JP2501755Y2 - ト―イングトラクタの輪止め格納装置 - Google Patents

ト―イングトラクタの輪止め格納装置

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JP2501755Y2
JP2501755Y2 JP1990050535U JP5053590U JP2501755Y2 JP 2501755 Y2 JP2501755 Y2 JP 2501755Y2 JP 1990050535 U JP1990050535 U JP 1990050535U JP 5053590 U JP5053590 U JP 5053590U JP 2501755 Y2 JP2501755 Y2 JP 2501755Y2
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wheel stopper
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electromagnet
switch
wheel
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Inventor
孝男 桜井
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,空港等において使用されるトーイングトラ
クタの輪止め格納装置に関する。
〔従来技術〕
従来,トーイングトラクタの輪止め格納装置として
は,輪止めを,そのカウンタウェイトに収納するものが
知られている(例えば実開昭62−192954号公報)。
また,上記公報には,他の従来例として,トーイング
トラクタのフード側面部に輪止めを収納するものが開示
されている。
しかしながら,上記前者の輪止め格納装置は,カウン
タウェイト上に設けた凹部より,上記輪止めを出し入れ
しなければなず,作業が煩雑である。
また,上記後者のものは,フード側面部に輪止め固定
具が常設されているため,例えばフード内のエンジン等
の点検修理作業の邪魔になる。
そこで,本出願人は,先に第6図及び第7図に示すご
とく,運転席81の下方でステップ84の下部に,凹状の輪
止め格納部71を配設した輪止め格納装置7を出願してい
る(実願平1−4288号)。即ち,該輪止め格納装置7
は,第7図に示すごとく,フレーム82の下部に配設した
函体状の輪止め9と対応した形状凹状の函体よりなる。
そして,該輪止め格納装置7は,開口部B側に輪止め落
下防止用のストッパー71を有する。この輪止め格納装置
7は,他の作業の邪魔とならず,着脱が簡便な点で優れ
ている。
なお,上記輪止め9は,使用に当たり,車輪83の前後
を,第6図に示すごとく,当接させた状態に置く。
なお,上記輪止め9は,第8図に示すごとく,左右に
配置した略三角形の輪止め本体91,91と,これらを連結
する取手部92とよりなる。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来の輪止め格納装置には,次の
問題点がある。
即ち,上記輪止め格納装置7においては,輪止め9と
上記ストッパー71及び内壁73との間には隙間Cがある。
そのため,走行中には振動により,上記輪止め9が輪止
め格納部72内でガタつき,不安定である。
また,上記隙間Cがあるため,急激な上下振動等の衝
撃により,輪止め9が輪止め格納装置7より落下するこ
とがある。
本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
で,格納部内で輪止めがガタつくことがなく,また落下
するおそれもない,輪止め格納装置を提供しようとする
ものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,運転席側フレームの下部に、輪止めを格納
する凹状の格納部を配設したトーイングトラクタの輪止
め格納装置において,上記格納部は,車側方向に開口部
を有すると供に,該開口部の奥壁に電磁石を配設し,該
電磁石は電源及びスイッチを有する電気回路に接続し,
上記スイッチはパーキングブレーキを作動させたときに
電磁石への通電を遮断するよう構成したことを特徴とす
るトーイングトラクタの輪止め格納装置にある。
上記格納部は,例えばトーイングトラクタの略中央部
における運転席の下方において,車体のフレームに垂設
する。
また,電磁石は,車側方向に設けた開口部の奥壁に配
設する。また,上記電磁石としては,例えば軟鉄心の周
囲に絶縁導線を密に巻いたソレノイド,内部に磁石を配
設した電磁チャック,電磁ロックがある。
また,上記電源としては,例えばトーイングトラクタ
に搭載したバッテリを用いる。
また,上記パーキングブレーキとしては,例えば上記
トーイングトラクタの運転席の近傍に配設したデテント
機構を有するトグルブレーキがある。また,該トグルブ
レーキには,リミットスイッチ等のスイッチを配設す
る。
また,上記スイッチは,パーキングブレーキの近傍に
配置する。そして,パーキングブレーキを作動させたと
き,即ち車両停止時にブレーキを掛けたとき,上記スイ
ッチが作動して前記電磁石への通電が遮断されるよう構
成する。また,上記電気回路には,更にリレー回路を接
続することもできる。
〔作用〕
本考案にかかる輪止め格納装置においては,まず車両
が停止状態になったとき,運転者によりパーキングブレ
ーキが掛けられる。つまり,該パーキングブレーキが作
動状態になる。その結果,スイッチが作動して,電気回
路への通電が遮断される。そのため,上記電磁石への通
電も遮断され,該電磁石は,輪止めの電磁吸着を解除す
る。
これにより,輪止め本体と格納部との間のロック状態
が解除される。そこで,輪止めを格納部より,外へ取り
出す。この時,同時にパーキングブレーキが作動してい
ることが確認され,車両の安全停止状態がチェックされ
る。
一方,上記輪止めを使用した後は,これを車輪より外
し,上記格納部内に収容する。このとき,開口部は,車
側方向に設けられているから,輪止めを水平方向に移動
させるだけで,輪止めを出し入れすることができ,操作
が極めて容易である。その後,上記パーキングブレーキ
は,トーイングトラクタを走行させるためにその作動を
解除する。これにより,電磁石への通電が再開始され
る。そのため,輪止めは格納部内において,電磁石に強
く電磁吸着され,ロックされた状態となる。そして,輪
止めは格納部の開口部の奥壁に設けた電磁石に吸着さ
れ,輪止めは車幅方向から吸着されているから,最もガ
タつき移動し易い車幅方向の動きが効果的に抑えられ
る。
それ故,輪止めは格納部内に強く保持され,車両走行
中にガタツキを生じたり,落下することもない。
〔効果〕
以上のごとく,本考案によれば,格納部内で輪止めが
ガタつくことがなく,また落下するおそれもない,輪止
め格納装置を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本例にかかる輪止め格納装置につき,第1図〜第4図
を用いて説明する。
即ち,本例の輪止め格納装置は,第1図及び第4図に
示すごとく,輪止め格納用の格納部2には,その内壁と
しての奥壁21に電磁石1を配設し,該電磁石1は電源4
およびスイッチ5を有する電気回路6に接続し,上記ス
イッチ5はパーキングブレーキ3を作動したときに電磁
石1への通電を遮断するよう構成してなる。
上記格納部2は,第1図及び第2図に示すごとく,機
台側面に配設した開口面20と,該開口面20に対向した奥
壁21と,該奥壁21に相隣接する両側壁22,22と,底部23
と,天井部24とよりなる。また,該格納部2は,トーイ
ングトラクタ8の略中央部の運転席(図示略)下方に設
けたフレーム82に垂設する。また,該フレーム82は,ス
テップ84を有する。また,該ステップ84には,上記天井
部24を溶接する。
該格納部2は,略長方形の函体よりなる。また,該開
口面20の下方には,底部23より前方へ傾斜して輪止めガ
イド231を配設する(第1図)。
上記電磁石1は,第1図及び第2図に示すごとく,上
記奥壁21に配設する。
該電磁石は,第2図に示すごとく,略正方形を有し,
上記奥壁21の左右両端部に配設する。該電磁石1は,上
記輪止め9を格納したとき,その本体91が対面する位置
にある。
また,該電磁石は,平板状の軟鉄心と,その表面に絶
縁導線を密に巻いたソレノイドコイルとよりなる。
また,上記電源4は,トーイングトラクタに搭載した
バッテリを用いる。また,上記パーキングブレーキ3
は,運転席の近傍に配設したデテント機構を有するトグ
ルブレーキである。また,該パーキングブレーキ3は,
第1図及び第3図に示すごとく,筒状体のハンドル31内
にその軸方向に移動可能に挿入されたロッド32と,該ロ
ッド32の下端に螺合したクレビス33を有する。また,該
クレビス33は,リンク機構34,ケーブル35を介して,車
輪のブレーキ(図示略)に連結する。
また,上記リンク機構34の近傍には,第3図に示すご
とく,ブラケット36を配設する。そして,該ブラケット
36には,弾性体からなるストッパー37を突設する。ま
た,該ストッパー37の近傍には,スイッチ5を配設す
る。該スイッチ5としては,リミットスイッチを用い
る。また,該スイッチ5は,突起状の接触端子51を有す
る。また,上記リンク機構34は,第1リンク341と,第
2リンク342と,摺動板343とよりなる。そして,これら
の連結部は,第1枢着部と第2枢着部とよりなる。
また,上記ハンドル31の下端には,その前倒時の回動
支点となる枢着部39を配設する。
また,該ハンドル31の下方部311には,その前倒時に
上記スイッチ5と当接する位置に,スイッチ当接部38を
配設する。
そして,上記電磁石1と電源4とスイッチ5は,第1
図及び第4図に示すごとく,リード線61,62により電気
的に接続し,電気回路6を形成する。
次に,作用効果につき説明する。
本例の輪止め格納装置においては,輪止め9を格納部
2より取り出すに当たって,まずパーキングブレーキ3
のハンドル31を握る。次に,該ハンドル31を引き上げ
る。これにより,パーキングブレーキ3が作動状態,即
ちブレーキが掛けられた状態となる。また,このとき,
上記スイッチ当接部38は,スイッチ5より離れる。その
ため,該スイッチ5は,オフの状態となる。その結果,
電気回路6への通電が遮断される。したがって,上記電
磁石1への通電が遮断され,該電磁石1は,輪止め9の
電磁吸着を解除する。
これにより,輪止め本体91と格納部2との間の電磁ロ
ック状態が解除される。そこで,輪止め9を格納部2よ
り外へ取り出す。
なお,上記パーキングブレーキ3において,作動時に
上記リンク機構34が作動し,ケーブル35が引っ張られる
などの動きは,従来のものと同様である。
一方,上記輪止め9を使用した後は,これを車輪より
外し,上記格納部2内に収納する。この際には,取手92
を握って輪止め9を持ち上げ,格納部2内に入れる。そ
の後,上記パーキングブレーキ3は,トーイングトラク
タを走行させるために解除する。これにより,電気回路
6への通電は再開される。そのため,輪止め9は格納部
2内において,電磁石1により電磁吸着された状態で強
く保持される。
また,上記格納部2には,その下方に輪止めガイド23
1が配設されているため,輪止め9の出し入れが容易で
ある。
以上のごとく,本例によれば,車両走行中には,電磁
石1によって輪止め9を格納部2内に強く吸着保持で
き,一方車両が停止し,パーキングブレーキ3を作動さ
せたときには輪止め9を自由に出し入れできる。それ
故,車両走行中に,格納部2内で輪止め9がガタつくこ
とがなく,また,これが落下するおそれもない。
また,本例においては,パーキングブレーキ3が作動
しないと,輪止め9を取り出せない。そのため,輪止め
使用時における,パーキングブレーキ3の掛け忘れを防
止することもできる。
第2実施例 本例にかかるトーイングトラクタの輪止め格納装置に
つき,第5図を用いて説明する。
即ち,本例の輪止め格納装置は,上記第1実施例の格
納部2における輪止めガイド231に代えて,曲面付きス
トッパー232を配設したものである。その他の構成は,
上記第1実施例と同様である。
上記曲面付きストッパー232は,逆U字状を呈し,格
納部の開口面20の下方に配設する。これにより,輪止め
9は,電磁石の解除時においても,格納部2より外方へ
落下することがない。また,上記曲面付きストッパー23
2は,上方に曲面を有するため,輪止め9の出し入れを
容易に行うことができる。その他,上記第1実施例と同
様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は第1実施例にかかる輪止め格納装置を
示し,第1図はその全体概念図,第2図は輪止め格納部
の正面図,第3図はパーキングブレーキの拡大断面図,
第4図は電気回路図,第5図は第2実施例にかかる輪止
め格納装置の断面図,第6図〜第8図は従来の輪止め格
納装置を示し,第6図はトーイングトラクタの側面図,
第7図は第6図のA−A矢視断面図,第8図は輪止めの
斜視図である。 1……電磁石,2……格納部,3……パーキングブレーキ,4
……電源,5……スイッチ,6……電気回路,8……トーイン
グトラクタ,9……輪止め,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転席側フレームの下部に輪止めを格納す
    る凹状の格納部を配設したトーイングトラクタの輪止め
    格納装置において, 上記格納部は,車側方向に開口部を有すると共に,該開
    口部の奥壁に電磁石を配設し,該電磁石は電源及びスイ
    ッチを有する電気回路に接続し,上記スイッチはパーキ
    ングブレーキを作動させたときに電磁石への通電を遮断
    するよう構成したことを特徴とする輪止め格納装置。
JP1990050535U 1990-05-15 1990-05-15 ト―イングトラクタの輪止め格納装置 Expired - Lifetime JP2501755Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336469Y2 (ja) * 1985-07-18 1991-08-01
JPS62192954U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08

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JPH049344U (ja) 1992-01-28

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