JP2503945Y2 - 伸縮式電気絶縁ブ―ム - Google Patents

伸縮式電気絶縁ブ―ム

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JP2503945Y2
JP2503945Y2 JP7735990U JP7735990U JP2503945Y2 JP 2503945 Y2 JP2503945 Y2 JP 2503945Y2 JP 7735990 U JP7735990 U JP 7735990U JP 7735990 U JP7735990 U JP 7735990U JP 2503945 Y2 JP2503945 Y2 JP 2503945Y2
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JP
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boom
octagonal
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electrical insulation
rear end
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JP7735990U
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誠司 中村
和雄 佐藤
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高所において電気工事を行う時等に使用し
て最適な伸縮式絶縁ブームに関する。
〔従来の技術〕
電柱などの高所における電気工事に際し、伸縮式電気
絶縁ブームを使用し、このブームの先端に設けられてい
るゴンドラの中に作業者が入って電気工事を行うことが
通常行われている。
従来、このような伸縮式絶縁ブームとしては、例えば
実公昭57-48880号公報として、最先端ブームをガラス繊
維強化プラスチックで成形し電気絶縁を行ったものや、
実開昭63-21700号公報として、四角形断面のブームの中
間に絶縁体からなる連結部材を設け、この連結部材を挟
んで2つのブーム材を連結して1本のブームを構成し、
このブームの外周全体を絶縁体で被覆したもの等が種々
提案されている。
また、一般にブームは四角形断面に形成され、第3図
に示すように、多段のブームのうち、先端側のブーム2
の四角形断面の四辺を後端側のブーム4の先端内側に設
けた滑動部材6で支持し、また先端側のブーム2の後端
四辺には滑動部材(図示せず)を固着し両者2,4を滑動
自在に連結することが通常行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、一般的にガラス繊維強化プラスチック
は、金属材料に比べ材料的に弱いといった欠点を有する
ため、前記実公昭57-48880号公報に記載のように、最先
端ブームのみしか絶縁にすることが困難である。また実
開昭63-21700号公報に記載のものにおいては、ブームの
連結部が他の部分に比べて機械的にかなり弱くなってし
まい、応力集中が発生し易いといった欠点があると考え
られる。
更に、上記第3図に示す四角形断面のブームにおいて
は、滑動自在とするため、水平方向における先端側のブ
ーム2と後端側のブーム4との間に、ある程度の隙間10
を設ける必要があるため、水平方向に力が加わると、先
端側のブーム2は後端側のブーム4に対して相対的に移
動してしまい、両者2,4の間にガタが発生してしまうと
いった問題点があった。
しかも従来例において、絶縁されるブームは、多段に
設けられるブームのうち、1本であることが一般的であ
り、このため低い場所に電線などがある所で使用する
と、感電事故が発生する危険性もあるのが現状であっ
た。
本考案は上記に鑑み、強度的に強く、水平方向に力が
作用してもガタが生じてしまうことがないばかりでな
く、例え低い場所に電線があったとしても、感電事故を
確実に防止できるようにしたものを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係る伸縮式電気絶
縁ブームは、高所作業車の最先端ブームを電気絶縁性の
繊維強化プラスチックで構成し、この最先端ブーム以外
のブームを金属製で断面を八角形とするとともにその表
面を電気絶縁性の樹脂により被覆し、更に八角形状の斜
辺部を滑動部材で支持したものである。
〔作用〕
上記のように構成した本考案によれば、最先端ブーム
は、ガラス繊維強化プラスチックからなる芯にクロス織
りの繊維強化プラスチックを積層した多層構造とするこ
とで強度が向上し、しかも結合部を設ける必要がないの
で、機械的強度が低下してしまう箇所が生じてまうこと
もない。
更に、最先端ブーム以外のブームは、断面を八角形と
し、八角形状の斜辺部を滑動部材で支持することによ
り、左右方向に力が加わると、この一方の滑動部材に強
く接触し反力で押し戻されることになるので、左右方向
のガタの発生をなくすことができる。
また、最先端ブーム以外のブームの表面にも樹脂を被
覆することにより、全てのブームに絶縁対策を施して、
例え低い所に電線があったとしても感電事故を確実に防
止することができる。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照し
て説明する。
本実施例の伸縮式電気絶縁ブームは、最先端ブーム1
2,中間ブーム14及び後端ブーム16からなる3段式のもの
である。
上記最先端ブーム12は、電気絶縁性を有するガラス繊
維強化プラスチック(ガラスFRP)等により構成され、
その先端にはゴンドラ30が連結されている。
また、中間ブーム14及び後端ブーム16は、夫々アルミ
ニウム合金等の金属押出し菅22の表面に、ガラス繊維強
化プラスチック24を被覆して構成され、横断面は八角形
に形成されている。そして、中間ブーム14は、八角形状
の下側の斜辺部において、後端ブーム16の内側に備えら
れた滑動部材である一対のローラ26によって支持されて
いる。また、上側の斜辺部に対しては、後端ブーム16の
先端内側に滑動部材28が備えられている。更に、中間ブ
ーム14の後端上下斜辺部には、滑動部材29が備えられて
いる。
以上により、中間ブーム14及び後端ブーム16は、内部
の押出し菅22の金属材料によって十分な強度を保持でき
るとともに、表面に被覆された樹脂24によって電気的絶
縁性を有し、低い所に電線があるような場合にあって
も、電線との接触による感電事故を確実に防止すること
ができる。
なお、ブームの外周面に電気絶縁層を設けるには、通
常FRP等をコーティングする等の方法があるが、施工時
のバラツキにより厚みを一定に保持することが困難であ
る。そのため、ブームの外形寸法に誤差が発生し、ガタ
が生じてしまうことがある。
本実施例は、ポリエステル樹脂等の樹脂を被覆すると
同時に断面を八角形とすることにより、このガタつきを
なくしている。
即ち、通常の四角形断面のブームの場合(第3図参
照)には、ブームやゴンドラに対し水平方向に力が生じ
ると、隙間10の分だけガタが生じてしまうのであるが、
本実施例では、第2図に示すように、隙間10が存在して
も、中間ブーム14は後端ブーム16に対して水平方向に移
動しようとすると、一方のローラ26に強く押し付けら
れ、その反力で押し戻されることになるので、この時の
ガタの発生を確実に防止することができるようなされて
いるのである。
なお、上記実施例では、3段式のブームを例に説明し
たが、4段以上のブームであっても良いことは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成であるので、最先端ブーム
以外のブームも絶縁性能を有し、かつ軽く剛性の大きい
伸縮ブームとすることができる。
また、ブームの断面を八角形となし、この八角形状の
斜辺部を滑動部材で支持することにより、水平方向にガ
タが生じてしまうことを防止することができる。
更に、全てのブームに絶縁対策を施すことにより、例
え低い場所に電線がある場合等においても、確実に感電
事故を防止することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
縦断面図、第2図は第1図のII-II線断面図、、第3図
は従来例の第2図相当図である。 12……最先端ブーム。14……中間ブーム、16……後端ブ
ーム、26……ローラ(滑動部材)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所作業車の最先端ブームを電気絶縁性の
    繊維強化プラスチックで構成し、この最先端ブーム以外
    のブームを金属製で断面を八角形とするとともにその表
    面を電気絶縁性の樹脂により被覆し、更に八角形状の斜
    辺部を滑動部材で支持したことを特徴とする伸縮式電気
    絶縁ブーム。
JP7735990U 1990-07-20 1990-07-20 伸縮式電気絶縁ブ―ム Expired - Lifetime JP2503945Y2 (ja)

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JPH0434298U JPH0434298U (ja) 1992-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298575A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Tadano Ltd 高所作業車の伸縮ブーム
KR101873152B1 (ko) * 2017-03-27 2018-06-29 재단법인 한국탄소융합기술원 절연 붐 및 그의 제조 방법

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JP2563295Y2 (ja) * 1992-02-19 1998-02-18 株式会社アイチコーポレーション 伸縮式ブームの絶縁装置
JP5570206B2 (ja) * 2009-12-22 2014-08-13 株式会社タダノ ブーム

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JPH0434298U (ja) 1992-03-23

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