に続けられた。この間、吐出さ
れた液体は、第3図に示す如く、泡を含んだ膨張状態を
示し、液面が上記細孔5のレベルまで低下したことを確
認できた。このような吐出液体の状態は、液面のレベル
が吸い上げパイプ4の下端部9の開口9′に到達するま
で続いた。
〔考案の効果〕
本考案の液体吐出容器は、液切れが生じる前に、液切
れが近いことを使用者に警報して、不意の液切れによる
不都合を回避し得るもので、特別の部品又は装置を組み
込むことなく簡単に構成できること等の相俟ち実用的価
値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の液体吐出容器の一実施例を一部断面し
て示す正面図、第2図(a)は第1図に示す実施例の要
部を拡大して示す正面図、同図(b)は別の実施例の要
部を示す第2図(a)相当図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ第1図に示す実施例の使用状態を一部断面して示す
もので、第3図は液面レベルが吸い上げパイプの細孔の
位置まで低下した時の液体の吐出状態を示す正面図、第
4図は液面レベルが吸い上げパイプの下端部の開口に到
達した時の吐出状態を示す正面図、第5図は従来の液体
吐出容器を一部断面して示す正面図である。 1;容器、2;ポンプ部 3;吐出ヘッド、4;吸い上げパイプ 5;細孔、6;液体 9;下端部、9′;開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の口部に液体吐出装置が装着されてお
    り、該液体吐出装置の吐出ヘッドの頭部を上下させるこ
    とにより、該容器内の液体を、該容器の底面近傍に位置
    する吸い上げパイプの下端部の開口から吸い上げて吐出
    させるようになした液体吐出容器において、上記吸い上
    げパイプの下端部の近傍位置で且つ上記容器の底面との
    間に少量の液体を収容し得る位置に細孔を設けたことを
    特徴とする液体吐出容器。
JP3755590U 1990-04-06 1990-04-06 液体吐出容器 Expired - Lifetime JP2504603Y2 (ja)

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JPH03128450U JPH03128450U (ja) 1991-12-25
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