JP2501735Y2 - 穿孔機の防塵装置 - Google Patents

穿孔機の防塵装置

Info

Publication number
JP2501735Y2
JP2501735Y2 JP1253890U JP1253890U JP2501735Y2 JP 2501735 Y2 JP2501735 Y2 JP 2501735Y2 JP 1253890 U JP1253890 U JP 1253890U JP 1253890 U JP1253890 U JP 1253890U JP 2501735 Y2 JP2501735 Y2 JP 2501735Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dustproof device
inner race
tool holding
front cap
holding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1253890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03103142U (ja
Inventor
康希 大森
喜彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP1253890U priority Critical patent/JP2501735Y2/ja
Publication of JPH03103142U publication Critical patent/JPH03103142U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501735Y2 publication Critical patent/JP2501735Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は、穿孔機であるハンマドリル等の防塵装置に
関するものである。
[考案の背景] 従来における穿孔機1の防塵装置を第4図を用いて説
明する。穿孔機1には工具4を保持するための工具保持
部2が設けられており、この工具保持部2には弾性体か
ら成るフロントキャップ3が設けられている。ここで、
同図に示すように天井等の被削材10に穿孔機1を用いて
穿孔作業を行う場合、工具保持部2のフロントキャップ
3には、穿孔作業時に発生する切粉の飛散を防止するこ
とのできる防塵装置を装着している。この防塵装置は、
工具4の外周を覆うように配設した可撓性の覆蓋筒体
5、アウターレース6、転動体であるボール7、インナ
ーレース8等によって構成されており、アウターレース
6とインナーレース8との間にボール7を配設している
と共に、覆蓋筒体5とアウターレース6とを係止してい
る。またインナーレース8はフロントキャップ3に係合
しているため、フロントキャップ3が回転すると一体回
転し、ボール7及びアウターレース6を介して覆蓋筒体
5にその回転が伝達されるよう作用している。このよう
な防塵装置を工具保持部2に装着して実際に天井等へ穿
孔作業を行うと、覆蓋筒体5の端面と被削材10とが接触
することから、覆蓋筒体5の端面と被削材10との間に摩
擦力が発生する。これによりインナーレース8が回転し
ても摩擦力によって覆蓋筒体5は回り止めされているた
め、アウターレース6とインナーレース8との間に配設
したボール7は、インナーレース8の回転を覆蓋筒体5
に伝達することができず単に転動している。
しかし、覆蓋筒体5の端面を被削材10に接触させない
状態、即ち無負荷運転時に工具保持部2を回転させる
と、フロントキャップ3とインナーレース8との係合面
積が小さいためフロントキャップ3の回転によって、防
塵装置がフロントキャップ3から離脱してしまうという
欠点を有していた。
またフロントキャップ3にインナーレース8を嵌挿す
るだけで工具保持部2に防塵装置を装着することができ
るものの、フロントキャップ3とインナーレース8との
係合部における各径の大きさは、インナーレース8の径
に対してフロントキャップ3の径が同径、或いは僅かに
大きくなければいけない。つまり互いの径を上述した寸
法関係にしなければ、インナーレース8とフロントキャ
ップ3の装着はできなくなり、インナーレース8の径に
対してフロントキャップ3の径を僅かに大きくすれば、
この僅かな径の差分について、弾性体から成るフロント
キャップ3を弾性変形させることになり、同径の場合に
比較してより強固にインナーレース8を装着することが
できる。
しかし、従来の形式ではフロントキャップ3の設けら
れていない穿孔機1には防塵装置を装着することができ
ないという欠点を有しており、また、仮にフロントキャ
ップ3が設けられていても、その径の大きさが上記した
大きさになっていない場合にも防塵装置を装着すること
ができないという欠点を有していた。
[考案の目的] 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
操作性の良い防塵装置を提供することである。
[考案の概要] 本考案は、防塵装置に弾性体から成る装着体を設けれ
ば、装着体が弾性変形するに従い復元力を増す点に着目
し、工具保持部に強い係止力を付与するように、インナ
ーレース、装着体、工具保持部の関係を工夫したもので
ある。
[考案の実施例] 本考案の実施例を第1図乃至第3図を用いて説明す
る。第1図は防塵装置を工具保持部2に装着した状態を
示す一部縦断側面図、第2図は第1図に示す一部省略A
−A線断面図、第3図は第2図の変形例であり、1は穿
孔機、2は工具保持部、2aは凹部、3はフロントキャッ
プ、4は工具、5は覆蓋筒体、6はアウターレース、7
はボール、8はインナーレース、9は装着体、9aは凸
部、9bは切欠部、10は被削材である。
穿孔機1には工具4を保持するための工具保持部2が
設けられており、この工具保持部2には弾性体から成る
フロントキャップ3が設けられている。ここで、第1図
に示すように天井の被削材10に穿孔機1を用いて穿孔作
業を行う場合、工具保持部2及びフロントキャップ3の
外周に穿孔作業時に発生する切粉の飛散を防止すること
のできる弾性体から成る装着体9を有する防塵装置を装
着している。この防塵装置は、工具4の外周を覆うよう
に配設した可撓性の覆蓋筒体5、アウターレース6、転
動体であるボール7、インナーレース8、弾性体から成
る装着体9等によって構成されており、アウターレース
6とインナーレース8との間にボール7を配設すると共
に、覆蓋筒体5とアウターレース6とを係止している。
更にインナーレース8には装着体9を設けており、装着
体9は工具保持部2のほぼ全体を覆っているため、工具
保持部2を回転させると、工具保持部2と共に装着体9
及びインナーレース8が一体回転し、ボール7及びアウ
ターレース6を介して覆蓋筒体5にその回転が伝達され
るよう作用する。このような防塵装置を工具保持部2に
装着して実際に天井等へ穿孔作業を行うと、覆蓋筒体5
の端面と被削材10とが接触することから、覆蓋筒体5の
端面と被削材10との間に摩擦力が発生する。これにより
インナーレース8が回転しても摩擦力によって覆蓋筒体
5は回り止めされているため、アウターレース6とイン
ナーレース8との間に配設したボール7は、インナーレ
ース8の回転を覆蓋筒体5に伝達することができず単に
転動している。
既に上述したように従来における防塵装置の装着は、
フロントキャップ3の弾性変形を利用して行っていた。
しかし、フロントキャップ3は工具保持部2の一端に設
けられているものであり、フロントキャップ3とインナ
ーレース8とにおける係合面積が小さいため、覆蓋筒体
5の端面を被削材10に接触させない状態、即ち無負荷運
転時に工具保持部2を回転させると、フロントキャップ
3の回転によって、防塵装置がフロントキャップ3から
離脱してしまうという欠点を有していた。
本考案はこのような欠点を解消するため、第1図及び
第2図に示すように係合面積を大きくするため、フロン
トキャップ3を有する工具保持部2のほぼ全体を占める
外周に弾性体から成る装着体9を係合させている。
更に工具保持部2の外径よりもやや小径した装着体9
の内周部に凸部9aを設け、且つこの凸部9aと係合する凹
部2aを工具保持部2の外周に設けることにより、工具保
持部2の外周に装着体9をより確実に係合させることが
できる。よって、覆蓋筒体5の端面を被削材10に接触さ
せない状態、即ち無負荷運転時に工具保持部2を回転さ
せてもフロントキャップ3の回転によって、防塵装置が
フロントキャップ3から離脱してしまうことを防止する
ことができる。
第3図は装着体9の変形例を示しており、装着体9に
切欠部9bを設けることによって、装着体9の弾性変形量
を調整することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、工具保持部の外周と係合可能な弾性
体から成る装着体をインナーレースに設けたことによ
り、操作性の良い防塵装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案になる防塵装置を工具保持部2に装着し
た状態を示す一部縦断側面図、第2図は第1図に示す一
部省略A−A線断面図、第3図は第2図の変形例を示す
一部省略A−A線断面図、第4図は従来の防塵装置を工
具保持部に装着した状態を示す一部縦断側面図である。 図において、1は穿孔機、2は工具保持部、2aは凹部、
3はフロントキャップ、4は工具、5は覆蓋筒体、6は
アウターレース、7はボール、8はインナーレース、9
は装着体、9aは凸部、9bは切欠部、10は被削材である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に伸縮可能な覆蓋筒体と、該覆蓋筒
    体の端部にて一体に形成されるアウターレースと、該ア
    ウターレースに対して回転可能に形成されるインナーレ
    ースとから成り、穿孔機の工具周辺を覆う穿孔機の防塵
    装置において、前記インナーレースに弾性体から成る装
    着体を設け、該装着体が前記工具を保持する工具保持体
    のほぼ全体を覆うことで前記インナーレースとの固定を
    図ることを特徴とする穿孔機の防塵装置。
JP1253890U 1990-02-09 1990-02-09 穿孔機の防塵装置 Expired - Lifetime JP2501735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253890U JP2501735Y2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 穿孔機の防塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253890U JP2501735Y2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 穿孔機の防塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03103142U JPH03103142U (ja) 1991-10-25
JP2501735Y2 true JP2501735Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31516012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1253890U Expired - Lifetime JP2501735Y2 (ja) 1990-02-09 1990-02-09 穿孔機の防塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501735Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03103142U (ja) 1991-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4951955A (en) Chuck for tools
JP2548234B2 (ja) 保持器を有する手持ち式工具
JPS6357177A (ja) ラチエツトドライバ
JP2501735Y2 (ja) 穿孔機の防塵装置
JP2002086303A (ja) 作孔工作盤および/または打撃工作盤用の工具ホルダー
US4417611A (en) Screwdriver
EP1380373B1 (en) Clamping nut and tool holder with the clamping nut, and spanner
JP2562883B2 (ja) 保持具
ITMI980324A1 (it) Mandrino per immorsare un utensile da taglio in particolare punta da trapano
JP3155888B2 (ja) スパナ
JP2595868Y2 (ja) 穿孔機の防塵装置
JPS6216297Y2 (ja)
JPS5815076Y2 (ja) 工作機械における工具取付装置
JPH0228893Y2 (ja)
JP3710149B2 (ja) 工具取付台
JPH0347768Y2 (ja)
JP2579799Y2 (ja) 環状カッターの取付け装置
JPS6029432Y2 (ja) ハンマ−ドリル等の工具脱着装置
JPH0621672Y2 (ja) ねじ締付機におけるトルク調整体の固定装置
JP3333601B2 (ja) ストレ−トドリル用アタッチメント
JPH027535Y2 (ja)
JPH0735734Y2 (ja) インパクトドライバ
JP2607498Y2 (ja) 工具チャック用カバー
JP4157866B2 (ja) 工具取付台
JPH0340413Y2 (ja)