JP2504180Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2504180Y2
JP2504180Y2 JP1991050687U JP5068791U JP2504180Y2 JP 2504180 Y2 JP2504180 Y2 JP 2504180Y2 JP 1991050687 U JP1991050687 U JP 1991050687U JP 5068791 U JP5068791 U JP 5068791U JP 2504180 Y2 JP2504180 Y2 JP 2504180Y2
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JP
Japan
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door
box body
mounting
hinge
pin shaft
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JP1991050687U
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JPH04134379U (ja
Inventor
良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、回動点が扉の側端面
の前端となるようにした、所謂持ち出し蝶番(アングル
蝶番)であって、ボックス本体と扉とを固定するに際
し、正確な位置決め状態を仮止めでき、この仮止め状態
のもとでボックス本体及び扉に対し簡単にビス止着し得
ると共に、蝶番自体でボックス本体への扉の閉成状態を
保持できる蝶番を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、蝶番には大別して2つの種類があ
る。例えば、図3に示すようにボックス本体への取付け
片2と扉への取付け片1に、それぞれ突出ピンを7、7
を突設すると共に、両取付け片1、2にはビス挿入用貫
通孔6、6を形成している。取付けに際しては、ボック
ス本体及び扉の仮止め用穴に対し、突出ピン7、7を嵌
合させることで、扉とボックス本体との適正な位置決め
ができ、且つこの取付け状態(仮止め状態)が保持でき
る。従って、この仮止め状態のまま、貫通孔6、6にビ
スを挿入してボックス本体及び扉に対しネジ込み、完全
固定する。また、他の蝶番は、図示はしないが、ボック
ス本体への取付け片と扉への取付け片の各先端取付け部
を、それぞれボックス本体と扉に設けた仮止め用穴に対
し緊密に嵌着する大きさに形成した構造のものが知られ
ている。この蝶番では、ボックス本体及び扉の仮止め用
穴に対し、各取付け片の先端取付け部自体を嵌着するこ
とで、適正な位置決めができ、各取付け部の面内に設け
た貫通孔にビスを挿入してボックス本体及び扉に対しネ
ジ込み、完全固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記、従来の蝶番で
は、位置決めが適正に行え、且つ仮止め状態のもとでビ
ス止着作業に両手を使える利点がある。ところが、これ
らの蝶番はボックス本体と扉とを適正に取り付けるだけ
のもので、ボックス本体への扉の閉成状態を保持するに
は、蝶番以外に別途、マグネットキャッチが必要であ
る。つまり、ボックス本体側にマグネットキャッチを取
付け、扉側にマグネットキャッチに対応する金属平板
(磁気吸着板)を取付けて、扉の意に反する開放を防止
している。従って、扉とボックス本体とを連繋させる蝶
番以外に、扉の閉成状態を保持するマグネットキャッチ
と磁気吸着板が必要な許かりでなく、このマグネットキ
ャッチと磁気吸着板の位置決め及び取付け作業が手間で
ある等の不利があった。
【0004】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、扉とボックス本体との適正な位置決め及び取付け作
業が正確且つ簡単に実行できると共に、蝶番自体で扉の
閉成状態を保持し得る蝶番を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この考案の蝶番では、次のような構成と
している。蝶番は、ピン軸を介して回動自在に連結され
たボックス本体への取付け片と扉への取付け片の各先端
取付け部を、それぞれボックス本体と扉に設けた仮止め
用穴に対し緊密に嵌着する大きさに形成すると共に、上
記両先端取付け部の面内にビス螺入用の螺子孔を形成し
た蝶番であって、上記ボックス本体への取付け片及び扉
への取付け片の少なくともピン軸取付け部の一方を磁石
面とし、他方を磁気吸着面としたことを特徴としてい
る。
【0006】このような構成を有する蝶番では、例えば
ボックス本体への取付け片のピン軸取付け部の上面を磁
石面とし、扉への取付け片のピン軸取付け部を磁気吸着
部(金属板)とすることで、ピン軸を介して両取付け片
が接合した状態、つまり扉がボックス本体の開放面を閉
成した状態で、両取付け部が接面することで、磁石面
(ボックス本体のピン軸取付け部)が磁気吸着面部(扉
のピン軸取付け部)を磁気吸着し、扉の閉成状態が吸着
保持される。従って、蝶番自体で扉の閉成状態が保持で
き、従来のようにマグネットキャッチ及び磁気吸着板が
不要となる許かりでなく、マグネットキャッチ等の煩わ
しい位置決め及び取付け作業を完全に解消できる。
【0007】
【実施例】図1は、この考案に係る蝶番の具体的な一実
施例を示す斜視図である。
【0008】蝶番は、ボックス本体4への取付け片2
と、扉5への取付け片1と、両取付け片2、1を回動自
在に連結するピン軸3とから成る。ボックス本体4への
取付け片2は、先端がピン軸3に対し回動自由に巻設さ
れる平板状のピン軸取付け部22と、このピン軸取付け
部22の基端部を上方へ直角に折り曲げて形成された平
板状の垂直片部23と、この垂直片部23の上端部を水
平方向へ直角に折り曲げて形成した略円板状の取付け部
21とから成る。前記扉5への取付け片1は、先端がピ
ン軸3に対し回動自由に巻設される平板状のピン軸取付
け部12と、このピン軸取付け部12の基端部を下方へ
直角に折り曲げて形成した略円板状の取付け部11とか
ら成る。
【0009】上記取付け部21、11は、いずれも一定
厚みを有する略円板状に形成してあり、この取付け部2
1、11にほぼ等しい径、大きさ及び深さの仮止め用穴
41、51が扉5とボックス本体4に形成してある。従
って、この取付け部21、11を、それぞれ仮止め用穴
41、51に対し嵌着すると、取付け部21、11の上
面が、仮止め用穴41、51の開口上面にほぼ面一に揃
う。また、両取付け部21、11の面内には、仮止め状
態、つまり仮止め用穴41、51にそれぞれ取付け部2
1、11を緊密嵌着させた状態を、ビス25、14にて
完全止着するために、ビス螺入用の螺子孔(メネジ)2
4、13が開設してある。この螺子孔24、13には、
予めビス25、14が螺着配備されている。
【0010】この蝶番の特徴は、蝶番自体で扉の閉成状
態を保持する点にある。つまり、図1で示すように、ボ
ックス本体4への取付け片2のピン軸取付け部22の上
面を磁石面22aとし、扉5への取付け片1のピン軸取
付け部12を磁気吸着板(金属板部)とした点にある。
ピン軸取付け部22とピン軸取付け部12とは、扉5が
閉成した状態において、接面状態となるものである(図
2参照)。実施例では、扉5が閉成した時、磁石面22
aが磁気吸着板12を磁気吸着するように設定してあ
る。
【0011】このような構成を有する蝶番は、レコード
ラック、カラーボックス等のノックダウン製品(ボック
ス本体と扉が別体で、分離した状態で販売され、蝶番が
付属品とされており、購入者が単位製品を自宅で組み立
てる製品)に使用される。この蝶番を使用してボックス
本体4に扉5を取付ける(組み立てる)には、図2で示
すように、取付け部21をボックス本体4の仮止め用穴
41に嵌着し、取付け部11を扉5の仮止め用穴51に
嵌着することで、扉5及びボックス本体4に対し蝶番が
強固に仮止めされる。これにより、扉5とボックス本体
4との適正な位置決めができ、且つ適正位置決め状態が
強固に仮止めされる。従って、完全固定作業(ビス止着
作業)を実行する際、扉及びボックス本体は勿論、蝶番
(両取付け片1、2)を把持する必要がない。作業者
は、自由状態にある両手を用いて、完全固定作業(ビス
止着作業)を実行できる。また、両取付け部21、11
には、ビス螺入用の螺子孔13、24が開設してあり、
それぞれビス14、25が螺入配備してある。従って、
作業者がビス螺子込み作業に不慣れであっても螺入され
たビス14、25は、メネジ13、24によってガイド
され、適正状態で螺子こまれ、扉5及びボックス本体4
に正確に止着できる。
【0012】更に、図2で示すように、扉5を閉成した
状態において、磁石面22aがピン軸取付け部(金属
製)12に接面し、軸取付け部12が磁石面22aで磁
気吸着され、扉5の閉成状態が吸着保持される。従っ
て、蝶番自体で扉5の閉成状態が保持でき、従来のよう
に、マグネットキャッチ及び磁気吸着板が不要となる許
かりでなく、マグネットキャッチ等の煩わしい位置決め
及び取付け作業が完全に解消できる。
【0013】尚、実施例ではピン軸取付け部22を磁石
面22aとした例を示したが、実施に際しては、扉5へ
の取付け片1全体を磁石面とし、ボックス本体4への取
付け片2を金属製とすれば、図2で示すようにピン軸取
付け部12とピン軸取付け部22は勿論、垂直片部23
と扉取付け部11とも磁気吸着し、吸着面積が増大して
一層、扉閉成保持力を強くすることができる。
【0014】
【考案の効果】この考案では、以上のように、ピン軸を
介して回動自在に連結されたボックス本体への取付け片
と扉への取付け片の各先端取付け部を、それぞれボック
ス本体と扉に設けた仮止め用穴に対し緊密に嵌着する大
きさに形成すると共に、ボックス本体への取付け片と扉
への取付け片のピン軸取付け部の一方を磁石面とし、他
方を磁気吸着面とすることとしたから、両取付け片を仮
止め用穴に嵌着することで適正位置へ仮止めでき、簡単
な作業で完全にビス止着し得る。しかも、扉閉成状態に
おいて、磁石面と磁気吸着面とが接面することで、蝶番
自体で扉の閉成状態を保持し得る。従って、従来のよう
に蝶番以外に必要とされていたマグネットキャッチ及び
磁気吸着板が不要となる許かりでなく、マグネットキャ
ッチと磁気吸着板の煩わしい適正位置決め作業及び取付
け作業等の不利がすべて解消される等、考案目的を達成
した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例蝶番を示す斜視図である。
【図2】実施例蝶番にて扉とボックス本体を取付けた状
態を示す断面図である。
【図3】従来の蝶番を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 扉への取付け片 2 ボックス本体への取付け片 3 ピン軸 11 扉取付け部 12 ピン軸取付け部 13 螺子孔 21 ボックス本体取付け部 22 ピン軸取付け部 24 螺子孔 22a 磁石面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン軸を介して回動自在に連結されたボ
    ックス本体への取付け片と扉への取付け片の各先端取付
    け部を、それぞれボックス本体と扉に設けた仮止め用穴
    に対し緊密に嵌着する大きさに形成すると共に、上記両
    先端取付け部の面内にビス螺入用の螺子孔を形成した蝶
    番において、 上記ボックス本体への取付け片及び扉への取付け片の少
    なくともピン軸取付け部の一方を磁石面とし、他方を磁
    気吸着面としたことを特徴とする蝶番。
JP1991050687U 1991-06-04 1991-06-04 蝶 番 Expired - Lifetime JP2504180Y2 (ja)

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JPH04134379U JPH04134379U (ja) 1992-12-14
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