JP2503842Y2 - 易開封性包装袋 - Google Patents
易開封性包装袋Info
- Publication number
- JP2503842Y2 JP2503842Y2 JP1989144941U JP14494189U JP2503842Y2 JP 2503842 Y2 JP2503842 Y2 JP 2503842Y2 JP 1989144941 U JP1989144941 U JP 1989144941U JP 14494189 U JP14494189 U JP 14494189U JP 2503842 Y2 JP2503842 Y2 JP 2503842Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- heat
- heat seal
- easy
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、手で容易に開封できるようにした易開封性
包装袋に関する。
包装袋に関する。
（従来の技術及び解決しようとする課題） 内面が熱接着性樹脂で構成され、その周縁が熱シール
（熱接着）されてなる包装袋は、食品など各種の物品の
包装に使用されている。しかして内容物を入れて封緘し
た上記の包装袋は、その周辺が強固に熱シールされてい
るため、手では開封しにくい。
（熱接着）されてなる包装袋は、食品など各種の物品の
包装に使用されている。しかして内容物を入れて封緘し
た上記の包装袋は、その周辺が強固に熱シールされてい
るため、手では開封しにくい。
この開封を容易にするため、即ち易開封性を付与する
ため、従来種々の手段が採用されている。例えば、包装
袋の周縁に切れ目を１個入れたり、又は切れ目を綜状に
入れたり、或いは袋の面に厚み公差をつけるなどの手法
が採られている。しかして、これらの手法を採用した場
合は、包装袋作成前のフイルムの状態において、或いは
包装袋作成後において、刃物、レーザー等でフイルムの
一部又は包装袋の周縁部の一部をカットする工程を必要
とすが、このカットの際、カットの位置に誤差が生じや
すく、この位置ずれがでると、カットによる切れ目で包
装袋に穴があいたり、又は切れ目を入れた部分から輸送
中に破袋したり、或いは切れ目が入らずに易開封性効果
が生じないなどの欠点があった。
ため、従来種々の手段が採用されている。例えば、包装
袋の周縁に切れ目を１個入れたり、又は切れ目を綜状に
入れたり、或いは袋の面に厚み公差をつけるなどの手法
が採られている。しかして、これらの手法を採用した場
合は、包装袋作成前のフイルムの状態において、或いは
包装袋作成後において、刃物、レーザー等でフイルムの
一部又は包装袋の周縁部の一部をカットする工程を必要
とすが、このカットの際、カットの位置に誤差が生じや
すく、この位置ずれがでると、カットによる切れ目で包
装袋に穴があいたり、又は切れ目を入れた部分から輸送
中に破袋したり、或いは切れ目が入らずに易開封性効果
が生じないなどの欠点があった。
本考案は、このような欠点のない易開封性包装袋を提
供することを目的とする。
供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案者は、包装袋の易開封性について種々検討の結
果、合成樹脂製の包装袋においては、一旦加熱加圧して
熱シールした部分に、更にその上から加熱加圧すると、
この熱シール部の強度が劣化し、その部分が開封しやす
くなることを知見し、これに基づいて本考案を完成し
た。
果、合成樹脂製の包装袋においては、一旦加熱加圧して
熱シールした部分に、更にその上から加熱加圧すると、
この熱シール部の強度が劣化し、その部分が開封しやす
くなることを知見し、これに基づいて本考案を完成し
た。
即ち、本考案は、必要周縁部が熱シールされた合成樹
脂製包装袋であって、その必要周縁部のうちの少なくと
も一辺の熱シール外側縁部が、その辺全長にわたって、
熱シールの上から加熱加圧されていることを特徴とする
易開封性包装袋である。
脂製包装袋であって、その必要周縁部のうちの少なくと
も一辺の熱シール外側縁部が、その辺全長にわたって、
熱シールの上から加熱加圧されていることを特徴とする
易開封性包装袋である。
本考案の１例を示す図をもって、本考案を詳しく説明
する。第１図は、内容物を充填し封緘した後の本考案の
包装袋の正面図である。１は包装袋である。２は包装袋
１の左側の辺の縁部に施した熱シール部、３は包装袋１
の下側の辺の縁部に施した熱シール部、４は包装袋１の
右側の辺の縁部に施した熱シール部、５は包装袋１の上
側の辺の縁部に施した熱シール部である。この必要周縁
部四辺の２、３、４、５の熱シール部のうちの右側の辺
の熱シール部４に、その上から熱シール部の幅Ｗより狭
い幅で、且つ熱シール部４の外側縁部を、その熱シール
辺の全長にわたって加熱加圧を施し、加熱加圧部（右斜
線と左斜線の重なった部分）６を形成する。
する。第１図は、内容物を充填し封緘した後の本考案の
包装袋の正面図である。１は包装袋である。２は包装袋
１の左側の辺の縁部に施した熱シール部、３は包装袋１
の下側の辺の縁部に施した熱シール部、４は包装袋１の
右側の辺の縁部に施した熱シール部、５は包装袋１の上
側の辺の縁部に施した熱シール部である。この必要周縁
部四辺の２、３、４、５の熱シール部のうちの右側の辺
の熱シール部４に、その上から熱シール部の幅Ｗより狭
い幅で、且つ熱シール部４の外側縁部を、その熱シール
辺の全長にわたって加熱加圧を施し、加熱加圧部（右斜
線と左斜線の重なった部分）６を形成する。
この加熱加圧部６は、熱シール部４の上から更に加熱
加圧を施したため、強度が劣化する。そしてこの強度が
劣化した加熱加圧部が熱シール部４の外側縁部に存在す
るため、この熱シール部４の辺に格別に引き裂きノッチ
を設けなくても、この外側縁部分から手で容易に開封す
ることができる。また、この加熱加圧部が熱シール部４
の辺の全長にわたっているので、この辺の縁部の任意の
位置から開封することができる。この加熱加圧部６の内
側には熱シール部が存在するため、包装袋そのものの強
度は保持される。また、この際の加熱加圧条件は、熱シ
ール部と加熱加圧部とが重なった部分が強度劣化し、易
開封性になるように、包装袋の材料に応じて適当にコン
トロールする。
加圧を施したため、強度が劣化する。そしてこの強度が
劣化した加熱加圧部が熱シール部４の外側縁部に存在す
るため、この熱シール部４の辺に格別に引き裂きノッチ
を設けなくても、この外側縁部分から手で容易に開封す
ることができる。また、この加熱加圧部が熱シール部４
の辺の全長にわたっているので、この辺の縁部の任意の
位置から開封することができる。この加熱加圧部６の内
側には熱シール部が存在するため、包装袋そのものの強
度は保持される。また、この際の加熱加圧条件は、熱シ
ール部と加熱加圧部とが重なった部分が強度劣化し、易
開封性になるように、包装袋の材料に応じて適当にコン
トロールする。
本考案は、必要周縁部が熱シールされた合成樹脂製包
装袋であって、その必要周縁部のうちの少なくとも一辺
の熱シール外側縁部が、その辺全長にわたって、熱シー
ルの上から加熱加圧されている包装袋である。ここにお
いて、その辺全長にわたって加熱加圧されているとは、
本考案の上記の目的が達せられるように、すなわちその
辺の任意の位置から開封することができるように処置さ
れていることである。したがって、第１図に示される実
施例において、上側熱シール部と下側熱シール部を除い
たその間のみが加熱加圧された態様（第２図参照）も含
まれる。
装袋であって、その必要周縁部のうちの少なくとも一辺
の熱シール外側縁部が、その辺全長にわたって、熱シー
ルの上から加熱加圧されている包装袋である。ここにお
いて、その辺全長にわたって加熱加圧されているとは、
本考案の上記の目的が達せられるように、すなわちその
辺の任意の位置から開封することができるように処置さ
れていることである。したがって、第１図に示される実
施例において、上側熱シール部と下側熱シール部を除い
たその間のみが加熱加圧された態様（第２図参照）も含
まれる。
第２図は、本考案の他の実施例を示したものである。
１は包装袋である。２は包装袋１の左側の辺の縁部に施
した熱シール部、３は包装袋１の下側の辺の縁部に施し
た熱シール部、４は包装袋１の右側の辺の縁部に施した
熱シール部、５は包装袋１の上側の辺の縁部に施した熱
シール部である。この周縁部四辺の２、３、４、５の熱
シール部のうちの右側の一辺の熱シール部４に、その上
から熱シール部の幅Ｗより広い幅で、且つ熱シール部４
の外側縁部を、その熱シール辺の全長にわたって加熱加
圧を施し、加熱加圧部６を形成する。熱シール部４と加
熱加圧部６とが重なった部分（右斜線と左斜線の重なっ
た部分）は強度が劣化し、易開封性が付与される。この
実施例の場合の加熱加圧は熱シールが行われる程度に、
即ち熱シール部４の内側も熱シールされる程度に行うの
が包装袋の強度保持の点から好ましい。包装袋の強度が
強く要求されないときには、熱シール部の幅と加熱加圧
部の幅とを同じにし、全く重なり合うようにしてもよ
い。
１は包装袋である。２は包装袋１の左側の辺の縁部に施
した熱シール部、３は包装袋１の下側の辺の縁部に施し
た熱シール部、４は包装袋１の右側の辺の縁部に施した
熱シール部、５は包装袋１の上側の辺の縁部に施した熱
シール部である。この周縁部四辺の２、３、４、５の熱
シール部のうちの右側の一辺の熱シール部４に、その上
から熱シール部の幅Ｗより広い幅で、且つ熱シール部４
の外側縁部を、その熱シール辺の全長にわたって加熱加
圧を施し、加熱加圧部６を形成する。熱シール部４と加
熱加圧部６とが重なった部分（右斜線と左斜線の重なっ
た部分）は強度が劣化し、易開封性が付与される。この
実施例の場合の加熱加圧は熱シールが行われる程度に、
即ち熱シール部４の内側も熱シールされる程度に行うの
が包装袋の強度保持の点から好ましい。包装袋の強度が
強く要求されないときには、熱シール部の幅と加熱加圧
部の幅とを同じにし、全く重なり合うようにしてもよ
い。
本考案における合成樹脂製包装袋は、内面がポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱接着性
樹脂からなるものである。本考案における熱シールは、
加熱ロール、加熱板、超音波、高周波など種々の方法で
行う。また加熱加圧も加熱ロール、加熱板、超音波、高
周波などで行う。この際の加熱加圧は、包装材を熱シー
ルして包装袋を製造する製袋工程中に組み入れて行う、
即ち熱シール操作に引き続いて行うのが好ましい。
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの熱接着性
樹脂からなるものである。本考案における熱シールは、
加熱ロール、加熱板、超音波、高周波など種々の方法で
行う。また加熱加圧も加熱ロール、加熱板、超音波、高
周波などで行う。この際の加熱加圧は、包装材を熱シー
ルして包装袋を製造する製袋工程中に組み入れて行う、
即ち熱シール操作に引き続いて行うのが好ましい。
（考案の効果） 本考案の包装袋においては、少なくとも一辺の熱シー
ル外側縁部をその辺全長にわたって熱シールの上から加
熱加圧したので、熱シール部と加熱加圧部分とが重なっ
た部分は強度劣化し、外側縁部から引き裂き易くなって
いる。そのため、格別に引き裂きノッチを設けなくても
包装袋を容易に開封することができる。しかも、この強
度劣化させ引き裂き易くした部分が、少なくとも一辺の
全長にわたって設けられているので、その辺の任意の位
置から引き裂いて開封することができる。本考案の包装
袋は、このように外観上何等変化させることなく、優れ
た且つ安定した、任意の位置から開封できる易開封性を
有する。
ル外側縁部をその辺全長にわたって熱シールの上から加
熱加圧したので、熱シール部と加熱加圧部分とが重なっ
た部分は強度劣化し、外側縁部から引き裂き易くなって
いる。そのため、格別に引き裂きノッチを設けなくても
包装袋を容易に開封することができる。しかも、この強
度劣化させ引き裂き易くした部分が、少なくとも一辺の
全長にわたって設けられているので、その辺の任意の位
置から引き裂いて開封することができる。本考案の包装
袋は、このように外観上何等変化させることなく、優れ
た且つ安定した、任意の位置から開封できる易開封性を
有する。
また、本考案の包装袋は、熱シール部の一部分につい
て２度繰り返して加熱加圧すれば得られるので、位置ず
れによる不良品を生ずるようなことも少なく、簡単に製
造することができる。
て２度繰り返して加熱加圧すれば得られるので、位置ず
れによる不良品を生ずるようなことも少なく、簡単に製
造することができる。
第１図は本考案の包装袋の一例の正面図であり、第２図
は本考案の包装袋の他の例の正面図である。１……包装
袋、２、３、４、５……熱シール部、６……加熱加圧部
は本考案の包装袋の他の例の正面図である。１……包装
袋、２、３、４、５……熱シール部、６……加熱加圧部
Claims (1)
- 【請求項１】必要周縁部が熱シールされた合成樹脂製包
装袋であって、その必要周縁部のうちの少なくとも一辺
の熱シール外側縁部が、その辺全長にわたって、熱シー
ルの上から加熱加圧されていることを特徴とする易開封
性包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989144941U JP2503842Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 易開封性包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989144941U JP2503842Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 易開封性包装袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0384749U JPH0384749U (ja) | 1991-08-28 |
| JP2503842Y2 true JP2503842Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31691610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989144941U Expired - Lifetime JP2503842Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 易開封性包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503842Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5987445U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-13 | 大日本印刷株式会社 | 包装用フイルム |
| JP2691282B2 (ja) * | 1988-08-12 | 1997-12-17 | 日本製箔株式会社 | 開封性に優れた包装体 |
| JPH0619471Y2 (ja) * | 1988-11-16 | 1994-05-25 | 大成ラミック株式会社 | 易開封性包装袋 |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP1989144941U patent/JP2503842Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0384749U (ja) | 1991-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |