JP2501313Y2 - 発火災害防止装置 - Google Patents

発火災害防止装置

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JP2501313Y2
JP2501313Y2 JP1990016193U JP1619390U JP2501313Y2 JP 2501313 Y2 JP2501313 Y2 JP 2501313Y2 JP 1990016193 U JP1990016193 U JP 1990016193U JP 1619390 U JP1619390 U JP 1619390U JP 2501313 Y2 JP2501313 Y2 JP 2501313Y2
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鉄男 岩永
利広 平田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボイラの燃焼装置および石炭等、固体燃料を
粉砕乾燥して使用する機器装置類の発火災害防止装置に
関する。
〔従来の技術〕
第2図により従来例を説明する。
微粉炭燃焼ボイラの火炉7はバーナ6を持つ。また押
込通風機1から冷風道2、蒸気式空気予熱器3、ガス式
空気予熱器4および熱風道5を経て火炉7へ2次空気を
送る系統が設けられる。さらに微粉炭機(ミル)8が設
けられ、それから流量調整オリフィス21、ミル出口弁20
を介して微粉輸送管9でバーナ6につながれる。また冷
風道2から分岐し第1熱冷調節ダンパ13aを持つ1次冷
風道11および熱風道5から分岐し第2熱冷調節ダンパ13
bを持つ1次熱風道12が設けられる。
これらは合流した後、1次空気ファン15および微粉炭
機用風道17を経て微粉炭8につながれる。さらに冷風道
2から第1シール空気道16aがシール空気ファン14、第
1シール空気弁23aを経て微粉炭機8につながれる。ま
た第1シール空気弁23aの上流側から第2シール空気道1
6bが、第2シール空気弁23bを経てミル出口弁20につな
がれる。さらに火炉7から第1煙道10a、ガス式空気予
熱器4および第2煙道10bを経て排ガスを煙突(図示し
ない)へ放出する系統が設けられる。
以上の構成において、バーナ燃焼時、押込通風機1
で、外部空気を加圧し冷風道2、蒸気式空気予熱器3、
ガス式空気予熱器4、熱風道5を通して火炉7のバーナ
6へ2次空気として送給する。また燃料である石炭は、
微粉炭機(ミル)8に供給されここで粉砕された後、微
粉炭輸送管9を通ってバーナ6へ送られ、そこで燃焼す
る。火炉7で発生した燃焼ガスは、蒸気発生に利用され
た後排ガスは第1煙道10a、ガス式空気予熱器4、第2
煙道10bを通って煙突へ排出される。冷風道2及び熱風
道5の途中からそれぞれ1次冷風道11と1次熱風道12が
分岐され、熱冷調節ダンパ13a,13bを通った後微粉炭器
用風道17に合流し、1次空気ファン15により微粉炭機8
へ供給され、微粉炭の乾燥、運搬及びバーナ6での燃焼
用1次空気として使用される。
装置の停止時、冷風道2からは第1シール空気道16a
が分岐されシール空気ファン14によりシール空気を加圧
し、第1シール空気道16a及び第2シール空気道16bを通
って微粉炭機8及びミル出口弁20へ送給して、発火性ガ
スを除去するよう空気パージしている。また発火災害を
防止するため、長時間運転を停止する場合は残炭を人力
でかき出していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の装置では火災防止対策において不安な点が
あった。また長期運転停止のときは、人手による残炭の
かき出しが必要で、コスト的にも労働衛生的にも問題が
あった。なお、米国の規格NFPAでは防災装置の取付けが
指定されている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
すなわち、発火災害防止装置として、微粉体燃焼バー
ナを持つ火炉と、押込通風機から冷風道、空気予熱器お
よび熱風道を経て上記火炉へ2次空気を送る系統と、固
体燃料微粉砕機と、上記冷風道から分岐し第1熱冷調節
ダンパを持つ1次冷風道と、上記熱風道から分岐し第2
熱冷調節ダンパを持つ1次熱風道と、上記1次冷風道お
よび1次熱風道を合流し、1次空気ファンおよび微粉砕
機用風道を経て上記固体燃料粉砕機へ熱風を送る系統
と、上記固体燃料微粉砕機からミル出口弁を持つ微粉輸
送管を経て上記火炉へ微粉体を送る系統と、上記冷風道
からシール空気ファン、第1シール空気道および第1シ
ール空気止弁を経て上記固体燃料微粉砕機へシール空気
を送る系統と、上記第1シール空気道から第2シール空
気道および第2シール空気止弁を経て上記ミル出口弁へ
シール空気を送る系統と、上記火炉から第1煙道、上記
ガス式空気予熱器および第2煙道を経て排ガスを放出す
る系統とを備える微粉体燃焼装置において、真空ポンプ
と、一端が上記微粉体輸送管のミル出口弁の上流側につ
ながれ他端が上記真空ポンプの入口につながれる第1抽
出風道と、一端が上記微粉砕機用風道につながれ他端が
上記第1抽出風道につながれる第2抽出風道と、一端が
上記真空ポンプの出口につながれ他端が上記第2煙道に
つながれ抽出排気弁を持つ第3抽出風道と、不燃性ガス
供給装置と、一端が上記不燃性ガス供給装置の出口につ
ながれ他端が上記第1ミルシール空気止弁の出口側につ
ながれ開閉弁を持つ不燃性ガス供給風道とを設ける。
〔作用〕
上記手段により、固体燃料微粉砕機の急停あるいは予
定停止の場合、1次空気ファンが停止され、第1および
第2熱冷調節ダンパが閉められる。ただし第1熱冷調節
ダンパは少し開かれている。続いて抽出排気弁が開か
れ、真空ポンプが作動する。さらにミル出口弁が閉めら
れ第2シール空気止弁が開かれて、微粉輸送管がシール
される。これに時をあわせて第1シール空気止弁が閉め
られる。固体燃料微粉砕機の温度が適当な温度まで冷却
されたら第1熱冷調節ダンパが全閉される。この段階で
固体燃料微粉砕機の内部は大気圧以下の負圧になる。こ
のとき、開閉弁が開かれ、不燃性ガス供給装置から不燃
性ガスが固体燃料微粉砕装置内に導入され、装置内はま
んべんなく不燃性ガス化される。
このようにして装置内の可燃ガスや微粉燃料等による
発火災害が高い信頼性で容易に防止される。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図により説明する。
なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ、
説明を省略し、この考案に関する部分を主体に説明す
る。
真空ポンプ27が設けられ、その入口が第1抽出風道26
aによって微粉輸送管9のミル出口弁20の上流側、すな
わち流量調整オリフィス21の入口側につながれる。さら
に第1抽出風道26aから分岐する第2抽出風道26bによっ
て微粉炭機用風道17につながれる。また真空ポンプ27の
出口から廃ガス逆止弁29′、抽出排気弁28を介して第3
抽出風道26cにより出口煙道10bにつながれる。
一方、不燃性ガス供給装置25が設けられ、不燃性ガス
調圧弁29、不燃性ガス逆止弁32、開閉弁24を介して不燃
ガス供給風道31によってミルシール空気止弁23の出口側
につながれる。
以上の構成において、微粉炭機(固体燃料微粉砕機)
8が急停あるいは予定停止したとき、1次空気ファン15
が停止され、第1および第2熱冷調節ダンパ13a,13bが
閉められる。ただし第1熱冷調節ダンパ13aは5%程度
開状態を保持している。続いて抽出排気弁28が開かれ真
空ポンプ2が起動する。さらにミル出口弁20が閉めら
れ、第2シール空気止弁23bが開かれて、微粉輸送管9
がシールされる。これに時をあわせて第1シール空気止
弁23aが閉められる。微粉炭機8の温度が適当な温度ま
で冷却されたら上記1次冷風道11側の第1熱冷調節ダン
パ13aも全閉される。この段階で微粉炭機8の内部は相
応の真空または大気圧以下(数拾mmAq)の負圧になる。
このとき、開閉弁24が開かれ、不燃性ガス供給装置25か
ら、窒素ガスまたは蒸気が微粉炭機8内に導入され、機
内はまんべんなく不燃性ガス化される。
不燃性ガスを導入しない場合、機内に可燃ガスや燃料
(微粉塵など)があり、かつ所定の酸素(空気)が併存
するので発火させる熱エネルギーが加えられたとき発
火、爆発、くすぶり燃焼を起すが上記のように不燃性ガ
ス化されればそのいずれも起らない。従って必要に応じ
た時間真空ポンプ27が作動し、不燃性ガスを間欠供給或
は連続供給することによって発火災害が防止される。
なお、真空ポンプ27の働きによって微粉炭機内のO2
(空気)および揮発分パージが完全化されると同時に不
燃性ガスの省量化が計れる(不燃性ガスのみによるパー
ジではその量が系統内部容積の5倍から10倍になっても
完全パージには至らない)。
上記実施例の他に燃焼系統には加圧式コールドプライ
マリー式や負圧式の両者およびビンシステムがあるが、
これらにも同様に適用できる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案によれば、固体燃料微粉
砕装置内が不燃性ガスによって満たされ、発火災害が容
易に、かつ信頼性高く防止されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成系統図、第2図は従来
例の構成系統図である。 1……押込通風機、2……冷風道、3……蒸気式空気予
熱器、4……ガス式空気予熱器、5……熱風道(2次空
気道)、6……バーナ、7……火炉、8……微粉炭機
(ミル)、9……微粉輸送管、10a,10b……煙道、11…
…1次冷風道、12……1次熱風道、13a,13b……熱冷調
節ダンパ、14……シール空気ファン、15……1次空気フ
ァン、16a,16b……シール空気道、17……微粉炭機用風
道、18……ミルシール空気道、19……火炉ガスシール空
気管、20……ミル出口弁、21……流量調整オリフィス、
23a……第1シール空気止弁、23b……第2シール空気止
弁、24……窒素(或は蒸気)開閉弁、25……窒素(或は
蒸気)源、26a,26b,26c……抽出風道、27……真空ポン
プ、28……抽出排気弁、29……不燃性ガス調圧弁、29′
……廃ガス逆止弁、30……窒素(或は蒸気)調圧弁、31
……不燃性ガス供給風道、32……不燃性ガス逆止弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粉体燃焼バーナを持つ火炉と、押込通風
    機から冷風道、空気予熱器および熱風道を経て上記火炉
    へ2次空気を送る系統と、固体燃料微粉砕機と、上記冷
    風道から分岐し第1熱冷調節ダンパを持つ1次冷風道
    と、上記熱風道から分岐し第2熱冷調節ダンパを持つ1
    次熱風道と、上記1次冷風道および1次熱風道を合流
    し、1次空気ファンおよび微粉砕機用風道を経て上記固
    体燃料微粉砕機へ熱風を送る系統と、上記固体燃料微粉
    砕機からミル出口弁を持つ微粉輸送管を経て上記火炉へ
    微粉体を送る系統と、上記冷風道からシール空気ファ
    ン、第1シール空気道および第1シール空気止弁を経て
    上記固体燃料微粉砕機へシール空気を送る系統と、上記
    第1シール空気道から第2シール空気道および第2シー
    ル空気止弁を経て上記ミル出口弁へシール空気を送る系
    統と、上記火炉から第1煙道、上記ガス式空気予熱器お
    よび第2煙道を経て排ガスを放出する系統とを備える微
    粉体燃焼装置において、真空ポンプと、一端が上記微粉
    輸送管のミル出口弁の上流側につながれ他端が上記真空
    ポンプの入口につながれる第1抽出風道と、一端が上記
    微粉砕機用風道につながれ他端が上記第1抽出風道につ
    ながれる第2抽出風道と、一端が上記真空ポンプの出口
    につながれ他端が上記第2煙道につながれ抽出排気弁を
    持つ第3抽出風道と、不燃性ガス供給装置と、一端が上
    記不燃性ガス供給装置の出口につながれ他端が上記第1
    ミルシール空気止弁の出口側につながれ開閉弁を持つ不
    燃性ガス供給風道とを備えてなることを特徴とする発火
    災害防止装置。
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