JPS6025858Y2 - 吸着力可変形マグネットキャッチ - Google Patents

吸着力可変形マグネットキャッチ

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JPS6025858Y2
JPS6025858Y2 JP11074381U JP11074381U JPS6025858Y2 JP S6025858 Y2 JPS6025858 Y2 JP S6025858Y2 JP 11074381 U JP11074381 U JP 11074381U JP 11074381 U JP11074381 U JP 11074381U JP S6025858 Y2 JPS6025858 Y2 JP S6025858Y2
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JP
Japan
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yoke
yoke member
force
magnet member
magnetic catch
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Application number
JP11074381U
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JPS5818309U (ja
Inventor
孝 下西
Original Assignee
株式会社下西製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社下西製作所 filed Critical 株式会社下西製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、吸着力を調節できる吸着力可変形マグネット
キャッチに関する。
一般にマグネットキャッチは、たとえば机の引き出しや
、ロッカーの扉体などの家具の開閉部分に用いられて、
勝手にその開閉部分が開かないようにしたものである。
しかしながら従来のマグネットキャッチは、その吸着力
を調節できないものであったので、家具の移動(たとえ
ば引越しや場所変えなど)のように、マグネットキャッ
チの吸着力以上の外力が加わって開閉部分が開いてしま
うことがあり、この場合、内部の収容物が吐き出されて
始末に困ることがあった。
ところが、そのような場合にも開閉部分が開かないだけ
の大きな吸着力を有するマグネットキャッチを始めから
設けておけばよいことになるが、そのようなマグネット
キャッチを始めから設けてしまうと、こんどは日常の使
用の際、開き操作に相当な力が必要であるとともに閉じ
るときいきおいが強すぎて、開閉操作に異和感を生じ、
また、開閉部材の損傷を生じる懸念もあるため実用的で
はなかった。
また、使用する人が子供や老人の場合もあり、その場合
はマグネットキャッチの吸着力を幾分弱くしなければ使
用に支障をきたすところもあった。
本考案は上記の事情に着目してなされたものであり、そ
の目的とするところは、マグネットキャッチの吸着力を
調節でき、たとえば家具などの開閉部分に大きな外力が
加わる場合には、吸着力を大きくして開閉部分が開いて
しまうのを防止でき、また、日常使用する際には、使用
する人に応じた吸着力に調節できる吸着力可変形マグネ
ットキャッチを提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図を参照し
て説明する。
図中1は磁石部材である。
この磁石部材1はたとえば平面形状長方形でかつ所定肉
厚を有する立方体形状の永久磁石であり、上面1aと下
面1bに極性を表出している。
また、この磁石部材1の上面1aには、第1のヨーク部
材2が吸着されているとともに、磁石部材1の下面1b
には、第2のヨーク部材3が吸着されて吸着部Aを形成
している。
この吸着部Aの第1および第2のヨーク部材2,3は、
前記磁石部材1の少なくとも平面形状に対応する面2a
、3aを有する所定肉厚の鉄板(たとえばクロムメッキ
を施した鉄板)である。
また、第1のヨーク部材2の一側1i2bと第2のヨー
ク部材3の一側縁3bとの磁極間にわたらせて、第3の
ヨーク部材4が前記磁石部材1の一側面1cに対応する
面積を変化自在に吸着させている。
この第3のヨーク部材4は、前記磁石部材1の一側面1
cの適宜面積(本実施例においては半側面)と対応する
面4aを形成した、前記第1および第2のヨーク部材2
,3と同様な鉄板(たとえばニッケルメッキを施した鉄
板)である。
・そして、前記吸着部Aと第3のヨーク部材4とは、当
該吸着部Aを固定保持するとともに第3のヨーク部材4
を吸着部Aに対して移動自在にずべく保持フレーム5に
組付けられている。
すなわち、この保持フレーム5は、前記吸着部Aと第3
のヨーク部材4とを保持する一面開口6aの筐体形状を
有する本体フレーム6と、この本体フレーム6の開口6
aを着脱自在に閉蓋する蓋体7とから構成されている。
前記本体フレーム6には、前記吸着部Aを開口6aから
挿入腰かつ固定保持した状態で、第1および第2のヨー
ク部材2,3の他側縁2c、3cを貫通支持するヨーク
窓8゜9が一側面6fに設けられるとともに、このヨー
ク窓8,9と対応する本体フレーム6の他側面6bと、
固定保持された磁石部材1の一側面1C側との間には、
第3のヨーク部材4が第1および第2のヨーク部材2,
3の一側縁2b、3bに吸着させられている。
また、この第3のヨーク部材4と対応する本体フレーム
6の他側面6bには、第3のヨーク部材4の延在長さに
わたって、切欠窓10が形成されるとともに、この第3
のヨーク部材4の一端4bに対応する本体フレーム6の
一端面6cには、第3のヨーク部材4の断面形状と同形
状の貫通窓11が形成されていて、その貫通窓11を通
して第3のヨーク部材4が貫通移動できるようになって
いる。
さらに、第3のヨーク部材4の他端4c側には、ねじ孔
12が形成されており、このねじ孔12に本体フレーム
6の切欠窓lOを通して調節ねじ13(ねじ棒の一端に
ねじ頭を形成したもの)が螺合されている。
そして、この第3のヨーク部材4と調節ねじ13との関
係は、当該調節ねじ13を第3のヨーク部材4のねじ孔
12に螺合してゆくことによって、調節ねじ13の先端
が磁石部材1の一側面1cに当接するようになるととも
に、第3のヨーク部材4は、本体フレーム6の他側面6
bに挿圧することになり、切欠窓10の任意位置で固定
維持できるようになっている。
また、反対に調節ねじ13と第3のヨーク部材4のねじ
孔12との螺合をゆるめると、第3のヨーク部材4の固
定維持を解除し、切欠窓10の延在長さにわたって第3
のヨーク部材4を移動自在にできるようになっている。
なお、前記保持フレーム5の本体フレーム6には、蓋体
7に設けた嵌合孔7a・・・と嵌合する嵌合突起6d・
・・が設けられている。
また、保持フレーム5の本体フレーム6には、たとえば
家具の引き出しの開口縁部、扉体の開口縁部に固定具(
たとえばねじ)を介して取り付けるフランジ部6e、6
eが一体に設けられている。
このような構成にすることによって、前記吸着部Aに対
して第3のヨーク部材4を移動自在にできるとともに、
吸着部Aと第3のヨーク部材4との吸着面積を変化させ
ることができる。
この第3のヨーク部材4の移動によって吸着部Aに吸着
する吸着面積変化できることによって、保持フレーム5
からヨーク窓8,9を通して外部に露出した第1および
第2のヨーク部材2,3の他側縁2C?3Cの吸着力を
調節することができる。
この第1および第2のヨーク部材2,3の他側縁2C9
3Cの吸着力は、第1のヨーク部材2から第2のヨーク
部材3の磁極間にわたった第3のヨーク部材4における
磁石部材1の一側面1cに対応する面積が少ない程吸着
力が大きくなり、反対に対応する面積が大きい程吸着力
が小さくすることができる。
こ)で、上記実施例の吸着力可変マグネットキャッチB
の一試験結果を線図を用いて説明する。
第5図に示す線図は、縦軸に吸着力(kg)(普通目盛
)を取り、横軸に吸着部Aと第3のヨーク部材4との吸
着長さL (77B) (普通目盛)を取って示すもの
である。
そしてこの線図のデータ値は、吸着長さLを変化させ、
各変化させた吸着長さLで5回吸着力のサンプリング値
を取り、その平均値を示す。
この線図が示すように、吸着部Aと第3のヨーク部材4
との吸着長さLが大きくなればなるほど吸着力が減少変
化していることがわかる。
云いかえれば、吸着部Aに対して磁極間にわたって吸着
してる第3のヨーク部材の吸着面積が大きくなるほど吸
着力は小さくなり、反対に吸着面積が少なければ吸着力
が大きくなることがわかる。
そして、この−試験結果では、吸着力の最少値と最大値
との比はは>’1:3となり、この1:3の間で第3の
ヨーク部材4を移動調節することによって吸着力を調節
することが可能である。
なお、上記実施例において、第3のヨーク部材4は、磁
石部材1の一側面1cの半側面に対応する面4aを形成
したものについて説明したが、本考案はこれに限らず、
半側面以上の面を形成したものであってもよい。
また、上記実施例において、吸着部Aの磁石部材1の一
側面1cに対応して、この一側面1Cに対応する面積を
変化自在に第3のヨーク部材を設けたものについて説明
したが、本考案はこれに限らず、第6図および第7図に
示すように吸着部Aの磁石部材1の両端面1d、leに
対応し、かつこの両端面1d、leに対応する面積を変
化自在に、第1のヨーク部材2の両端縁2d、2eと第
2のヨーク部材3の両端縁3dd、3eとの磁極間にわ
たらせて、第4および第5のヨーク部材14.15を吸
着したものであってもよい。
この実施例の第4および第5のヨーク部材14.15は
、し字形の鉄板16の両端片16a、16bを用いたも
のであり、この鉄板16の中央中心には、調節ねじ13
の先端が回動自在に固定具17を介して固設されている
また、この調節ねじ13は、本体フレーム6の他側面6
bに形成したねじ孔18に螺合している。
そして、この調節ねじ13の左または右の回動によって
、当該調節ねじ13がねじ孔18に対して回動移動し、
磁石部材1の両端面1d、leと第4および第5のヨー
ク部材14.15との対応面積が変化することによって
、第1および第2のヨーク部材2,3の他側縁2c、3
cの吸着力を変化できる。
なお、磁石部材1の一側面ICと本体フレーム6の中間
板19との間には、常時吸着部Aを保持するべく弾圧付
勢する板ばね20が設けられている。
さらに、上記実施例において、吸着部Aの磁極間にわた
らせ、かつ吸着面積を変えるべく第3のヨーク部材4を
設けたものについて説明したが、本考案はこれに限らず
、第8図ないし第12図に示すように、前記第1図ない
し第5図に示す寥施例の第3のヨーク部材4を取り除き
、磁 の上面1a、下面1bに吸着する第1お のヨーク部材2,3を保持フレーム5に して、この第1および第2のヨーク部材 、。
対して、磁石部材1を移動自在にして第1および1 第2のヨーク部材2,3の吸着面2 a 、3 aと磁
石部材1の上面1a、1bとの吸着面積を変化させ、吸
着力を変化させる構成にして、前記実施例と同様に本考
案の目的を遠戚できるものであってもよい。
すなわち、この実施例は、磁石部材1を挾持する挟持具
21を設け、この挾持具21に調節ねじ13の先端を回
動自在に固着させ、かつこの調節ねじ13を本体フレー
ム6の他側面6b中央のねじ孔18′に螺合させている
そして、調節ねじ13の左または右の回動によって、磁
石部材1は、第1および第2のヨーク部材2,3に対し
て吸着面積を変化するべく移動することになり、第1お
よび第2のヨーク部材2,3の他側縁2c。
3cの吸着力を変化させることができるものである。
こ)で、この実施例の一試験結果について説明する。
第12図に示す線図は、縦軸に吸着力(kg)(普通目
盛)を取り、横軸に第1および第2のヨーク部材2,3
の吸着面2a、3aと吸着しない磁石部材1の延出長さ
L’ (M) (普通目盛)つまり、第1および第2の
ヨーク部材2,3の一側縁2b、3bから調節ねじ13
の螺合によって延出した磁石部材1の一側面1cまでの
長さL′を取って示すものである。
そして、この線図のデータ値は、延出長さL′を変化さ
せ、各変化させた延出長さL′で5回、吸着力のサンプ
リング値を取り、その平均値を示す。
この線図が示すように、延出長さL′が大きくなるほど
吸着力が減少変化していることがわかる。
云いかえれば、第1および第2のヨーク部材2,3の吸
着面2a、3aに対して磁石部材1の上面1a、下面1
bの吸着面積が小さくなるほど吸着力は小さくなり、反
対に吸着面積が大きくなれば吸着力が大きくなることが
わかる。
そして、この−試験結果では、吸着力の最少値と最大値
の比はほぼ1:3となり、この1:3間で磁石部材1を
移動調節することによって吸着力を調節することが可能
である。
以上説明してきたように、本考案の吸着力可変形マグネ
ットキャッチは、磁石部材と、この磁石部材の少なくと
も一面に吸着されたヨーク部材と、これら磁石部材とヨ
ーク部材とを保持する保持フレームとを備えたマグネッ
トキャッチにおいて、前記磁石部材またはヨーク部材の
少なくともいずれか一方を、他方の部材に対してその吸
着面積を可変すべく移動可能にして前記保持フレーl、
に組付けているから、吸着面積を変えることによってマ
グネットキャッチの吸着力を自在に調節できる。
このため、従来のマグネットキャッチでは、吸着力を調
節できず、したがって、たとえば家具の移動の際などそ
の家具の開閉部分に設けたマグネットキャッチに、この
マグネットキャッチの吸着力以上の外力が加わって勝手
に開口するといった不都合があったが、このような場合
においても本考案の吸着力可変形マグネットキャッチを
用いれば、外力以上の吸着力に調節できるので、従来の
不用意に開口するという不都合を解消することができる
また、日常使用する状態においては、使用する人に応じ
た吸着力に調節できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示し、第1図
は一部切欠して示す斜視図、第2図は分解斜視図、第3
図は要所を取り出して示す斜視図、第4図は平断面図、
第5図は縦軸に吸着力(kg)を取り、横軸に吸着長さ
L(7rrrIL)を取って示す線図、第6図および第
7図は本考案の他の実施例を示し、第6図は一部切欠し
て示す斜視図、第7図は平断面図、第8図ないし第12
図は本考案の異なる他の実施例を示し、第8図は一部切
欠して示す斜視図、第9図および第10図は要所を取り
出して示す斜視図、第11図は一部切欠して示す側断面
図、第12図は縦軸に吸着力(kg)を取り、横軸に吸
着ないし延出長さL’ (mm)を取って示す線図であ
る。 1・・・・・・磁石部材、1a・・・・・・磁石部材の
上面、1b・・・・・・磁石部材の下面、2・・・・・
・第1のヨーク部材、3・・・・・・第2のヨーク部材
、4・・・・・・第3のヨーク部材、5・・・・・・保
持フレーム、6・・・・・・保持フレームのフレーム本
体、7・・・・・・保持フレームの蓋体、13・・・・
・・調節ねじ、16・・間第4のヨーク部材、17・・
・・・・第5のヨーク部材、B・・・・・・吸着力可変
形マグネットキャッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁石部材と、この磁石部材の少なくとも一面に吸着され
    たヨーク部材と、ここれら磁石部材とヨーク部材とを保
    持る保持フレームとを備えたマグネットキャッチにおい
    て、前記磁石部材またはヨーク部材の少なくともいずれ
    か一方を、他方の部材に対してその互の吸着面積を可変
    にすべく移動可能にして前記保持フレームに組付けてい
    ることを特徴とする吸着力可変形マグネットキャッチ。
JP11074381U 1981-07-24 1981-07-24 吸着力可変形マグネットキャッチ Expired JPS6025858Y2 (ja)

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JP11074381U JPS6025858Y2 (ja) 1981-07-24 1981-07-24 吸着力可変形マグネットキャッチ

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JP11074381U JPS6025858Y2 (ja) 1981-07-24 1981-07-24 吸着力可変形マグネットキャッチ

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JPS5818309U JPS5818309U (ja) 1983-02-04
JPS6025858Y2 true JPS6025858Y2 (ja) 1985-08-03

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JP2685939B2 (ja) * 1989-12-12 1997-12-08 株式会社日立ビルシステム 磁気式扉止め装置

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JPS5818309U (ja) 1983-02-04

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