JP2504488Y2 - 絶縁シ―ト緊束具 - Google Patents

絶縁シ―ト緊束具

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JP2504488Y2
JP2504488Y2 JP1354190U JP1354190U JP2504488Y2 JP 2504488 Y2 JP2504488 Y2 JP 2504488Y2 JP 1354190 U JP1354190 U JP 1354190U JP 1354190 U JP1354190 U JP 1354190U JP 2504488 Y2 JP2504488 Y2 JP 2504488Y2
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詠作 島野
一夫 荒井
直樹 帆足
和彦 東
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、配電設備の充電部を覆いこれを絶縁するシ
ートを緊束するための緊束具に関する。
[従来の技術] 第7図に示す電柱上の配電設備50の補修工事等を行う
際には、停電を避けるために、通電状態すなわち配電設
備に電流を通した状態での工事、いわゆる活線作業を行
うことを余儀なくされる。
したがって、作業者は、配電設備の充電部51〜57に触
れることによる感電事故を防止するために、絶縁材料製
の保護具を着用する。
保護具の着用は有効な打ではあるが、作業者を感電事
故からより確実に防護するために、充電部に絶縁シート
60を巻きつけることが行われている(第7図の充電部5
3,54を参照)。
充電部に巻き付ける絶縁シート60は、柔軟性のある素
材、例えばゴムあるいはEVAなど合成樹脂、から形成さ
れている。
絶縁シート60は、第8図に示すように充電部に巻き付
けられ、その後第9図に示すゴム紐61によって緊束/固
定される。
このゴム紐は、その両端に輪状部62を有する紐部63
と、各々の輪状部に連結されたフック65,66とから構成
されている。
このようなゴム紐を用いて絶縁シートを充電部に固定
するには、充電部を覆った絶縁シート60の周りにゴム紐
61に張力を加えながら巻き付けこのゴム紐の弾性力によ
って緊束固定するのである。
更に詳細に説明すれば、第9図に示したゴム紐61を第
8図に示す絶縁シートの一端部において1巻きした後に
フック65を紐部63に引っ掛けて固定し、その後絶縁シー
トの他端部に向かってグルグルと巻き、他端部付近にお
いて他方のフック66に引っ掛けて固定するのである。
このような従来技術のゴム紐は、絶縁シートによって
充電部を単に覆うのには適する。しかしながら、実際の
作業においては、充電部を一旦絶縁シートで覆った後
に、必要に応じて絶縁シートの一方あるいは両方の端部
を緩めて結線部を露出させ、この結線部に所定の作業を
加えるる必要がある。このような場合には、ゴム紐は絶
縁シートの両端部においてのみ掛止されているために、
ゴム紐の一端部のフックを外すとゴム紐の弾性力により
ゴム紐全体が解け、したがって絶縁シートの緊束が解か
れてしまい、実質上絶縁シートの役割を果たさなくな
る。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、上述の如き従来技術の欠点を解消し、一端
部あるいは両端部の掛止を開放してもその全体の緊束状
態が解けることのない絶縁シート緊束具を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本願考案においては、絶
縁シート緊束具を、開口を有する伸縮自在な環状部と、
この環状部に連結される係止具と、前記環状部の両端か
ら延びる伸縮自在な延伸部と、これら延伸部のそれぞれ
の先端付近に連結される係止具と、から構成している。
必要に応じて、前記環状部には、この環状部に連結さ
れる前記係止具を所定の位置に固定するための移動防止
手段を設けることができる。
前記移動防止手段は、前記環状部の内周に沿って設け
られた櫛歯状の部分から構成することができる。
前記移動防止手段は、前記環状部に設けられる複数の
孔から形成することができる。
前記係止具の形状はS字形状とすることができる。
[作用] 充電部に巻き付けた絶縁シートの中央部付近におい
て、上記緊束具の環状部を引き伸ばしながら絶縁シート
の周りで巻き、この環状部に連結される係止具により環
状部を絶縁シートの周りで固定する。次に環状部の一端
部から伸びる一方の延伸部を環状部から離れる方向へグ
ルグルと巻き、絶縁シートの端部付近で係止具により固
定する。更に、環状部の他端部から伸びる他方の延伸部
も同様にして絶縁シートの他端部付近で固定する。
このように固定された緊束具は、絶縁シートの両端部
のみならず、その中央部付近においても緊束されている
ために、緊束具の一方あるいは両方の端部を解いてもそ
の全体が解けることはない。
[考案の効果] 上述の作用により、本考案の緊束具を用いると、充電
部の全体を一旦絶縁シートで覆いこれを緊束具により緊
束固定した後に、必要に応じて絶縁シートの一方あるい
は他方の端部を露出して所定の作業を行うことができ、
この際、緊束具はその中央部付近においても掛止されて
いるのでその全体が解けることはなく、したがって、安
全な活線工事を行うことが可能となる。
[実施例] 第1図には本考案の緊束具1が示されており、この緊
束具は、開口3を有する環状部5と、この環状部の両端
から互いに反対方向に伸びる一対の延伸部7,8とを備え
ている。環状部は開口3を画成する一対の環状部材4,6
を備えている。
これら環状部および延伸部は共に伸縮自在な材料から
形成されている。
延伸部7,8のそれぞれの先端には輪状部9,10が形成さ
れ、これら輪状部の中にS字状の係止具11,12が連結さ
れている。
開口3を有する環状部5にも上記係止具11,12と同様
の係止具13,14が連結されている。これら係止具11,12,1
3,14は総て剛性の材料から形成される。
次に第2図乃至第4図を参照して、本考案の緊束具を
用いて充電部の絶縁シートを固定する手順を説明する。
充電部20に巻き付けられた絶縁シート21の中央部付近
に第1図の緊束具1を第2図に示すように位置させる。
次に第3図に示すように環状部材4に連結されている
係止具13,14を引っ張りながら充電部の軸線の周りを巻
き、反対側の環状部材6に係止具を連結する。(第3図
には、この図において環状部材4が絶縁シートの裏側を
回って表側に出、係止具13,14が環状部材6に掛止され
ている状態が示されている。) その後、両方の延伸部7,8を絶縁シートの両端に向け
て螺旋状に巻き付け、係止具11,12を延伸部7,8に掛止し
て緊束を完了する。
上述のように絶縁シートを緊束具1で巻き付け固定し
た充電部の端部A,Bに作業を加える際には、係止具11,12
を延伸部7,8から外して絶縁シートを部分的に剥がす。
この際、緊束具1の環状部材4,6は係止具13,14により互
いに結ばれているので、充電部の絶縁シートの中央部は
剥がれることがない。
第5図および第6図には、係止具13,14を環状部の適
所に固定するための係止具移動防止手段を設けた例が示
されている。
第5図の緊束具30の係止具移動防止手段は、環状部を
形成する環状部材34,36の内周に沿って設けられた櫛歯
状部38から構成されている。図示のように、この櫛歯状
部38のいずれかの凹所に係止具13,14を位置させること
によって、係止具の軸線方向(第5図において紙面の左
右方向)の運動を拘束して、絶縁シートを確実に緊束固
定することができる。
また、第6図の緊束具40の係止具移動防止手段は、環
状部を形成する環状部材44,46に形成された複数の孔48
から構成されている。この孔48の中に係止具13,14が嵌
入して第5図と同様の効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緊束具を延伸部および環状部の一部を
省略して示す平面図。 第2図乃至第4図は本考案の係止具を充電部の絶縁シー
トに巻き付け固定する手順を示す概略斜視図。 第5図は係止具移動防止手段を備えた本考案の緊束具の
環状部を示す平面図。 第6図は第5図とは別の係止具移動防止手段を備えた本
考案の緊束具の環状部を示す平面図。 第7図は、電柱上の配電設備を電柱の上方から見た状態
で概略的に示す平面図。 第8図は従来技術の緊束具(ゴム紐)を用いて充電部の
絶縁シートを緊束固定している状態を示す斜視図。 第9図は従来技術の緊束具であるゴム紐をその中央部を
省略して示す平面図。 [主要符号の説明] 1:緊束具、3:開口、4,6:環状部材、5:環状部、7,8:延伸
部、9,10:輪状部、11,12:係止具、13,14:係止具、38:櫛
歯状部、48:孔。
フロントページの続き (72)考案者 帆足 直樹 大阪府大阪市北区西天満4丁目11番29号 大東電材株式会社内 (72)考案者 東 和彦 大阪府大阪市北区西天満4丁目11番29号 大東電材株式会社内

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口を有する伸縮自在な環状部と、この環
    状部に連結される係止具と、前記環状部の両端から伸び
    る伸縮自在な延伸部と、これら延伸部のそれぞれの先端
    付近に連結される係止具と、を備えて成る絶縁シート緊
    束具。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記環状部には、この
    環状部に連結される前記係止具を所定の位置に固定する
    ための、係止具移動防止手段が設けられることを特徴と
    する絶縁シート緊束具。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記移動防止手段が、
    前記環状部の内周に沿って設けられた櫛歯状の部分から
    成ることを特徴とする絶縁シート緊束具。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記移動防止手段が、
    前記環状部に設けられる複数の孔から成ることを特徴と
    する絶縁シート緊束具。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    係止具がいずれもS字形状を有していることを特徴とす
    る絶縁シート緊束具。
JP1354190U 1990-02-14 1990-02-14 絶縁シ―ト緊束具 Expired - Lifetime JP2504488Y2 (ja)

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