JP2503171Y2 - サクションブライドル - Google Patents

サクションブライドル

Info

Publication number
JP2503171Y2
JP2503171Y2 JP8279990U JP8279990U JP2503171Y2 JP 2503171 Y2 JP2503171 Y2 JP 2503171Y2 JP 8279990 U JP8279990 U JP 8279990U JP 8279990 U JP8279990 U JP 8279990U JP 2503171 Y2 JP2503171 Y2 JP 2503171Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
suction
strip
bridle
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8279990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0442146U (ja
Inventor
良男 都留
行雄 神田
知明 立原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8279990U priority Critical patent/JP2503171Y2/ja
Publication of JPH0442146U publication Critical patent/JPH0442146U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503171Y2 publication Critical patent/JP2503171Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱処理酸洗ラインの金属帯板(以下ストリ
ップと称す)をロールに巻回して吸着し、このロールを
回転して前記ストリップに張力を付与するサクションブ
ライドルに関する。
〔従来の技術〕
従来例えば熱処理酸洗ラインのウオータクエンチタン
クから出る、表面に冷却水による液膜が形成されたスト
リップに張力を付与して酸洗タンクに送る場合、その張
力付与手段として一般にサクションブライドルが使用さ
れている。
従来のサクションブライドルの1例として第3図及び
第4図に示すものがある。
第3図は上述した従来のサクションブライドルの一部
を破断した側面図、第4図は第3図のIV-IV断面図であ
る。
これらの図において、1は1対の中空状のロールであ
り、その周面には多数に吸引穴2が穿設され、その両端
の軸部は軸受4によって支持されている。そして第4図
中左方の駆動側軸部は図示しない駆動装置にそれぞれ連
結され、同右方の作業側軸部には吸引路3が穿設されて
いる。この吸引路3の端部にはロータリジョイントが内
装されたシールキャップ5が嵌装され、吸気管6を介し
て真空ポンプ7に連結されている。
8は邪魔板であり、ストリップSが巻回していない吸
引穴2からの空気の吸引を少なくするように、ロール1
の外周に対して微小隙間をもたせて固設されている。9
はデフレクタロールである。
双方のロール1にストリップSを巻回し、このロール
1を真空ポンプ7によって吸引しながら回転すると、双
方のロール1の内部の気圧は低下し、表面に冷却水Wが
付着してスリップしやすくなったストリップSを吸着し
てロール1の周面と密着させ、その摩擦を大きくしてス
リップを防止し、ストリップSに張力を付与して例えば
酸洗タンクのような次工程に送給する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで前述の従来の装置では、ストリップSを吸着
するときにストリップSの表面に付着した冷却水Wを吸
引穴2からロール1の内部に吸引し、第4図に示すよう
に、ロール1の内部に冷却水Wが溜り、ついには真空ポ
ンプ7に流入する。
このため、真空ポンプ7の回転動力が過負荷になり、
そのモータが止まる不具合がある。
また、ロール1の内部に冷却水Wが溜まると、吸引穴
2が閉塞してサクション能力が低下し、ストリップSと
の摩擦が小さくなり、スリップしやすくなる不具合があ
った。
本考案はこれらの不具合を解決した新たなサクション
ブライドルを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案のサクションブライドルは、周面に多
数の吸引穴を穿設した中空状のロールをガス吸引装置に
連結し、このロールに巻回したストリップを前記吸引穴
から前記ガス吸引装置によって前記ロールの周面に吸着
し、このロールを回転して前記ストリップに張力を付与
するサクションブライドルにおいて、前記ロールの軸中
空部を貫通しロール内下部に延設開口する排水管と、該
排水管の他端に連結する排水ポンプとよりなる滞溜液排
出手段を設けたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のサクションブライドルは、ストリップ
をロールに巻回してガス吸引装置によってロール周面に
吸着し、ロールを回転してこのストリップに張力を付与
して走行させるに際し、ストリップ表面に付着する冷却
水をストリップの表面から吸引穴によって吸引し、ロー
ルの内部下部に溜ろうとする冷却用液体をその冷却水が
少量のうちに排水管と排水ポンプよりなる内部滞溜液排
出手段によって吸い取ってロール外に排出し、ロールの
サクション能力の低下及び前記液体の前記ガス吸引装置
への流入を防止するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面第1図及び第2図によ
って具体的に説明する。なお、従来の装置と同一の部材
及び部位には同一の符号を付し、重複する説明を省略す
る。
第1図は本考案サクションブライドルの一部を破断し
た側面図、第2図は第1図のII-II断面図である。
第1図及び第2図において、1は周面に多数の吸引穴
2を穿設した一対の中空状ロールで、それぞれその両端
軸部は軸受4により支持されている。双方のロール1の
内部には第2図右方向の作業側軸部に穿設した吸引路3
を貫通して排水管11がそれぞれ挿入され、該排水管11の
先端はロール内下部に延設開口しており、又排水管11の
他端はロール1の作業側軸部に嵌挿されたシールキャッ
プ5を貫通してそれぞれ排水ポンプ12に連結されてい
る。排水管11と排水ポンプ12により本考案における滞溜
液排出手段は構成されている。
吸引路3の端部には従来装置と同様にロータリジョイ
ントが内装されたシールキャップ5が嵌挿され、吸気管
6を介して真空ポンプ7に連結されている。8はロール
1の外周に微小隙間をもたせて固設した邪魔板、9はデ
フレクタロールである。
次ぎに本考案装置の作用につき図面に基づき説明する
と、例えばウオータクエンチタンクのような前工程から
送給されるストリップSを、デフレクタロール9を介し
て双方のロール1に巻回し、このロール1を真空ポンプ
7によって吸引しながら回転すると、双方のロール1の
内部の気圧は低下し、表面に冷却水Wによる液膜が形成
されたストリップSをロール1の周面に密着させ、その
摩擦を大きくしてスリップを防止する。そしてこのスト
リップSに張力を付与し、例えば酸洗タンクのような次
工程に送給する。
前記したストリップSの吸引の際に、その表面に付着
している冷却水Wをロール1の内部に吸引し、冷却水は
ロール内の下部に滞溜しようとするが、この冷却水Wが
少量のうちにロール内下部に延設開口した排水管11から
排水ポンプ12によって吸い取り、ロール1の外に排出す
る。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案では、サクション
ブライドルのロールに内部滞溜液排出手段を設けたこと
により、ストリップの表面からロールの内部に吸引して
溜ろうとする液体をロール外に早期に排出することがで
きる。
このため、前記液体の吸引穴閉塞によるロールのサク
ション能力の低下及び前記液体のガス吸引装置への流入
によるその過負荷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての、サクションブライ
ドルの一部を破断した側面図、第2図は第1図のII-II
断面図、第3図は従来のサクションブライドルの一例の
一部を破断した側面図、第4図は第3図のIV-IV断面図
である。 1……ロール、2……吸引穴、3……吸引路、4……軸
受、5……シールキャップ、6……吸気管、7……真空
ポンプ、11……排水管、12……排水ポンプ、S……スト
リップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に多数の吸引穴を穿設した中空状のロ
    ールをガス吸引装置に連結し、このロールに巻回したス
    トリップを前記吸引穴から前記ガス吸引装置によって前
    記ロールの周面に吸着し、このロールを回転して前記ス
    トリップに張力を付与するサクションブライドルにおい
    て、前記ロールの軸中空部を貫通しロール内下部に延設
    開口する排水管と、該排水管の他端に連結する排水ポン
    プとよりなる滞溜液排出手段を設けたことを特徴とする
    サクションブライドル。
JP8279990U 1990-08-06 1990-08-06 サクションブライドル Expired - Lifetime JP2503171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8279990U JP2503171Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 サクションブライドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8279990U JP2503171Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 サクションブライドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0442146U JPH0442146U (ja) 1992-04-09
JP2503171Y2 true JP2503171Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=31629930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8279990U Expired - Lifetime JP2503171Y2 (ja) 1990-08-06 1990-08-06 サクションブライドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503171Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0442146U (ja) 1992-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006007324A (ja) 圧延機の油膜ベアリング用オイル排出口
CN105935701A (zh) 一种金属板带表面清洁装置及其抽吸辊
JP2503171Y2 (ja) サクションブライドル
JP3224461B2 (ja) 高速対応吸液ロールの排液機能回復方法と、その排液装置
JP3254330B2 (ja) 金属帯の付着液除去装置
CN217414632U (zh) 一种带有冷却装置的多层复合膜生产设备
JP3873182B2 (ja) サクションロール
KR100292275B1 (ko) 강판표면의 압연유 제거용 진공흡인롤
CN218424818U (zh) 热轧层流冷却内冷辊
JPH0890049A (ja) 圧延油の吸液ロール装置
JPH0639436A (ja) 冷間圧延機用の油切りロール
JPS6340612A (ja) ストリツプの水切り装置
JPH08368Y2 (ja) 水平処理槽のロール軸シール装置
JP7247126B2 (ja) スクリュープレス
JPS6038717Y2 (ja) ロ−ルの内部冷却装置
JPH0748717Y2 (ja) サクションロールの搾水封止構造
CN207142500U (zh) 一种吸砂绞车
CN216884764U (zh) 胶片浸润装置
JP4181686B2 (ja) シンクロールを備えた冷却装置
JPS5817315B2 (ja) 円網抄紙装置
CN221123720U (zh) 一种用于水暖管道密闭性的检测装置
JPS6020469Y2 (ja) 流体吸引または排出装置
JPS6332541B2 (ja)
WO2022193362A1 (zh) 一种罗茨真空泵
JP3028675U (ja) 缶の巻締装置