JP2503742Y2 - 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ - Google Patents
変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サInfo
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- JP2503742Y2 JP2503742Y2 JP2465093U JP2465093U JP2503742Y2 JP 2503742 Y2 JP2503742 Y2 JP 2503742Y2 JP 2465093 U JP2465093 U JP 2465093U JP 2465093 U JP2465093 U JP 2465093U JP 2503742 Y2 JP2503742 Y2 JP 2503742Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、変圧器における配置巻
線間の絶縁に用い、規定の厚さで誘電率が低くて誘電損
失が小さい多孔質の絶縁スペーサに関する。
線間の絶縁に用い、規定の厚さで誘電率が低くて誘電損
失が小さい多孔質の絶縁スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器は、ごく小型のものでは棒状の成
層鉄心に絶縁銅線を巻いて作ることもあるが、一般には
巻型の上に巻いてコイルを作り、これを乾燥して水分を
除いてからワニス処理を行なって組み立てる。変圧器に
おける一次巻線,二次巻線は、漏れリアクタンスを小さ
くするために、絶縁の点から許容される範囲でなるべく
近接させる必要がある。
層鉄心に絶縁銅線を巻いて作ることもあるが、一般には
巻型の上に巻いてコイルを作り、これを乾燥して水分を
除いてからワニス処理を行なって組み立てる。変圧器に
おける一次巻線,二次巻線は、漏れリアクタンスを小さ
くするために、絶縁の点から許容される範囲でなるべく
近接させる必要がある。
【0003】 一次巻線,二次巻線の実際の配置方法に
は、図3に示すような同心配置と、図4に示すような交
互配置とがあり、これらの配置巻線間には絶縁スペーサ
を介在させる。この絶縁スペーサは、可能な限り薄くし
た方が変圧器の漏れリアクタンスを小さくできるけれど
も、所定の絶縁耐力を保持することを要し、且つその誘
電損失との関係で厚みを薄くするのには限界がある。
は、図3に示すような同心配置と、図4に示すような交
互配置とがあり、これらの配置巻線間には絶縁スペーサ
を介在させる。この絶縁スペーサは、可能な限り薄くし
た方が変圧器の漏れリアクタンスを小さくできるけれど
も、所定の絶縁耐力を保持することを要し、且つその誘
電損失との関係で厚みを薄くするのには限界がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】既存の絶縁スペーサ
は、スパンボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊
維の湿式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の断
面形状になるように引抜き成形している。また、スパン
ボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊維の薄い湿
式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の厚みにな
るように複数枚を積層してから硬化させている。
は、スパンボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊
維の湿式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の断
面形状になるように引抜き成形している。また、スパン
ボンド又は抄紙法で製造したポリエステル繊維の薄い湿
式不織布にポリエステル樹脂を含浸し、所定の厚みにな
るように複数枚を積層してから硬化させている。
【0005】 これらの絶縁スペーサは、湿式不織布に
ポリエステル繊維を及び含浸樹脂にポリエステル樹脂を
用い、耐熱性はE種である。既存の絶縁スペーサは、い
ずれも密度が1.0以上であって規定の厚さ2mmにお
いて誘電率が3.1である。誘電率が3.1に達すると変
圧器において誘電損失が多少発生し、この規定厚よりも
厚くすると変圧器の漏れリアクタンスが大きくなる。
ポリエステル繊維を及び含浸樹脂にポリエステル樹脂を
用い、耐熱性はE種である。既存の絶縁スペーサは、い
ずれも密度が1.0以上であって規定の厚さ2mmにお
いて誘電率が3.1である。誘電率が3.1に達すると変
圧器において誘電損失が多少発生し、この規定厚よりも
厚くすると変圧器の漏れリアクタンスが大きくなる。
【0006】 本考案は、変圧器における配置巻線間の
絶縁スペーサに関する前記の問題点を改善するために提
案されたものであり、規定の厚さ2mmでも誘電率が低
くて誘電損失が小さい多孔質の絶縁スペーサを提供する
ことを目的としている。
絶縁スペーサに関する前記の問題点を改善するために提
案されたものであり、規定の厚さ2mmでも誘電率が低
くて誘電損失が小さい多孔質の絶縁スペーサを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る絶縁スペーサ1は、図1のようなシー
ト状又は図2のようなU字形側面であり、変圧器2にお
ける低圧巻線3及び高圧巻線4の配置巻線間に介在させ
る。巻線3,4の実際の配置方法は、図3に示すような
同心配置、又は図4に示すような交互配置のいずれでも
よい。
に、本考案に係る絶縁スペーサ1は、図1のようなシー
ト状又は図2のようなU字形側面であり、変圧器2にお
ける低圧巻線3及び高圧巻線4の配置巻線間に介在させ
る。巻線3,4の実際の配置方法は、図3に示すような
同心配置、又は図4に示すような交互配置のいずれでも
よい。
【0008】 シート状の絶縁スペーサ1(図1)を製
造するには、耐熱性繊維のウェブをニードルパンチング
で一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度0.15〜0.
20g/cm3のフェルト5を用いる。フェルト5の厚
みと密度が前記の範囲内でない場合、得た絶縁スペーサ
1の絶縁耐力が低下したり、誘電率が従来と同程度にな
って製造コストも上昇してしまう。
造するには、耐熱性繊維のウェブをニードルパンチング
で一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度0.15〜0.
20g/cm3のフェルト5を用いる。フェルト5の厚
みと密度が前記の範囲内でない場合、得た絶縁スペーサ
1の絶縁耐力が低下したり、誘電率が従来と同程度にな
って製造コストも上昇してしまう。
【0009】 このフェルト5には、耐熱性樹脂を耐熱
性繊維に対して20〜50重量%含浸させて1枚又は複
数枚を積層する。この場合、耐熱性樹脂の含浸量が20
重量%未満であると加熱・加圧後のフェルトが柔らかす
ぎてハンドリング処理がしにくく、一方、その含浸量が
50重量%を超えてもフェルトが硬くなるだけで不経済
である。樹脂の含浸方法は、塗布又はスプレー法でも可
能であるが、一般にディッピング法が容易である。積層
したフェルト5を所定の加熱・加圧で硬化させ、絶縁ス
ペーサ1の密度を0.50〜0.70g/cm3にする。
この場合、絶縁スペーサ1の密度が0.50g/cm 3 未
満であると柔らかくて保形性に劣り、一方、その密度が
0.70g/cm 3 を超えると多孔質の範疇から離れて誘
電損失を小さくするという効果が低下する。
性繊維に対して20〜50重量%含浸させて1枚又は複
数枚を積層する。この場合、耐熱性樹脂の含浸量が20
重量%未満であると加熱・加圧後のフェルトが柔らかす
ぎてハンドリング処理がしにくく、一方、その含浸量が
50重量%を超えてもフェルトが硬くなるだけで不経済
である。樹脂の含浸方法は、塗布又はスプレー法でも可
能であるが、一般にディッピング法が容易である。積層
したフェルト5を所定の加熱・加圧で硬化させ、絶縁ス
ペーサ1の密度を0.50〜0.70g/cm3にする。
この場合、絶縁スペーサ1の密度が0.50g/cm 3 未
満であると柔らかくて保形性に劣り、一方、その密度が
0.70g/cm 3 を超えると多孔質の範疇から離れて誘
電損失を小さくするという効果が低下する。
【0010】 フェルト5に用いる耐熱性繊維は、アラ
ミド繊維,ポリエステル繊維,ポリテトラフルオロエチ
レン繊維などの有機耐熱性繊維であり、含浸する耐熱性
樹脂は、飽和ポリエステル,メラミン,フェノール,エ
ポキシ,ポリイミド樹脂などである。絶縁スペーサ1の
電気特性及び製造コストの点から、フェルト5にはポリ
エステル繊維を、及び含浸樹脂として飽和ポリエステル
樹脂を用いると好ましい。
ミド繊維,ポリエステル繊維,ポリテトラフルオロエチ
レン繊維などの有機耐熱性繊維であり、含浸する耐熱性
樹脂は、飽和ポリエステル,メラミン,フェノール,エ
ポキシ,ポリイミド樹脂などである。絶縁スペーサ1の
電気特性及び製造コストの点から、フェルト5にはポリ
エステル繊維を、及び含浸樹脂として飽和ポリエステル
樹脂を用いると好ましい。
【0011】
【作用】本考案の絶縁スペーサ1は、フェルト5の密度
が小さく且つ耐熱性樹脂の含浸量が比較的少なくてよい
ことにより、全体が多孔質でその密度が0.50〜0.7
0g/cm3になる。絶縁スペーサ1は、低圧巻線3及
び高圧巻線4における配置巻線間の絶縁に用いると、規
定の厚さ2mmにおいて誘電率が1.9以下になり、実
測値で1.73であるから誘電損失が従来よりも小さ
い。
が小さく且つ耐熱性樹脂の含浸量が比較的少なくてよい
ことにより、全体が多孔質でその密度が0.50〜0.7
0g/cm3になる。絶縁スペーサ1は、低圧巻線3及
び高圧巻線4における配置巻線間の絶縁に用いると、規
定の厚さ2mmにおいて誘電率が1.9以下になり、実
測値で1.73であるから誘電損失が従来よりも小さ
い。
【0012】 絶縁スペーサ1の耐熱性は、フェルト5
にポリエステル繊維を及び含浸樹脂に飽和ポリエステル
樹脂を用いると従来とほぼ同じであり、E種として使用
できる。絶縁スペーサ1は、高温において長期間使用し
ても化学変化せず、熱による経時的な劣化が少ない。
にポリエステル繊維を及び含浸樹脂に飽和ポリエステル
樹脂を用いると従来とほぼ同じであり、E種として使用
できる。絶縁スペーサ1は、高温において長期間使用し
ても化学変化せず、熱による経時的な劣化が少ない。
【0013】
【実施例】次に、本考案を実施例に基づいて説明する。 実施例1 図1に示すシート状の絶縁スペーサ1を製造するため、
3デニールで繊維長51mmのポリエステル繊維(商品
名:テトロン)のウェブ100g/m2を用いる。この
ウェブをニードルパンチングで一体化して、厚み0.6
mmで密度0.15g/cm3のフェルト5を形成する。
3デニールで繊維長51mmのポリエステル繊維(商品
名:テトロン)のウェブ100g/m2を用いる。この
ウェブをニードルパンチングで一体化して、厚み0.6
mmで密度0.15g/cm3のフェルト5を形成する。
【0014】 各フェルト5には、飽和ポリエステル樹
脂をディッピングによって30g/m2含浸させて仮乾
燥する。次に、この樹脂含浸のフェルトを4枚積層し、
平圧プレスによって160℃で30分間加熱・加圧して
硬化させる。この結果、得たシート状の絶縁スペーサ1
は、厚みが2mmで密度が0.55g/cm3の多孔質で
ある。
脂をディッピングによって30g/m2含浸させて仮乾
燥する。次に、この樹脂含浸のフェルトを4枚積層し、
平圧プレスによって160℃で30分間加熱・加圧して
硬化させる。この結果、得たシート状の絶縁スペーサ1
は、厚みが2mmで密度が0.55g/cm3の多孔質で
ある。
【0015】 絶縁スペーサ1は、図4に例示する外鉄
形変圧器8に用いる。変圧器8では、例えば長方形のけ
い素鋼板を重ね接合した三脚鉄心9(図4で部分的に図
示)に低圧巻線3と高圧巻線4を交互配置し、各配置巻
線の間に絶縁スペーサ1を介在させる。絶縁スペーサ1
は、巻線3,4における各配置巻線の間を絶縁し、該ス
ペーサの耐熱性はE種である。
形変圧器8に用いる。変圧器8では、例えば長方形のけ
い素鋼板を重ね接合した三脚鉄心9(図4で部分的に図
示)に低圧巻線3と高圧巻線4を交互配置し、各配置巻
線の間に絶縁スペーサ1を介在させる。絶縁スペーサ1
は、巻線3,4における各配置巻線の間を絶縁し、該ス
ペーサの耐熱性はE種である。
【0016】 図示しないけれども、低圧巻線3及び高
圧巻線4は、図4の外鉄形変圧器8においては、主とし
て平角銅体を巻型上に平巻として半径方向に方形状に巻
き重ねた方形板コイルであると好ましい。
圧巻線4は、図4の外鉄形変圧器8においては、主とし
て平角銅体を巻型上に平巻として半径方向に方形状に巻
き重ねた方形板コイルであると好ましい。
【0017】実施例2 U字形側面の絶縁スペーサ7(図2)を製造するため、
実施例1と同様のポリエステル繊維のウェブ200g/
m2を用いる。このウェブをニードルパンチングで一体
化し、厚み1.0mmで密度0.18g/cm3のフェル
トを形成する。
実施例1と同様のポリエステル繊維のウェブ200g/
m2を用いる。このウェブをニードルパンチングで一体
化し、厚み1.0mmで密度0.18g/cm3のフェル
トを形成する。
【0018】 各フェルトには、エポキシ樹脂をディッ
ピングによって40g/m2含浸させて予備乾燥する。
次に、この樹脂含浸のフェルトを2枚積層し、プレスに
よって180℃で30分間加熱・加圧してU字形に硬化
させる。得た絶縁スペーサ7は、多孔質で密度が0.6
0g/cm3である。
ピングによって40g/m2含浸させて予備乾燥する。
次に、この樹脂含浸のフェルトを2枚積層し、プレスに
よって180℃で30分間加熱・加圧してU字形に硬化
させる。得た絶縁スペーサ7は、多孔質で密度が0.6
0g/cm3である。
【0019】 絶縁スペーサ7は図3に示す内鉄形変圧
器2に用いる。変圧器2では、例えば長方形のけい素鋼
板を重ね接合した鉄心6(図3で部分的に図示)に低圧
巻線3と高圧巻線4とを同心配置し、配置巻線間にそれ
ぞれ絶縁スペーサ7を介在させる(図2参照)。絶縁ス
ペーサ7は、各配置巻線の間を絶縁し、規定の厚さ2m
mで誘電率が実測値で1.73になり、該スペーサの耐
熱性は従来と同じE種である。
器2に用いる。変圧器2では、例えば長方形のけい素鋼
板を重ね接合した鉄心6(図3で部分的に図示)に低圧
巻線3と高圧巻線4とを同心配置し、配置巻線間にそれ
ぞれ絶縁スペーサ7を介在させる(図2参照)。絶縁ス
ペーサ7は、各配置巻線の間を絶縁し、規定の厚さ2m
mで誘電率が実測値で1.73になり、該スペーサの耐
熱性は従来と同じE種である。
【0020】 低圧巻線3及び高圧巻線4は、図3の内
鉄形変圧器2においては主として図2に示すような円筒
コイルであると好ましく、該コイルは軸方向に絶縁スペ
ーサ7を挟みながら所要数だけ円筒形に巻き上げてい
る。図示しないけれども、巻線3,4は、平角銅体を巻
型上に平巻として半径方向に巻き重ねた円板コイルでも
よい。
鉄形変圧器2においては主として図2に示すような円筒
コイルであると好ましく、該コイルは軸方向に絶縁スペ
ーサ7を挟みながら所要数だけ円筒形に巻き上げてい
る。図示しないけれども、巻線3,4は、平角銅体を巻
型上に平巻として半径方向に巻き重ねた円板コイルでも
よい。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る絶縁スペーサは、全体の密
度が0.50〜0.70g/cm3という多孔質であるか
ら、その誘電率が1.9以下、実測値で1.73というよ
うに低い。この絶縁スペーサは、変圧器において低圧巻
線及び高圧巻線の配置巻線間に入れると、規定の厚さ2
mmでは従来よりも誘電損失が小さくなる。また、誘電
損失が同一でよいならば、この絶縁スペーサをいっそう
薄くして変圧器の漏れリアクタンスを小さくすることが
可能である。
度が0.50〜0.70g/cm3という多孔質であるか
ら、その誘電率が1.9以下、実測値で1.73というよ
うに低い。この絶縁スペーサは、変圧器において低圧巻
線及び高圧巻線の配置巻線間に入れると、規定の厚さ2
mmでは従来よりも誘電損失が小さくなる。また、誘電
損失が同一でよいならば、この絶縁スペーサをいっそう
薄くして変圧器の漏れリアクタンスを小さくすることが
可能である。
【0022】 本考案の絶縁スペーサは、フェルトにポ
リエステル繊維を及び含浸樹脂に飽和ポリエステル樹脂
を用いると、従来とほぼ同様に耐熱性がE種である。し
たがって、この絶縁スペーサは、高温における使用で化
学変化せず、熱による経時的な劣化も殆どないので、変
圧器のような高温環境でも長期間安全に使用できる。
リエステル繊維を及び含浸樹脂に飽和ポリエステル樹脂
を用いると、従来とほぼ同様に耐熱性がE種である。し
たがって、この絶縁スペーサは、高温における使用で化
学変化せず、熱による経時的な劣化も殆どないので、変
圧器のような高温環境でも長期間安全に使用できる。
【図1】 本考案に係る絶縁スペーサの断面を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図2】 絶縁スペーサを配置巻線の間に介在させた状
態を例示する部分斜視図である。
態を例示する部分斜視図である。
【図3】 変圧器における低圧巻線及び高圧巻線を同心
配置した状態を示す概略部分断面図である。
配置した状態を示す概略部分断面図である。
【図4】 低圧巻線及び高圧巻線を交互配置した状態を
示す概略部分断面図である。
示す概略部分断面図である。
1 絶縁スペーサ 2 変圧器 3 低圧巻線 4 高圧巻線 5 フェルト 6 鉄心
Claims (2)
- 【請求項1】 変圧器における配置巻線間の絶縁に用い
るスペーサであって、耐熱性繊維のウェブをニードルパ
ンチングで一体化した厚み0.6〜4.0mmで密度0.
15〜0.20g/cm3のフェルトを用い、このフェル
トにおいて耐熱性樹脂を耐熱性繊維に対して20〜50
重量%含浸させて1枚又は複数枚を積層し、加熱・加圧
で硬化させて密度を0.50〜0.70g/cm3に定め
る多孔質の絶縁スペーサ。 - 【請求項2】 フェルトに用いる耐熱性繊維がポリエス
テル繊維で、含浸する耐熱性樹脂が飽和ポリエステル樹
脂である請求項1のスペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465093U JP2503742Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465093U JP2503742Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736420U JPH0736420U (ja) | 1995-07-04 |
JP2503742Y2 true JP2503742Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=12144021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2465093U Expired - Lifetime JP2503742Y2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 変圧器における配置巻線間の絶縁スペ―サ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503742Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4647876B2 (ja) * | 2002-01-28 | 2011-03-09 | パナソニック電工株式会社 | 樹脂含浸コイルの製造方法 |
JP5598400B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-10-01 | Tdk株式会社 | スペーサ、コイル、コイル部品及びスイッチング電源装置 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP2465093U patent/JP2503742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736420U (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |