JP2503512Y2 - レピ―タアンテナ装置 - Google Patents
レピ―タアンテナ装置Info
- Publication number
- JP2503512Y2 JP2503512Y2 JP1993073710U JP7371093U JP2503512Y2 JP 2503512 Y2 JP2503512 Y2 JP 2503512Y2 JP 1993073710 U JP1993073710 U JP 1993073710U JP 7371093 U JP7371093 U JP 7371093U JP 2503512 Y2 JP2503512 Y2 JP 2503512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- metal tape
- repeater
- antenna device
- tape wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内側アンテナと、室
外側アンテナとが、各々の電極部および室内外を区画す
る誘電体部材を介して電気的に接続されてなるレピータ
アンテナ装置に関し、更に詳しくは、自動車内や建造物
内において、携帯電話やアマチュア無線等の移動体通信
機による送受信を行う際に好適に用いることのできるレ
ピータアンテナ装置に関する。
外側アンテナとが、各々の電極部および室内外を区画す
る誘電体部材を介して電気的に接続されてなるレピータ
アンテナ装置に関し、更に詳しくは、自動車内や建造物
内において、携帯電話やアマチュア無線等の移動体通信
機による送受信を行う際に好適に用いることのできるレ
ピータアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば出力が1W以下である携帯電話に
よる送受信を自動車内や建造物内において行う場合に
は、その出力が1/10乃至1/8W程度まで低下して
感度が不足することから通達距離を十分に確保すること
ができない。そのため、自動車内や建造物内において携
帯電話を使用するときには、レピータアンテナ装置を付
設することによって電波の増幅や雑音の除去を行い、車
外や室外と同程度の出力を得て感度の向上を図ることと
している。
よる送受信を自動車内や建造物内において行う場合に
は、その出力が1/10乃至1/8W程度まで低下して
感度が不足することから通達距離を十分に確保すること
ができない。そのため、自動車内や建造物内において携
帯電話を使用するときには、レピータアンテナ装置を付
設することによって電波の増幅や雑音の除去を行い、車
外や室外と同程度の出力を得て感度の向上を図ることと
している。
【0003】しかして、従来における自動車内の携帯電
話用のレピータアンテナ装置としては、例えば、一対の
カップラの各々に車内側アンテナおよび車外側アンテナ
を接続し、各カップラに接続された車内側アンテナおよ
び車外側アンテナを、自動車のウィンドガラスを介して
接続するよう粘着テープによって接着固定し、これによ
って、ウィンドガラスを誘電体とするコンデンサを構成
して、両者の電気的接続を達成する装置が知られてい
る。
話用のレピータアンテナ装置としては、例えば、一対の
カップラの各々に車内側アンテナおよび車外側アンテナ
を接続し、各カップラに接続された車内側アンテナおよ
び車外側アンテナを、自動車のウィンドガラスを介して
接続するよう粘着テープによって接着固定し、これによ
って、ウィンドガラスを誘電体とするコンデンサを構成
して、両者の電気的接続を達成する装置が知られてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレピータアンテナ装置においては、 各アンテ
ナの取付け作業が面倒であり、また、 粘着テープの
みで固定されている車外側アンテナが、自動車の走行時
における風圧によって脱落する危険性があり、更に、
洗車装置などによって洗車する際には、車外側アンテ
ナを取り外さなければならず煩雑である、等の問題を有
している。
ようなレピータアンテナ装置においては、 各アンテ
ナの取付け作業が面倒であり、また、 粘着テープの
みで固定されている車外側アンテナが、自動車の走行時
における風圧によって脱落する危険性があり、更に、
洗車装置などによって洗車する際には、車外側アンテ
ナを取り外さなければならず煩雑である、等の問題を有
している。
【0005】この考案は、以上のような事情に基いてな
されたものである。この考案の目的は、電波の増幅およ
び雑音の除去によって、自動車内や建造物内における移
動体通信機による送受信を車外や室外と同程度の感度で
行うことができるとともに、取付け作業等の取扱いが容
易で、脱落等の事故を招かない安全性に優れたレピータ
アンテナ装置を提供することにある。
されたものである。この考案の目的は、電波の増幅およ
び雑音の除去によって、自動車内や建造物内における移
動体通信機による送受信を車外や室外と同程度の感度で
行うことができるとともに、取付け作業等の取扱いが容
易で、脱落等の事故を招かない安全性に優れたレピータ
アンテナ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のレピータアン
テナ装置は、室内側アンテナの電極部と、室外側アンテ
ナの電極部とが、室内外を区画する誘電体部材を介して
接続されてなるレピータアンテナ装置であって、前記室
内側アンテナおよび前記室外側アンテナの各々は、粘着
性フィルムと、この粘着性フィルム上に設けられた金属
テープ線回路とから構成されるシール型アンテナであ
り、前記室内側アンテナを構成する金属テープ線回路お
よび前記室外側アンテナを構成する金属テープ線回路は
互いに同一の平面形状を有し、当該金属テープ線回路
は、互いに平行に伸びる2つの金属テープ線からなる受
信部と、この受信部を構成する2つの金属テープ線の一
端側にそれぞれ設けられた電極部と、前記受信部を構成
する2つの金属テープ線をそれぞれの他端において接続
する第1の連接部と、前記受信部を構成する2つの金属
テープ線を、それぞれの他端から離間した位置において
接続する第2の連接部とよりなることを特徴とする。
テナ装置は、室内側アンテナの電極部と、室外側アンテ
ナの電極部とが、室内外を区画する誘電体部材を介して
接続されてなるレピータアンテナ装置であって、前記室
内側アンテナおよび前記室外側アンテナの各々は、粘着
性フィルムと、この粘着性フィルム上に設けられた金属
テープ線回路とから構成されるシール型アンテナであ
り、前記室内側アンテナを構成する金属テープ線回路お
よび前記室外側アンテナを構成する金属テープ線回路は
互いに同一の平面形状を有し、当該金属テープ線回路
は、互いに平行に伸びる2つの金属テープ線からなる受
信部と、この受信部を構成する2つの金属テープ線の一
端側にそれぞれ設けられた電極部と、前記受信部を構成
する2つの金属テープ線をそれぞれの他端において接続
する第1の連接部と、前記受信部を構成する2つの金属
テープ線を、それぞれの他端から離間した位置において
接続する第2の連接部とよりなることを特徴とする。
【0007】また、この考案のレピータアンテナ装置に
おいては、受信する電波の波長をλとするときに、受信
部を構成する金属テープ線の長さががλ/2であり、第
1の連接部と第2の連接部との間の距離がλ/6である
ことが好ましい。
おいては、受信する電波の波長をλとするときに、受信
部を構成する金属テープ線の長さががλ/2であり、第
1の連接部と第2の連接部との間の距離がλ/6である
ことが好ましい。
【0008】
【作用】レピータアンテナ装置を構成する室内側アンテ
ナおよび前記室外側アンテナの各々が、粘着性フィルム
と、この粘着性フィルム上に設けられた金属テープ線回
路とから構成されるシール型アンテナであるので、ガラ
ス材等の誘電体部材に対して容易にこれを取り付けるこ
とができる。また、自動車等の車外側に取り付けられた
場合においても、走行時の風圧によって脱落することは
なく、ワイパーや洗車装置によっても剥がれることはな
い。更に、配線のない平面的な構成であって、従来のア
ンテナ装置に比べて極めてコンパクトでスペース効率に
優れている。しかも、後述する実験例の結果からも明ら
かなように、雑音を効率的に除去することができ、室内
における移動体通信機による送受信を良好な感度で行う
ことができる。
ナおよび前記室外側アンテナの各々が、粘着性フィルム
と、この粘着性フィルム上に設けられた金属テープ線回
路とから構成されるシール型アンテナであるので、ガラ
ス材等の誘電体部材に対して容易にこれを取り付けるこ
とができる。また、自動車等の車外側に取り付けられた
場合においても、走行時の風圧によって脱落することは
なく、ワイパーや洗車装置によっても剥がれることはな
い。更に、配線のない平面的な構成であって、従来のア
ンテナ装置に比べて極めてコンパクトでスペース効率に
優れている。しかも、後述する実験例の結果からも明ら
かなように、雑音を効率的に除去することができ、室内
における移動体通信機による送受信を良好な感度で行う
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を説明するがこの考
案がこれらによって限定されるものではない。
案がこれらによって限定されるものではない。
【0010】図1(A)は、この考案のレピータアンテ
ナ装置における室内側アンテナまたは室外側アンテナと
して用いられるシール型アンテナの形状を示す平面図で
あり、同図(B)は、このシール型アンテナの構成を分
解して示す説明図である。
ナ装置における室内側アンテナまたは室外側アンテナと
して用いられるシール型アンテナの形状を示す平面図で
あり、同図(B)は、このシール型アンテナの構成を分
解して示す説明図である。
【0011】同図において、10は透明樹脂よりなる粘
着性フィルム、20は金属テープ線回路である。粘着性
フィルム10の一面には粘着剤ないし接着剤が塗布さ
れ、この一面に金属テープ線回路20が貼り付けられて
いる。30は離型台紙であって、粘着性フィルム10と
金属テープ線回路20とにより構成されるシール型アン
テナは、レピータアンテナ装置の構成要素として用いら
れるまでは離型台紙30に貼り付けられた状態となって
いる。そして、離型台紙に貼り付けられたシール型アン
テナは、シート状であるためスペース効率に優れ、軽量
で持ち運びに便利であり、しかも、室内外を区画するガ
ラス材等の誘電体部材に貼り付けるという簡単な操作に
よって、この考案に係るレピータアンテナ装置を製造す
ることができる。
着性フィルム、20は金属テープ線回路である。粘着性
フィルム10の一面には粘着剤ないし接着剤が塗布さ
れ、この一面に金属テープ線回路20が貼り付けられて
いる。30は離型台紙であって、粘着性フィルム10と
金属テープ線回路20とにより構成されるシール型アン
テナは、レピータアンテナ装置の構成要素として用いら
れるまでは離型台紙30に貼り付けられた状態となって
いる。そして、離型台紙に貼り付けられたシール型アン
テナは、シート状であるためスペース効率に優れ、軽量
で持ち運びに便利であり、しかも、室内外を区画するガ
ラス材等の誘電体部材に貼り付けるという簡単な操作に
よって、この考案に係るレピータアンテナ装置を製造す
ることができる。
【0012】金属テープ線回路20は、互いに平行に伸
びる2つの金属テープ線からなる受信部21と、この受
信部21を構成する2つの金属テープ線の一端側にそれ
ぞれ設けられた電極部22と、受信部21を構成する2
つの金属テープ線の他端同士を接続する第1の連接部2
3と、受信部21を構成する2つの金属テープ線を、そ
れぞれの他端から離間した位置において接続する第2の
連接部24とにより構成され、これらの各構成部分は全
て金属テープからなるものである。金属テープ線回路2
0は、例えば金属箔を打ち抜き加工することによって一
体的に形成することができ、このような加工を経て得ら
れるシール型アンテナ及びレピータアンテナ装置は極め
て生産性に優れたものである。
びる2つの金属テープ線からなる受信部21と、この受
信部21を構成する2つの金属テープ線の一端側にそれ
ぞれ設けられた電極部22と、受信部21を構成する2
つの金属テープ線の他端同士を接続する第1の連接部2
3と、受信部21を構成する2つの金属テープ線を、そ
れぞれの他端から離間した位置において接続する第2の
連接部24とにより構成され、これらの各構成部分は全
て金属テープからなるものである。金属テープ線回路2
0は、例えば金属箔を打ち抜き加工することによって一
体的に形成することができ、このような加工を経て得ら
れるシール型アンテナ及びレピータアンテナ装置は極め
て生産性に優れたものである。
【0013】なお、このシール型アンテナにより受信す
る電波の波長をλとするとき、受信部21を構成する金
属テープ線の長さDはλ/2であり、また、第1の連接
部23と第2の連接部24との間の距離dはλ/6であ
る。このように金属テープ線の長さDおよび連接部間距
離dを規定することにより、併合ループアンテナとして
の効果(広帯域特性)が確実に発揮されると共に、当該
シール型アンテナの形状を小さくすることができ、誘電
体部材における狭い領域にも貼り付けることが可能にな
る。すなわち、連接部間距離dをλ/6とすることによ
り、受信部間の距離を小さく設定することができ(通常
はλ/4であるのに対しλ/6とすることが可能)、シ
ール型アンテナのループ全体の占める面積を小さくする
ことができる。
る電波の波長をλとするとき、受信部21を構成する金
属テープ線の長さDはλ/2であり、また、第1の連接
部23と第2の連接部24との間の距離dはλ/6であ
る。このように金属テープ線の長さDおよび連接部間距
離dを規定することにより、併合ループアンテナとして
の効果(広帯域特性)が確実に発揮されると共に、当該
シール型アンテナの形状を小さくすることができ、誘電
体部材における狭い領域にも貼り付けることが可能にな
る。すなわち、連接部間距離dをλ/6とすることによ
り、受信部間の距離を小さく設定することができ(通常
はλ/4であるのに対しλ/6とすることが可能)、シ
ール型アンテナのループ全体の占める面積を小さくする
ことができる。
【0014】図2(A)は、この考案に係るレピータア
ンテナ装置の具体的構成の一例を示す説明用斜視図であ
り、同図(B)は、この装置の回路図である。
ンテナ装置の具体的構成の一例を示す説明用斜視図であ
り、同図(B)は、この装置の回路図である。
【0015】同図(A)において、40は、自動車の車
内と車外とを区画する厚さが5mm程度のウィンドガラ
スであり、50および60はそれぞれ車外側アンテナ
(室外側アンテナ)および車内側アンテナ(室内側アン
テナ)である。
内と車外とを区画する厚さが5mm程度のウィンドガラ
スであり、50および60はそれぞれ車外側アンテナ
(室外側アンテナ)および車内側アンテナ(室内側アン
テナ)である。
【0016】車外側アンテナ50および車内側アンテナ
60は、共に、図1に示した構成のシール型アンテナで
あって、それぞれの電極部のみがウィンドガラス40を
介して対向するよう配置されている。そして、車外側ア
ンテナ50と、車内側アンテナ60と、各アンテナの電
極部およびウィンドガラス40によるコンデンサとによ
って1つの回路が形成されている。このように、ウィン
ドガラス40は、レピータアンテナ装置の構成要素(コ
ンデンサ)として利用されていると共に、シール型アン
テナの装着用媒体としても用いられている。ここで、ウ
ィンドガラス40の厚さとしては、通常10mm以下と
され、好ましくは7mm以下、更に好ましくは3〜5.
2mmとされる。この厚さが過大となると十分な感度を
得ることが困難となる。
60は、共に、図1に示した構成のシール型アンテナで
あって、それぞれの電極部のみがウィンドガラス40を
介して対向するよう配置されている。そして、車外側ア
ンテナ50と、車内側アンテナ60と、各アンテナの電
極部およびウィンドガラス40によるコンデンサとによ
って1つの回路が形成されている。このように、ウィン
ドガラス40は、レピータアンテナ装置の構成要素(コ
ンデンサ)として利用されていると共に、シール型アン
テナの装着用媒体としても用いられている。ここで、ウ
ィンドガラス40の厚さとしては、通常10mm以下と
され、好ましくは7mm以下、更に好ましくは3〜5.
2mmとされる。この厚さが過大となると十分な感度を
得ることが困難となる。
【0017】本実施例のレピータアンテナ装置によれ
ば、車外側アンテナ50および車内側アンテナ60の各
々がシール型アンテナであるので、ウィンドガラス40
に対して容易に取り付けることができる。また、アンテ
ナ全体が、粘着性フィルムを介してウィンドガラス40
に貼り付けられているので、走行時の風圧によっては勿
論のこと、ワイパーや洗車装置によっても剥がれたりす
るようなことはなく安全性に優れている。更に、配線の
ない平面的な構成であるので極めてコンパクトでありス
ペース効率に優れている。
ば、車外側アンテナ50および車内側アンテナ60の各
々がシール型アンテナであるので、ウィンドガラス40
に対して容易に取り付けることができる。また、アンテ
ナ全体が、粘着性フィルムを介してウィンドガラス40
に貼り付けられているので、走行時の風圧によっては勿
論のこと、ワイパーや洗車装置によっても剥がれたりす
るようなことはなく安全性に優れている。更に、配線の
ない平面的な構成であるので極めてコンパクトでありス
ペース効率に優れている。
【0018】〔実験例〕 本実施例のレピータアンテナ装置を用いることによる感
度の向上効果を確認するために、400〜1400MH
zの範囲内で段階的に周波数を変化させ、各周は数にお
ける定在波比(SWR)を測定する実験を行った。な
お、定在波比の測定は、上記のシール型アンテナをスカ
ラーネットワークアナライザに接続することにより行っ
た。ここで、シール型アンテナの大きさは以下のとおり
である。 金属テープ線の長さD:160mm 連接部間距離d : 55mm 金属テープ線の幅 :4.5mm 受信部間距離(図1の21−21間距離):55mm 以上の結果を後記表1に示す。
度の向上効果を確認するために、400〜1400MH
zの範囲内で段階的に周波数を変化させ、各周は数にお
ける定在波比(SWR)を測定する実験を行った。な
お、定在波比の測定は、上記のシール型アンテナをスカ
ラーネットワークアナライザに接続することにより行っ
た。ここで、シール型アンテナの大きさは以下のとおり
である。 金属テープ線の長さD:160mm 連接部間距離d : 55mm 金属テープ線の幅 :4.5mm 受信部間距離(図1の21−21間距離):55mm 以上の結果を後記表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1に示すように、周波数が800〜94
0MHzの範囲内(携帯用電話において使用されている
周波数の範囲を包含する範囲内)における定在波比は2
以下である。ここに、定在波比が2.5以下であれば通
常のテレビアンテナと同等であって実用上何ら問題はな
く、従って、本実施例のレピータアンテナ装置によれ
ば、室内における移動体通信機による送受信を良好な感
度で行うことができる。そして、実際に、本実施例にお
けるレピータアンテナ装置を用いて、自動車内(通常、
車外における出力の1/10乃至1/8W程度まで低下
した室内)において携帯電話の送受信を行ったところ、
車外における送受信と同程度の感度が得られることが確
認された。
0MHzの範囲内(携帯用電話において使用されている
周波数の範囲を包含する範囲内)における定在波比は2
以下である。ここに、定在波比が2.5以下であれば通
常のテレビアンテナと同等であって実用上何ら問題はな
く、従って、本実施例のレピータアンテナ装置によれ
ば、室内における移動体通信機による送受信を良好な感
度で行うことができる。そして、実際に、本実施例にお
けるレピータアンテナ装置を用いて、自動車内(通常、
車外における出力の1/10乃至1/8W程度まで低下
した室内)において携帯電話の送受信を行ったところ、
車外における送受信と同程度の感度が得られることが確
認された。
【0021】
【考案の効果】この考案によれば、レピータアンテナ装
置を構成する室内側アンテナおよび前記室外側アンテナ
の各々がシール型アンテナからなるので、このシール型
アンテナを室内外を区画するガラス材に対して容易に取
り付けることができる。また、自動車等の車外側に取り
付けられた場合であっても、走行時の風圧により脱落す
ることはなく、ワイパーや洗車装置によっても剥がれる
ことはない。更に、従来のアンテナ装置に比べて極めて
コンパクトでスペース効率に優れている。しかも、雑音
を効率的に除去することができ、室内における移動体通
信機による送受信を室外における場合と同程度の良好な
感度で行うことができる。
置を構成する室内側アンテナおよび前記室外側アンテナ
の各々がシール型アンテナからなるので、このシール型
アンテナを室内外を区画するガラス材に対して容易に取
り付けることができる。また、自動車等の車外側に取り
付けられた場合であっても、走行時の風圧により脱落す
ることはなく、ワイパーや洗車装置によっても剥がれる
ことはない。更に、従来のアンテナ装置に比べて極めて
コンパクトでスペース効率に優れている。しかも、雑音
を効率的に除去することができ、室内における移動体通
信機による送受信を室外における場合と同程度の良好な
感度で行うことができる。
【図1】(A)は、この考案のレピータアンテナ装置を
構成するシール型アンテナの形状を示す平面図であり、
(B)は、このシール型アンテナの構成を分解して示す
説明図である。
構成するシール型アンテナの形状を示す平面図であり、
(B)は、このシール型アンテナの構成を分解して示す
説明図である。
【図2】(A)は、この考案に係るレピータアンテナ装
置の具体的構成の一例を示す説明用斜視図であり、
(B)は、この装置の回路図である。
置の具体的構成の一例を示す説明用斜視図であり、
(B)は、この装置の回路図である。
10 粘着性フィルム 20 金属テープ線回路 21 受信部 22 電極部 23 第1の連接部 24 第2の連接部 30 離型台紙 40 ウィンドガラス 50 車外側アンテナ 60 車内側アンテナ
Claims (2)
- 【請求項1】 室内側アンテナの電極部と、室外側アン
テナの電極部とが、室内外を区画する誘電体部材を介し
て接続されてなるレピータアンテナ装置であって、 前記室内側アンテナおよび前記室外側アンテナの各々
は、粘着性フィルムと、この粘着性フィルム上に設けら
れた金属テープ線回路とから構成されるシール型アンテ
ナであり、 前記室内側アンテナを構成する金属テープ線回路および
前記室外側アンテナを構成する金属テープ線回路は互い
に同一の平面形状を有し、 当該金属テープ線回路は、互いに平行に伸びる2つの金
属テープ線からなる受信部と、この受信部を構成する2
つの金属テープ線の一端側にそれぞれ設けられた電極部
と、前記受信部を構成する2つの金属テープ線をそれぞ
れの他端において接続する第1の連接部と、前記受信部
を構成する2つの金属テープ線を、それぞれの他端から
離間した位置において接続する第2の連接部とよりなる
ことを特徴とするレピータアンテナ装置。 - 【請求項2】 受信する電波の波長をλとするときに、
受信部を構成する金属テープ線の長さがλ/2であり、
第1の連接部と第2の連接部との間の距離がλ/6であ
ることを特徴とする請求項1に記載のレピータアンテナ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073710U JP2503512Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | レピ―タアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073710U JP2503512Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | レピ―タアンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742205U JPH0742205U (ja) | 1995-07-21 |
JP2503512Y2 true JP2503512Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=13526049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073710U Expired - Lifetime JP2503512Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | レピ―タアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503512Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE411631T1 (de) * | 2004-07-02 | 2008-10-15 | Eta Sa Mft Horlogere Suisse | Verbindungschaltung zwischen zwei schleifenantennen integriert in einem armband am handgelenk zu tragendes drahtloses gerät |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993073710U patent/JP2503512Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742205U (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |