JP2502688B2 - エレベ―タのドアのロック装置 - Google Patents

エレベ―タのドアのロック装置

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JP2502688B2
JP2502688B2 JP63158870A JP15887088A JP2502688B2 JP 2502688 B2 JP2502688 B2 JP 2502688B2 JP 63158870 A JP63158870 A JP 63158870A JP 15887088 A JP15887088 A JP 15887088A JP 2502688 B2 JP2502688 B2 JP 2502688B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一般家庭で施工されるエレベータに関する
ものである。
[従来の技術] 近年家庭用エレベータが提案されている。この家庭用
エレベータにおいては、各階の開口部のドアを手で開閉
して乗り降りするようになっている。そしてドアを開閉
する把手に把手側ラッチを設けて、把手の操作により把
手側ラッチを係止したり、係止を解除したりしてドアを
ロックしていた。ところが、このように把手の操作でロ
ックをしたりロックの解除をしたりするだけでは、かご
が開口部に位置していない時やかごが昇降している時に
把手を操作して開口部のドアを誤って開けることがあ
り、危険であるという問題があった。
そこで、本発明者はこのような問題点を解決するため
にドアが開口部を閉じた状態でドアをロックするロック
手段をドアに設け、かごが開口部に位置した状態でロッ
ク手段のロック投入動作を解除するロック解除手段を設
けることを考えた。そしてこれらの技術内容をすでに特
願昭62−260051号として出願している。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記のような従来例にあってはかごが開口
部に位置していない時にはロックされ、ロック解除はか
ごが開口部に位置した状態でのみロック解除手段で解除
される機構になっているので、一応かごが開口部に位置
していない状態ではロック解除手段が動作せず、したが
って、ドアのロックが解除されず安全であるが、ロック
手段が故障してドアがロックされていない場合にはかご
が開口部に位置しているか否かに関係なくドアを誤って
開くことができる状態となっており、依然として安全面
で十分であるとは言えなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて発明したものであっ
て、その目的とするところは、かごが開口部に位置して
いない状態では第1ロック手段とこれとは別の第2ロッ
ク手段とで2重にロックがなされていて、いずれかのロ
ック手段が故障しても他のロック手段でロックができる
ようにし、また、かごが開口部に位置している状態では
第1ロック手段及び第2ロック手段によるロックを解除
できるエレベータのドアのロック装置を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明のエレベータのドアのロック装置は、各階に上
下に昇降するかご1から出入りする開口部2を設け、こ
の開口部2に開閉自在なドア3を設け、ドア3が開口部
2を閉じた状態でドア3の閉状態をロックするための第
1ロック手段4と、第1ロック手段4とは別のロック手
段である第2ロック手段45とを設け、上記第1ロック手
段4をドア3の上下方向の略中間部分に配置し、ドア3
内に上下動自在に配置されて上方に弾性付勢されると共
にドア3の上面より上方に突出した上端部が上レール6
の下面の弾接し且つ上レール6の下面への弾接位置にお
いて第1ロック手段4ロックの投入が解除されるように
第1ロック手段4を操作する操作棒7を設け、上レール
6にドア3が閉じた位置で操作棒7の上端部が突入する
凹所8を設け、凹所8内に上下動自在で且つ凹所8内に
操作棒7の上端部が突入した状態で上に押し上げられる
移動体9を配置し、ドア3の閉状態において凹所8内を
上昇した移動体9に設けた係止爪部43とドアに取り付け
た係合爪部44とが係合し且つ移動体9が下降した状態で
係止爪部43と係合爪部44との係合が解除されるようにし
て第2ロック手段45を構成し、かご1が開口部2に位置
した状態で移動体9を下方に押し下げるようにした押し
下げ手段10を設け、かご1が開口部2に位置した状態で
第1ロック手段4のロック投入動作の解除と第2ロック
手段45のロック投入動作の解除とをするためのロック解
除手段5を上記操作棒7、上レール6、凹所8、移動体
9、押し下げ手段10にて構成して成ることを特徴とする
ものである。
[作用] 本発明にあっては、ドア3が開口部2を閉じた状態で
ドア3をロックする第1ロック手段4と第2ロック手段
5とを設け、かご1が開口部2に位置した状態で第1ロ
ック手段4のロック投入動作の解除と第2ロック手段45
のロック投入動作の解除をするロック解除手段5を設け
ることで、ドア3が閉じ且つかご1が開口部2に位置し
ていない状態では第1ロック手段4と第2ロック手段45
とで2重にロックがなされて安全であり、またかご1が
開口部2に位置した状態では第1ロック手段4と第2ロ
ック手段45とのロックがいずれも自動的に同時に解除さ
れてドア3を開くことができるようになった。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例により詳述する。
家屋内の任意の位置に人や物を乗せて昇降するかご1が
階下と階上との間に昇降自在に設けてある。このかご1
はかご1の下方の床下に配置した昇降装置(図示せず)
により上下に昇降するようになっている。かご1は外套
体11により覆ってある。外套体11としては第1図に示す
ように建物の一部にエレベータ昇降空間11aを設け、こ
のエレベータ昇降空間11aにかご1を上下方向に昇降自
在に配置することでエレベータ昇降空間11aを構成する
建物の壁を外套体11としてもよく、また建物の壁とは別
の外套体11を床の上に設けてもよいものである。外套体
11には各階にそれぞれ開口部2が設けてある。開口部2
の両側には戸袋12が設けてある。開口部2にはドア3が
開閉自在に配置してある。第2図乃至第13図に示す実施
例ではドア3として左右の王ドア3aと左右の副ドア3bと
を用いてある。また開口部2から戸袋12に亘って主ドア
用レール13と副ドア用レール14とが設けてある。この主
ドア用レール13と副ドア用レール14とは第4図に示すよ
うにそれぞれ上下に設けてある。また主ドア用レール13
と副ドア用レール14とは前後に並設してある。主ドア用
レール13にはそれぞれ左右の主ドア3aを走行自在に取り
付けるとともに副ドア用レール14に左右の副ドア3bを走
行自在に取り付けてある。第4図に示すように主ドア3a
及び副ドア3bの上面部から上方にそれぞれ上下に対向す
る上下ランナー15が設けてあってランナー15をそれぞれ
上の主ドア用レール13と副ドア用レール14とに走行自在
に取り付けてあり、また主ドア3aと副ドア3bの下面部か
ら下方にそれぞれ突出した下ガイド16をそれぞれ下の主
ドア用レール13と副ドア用レール14とに走行自在に取り
付けてある。主ドア用レール13の上方には第4図、第6
図、第8図に示すように無端ベルトや無端チェーン等の
無端回転帯17が配置してあり、この無端回転帯17は左右
のプーリ18に掛け回してある。そしてこの無端回転帯17
の上部に一方の主ドア3aが連結金具19により連結してあ
り、また無端回転帯17の下部に他方の主ドア3aが連結金
具19により連結してある。このようにしておくと、左右
の主ドア3aがそれぞれいずれか一方を開いた時無端回転
帯17が回転することで他方も連動して開き且ついずれか
一方を閉じた時他方も連動して閉じるようになってい
る。副ドア3bは主ドア3aに連動するようになっている。
すなわち第4図に示すように主ドア3aの連結金具19に移
動ラック20を固定し、副ドア3bの連結金具19にピニオン
21を回転自在に取り付けてある。そして、このピニオン
21は固定ラック22(固定ラック22は移動しない)と移動
ラック20とに噛み合わせてある。そして、主ドア3aが移
動した場合、移動ラック20とピニオン21とが噛合してい
るので、主ドア3aに連動して副ドア3bが移動するが、こ
こで、副ドア3bの移動速度は主ドア3aの移動速度の1/2
となるようにピニオン21の半径が設定してある。また主
ドア3aには把手25が設けてあり、把手25には把手用ラッ
チ(図示せず)が設けてあって、他方の主ドア3aに設け
た把手用ラッチ受け(図示せず)に係止されており、把
手25を回転すると把手用ラッチが把手用ラッチ受けから
外れるようになっている。
本発明においては、上記把手用ラッチと把手用ラッチ
受けとよりなる把手側のロック装置とは別に、ドア3が
開口部2を閉じた状態でドア3をロックする第1ロック
手段4が設けてある。そしてこの第1ロック手段4のロ
ック投入動作をさせるためのロック投入手段と、かご1
が開口部2に位置した状態でロック投入手段による第1
ロック手段4のロック投入動作を解除するロック解除手
段5とが設けてある。すなわち第9図に示すように第1
ロック手段4は左右の主ドア3aのうち一方の主ドア3aの
上下方向の略中間部の他方の主ドア3aに対向する位置に
設けてある。第1ロック手段4は回転爪28を回転軸29に
回転自在に軸支して構成してあり、この回転爪28は引っ
張りばねのようなばね材30により押し下げられる押し金
具31により押圧されて、回転爪28を回転爪28の先端の爪
部32が一方の主ドア3aの側端面から外方に突出して隣り
の主ドア3aの側端部の上下方向の中間部に設けた受け金
具33に係止してロック状態となるようになっている。主
ドア3a内には中間部から上端にわたって操作棒7が上下
移動自在に内装してある。操作棒7はばね34により上方
への押し上げ力が付与してあり、この操作棒7の下端は
操作金具35が当たっており、この操作金具35は圧縮ばね
のようなばね36に支持してある。そして操作金具35は操
作棒7が上に引き上げられている場合にはばね36により
上方に引き上げてあって回転爪28を回転させる操作力を
与えないが、操作棒7が下降した場合には操作棒7の下
端によりばね36に抗して操作金具35が押され、操作金具
35の下端により回転爪28の上側縁を押して回転爪28を爪
部32が主ドア3aの側端面から非突出状態となって引っ込
んで上記ロックを解除するようになっている。操作棒7
の上端は主ドア3aの上端面から上方に突出しており、こ
の操作棒7の上端にころ37が回転自在に設けてある。こ
ろ37はドア3が全閉でないときは上レール6の下面にば
ね34のばね力により弾接しており、ドア3が全閉状態で
は上レール6に設けた凹所8内にころ37が弾入するよう
になっている。ここで、上レール6としては第7図、第
8図の実施例のように主ドア用レール13をそのまま上レ
ール6として兼用してもよく、あるいは上レール6とし
て主ドア用レール13とは別に設けてもよい。凹所8内に
は第5図、第7図、第8図に示すように上下動自在で且
つ凹所8内に操作棒7の上端部のころ37が突入した状態
で上に押し上げられる移動体9が配置してある。移動体
9には上方に向けてシャフト38が突設してあり、このシ
ャフト38の先端が開口部2の上枠39の上面に設けた孔40
に挿通してあり、シャフト38の孔40から上方に突出した
部分に横向きピン41を設けてある。そして、この移動体
9はばね42により下方に押し下げられるばね力が付与し
てあり、移動体9が下降した場合、横向きピン41が孔40
の縁に当たって一定長さしか下降しないようになってい
る。移動体9の両側には上方に突設した係止爪部43が設
けてある。主ドア3aの連結金具19には下方に突設した係
合爪部44が設けてあり、ドア3が全閉状態で移動体9が
操作棒7の上端のころ37で押し上げられた状態で係合爪
部44に係止爪部43が係止してロックされるようになって
いる。そしてこの係止爪部43と係合爪部44とが第2ロッ
ク手段45となっている。上枠39の上面部の孔40の近傍に
は軸受け片46が突設してあり、この軸受け片46に作動片
47が回動自在に軸支してある。作動片47にはロット48の
一端が回動自在に軸支してあり、このロット48の他端部
は第5図、第6図に示すように連結金具49のコ字状部50
に貫挿してあり、コ字状部50内においてロット48に固着
した鍔51とコ字状部50の一片との間に圧縮ばねのような
ばね52を介装してある。また上記ロット48はばね53によ
り第5図矢印イの方向へのばね力を付与してある。上枠
39の上面の端部には支持枠54が設けてあり、この支持枠
54に電磁クラッチ55が取り付けてあり、連結金具49に取
り付けた軸56が偏心位置に固定されたレバー61と電磁ク
ラッチ55とが係合自在となっている。電磁クラッチ55側
の軸57にはアーム58が設けてあって、アーム58の先端に
ローラ59が回動自在に設けてある。そして、かご1が開
口部2に位置した状態でかご1に設けたロック解除用操
作部60により上記ローラ59が第5図矢印ロ方向に回動さ
れ、ロット48を第5図矢印ハ方向に移動させ、作動片47
を回動して作動片47により横向きピン41を押し下げてシ
ャフト38を押し下げ、移動体9が下がることで凹所8内
に位置していた操作棒7の上端のころ37が押し下げら
れ、操作棒7が押し下げられることで、前述のようにロ
ック解除をするようになっているものである。したがっ
て、ロック解除用操作部60、ロット48、作動片47等がか
ごが開口部に位置した状態で移動体を下方に押し下げる
ようにした押し下げ手段10となっており、また上記した
操作棒7、上レール6、凹所8、移動体9、押し下げ手
段10にてロック解除手段5が構成してある。
第7図、第8図に示すように上枠39には開口が設けて
あって、上枠39の上面に取り付けた第1リミットスイッ
チ72の作動部73が開口より下方に連出してあり、ドア3
の全閉状態で主ドア3aの連結金具19に取り付けた操作部
材74が作動部73を操作してエレベータの制御回路に設け
た第1リミットスイッチ72をオンにするようになってい
る。また上枠39の上面には第2リミットスイッチ75が設
けてあって、移動体9が上方に押し上げられている字に
横向きピン41により第2リミットスイッチ75の作動部76
が押され、エレベータの制御回路に設けた第2リミット
スイッチ75がオンされるようになっており、移動体9が
下降した場合には横向きピン41による作動部76への押圧
が解除されて第2リミットスイッチ75がオフとなってい
る。第12図にエレベータの制御回路を示してしるが、具
体的構成は後述する。
また上枠39の別の開口には上枠39の上面に取り付けた
ばね板78が下方に導出してあり、主ドア3aを全閉した場
合、主ドア3aの連結金具19に回転自在に設けたストッパ
用ころ77がこのばね板78を乗り越えてばね板78がストッ
パ用ころ77の後ろ側に弾接して主ドア3aが閉めた時の反
動で逆戻りするのを防止している。
第2図に示すように、かご1には外套体11の開口部2
に対向する出入り用開口62が設けてある。また出入り用
開口62を設けたかご1の前面部とかご1の両側部とにわ
たるガイドレール63が設けてあり、このガイドレール63
に左右の扉64が走行自在に取り付けてある。ここで左右
の扉64はそれぞれ左右方向の幅の狭い扉体65を多数回動
自在に連結して構成したものであって、第11図に示すよ
うに扉64の上面部に上方に向けて突出した上走行部66を
上のガイドレール63に走行自在に取り付けるとともに扉
64の下面部に下方に向けて突出した下走行部67を下のガ
イドレール63に走行自在に取り付けてある。上のガイド
レール63の上方には上のガイドレール63に沿って無端ベ
ルトや無端チェーン等の扉用無端帯68が配置してあり、
この扉用無端帯68は第11図のように左右及びコーナのプ
ーリ69に掛け回してある。そして左右一方の扉64のうち
いずれか一方を扉用無端帯68の上部にいずれか他方を下
部にそれぞれ取り付け金具70により取り付けてある。こ
のようにすることで、左右の扉64のうちいずれか一方の
扉64を開閉操作すると、それに連動して他方の扉64も開
閉するようになっている。ここで左右の扉64は開いた場
合、かご1の左右の側面に沿った位置に押し込まれて収
納されるものである。扉64には取手71が設けてあり、こ
の取手71にも適宜ロック手段を設けてもよいものであ
る。
第12図には本発明のエレベータの制御回路が示してあ
り、第13図には動作を示すフローチャートが示してあ
る。
第12図において72は左右の第1リミットスイッチ、75
は第2リミットスイッチ、90はエレベータの行き先用の
押釦スイッチ、R1は第1リレー、R1a、R1bはそれぞれ第
1リレーR1の常開接点、R2は第2リレー、R2a、R2bはそ
れぞれ第2リレーR2の常開接点、Tはタイマー、Taはタ
イマーTの常閉接点、R3は第3リレー、R3a、R3bはそれ
ぞれ第3リレーR3の常開設点、R4は第4リレー、R4aは
第4リレーR4の常開接点、Mはエレベータの昇降用のモ
ータ回路、91はエレベータのかご1が開口部2に対応し
た位置にいることを検知する階検知スイッチである。上
記回路において、常開接点R1a、R4により第1リレーR1
の自己保持回路が形成されていて、行き先用の押釦スイ
ッチ90を投入後に該押釦スイッチ90への押圧を解除して
も第1リレーR1の励磁をするようになっている。また常
開接点R3aと第2リミットスイッチ75とで第3リレーR3
の自己保持回路が形成されていて、タイマーT動作が終
わってタイマーTの常閉接点Taがオフとなっても第3リ
レーR3の励磁をするようになっている。ここで、タイマ
ーTの動作時間は、かご1が開口部2に対応する位置か
ら昇降のために僅かに移動してロック解除用操作部60が
アーム58のローラ59から離れるまでの時間よりも若干長
い時間に設定してある。
しかして、かご1が開口部2に対応する位置に位置し
ていて階検知スイッチ91がオンとなっている状態で、ド
ア3を閉じると左右の第1リミットスイッチ72がオンさ
れる。この場合、第1リミットスイッチ72がオンとなっ
てドア3が閉じられていることが確認されると行き先用
の押釦スイッチ90が投入できる状態となるので、この状
態で行き先用の押釦スイッチ90を押してオンとすると第
1リレーR1が励磁されて常閉接点R1a、R1bがオンとな
る。この時R4aが、オンとなっているので、R1a、R1bに
より自己保持回路が形成される。次に常開接点R1bのオ
ンにより第2リレーR2が励磁されて常開接点R2aがオン
となってタイマーTが動作し、タイマーTの動作により
常閉接点Taがオンとなって第3リレーR3が励磁されて常
開接点R3aがオンとなり、エレベータのモータ回路Mに
通電されてかご1が上昇する場合にはエレベータを昇降
する油圧ポンプが回転し、またかご1が下降する場合に
は油回収バルブが開き、このことによりかご1が昇降す
る。
そして、かご1が移動してロック解除操作部60がアー
ム58のローラ59から外れると同時にロット48が移動して
移動体9が操作棒7により上方に押し上げられ、係止爪
部43と係合爪部44との係合がなされて第2ロック手段45
がロック状態となり、また操作棒7が上方に移動するこ
とでロック部4を構成する回転爪28がばね材30により押
し下げられる押し金具31により押圧されて回転し、回転
爪28の先端の爪部32が一方の主ドア3aの側端面から外方
に突出して隣りの主ドア3aの側端部の上下方向の中間部
に設けた受け金具33に係止してロック状態となる。した
がってロック部4もロックされることとなる。また、こ
の状態で移動体9のシャフト38に設けた横向きピン41に
より第2リミットスイッチ75の作動部76が押され、第2
リミットスイッチ75がオンとなる。ここで、もし第2リ
ミットスイッチ75がタイマーTの常閉接点Taがオフとな
るまでの間にオンとならなかった場合には第3リレーR3
の常開接点R3aがオフとなり、モータ回路Mへの通電が
停止され、エレベータのかご1が停止することとなる。
したがって、かご1の移動中にドア3が閉じた状態(す
なわち第1リミットスイッチ72によりドア3が閉じた状
態を検知している状態)で且つタイマーTの常閉接点Ta
がオフの状態であっても何等かの理由によりロック部
4、第2ロック手段45がロック状態となっていなけれ
ば、かご1が停止して安全を保つようになっている。一
方、第2リミットスイッチ75がオンとなっているとかご
1はそのまま目的階まで昇降し、階検知スイッチ91で目
的階の開口部2にかご1が位置したことを検知してかご
1を停止するのである。
かご1が開口部2に停止すると、ロック解除用操作部
60により操作アーム58が回動され)、操作アーム58の回
動によりロット48を第5図矢印ハ方向に移動させ、作動
片47を回動して作動片47により横向きピン41を押し下げ
てシャフト38を押し下げ、移動体9が下がることで凹所
8内に位置していた操作棒7の上端のころ37を押し下
げ、操作棒7を押し下げ、操作棒7の下降により操作金
具35を押し、操作金具35の下端により回転爪28の上側縁
を押して回転爪28を爪部32が主ドア3aの側端面から非突
出状態となって引っ込んでロックを解除するのである。
また移動体9が下方に押されると係止爪部43と係合爪部
44との係合が解除されて第2ロック手段45のロックが解
除される。この状態で、ドア3及びかご1の扉64を開い
てかご1から降りるのである。ここで、ドア3を開くに
は把手25をつかんで一方の主ドア3aを開けると、これに
連動して他方の主ドア3aが開き、更に左右の副ドア3bが
主ドア3aに連動して移動し、左右の主ドア3a及び左右の
副ドア3bがそれぞれ左右の戸袋12内に収納される。とこ
ろで、移動体9により操作棒7の上端部のころ37が下方
に押された状態で主ドア3aを開くと、ころ37は上レール
6の下面に弾接した状態で移動し、操作棒7を押し下げ
た状態を維持してロック部4によるロック解除を維持し
ているものである。ここで再びかご1に乗って他の目的
階に行くにはかご1に乗り、開口部2のドア3を全閉
し、かご1の扉64を全閉して、行き先押釦90を押して上
記の動作で目的階に昇降するのである。この場合、開口
部2をドア3で全閉すると、上レール6の下面に弾接し
ていた操作棒7のころ37が凹所8に弾入するが、かご1
が開口部2に位置している状態ではロック解除操作部60
がアーム58のローラ59を押しているので、移動体9が下
方に押し下げられており、したがって操作棒7も移動体
9により下方に押し下げられた状態となっており、この
結果ロック部4及び第2ロック手段45はいずれもロック
解除状態となっているが、ドア3が全閉状態となること
で第1リミットスイッチ72がオンとなっており、したが
って、この状態でエレベータの行き先ボタンを押すとエ
レベータの電気回路に通電されてかご1が移動するので
ある。そして、その後の動作は上記の行き先押釦スイッ
チ90を押した後の動作と同じ動作となるものである。
第14図乃至第20図には本発明の他の実施例が示してあ
る。すなわち、上記実施例では左右の主ドア3aと左右の
副ドア3bの合計4枚のドアにより開口部2開閉するよう
にした実施例を示したが、第14図乃至第20図には開口部
3を主ドア3a、第1副ドア3c、第2副ドア3dの3枚のド
ア3により開閉するようにした実施例が示してある。こ
の実施例では第19図、第20図に示すように移動体9は上
枠39に設けた支持板80に軸81で回転自在に軸支してあ
り、移動体9が回動することで移動体9の一端部が上下
移動するのである。移動体9の一端部には係止爪部43が
設けてあり、また移動体9の他端部はレバー61に回転自
在に軸支してあり、レバー61の軸98にアーム58が設けて
あり、このためアーム58と移動体9とがレバー61を介し
て連動するようになっている。なおこの実施例において
も第6図に示す実施例と同様に電磁クラッチ55を介して
アーム58と移動体9とを連動させるようにしてもよいも
のである。また移動体9が上方に回動した場合、支持板
80に取り付けた第2リミットスイッチ75に設けた作動部
76が押し上げられて第2リミットスイッチ75がオンとな
るようになっている。しかして、ドア3が全閉した時上
レール6の下面に弾接していた操作棒7の上端部のころ
37が上レール6の端部に位置する凹所8に弾入し、凹所
8に位置する移動体9の一端部が押しあげられ、係止爪
部43が係止合部44に係止して第2ロック手段である係止
爪部43と係合爪部44とがロック状態となる。またこの時
操作棒7が上昇することでロック部4もロックされる。
この3枚開きドアにおいてロック部4は主ドア3aの側端
面部に設けてあり、受け金具33は開口部2の側枠に設け
てあるが具体的な構造は前述の4枚ドアのロック部4及
び受け金具33と同じなので図示するのは省略する。第2
リミットスイッチ75の動作、かご1に設けたロック解除
用操作部60とアーム58との動作及びこれによるロック部
4と第2ロック手段45とのロック解除動作等は前述の4
枚ドアの場合と同じなので具体的説明は省略する。
またこの3枚ドアの場合、主ドア3aに連動して第1副
ドア3cが移動し、第1副ドア3cに連動して第2副ドア3d
が移動するようになっている。第17図及び第18図には3
枚のドアの相互の関係が示してある。第17図及び第18図
において3枚のドアである主ドア3a、第1副ドア3c、第
2副ドア3dの上部に設けた連結金具19にはそれぞれ上下
に対向する上下ランナ15が設けてあり、この上下ランナ
15が走行する主ドア用レール13、第1副ドア用レール14
a、第2副ドア用レール14bはいずれも固定レールとなっ
ている。主ドア3aの上部の連結金具19には第1移動ラッ
ク82が固定してあり、第1副ドア3cの上部の連結金具19
に回転自在に設けた軸体84に主ピニオン83及び幅ピニオ
ン85が設けてあって、主ピニオン83と第1移動ラック82
とが噛み合うと共に副ピニオン85と上枠39に固定した第
1固定ラック86とが噛み合っている。また第1副ドア3c
の上部の連結金具19には第2移動ラック87が固定してあ
り、第2副ドア3dの上部の連結金具19に設けた第2ピニ
オン88が第2移動ラック87に噛み合っている。更にこの
第2ピニオン88は上枠39に固定した第2固定ラック89に
噛み合っている。ここで、上記のようなラック、ピニオ
ン機構を介して主ドア3aに連動して第1副ドア3cが移動
し、第1副ドア3cに連動して第2副ドア3dが移動するの
であるが、この場合、上記ラック、ピニオン機構は、主
ドア3aと第1副ドア3cと第2幅ドア3dとの移動速度の比
が3:2:1の関係となるように設計してある。したがっ
て、今3枚のドアが全閉状態で主ドア3aを移動させて開
口部2を開いていくと、主ドア3aと第1副ドア3cと第2
副ドア3dとが3:2:1の移動速度で戸袋12側に移動し、3
枚のドアが同時に戸袋12内に収納されるようになってい
る。また全開状態で主ドア3aを閉方向に移動させると、
主ドア3aと第1副ドア3cと第2副ドア3dとが3:2:1の移
動速度で移動して全閉状態となるものである。
なお、第9図にはロック部4及び第2ロック手段45に
よるロックを手動で解除する装置が示してある。すなわ
ち、主ドア3aの正面上部には回動つまみ93が回動自在に
設けてあり、主ドア3aの上部内に回動つまみ93の軸に固
着した偏心レバー94が設けてあり、この偏心レバー94に
偏心作動部95が設けてある。そして回動つまみ93を回動
すると偏心レバー94が回動し、偏心作動部95により操作
棒7に固着した当たり部96を押圧して操作棒7を押し下
げてロック部4のロック状態を解除するようになってい
る。また操作棒7が下降すると移動体9が下降し、第2
ロック手段45のロックも解除されることになる。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように、ドアが開口部を閉
じた状態でドアの閉状態をロックする第1ロック手段
と、第1ロック手段とは別の第2ロック手段とを設け、
上記第1ロック手段をドアの上下方向の略中間部分に配
置し、ドア内に上下動自在に配置されて上方に弾性付勢
されると共にドアの上面より上方に突出した上端部が上
レールの下面に弾接し且つレールの下面への弾接位置に
おいて第1ロック手段のロック投入が解除されるように
第1ロック手段を操作する操作棒を設け、上レールにド
アが閉じた位置で操作棒の上端部が突入する凹所を設
け、凹所内に上下動自在で且つ凹所内に操作棒の上端部
が突入した状態で上に押し上げられる移動体を配置し、
ドアの閉状態において凹所内を上昇した移動体に設けた
係止爪部とドアに取り付けた係合爪部とが係合し且つ移
動体が下降した状態で係止爪部と係合爪部との係合が解
除されるようにして第2ロック手段を構成し、かごが開
口部に位置した状態で移動体を下方に押し下げるように
した押し下げ手段を設け、かごが開口部に位置した状態
で第1ロック手段のロック投入動作の解除と第2ロック
手段のロック投入動作の解除とをするためのロック解除
手段を設けて上記操作棒、上レール、凹所、移動体、押
し下げ手段にて構成してあるので、ドアが閉じ且つかご
が開口部に位置していない状態ではドアの閉状態が第1
ロック手段と第2ロック手段とで2重にロックされ、万
一いずれかのロック手段が故障して非ロック状態となっ
ていても残りのロック手段でドアのロック状態が保たれ
て安全であり、しかもこのように2重のロック手段を設
けたにもかかわらずかごが開口部に位置した状態ではロ
ック解除手段により第1ロック手段と第2ロック手段と
が自動的に同時に解除されてドアを開くことができて、
2重のロック解除が簡略な機構でできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略全体縦断面図、第2図は同上の概
略水平全体断面図、第3図(a)(b)は同上の開口部
部分の概略水平断面図及び概略背面図、第4図は同上の
縦断面図、第5図は同上の一部省略正面図、第6図は同
上の水平断面図、第7図は同上の第2ロック手段部分の
拡大正面断面図、第8図は同上の背面から見た斜視図、
第9図(a)(b)はロック部の正面図及び側面図、第
10図は同上の主レール及び副レール部分の一部省略断面
図、第11図は同上の扉の概略正面図、第12図は同上の制
御回路図、第13図は同上の動作説明のためのフローチャ
ート、第14図は本発明の他の実施例の一部省略斜視図、
第15図は同上の開口部部分の正面図、第16図は同上の概
略水平断面図、第17図は同上の主レール、第1副レー
ル、第2副レールを示す一部省略水平断面図、第18図は
同上の縦断面図、第19図は同上の一部省略拡大水平断面
図、第20図は同上の概略背面図であって、1はかご、2
は開口部、3はドア、4は第1ロック手段、5はロック
解除手段、6は上レール、7は操作棒、8は凹所、9は
移動体、10は押し下げ手段、43は係止爪部、44は係合爪
部、45は第2ロック手段である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各階に上下に昇降するかごから出入りする
    開口部を設け、この開口部に開閉自在なドアを設け、ド
    アが開口部を閉じた状態でドアの閉状態をロックするた
    めの第1ロック手段と、第1ロック手段とは別のロック
    手段である第2ロック手段とを設け、上記第1ロック手
    段をドアの上下方向の略中間部分に配置し、ドア内に上
    下動自在に配置されて上方に弾性付勢されると共にドア
    の上面より上方に突出した上端部が上レールの下面に弾
    接し且つ上レールの下面への弾接位置において第1ロッ
    ク手段のロック投入が解除されるように第1ロック手段
    を操作する操作棒を設け、上レールにドアが閉じた位置
    で操作棒の上端部が突入する凹所を設け、凹所内に上下
    動自在で且つ凹所内に操作棒の上端部が突入した状態で
    上に押し上げられる移動体を配置し、ドアの閉状態にお
    いて凹所内を上昇した移動体に設けた係止爪部とドアに
    取り付けた係合爪部とが係合し且つ移動体が下降した状
    態で係止爪部と係合爪部との係合が解除されるようにし
    て第2ロック手段を構成し、かごが開口部に位置した状
    態で移動体を下方に押し下げるようにした押し下げ手段
    を設け、かごが開口部に位置した状態で第1ロック手段
    のロック投入動作の解除と第2ロック手段のロック投入
    動作の解除とをするためのロック解除手段を上記操作
    棒、上レール、凹所、移動体、押し下げ手段にて構成し
    て成るエレベータのドアのロック装置。
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