JP2501564Y2 - 船外機のインレットケ―ス - Google Patents

船外機のインレットケ―ス

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JP2501564Y2
JP2501564Y2 JP1990013639U JP1363990U JP2501564Y2 JP 2501564 Y2 JP2501564 Y2 JP 2501564Y2 JP 1990013639 U JP1990013639 U JP 1990013639U JP 1363990 U JP1363990 U JP 1363990U JP 2501564 Y2 JP2501564 Y2 JP 2501564Y2
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JP
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carburetor
inlet case
fuel
crankcase
outboard motor
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公昭 小田
光彦 太田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、船外機のインレットケースに関する。
b.従来の技術とその課題 第12図は、チルトアップされた状態にある従来の船外
機10の上部構造を示すものである。
この船外機10では、チルトアップされた状態におい
て、クランクケース11内に残留している燃料が、リード
バルブ12、インレットケース13およびキャブレータ14を
通してサイレンサ15に逆流して(同図に矢印で示す)溜
まってしまう不具合があった。
ところで、サイレンサ15は、サイレンサケース16にサ
イレンサカバー17がネジ18によって締結固定されてい
る。サイレンサ15は、市場において分解組立を行なう必
要が多く、この分解組立を度々行なうとサイレンサ16と
サイレンサカバー17との間のシール性が悪化した。
このため、サイレンサ15内に燃料が溜まっている場合
には、その燃料が船外機10のエンジンルーム19内に洩れ
出てしまい、エンジンルーム19内が汚れたり、海に流れ
て水質汚染の原因となったりしていた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、エンジ
ンルーム内が汚れたり、海の水質汚染の原因となること
を防止することができる船外機のインレットケースを提
供することを目的とする。
c.課題を解決するための手段 本考案では、上記目的を達成するために、キャブレー
タの吐出口と、該吐出口に対して燃料流路断面積の大き
くなるクランクケースの吸入口とを連通する船外機のイ
ンレットケースにおいて、下部にキャブレータ側からク
ランクケース側に向って下方に傾斜して、燃料流路断面
積を拡大させる傾斜面を形成し、該傾斜面の上縁部にキ
ャブレータ側から水平方向に且つ左右方向に延設したリ
ブを突設した構成としている。
d.実施例 以下、本考案に係る船外機のインレットケースの一実
施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第1図〜第11図は、本考案の一実施例を示すものであ
る。
本実施例の船外機のインレットケース2は、キャブレ
ータ4の吐出口4aと、該吐出口に対して燃料流路断面積
の大きくなるクランクケース3の吸入口3aとを連通する
ものである。インレットケース2の下部2aには、キャブ
レータ4側からクランクケース3側に向って下方に傾斜
して、燃料流路断面積を拡大させる傾斜面2bが形成され
ている。傾斜面2bの上縁部2cには、キャブレータ4側か
ら水平方向に且つ左右方向にリブ5が延設されている。
また、インレットケース2とクランクケース3との間
には、リードバルブ6が配設されている。さらに、キャ
ブレータ4には、サイレンサ7が取付けられている。
ここで、リブ5の一端部5aの先端縁は、第2図に示す
ように、リードバルブ6がクランクケース3にやや側方
を向くように傾斜させて配設されているのに対応して、
リードバルブ6の傾斜に略平行にされている。これによ
り、リブ5の一端部5aは、その他端部5bよりもさらに大
きく突出させている(第2図および第7図参照)。
なお、第1図において、8は船のトランサムである。
次に、第1図、第3図、第4図および第9図〜第11図
を参照しながら、本実施例の作用について説明する。
いま、本実施例の船外機1が第1図および第3図に示
すようにチルトアップされた状態にあると、リブ5は下
方に位置され、クランクケース3内に残留していた燃料
は、リードバルブ5を介してインレットケース2内に侵
入する。このとき、リブ5は、該リブとインレットケー
ス2の下方に位置する部分2aとによって形成された凹状
空間9内にクランクケース3から流れてきた燃料をせき
止めて一時滞留させ、キャブレータ4側へ流出するのを
阻止している(第4図参照)。したがって、上記燃料
は、キャブレータ4を介してサイレンサ7に至ることは
無くなる。
また、上記のようにチルトアップされた状態におい
て、船外機1が水平状態(第9図参照)から右舷側へ傾
いた際(第10図参照)には、リブ5の一端部5aが機能し
て燃料のキャブレータ4側への流出を阻止し、さらに左
舷側へ傾いた際(第11図参照)には、リブ5の他端部5b
で上記燃料の流出を阻止している。なお、第9図〜第11
図において、HLは水平基準線である。
e.考案の効果 以上説明したように、本考案に係る船外機のインレッ
トケースによれば、キャブレータの吐出口と、該吐出口
に対して燃料流路断面積の大きくなるクランクケースの
吸入口とを連通する船外機のインレットケースにおい
て、下部キャブレータ側からクランクケース側に向って
下方に傾斜して、燃料流路断面積を拡大させる傾斜面を
形成し、該傾斜面の上縁部にキャブレータ側から水平方
向に且つ左右方向に延設したリブを突設した構成として
いるので、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本考案では、チルトアップさせた状態にお
いて下方に位置する部分にリブを突設し、該リブによっ
てクランクケース内に残留する燃料がキャブレータ側へ
逆流するのを阻止する構成としたので、サイレンサの分
解によってそのシールが悪化しても上記燃料がエンジン
ルーム内へ漏れ出すことは無い。したがって、エンジン
ルームや船内が汚れたり、海に流出して水質汚染の原因
となったり、魚介類に燃料の臭いがついたりすることが
防止される。
しかも、上記リブをキャブレータ側から水平方向に且
つ左右方向に延設ているので、該リブの長さおよび幅の
割合に対して、燃料がキャブレータ側へ逆流するのを阻
止する空間を大きく得ることができ、その燃料流出阻止
能力が高い。
また、上記リブをキャブレータ側から水平方向に延設
して、燃料の流れ方向と略平行となるように形成してい
るので、燃料の流れを阻止するような悪影響を及ぼすこ
とはない。
さらに、燃料がエンジンルーム内に漏れ出ないように
したことにより、各種ゴム製品、特に、マウント用のゴ
ム部材の寿命が従来よりも長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本考案に係る船外機のインレットケー
スの一実施例を示し、第1図はその船外機がチルトアッ
プされた状態にある様子を示す図、第2図はその船外機
の上部に示す一部断面平面図、第3図はその船外機の上
部を示す一部縦断面図、第4図はその要部を拡大して示
す断面図、第5図〜第8図はインレットケースを示し、
第5図はその平面図、第6図は第5図におけるA−A線
断面図、第7図は第5図におけるB−B線断面図、第8
図はその底面図、第9図〜第11図はそれぞれリブの機能
を示す図、第12図は従来の船外機の例を示す一部縦断面
図である。 1……船外機、2……インレットケース、2a……下部、
2b……傾斜面、3……クランクケース、4……キャブレ
ータ、4a……吐出口、5……リブ、5a……吸入口、6…
…リードバルブ、7……サイレンサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブレータの吐出口と、該吐出口に対し
    て燃料流路断面積の大きくなるクランクケースの吸入口
    とを連通する船外機のインレットケースにおいて、 下部にキャブレータ側からクランクケース側に向って下
    方に傾斜して、燃料流路断面積を拡大させる傾斜面を形
    成し、 該傾斜面の上縁部にキャブレータ側から水平方向に且つ
    左右方向に延設したリブを突設したことを特徴とする船
    外機のインレットケース。
JP1990013639U 1990-02-14 1990-02-14 船外機のインレットケ―ス Expired - Fee Related JP2501564Y2 (ja)

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JPS5842606U (ja) * 1981-09-16 1983-03-22 スズキ株式会社 歯車測定装置

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