JP2501950Y2 - 施錠装置 - Google Patents

施錠装置

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JP2501950Y2
JP2501950Y2 JP624888U JP624888U JP2501950Y2 JP 2501950 Y2 JP2501950 Y2 JP 2501950Y2 JP 624888 U JP624888 U JP 624888U JP 624888 U JP624888 U JP 624888U JP 2501950 Y2 JP2501950 Y2 JP 2501950Y2
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隆夫 斉藤
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株式会社 斉工舎
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、屋外等に駐車した車輌等の盗難を防止する
ため連繋施錠する施錠装置に関する。
[従来技術] 従来、この種の施錠装置として、車輪に装着されてそ
の回転を阻止するものが知られている。かかる施錠装置
(1)は、その一例を第6図に示すように、U字形状の
係止ロッド7とシリンダ錠本体3とからなる。このU字
形状の係止ロッド7を車輪のスポーク間等に挿通した上
で、その端部5をシリンダ錠3に係止することにより施
錠が行われる。
ところが、こうした施錠装置1は、携行が困難である
という問題があった。即ち、係止ロッドの破壊という手
段による盗難を防止するために堅牢に構成させ、かつ幅
の広いタイヤを着けた車輪のスポーク間に挿入するため
に、係止ロッド7が全体に大型化してしまっていた。従
って、こうした施錠装置1は、車輌、特に2輪車輌に携
行することが困難であり、盗難防止にいつでもどこでも
役立てるということができなかった。
この観点から、米国特許第3,747,376号明細書、米国
特許第3,908,414号明細書及び米国特許第3,748,876号明
細書においては、複数の部材が折り曲げ可能に連結され
たループ錠が開示されている。これらのループ錠によれ
ば、ループ錠を部材ごとに折り曲げて小型化させること
ができるので、携行することが容易となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のようなループ錠では、折り曲げ
た状態でコンパクトとするために、各部材間の折り曲げ
可能な連結部が脆弱な構造とならざるを得ず、堅牢さに
欠けているものであった。従って、破壊されやすく、盗
難防止用として満足のできるものではなかった。一方、
この点を満足とするために連結部を十分に堅牢とすれ
ば、軸等の連結用の部品を丈夫にするために、かさが大
きく重量の重いものを採用しなければならない。従っ
て、連結部が折り曲げてもかなり大きく重い構造となら
ざるを得ないために、結局携行時に不便となる。このた
め、携行に便利で、かつ盗難防止に十分な堅牢さを有す
る施錠装置が望まれていた。
考案の構成 かかる目的を達成する本考案の構成について以下説明
する。
[課題を解決するための手段] 本考案の施錠装置は、第1図に例示するように、 2つの係止端を有する係止体と、該係止体の係止端を
係止する錠とからなる施錠装置において、 上記係止体は、解錠時に互いに分離可能な少くとも、
三つ以上の部材から構成されたことを特徴とする。
ここで、係止体とは、2つの係止端を有し解錠時に少
くとも三つ以上の部材に分解できるものであり、例えば
金属製あるいは、合成樹脂製の棒状部材から構成される
ものである。
尚、係止体は、一端を係止端とし、他端に肥大部を備
えた棒状部材と、その棒状部材を挿通する孔を備え棒状
部材の肥大部を係止させる連結体としても差支えない。
この場合は、構造が単純で製造が容易になる。また、一
端に係止端に相当する部材と他端に肥大部に相当する部
材を備えた工具であってもよい。
連結体とは、一端を係止端とし、他端に肥大部を備え
た棒状部材を嵌挿する2個の挿通孔を備え、挿入された
棒状部材の他端の肥大部によって棒状部材を係止するも
のであり、例えば、金属製あるいは、合成樹脂製の板状
部材を1枚ないし複数重ねた構成にすることができる。
尚、連結体は、棒状部部材を嵌挿する2個の挿通孔を備
えれば特に形状は特定しなくてもよい。
[作用] 上記構成を有する本考案の施錠装置は、少なくとも三
つ以上の部材に互いに分解された係止体を組み立てて、
その組み立てられた係止体を被施錠物、例えば、オート
バイの車輪のスポーク間に挿通して、その係止端を錠に
係止することにより施錠する。また、解錠時には、錠か
ら係止体を外し、係止体を三つ以上の部材に互いに分解
する。
従って、本考案の施錠装置によれば、係止体の各部材
を解錠時には、折り曲げるのではなく、互いに分離可能
としたことにより、コンパクト化可能としている。しか
も、施錠時には、組み立てることによって一体化でき
る。一体化したものは、折り曲げ可能な連結部のように
必然的な脆弱さを避けることができ、堅牢な構造とする
ことができる。
[実施例] 以上説明した本考案の構成・作用を一層明らかにする
ために、次に本考案の施錠装置の好適な実施例について
説明する。
第1図は、本実施例の施錠装置の組立て斜視図、第2
図は、ホルダーの分解斜視図である。
第1図に示すように、本実施例の施錠装置9は、層状
をなした矩形板に2つの挿入孔10a,10bを備えたホルダ1
1と、そのホルダ11に挿入され一方の端を係止される2
本の係止ロッド13a,13bと、係止ロッド13a,13bの他方の
端が挿入される挿入孔19a,19b及び鍵21の着脱を行う挿
入孔23を備えた錠25と、鍵21とから構成されている。
係止ロッド13a,13bは、それぞれ鋼鉄製の棒で一方の
端に円柱状の突部15a,15bが設けられ、その首下にホル
ダ11内の係止機構に係止する凹状の溝を備えた係止溝27
が形成されている。また係止ロッド13a,13bの他方の端
には、段付の突状係止段部17a,17bが設けられている。
ホルダ11は、第2図に示すように、6枚の金属製の矩形
のホルダ片37a,37b,39a,39b,41a,41bからなり、これを
4本のリベット43a,b,c,dにより固定した構成をとって
いる。このホルダ片37aないし41bには、2本の係止ロッ
ド13a,13bが挿通される穴25a,25bが同じ位置に形成され
ており、外側の4枚39a,b,41a,bは同一の形状をしてい
る。中心に位置するホルダ片37a,bの穴25a,25bには、ス
プリング31により付勢されたストッパ33が収納される挿
入穴35a,35bが一体に形成されている。従ってホルダ11
を組み立てた状態では、挿入孔10a,10bの内にはストッ
パ33の一部が突出した状態となっており、係止ロッド13
a,13bをその係止段部17a,17b側から挿入すると、係止ロ
ッド13a,13bに形成された凹状の係止溝27にその突出し
たストッパ33の一部が係止することから係止ロッド13a,
13bは、ホルダ11に係止される。
次に、錠の構造について説明する。第3図(A),
(B)は、本実施例の錠の解錠時の断面図、第4図
(A),(B)は、同実施例の錠の施錠時の断面図であ
る。
一方、第3図に示すように、錠25は鋼鉄製で係止ロッ
ド13a,13bの係止段部17a,17bを挿入する挿入孔19a,19b
を備えた円筒状の枠体45と、この枠体45の内部に収納さ
れた係止段部17a,17bを係止する係止部47と、枠体45の
開口端部に設けられ鍵21と係合して係止部47を回転させ
るシリンダ部49とから構成されている。
第3図(A),(B)に示すように、係止部47は、断
面が半円状からなる中空円筒の一部分からなり、枠体45
の挿入孔19a,19bの位置に当る部分に係止ロッド13a,13b
の係止段部17a,17bを係止するU字孔51a,51bが設けられ
た構成である。
シリンダ部49は、挿入される鍵21を限定するための中
央部に設けられた円柱状の突部53と、その円柱状の突部
53の周囲に設けたU字溝55に摺動自在に貫入した一部図
示しない5本の細い円柱状の係止棒59a,59b,59c,59dと
を配設した回転体57等から構成されている。5本の係止
棒59a,59b,59c,59d等は、回転体57の背部側の一端を板
バネ61によって連結され、円筒状の支持体63の中に保持
されており、係止部47と支持体63とは回転体57に固定ネ
ジ65によって固定された構成である。尚、円柱状の突部
53には、鍵21と係合する係合溝54が設けられている。よ
って、錠25に適合した鍵21が挿入されると、5本の係止
棒59a,59b,59c,59dは嵌合し、鍵21の回転に伴って回転
体57は回転する。
次に、上述した構成を有する施錠装置の作用について
説明する。例えば、オートバイの車輪のスポーク間に本
実施例の施錠装置を施錠する場合、第3図(A),
(B)に示すように錠25を鍵21によって解錠状態にして
おく。一方、ホルダ11には、その挿入孔10a,10bに係止
ロッド13a,13bをそれぞれ挿入し、係止ロッド13a,13bの
突部15a,15bがホルダ11に突き当て、係止溝27にホルダ1
1内のストッパ33が係合した状態とする。このようにし
て係止ロッド13a,13bとホルダ11とを略「U」字形に組
み立てた後、オートバイの車輪のスポーク間等に挿通し
た上で、第4図(A),(B)に示すように係止ロッド
13a,13bの係止片17a,17bを錠25の挿入孔19a,19bに挿入
する。施錠には、錠25に係止されている鍵21を回転させ
ると、突部53及び係止棒59a,59b,59c59dの回転に伴って
係止部47が回転してU字孔51a,51bが係止ロッド13a,13b
の係止段部17a,17bに嵌合して係止部47が係止段部17a,1
7bを係止する。このとき鍵21は、錠25より取り出せる。
これによって本実施例の施錠装置は、オートバイの車輪
を施錠する。
また、本実施例の施錠装置の解錠は、鍵21を錠25の挿
入孔23に挿入して係止棒59a,59b,59c,59d等に嵌合させ
て押し込み、施錠時と反対方向に回転させることによ
り、行われる。鍵21の回転により係止部47が回転してU
字孔51a,51bが係止段部17a,17bより退避して、係止段部
17a,17bが係止部47より解放される。そこで係止ロッド1
3a,13bを錠25の挿入孔19a,19bより取り出す。このとき
鍵21は、錠25に係止された状態にある。これによって本
実施例の施錠装置の解錠がなされる。解錠状態において
は、携行などの必要に応じて、2本の係止ロッド13a、1
3b及びホルダ11を互いに分解して、小型化させることが
できる。
以上説明したように、本実施例の施錠装置9は、解錠
後に2本の係止ロッド13a,13b,ホルダ11,錠25及び鍵21
と小さく分解されてオートバイに備えられた工具箱に収
納できる。従ってオートバイに携行していつでもどこで
も施錠できるという効果がある。また、施錠装置9は、
全体が鋼鉄製で機械的強度が高く、かつ施錠時には係止
ロッド13a,13bとホルダ11との連結及び係止ロッド13a,1
3bと錠25との連結が極めて堅牢に構成されている。この
ため、破損・破壊等を受けにくいので、盗難を有効に防
止できる効果がある。
第5図は、本実施例の施錠装置の応用例を示す。第5
図の(A)は、本実施例の係止ロッド13a,13bの替り
に、工具であるボックスレンチ65,モンキーレンチ67を
使用し、ホルダ11の替りに挿入孔77a,77bを設けた両口
スパナ69が使用された例である。また、第5図の(B)
は、本実施例の係止ロッド13a,13bの替りに、工具のボ
ックスレンチ71,ラチエットハンドル73を使用し、ホル
ダ11の替りにメガネレンチ75が使用された例である。
従って、この施錠装置は、オートバイに備えられた工
具と共に本実施例の施錠装置の錠25のみを携行すればよ
く、よりコンパクトに収納することができるという効果
を奏する。
考案の効果 以上詳述したように、本考案の施錠装置は、係止体が
解錠時に三つ以上の部材に分解できるため、容易に携行
できて施錠できるという優れた効果がある。しかも、係
止体の各部材は、互いに施錠時には組み立てることによ
って極めて堅牢に連結することができるる。従って、車
輌、特にオートバイ等に携行して施錠することによって
盗難を有効に防止できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例の施錠装置の組立て斜視図、第2図
は、同実施例のホルダの分解斜視図、第3図(A),
(B)は、本実施例の錠の解錠時の断面図、第4図
(A),(B)は、同実施例の錠の施錠時の断面図、第
5図は、同実施例の応用例を示す図、第6図は、施錠装
置の従来技術を示す図である。 1,9…施錠装置、11…ホルダ 13a,13b…係止ロッド、21…鍵 3,25…錠

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの係止端を有する係止体と、該係止体
    の係止端を係止する錠とからなる施錠装置において、 上記係止体は、解錠時に互いに分解可能な少なくとも三
    つ以上の部材から構成されたことを特徴とする施錠装
    置。
  2. 【請求項2】係止体は、 一端を係止端とし、他端に肥大部を備えた2本の棒状部
    材と、 該棒状部材が嵌挿される2個の貫通孔を備えた連結体
    と、 から構成された請求項1記載の施錠装置。
  3. 【請求項3】部材の少なくとも1つが工具である請求項
    1記載の施錠装置。
JP624888U 1988-01-20 1988-01-20 施錠装置 Expired - Lifetime JP2501950Y2 (ja)

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JPH01112273U JPH01112273U (ja) 1989-07-28
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