JP2501730B2 - 温室用シ―トの張設部材 - Google Patents
温室用シ―トの張設部材Info
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- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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Description
に関する。
する温室は、その骨組にシートの張設部材を設け、この
張設部材に合成樹脂シートを張設しており、また、寒冷
紗などの遮光シートを張設する場合には、別の張設部材
を前記骨組に取付け、この張設部材に前記遮光シート
を、前記合成樹脂シートに対し所定間隔を置いて重ね合
わせるように張設している。
ートなど2種類のシートを重合状に張設する張設部材と
して、実開昭58ー125964号公報に示されている
ものが提案されている。この従来の張設部材は、図7に
示したように、長さをもった底面C1と、この底面C1
の幅方向両側から上方に向かって突出し、かつ、先端側
が互いに近接する方向に傾斜する1対の係止壁部C2、
C2と、これら係止壁部C2、C2の先端部分を外向き
に屈曲したカール部C3、C3とを備えた断面蟻溝形状
の張設部材Cを用い、この張設部材Cを上下に重ねて、
下側張設部材Cの各カール部C3、C3と、上側張設部
材Cの底部C1との間に温室用硬質シートSを介在させ
て、ビスDの締込みにより前記硬質シートS3を挟着し
て張設すると共に、上側張設部材Cの係止壁部C2、C
2間に、波形線材から成る係止部材Eを挿嵌し、この係
止部材Eにより遮光シート或は軟質シートなどの温室用
シートS4を張設するようにしたものである。
つ、耐候性のよい弗素系樹脂フィルムが開発されたこと
から、この弗素系樹脂フィルムを前記硬質シートとして
用いられる傾向にある。
面C1を平坦状として、その幅方向両側から上方に1対
の係止壁部C2を突設した構造の張設部材Cを2個重ね
合わせ、その間に前記した弗素系樹脂フィルムから成る
硬質シートを挟着して張設する場合、次のような問題が
生ずる。
に優れているが、反面温度変化による伸縮率が大きく、
特に、温度の低い例えば冬場に張設する場合、たとえ所
定の緊張度を与えて張設しても限界があり、このため、
温度の高い夏場には、その温度変化で伸張し、前記張設
部材で固定する固定部位に皺が発生することになり、こ
の結果、外観が悪くなるだけでなく、採光にも影響が生
ずると共に、前記樹脂フィルムの強度低下を来す問題が
生ずるのであり、また、前記従来の張設部材Cで硬質シ
ートS3を張設した場合、この硬質シートS3は、図7
のように前記張設部材Cにより挟着される挟着部分と面
一状に張設されることになるから、雨水が硬質シートS
3の挟着部分を伝って内側に浸入し、上側張設部材を固
定するビスDの挿通孔から下側張設部材C内に浸入し
て、下側張設部材を発錆させたり、前記ビスDを発錆さ
せたりする問題とか、或は前記ビスDを伝って下側張設
部材の底部C1に穿設したビス孔から温室内に水滴とな
って落ちたりする問題もあった。
よる伸びを、第1シートの張設時に予め取ることにより
第1シートの張設後、外気温変化があっても、この第1
シートの外気温変化による伸びを防ぐことができる点に
着目したものであって、目的は、例えば耐候性のよい弗
素系樹脂フィルムから成る温室用第1シートを用いて
も、このシートの外気温変化による伸びを防ぐことがで
き、この第1シートに皺が生じるのを回避でき、しか
も、シート挟着部分からの雨水浸入も防止することがで
きるようにする点にある。
に、本発明では、温室用第1シートS1を受止めるシー
ト受部材24のシート受面24cに対向し、該シート受
面24cとの間で前記第1シートS1を挟着する挟着部
11をもった部材本体1と、前記挟着部11の幅方向外
側に位置し、前記部材本体1から前記シート受部材24
とのシート挟着側に向って突出し、前記第1シートS1
を押圧する1対の押圧脚部2、2と、前記部材本体1か
ら反シート挟着側に向って突出し、温室用第2シートS
2の係止部材を受止める1対の係止壁部3、3とを備
え、前記押圧脚部2、2を、前記第1シートS1の押圧
時、前記シート受部材24に対して幅方向外方に所定間
隔L 離間した位置に設けたのである。
には、該部材本体1の上面に対し立上がるビス孔形成部
12を設けるのが好ましい。
4cに対する突出高さは、前記第1シートS1の挟着
時、該第1シートS1を外気温変化による伸び率以上に
押圧する高さとするのが好ましい。
挟着側に押圧する1対の押圧脚部2、2を、前記シート
受部材24に対して幅方向外方に所定間隔L離間した位
置に設けたので、これら各押圧脚部2、2により前記第
1シートS1をシート挟着側に押圧し、前記第1シート
S1に伸びを与えて、該第1シートS1の外気温変化に
よる伸びを予め取ることができるのは勿論のこと、該押
圧脚部2、2による第1シートS1の引伸し時、該シー
トS1が押圧脚部2、2とシート受部材24とで挟み込
まれることがないので、該第1シートS1がシート受部
材24に対して擦れて傷付くのが抑制されるし、しか
も、前記各押圧脚部2、2により前記第1シートS1
を、挟着部分に対し前記シート受部材24側、即ち、下
方側に変位させて押圧することができるので、雨水が前
記第1シートS1の挟着部分からシート受部材内に浸入
するのを防止でき、この結果、シート受部材24及び前
記ビスの発錆などを防止できるのである。
に、該部材本体1の上面に対し立上がるビス孔形成部1
2を設けた場合には、前記第2シートS2を張設してい
ない場合とか、この第2シートS2として遮光ネットを
用いた場合でも、部材本体1上面の雨水が、前記部材本
体1をシート受部材24に固定するビスのビス孔13か
ら前記シート受部材24内に浸入するのを回避できるの
であり、従って、シート受部材24及び前記ビスの発錆
などを良好に防止できるのである。
4cに対する突出高さを、前記第1シートS1の挟着
時、該第1シートS1を外気温変化による伸び率以上に
押圧する高さとした場合には、前記第1シートS1の張
設時、該第1シートS1を外気温変化による伸び率以上
に伸ばすことができるから、第1シートS1として弗素
系樹脂フィルムを用いた場合でも、この第1シートS1
の張設後、大きな外気温変化があっても、この第1シー
トS1の外気温変化による伸びを良好に防ぐことができ
るのである。
Bの例えば屋根に温室用シートを張設するためのもので
あって、図3に概略的に示した温室Bの屋根は、真柱2
0の上端部から軒柱21の上端部に、斜め下方に向かっ
て延びる複数本の合掌22を横方向に所定間隔を置いて
並設し、これら合掌22の上面に、横方向に延びる複数
本のもや材23を上下方向に所定間隔を置いて並設する
と共に、これらもや材23の上面に、垂木として用いる
複数本のシート受部材24を横方向に所定間隔を置いて
並設する一方、前記合掌22の上端部上面に、棟梁25
を設けると共に、この棟梁25を上方側から覆う上部横
方向材26を配設し、該上部横方向材26の肩部の一側
で、前記シート受部材24の上端部を支持し、また、前
記上部横方向材26の頂部一側に、前記シートの上縁部
を止着する止着部材27をビスにより着脱可能に固定
し、また、前記軒柱21の上端部にはブラケット28を
介して軒梁29を取付け、該軒梁29の幅方向外側に、
二股部30aをもった下部横方向材30を支持し、前記
二股部30aの開放上端部に、前記シートの下縁部を止
着する止着部材31をビスにより着脱可能に固定してい
る。
や材23に固定する長さをもった底部24aと、この底
部24aの幅方向両側から上方に向かって突出する1対
の縦壁部24bと、これら縦壁部24bの上端部に形成
するシート受面24cと、これらシート受面24cの内
方側から下方に向かって屈曲するビス保持部24dとか
ら成り、前記底部24aの幅方向一方側を重合させて、
シート受部材24の前記もや材23への取付時、前記底
部24aの重合部をびす32により穿設して、前記シー
ト受部材24を前記もや材23に固定するようにしてい
る。
示すように、硬質の温室用第1シートS1を受止める前
記シート受部材24のシート受面24cに対向し、該シ
ート受面24cとの間で前記第1シートS1を挟着する
挟着部11をもった細長板状の部材本体1を備え、この
部材本体1を、前記シート受面24cの幅Hよりも広幅
に形成して、この部材本体1の幅方向両端側で且つ前記
シート受部材24に対して幅方向外方に所定間隔L離間
した位置から前記挟着部11と前記シート受部材24と
のシート挟着側、即ち、下方に向って突出し、前記第1
シートS1を前記シート受面24cに対し前記もや材2
3方向に押圧する1対の押圧脚部2、2を突設すると共
に、前記部材本体1の幅方向両端部に、反シート挟着
側、即ち、前記押圧脚部2、2の突設方向と反対方向の
上方に向かって突出し、かつ、先端側を内方側に屈曲し
た1対の係止壁部3、3を突設したものであって、前記
係止壁部3、3に、遮光シート或は軟質シートなどの温
室用第2シートS2の例えば波形線材から成る係止部材
4を受止め得るようにしている。
上面には、該部材本体1の上面に対し立上がるビス孔形
成部12を全長に亘って設け、このビス孔形成部12
に、複数固のビス孔13を長さ方向に所定間隔を置いて
穿設し、これらビス孔13に挿入するビス5を前記シー
ト受部材24のビス保持部24dに螺着するようにして
いる。尚、前記ビス孔形成部12は、部材本体1の全長
に亘って形成する他、部材本体1の長さ方向に所定間隔
を置いて複数個設けてもよいし、また、予めビス孔13
を形成する他、部材本体1の固定時にタッピングネジか
ら成るビスによりビス孔を形成するようにしてもよい。
受面24cに対する突出高さは、前記挟着部11による
前記第1シートS1の挟着時、該第1シートS1を外気
温変化による伸び率以上に押圧する高さとしている。詳
しくは、各押圧脚部2、2の突出高さを次のようにして
設定している。
合、通常は冬期には加温することが多く、従って、一般
には10℃以下にならないのであり、また、夏期には換
気しても内部温度が外気温度より高くなることから、温
室の使用温範囲は通常10乃至42℃とされている。そ
こで、この温度範囲における弗素系樹脂フィルムの熱膨
張率を調べてみたところ、商品名によって熱膨張率は異
なるが、例えば、商品名トヨフロン(東レ株式会社製厚
み60ミクロン)では、最小膨張率でも0.23%とな
っている。従って、前記弗素系樹脂フィルムを前記第1
シートS1として用いる場合、張設時、前記第1シート
S1に0.23%よりやゝ大きい伸びを与えれば熱膨張
を吸収できると想定されるが、前記第1シートS1は、
例えば、長さが5〜6m程度のシート受部材24を60
cm間隔で配設した温室の屋根に張設されるのであっ
て、前記第1シートS1はその幅方向両端部と長さ方向
両端部は固定されているため、熱膨張による前記第1シ
ートS1の前記シート受部材24に対して平行方向にお
ける伸びは、直交方向における伸びに比較して拘束され
難いことから、前記した通り前記第1シートS1に0.
23%の伸びを与えてもしわが生じることになる。そこ
で、前記押圧脚部2、2により前記第1シートS1を下
方に押圧して前記第1シートS1に与える伸びを変えて
しわが生じるのを観察したところ、0.7%の伸び、即
ち、0.23%の約3倍の伸びを与えたとき前記第1シ
ートS1にしわやたるみが生じないことが判ったのであ
る。
系樹脂フィルムから成る商品名エフクリーン60(日本
カーバイト工業製、厚み60ミクロン)の温度に対する
熱膨張率の変化を実測した結果、エフクリーン60の膨
張率の変化は、温室の使用温度範囲、即ち、10乃至4
2℃の温度範囲では低温度側よりも高温度側の方が熱膨
張率が大きくなるが、全体としては近似的に一次的に変
化したのである。この結果10℃における膨張率と42
℃における膨張率の差を比較することにより10乃至4
2℃の温度差による膨張率の差は、0.43%であるこ
とが判る。そこで、エフクリーン60を前記第1シート
S1として用い、トヨフロンの場合と同様に、平行状に
60cm間隔で配設した長さ200cmのシート受部材
24間に前記第1シートS1を30℃において張設し、
該第1シートS1に与える伸びを変えると共に、前記第
1シートS1を、10乃至42℃の膨張率の差0.43
%に対応する温度差である55℃に昇温させて皺が生じ
るのを観察したところ、エフクリーン60の10乃至4
2℃の温度差における実測膨張率値の約4倍の伸びを与
えたとき前記第1シートS1に皺が生じないことが判っ
た。従って、10乃至42℃の温度範囲に比較して熱膨
張率の大きい高温側で観察した結果約4倍を得たのであ
るから、10乃至42℃の温度範囲では約3倍程度で皺
ができないものと予測でき、温室の使用温度範囲は10
乃至42℃であることから、前記第1シートS1に与え
る伸びを、前記第1シートS1に用いるフィルムの使用
温度範囲、即ち、10乃至42℃の温度範囲における実
測膨張率値の約3乃至4倍にすることにより皺が生じる
のを防止できることが判ったのである。また、10乃至
42℃の温度範囲において高温度側の方が熱膨張率が大
きいことから、組成が前記トヨフロンと異なる弗素系樹
脂フィルムから成る前記エフクリーン60を前記第1シ
ートS1として用いる場合は、前記押圧脚部2、2の突
出高さを、前記第1シートS1のシート受部材24への
挟着時前記第1シートS1に10乃至42℃の温度差に
おける第1シートS1の実測膨張率値に対し約3倍乃至
4倍程度の伸び率、即ち1.29〜1.72%の伸び率
を与える高さとするのである。
用いて前記第1シートS1を温室Bの屋根に張設する手
順について説明する。
た3本のシート受部材24のシート受面24cに前記第
1シートS1を棟側から軒側へ広げて、該第1シートS
1の長さ方向上端部を、図3に示したように前記上部横
方向材26の頂面一側に前記止着部材27で固定すると
共に、該第1シートS1の長さ方向下端部も、前記下部
横方向材30の二股部30a上部に前記止着部材31で
固定する。また、前記第1シートS1の幅方向両端部側
を、例えば両面テープTを用いて両側に配設した各シー
ト受部材24における縦壁部24bの上部に貼り付け固
定し、第1シートS1の4辺を長方形状に固定する。
長さとした張設部材Aを前記第1シートS1の外側から
前記シート受面24cの上方部に配置し、部材本体1の
ビス孔13に挿入するビス5を、シート受部材24のビ
ス保持部24dにねじ込むことにより前記部材本体1を
前記シート受部材24に押圧し、この部材本体1の挟着
部11と前記シート受面24cとの間で前記第1シート
S1を挟着するのである。
に設けた1対の押圧脚部2、2の先端が、前記第1シー
トS1の前記挟着部分よりも幅方向外方に所定間隔離れ
た部位に当接して、これら各押圧脚部2、2が前記第1
シートS1をシート挟着側に押圧するのであって、該押
圧脚部2、2による第1シートS1の押圧時、該シート
S1が押圧脚部2、2とシート受部材24とで挟み込ま
れることがないので、該第1シートS1がシート受部材
24に対して擦れて傷付くのが抑制されるのである。
S1に伸びを与えて、該第1シートS1の外気温変化に
よる伸びを予め取ることができるから、第1シートS1
の張設後、季節の変化などにより外気温変化があって
も、この第1シートS1の外気温変化による伸びを防止
できて、第1シートS1に皺やたるみが生じるのをなく
することができるのであり、しかも、前記第1シートS
1を、前記シート受面24cに対し前記もや材23方向
に押圧することができるので、雨水が前記第1シートS
1の挟着部分からシート受部材24内に浸入するのを防
止でき、この結果、シート受部材24及び前記ビス5の
発錆などを防止できるのである。
上方側に寒冷紗などの遮光性をもった温室用第2シート
S2或は軟質の温室用第2シートS2を張設するのであ
る。
張設部材は、前記第2シートS2の係止部材4を受止め
る係止壁部3、3を備えているから、第2シートS2専
用の張設部材を別個に設けなくとも、前記係止壁部3、
3に前記係止部材4を挿嵌することにより、前記第2シ
ートS2を張設することができるのである。従って、一
つの張設部材Aにより前記第1シートS1と第2シート
S2とを2層に張設することができるのである。また、
このように第1シートS1と第2シートS2とを2層と
することにより、各シートS1、S2間に空気層を画成
でき、温室の断熱性を高め得るのである。
には、該部材本体1の上面に対し立上がるビス孔形成部
12を設けているから、このビス孔形成部12にビス5
を螺締して前記部材本体1をシート受部材24に固定し
ても、前記第2シートS2を張設していない場合とか、
この第2シートS2として遮光ネットを用いた場合でも
部材本体1上面の雨水が、前記部材本体1をシート受部
材24に固定するビスのビス孔13から前記シート受部
材24内に浸入するのを回避できるのであり、従って、
シート受部材24及び前記ビス5の発錆などを良好に防
止できるのである。
を、底部24aに対し上方のシート受面24c側にビス
保持部24dを備えたシート受部材24に固定するよう
にしたが、本発明の張設部材Aは、例えば図5或は図6
に示すようなシート受部材24に固定することもできる
のである。
れも軟質の温室用シートを張設する張設部材として既に
使用されているものであって、何れも底部24aと該底
部24aの幅方向両側から上方に向かって突出し、前記
軟質シートの係止部材4を受止める1対の係止壁部24
b、24bとを備え、これら係止壁部24b、24bの
頂部にシート受面24c、24cを設けている。斯くす
ることにより図1に示したものと同様の効果が得られな
がら、既存の軟質シート張設用の張設部材をシート受部
材24として利用できるから、図1に示したようなシー
ト受部材24を殊更設けなくとも図5、6に示すような
軟質シートの張設部材を備えた既存の温室に前記第1シ
ートS1と第2シートS2とを張設することができるの
である。尚、図5、6の場合、前記ビス5は、前記シー
ト受部材24の底部24aに螺着するのである。
シートS1をシート挟着側に押圧する1対の押圧脚部
2、2を、前記シート受部材24に対して幅方向外方に
所定間隔L離間した位置に設けたので、これら各押圧脚
部2、2により前記第1シートS1をシート挟着側に押
圧し、前記第1シートS1に伸びを与えて、該第1シー
トS1の外気温変化による伸びを予め取ることができる
のは勿論のこと、該押圧脚部2、2による第1シートS
1の引伸し時、該シートS1が押圧脚部2、2とシート
受部材24とで挟み込まれることがないので、該第1シ
ートS1がシート受部材24に対して擦れて傷付くのを
抑制することが出来るし、しかも、前記各押圧脚部2、
2により前記第1シートS1を、挟着部分に対し前記シ
ート受部材24側、即ち、下方側に変位させて押圧する
ことができるので、雨水が前記第1シートS1の挟着部
分からシート受部材内に浸入するのを防止でき、この結
果、シート受部材24及び前記ビスの発錆などを防止で
きるのである。
に、該部材本体1の上面に対し立上がるビス孔形成部1
2を設けた場合には、前記した作用効果に加えて、前記
第2シートS2を張設していない場合とか、この第2シ
ートS2として遮光ネットを用いた場合でも、部材本体
1上面の雨水が、前記部材本体1をシート受部材24に
固定するビスのビス孔13から前記シート受部材24内
に浸入するのを回避できるのであり、従って、シート受
部材24及び前記ビスの発錆などを良好に防止できるの
である。
4cに対する突出高さを、前記第1シートS1の挟着
時、該第1シートS1を外気温変化による伸び率以上に
押圧する高さとした場合には、前記第1シートS1の張
設時、該第1シートS1を外気温変化による伸び率以上
に伸ばすことができるから、この第1シートS1の張設
後、大きな外気温変化があっても、この第1シートS1
の外気温変化による伸びを良好に防ぐことができるので
ある。
断面図。
断面図。
拡大断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】温室用第1シートS1を受止めるシート受
部材24のシート受面24cに対向し、該シート受面2
4cとの間で前記第1シートS1を挟着する挟着部11
をもった部材本体1と、 前記部材本体1から前記シート受部材24とのシート挟
着側に向って突出して、前記第1シートS1を押圧する
1対の押圧脚部2、2と、 前記部材本体1から反シート挟着側に向って突出し、温
室用第2シートS2の係止部材を受止める1対の係止壁
部3、3とを備え、前記押圧脚部2、2は、前記第1シートS1の押圧時、
前記シート受部材24に対して幅方向外方に所定間隔L
離間した位置に設けている ことを特徴とする温室用シー
トの張設部材。 - 【請求項2】部材本体1の幅方向ほぼ中央部に、該部材
本体1の上面に対し立上がるビス孔形成部12を設けて
いる請求項1記載の温室用シートの張設部材。 - 【請求項3】押圧脚部2、2のシート受面24cに対す
る突出高さが、温室用第1シートS1の挟着時、該第1
シートS1を外気温変化による伸び率以上に押圧する高
さとしている請求項1記載の温室用シートの張設部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252675A JP2501730B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 温室用シ―トの張設部材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4252675A JP2501730B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 温室用シ―トの張設部材 |
Publications (2)
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JPH06133648A JPH06133648A (ja) | 1994-05-17 |
JP2501730B2 true JP2501730B2 (ja) | 1996-05-29 |
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ID=17240679
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JP4252675A Expired - Fee Related JP2501730B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 温室用シ―トの張設部材 |
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JP (1) | JP2501730B2 (ja) |
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