JP2501582Y2 - 並列運転冷却塔の水位制御装置 - Google Patents

並列運転冷却塔の水位制御装置

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JP2501582Y2
JP2501582Y2 JP2980890U JP2980890U JP2501582Y2 JP 2501582 Y2 JP2501582 Y2 JP 2501582Y2 JP 2980890 U JP2980890 U JP 2980890U JP 2980890 U JP2980890 U JP 2980890U JP 2501582 Y2 JP2501582 Y2 JP 2501582Y2
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JP2980890U
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Inventor
孝二 岸下
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日立プラント建設株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数の冷却塔を並列運転するに際し、各塔間
の水位にアンバランスが生じないようにするための並列
運転冷却塔の水位制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕 負荷側からの温水を複数の冷却塔によって冷却する場
合、その配置状況などに起因して、各塔に接続される供
給管及び排出管に圧力損失差が生じるため、各冷却塔の
槽水位に差が生じやすい。
そこで、従来は、次のような手段を用いて槽水位のア
ンバランスの解消を図っていた。
(a)各冷却塔の下部水槽に連通管を設ける。
(b)冷却水入口手動弁または出口手動弁を用い、各冷
却塔の循環水量を一定に保つように手動設定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記した従来技術では、上記(a)の手段に
よる場合、連通管の径が小さいと、各塔への流通量が不
足して槽水位にアンバランスが生じる。この結果、或る
冷却塔では溢流するほどに水位が上昇し、また、或る冷
却塔では異常に水位が低下して吸込管から空気を吸い込
むなどの不安定状態を生じる。さらに、並列した各冷却
塔への供給水量のアンバランスを事前に察知できないと
いう不具合があった。
また、(b)の手段にあっては、手動調節を頻繁に行
おうとすると、選任の操作者を置かねばならない。この
ため、(a)の場合よりも水位管理が難しく、溢流や空
気吸い込みの不安定状態を生じることになる。
本考案の目的は、冷却塔の並列運転時の塔相互間の水
位アンバランスによる運転不安定状態の発生を防止でき
るようにした並列運転冷却塔の水位制御装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、負荷側機器の
入出力間に入口手動弁及び手口手動弁を介して並列に接
続されると共に並列運転される複数の冷却塔において、
この冷却塔の各々に付属する水槽の水位を検出する水位
センサと、前記入口手動弁または出口手動弁の各々に並
列接続される流量調整弁とを備え、この流量調整弁を前
記水位センサの検出値に基づいて前記各冷却塔に循環す
る水量を一定に保持するようにしている。
〔作用〕
上記した手段によれば、各冷却塔に付属する各水槽の
水位検出値に基づいて入口手動弁または出口手動弁の各
々に並列接続された流量調整弁の各々の弁開度が制御さ
れる。したがって、各水槽内の水位は一定に制御され、
オーバーフローや空気吸い込みを生じることがなく、負
荷変動によらず安定な運転を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説
明する。
図は並列運転冷却塔の系統及び本考案による水位制御
装置を示す構成図である。ここでは、冷却塔が3基の場
合について説明する。
冷却塔10a,10b,10cは、所定の間隔をもって設置さ
れ、各々は同一構成を成している。これらは、供給され
た冷却水を放出するためのノズル、放出された冷却水を
冷却する電動ファン、熱交換された冷却水を収容する水
槽などを備えて構成されている。
冷却塔10a,10b,10cの各々の入り側の配管路中には、
冷却水入口手動弁12a,12b,12cが設けられ、一方、出側
の配管路中には、冷却水出口手動弁14a,14b,14cが設け
られている。
冷却水入口手動弁12a,12b,12cの各々の他端は、共通
の配管に接続され、負荷側機器16の出力側に連結されて
いる。また、冷却水出口手動弁14a,14b,14cの各々の他
端も同様に共通の配管に接続され、負荷側機器16の入力
側に冷却水ポンプ18を介して連結されている。
また、冷却水入口手動弁12a,12b,12cの各々には、冷
却水入口流量調整弁20a,20b,20cの各々が並列接続され
ている。冷却水入口流量調整弁20a,20b,20cの各々の口
径は、冷却水入口手動弁12a,12b,12cの口径より小さく
され、冷却水入口手動弁12a,12b,12cに対してバイパス
として機能する。そして、この口径は、予想される流動
変動範囲の最大値に基づいて決定される。
この冷却水入口流量調整弁20a,20b,20cの各々は、冷
却塔10a,10b,10cの各々に付属する水槽22a,22b,22cの各
々の内部に配置された圧力センサ24a,24b,24cの検出信
号によって制御される。
以上の構成において、負荷側機器16から排出された被
冷却水は、冷却水入口手動弁12a,12b,12cの各々を介し
て冷却塔10a,10b,10cの各々に供給され、熱交換された
冷却水が冷却水出口手動弁14a,14b,14cの各々を介して
各塔から排出され、ついで冷却水ポンプ18によって負荷
側機器16へ供給されることにより、冷却水循環系が形成
される。
冷却水入口手動弁12a,12b,12c及び冷却水出口手動弁1
4a,14b,14cが共に同一開度である場合、冷却塔10a,10b,
10cの各々に対する給水量、排水量は、配管圧力損失な
どの関係から、冷却塔10cでは大、冷却塔10cでは小にな
る。
そこで、各手動弁の開度を冷却塔10aでは大、冷却塔1
0bでは中、冷却塔10cでは小になるように予め調整し、
冷却塔10a,10b,10cの各々に対する給/排水がほぼ同一
になるように初期設定を行う。これ以後の水量変動に対
しては、圧力センサ24a,24b,24c及び冷却水入口流量調
整弁20a,20b,20cを用いて制御を行う。
このようにすることによって、水槽22a,22b,22cの各
々の水位を適正に保持できると共に、冷却水入口流量調
整弁20a,20b,20cの開度を電気的に検出することによ
り、冷却塔10a,10b,10cの各々への循環水量の増減傾向
を察知することができ、これに応じた対応策を迅速にと
ることができる。
なお、上記実施例では冷却水入口流量調整弁20a,20b,
20cを冷却塔10a,10b,10cの入側に設けるものとしたが、
出側に設けるようにしてもよい。
また、水位検出手段は圧力センサ24a,24b,24cを用い
るものとしたが、これに限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上より明らかなように、本考案によれば、負荷側機
器の入出力間に入口手動弁及び出口手動弁を介して並列
に接続されると共に並列運転される複数の冷却塔におい
て、この冷却塔の各々に付属する水槽の水位を検出する
水位センサと、前記入口手動弁または出口手動弁の各々
に並列接続される流量調整弁とを備え、この流量調整弁
を前記水位センサの検出値に基づいて前記各冷却塔に循
環する水量を一定に保持するようにしたので、各水槽内
の水位は一定に制御され、オーバーフローや空気吸い込
みを生じることがなく、負荷変動によらず安定な運転を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】 図は並列運転冷却塔の系統及び本考案による水面位制御
装置を示す構成図である。 10a,10b,10c……冷却塔、12a,12b,12c……冷却水入口手
動弁、14a,14b,14c……冷却水出口手動弁、16……負荷
側機器、18……冷却水ポンプ、20a,20b,20c……冷却水
入口流量調整弁、22a,22b,22c……水槽、24a,24b,24c…
…圧力センサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷側機器の入出力間に入口手動弁及び出
    口手動弁を介して並列に接続されると共に並列運転され
    る複数の冷却塔において、この冷却塔の各々に付属する
    水槽の水位を検出する水位センサと、前記入口手動弁ま
    たは出口手動弁の各々に並列接続される流量調整弁とを
    備え、この流量調整弁を前記水位センサの検出値に基づ
    いて前記各冷却塔に循環する水量を一定に保持すること
    を特徴とする並列運転冷却塔の水位制御装置。
JP2980890U 1990-03-23 1990-03-23 並列運転冷却塔の水位制御装置 Expired - Lifetime JP2501582Y2 (ja)

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JPH03121379U JPH03121379U (ja) 1991-12-12
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