JP2502838Y2 - パ―キングブレ―キ装置 - Google Patents

パ―キングブレ―キ装置

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JP2502838Y2
JP2502838Y2 JP1989023915U JP2391589U JP2502838Y2 JP 2502838 Y2 JP2502838 Y2 JP 2502838Y2 JP 1989023915 U JP1989023915 U JP 1989023915U JP 2391589 U JP2391589 U JP 2391589U JP 2502838 Y2 JP2502838 Y2 JP 2502838Y2
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lever
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switch
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一美 平岩
忠夫 瀧本
恵 名取
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リズム自動車部品製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パーキングブレーキに係り、詳しくは、手
動操作されるパーキングブレーキ操作部の操作に応じて
アクチュエータがパーキングブレーキを作動および解除
させるパーキングブレーキ装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のパーキングブレーキ装置として、本出
願人は先に実願昭63-93910号(実開平2-15551号)を出
願しており、第3図のように示される。
第3図において、1はパーキングブレーキ操作部の一
部を構成するとともに手動によって第3図中矢印A1、A2
方向に操作される操作レバーであり、2は制御回路3に
よって作動を制御されるアクチュエータである。アクチ
ュエータ2は電動モータ2aおよび減速機2bから構成さ
れ、電動モータ2aの正転あるいは逆転により減速機2bは
第3図中矢印B1、B2方向に作動する。
ここで、操作レバー1が手動操作により第3図中矢印
A1方向に操作されると、ケーブル4を介してバランスレ
バー5の一端が第3図中矢印C1方向に引かれる。このと
き、バランスレバー5に設けられた相対位置変位検出ス
イッチ6、7によりバランスレバー5の第3図中軸線L
からの傾斜が検出され、この検出結果に基づいて制御回
路3はバランスレバー5の傾斜を防止するようにアクチ
ュエータ2を作動させる。すなわち、アクチュエータ2
の減速機2bが第3図中矢印B1方向に作動して、ケーブル
8を介して、バランスレバー5の他端が第3図中矢印C1
方向に引かれる。そして、操作レバー1の操作が終了し
てバランスレバー5の傾斜が相対位置検出スイッチ6、
7により検出されなくなるとアクチュエータ2の作動が
停止する。この結果、手動操作とアクチュエータ2の作
動とによって、すなわち、手動操作と手動操作を軽減す
るアクチュエータ2の作動とによって、バランスレバー
5に連結された作動レバー9が第3図中矢印C1方向に引
かれて、ケーブル10、11に張力が加えられ、ホイールブ
レーキ12、13が駆動される(作動する)。
また、操作レバー1が手動操作により第3図中矢印A2
方向に操作されると、ケーブル10、11に加えられていた
張力が緩められてホイールブレーキ12、13の駆動が解除
される。このとき、アクチュエータ2は上述同様にバラ
ンスレバー5を傾斜させないように制御回路3により制
御され、また、操作レバー1の操作が終了した時点でバ
ランスレバー5の傾斜が相対位置検出スイッチ6、7に
より検出されなくなるので、アクチュエータ2の作動が
停止して、アクチュエータ2の減速機2bは第3図中矢印
B2方向に戻る。
一方、14は作動用操作スイッチ、15は解除用操作スイ
ッチであり、作動用操作スイッチ14および解除用操作ス
イッチ15は上述の操作レバー1とともにパーキングブレ
ーキ操作部を構成するとともにそれぞれ制御回路3に接
続されている。作動用操作スイッチ14が入れられると、
制御回路3によりアクチュエータ2の減速機2bが第3図
中矢印B1方向に作動し、ケーブル8、バランスレバー
5、作動レバー9およびケーブル10、11を介してホイー
ルブレーキ12、13を駆動させる。このとき、制御回路3
は、アクチュエータ2の作動を相対位置変位検出スイッ
チの検出結果によらずに行い、アクチュエータ2の作動
をバランスレバー5と、作動レバー7との連結部に設け
られて所定のブレーキ力を検出するブレーキ力検出スイ
ッチ16の検出結果に基づいて停止させる。
また、解除用操作スイッチ15が入れられると、制御回
路3によりアクチュエータ2の減速機2bが第3図中矢印
B2方向に戻りケーブル10、11を緩めてホイールブレーキ
12、13の駆動を解除させる。アクチュエータ2の減速機
2bが第3図中矢印B2方向に戻ったときに、相対位置変位
検出スイッチ6あるいは7のオン、オフが切り換えられ
るので、制御回路3は、アクチュエータ2の作動を、相
対位置変位検出スイッチ6、7の検出結果に基づいて停
止させる。
したがって、アクチュエータ2は、相対位置変位検出
スイッチ6、7あるいはブレーキ力検出スイッチ16の検
出結果により決められるパーキングブレーキ作動側の作
動限度からパーキングブレーキ解除側の作動限度までの
作動範囲内を作動して、パーキングブレーキを作動およ
び解除させるものである。また、制御回路3はパーキン
グブレーキ操作部の操作に応じてアクチュエータ2の作
動を制御する制御手段としての機能を有している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のパーキングブレーキ
装置にあっては、制御回路3はパーキングブレーキ解除
時のアクチュエータ2の作動を相対位置変位検出スイッ
チ6、7のみの検出結果に基づいて停止させていたた
め、極めて稀ではあるが万一相対位置変位検出スイッチ
6、7に作動不良が生じた場合を想定すると、パーキン
グブレーキ解除側にアクチュエータ2が作動したままに
なり、アクチュエータ2あるいはアクチュエータ2と連
結関係にある部材が破損するといった可能性があり、こ
のような観点からみると未だ改善の余地があった。
(考案の目的) そこで第1の考案は、アクチュエータの作動がパーキ
ングブレーキ解除側の作動限度に達したことを検出する
作動限度検出手段の検出結果に基づきアクチュエータの
作動を制御することにより、アクチュエータの作動がパ
ーキングブレーキ解除側に作動した場合にアクチュエー
タの作動をパーキングブレーキ解除側の作動限度で確実
に停止させ、アクチュエータあるいはアクチュエータと
連結関係にある部材の破損を防止することを目的とす
る。また、第2の考案は、作動限度検出手段をスイッチ
から構成し、作動限度検出手段をパーキングブレーキの
作動を表示するランプの点滅用スイッチと共用すること
により、パーキングブレーキが解除されているか否かを
確実に運転者に知らせることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 第1の考案によるパーキングブレーキ装置は上記目的
達成のため、手動により操作されるパーキングブレーキ
操作部と、パーキングブレーキ作動側の作動限度からパ
ーキングブレーキ解除側の作動限度までの作動範囲内を
作動してパーキングブレーキを作動および解除させるア
クチュエータと、前記パーキングブレーキ操作部の操作
に応じてアクチュエータの作動を制御する制御手段と、
を備えたパーキングブレーキ装置において、前記アクチ
ュエータの作動がパーキングブレーキ解除側の作動限度
に達したことを検出する作動限度検出手段を設け、前記
制御手段が作動限度検出手段の検出結果に基づきアクチ
ュエータの作動を制御してアクチュエータの作動を停止
させるようにしたことを特徴とするものである。また、
第2の考案によるパーキングブレーキ装置は上記目的達
成のため、請求項1記載の発明において、作動限度検出
手段がスイッチからなり、作動限度検出手段をパーキン
グブレーキの作動を表示するランプの点滅用スイッチと
共用したことを特徴とするものである。
(作用) 第1の考案では、作動限度検出手段により、アクチュ
エータの作動がパーキングブレーキ解除側の作動限度に
達したことが検出され、作動限度検出手段の検出結果に
基づきアクチュエータの作動が制御されてアクチュエー
タの作動が停止する。
したがって、アクチュエータの作動がパーキングブレ
ーキ解除側に作動した場合にパーキングブレーキ解除側
の作動限度で確実に停止し、アクチュエータあるいはア
クチュエータと連結関係にある部材の破損が防止され
る。また、第2の考案では、作動限度検出手段がスイッ
チから構成され、作動限度検出手段がパーキングブレー
キの作動を表示するランプの点灯用スイッチと共用され
るので、パーキングブレーキが解除されているか否かを
確実に運転者に知らせられる。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1、2図は第1および第2の考案に係るパーキング
ブレーキ装置の一実施例を示す図であり、ステッキタイ
プのパーキングブレーキ装置に適用した例である。
まず、構成を説明する。
第1図において、21は手動により操作されるパーキン
グブレーキ操作部であり、パーキングブレーキ操作部21
はステッキ式の操作レバー(以下、ステッキレバーとい
う)22、作動用操作スイッチ23および解除用操作スイッ
チ24から構成される。25はアクチュエータであり、アク
チュエータ25は、例えばリードスクリュー25aを有する
モータである。アクチュエータ25のリードスクリュー25
aにねじ結合された移動部材26はリードスクリュー25aの
回転によりリードスクリュー25aに沿って第2図中矢印K
1、K2方向に移動する。27は制御回路であり、制御回路2
7にはパーキングブレーキ操作部21およびアクチュエー
タ25が接続されている。また、ステッキレバー22はガイ
ド部材28aを有する支持機構28を介し、車体(詳細図示
せず)に固定されたブラケット29に軸方向移動可能に支
持されている。支持機構28は図示しない公知のラチェッ
ト等によりステッキレバー22の操作力をロックすること
ができるとともに、ステッキレバー22の上端に設けられ
たハンドル部22aを第1図中仮想線で示す状態に回転さ
せることによりこのロックを解除することができるよう
になっており、ステッキレバー22の操作量が段階的に増
減することにより伝達系30を介してホイールブレーキ31
L、31Rに加わる駆動力が変化するようにしている。伝達
系30はレバーユニット32およびパーキングケーブル33等
からなり、ホイールブレーキ31L、31Rは、例えば車両の
後輪に装着されたドラムブレーキあるいはディスクブレ
ーキであり、常用ブレーキ本体に駐車用ブレーキ機構を
内蔵した公知のものである。また、レバーユニット32
は、ブラケット29に設けられたピン34と、このピン34を
介して支持部材としてのブラケット29にそれぞれ揺動自
在に支持された中間操作レバー35、作動レバー36および
アシストレバー37と、作動レバー36に揺動自在に支持さ
れたバランスレバー38とからなる。中間操作レバー35は
一端でステッキレバー22の下端部にピン結合され、他端
でピン34を介してブラケット29に揺動自在に支持されて
おり、中間操作レバー35は上述したステッキレバー22の
軸方向移動に連動して揺動する。作動レバー36は一端で
ピン34を介してブラケット29に揺動自在に支持され、他
端でピン36pを介してはバランスレバー38の支持部38fに
ピン結合しており、作動レバー36の所定の揺動半径位置
にパーキングケーブル33の入力端が連結されている。ま
た、アシストレバー37は中間部でピン34を介してブラケ
ット29に揺動自在に支持され、一端が移動部材に連結さ
れており、アシストレバー37はアクチュエータ25の作動
力を移動部材26を介して受けることにより揺動するよう
になっている。バランスレバー38は中間操作レバー35に
設けられたピン35aに衝合可能な第1衝合部38a及びアシ
ストレバー37の他端部に設けられたピン37aに衝合可能
な第2衝合部38bを有しており、バランスレバー38は中
間操作レバー35およびアシストレバー37の少なくとも一
方からの力を受けることにより作動レバー36に対して揺
動する。作動レバー36およびバランスレバー38の間には
バランスレバー38の作動レバー36に対する揺動変位すな
わち相対位置の変位を検出する相対位置変位検出スイッ
チ39、40が設けられている。相対位置変位検出スイッチ
39、40の一方がバランスレバー38の作動レバー36に対す
る揺動により該揺動に伴う変位の量も大きい位置で、作
動レバー36の当接部36a、36bの一方に所定量押圧されて
閉じ(または開き)、このとき他方のスイッチが復帰し
て開いて(または閉じて)いるようになっている。相対
位置変位検出スイッチ39、40はアクチュエータ25を制御
する制御回路27に接続されており、制御回路27は相対位
置変位検出スイッチ39が閉じたときにアクチュエータ25
を正転駆動し、相対位置変位検出スイッチ40が閉じたと
きにアクチュエータ25を逆転駆動する。そして、中間操
作レバー35を介したステッキレバー22からの操作力とア
シストレバー37を介したアクチュエータ25からの作動力
とにより、バランスレバー38にピン結合した作動レバー
36を揺動させてホイールブレーキ31L、31Rを駆動する
(作動させる)とともに、ステッキレバー22の解除操作
とアクチュエータ25の逆作動とにより、作動レバー36を
揺動させてホイールブレーキ31L、31Rを解除させるよう
にしている。
一方、作動レバー36およびバランスレバー38のうちの
一方であるバランスレバー38の中央部には穴38cが形成
され、他方である作動レバー36にはストッパーピン41が
穴38cに遊挿されて支持されており、作動レバー36に対
するバランスレバー38の揺動変位はバランスレバー38が
ストッパーピン41を介して作動レバー36に衝止されるこ
とによって所定範囲内で規制される。すなわち、バラン
スレバー38の穴38cおよびストッパーピン41よりなる規
制手段42が設けられている。そして、アクチュエータ25
が作動しない場合でも、ステッキレバー22により中間操
作レバー35を揺動させると、ピン35aと第1衝合部38aの
衝合および規制手段42の規制により作動レバー36および
バランスレバー38を一体的に揺動させながらホイールブ
レーキ31L、31Rを作動および解除させることができるよ
うになっている。また、ステッキレバー22を操作しない
場合でも、アクチュエータ25の作動によりアシストレバ
ー37を揺動させると、ピン35aと第2衝合部38bの衝合お
よび規制手段42の規制により、作動レバー36およびバラ
ンスレバー38を一体的に揺動させながらホイールブレー
キ31L、31Rを作動および解除させることができるように
なっている。
また一方、作動用操作スイッチ23および解除用操作ス
イッチ24は制御回路27に接続されており、作動用操作ス
イッチ23および解除用操作スイッチ24の操作によってス
テッキレバー22の操作によらずにアクチュエータ25を作
動させてパーキングブレーキを作動および解除させるこ
とができるようになっている。すなわち、制御回路27
は、作動用スイッチ23が入れられるとアクチュエータ25
をパーキングブレーキ作動側に作動させて、後述するブ
レーキ力検出スイッチ48の検出結果に基づいてアクチュ
エータ25の作動を停止させるように設定されている。ま
た、制御回路27は、解除用スイッチ24が入れられるとア
クチュエータ25をパーキングブレーキ解除側に作動させ
て、アシストレバー37のピン37aが第2衝合部38bから隔
離した時点で開く相対位置変位検出スイッチ40の検出結
果に基づいてアクチュエータ25の作動を停止させるよう
に設定されている。
したがって、アクチュエータ25は、相対位置変位検出
スイッチ39、40あるいはブレーキ力検出スイッチ48の検
出結果に基づいて決められるパーキングブレーキ作動側
の作動限度から、相対位置変位検出スイッチ39、40の検
出結果に基づいて決められるパーキングブレーキ解除側
の作動限度までの作動範囲を作動して、パーキングブレ
ーキを作動および解除させる。また、制御回路27は、パ
ーキングブレーキ操作部21の操作に応じてアクチュエー
タ25の作動を制御する制御手段としての機能を有してい
る。
ここで、43は作動限度検出スイッチであり、作動限度
検出スイッチ43は、作動レバー36がパーキングブレーキ
解除時の位置にあるときにのみ作動レバー36が当接して
接点が開くスイッチである。作動レバー36がパーキング
ブレーキ解除時の位置にあるときは、当然アクチュエー
タ25の作動はパーキングブレーキ解除側の作動限度に達
しているときである。したがって、作動限度検出スイッ
チ43はアクチュエータ25の作動がパーキングブレーキ解
除側の作動限度に達したことを検出する作動限度検出手
段としての機能を有している。また、作動限度検出スイ
ッチ43の検出結果は制御回路27に入力されるようになっ
ており、制御回路27は作動限度検出スイッチ43の接点が
開いたときにアクチュエータ25の作動を制御してアクチ
ュエータの作動を停止させるようにしている。
なお、44はブレーキペダル、45はブレーキペダル44の
操作を検出するブレーキ検出スイッチであり、ブレーキ
検出スイッチ45の検出結果は制御回路27に入力する。46
はアクセルペダル、47はアクセルペダル46の操作を検出
するアクセル検出スイッチであり、アクセル検出スイッ
チ47の検出結果は制御回路27に入力する。48はクリープ
防止程度のブレーキ力を検出して検出結果を制御回路27
に入力するブレーキ力検出スイッチであり、BTは制御回
路27に電力を供給するバッテリである。
次に、制御回路27を第2図に基づいて説明する。
第2図において、49a、49bはイグニッションリレーの
常開接点、23は作動用操作スイッチ、45はブレーキ検出
スイッチ、48はブレーキ力検出スイッチ、50はクリープ
防止作動用第1リレーである。51、52および53は第1リ
レー50の各常開接点であり、51は第1リレー50の自己保
持用のもの、52はクリープ防止状態保持用の第2リレー
54を作動させるもの、53は電動モータ用第3リレー55を
作動させるものである。24は解除用操作スイッチ、47は
アクセル検出スイッチ、56は第2リレー54の常開接点、
57は第2リレー54の常閉接点である。39は一方の相対位
置変位検出スイッチ、40は他方の相対位置変位検出スイ
ッチ、58は電動モータ用第3リレー55の常開接点、59は
第3リレー55の常閉接点である。
また、60は電動モータ用第4リレー、61は第4リレー
60の常開接点、62は第4リレー60の常閉接点である。63
はアクチュエータ25の電動モータ、64はバッテリBTと常
開接点との間に設けられた抵抗である。電動モータ63は
第3リレー55の作動により常開接点58が閉じ、常閉接点
59が開くと正転し、第4リレー60の作動により常開接点
61が閉じ、常閉接点62が開くと逆転する。
さらに、43は作動限度検出スイッチであり、65はパー
キングブレーキの作動を点灯により表示するランプであ
る。
次に作用を説明する。
まず、ステッキレバー22を操作する場合について説明
する。
ステッキレバー22を第1図中矢印X1方向に操作する
と、バランスレバー38が傾いて一方の相対位置変位検出
スイッチ39が閉じて第3リレー55がオンとなる。第3リ
レー55のオンにより常開接点58が閉じ、常開接点59が開
くと、電動モータ63は正転しステッキレバー22の操作力
をアシストする。電動モータ63の作動によりバランスレ
バー38が平衡すると、相対位置変位検出スイッチ39が開
き、第3リレー55がオフとなるので電動モータ63は停止
する。このとき、作動限度検出スイッチ43は閉じている
のでランプ65が点灯する。こうしてステッキレバー22と
電動モータ63によりパーキングブレーキを作動させる。
次に、ステッキレバー22を第1図中矢印X2方向にもど
すと、バランスレバー38が傾いて他方の相対位置変位検
出スイッチ40が閉じて、第4リレー60がオンとなる。こ
のため、常開接点61が閉じ、常閉接点62が開くので、電
動モータ63は逆転する。電動モータ63の作動よりバラン
スレバー38が平衡すると、相対位置変位検出スイッチ40
が開き、第4リレー60はオフとなり、電動モータ63は停
止する。このとき、アクチュエータ25がパーキングブレ
ーキ解除側の作動限度に達して、作動限度検出スイッチ
43は開くのでランプ65が消灯する。こうしてパーキング
ブレーキが解除される。
次に、作動用操作スイッチ23および解除用操作スイッ
チ24を操作する場合について説明する。
ブレーキ力検出スイッチ48およびブレーキ検出スイッ
チ45がともに閉じている状態において作動用操作スイッ
チ23をオンすると、第1リレー50がオンとなる。
第1リレー50のオンにより、常閉接点51、52、53が閉
じ、第1リレー50は自己保持され、第3リレー55がオン
となる。また、第2リレー54もオンとなり、常開接点56
が閉じて自己保持され、常閉接点57が開く。第3リレー
55のオンにより常開接点58が閉じ、常閉接点59が開くの
で、電動モータ63は正転する。電動モータ63の作動によ
りバランスレバー38が傾いて、相対位置変位検出スイッ
チ40は閉じ、一方ブレーキ力検出スイッチ48が開くの
で、第1リレー50がオフとなり、第3リレー55もオフと
なる。このため、電動モータ63は停止する。このとき、
作動限度検出スイッチ43が閉じるのでランプ点灯する。
こうして、作動用スイッチ23の操作によりパーキングブ
レーキを作動させることができる。
次に、解除用操作スイッチ24をオフとすると、第2リ
レー54がオフとなり、開いていた常閉接点57が閉じ、ま
た相対位置変位検出スイッチ40は閉じているので、第4
リレー60がオンとなる。第4リレー60のオンにより電動
モータ63は逆転し、バランスレバー38が平衡すると、相
対位置変位検出スイッチ40が開き、第4リレー60はオフ
となり、電動モータ63は停止する。このとき、アクチュ
エータ25がパーキングブレーキ解除側の作動限度に達し
て、作動限度検出スイッチ43が開くのでランプ65が消灯
する。こうして解除用操作スイッチ24によりパーキング
ブレーキを解除することができる。
上述のように本実施例では、アクチュエータ25がパー
キングブレーキ解除側に作動して、アクチュエータ25の
作動がパーキングブレーキ解除側の作動限度に達したと
きに作動限度検出スイッチ43が開くので、相対位置変位
検出スイッチ40自身の作動不良、あるいは、規制手段42
の作動不良により、相対位置変位検出スイッチ40が開か
ない場合でも第4リレー60がオフになり、アクチュエー
タ25の作動がパーキングブレーキ解除側の作動限度で必
ず停止する。したがって、アクチュエータ25が作動した
ままになることによって生じる、アクチュエータ25ある
いはアクチュエータ25と連結関係にある部材の破損が防
止される。
また、作動限度検出スイッチ43をパーキングブレーキ
の作動を点灯により表示するランプのスイッチと共用し
ているので、パーキングブレーキが解除されているか否
かを確実に運転者に知らせることができる。
(効果) 第1の考案によれば、アクチュエータの作動がパーキ
ングブレーキ解除側の作動限度に達したことを作動限度
検出手段により検出して検出結果に基づいてアクチュエ
ータの作動を制御しているので、アクチュエータのパー
キングブレーキ解除側の作動限度で確実に停止させるこ
とができ、アクチュエータあるいはアクチュエータと連
結関係にある部材の破損を防止することができる。ま
た、第2の考案によれば、作動限度検出手段をスイッチ
から構成し、作動限度検出手段をパーキングブレーキの
作動を表示するランプの点滅用スイッチと共用している
ので、パーキングブレーキが解除されているか否かを確
実に運転者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図は第1および第2の考案に係るパーキング
ブレーキ装置の一実施例を示す図であり、第1図はその
構成図、第2図はその制御回路を示す回路図、第3図は
従来のパーキングブレーキ装置の構成図である。 21……パーキングブレーキ操作部、25……アクチュエー
タ、27……制御回路(制御手段)、43……作動限度検出
スイッチ(作動限度検出手段)。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動により操作されるパーキングブレーキ
    操作部と、パーキングブレーキ作動側の作動限度からパ
    ーキングブレーキ解除側の作動限度までの作動範囲内を
    作動してパーキングブレーキを作動および解除させるア
    クチュエータと、前記パーキングブレーキ操作部の操作
    に応じてアクチュエータの作動を制御する制御手段と、
    を備えたパーキングブレーキ装置において、前記アクチ
    ュエータの作動がパーキングブレーキ解除側の作動限度
    に達したことを検出する作動限度検出手段を設け、前記
    制御手段が作動限度検出手段の検出結果に基づきアクチ
    ュエータの作動を制御してアクチュエータの作動を停止
    させるようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】前記作動限度検出手段がスイッチからな
    り、作動限度検出手段をパーキングブレーキの作動を表
    示するランプの点滅用スイッチと共用したことを特徴と
    する請求項1記載のパーキングブレーキ装置。
JP1989023915U 1989-03-01 1989-03-01 パ―キングブレ―キ装置 Expired - Lifetime JP2502838Y2 (ja)

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