JP2503243B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2503243B2 JP63066563A JP6656388A JP2503243B2 JP 2503243 B2 JP2503243 B2 JP 2503243B2 JP 63066563 A JP63066563 A JP 63066563A JP 6656388 A JP6656388 A JP 6656388A JP 2503243 B2 JP2503243 B2 JP 2503243B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、車両用ワイパ装置に関するものであり、雪
害よりワイパ装置を保護する為の拭き角度切替機能を有
したワイパ装置に関する。
「従来の技術およびその問題点」 従来のワイパ装置において拭き角度切替機能を有する
ものには、実開昭60−54655号に開示されたワイパ装置
がある。そのワイパ装置は、回転するクランクアーム
と、クランクアーム上に固定されたクランクピンと、ク
ランクピンの中心軸から偏心した中心軸を備えクランク
ピンに回動可能に取付けられた偏心ブッシュと、偏心ブ
ッシュに対して回動自在に装着されクランクアームの回
転にともなって往復運動をなすワイパリンクロッドと、
ワイパリンクロッドの往復運動により回動するワイパブ
レードとを含み、さらに偏心ブッシュに一体化されて偏
心ブッシュと共にクランクピンの周囲を回動可能なレバ
ーを含み、このレバーは偏心ブッシュに連結された状態
で偏心ブッシュの略半径方向に摺動自在なスライダを有
し、ワイパブレードの下反転位置を2段階に変更するた
めスライダを介して偏心ブッシュをワイパリンクロッド
側、またはクランクアーム側に連結固定するようにした
ものであった。しかしながら、従来のワイパ装置におい
て拭き角度を切替えるためには、ユーザがワイパブレー
ドを上反転位置に止め、フードを開け、さらに作業穴の
ゴム栓を取り、スライダの固定位置をドライバーで切替
えるという一連の煩わしい作業をしなければならなかっ
た。まして吹雪の中では極めて困難な作業となり、また
ワイパブレード収納位置に雪が溜まると、ワイパブレー
ドが下反転位置に到達する以前において収納位置に溜ま
った雪を打つので、ワイパ装置の強度保護という面から
見ても完全なものとは云えなかった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記の問題点を解決するためになされたも
のであり、ワイパブレード収納位置に雪が溜まると自動
的にワイパブレードの拭き角度が切替わるワイパ装置を
提供することを主な課題とし、また必要に応じてワイパ
アームに手で強力な引張り力を加えることによってもワ
ンタッチで拭き角度を切替えることが可能なワイパ装置
を提供することを課題とする。
「課題を解決するための手段および作用」 上記課題を解決するための本発明のワイパ装置の構成
は、ワイパアームと、 このワイパアームが連結され、このワイパアームと一
体に回動するピボット軸と、 このピボット軸に連結され、このピボット軸を中心に
回動する第1回動レバーと、 この第1回動レバーに変位可能に配設された可動部材
と、 この可動部材に連結され、前記ピボット軸を中心に前
記可動部材を介して前記第1回動レバーと一体的に回動
する第2回動レバーと、 ワイパモータにクランク結合されて往復運動をすると
ともに、前記第2回動レバーに連結された第1ロッド
と、を備え、 前記第2回動レバーは、前記第1回動レバーのピボッ
ト軸との結合部分においてこのピボット軸を挿通する長
穴部が穿設されたサポート部材を有しており、 このサポート部材は、前記長穴部の両端内周面に第1
および第2のストッパ部が形成されており、 また前記サポート部材は、前記長穴部の略中央部に弾
性力を加える弾性部材を有し、 この弾性部材により前記サポート部材の前記第1のス
トッパ部、または前記第2のストッパ部が前記ピボット
軸の外周側に節度をもって当接し、その当接位置に前記
サポート部材を保持し、 この第1および第2のストッパ部によるサポート部材
の位置決めによって、前記ピボット軸に対する前記第2
回動レバーの位置を、ワイパのフルコンシールド位置に
対応する第1の位置とワイパのセミコンシールド位置に
対応する第2の位置との間で節度をもって切り替え、保
持するように構成したことを特徴とする。
この発明の構成によれば、弾性部材と第1および第2
のストッパ部との共同作用によって、サポート部材の位
置決めを行って、ピボット軸に対する第2回動レバーの
位置を、ワイパのフルコンシールド位置に対応する第1
の位置(第5図、第8図の位置)と、ワイパのセミコン
シールド位置に対応する第2の位置(第6図、第9図の
位置)との間で節度をもって切り替え、保持する。
そのため、雪溜まりや手によりワイパアームに外力が
作用すると、この外力が第2回動レバーにも作用して、
弾性部材の弾力で保持されていた第2回動レバーの位置
をこの弾力に打ち勝って節度をもって切り替え、その切
り替え位置を保持できる。
従って、冬季に雪溜まり等により第2回動レバーの位
置がワイパのセミコンシールド位置に対応する第2の位
置に切り替わると、次に外力がワイパアームに作用する
までの間、その第2の位置を維持できる。
本発明における請求項(2)に記載のワイパ装置は、
前記可動部材が、前記第1回動レバーの長手方向に滑動
可能に保持されたことを特徴とする。この構成によれ
ば、可動部材が第1回動レバーの長手方向に沿って円滑
に移動するため、拭き角度を切り替えたのちにおいて
も、円滑な移動により第1回動レバーおよび第2回動レ
バーが安定して確実に往復回動される。
本発明における請求項(3)に記載のワイパ装置は、
前記可動部材は、前記第2回動レバーおよび第1回動レ
バーに対して回転可能に連結されたことを特徴とする。
この構成によれば、可動部材により連結された第1回動
レバーと第2回動レバーが相互に滑動しながら回転する
ことが可能であるため、手によって第2のロッドに引張
り荷重を加えることにより、第2回動レバーを第1回動
レバーに対して回転させ、手によって拭い角を切り替え
ることが容易である。
「第1実施例」 次に、本発明の第1実施例を第1図から第6図につい
て説明する。
第1図に示されるように、ウインドシールドガラス1
はワイパ払拭範囲2をワイパブレード3により払拭され
る。ワイパブレード3はワイパアーム4に連結されてお
り、夏場などのフルコンシールド時は下反転位置6より
上反転位置8まで払拭作動し、冬場などのセミコンシー
ルド時は、セミコンシールド時の下反転位置7より同様
に略上反転位置8まで払拭作動する。フルコンシールド
時の下反転位置6はフード後端部5の下方にあり、セミ
コンシールド時の下反転位置7はフード後端部5の上方
にある。フード後端部5の周辺は、降雪時に雪が溜まる
場所である。ワイパブレード3の下反転位置6,7を自動
的に切替え可能とする機構は第1回動レバー13の中心を
なすピボット軸10の周辺に設けられている。ワイパモー
タ回転中心9にはクランクアーム9aを介して第1ロッド
12が取付けられており、この第1ロッド12を介してワイ
パモータ回転中心9の回転運動が第1回動レバー13へ回
動運動として伝達され、第1回動レバー13の回動中心を
なす助手席側ピボット軸10に結合されたワイパアーム4
を介して回動されるワイパブレード3によってウインド
シールドガラス1を払拭する構造になっている。運転席
側ピボット軸11へは第2ロッド14および回動レバー13A
により第1回動レバー13の回動運動が伝達され、さらに
ワイパアーム4Aと共に回動するワイパブレード3Aによっ
てウインドシールドガラス1が払拭される。
以下第2図および第3図について第1実施例の夏冬切
替機構について説明する。第2図は夏場におけるフルコ
ンシールド時の状態を示す。助手席側ピボット軸10の周
辺にある機構が第1実施例の切替機構である。フルコン
シールド時の拭き角度を助手席側θP,運転席側θとす
る。運転席側のワイパアーム4Aに雪または手により第2
図上向きに荷重が加わった時、第2ロッド14に引張り荷
重が加わることにより、第1回動レバー13の回動が妨げ
られ、第1ロッド12がクランクアーム9Aを介してワイパ
モータ回転中心9から力を受け、第2図の右斜め上方へ
第2回動レバー16を押し上げることにより、第2回動レ
バー16は第1回動レバー13上において滑動し、第3図に
示されるように冬場のセミコンシールド状態に切替わ
る。
第1実施例の詳細な説明を第4図から第6図について
行う。
第4図において、まず構成部品及び構造を説明する。
助手席側ピボット軸10には、第1回動レバー13が一体に
固定されており、第1回動レバー13の先端側には第2ロ
ッド14に回動可能なピン26が結合されている。第1回動
レバー13の上面にはスライダ15が置かれている。スライ
ダ15は第1回動レバー13のサイドストッパ13aで横方向
には規制されている。スライダ15は一端に長穴15bを有
して、ピボット軸10に嵌められており、長穴15bのピッ
チのみ滑動可能な構造となっている。スライダ15の中間
部における穴15cは軽量化及びグリス溜めを目的とす
る。スライダ15は合計樹脂等の材質により滑動性を良く
し固着を避けることが好ましいが、金属等の他の材質で
も滑動性の良いものであれば使用可能である。さらに、
スライダ15の他端は第2回動レバー16に結合されている
ピン25と、穴15aによって回転可能に結合されている。
ピン25は第2回動レバー16の上下に突出するごとく第2
回動レバー16に嵌合されており、上部に突出したピン部
において第1ロッド12を回転可能に結合している。な
お、ピン25の上下のピン部は分離しても良い。第2回動
レバー16には円筒状のホルダ16aが一体に設けられてお
り、このホルダ16aにサポート17における円環状の摺動
部17eが嵌められている。サポート17は、摺動部17eの一
部を切欠いたグリス溜め17fを有しており、また上部に
鍔状に形成された防水カバー17dを有している。さら
に、サポート17は内周側にc字状の板ばね18を入れる溝
部17bを持っており、また長穴部17gが穿設されている。
板ばね18の曲げ部18aは長穴部17gの略中央に位置してい
る。板状をなす助手席側ホルダ本体19に取付けられた筒
状のホルダ部19bは、サポート17の長穴部17gに嵌り、さ
らに板ばね18の曲げ部18aによりストッパ部17c、または
ストッパ部17hへ押さえられる。ホルダ本体19には2個
のストッパ部19aが切り起こされており、サポート17の
防水カバー17dに二面切欠きにより設けられたストッパ
面17aにて、サポート17の動きは第6図図示のP点と
P′点とを結ぶ線と平行な方向に規制されている。第2
回動レバー16およびサポート17は、スラストワッシャ2
2,24およびウェーブワッシャ23によってスラスト調整さ
れて、スライダ15とホルダ本体19との曲に挟持され、ピ
ボット軸10の先端における溝部10aに嵌められたスナッ
プリング20により平ワッシャ21を介して固定されてい
る。
以下、第1実施例の動作を説明する。
第1図において、降雪時にフード後端部5の周辺に雪
が溜まると第2ロッド14に引張り荷重が働く。第4図お
よび第5図に示されるように第2ロッド14にピン26で結
合されている第1回動レバー13が反時計方向に回転しよ
うとするため、サイドストッパ13aで滑動方向を規制さ
れているスライダ15に反力が働く。スライダ15はピン25
により第2回動レバー16および第1ロッド12と結合され
ているため、第1ロッド12のクランクアーム9Aとの結合
部を中心として伸びる方向へスライダ15が滑動する。こ
のため、スライダ15のピン25に結合されている第2回動
レバー16も引張られ、ホルダ16aがサポート17とともに
移動することにより、ホルダ16aの回転中心が第6図図
示のP点よりP′点へ移動する。ホルダ16aの移動後
は、第4図図示においてホルダ部19bが板ばね18を脱け
出て長穴部17gのストッパ部17h側に板ばね18によって押
さえられるため、第2回動レバー16の回転中心は第6図
図示のP′点に固定される。そして、第1回動レバー13
の回転中心であるピボット軸10の中心から、第2回動レ
バー16におけるピン25までの距離が増加するため、第1
回動レバー13の回動角はフルコンシールド時のθから
セミコンシールド時のθ′へ切替えられ、第1ロッド
12に結合されたピン25の中心位置の終点は第6図図示の
J点よりJ′点へ移行する。つまり、夏場などのフルコ
ンシールド時は第1回動レバー13,スライダ15および第
2回動レバー16のいずれの回転中心もP点であるが、冬
場などのセミコンシールド時は第2回動レバー16のみ回
転中心がP′点となる。第1回動レバー13と第2回動レ
バー16の中間に位置するスライダ15は、第2回動レバー
16におけるピン25の回動軌跡に倣って回動し、かつスラ
イダ15の回動中心はP点であるため、セミコンシールド
時においてスライダ15は第1回動レバー13と滑動しなが
ら回動する。
「第2実施例」 第7図により第2実施例の構成部品および構造を説明
する。
第2実施例においては、第1回動レバー13が略三角形
に形成されており、一端の頂角には助手席ピボット軸10
を一体に備え、他端の頂角には第2ロッド14と結合され
るピン26が固設され、ほぼ中央の頂角にはピン27が固設
されている。さらに、第1回動レバー13は、ピン27にお
いてサブロッド28の一端の穴28aと回転可能に結合され
ている。サブロッド28のもう一方の穴28bは第2回動レ
バー16のピン25と回転可能に結合している。サブロッド
28は、第1回動レバー13と第2回動レバー16とに挟み込
まれているため、滑動を円滑にするように、また軽量化
も兼ねてグリス溜め28cが長穴状に穿設されている。他
の構成部品および構造は第1実施例と同じである。
次に、第7図から第9図について第2実施例の動作を
説明する。第8図は夏場などにおけるフルコンシールド
時の状態を示す。フルコンシールド時の拭き角度はθ
である。第8図には助手席側ピボット軸10の周辺のみを
示しているが、切替角度は運転席側も同様に切替わる。
運転席側ワイパアーム4A(第1図参照)に雪または手に
より上向きの荷重が加わった時に、第2ロッド14に引張
り荷重が働く。第1回動レバー13は第2ロッド14に引張
られてピボット軸10を中心に反時計方向へ回転しようと
する。サブロッド28は第1回動レバー13により押され、
ピン25を介して第2回動レバー16を押すため、第2回動
レバー16も反時計方向へ回転しようとする。しかし、第
2回動レバー16はピン25により第1ロッド12に結合され
ているため、第1ロッド12のクランクアーム9aとの結合
部を中心にワイパモータ回転中心9からの駆動力によっ
て第8図図示の右方へ押される。そして、第2回動レバ
ー16の他端におけるサポート17の板ばね18が開き、第2
回動レバー16が押し出される。この時、第2回動レバー
16と連結されたサブロッド28は第1回動レバー13におけ
るピン27を中心に回転する。サポート17はホルダ本体19
のストッパ部19aにより移動方向を規制されているた
め、一定方向へスライドする。拭き角度が切替えられた
セミコンシールド状態を第9図に示す。第2回動レバー
16の移動後は、板ばね18によりホルダ部19bが板ばね18
によって、サポート17におけるストッパ部17hに押さえ
られ固定される。移動後における第2回動レバー16の回
転中心は、第9図図示のP点からP′点へ移行し、第1
ロッド12と結合されたピン25の中心位置はJ点よりJ′
点へ移行され、ピボット軸10の中心位置であるところの
P点から前記ピン25の中心位置であるところのJ′点ま
での距離が増加するため、拭き角度が減少されフルコン
シールド時のθよりセミコンシールド時のθ′に切
替えられる。フルコンシールド時は第1回動レバー13と
第2回動レバー16の回転中心はP点であり、セミコンシ
ールド時は第1回動レバー13の回転中心はP点であって
変更がなく、第2回動レバー16の回転中心のみがP′点
となり、回転中心を異にする両回動レバー13,16の軌跡
差はサブロッド28がピン27を中心に回転することによっ
て吸収される。
「発明の効果」 以上述べたように、本発明のワイパ装置は、第2回動
レバーが第1回動レバーのピボット軸との結合部分にお
いて、このピボット軸を挿通する長穴部を穿設されたサ
ポート部材を有し、かつこのサポート部材が長穴部の略
中央両側より弾性力を加える弾性部材を有し、ピボット
軸に対する第2回動レバーの位置を節度をもって移動可
能としたものであるから、ワイパブレード収納位置に雪
が溜まると、自動的にワイパブレードの拭き角度が切替
わり、ワイパ装置を保護することができるとともに、自
動であることにより人手による切替作業が不要になると
いう優れた効果があり、かつ人手により拭き角度を切替
える場合にもワンタッチの簡単な作業で切替えが可能で
ある。
また、本発明では、雪溜まりや手によりワイパアーム
に外力が作用すると、この外力が第2回動レバーにも作
用して、弾性部材の弾力で保持されていた第2回動レバ
ーの位置をこの弾力に打ち勝って節度をもって切り替
え、その切り替え位置を保持できるから、冬季に雪溜ま
り等により第2回動レバーの位置がワイパのセミコンシ
ールド位置に対応する第2の位置に切り替わると、次に
外力がワイパアームに作用するまでの間、その第2の位
置を維持できるので、雪溜まり等が生じたときに、払拭
の度にワイパアームに外力が作用して、ワイパ駆動モー
タの負荷増加が何回も繰り返し生じることがない。
また、ブレードラバーのガラス面への張りつき防止や
ブレードラバーの変形防止のために、ワイパアームをロ
ックバックする場合、エンジンフード後端部の下方に位
置するフルコンシールド状態のワイパアームをエンジン
フード後端部の上方に位置するセミコンシールド状態に
容易に切り替え、かつその位置を保持できるので、車体
等に干渉することなくワイパアームのロックバックを良
好に行うことができるという効果がある。
また、前記可動部材を前記第1回動レバーの長手方向
に滑動可能に保持する場合は、拭き角度の自動的な切替
えが安定して確実に行われる。前記可動部材を第2回動
レバーおよび第1回動レバーに対して回転可能に連結す
る場合も同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるワイパ装置の全体構
成を示す模式図、第2図は夏場におけるフルコンシール
ド時の状態を示す模式図、第3図は冬場におけるセミコ
ンシールド時の状態を示す模式図、第4図は第1実施例
のワイパ装置の構成部品および構造を示す分解斜視図、
第5図は第1実施例におけるピボット軸周辺のフルコン
シールド時の状態を示す平面図、第6図は第1実施例に
おけるピボット軸周辺のセミコンシールド時の状態を示
す平面図、第7図は第2実施例のワイパ装置の構成部品
および構造を示す分解斜視図、第8図は第2実施例にお
けるピボット軸周辺のフルコンシールド時の状態を示す
平面図、第9図は第2実施例におけるピボット軸周辺の
セミコンシールド時の状態を示す平面図である。 3,3A……ワイパブレード、4,4A……ワイパアーム、9…
…ワイパモータ回転中心、10……助手席側ピボット軸、
12……第1ロッド、13……第1回動レバー、15……スラ
イダ、16……第2回動レバー、17……サポート、17g…
…長穴部、18……板ばね、25……ピン、28……サブロッ
ド。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパアームと、 このワイパアームが連結され、このワイパアームと一体
    に回動するピボット軸と、 このピボット軸に連結され、このピボット軸を中心に回
    動する第1回動レバーと、 この第1回動レバーに変位可能に配設された可動部材
    と、 この可動部材に連結され、前記ピボット軸を中心に前記
    可動部材を介して前記第1回動レバーと一体的に回動す
    る第2回動レバーと、 ワイパモータにクランク結合されて往復運動をするとと
    もに、前記第2回動レバーに連結された第1ロッドと、
    を備え、 前記第2回動レバーは、前記第1回動レバーのピボット
    軸との結合部分においてこのピボット軸を挿通する長穴
    部が穿設されたサポート部材を有しており、 このサポート部材は、前記長穴部の両端内周面に第1お
    よび第2のストッパ部が形成されており、 また前記サポート部材は、前記長穴部の略中央部に弾性
    力を加える弾性部材を有し、 この弾性部材により前記サポート部材の前記第1のスト
    ッパ部、または前記第2のストッパ部が前記ピボット軸
    の外周側に節度をもって当接し、その当接位置に前記サ
    ポート部材を保持し、 この第1および第2のストッパ部によるサポート部材の
    位置決めによって、前記ピボット軸に対する前記第2回
    動レバーの位置を、ワイパのフルコンシールド位置に対
    応する第1の位置とワイパのセミコンシールド位置に対
    応する第2の位置との間で節度をもって切り替え、保持
    するように構成したことを特徴とする車両用ワイパ装
    置。
  2. 【請求項2】前記可動部材は、前記第1回動レバーの長
    手方向に滑動可能に保持されたことを特徴とする請求項
    (1)記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】前記可動部材は、前記第2回動レバーおよ
    び第1回動レバーに対して回転可能に連結されたことを
    特徴とする請求項(1)記載の車両用ワイパ装置。
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