JP2503067Y2 - 二重容器 - Google Patents

二重容器

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JP2503067Y2 JP1990123562U JP12356290U JP2503067Y2 JP 2503067 Y2 JP2503067 Y2 JP 2503067Y2 JP 1990123562 U JP1990123562 U JP 1990123562U JP 12356290 U JP12356290 U JP 12356290U JP 2503067 Y2 JP2503067 Y2 JP 2503067Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外容器内に内容物を収納した内バッグを収
容した二重容器で、外容器の内面と内バッグとの間の内
部空間の圧力と内バッグ内の圧力との差圧を利用して、
内バッグに収納した内容物を排出する二重容器に関す
る。
(従来の技術) 例えば、特公昭46−28741号公報には、第15図(噴射
操作前の容器全体の一部断面側面図)を参照して、略々
管状の容器本体151を有し、該容器本体が上蓋152及び底
蓋153によってその軸方向端を閉鎖され、該容器本体内
に袋状ピストン構造154が設けられ、該袋状ピストン構
造は容器本体の上蓋と一致する輪郭になている頂端部分
155と、同じく前記上蓋と位置致する輪郭になっている
底板156によって閉鎖された底端部分157と、内容物を容
器外に噴射するにつれて折畳まれる中間部分158と、前
記底蓋に常時近接した位置から前記上蓋の方へ前記底端
部分が動く間前記底板を前記容器本体の軸線に合致せし
めておくため半径方向で外側に向けられ前記底蓋の方に
下方に向けられて可撓性材料で構成された外周スカート
159を有し袋状ピストン構造の内壁149に払拭作用を行う
前記底板と一体になった装置とを有する噴射容器150
が、開示されている。
なお、148はバルブ機構147を備えた噴射部材である。
この容器150では、外周スカート159の最大径が容器本体
151の内径とほゞ等しいか、又は僅かに大になってい
て、袋状ピストン構造154が、加圧されて充填されてい
る推進剤(噴射剤)の力で上方に押し上げられてゆくと
き、その底端部分157がその内壁149を上向きに払拭しな
がら進行し、実室的に、内容物の完全排出を確保するも
のとされている。
又、特開昭61−178873号公報には、第16図(第15図類
似の断面側面図)を参照して、房室を画定する缶160と
この房室内に設けられた可撓性の隔壁161とこの隔壁を
缶に架設する手段162とからなり、缶は房室を取り巻く
側壁163と排出口164を具えた上端165とこれに対抗する
下端166を有し、缶の側壁163が可撓性を有し、房室が加
圧されたときには膨張するとともの房室内の圧力がゼロ
になったときには原状に復し、房室内の圧力が0から10
0psiに達するときに缶側壁の寸法が原状における寸法の
1/1000だけ房室を横断する方向に増加し、隔壁161が房
室内を、排出口164から排出する内容物である流体を収
容する流体房室167と隔壁を加圧して流体房室に向けて
膨張させて排出口164より流体を排出させるための推進
剤を収容する推進房室168とに、二分し、架設手段162が
隔壁161を缶側壁163にシールして、隔壁の膨張時に流体
と推進剤とが漏れないようにし、流体房室167に流体が
最初に注入されたときには隔壁161が、下端に向けて膨
張し、推進剤による圧力が掛ったときには上端に向けて
徐々に膨張することが可能であるごとき加圧容器が示さ
れている。
この加圧容器では、架設手段162は、具体的には、締
めリングであり、それが隔壁161を缶の側壁163に密着さ
せ、隔壁161を缶160中にしっかり固定し、かくして缶16
0は流体房室167と推進房室168とに区画される。使用に
際しては、流体が減少するにつれて隔壁161が推進剤の
圧力で変形しつつ上昇し、締めリング162のところから
反転し始め、流体が空になると、すっかり反転してカバ
ーに接触し、流体は完全に排出される、と説明されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 第15図示の従来例はピストン形式のものであり、外容
器の胴部に凹みを生じた場合にピストンの上昇が阻害さ
れ、内容物の排出ができなくなるおそれがある。一方、
第16図示のものは、上記問題を解消している。
しかしながら、第16図示の容器は、缶160に隔壁161と
架設手段162を挿入し、架設手段によって隔壁を容器に
固定した構成であり、組立がむずかしいという欠点があ
る。(なお、この点は、第15図示のものにおいても、ピ
ストンに外周スカート159が設けられているので、同様
である。) さらに、容器胴部を押圧、変形し、隔壁で隔離した室
に収納内容品を押し出すという形式の容器には適用でき
ないという問題もある。
(問題点解決の手段) 本考案は、上述したような技術的問題の解消を図るも
のであり、そのため外容器内に収容される内バッグの内
容物収納部が、全長に亘り、断面形状がほヾ等しく有底
の筒状であり、かつ有底の下部薄肉部と上部厚肉部とか
らなり、下部薄肉部全体が外容器と内バッグとの間の内
部空間の圧力と内バッグ内の圧力との差圧によって変形
自在な厚さであり、上部厚肉部全体が下部薄肉部の肉厚
の1.5倍以上の厚さであり、下部薄肉部の長さを容器頭
部の天板から内バッグの底部までの長さの約1/2とした
ものである。
(作用) 外容器内に収容される内バッグが前述の構成となって
いるので、内バッグが圧縮され排出口から内容物が排出
されるとき、下部薄肉部が底部を含めて変形し、容積が
縮小されることになる。順次排出を繰り返すと、下部薄
肉部は底部を含め変形自在であることから上部厚肉部の
内側に向かって反転移動する。この反転移動は、上部厚
肉部内の内容物を押し上げることにより、上部厚肉部内
の内容物も順次排出される。
さらに排出を繰り返すと上部厚肉部内の内部に下部薄
肉部が完全に反転して納り、内容物は収納部よりほゞ完
全に排出される。
なお、下部薄肉部は、内圧によって容易に変形するこ
とが必要で、特に材料を限定するものではないが、LDPE
(低密度ポリエチレン)を使用した場合、その厚さは0.
1〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.2mmである。
又、バイヤー性が必要となる内容物に対して多層ラミ
ネートフィルムやシートで形成する場合は、ラミネート
の構成としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)/
PE/AL(アルミニウム)/PE、PE/AL/PE、PE/AL蒸着PET/P
E、OPP(二軸延伸ポリプロピレン)/AL蒸着CPP(無延伸
ポリプロピレン)、PE/NY(ナイロン)/PE等があるが、
何れにせよその厚みは総厚で0.03〜0.5mm、好ましくは
0.04〜0.2mmである。
一方、上部厚肉部は、下部薄肉部よりも変形しにくい
ものでなければらないので、その厚みは下部薄肉部の1.
5倍以上、好ましくは2倍から40倍である。
(実施例) 第1実施例 本考案の第1実施例を第1〜5図を参照しながら説明
する。
本例二重容器は2ピースエアゾール容器を外容器に使
用したものであり、第1図はその部品図であり、第2図
は未使用時の、第3図は初回使用時の、第4図は数回使
用後の、第5図は最終使用後の、各容器正面断面図を示
す。
図中、11は外容器本体であり、アルミ、ブリキ等の金
属缶、ガラスおよび合成樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート、ナイロン、アクリルニトリル等)などでつくられ
たエアゾール容器(本例はアルミ缶)で12はその口部で
外面側にクリンチ部13が設けてある。外容器本体11の底
部14には噴射剤(LPGガス等)を充填する開口部15が設
けてあり、噴射剤充填後、ゴム栓16等で密封できるよう
につくられれいる。
21は内容物を収納する内バッグで、アルミニウム或い
はアルミニウム層を有するラミネート材又は合成樹脂で
つくられる(本例では低密度ポリエチレンを噴射成形し
て製造した)。該内バッグ21は、前記外容器本体のクリ
ンチ部13に固着するフランジ部23が設けられた上端開口
部22(フランジ部23と上端開口部22とで嵌合部20を形成
する)、嵌合部20から下方にのびる有底円筒状の内容物
収納部24とからなり、該収納部24は内壁の断面周長が全
長に亘りほヾ等しく、上部が厚肉(上部厚肉部24A)
で、下部が変形自在なように薄肉(下部溝肉部24B)に
つくられている(本例では上部が1.5mm、下部が0.2m
m)。該下部薄肉部24Bは容器頭部31のバルブ(後述)の
天板33(第2図)から前記内バッグ21の下端までの長さ
の約1/2の長さに作られている。31はバルブを内包する
容器頭部で、前記外容器本体のクリンチ部13において内
バッグ21のフランジ部23をはさみこんでクリンチされて
いる。32はバルブに連通する排出口、61はキャップであ
る。
この容器に内容物を充填するにあたっては、まず内バ
ッグ21を外容器本体11内に収容し、内バッグ21のフラン
ジ部23を外容器本体11のクリンチ部13で保持後、内容部
(本例ではマヨネーズ)を内バッグ21内に充填し、容器
頭部31をクリンチしたのち、外容器本体11の開口部15か
ら噴射剤(LPGガス等)(圧力3〜4kg/cm2)を充填する
と同時にゴム栓16で密封する(第2図)。
内容物の排出は、まずキャップ61をはずし、次に容器
頭部31のバルブを開放すると、噴射剤の圧力によって内
バッグ21が圧縮され、内容物のマヨネーズがバルブ排出
口32より排出される。このとき内バルブ21は上部厚肉部
24Aにくらべ下部24Bが薄肉となっているため該下部24B
が変形し容積を減少することになる(第3図)。
順次内容物の排出を繰り返すと、内バッグ21の下部薄
肉部24Bは、排出のたびに変形を増し、容積を減少しな
がら上部厚肉部24Aの内側に向かって反転移動してい
く。この反転移動は上部厚肉部24A内の内容物を内側か
ら押圧する(第4図)。
さらに、内容物の排出を繰り出すと内バッグ21の下部
薄肉部24Bは、上部厚肉部24Aで完全に反転すると同時に
内容物をほヾ完全に排出する(第5図)。
尚、本実施例では下部薄肉部24Bの底部も変形自在で
あるので、仮に外容器本体11の側壁が凹んでいたとして
も反転移動がスムーズに進むという利点がある。
又、同様の理由により、実施例の如きストレートな側
壁をもつ外容器本体に代えて凹部や凸部を設けた側壁を
もつ外容器本体を使用することができる 第2実施例 本考案の第2実施例を第6〜7図を参照しながら説明
する。
本例はサイドシーム缶エアゾール容器を外容器として
使用した例であり、第6図は未使用時の、第7図は最終
使用後の、各容器断面図を示す。
外容器本体11は、サイドシーム缶でつくられ、その下
端にまきしめられている底蓋17には中央に噴射剤を充填
する開口部15が設けてあり、噴射剤(LPGガス等)を充
填後、ゴム栓16等で密封できるように作られている。
41は容器本体頭部で、内バッグ21のフランジ部23をは
さみこんで外容器本体11に巻き締め固着されているとと
もに、中央開口部42には外側面にクリンチ部13が設けら
れており、エアゾールバルブを天板33に装着した容器頭
部31をクリンチして固着している。
その他、第1〜5図におけると同一の番号は第1実施
例のそれと同一部品、個所を示し、従って、内バッグ21
の材質;収納部の上部厚肉部24Aと下部薄肉部24Bの肉
厚;下部薄肉部24Bの長さ;収容した内容物:など、す
べて第1実施例と同様である。
又、内容物の充填、排出と排出に伴う内バッグの態様
変化も同様であるので説明は省略する。
第3実施例 本考案の第3実施例を第8〜11図を参照しながら説明
する。
本実施例は可撓性形成品よりなる押圧し容器について
なされたものであり、第8図は未使用時の、 第9図は初回使用時における、第10図は数回の使用後
の、第11図は最終使用後の、各容器断面図を示す。
図中、11は弾性のある合成樹脂(ポリエチレン、ポリ
プロピレン等が使用可能。本例ではポリエチレン)でつ
くられた外容器本体で、その口部12の外側面にはネジ部
18が設けてある。又19は外容器本体11の底部の開口部15
に形成され、容器本体11の内側にのみ開く吸気弁体であ
る。
内容物を収納する内バッグ21は第1実施例同様低密度
ポリエチレン製で可撓性をもち、外容器本体11の口部12
に固着するフランジ部23と上端開口部22とからなる嵌合
部と、該嵌合部の周壁(密封壁25)より内側にあって、
該密封壁25から下方にのびる有底筒状の内容物収納部24
を有し、該物収納部24はその全長に亘り断面周長がほヾ
等しく、上部厚肉部24Aが厚肉(0.5mm)で有底の下部薄
肉部24Bが変形自在なように薄肉(0.1mm)につくられて
いることは第1実施例と同じである。又該下部薄肉部24
Bは、容器頭部41の天板43から前記内バッグ21の底部ま
での長さの約1/2の長さにつくられている。
41は合成樹脂製の容器頭部で、容器本体11の口部12と
協力して前記内バッグ21のフランジ部23と密封壁25をは
さみこんでネジ係合しているとともに、天板43には前記
内バッグ21の内部と連通する開口部44を有したノズル部
45が突出して設けられており、該ノズル部45外側面には
ネジ部46が設けられている。
前記ノズル開口部44には、排出口32を有し容器の外側
にのみ開く逆止弁体(バルブ機構)51を固着されてい
る。
62はキャップで前記排出口32を密封して前記ノズルネ
ジ部46に係合している(第8図)。
この容器の充填にあたっては、まず内バッグ21を外容
器本体11の口部12から外容器本体内に挿入後、内容物
(本例では練歯磨)を内バッグ内21に充填し、容器頭部
41を口部12にネジ締めする(尚、外容器本体頭部41には
あらかじめ逆止弁体51とキャップ62とを組み込んでお
く)。
内容物の排出は外容器本体11の胴部を押圧することに
よって行う。
キャップ62をはずし、外容器本体11の胴部を押圧する
と、本体11の内面と内バッグ21との間の内部空間の圧力
が上昇する。と同時に本体底部14の吸気弁体19が閉鎖
し、内バッグ21が加圧される。この加圧により内バッグ
21が圧縮され、容器本体頭部41の逆止弁体51が押し広げ
られ、排出口32から容器物が排出される(第9図)。
押圧をやめると本体11の復元力によりその内面と内バ
ッグ21との間が負圧となり、底部吸気弁体19の閉鎖が解
かれ、空気の流入とともに外容器本体11は復元する。
このとき前記内バッグ21も同様に復元しようとする
が、ノズル部45の逆止弁体51が前記復元力により閉鎖
し、内バッグ21内への空気の流入を防止するため、復元
力の小さい(殆どない)下部薄肉部24Bは、復元力が大
きい上部厚肉部24A内に吸収されるかたちで内バッグ21
が縮小する。
順次内容物の排出を繰り返すと内バッグ21の下部薄肉
部24Bは前記圧縮と復元の繰り返しにより、上部厚肉部2
4Aの内部に反転移動し完全に反転すると同時に内容物を
ほぼ完全に排出する。
第4実施例 本実施例は次にのべる第5実施例と同じく、内バッグ
21の上部厚肉部24Aと薄肉の袋体とを個々に成形し、上
部厚肉部24Aに薄肉の袋体をとりつけたもので、この場
合は、薄肉の袋体を多層ラミネートフィルム等で形成で
きるため、更に薄肉化することができ、内部空間の圧力
が低い容器や、第3実施例のような押圧し容器に適して
いる。又、薄肉の袋体の長さ調整も容易に行うことがで
きる。
さらに、アルミ箔、アルミ蒸着フィルム、ナイロン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等を用いた多層
ラミネートフィルム等からなる内容物成分、噴射剤の透
過等のバリヤー性がよい薄肉の袋体を、上部厚肉部24A
をおおうように、とりつけると、上部厚肉部24Aが合成
樹脂でできている場合、バリヤー性を向上させることが
できる。
内バッグ21の外容器と密に固着する嵌合部20と該嵌合
部20から下方にのびる内容物収納部24の上部厚肉部24A
を、エアゾール缶用の場合は、内圧で変形しにくい厚み
を有した剛性のある合成樹脂を吹込成形、射出成形法等
で形成でき、又はアルミ等の金属を絞り成形等で形成で
きる。
押出し容器用の場合は、変形しても元の形状に復元す
る弾性のある合成樹脂(本例ポリエチレン0.5mm)を吹
込成形又は射出成形法で形成できる。
本例では薄肉の袋体は、低密度ポリエチレン/ナイロ
ン/低密度ポリエチレンでなる多層ラミネートシール又
はフィルムから形成した厚み0.1mmの袋体とし、上部厚
肉部24A(低密度ポリエチレン、厚さ0.5mm)の外面をお
おうように取りつけて内バッグ21を構成した。
又、薄肉の袋体の内面と上部厚肉部24Aの外面は熱接
着が可能な材料(本例ではポリエチレン/ポリエチレ
ン)にすると組み立て作業上有利である。
第5実施例 本実施例を第13図(内バッグの正面半断面図)、第14
図(第13図のX−X′に沿う矢視底面半断面図)を参照
しながら説明する。
本例も内バッグの態様に関し、具体的には第4実施例
の薄肉の袋体をシートから形成したものである。
薄肉の袋体は、第4実施例で述べたと同様、バイヤー
層にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、ナイロン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等を用いた多層ラミネ
ートフィルムを用い得るが、本例では、低密度ポリエチ
レン/アルミ箔/低密度ポリエチレン(総厚0.06mm)の
フィルムを用い、第13,14図示の如く2枚の前記フィル
ムを重ね両端及び下端をシールして袋体を形成し、上部
厚肉部(本例では低密度ポリエチレン0.1mm厚)の外面
をおおうようにとりつけて内バッグ21を作った。
この場合も、第4実施例と同様、薄肉の袋体内面と上
部厚肉部24Aの外面を熱接着が可能な材料にすると組み
立て作業上有利である。
なお、第4、第5実施例は、他の実施例とは内バッグ
の形態が異なるのみで、内バッグの外容器への取付け、
内容物の充填、その排出、排出に伴う内バッグの変態、
などは同じであるから、その説明は略す。
(考案の効果) 本考案の二重容器は前記構成の内バッグを具備してい
るのみであり、従って、内バッグを外容器に固着するこ
とは容易であり、実施例3に示す如く、容器胴部を押
圧、変形させて内容品を排出する形式の容器にも適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の部品図、 第2,3,4,5図は夫々第1実施例容器の、未使用時;初回
使用時;数回使用後:最終使用後の正面断面図を示す。 第6,7図は第2実施例における、第2、第5図類似の正
面断面図を示す。 第8,9,10,11図は第3実施例における、第2〜5図類似
の正面断面図を示す。 第12,13図は第4、第5実施例での内バッグの正面断面
図を示し、 第14図は第13図X−Xに沿う矢視底面半断面図である。 第15図は従来例を示す半断面正面図、 第16図は他の従来例を示す断面正面図である。 図中、 11……外容器本体、20……嵌合部、21……内バッグ、22
……その上端開口部、24……内容物収納部、24A……上
部厚肉部、24B……下部薄肉部、31……容器頭部、32…
…排出口、33……天板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端嵌合部と、該嵌合部から下方にのび、
    全長にわたり断面周長がほぼ等しく、有底で筒状の内容
    物収納部とからなる内バッグと、前記上端嵌合部が一端
    に密に固着され、前記内容物収納部を内部に隔離収容し
    ている外容器と、前記内バッグの内容物収納部と容器外
    とを連通するバルブ機構を天板に備え、外容器に固着さ
    れている容器頭部とからなり、前記外容器と内バッグと
    の間の内部空間の圧力と前記内バッグ内の圧力との差圧
    を利用して内バッグに収納されている内容物を排出する
    二重容器において、 前記内容物収納部が、有底の下部薄肉部と上部厚肉部と
    からなり、下部薄肉部全体が前記差圧によって変形自在
    な厚さであり、上部厚肉部全体が下部薄肉部の肉厚の1.
    5倍以上の厚さであり、下部薄肉部の長さが、前記容器
    頭部の天板から内バッグの底部までの長さの約1/2であ
    ることを特徴とする二重容器。
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