JP2502415Y2 - 車輌用シ―ト - Google Patents

車輌用シ―ト

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JP2502415Y2
JP2502415Y2 JP1990062692U JP6269290U JP2502415Y2 JP 2502415 Y2 JP2502415 Y2 JP 2502415Y2 JP 1990062692 U JP1990062692 U JP 1990062692U JP 6269290 U JP6269290 U JP 6269290U JP 2502415 Y2 JP2502415 Y2 JP 2502415Y2
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JP
Japan
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vehicle
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chair
seat
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JP1990062692U
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知明 高田
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Takara Belmont Corp
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として鉄道車輌、バス等に搭載される車
輌用シートの改良に関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来の比較的短距離の旅客の輸送に使用される鉄道車
輌やバス等のシートは、収容客数の増加、シートへの、
或いはシートから出入口への移動の容易さのために、窓
を背にして配置されるのが通例である。
しかし、この場合は、窓外の景色を眺めて楽しむこと
ができない。
そのため、中長距離の旅客の輸送、観光を目的とする
鉄道車輌やバスにおいては、進行方向に向かって、2座
席を1組としたシートが用いられるが、中距離用鉄道車
輌においては、背合せの2座席とすることで、4座席を
対面配列とすることもある。
又、このような進行方向に向かって配列するシート
は、車輌巾に応じ3座席、1座席とすることもある。
このようなシートの配列は、窓側の座席に座った人は
窓外の風景を楽しめるが、通路側の座席に座った人は、
窓側の座席に座った人が邪魔になって、窓外の風景を充
分に楽しむことができない。
このような欠点を改良すべく、近時、伊豆急行で採用
された車輌のように、窓に向かって座席を並べて配設し
たものもある。
このような車輌においては、1人旅で、他人の影響を
出来るだけ受けたくないような場合でも、隣の座席に複
数人のグループが座り、話がはずんだりすると、その影
響をもろに受けてしまって、楽しさが半減してしまう。
又、3人以上のグループの場合、両端の人同志は、互
いの顔が見づらくなって、話がしにくくなる等の欠点も
ある。
更に、通路が窓側であるので、席からの移動は、多数
の腰かけている人の前を通るので、通りづらいばかりで
なく、腰かけている人は、通行する人で、うるさく感じ
る等の欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、従来の車輌用シートの前述の問題点を解消
するためのもので、窓側に向けて配設した座席を1個の
ハンドルを操作するだけで、座席の前後移動と回転を同
時に行うことができ、しかも、前後移動量と回転量を自
由に殆ど無段階に選定でき、ハンドルを手放すと座席を
選定した位置と角度に固定できるように構成することに
より、旅行中の車輌の窓外の風景を総べての人が、同じ
ように楽しむことができ、且つグループの人数に応じて
椅子の向きを変えて、両端の人でも顔が見えるような配
列、隣のグループとの隔離感を得られるようにする。
又、2座席1組の各組間に通路を設けることによっ
て、座席の背面の通行を可能とすることで、前を人が通
ることのうるささ、人の前を通行する通りづらさを無く
すことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の目的を達成するための車輌用シート
の手段に関し、レール上に載置され車両の窓に向けて前
後移動可能なスライド台と、該スライド台に対して水平
方向に回転可能に設けられた回転台と、該回転台に取り
付けられる座部と、上記スライド台に枢着され先端が上
記回転台に圧接する方向に付勢されるブレーキレバー
と、上記スライド台に沿って昇降可能に設けられ、ばね
により下降方向に付勢され、上昇したときに上記レール
に列設された切欠部との係脱を解除する爪部と上昇した
ときに上記ブレーキレバーを付勢方向の反対方向に押動
するカムとを有する固定板と、該固定板を昇降操作する
ハンドルとにより、車両の窓に向かって前後移動,回動
可能な椅子を構成し、該椅子を2個1組とし、各組の間
に通路を介在させて配設したものである。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の実施の一例を、図面に示す鉄道車輌に
ついて説明する。
第1図に示すように、2つの椅子Aを、適宜の狭い間
隔で、1つの基台Bに設置され、各基台Bは第3図に示
すように、車輌Cの中央通路Dに対して背中合せとして
窓に向かって、且つ各基台B間には通路Eが形成され、
左右の2列に配置される。
第2図、第3図に示すように、各椅子Aは乗用自動車
の運転席のリクライニングシートと同様に、レバー1を
引くことによって、座部2に対し支点3aを中心として背
凭れ3を伏倒できるようになっている。
第1図〜第3図に示すように、基台Bには各椅子Aに
対して、2列にレール4が設置されていて、これに嵌合
するスライド台5のスライドカバー6によって、スライ
ド台5は基台Bに対して、前後動可能となっている。
このスライド台5上の環状溝5aには、多数のボール7
が載置され、更にその上に載置された回転台8に椅子A
の座部2が固定され、スライド台5に対してボール7の
転動により、座部2は回動可能である。
この回転台8のスライド台5に挿入される筒状部8aに
は、ストッパ9が固定され、回転台8の上方への抜脱の
防止と、座部2の回転角度の制限を行っている。
前記、スライドカバー6の一側面に取付けた支持板10
には、支軸11によって、固定レバー12が回動自在に軸支
されており、固定レバー12と支持板10との間にはバネ13
が架設されていて、固定レバー12の先端のハンドル12a
を下方に付勢している。
又、支持板10には長孔10aが穿設されていて、この長
孔10aをスライドするピン14aを設けた固定板14は、ピン
14aによって固定レバー12に連結され、ハンドル12aの引
き上げによって固定板14は上方にスライドする。
そして、ハンドル12aの引き上げを中止すると、バネ1
3の付勢力による固定レバー12の下降によって固定板14
も下降し、その先端の爪部14bがレール4の上側端に列
設した切欠部4aに係入し、スライドカバー6の前後動を
固定する。
スライド台5には、2本の軸15a,15bが固定されてい
て、これにそれぞれブレーキレバー16a,16bが回転自在
に軸支され、このブレーキレバー16aと16bは、長孔17a
とピン17bによって連結されている。
従って、一方のブレーキレバー16aが軸15aを中心とし
て回動すると、ブレーキレバー16bも軸15bを中心として
回動し、これ等の先端のブレーキシュー18a,18bが回転
台8を挟みつけたり、離れたりする。
そして、ブレーキレバー16a,16b間にはバネ19を架設
して、そのブレーキシュー18a,18bが回転台8を挟みつ
け、回転台8が回転するのを阻止するようになってい
る。
前記、固定板14の背面には、カム20を固定し、固定板
14がハンドル12aによって上昇された時、カム20はブレ
ーキレバー16a,16bのローラ21a,21bに接触し、バネ19の
付勢力に抗してこれ等を押して、そのブレーキシュー18
a,18bを回転台8から離すようになっている。
従って、ハンドル12aを引き上げる簡単な操作によ
り、固定板14が上昇して爪部14bとレール4の切欠部4a
との係合が解除されると共に、カム20がローラ21a,21b
を介してブレーキレバー16a,16bを回転台8から離れる
方向に押動するので、座部2の前後移動と回転が同時に
可能になり、前後移動量は無段階に選定でき、回転量は
殆ど無段階に選定できる。
ハンドル12aを手放すと、固定板14が下降して爪部14b
とレール4の切欠部4aとが係合すると共に、カム20がロ
ーラ21a,21bから離隔してブレーキレバー16a,16bが回転
台8を挟みつけるので、座部2が選定された位置及び角
度に固定される。
又、基台Bには、背凭れ3の背面側に中央通路Dと区
画するための手すり、Fが取り付けられ、乗客は中央通
路Dを通行する際に、車輌Cの揺れによる身体のぐらつ
きをこれにつかまることで、防止できる。
この車輌用シートにおいては、乗客は中央通路Dを通
って、通路Eから各自の椅子に行くことができる。
そして、旅客が個人、個人である時は、第4図に示す
ように、それぞれの椅子Aを、車輌Cの窓に向かって斜
めとすることにより、隣席の人から顔が見づらくなり、
隣席の人に対してのプライバシーを保ち易くすることが
できる。
又、1グループ2人の場合には、その2人の中心に向
かって椅子Aを回転することにより、互いの顔が見易く
なり、2人の間のコミュニケーションの向上が図られ
る。
1グループ3人の場合には、第5図のように、中心の
椅子Aに向かって、左右の席の椅子Aを向けることによ
り、3人の顔が見易くなり、この場合も3人のコミュニ
ケーションの向上が図られる。
更に、1グループ4人、6人等の場合も、第6図、第
7図のように椅子Aを向けることによって、同様なこと
が行われ、1グループの数が上記のように変化しても、
両サイドの人の椅子Aが内側に向くことによって、他グ
ループにわずらわされることがない。
更に、いずれの場合でも、各椅子Aは窓に対して斜め
となることがあっても、窓から車外の風景を楽しむのに
は、支障がない。
尚、各基台B間の通路Eには開閉自在にカーテンを設
置し、各基台Bを仕切ることも可能である。
以上の実施例は、鉄道車輌やバスについて説明した
が、ワゴン等のワンボックスの乗用自動車についても、
同様に実施できるものである。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように、2個1組とした椅子の間に通
路を形成したので、椅子の背面側に通路を形成すれば、
椅子の前を通らずに各椅子に行くことができるようにな
り、前を通行されるわずらわしさや、通行のしにくさが
無くなるものである。
又、各椅子は窓に面しているので、誰もが平等に窓外
の風景を楽しむことができる。
そして、各椅子は、1個のハンドルを回動する簡単な
操作で、椅子の前後移動と回転を同時に行うことがで
き、椅子の前後移動量も回転量も自由に殆ど無段階に選
定でき、ハンドルを手放すと椅子が選定された位置及び
角度に固定されるので、乗客にとって極めて便利であ
り、グループの人数に応じて、これを前後、回動するこ
とにより、グループ間のコミュニケーションが向上でき
ると共に、他グループからの影響を小さくすることがで
きる等の効果があるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、 第1図、第2図は1組の椅子の正面図と側面図、 第3図はその配列の平面図、 第4図〜第7図はグループの人数に応じた椅子の前後位
置と向きの平面図、 第8図は椅子の前後、回転機構の斜面図、 第9図は回転ブレーキの平面図、 第10図はその操作部の側面図、 第11図はそのローラとカムの正面図である。 A……椅子、B……基台、C……車輌、D……中央通
路、E……通路、F……手すり、2……座部、3……背
凭れ、4……レール、5……スライド台、8……回転
台、12a……ハンドル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール上に載置され車両の窓に向けて前後
    移動可能なスライド台と、該スライド台に対して水平方
    向に回転可能に設けられた回転台と、該回転台に取り付
    けられる座部と、上記スライド台に枢着され先端が上記
    回転台に圧接する方向に付勢されるブレーキレバーと、
    上記スライド台に沿って昇降可能に設けられ、ばねによ
    り下降方向に付勢され、上昇したときに上記レールに列
    設された切欠部との係脱を解除する爪部と上昇したとき
    に上記ブレーキレバーを付勢方向の反対方向に押動する
    カムとを有する固定板と、該固定板を昇降操作するハン
    ドルとにより、車両の窓に向かって前後移動,回動可能
    な椅子を構成し、該椅子を2個1組とし、各組の間に通
    路を介在させて配設したことを特徴とする車両用シー
    ト。
JP1990062692U 1990-06-15 1990-06-15 車輌用シ―ト Expired - Lifetime JP2502415Y2 (ja)

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3378211B2 (ja) * 1999-03-29 2003-02-17 東豊産業株式会社 車両用座席の配列切替装置
JP3833058B2 (ja) * 2000-09-19 2006-10-11 シロキ工業株式会社 車両用ロングシート
JP6887801B2 (ja) * 2016-12-27 2021-06-16 コイト電工株式会社 座席装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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