JP2503352Y2 - キ−ボ−ドのリンク機構 - Google Patents

キ−ボ−ドのリンク機構

Info

Publication number
JP2503352Y2
JP2503352Y2 JP1987086551U JP8655187U JP2503352Y2 JP 2503352 Y2 JP2503352 Y2 JP 2503352Y2 JP 1987086551 U JP1987086551 U JP 1987086551U JP 8655187 U JP8655187 U JP 8655187U JP 2503352 Y2 JP2503352 Y2 JP 2503352Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
key top
link
housing hole
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987086551U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63194427U (ja
Inventor
正英 児玉
正好 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1987086551U priority Critical patent/JP2503352Y2/ja
Publication of JPS63194427U publication Critical patent/JPS63194427U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503352Y2 publication Critical patent/JP2503352Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 偏心してスイッチに取り付けられた、多ユニット分の
長さを有するキートップで、スイッチと反対側のキート
ップ面を打鍵しても、平滑なスイッチ押圧動作が可能な
キーボードのリンク機構である。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、データ入力用のキーボードに係り、特に標
準化されたスイッチ配列を有するキーボードに、任意の
長さのキートップを隙間なく取り付けることのできるキ
ーボードのリンク機構に関する。
近時、キーボードは電子装置に対するデータ入力手段
として急速に普及しつつあり、そのキー配列は、用途
や、顧客の嗜好により異なるため、極めて多様化してき
た。
そして、経済化のため、標準のスイッチ配列を有する
キーボード本体を共通部分として準備し、顧客の要求に
合わせて、多ユニット分の長さをもつキートップを任意
に取り付け可能で、しかも良好な操作性を有するキーボ
ードに対する要求が強まっている。
〔従来の技術〕
最近のキーボードは、小型化、軽量化を図り、しかも
組立作業を合理化するために、第2図のキーボードの断
面図で示す如く、スライダ11を嵌着したキートップ1
を、パネル3に設けられたハウジング孔31に嵌入し、一
方スイッチ4は最初から所定の配列ピッチでプリント基
板5に装着して半田付けし、それぞれを合体せしめるこ
とでキーボードを構成するようになっている。
そして個々のキースイッチはその受け持つ役目によ
り、キートップの形状(主として図面の横方向の長さ)
が異なり、例えば頻繁に打鍵される。「シフト」キー、
「空白」キーなどは、単一キーの1.5〜8倍程度の長さ
を有する多ユニットキートップを用いて、一個のスイッ
チを操作するようになっている。このような、多ユニッ
トキートップの場合、打鍵による押圧力がキートップの
端部(キートップの摺動をガイドするスライダ11の嵌着
位置から離れた点)に印加されても、キートップが水平
な状態で正しく上下に動作するよう、第3図に示すリン
ク機構が採用されている。
第3図は従来のリンク機構を示す斜視図であり、第2
図における右側のキートップを示している。
第3図において、1は多ユニットキートップで、その
内側中央に、パネルのハウジング孔31に摺動自在にガイ
ドされて、押圧動作をスイッチに伝達するスライダ11が
嵌着され、スライダ11の両側にはリンク6の摺動部61を
摺動自在に保持するフック13が嵌着されている。
34は第2図におけるパネル3の上面に形成されてリン
ク6の軸部62を回転自在に支持する軸受部である。
6は両先端に、外方へ直角に曲折した摺動部61を備
え、中央に長い軸部62が形成された略コ字状のワイヤよ
りなるリンク部材で、上述の如くキートップのフック13
およびパネルの軸受部34と係合している。
このように構成されたキートップ1の例えば左側端部
に印加された押圧力Pは、リンクの左側摺動部61から軸
部62を経て右側摺動部61に伝達され、右側のフック13を
介して、キートップの右側にも下向きの力が加えるた
め、スライダとハウジング孔は、競り合うことなくキー
トップは円滑に下降し、直下に設けられたスイッチを正
しく動作させることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の従来のリンク機構においては、リンクの摺動部
61と係合するフック13がキートップの内部でスライダ11
の左右に設けられており、スライダ11の左右両側にフッ
ク嵌着のためのスペースが必要になるため、第2図の左
側のスイッチの如く、スライダ11をキートップ1の端部
に嵌着する場合、リンク機構を組み込むことは不可能で
あった。
すなわち、第2図の左側のスイッチの如く、隣接する
中央のスイッチとの間隔が標準のピッチNで設けられて
いる場合に、該スイッチに多ユニットキートップ1(図
では2ユニット)を装着せんとすると、隣接スイッチと
の間隔が小さく、リンク機構を組み込むことができず、
従ってキートップを多ユニット化すると、操作性が悪く
なる(すなわちスライダの真上以外を打鍵すると押下し
ないことがある)という問題点があった。
また、図の右側に示すごとく、隣接スイッチとの間隔
を標準のピッチN以上(図では1.5N)に広げてスイッチ
4とハウジング孔31を配置すれば、第3図で説明したリ
ンク機構を内蔵させることができるが、この場合は顧客
の要求ごとに、異なったスイッチ配列(ピッチを広げ
た)のキーボード本体を用意する必要があり、部品の共
通化、標準化が不可能になるという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は本考案により、標準スイッチ配列に対応
する等間隔(ピッチN)でハウジング孔が設けられ、ハ
ウジング孔間の中央に該短冊状でスイッチ領域の巾に対
応する長さのリンク溝を備え、リンク溝の端部でハウジ
ング孔側裏面への切込みよりなる係合部を備えたパネル
と、裏面凹部に押圧でハウジング孔中で上下に摺動し、
ハウジング孔下部のスイッチに押圧動作を伝達するスラ
イダ及び長手方向の一側にリンク部材用の複数の軸受部
を備え、ピッチNの整数倍に対応する長さとスイッチ領
域に対応する巾を有する多ユニットキートップと、リン
ク部材軸受部で軸受され多ユニットキートップに対応す
る長さを有する軸部、軸部両側より下方に垂直に折曲さ
れた垂直短脚部、その下端よりリンク溝の係合部までの
長さを有する直線状脚部、及び脚部の下端より内側に軸
部に並行に折曲され係合部中で回転かつ摺動可能に保持
される摺動部よりなるリンク部材とより構成されること
を特徴とするキーボードのリンク機構によって解決され
る。
〔作用〕
リンク機構を上記構造とすることにより、キートップ
の内部には、リンク部材の軸部を支承する軸受部のみを
設ければよい。すなわち、軸受部とリンク部材の軸部は
「回り対偶」として係合されるので、前記従来のリンク
機構の如く、キートップ内部に「すべり対偶」を構成す
るためのフック(フック内でリンク部材の摺動部が前後
に摺動するため、フックは前後方向に或る長さが必要)
を内蔵する場合に比べて、フックが不要となりリンク機
構のために占有されるキートップ内部の容積を小さくす
ることができ、従って、スライダの左右ではなく、前
(または後)に軸受部を設けるだけでよい。
そしてリンク部材の摺動部は、キートップの下のパネ
ル上の、しかも、自スイッチ領域内で領域の巾に対応す
る長さを有する略短冊状のリンク溝の端部のハウジング
孔側でパネル裏面への切込みよりなる係合部中に保持さ
れることが可能となり、標準ピッチNで配置された隣接
スイッチの領域にはみ出すことがない。
以上のように、本考案によるリンク機構は、キートッ
プ内部およびパネル上で、自スイッチの領域内に収納さ
れるので、標準の配列ピッチNで配置されたキーボード
本体の任意のスイッチに、リンク機構付きの多ユニット
キートップを取りつけることが可能となる。
〔実施例〕
以下添付図により本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係るキーボードのリンク機構の切欠
斜視図である。以下の説明では図の右側を前面とする。
図において1は左右方向の長さがほぼスイッチ2個分
に相当する2ユニットキートップである。このキートッ
プ1は、底を上にした長方形の箱形状をなし、その内部
に、パネルのハウジング孔31bの下部に配設されている
図示してないスイッチを動作させるスライダ11が1個だ
け、右側に嵌着されて一体となっている。そして、キー
トップ1の前縁部には、リンク部材6の長い軸部62を回
転自在に保持する二つの軸受部12a,12bが一体に形成さ
れている。
3はスイッチが配列されたプリント板(図示せず)の
上部を覆うパネルで、スイッチの標準配列ピッチに相当
するピッチNで、煙突状のハウジング孔31a,31b,31c,・
・・が形成され、キートップ1のスライダ11の中心にあ
る柱状部分(図示せず)が嵌入されて、キートップを上
下に摺動可能に保持する。そして、パネル3には、リン
ク部材6の摺動部61a,61bなどをその下面で摺動可能に
保持する係合部33を備えスイッチ領域の巾に対応する長
さを有する略短冊状のリンク溝32a,32b,32c,・・・が、
上記ハウジング孔31a,31b,31c・・・の中間の位置に形
成されている。
6はワイヤ部材よりなるリンク部材で、キートップ1
の外形より若干大きく、かつキースイッチの2ピッチ分
の距離2Nを上回らない長さの軸部62と、その両端より下
方に垂直に曲折された垂直短脚部63a,63bと、この垂直
短脚部の下端よりリンク溝の係合部33までの長さを有す
る直線状脚部64a,64bと、直線状脚部の下端より内方へ
軸部に並行に折れ曲がった摺動部61a,61bとより構成さ
れ、上述のように、キートップ1の軸受部12a,12bおよ
びパネル3の係合部33とに係合し、リンク機構を構成し
ている。
そして、例えば、スライダが嵌着されていない左側端
部等のキートップ表面に印加された押圧力は、軸受部12
aを介して、リンク部材の軸部62を矢印A方向へ回転さ
せるが、摺動部61bはパネルの係合部33により上方への
変位が拘束されているために矢印B方向へ摺動し、右側
の軸受部12bの位置(すなわちスライダ11の位置)でキ
ートップを下方へ引き下げる力としてキートップへ伝達
される。
このように、スイッチに対して偏心して取り付けられ
た多ユニットキートップ上の何れの位置を打鍵しても、
本リンク機構により、キートップは傾くことなく垂直に
降下し、良好な打鍵特性が確保される。
しかも、上記のリンク機構は、スイッチ配列の2ピッ
チ分の長さ以内に納まっており、しかも自キートップで
動作させるハウジング孔31bと、隣接キートップが装着
されるハウジング孔31cとの中間の位置より内側(すな
わち自スイッチの領域内)に納まっているためスイッチ
の配列ピッチを拡げることなく、隣接キートップを密着
してとりつけることが可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、標準化されたスイ
ッチ配列を有するキーボードに、任意の長さのキートッ
プを隙間なく取り付けることのできるキーボードのリン
ク機構を提供することが可能となり、顧客の要求毎に異
なるキー配列で、操作性の優れたキーボードを共通部品
を用いて組み立てることができるので、その経済的効果
は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るキーボードのリンク機構の切欠
斜視図、 第2図は、キーボードの断面図、 第3図は、従来のリンク機構を示す斜視図 である。 図において、 1……キートップ、11……スライダ、12a,12b……軸受
部、13……フック、3……パネル、31,31a,31b,31c……
ハウジング孔、32a,32b,32c……リンク機構、33……係
合部、34……軸受部、4……スイッチ、5……プリント
板、6……リンク部材、63a,63bは垂直短脚部、64a,64b
は直線状脚部 61,61a,61b……摺動部、62……軸部、である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準のスイッチ配列に対応する等間隔(ピ
    ッチN)でハウジング孔が設けられ、ハウジング孔間の
    中央に略短冊状でスイッチ領域の巾に対応する長さのリ
    ンク溝を備え、リンク溝の端部でハウジング孔側裏面へ
    の切込みよりなる係合部を備えたパネルと、 裏面凹部に押圧でハウジング孔中で上下に摺動し、ハウ
    ジング孔下部のスイッチに押圧動作を伝達するスライダ
    及び長手方向の一側にリンク部材用の複数の軸受部を備
    え、ピッチNの整数倍に対応する長さとスイッチ領域に
    対応する巾を有する多ユニットキートップと、 リンク部材軸受部で軸受され多ユニットキートップに対
    応する長さを有する軸部、軸部両側より下方に垂直に折
    曲された垂直短脚部、その下端よりリンク溝の係合部ま
    での長さを有する直線状脚部、及び脚部の下端より内側
    に軸部に並行に折曲され係合部中で回転かつ摺動可能に
    保持される摺動部よりなるリンク部材とより構成される
    ことを特徴とするキーボードのリンク機構。
JP1987086551U 1987-06-03 1987-06-03 キ−ボ−ドのリンク機構 Expired - Lifetime JP2503352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086551U JP2503352Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 キ−ボ−ドのリンク機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086551U JP2503352Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 キ−ボ−ドのリンク機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63194427U JPS63194427U (ja) 1988-12-14
JP2503352Y2 true JP2503352Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=30942957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987086551U Expired - Lifetime JP2503352Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 キ−ボ−ドのリンク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503352Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332016Y2 (ja) * 1984-11-15 1991-07-08
JPH0327293Y2 (ja) * 1985-06-04 1991-06-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63194427U (ja) 1988-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4433225A (en) Keytop levelling mechanism
US7173200B2 (en) Key switch
JPS62291826A (ja) ゴム・キ−ボ−ド
US7199320B2 (en) Key switch device
JP2503352Y2 (ja) キ−ボ−ドのリンク機構
JP2004235132A (ja) キーボード
KR900003082Y1 (ko) 슬라이드식 볼륨의 크릭기구
US6072134A (en) Key switch device
JPH0794053A (ja) 多方向操作型スイッチ装置
JP4247312B2 (ja) 電子機器
CN2330057Y (zh) 双按钮式通断开关
KR100256837B1 (ko) Pc 카드용 커넥터
JP2604409Y2 (ja) スイッチ装置
JPS6342424Y2 (ja)
JPH0722820Y2 (ja) キーボードのキートツプ取付構造
JPS6224307Y2 (ja)
JP4112960B2 (ja) キーボード
JP3276953B2 (ja) キースイッチ装置
JPH0718110Y2 (ja) キーボードのキートツプ取付構造
JP2555882Y2 (ja) キーボードスイッチ
JPH0515406U (ja) スライド操作型電気部品
JPH041614Y2 (ja)
KR910008873Y1 (ko) 슬라이드형 전자부품
JP2607005Y2 (ja) 連動棒付きキーボードスイッチ
JPH0441539Y2 (ja)