JP2501301B2 - 無線通信ネットワ―クの動的管理方法及び装置 - Google Patents

無線通信ネットワ―クの動的管理方法及び装置

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JP2501301B2 JP6073566A JP7356694A JP2501301B2 JP 2501301 B2 JP2501301 B2 JP 2501301B2 JP 6073566 A JP6073566 A JP 6073566A JP 7356694 A JP7356694 A JP 7356694A JP 2501301 B2 JP2501301 B2 JP 2501301B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にデータ通信に関
し、詳細にはローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)内でのデータ通信に関する。具体的には、本発明は
複数の自律並置(autonomous collocated)無線通信ネ
ットワーク環境での周波数ホッピング・パターン割当
て、干渉監視、およびホッピング・パターン修正を対象
とする。
【0002】
【従来の技術】低速周波数ホッピング・スペクトル拡散
信号に基づくマルチセル無線通信LAN装置は、通達範
囲の重なる1組の基地局から構成することができる。周
波数ホッピング(FH)システムでは、送信装置の搬送
周波数が時間間隔で変化し、その変化する瞬間と瞬間の
間では一定である。一定周波数の期間は「ホップ」と呼
ばれ、このホップ中にメッセージを交換することができ
る。周波数ホッピングは、使用可能なスペクトルを多数
のバンドに分割してスペクトルを共用するスペクトル拡
散技術である。ここで「ホッピング」とはあるバンドか
ら他のバンドに切り換わることをいう。各ユーザは、異
なった固有のホップ・シーケンス即ちホッピング・パタ
ーンをもち、このコードにより他のユーザと区別され
る。複数のユーザが同時に同じバンドに存在する回数を
最小化するホッピング・パターンである直交パターン
(orthogonal pattern)を用いることで、ユーザ間の干
渉を最小化しうる。低速周波数ホッピング・システムで
は、ホップの持続時間が通常のメッセージ伝送時間より
も少なくとも1桁長い。マルチセル無線通信LANは論
理LANとも呼ばれる。論理LANの動作を成功させる
かぎは、効果的な干渉制御の方法にある。
【0003】この一般的技術分野では多くの特許が存在
し、それぞれいくつかの長所と短所がある。
【0004】英国特許出願GB2203314Aは、地
形データ、無線通信性能データおよびホッパ性能データ
を記憶したプロセッサを有する、周波数ホッピング割当
て装置を開示している。プロセッサはキーボードを備
え、それにより、地理入力情報、通信網および割当て要
件に関する情報が入力される。プロセッサは、入力手段
によって記憶データと情報が入力されると、周波数ホッ
ピング装置がホッピング周波数を割り当てるという、ア
ルゴリズムを実行するようになっている。
【0005】米国特許第4872205号は、最初にイ
ネーブルされたとき、固定された持続時間のあらかじめ
定義された無線周波数を聴取することにより、範囲内で
動作する他のシステムを検出する、周波数ホッピング通
信システムを開示している。その特定の周波数が検出さ
れると、システムは、マスタ・システムが範囲内で動作
し、かつ第1の所定の通信周波数群を利用していること
を認識し、その結果、第2、第3など所定の通信周波数
群を選択する。特定の無線周波数が検出されない場合
は、そのシステムがマスタ・システムになり、システム
内通信のための第1の所定の通信周波数群を選択し、そ
のマスタ状況を示すためにあらかじめ定義された無線周
波数を伝送し始める。
【0006】米国特許第4850036号は、周波数ホ
ッピング動作モードを使用して、複数の従局の各々に送
信しまたはその各々から受信する制御装置を備える、周
波数ホッピング無線通信システムを開示している。始動
モードの間、制御装置は、あらかじめ定義された周波数
を使用して各従局へ開始メッセージを通信する。そのメ
ッセージが、各従局に対し、周波数群から制御装置への
送信および制御装置からの受信のための周波数を選択す
るのに使用すべき周波数ホッピング・シーケンスを識別
する。このメッセージはまた、各従局に対し、送信およ
び受信を始める固有の開始周波数を、周波数ホッピング
・シーケンス中で指定する。全ての従局の伝送は制御装
置の伝送に同期され、それにより、任意の2つの局が制
御装置への送信または制御装置からの受信のために同時
に同じ周波数を使用することができないようになってい
る。
【0007】米国特許第4998290号は、複数の参
加ローカル局間で所与の周波数チャネルの範囲にわたっ
て無線通信を実施するためのシステムを開示している。
そのシステムは、前記各参加ローカル局における可変的
に設定可能なチャネル送信装置群、ならびにシステムを
特徴づけるデータを受信するための干渉アレイ・プロセ
ッサと、規定されたチャネル間隔で前記各参加局にデー
タ・チャネル(周波数)を割当てるための参加ローカル
局と、前記データ・チャネル間隔を維持して、局に対す
る最初およびそれ以降のチャネル割当ての連続するブッ
ク・ページ内でデータをコンパイルするための、いわゆ
る「ブック・ページ生成機構」とを有する制御装置また
は中央局とを含んでいる。さらにデータ・コンパイル
は、その局特有の周波数シフト命令を含むブック・ペー
ジ生成機構によって、いわゆる「ステーション・ペー
ジ」内で行われる。ステーション・ページは複数のブッ
ク・ページから導かれるので、どの局もブック・ページ
の内容を暴露することなく妥協することができる。
【0008】米国特許第4554668号は、両方向周
波数ホッピング通信において、少なくとも1つの主局と
複数の従局とを備える無線通信システムを開示してい
る。電話では、音声がデジタル・コード化される。デジ
タル・データは、無音の間隔で分離された異なる周波数
で、連続バーストを使用してパケット内で伝送される。
各従局は、他の従局のパターンから独立しているが、使
用可能な周波数の共通プールを共用する、それ自体の周
波数ホッピング・パターンを有する。主局は、瞬時に任
意の従局パターンを生成することができる。主局は同期
の目的でネットワーク時間情報を同報通信し、従局パタ
ーンは従局識別番号とネットワーク時間の組合せによっ
て決定される。
【0009】米国特許第4532636号は、各ホップ
期間内に受信した信号を分析して品質値を割り当てる、
周波数ホッピング通信ネットワーク上で使用するため
の、無線通信受信装置を開示している。ホップ期間中に
複数の信号が現れた場合には、複数のネットワークが同
じ周波数に変化したと判定される。同様に受信信号が同
期外れの場合も、複数のネットワークが同じ周波数に変
化したと判定される。複数のネットワークが同じ周波数
に変化したときは、受信信号は、受信装置から出力され
ず、以前に(以後に)受信したデータで置き換えられ
る。
【0010】米国特許第5038399号は、セル式T
DMAシステムなどのチャネル化を使用し、各レベルが
少なくとも1つの関連する再使用チャネルを有する、多
重周波数再使用パターンなどの複数の再使用チャネル・
レベルを有する、無線周波数通信システムを開示してい
る。その方法および装置は、再使用レベル勾配をもたら
す少なくとも第2の再使用レベルの再使用チャネルの相
対的干渉に対する第1の再使用レベルの再使用チャネル
の相対的干渉を決定し、その再使用レベル勾配に応じ
て、加入者装置を少なくとも1つの再使用レベルに割り
当てる。
【0011】米国特許第5079768号は、受信装置
の周波数ホッピングのタイミングおよび識別の使用に基
づいて通信を制御する、マスタ・クロックまたはマスタ
制御装置なしの周波数ホッピング・パケット通信システ
ムを開示している。チャネル数および周波数変化の疑似
ランダム・パターンと変化の公称タイミングを伴う周波
数ホッピング帯域プランが、ネットワーク内の各ノード
に例外なく知られている。周波数ホッピングは、通信ス
ロットの分割とエポックへのスロットの蓄積によって実
施され、各エポックは使用可能なスロットの総数(チャ
ネル数×チャネル当りの時間フレーム数)に等しい。送
信側ノードは、前に得た情報に基づいて、そのターゲッ
ト受信装置に対するあらかじめ設定された周波数ホッピ
ング・パターンを追跡する。送信ノードは、受信ノード
およびその受信ノードの現周波数チャネルを識別する。
次いで送信ノードは、受信ノードを検査して、使用可能
(たとえば、使用中でなく、許容できる雑音限界内にあ
る)かどうか判定する。使用可能でない場合、送信ノー
ドは識別されたノードへの送信を後のスロットまで遅延
させる。遅延の間、送信ノードは別の受信ノードおよび
対応する現周波数チャネルを識別する。受信ノードを識
別し、対応する現周波数チャネルを検査する段階が、使
用可能な周波数チャネルを有するノードが識別されるま
で繰り返される。次いで送信ノードが、現スロットに従
って定義された周波数で現スロットに従って定義された
持続時間の間、選択された受信ノードにパケットを送
る。送信ノードは、周波数同期を維持するため、選択さ
れた受信ノードの周波数変化を追跡する。
【0012】特願平4−123085号(米国特許第5
123029号)は、周波数ホッピング・スペクトル拡
散通信技術を使用する、制御アクセスとランダム・アク
セスの混成方式を開示しており、これは室内デジタル・
データ無線通信システムで、移動局とコンピュータ・シ
ステムの間で実施される。周波数ホッピング・スペクト
ル拡散通信システム内のホップは2つの間隔に分割さ
れ、それぞれの間隔で異なるメディア・アクセス・プロ
トコルを使用することができる。このプロトコルは、一
方の間隔内では集中制御方式を使用し、他方の間隔内で
は分散方式を使用し、システムの負荷に応じて間隔を変
えることができる。この出願の必要な記載を、本明細書
では適宜参照する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、無
線通信ネットワークにおいて、改善された周波数ホッピ
ング・パターンの割当ておよび制御を提供することであ
る。
【0014】本発明の他の目的は、単一セルまたは複数
セルの自律並置無線通信ネットワークにおいて、改善さ
れた周波数ホッピング・パターンの割当ておよび制御を
提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、単一セルまたは複数
セルの無線通信ネットワークにおいて、ホッピング・パ
ターンの分配および維持を制御するための無線ネットワ
ーク・マネージャ(WNM)と無線制御エージェント
(WCA)を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、単一の局内にWNM
とWCAが含まれる単一セル無線通信ネットワークを提
供し、さらに、集中管理局として機能するWNMがLA
N上の特定の局にあり、それぞれセル制御装置として動
作するWCAがLAN上の各基地局に配置された、複数
セル無線通信ネットワークを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数セ
ル無線通信ネットワークにおける周波数ホッピング動作
の自動管理のための制御アルゴリズムが得られる。解決
される具体的な問題は以下の通りである。1)自律マル
チセル・ネットワーク内の複数のセルへの周波数ホッピ
ング・パターンの割当て。2)複数の自律並置ネットワ
ークが周波数ホッピング・パターンを選択することがで
き、かつセル間干渉の確率が最小になるようにその挙動
を適合させることができる割当て方法。この方法によっ
て、ネットワーク間でいかなる明示的な調整も必要とせ
ずに、独立したネットワーク動作が可能になる。3)干
渉の影響を最小にするための周波数ホッピング・パター
ンの修正。
【0018】無線通信ネットワークでの周波数ホッピン
グの自動管理のための制御システムは、無線通信ネット
ワークにおけるホッピング・パターンの分配および維持
を制御する、無線ネットワーク・マネージャ(WNM)
すなわち無線ネットワーク制御装置と無線制御エージェ
ント(WCA)を含む。単一セル・ネットワークでは、
1つの基地局内にWNMとWCAが含まれる。複数セル
・ネットワークでは、LAN上の特定の局にWNMがあ
り、LAN上の各基地局にWCAが配置されている。そ
れぞれの場合に、WNMは集中管理局であり、WCAは
セル制御装置として動作する。
【0019】
【実施例】これから図面、具体的には図1を参照する
と、複数の移動局10、12、14、16と、計算機シ
ステム内にあるアプリケーションおよびデータとの間で
の通信を可能にする、室内無線通信システムが示されて
いる。本発明を実施する際には他のシステムも利用でき
ることを理解されたい。この計算機システムは通常、複
数のワークステーションまたはパーソンナル・コンピュ
ータ(簡単にするために図示せず)が接続されたローカ
ル・エリア・ネットワーク(LAN)24の、モニタ2
0およびキーボード22が接続された無線ネットワーク
・マネージャ(WNM)または無線ネットワーク制御装
置18を含む。また移動局10、12、14、16が通
信する相手の1つまたは複数のゲートウェイ26および
28が、LANに接続されている。これらのゲートウェ
イは基地局と呼ばれ、本発明に従って、共通無線通信チ
ャネルへの移動局のアクセスを調整する何らかの無線通
信システム管理機能を提供するために増補されている。
移動局間の通信は、基地局26および28を介する中継
によってサポートされる。
【0020】図2にさらに詳細に示されているように、
基地局26および28は、従来型のマイクロコンピュー
タでよく、バス・スロットに差し込まれLANケーブル
32に接続されたLANアダプタ30を有する。WNM
18は、やはり通常は従来型のマイクロコンピュータで
よく、ハード・ディスク(図示せず)など1つまたは複
数の直接アクセス記憶装置(DASD)を含み、やはり
バス・スロット内に差し込まれLANケーブル32に接
続されたLANアダプタ34を有する。LANアダプタ
30と34およびLANケーブル32は、LANソフト
ウェアと共にLAN24を構成する。LAN24は従来
型の設計のものであり、本発明の一部を構成するもので
はない。基地局26または28は、基地局のバス・スロ
ット内に差し込まれる印刷配線回路カードとして実施さ
れた高周波トランシーバ・アダプタ36も有する。トラ
ンシーバ・アダプタ36は、従来型の設計のスペクトル
拡散トランシーバを含む。トランシーバ・アダプタ36
は、1つまたは複数の遠隔局または移動局10、12、
14、16との無線リンク40を確立するためのアンテ
ナ38を有する。移動局それ自体は従来型の設計のハン
ドヘルド・コンピュータまたはラップトップ・コンピュ
ータでよく、基地局と同様に、アンテナ42と、やはり
コンピュータのバス・スロット内に差し込まれる印刷配
線回路カードとして実施されたトランシーバ・アダプタ
44とを備える。トランシーバ・アダプタ44は、トラ
ンシーバ・アダプタ36と同様に、類似の設計のスペク
トル拡散トランシーバを含む。基地局および移動局はさ
らに、それぞれのトランシーバ・アダプタをサポートす
るソフトウェア46および48を備える。
【0021】図3は、図1の移動局と基地局の両方に共
通の無線通信システムを示す。この無線通信システム
は、コンピュータのバス・インターフェース52を介し
てコンピュータ50に接続されたトランシーバ・アダプ
タ36または44を含む。トランシーバ・セクションそ
れ自体は、市販のスペクトル拡散トランシーバとするこ
とができる高周波トランシーバ54と、インターフェー
ス58を介してトランシーバを制御する専用マイクロプ
ロセッサ・システム56とに分割される。さらにマイク
ロプロセッサ・システム56は、トランシーバ・セクシ
ョンをコンピュータ・セクション50にインターフェー
スするシステム・インターフェース60を含む。マイク
ロプロセッサ・システムは、高解像度時間間隔決定ハー
ドウェアまたは実時間マイクロプロセッサ・システムに
典型的な「タイマ」を内蔵する専用マイクロプロセッサ
62を含んでいる。
【0022】マイクロプロセッサ62は、メモリ・バス
64によってプログラム記憶装置66とデータ記憶装置
68に接続され、かつそれぞれバス・インターフェース
52および高周波トランシーバ54への接続を行うイン
ターフェース58および60に接続されている。プログ
ラム記憶装置66は一般に読取り専用メモリ(ROM)
であり、一方データ記憶装置68はスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(SRAM)またはダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)である。
受信されたパケットまたは送信されるパケットはデータ
記憶装置68内に保持され、シリアル・チャネルと、マ
イクロプロセッサ62の一部分であるダイレクト・メモ
リ・アクセス(DMA)制御装置(図示せず)との制御
下でインターフェース58を介して、高周波トランシー
バ54にまたは高周波トランシーバ54から通信され
る。このシリアル・チャネルの機能は、データおよび制
御情報をHDLC(高水準データ・リンク制御)パケッ
ト構造にカプセル化し、高周波トランシーバ54にパケ
ットを直列形で提供することである。HDLCパケット
構造のさらに詳細については、たとえば、ミシャ・シュ
ワルツ(Mischa Schwartz)の論文"Telecommunication Ne
tworks: Protocols, Modeling and Analysis"、Addison
Wesley、(1988)を参照されたい。
【0023】高周波トランシーバ54を介してパケット
を受信すると、シリアル・チャネルはパケット宛先アド
レスを調べてエラーがあるかどうか検査し、パケットを
非直列化してデータ記憶装置68に入れる。シリアル・
チャネルは、特定のアダプタ・アドレスならびに同報通
信アドレスを認識する能力がなくてはならない。適切な
シリアル・チャネルおよびタイマ機能を有する具体的な
マイクロプロセッサには、モトローラの68302やナ
ショナルのHPC46400Eマイクロプロセッサがあ
る。
【0024】コンピュータ50は、1つまたは複数のユ
ーザ・アプリケーション・プログラム72をサポートす
るオペレーティング・システム70を実行する。オペレ
ーティング・システム70が通信マネージャ74を含む
こともでき、あるいは通信マネージャ74それ自体がコ
ンピュータに導入されたアプリケーション・プログラム
であってもよい。どちらの場合も、通信マネージャ74
はオペレーティング・システム70を介して装置ドライ
バ76を制御する。装置ドライバ76は、バス・インタ
ーフェース52を介してトランシーバ・アダプタ36ま
たは44と通信する。
【0025】図4は、本発明によって実施される1つの
プロトコルを示す。本発明を実施する際に他のプロトコ
ルも利用できることを理解されたい。このプロトコル
は、同報通信機能を有する、無線周波数(高周波)、赤
外線(IR)、または有線伝送システム、および従来型
のまたはスペクトル拡散式の変調技術に同様に適用され
る。低速周波数ホッピング・スペクトル拡散無線通信シ
ステムは、プロトコルとタイミング構造を共有している
ので、このプロトコルに対して自然の親和性を有する。
ただし本発明は、このプロトコルに容易に適応できるダ
イレクト・シーケンス・スペクトル拡散システムを使用
して実施されている。
【0026】図4を参照すると、1つの「ホップ」を定
義する5つの時間間隔が示される。最初の(および最後
の)間隔Gは、その間に送信装置の搬送周波数が変化す
る間隔である。間隔Gは、周波数ホッピング・システム
にのみ必要であることに留意されたい。この間隔は持続
時間Hを有する。次の間隔X1は、その間に次の間隔B
の始まりを識別する特別のメッセージを基地局が全ての
移動局に同報通信する間隔である。間隔Bは、規約によ
り基地局だけが送信を開始することができ、またメッセ
ージ・プロトコルが必要とする時にだけ移動局が応答す
ることのできる間隔である。たとえば移動局は、基地局
から出るメッセージを受信確認し、あるいはポーリング
された時に応答することができる。間隔Bは持続時間T
1を有する。間隔Bの次には、その間に間隔Bの終りお
よび暗示により間隔Cの始まりを識別する特別のメッセ
ージを基地局が全ての移動局に同報通信する間隔X2
続く。このメッセージは、間隔Cの長さをも伝達し、任
意選択で間隔Bの長さも伝達する。
【0027】同報通信メッセージX2は絶対に必要とい
うわけではない。ホップ構造全体に関する情報は間隔X
1に伝達することができる。メッセージX2は、競合モー
ド動作だけが可能な単純化された遠隔局の動作をサポー
トするために含まれる。これらの遠隔局はメッセージX
2を待ち、その後争奪を行う。
【0028】間隔Cは、その間に基地局を含む(または
任意選択でそれを除く)任意の局が基地局の同意なしで
チャネルを争奪しメッセージを伝送することができる間
隔である。たとえば、CSMA/CA(衝突回避式搬送
波センス多重アクセス)プロトコルがこの間隔内に使用
できる。間隔Cはおよそ持続時間T2である。
【0029】移動局がメッセージを送り受信確認を受け
取る場合、メッセージが正しく受信されたとみなすこと
ができる。そうでない場合は再び争奪を行うことにな
る。間隔Cの終りに、その間に特定のメッセージを有す
る移動局が伝送を行えないガード間隔がある。特定のメ
ッセージを伝送するための時間をTmsg、肯定応答を伝
送するための時間をTack、メッセージの伝送の終りか
ら肯定応答の伝送の始まりまでの時間をTturnaround
すると、ガード間隔はTmsg+Tack+Tturnaroundとな
る。Tmsgは伝送すべきメッセージの長さの関数なの
で、送るべきメッセージを有する異なる移動局ごとにガ
ード間隔が異なる可能性があることに留意されたい。こ
のガード間隔は無駄にならず、メッセージと肯定応答が
間隔Cのちょうど終りまで送信され受信される。
【0030】時間T2を変化させることによって、基地
局は競合間隔を拡張または縮小することができる。シス
テムの負荷が非常に軽く、トラフィックのほとんどが基
地局へ入るものである場合、移動応答時間には期間T2
を長くするのが有利である。逆に、システムの負荷が重
く、トラフィックのほとんどがアウトバウンドである場
合は、期間T2を最小にすべきである。しかし、期間T2
は、新たに活動化された移動局がそれ自体を基地局に登
録するための唯一の手法であるので、ゼロに減少させる
べきではない。
【0031】さらに、その間に割り振られた時間スロッ
ト内で遠隔局から基地局へのトラフィックが搬送され
る、間隔Bの再分割を、図5に示すように行うこともで
きる。図5では、間隔Bが副間隔B1とB2に再分割さ
れ、副間隔B2が複数の時間スロットに再分割され、各
時間スロットが特定の遠隔局に割り振られる。割り振ら
れたスロットに関する要求は、遠隔局によりポーリング
に応じて副間隔B1中に行うことができ、あるいはその
要求を間隔C中に行うこともできる。基地局からのメッ
セージによって確認された後、スロット割振りにより割
り振られた時間スロット中に遠隔局が基地局に送信を実
施できることが保証される。
【0032】副間隔B2と間隔Cの間の境界を変化させ
ることによって、異なるタイプのトラフィックに対する
システムの適合性を調整することができる。定常的で予
測可能なトラフィック(たとえば実時間の音声およびビ
デオ)のためのトラフィック負荷が増大するにつれて、
副間隔B2が長くなり間隔Cが短くなるように境界を移
動して、それによって割当て可能な時間スロット数を増
加することができる。反対に、トラフィックの予測可能
性が低下するにつれて間隔Cが長くなるように境界を移
動し、競合ベースのトラフィックにより広いバンド幅を
与えることもできる。
【0033】図4を参照すると、「ホップ」が、一方は
制御アクセス方式をサポートするものと、他方はランダ
ム・アクセス方式をサポートするものとの2つの細区分
に分割されることが理解されよう。本発明は3つのモー
ドのうちの任意の1つのモードで動作する。すなわちメ
ッセージX1だけが送られるモードと、メッセージX2
けが送られるモードと、もう1つは両方が送られるモー
ドである。
【0034】メッセージX1だけが送られる第1の動作
モードの場合、メッセージX1はフレームのヘッダ・セ
クションを構成する。このヘッダ・セクションは、情報
フレームの始めを識別し、基地局の固有識別名を伝え、
周波数ホッピング・パターンを識別し、間隔BおよびC
の長さを定義する。任意選択として、メッセージX1
また通常の同報通信とシステム制御情報を伝える。
【0035】動作の際、各移動局はメッセージX1を待
つ。メッセージX1を受け取ると、移動局は内部タイマ
をT1とT1+T2に関して設定するので、競合間隔が始
まる時間と、その次の周波数変化が予定される時間を知
ることができる。メッセージの同報通信の受信は保証さ
れてはおらず、その見込みがあるだけである。特定の移
動局に同報通信メッセージX1が聴取されないような無
線通信状態もあり得る。移動局は、まずメッセージX1
を聴取して、時間T1が経過してからでないと自律的に
送信を行うことができないので、そのフレームの間中静
かにしている。あるいは、間隔B中に移動局が基地局に
よってポーリングされる場合は、応答することができる
が、間隔C中に競合することはできない。ホップすべき
時間がわかるように最後のフレームからのT1+T2を記
憶していなければならず、次のフレーム中にメッセージ
1を聴取することになる。メッセージX1が連続するい
くつかのフレームの間聴取されない場合には、移動局は
システムの残り部分とのホップ同期が失われたとみな
し、同期獲得モードに入らなければならない。
【0036】長さT=T1+T2の各フレーム期間はま
た、FCC標準第15部分に基づいて実施するための周
波数ホッピング期間であってもよい。時間Tを固定長に
することを推奨するが、必ずしもそうする必要はない。
時間Tを固定長にすると、次の場合に特に有用である。
【0037】1)いくつかの周波数ホッピング・パター
ンが、複数セル無線通信システムのオーバラップされた
動作で使用されるとき、時間Tを固定長にすると干渉分
離がずっと実現しやすくなる。この場合、ヘッダ・セク
ション中の周波数ホッピング・パターン情報を利用し
て、移動端末が従うホッピング・シーケンスを識別する
ことができる。
【0038】2)システム内の全ての無線通信が同じパ
ターンでホップする場合、時間Tを固定長にすることに
より、異なるセルが、ホッピング・パターンの様々なフ
ェーズで同期してホップすることが可能になる。これに
よりセル間の干渉が除去される。
【0039】時間Tの長さを選択する際にトレードオフ
を行う必要がある。時間Tを長くするとシステムのオー
バーヘッドが小さくなり、時間Tを短くするとシステム
応答時間が短くなる。
【0040】メッセージX1の代わりに、システムはメ
ッセージX2だけを伝送することができる。メッセージ
2の内容は、メッセージX2を受け取る移動局が競合を
すぐに始めることができる点を除き、メッセージX1
内容と類似していてよい。これはいくつかの応用例で利
点となろう。
【0041】メッセージX2だけを伝送する第2の動作
モードの場合、基地局が間隔Bの終り近くで移動局をポ
ーリングするものとすると、移動局は長々しいメッセー
ジで応答する(一般に、プロトコルはこれらの応答が過
度に長くなることを禁止しなければならない)。期間T
1が満了したときでも応答が活動状態のこともある。メ
ッセージX1だけでは問題が起こることもあるが、メッ
セージX2を用いると、基地局は応答が完了すると同時
にメッセージX2を発信することができ、短縮された期
間T2がメッセージX2に含まれるようにすることができ
る。その効果として、1ホップの持続時間中の競合間隔
が減少する。
【0042】第3の動作モードでは、メッセージX1
2を使用して移動局の実施態様を簡略化し、冗長性を
提供することができる。その場合、メッセージX1は間
隔Bの始まり、メッセージX2は間隔Cの始まりを通知
することになる。
【0043】本発明の具体的な実施態様では、メッセー
ジX1だけを使用した。メッセージX1のメッセージX2
に勝る利点は、メッセージX1の発生時間が移動局に知
られ、移動局はメッセージX1が予期される時間までそ
の受信装置の電源を切って電力を節約することができる
ことである。これにより、X型メッセージのスプリアス
受信に対する感受性も低下する。メッセージX1とX2
組合せは、移動局で実施するのに最も安全かつ簡単であ
る。メッセージX2だけでも、競合専門の移動局に多少
の単純性を提供することができる。
【0044】システムの負荷に依存する間隔BとCの相
対持続時間の動的な調整は、本発明の重要な態様であ
る。全てのメッセージが基地局に関係しているので、基
地局は各間隔BおよびCに相対トラフィック強度(メッ
セージ数)を記録することができる。この記録は通常、
所定の期間にわたって各間隔内のメッセージ数をカウン
トし続けることによって行われる。期間の終りに、基地
局は各間隔ごとに集計されたカウントを評価し、この情
報と他の関係要因に基づいて、各間隔の長さを変えるべ
きかどうか判断を下す。
【0045】具体的な例として、図5に示した修正され
たプロトコルを検討してみる。基地局から移動局へのメ
ッセージ数が多いとき、基地局は副間隔B1を長くし、
それに応じて副間隔B2および間隔Cを短くすることを
選択することができる。逆に、間隔Cが十分に利用され
ており、移動局が割振り済みスロットをほとんど要求し
ない場合は、副間隔B2を犠牲にして間隔Cを長くする
ことができる。
【0046】間隔B1の長さは、基地局の特定のフレー
ム用の送信待ち行列を使い切るのに十分であればよいの
で、基地局はこの副間隔の長さを各フレームごとに動的
に変えることができる。基地局は、メッセージX1が同
報通信される時、副間隔B1の長さを評価しなければな
らない。この評価は、フレームの始めに送信待ち行列内
にあるメッセージの数および長さに基づいて行う。
【0047】また、基地局がトラフィックの他の測定値
を考慮に入れることもできる。たとえば、副間隔B2
長くする判断は、移動局によって行われる未処理スロッ
ト割振り要求の数に基づいて行うのが最も効果的であ
る。さらに、移動局は、間隔Cの使用を試みる際に経験
した遅延(または経験した衝突)を監視し、状況を求め
る基地局からの周期的要求に応じて、またはパケット自
体のフィールドとして基地局にこの情報を報告する。あ
るいは基地局は、それ自体と全ての活動遠隔局に関する
平均送信待ち行列長を決定することができる。遠隔局に
関する待ち行列長は、周期的報告によって、または基地
局に伝送される全てのパケット内に待ち行列長を含める
ことによって決定することができる。
【0048】本発明は、低速周波数ホッピング・スペク
トル拡散通信に基づく論理LANにおける干渉制御のた
めの方法および技術を記述する。低速周波数ホッピング
・システムにおいては、搬送周波数が所定の時間に変化
する。具体的には、そのようなシステムにおいて以下の
基本的段階を実現するための方法を開示する。
【0049】1.周波数ホッピング(FH)パターンの
獲得 2.ホッピング前のFHパターンの監視 3.FHパターンの修正
【0050】システム内の隣接セル間の干渉は、適切な
FHパターン生成および割当て方法によって最小にしな
ければならず、全く回避することが好ましい。各論理L
ANは、無線ネットワーク・マネージャ(WNM)また
は無線ネットワーク制御装置(WNC)と呼ばれる集中
式エンティティを有する。無線(あるいはワイヤレス)
ネットワーク・マネージャまたは無線(あるいはワイヤ
レス)ネットワーク制御装置という語は、以下の記載中
では同義語として使用する。無線ネットワーク・マネー
ジャのFH構成要素は、論理LAN中でFHパターン管
理/制御機能を実行する。各論理LANはそれぞれ自律
ネットワークと考えられる。すなわち、2つの自律(au
tonomous)ネットワークは、互いに明示的に調整しない
別個で独立した実体である。2つの論理LANまたはネ
ットワークは、一方のLANの1つまたは複数のセルの
無線通信通達範囲が他方のLANの1つまたは複数のセ
ルに干渉しうる場合、並置(collocate)されていると
いう。
【0051】本発明によれば、各システムはWNMおよ
び無線(あるいはワイヤレス)制御エージェント(WC
A)を含む。WNMおよびWCAが物理的に位置する場
所は、システムのタイプによって変わる。
【0052】図6に示すような単一セル・ネットワーク
80では、基地局82はWNM84とWCA88の両方
を含む。WNM84はモニタ86とWCA88に接続さ
れている。WNM84とWCA88は一緒になってホッ
ピング・パターンの分配および維持の責任を負う。WN
M84は、特定の局、この例では基地局82内で動作す
る集中管理局である。WCA88はネットワーク内のあ
らゆる基地局に配置される。この例では基地局82が1
つだけなので、WNM84と同じ局内にある。後で論じ
るように、複数セル・ネットワークではそうではない。
【0053】WCA88は、複数の遠隔移動局と通信す
るための無線通信制御トランシーバ92を含む無線アダ
プタ90に接続されている。遠隔局94は、基地局82
の無線アダプタ90内の無線通信制御トランシーバ92
と通信するための無線通信制御トランシーバ96を含
む。遠隔局98および102はそれぞれ、無線通信制御
トランシーバ100および104を介して同様の方法で
通信する。
【0054】図7は、WNMとWCAが異なる物理装置
内にある、複数セル・ネットワーク106を示す。この
例では、WNMは特定の局内で動作する集中管理セクシ
ョンである。WNMは、基地局であろうとなかろうと、
バックボーンLAN上の任意の端末装置または局でよ
い。マルチセグメントLANでは、ネットワーク全体に
対して1つのWNMがある。ネットワークIDが一義的
である限り、トークンリング、イーサネットなど異種L
ANでも同じことが言える。
【0055】WCAは、バックボーンLANにリンクさ
れる各基地局に配置され、WNMの代理として働く。W
CAはセル制御装置として機能し、通信のための基地局
アダプタを開設する責任を負う。前に述べたように、W
NMとWCAはホッピング・パターンの分配と維持の責
任を持つ。
【0056】図7の複数セル・ネットワーク106は、
モニタ112と通信するWNM110を含む、ネットワ
ーク・ステーション108と称する基地局と、バックボ
ーンLAN116に接続されたバックボーン・アダプタ
114とを含む。ネットワーク・ステーション108は
WCAを含まないことが図から分かる。
【0057】複数の基地局はそれぞれWCAを含んでお
り、LAN116に接続されている。たとえば、基地局
118および120はLAN116に接続されている。
【0058】基地局118は、LAN116を介してネ
ットワーク・ステーション108のWNM110と通信
し、無線通信制御トランシーバ126を含む無線アダプ
タ124と通信する、WCA122を含む。トランシー
バ126はそれぞれ無線通信制御トランシーバ130、
134、138を含む複数の遠隔移動局128、13
2、136と通信する。
【0059】基地局120は、LAN116を介してネ
ットワーク・ステーション108のWNM110と通信
し、無線通信制御トランシーバ142を含む無線アダプ
タ140と通信するWCA138を含む。トランシーバ
142は、それぞれ無線通信制御トランシーバ146、
150、154を含む複数の遠隔移動局144、14
8、152と通信する。
【0060】FHパターンの獲得、ホッピング前の監
視、およびFHパターンの修正が、図6および図7に示
したようなネットワークでどう実現されるかを以下で説
明する。
【0061】図8は、単一論理LANにおける周波数ホ
ッピング(FH)動作の概要を示すフロー・チャートで
ある。ブロック160で基地局の電源が入れられると、
ブロック162で、基地局はまずセル内で使用するFH
パターンを獲得しなければならない。これは、要求を送
り、無線ネットワーク・マネージャ(WNM)からの応
答中でFHパターンを受け取ることによって実現され
る。ブロック164で、基地局は、近くにある他の基地
局が同じFHパターンを使用しないようにその無線通信
環境を監視する。次いでブロック166で、周波数ホッ
ピングを開始する。また、その範囲内にある移動局にF
Hパターンを通信する。移動局は、FHパターンのホッ
プに対する干渉の監視を実行する。ブロック168で、
基地局はFHパターンの干渉を監視する。ブロック17
0で、FHパターンの修正が必要であるかどうかを判定
する。ブロック172で修正が必要と判定された場合、
ブロック164に戻る。修正が必要でない場合は、ブロ
ック174で同じパターンでホッピングを続け、ブロッ
ク168に戻る。それぞれの段階の詳細は、以下で説明
する。
【0062】まず、単一論理LAN「内」での周波数ホ
ッピング・パターン管理について考える。論理LAN内
の基地局は、「非同期」的に動作する。各基地局は循環
的な周波数ホッピング・パターンに従う。この循環ホッ
ピング・パターン構造の1つの周期を、「スーパフレー
ム」と呼ぶ。隣接する基地局のスーパフレームは、下記
の諸条件を満たす。
【0063】(1)スーパフレーム内の全てのホップ
が、同じ長さを有する。 (2)全ての基地局が、スーパフレーム内に同数のホッ
プを有する。
【0064】隣接する基地局のスーパフレームは同期し
ていない。
【0065】図9は、M個のホップからなるスーパフレ
ームを示す。Mは整数Nより小さい整数(M<N)であ
り、所与の任意の時間にM個の使用済みホップがあり、
N−M個の未使用ホップがある。基地局がホッピング・
パターンをどのように獲得するかを簡単に説明する。
【0066】図10は、それぞれ幅1MHzの83個の
使用可能なチャネルに分割された周波数帯域(幅83M
Hz)の例を示す。チャネルの一部分を選んでFHパタ
ーンを形成することもできる。各ホップは幅1メガヘル
ツ(MHz)であり、周波数は2.400ギガヘルツ
(GHz)〜2.482(GHz)の範囲内である。本
発明を実施する際に、異なる周波数帯域を利用すること
もできることを理解されたい。実際には、国によって、
利用する周波数帯域を規制する規則が異なる。当技術分
野で知られているように、基地局と移動局の間で伝送す
るために、データは搬送周波数(ホッピング周波数)に
対して変調される。
【0067】1.FHパターン獲得 物理サイトでは、互いに潜在的に干渉することができる
いくつかのFHベースのLAN導入システムがあり得
る。本発明で記述されるFHパターンの生成および割当
ての方法に適合するFHベースのLANは、「適合(co
nformant)」論理LANと呼ばれる。FHベースのLA
Nが本発明で記述されるFHパターンの生成および割当
ての方法に適合しない場合は、「非適合」論理LANと
呼ばれる。干渉は以下のように分類することができる。
【0068】(a)単一の論理LANの複数のセル間で
生じる干渉。図11で、LAN1は、通達範囲が互いに
オーバラップしWNM1によって制御される3つの基地
局(A、B、C)を有する適合論理LANである。
【0069】(b)異なる適合論理LAN導入システム
にまたがる複数のセル間で生じる干渉。図12で、LA
N2のセルEはLAN1の3つのセル全てと干渉する
が、LAN2のセルDはLAN1のセルBおよびCと干
渉する。
【0070】(c)同じ周波数帯域で動作する適合論理
LANと非適合FHベースのLANの間で生じる干渉。
図13で、非適合論理LANのセルGは適合論理LAN
1のセルA、B、Cと干渉する。
【0071】単一の自律ネットワークにおけるパターン
獲得(a):単一論理LANの周波数ホッピング動作に
関する全体的論理については、図8に関して説明した。
諸段階の概要は以下の通りである。
【0072】(基地局によるFHパターンの初期の獲
得)複数の基地局を有する論理LANについて考える。
基地局BSiは電源が入れられると、ホッピング・パタ
ーン要求(HPR)パケットを無線ネットワーク・マネ
ージャに送る。図11で、LAN1の基地局A、B、C
は、HPR要求パケット(図14に示す)をそれらの無
線ネットワーク・マネージャWNM1に送る。
【0073】ブロック176でホッピング・パターン要
求パケットを受け取ると、無線ネットワーク・マネージ
ャは図15に示す以下の諸段階を実行する。
【0074】複数のFHパターンのセットが使用可能な
場合は、ブロック178で、HPRパケットのネットワ
ークIDを使用し、どのFHパターン・セットを使用す
べきかを決定する。これは、ネットワークIDフィール
ドに基づくハッシングを行うことによって実施できる。
選んだセットをFHPSETとする。FHパターン・セ
ットが1つだけの場合は、それが省略時指定によりFH
PSETとなる。
【0075】ブロック180で、パターン・セット(F
HPSET)からFHパターンをランダムに選択する。
選択したパターンがPCHOICEであると仮定する。
無線ネットワーク・マネージャは、共通ネットワークI
Dを有する基地局に割り当てられたFHパターンを追跡
する。ブロック182で、パターンPCHOICEがす
でにネットワーク内の別の基地局に割当て済みかどうか
判定する。すでに割当て済みの場合は、ブロック180
に戻ってFHパターンのランダム選択を繰り返す。パタ
ーン選択をランダム化する目的は、すでに他の基地局に
割り当てられたパターンが選ばれる確率を最小にするこ
とであることに留意されたい。
【0076】まだ割当て済みでない場合は、ブロック1
84で、結果として得られるFHパターンを基地局に通
信する。この通信は、バックボーン通信ネットワークを
介して行われる。FHパターン情報は、図16に示すよ
うにホッピング・パターン要求メッセージに対する応答
中に含まれる。メッセージを受け取ると、基地局はすぐ
にその新しく割り当てられたFHパターンでホッピング
を開始する。
【0077】複数の並置自律ネットワークにおけるパタ
ーン獲得(b):単一論理LAN内では、無線ネットワ
ーク・マネージャは異なるFHパターンを個々の基地局
に明示的に割当てることによって干渉を最少にする。物
理的に互いに同じ無線通信範囲を含む複数の自律論理L
ANを、並置ネットワークと呼ぶ。自律ネットワークは
明示的な調整を必要とせずに動作しなければならない。
これは、全ての並置ネットワークの全体的な知識をもつ
実体が1つ存在するという仮定または必要条件があり得
ないことを意味する。以下の手法は、並置された自律論
理LAN間の干渉を最少にするための暗示的調整を達成
するために使用される。
【0078】顧客が、複数の適合論理LANを、たとえ
ば1階(靴売場用のLAN1、衣類売場用のLAN2、
化粧品売場用のLAN3等)に導入したいものと仮定す
る。これらのネットワークは並置され、潜在的に互いに
干渉しうる。そのような並置ネットワークの導入は、図
17に示すように、それらのネットワークが同じ独特の
パターン・セットを使用するような形で実現することが
できる。適合並置論理LANを導入するそのような顧客
について、無線ネットワーク・マネージャは、ブロック
186に示すように同じセット、たとえばFHPSET
0から互いに無関係のパターン、を選択するようにプロ
グラムされる。上記の売場の例では、3つの論理LAN
はそれらがすべて物理的に同じ階にあることを利用し、
同じ独特なFHパターン・セットを使用することを選択
する。各無線ネットワーク・マネージャは、それが制御
する基地局に異なるFHパターンを割り当てる。ブロッ
ク188で、WNM1がLAN1内の基地局にホップ・
パターンを割り当て、ブロック190で、WNMkがL
ANk内の基地局にホップ・パターンを割り当てる。し
かし、2つの無線ネットワーク・マネージャは、それら
がFHPSET0から選んだパターンのサブセットが互
いに共通の要素を持たないことを保証することはできな
い。2つの無線ネットワーク・マネージャが1つまたは
複数の共通のパターンを選択する確率はゼロではない。
並置ネットワークに属する複数の基地局がまた互いに厳
密に同位相でホップするという事象が、小さいがゼロで
はない確率で発生する場合、許容できない干渉が発生す
る。これは、後述する干渉の監視およびホップ修正の技
術を使用することによって克服できる。
【0079】複数の自律ネットワークでのFH動作
(c):並置された非適合LANが存在するために適合
論理LANが受ける干渉(たとえば、商店街で、靴屋が
適合LANを導入するが、その隣のおもちゃ屋は非適合
FHベースのLANを有する場合)は、ランダムに選択
されたFHパターンで受ける干渉とその効果が似てい
る。干渉レベルは、平均値は同程度であるが、直交パタ
ーンの割当ての場合よりも標準偏差は大きい。後述する
パターン修正技術を利用することによって、干渉の効果
を最小にすることができる。
【0080】2.ホッピング前のFHパターン監視 図18を参照すると、ホッピングを始める前に同じ周波
数ホッピング・パターンが他で使用されないように他の
適合論理LANに属する他の基地局を監視するために、
基地局は以下に示すような手法に従う。
【0081】ブロック192で、基地局がそのWNMか
ら周波数ホッピング・パターンを得た後、基地局はj個
の異なる周波数を聴取して、同じFHパターンを使用し
ている近隣の基地局があるかどうか調べる。ブロック1
93で、jの値が代表的な値4に初期設定される。ブロ
ック194で、可変カウンタiがゼロにセットされる。
可変カウンタiは最大jまでカウントする。ブロック1
96で、基地局は、別のWNMまたは他のWNMの制御
下にあるかもしれない周辺の基地局の周波数ホッピング
・パターンを監視し始める。最初、基地局はどれが周辺
の基地局なのか、またそれらがどんな周波数ホッピング
・パターンを有するかを知らない。しかし、基地局はホ
ップ持続時間とスーパフレーム長の両方を知っている。
周波数ホッピング・パターンを知る際に、基地局は図1
8に示す手法を実行する。
【0082】各周波数ホップの始めに、基地局は以下の
情報からなるヘッダを同報通信するものと仮定する。NE
TWORK ID BASE ID F(1) F(2)***F(N)
【0083】上式で、"NETWORK ID"はネットワークの識
別、"BASE ID"は基地局の識別、F(1)ないしF(N)は次の
N個のホッピング周波数である。F(1)ないしF(N)の情報
により、連続監視の間中、異なる基地局の周波数ホッピ
ング・パターンを他の基地局が知ることが可能になる。
番号Nはシステム・パラメータである。Nの大きさは4
と同等の大きさが妥当であることが分かっている。ヘッ
ダ・エラー率が1パーセントであると仮定すると、連続
する4個のヘッダが全て失われる確率は10-8となる。
【0084】図18のブロック196で、所与の基地局
が固定周波数で聴取し、近隣の基地局から有効なヘッダ
・メッセージを捜す。ブロック198で、所与の基地局
に別のネットワーク内の別の基地局からのヘッダ伝送が
聴取されると、あるスーパフレーム期間内にそのヘッダ
伝送を聴取することによって、ブロック200でその基
地局の周波数ホッピング・パターンを追跡しロックしよ
うと試みる。次いでブロック202で、所与の基地局は
知り得たパターンをそれ自体のパターンと比較する。そ
れらが同じであるか、または互いに大きな相関を有する
場合は、ブロック206で所与の基地局はそのWNMか
らの新しいFHパターンを要求する。2つのパターンが
異なる場合は、ブロック194に戻り、別のネットワー
クからの異なる基地局IDを有する別のヘッダが聴取さ
れるまで、所与の基地局は別の固定周波数を監視する。
別のヘッダが聞こえてきた時点で、所与の基地局はこの
FHパターンを追跡し、その違いを比較する。ブロック
210でJ個(たとえばJ=4)の連続するスーパフレ
ーム内に別のネットワークからの異なる基地局IDを有
するヘッダが見つからなくなるまで、ブロック208で
このプロセスを繰り返す。潜在的に干渉する可能性のあ
るFHパターンが見つからない場合は、ブロック212
で、所与の基地局はそれ自体のホッピングおよび伝送を
開始する。
【0085】3.FHパターン修正 主な考え方は、ランダム監視およびフィードバックを実
行し、干渉が軽減するようにFHパターンを修正すると
いうものである。基地局は、そのパターンの各ホップ中
に観測された干渉を連続的に監視する。基地局での干渉
は、近隣の基地局(同じまたは異なる論理LANに属す
る)またはいくつかの狭帯域干渉源によって引き起こさ
れる。隣接する基地局間の干渉を識別し是正処置を講じ
るために使用される技術について、次に述べる。
【0086】ホップの挿入/削除:基地局がその周波数
ホッピング・パターンを制御するために従う方法をここ
で説明する。これは図9および図10を参照すると最も
よく理解される。周波数ホップの動的な挿入/削除を実
行するために使用される基準について述べる。ISM帯
域(産業・科学・医療に利用される共用周波数帯域幅)
におけるFCC(米国連邦通信委員会)標準第15.2
47部の要件を満たすために、合計N個の使用可能な周
波数から長さMのホッピング・パターンを使用する。異
なる基地局は長さMの異なるパターンを使用すると仮定
すると、未使用の周波数は(N−M)個ある。これらの
周波数が、動的ホッピング・パターン挿入/削除に使用
される。
【0087】動的ホッピング・パターン挿入/削除は、
本来連続的な狭帯域干渉に対抗するために使用される。
動的ホッピング・パターンの挿入/削除の基本的考え方
は以下の通りである。
【0088】a)干渉を有することが判明した周波数を
削除する b)良いと思われる周波数を挿入する
【0089】各周波数チャネルの実行の性能を追跡する
ために、基地局はそのWCA内に次のテーブルを維持す
る。このテーブルは、図3に示すデータ記憶装置68の
一部を構成することがある。
【0090】そのテーブルは、「活動チャネル・テーブ
ル」(ACT)である。このテーブルは、図17のネッ
トワーク・ステーション108に示すようにWNMのメ
モリの一部を構成することができ、次の形式を有する。
【0091】
【表1】
【0092】
【数1】
【0093】最後のK個のスーパフレームの間に不良が
Y回より多い場合、周波数ホップを削除することが要求
される。X、YおよびKは全てシステム設計パラメータ
である。
【0094】WNMは様々な基地局から周波数ホップ削
除要求を受け取り、それに応じて周波数ホップの削除/
挿入を行う。この目標を満たすために、WNMは「非活
動チャネル・テーブル」(ICT)を維持する。このテ
ーブルは次の形式を有する。
【表2】 非活動チャネル・テーブル(ICT) 周波数 最終使用時間 最終置換周波数 関係基地局 未達成基地局 FI(1) TOLU(1) LFR(1) {BI(1)} {BU(1)} FI(2) TOLU(2) LFR(2) {BI(2)} {BU(2)} * * * * * FI(N-M) TOLU(N-M) LFR(N-M) {BI(N-M)} {BU(N-M)}
【0095】
【0096】移動局にあるACTテーブルから周波数を
削除することが要求されると、それと置き換えるべき新
しい周波数をWNMがICTテーブルから見つけなけれ
ばならない。新しい周波数は以下の一般指針に従って選
ばれる。
【0097】不良周波数が特定のFI(j)であり、要求基
地局が対応する{BI(j)}内にない場合、WNMは不良周
波数をLFR(j)で置き換え、要求基地局インデックスを{B
I(j)}に加える。
【0098】
【0099】不良周波数それ自体が未使用セットからの
ものである場合は、WNMはICT内の対応する{BU
(*)}セット中に要求基地局インデックスを挿入する。{B
U(*)}セットが同じ行の{BI(*)}のセットに近付くとき、
WNMは周波数置換が期待するほど効果的でないことを
知る。WNMは、使用可能な他の未使用周波数がある場
合は2回目の周波数置換を行い、不良周波数をサービス
から削除すべきである。
【0100】(N−M)個のFI(*)のどれも未使用セッ
トからのものでない場合は、WNMは不良周波数情報を
次の形式の「周波数置換待機リスト」(FRWL)に組
み入れる。
【0101】
【0102】FRWL内の不良周波数BF(k)に関連する
{RB(k)}のサイズが大きくなり、ICT内の特定の{BI
(j)}のサイズを上回ると、WNMは以下のアルゴリズム
を実行する。
【0103】{BI(j)}内の全ての基地局に関するLFR(j)
をFI(j)で置き換える。すなわち前述の置換を逆にす
る。ICT内のFI(j)を{BF(k)}で置き換える。ICT内
の{BI(j)}を{RB(k)}で置き換える。ICT内のTOLU(j)
を更新する。FRWL内のBF(k)の行を除去する。
【0104】この場合の理想は、より多くの基地局に影
響を及ぼす干渉周波数を置き換えるために、(N−M)
個の未使用周波数を使用することである。その中から選
択すべき同じサイズの{BI(*)}が複数組ある場合、置換
周波数を選択する際の第2の基準としてTOLU(*)を使用
する。たとえば次のような状況では、周波数1ないし5
を使って2つのFHパターンを構成し、周波数6と7は
未使用のセットに属する。
【0105】
【0106】
【0107】最初に両パターンの周波数3が干渉を受け
ることが判明したとすると、それは周波数6で置き換え
られる。次いで、両パターンの周波数2が干渉を受けて
おり、周波数7で置き換えられる。このときICTは右
側に示すようになる。いま周波数5がこの2つのパター
ンおよび別のパターン中での干渉による影響を受けたと
すると、3つのパターン全てでそれが周波数6で置き換
えられ、周波数6はこの2つのパターン中ではその古い
値である3で置き換えられる。
【0108】ここで図19を参照すると、図19は、移
動局のACTテーブルから周波数を削除すべき場合に、
それと置き換えるための新しい周波数をWNMがICT
テーブルからどのように見つけるかを示す詳細なフロー
・チャートである。ブロック300で、WNCは要求に
応じてFHPから不良周波数を除去し、それをICTテ
ーブルに加え、その周波数状況を「除去済み」に設定す
る。除去された周波数は、ブロック302で、そのTOLU
で時間スタンプされる。次いでブロック304でICT
テーブルを探索して、削除されたホッピング周波数から
10ホッピング周波数離れた未使用ホッピング周波数を
見つける。すなわち削除された周波数がHOP22の場
合、HOP32またはそれより上の未使用のホッピング
周波数を探索する。そのような未使用のホッピング周波
数が見つかった場合、ブロック306でこのホッピング
周波数が新しいホッピング周波数として選択され、ブロ
ック308で除去された周波数に置き換わる。除去され
た周波数は、ブロック309でデータベース内の他の全
てのFHPについてもデータベース内で同様に除去され
る。ブロック310で、TOLUタイムスタンプが新しいホ
ッピング周波数から除去され、その状況が「未使用」に
更新される。次いでブロック312で、FHPデータベ
ースを探索して基地局FHPを獲得する。次いでブロッ
ク314で、FHP要求が、新しく計算されたFHPと
共に基地局アダプタに送られる。
【0109】ブロック304で10周波数以上離れた未
使用のホッピング周波数が見つからない場合は、ブロッ
ク316で、10周波数未満離れた未使用の周波数が見
つかるかどうかを判定する。見つかった場合は、ブロッ
ク306に進み、前記と同様に続行する。ブロック31
6でそれが見つからない場合、ブロック318で10ホ
ッピング周波数以上離れた除去済み周波数が見つかるか
どうか判定する。見つかった場合は、ブロック324に
進み、そのようなホッピング周波数が複数個ある場合、
TOLUの最も長いものを選ぶ。次にブロック306に進ん
で、前記と同様に処理を続行する。ブロック318でそ
れが見つからない場合は、ブロック320で、10周波
数未満離れた除去済み周波数が見つかるかどうか判定す
る。見つかった場合は、ブロック324に進み、前記と
同様に続行する。そのような周波数が見つかられない場
合は、ブロック322でネットワーク管理者に失敗を通
知する。
【0110】パターン置換:複数の自律ネットワークを
備える環境では、2つの異なる論理LANに属する2つ
の基地局が全く同じFHパターンを使用する確率はゼロ
ではない。これらの2つの基地局が同じFHパターンを
使用し互いに同位相でホップするとき、2つの基地局が
無線通信距離において十分に近ければ、破局的干渉状況
が生じることがある。この状況では、活動チャネル・テ
ーブル(ACT)内のほとんど全ての周波数チャネルが
削除される。これが発生するときは必ず、基地局が状況
を検出し、そのWNMから新しいFHパターンを要求
し、それを獲得ししだい新しいFHパターンを使用し始
める。
【0111】ホップ前進:異なる論理LANに属する基
地局が異なるFHパターンのセットから選択されたFH
パターンを使用するとき、FHパターンのある特定の位
相で、FH無線通信システムが他の位相におけるよりも
深刻な干渉を受ける状況が生じることがある。異なる基
地局で使用される水晶発信器の相対周波数精度が10-5
以内である場合、深刻な干渉が生じた後で基地局が位相
外れになるには1000スーパフレームを必要とする
(1スーパフレーム当たり100周波数ホップと仮
定)。この干渉状況から外れる1つの方法は、深刻な干
渉が基地局によって検出された後にFHパターン内で1
ホップ前進(advance)することである。この適応的ホ
ップ前進能力は、ランダムに生成されたパターンを使用
する自律システムの効率を高めるのに不可欠である。
【0112】スーパフレーム内に80のホッピング周波
数があり、かつ1つのパターンに干渉する10個のパタ
ーンがある場合、図20に示すように、ホップ・カウン
トとしての周波数の重なりの総数が0から79まで1つ
ずつ前進する。図21は、対応する自己相関関数を示
す。図21を見ると分かるように、ホップ・カウントが
1ずつ前進するとき、周波数の重なり数の相関は0近く
まで減少する。これは実際に、ホップ・カウントを1よ
り大きい数ずつ前進させる必要がないことを示してい
る。
【0113】全体的干渉制御戦略:図22のブロック図
は、全体的な干渉制御戦略を示している。
【0114】ブロック214で、干渉制御を実現するた
めの第1の段階として、干渉環境を監視する。これは前
記の2つのテーブル、すなわちACTとICTを更新す
ることによって行われる。ACTの挙動の観察に基づ
き、ブロック216で、干渉は以下の3つのカテゴリに
分類される。
【0115】(1)周期的干渉:ブロック218に示す
ようなこの種類の干渉は、いくつかの狭帯域干渉源が存
在し、スーパフレーム毎にある周波数ホッピング・チャ
ネルと周期的に干渉するときに生じる。
【0116】基地局は、ACTの記載の次のパラグラフ
に示す削除条件が満たされるとき、このタイプの干渉を
検出する。たとえば、Xを50に、Yを4に、Kを7に
設定する場合、最後の7個のスーパフレームのうち4個
より多いスーパフレームで、再試行率が50パーセント
より大きくなる。
【0117】ブロック220で、前記のホップ挿入/削
除機構を使って、このタイプの干渉を打ち消す。
【0118】(2)連続的干渉:ブロック222に示す
このタイプの干渉は、隣接する基地局が偶然に現基地局
と同じ周波数ホッピング・パターンを使用し、同位相で
あるときに生じる。その結果、あらゆる周波数ホップが
何らかの干渉を受ける。
【0119】J個より多くの周波数が突然に不良と宣告
されたと判定するとき、基地局は、このタイプの干渉を
検出する。たとえばJ=15、すなわち全ホッピング周
波数の15分の1以上が干渉を受けるときである。
【0120】ブロック224で、WNMからの周波数ホ
ッピング・パターン全体を置き換えることを要求するこ
とによって、このタイプの事象が基地局で処理される。
【0121】(3)バースト干渉:ブロック226に示
すこの種類の干渉は、周波数ホッピング・パターンのあ
る位相が、他の位相よりもスーパフレーム内で干渉を受
けやすいときに生じる。これらの状況は、異なる基地局
で使用される周波数ホッピング・パターンが確定的代数
手法ではなく乱数発生器によって生成されるときに最も
頻繁に生じる。他の状況は、並置ネットワークが互いに
干渉し合うときに生じる。
【0122】基地局は、ACT内の「不良」周波数の数
の長期間平均を絶えず監視する。平均は、たとえば時定
数が10分である第1級IIRフィルタによって実施で
きる。突然に、不良ホッピング周波数の数が長期間平均
数をあるしきい値だけ越えた場合は、基地局はそのFH
パターンで1ホップ前進することを試み、不良周波数が
変化したかどうか検査する。そうである場合、その不良
周波数はバースト干渉によって引き起こされたことにな
り、ブロック228でホップ前進技術によって動的に軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるタイプの室内無線デジタル
・データ通信システムを示す図である。
【図2】移動局および基地局の基本的構成要素を示す、
図1に示したシステムのブロック図である。
【図3】本発明の好ましい実施例を実施する際に使用さ
れる無線通信システムのブロック図である。
【図4】本発明によって実施される1つの媒体アクセス
制御プロトコルを示すデータ・フレーム・ダイアグラム
である。
【図5】図4に示した基本プロトコルの修正例を示すデ
ータ・フレーム・ダイアグラムである。
【図6】単一セル・ネットワークのブロック図である。
【図7】複数セル・ネットワークのブロック図である。
【図8】単一論理LANの周波数ホッピング動作のフロ
ー・チャートである。
【図9】Nチャネル周波数帯域におけるM個のホップか
らなるスーパフレームの構造を概略的に示す図である。
【図10】周波数ホッピングのために、それぞれ幅1M
Hzの83個の使用可能チャネルに分割された周波数帯
域(幅83MHz)の例を示す図である。
【図11】複数セルを有する単一の自律ネットワークの
ブロック図である。
【図12】セル通達範囲がオーバラップする2つの並置
自律ネットワークのブロック図である。
【図13】セル通達範囲が部分的に重なる2つの並置自
律ネットワークのブロック図である。
【図14】基地局から無線ネットワーク・マネージャへ
のホッピング・パターン要求パケットを示す図である。
【図15】無線ネットワーク・マネージャによるホッピ
ング・パターン要求の処理を示すフロー・チャートであ
る。
【図16】無線ネットワーク・マネージャから基地局へ
のホッピング・パターン要求に対する応答を示す図であ
る。
【図17】自律並置ネットワークにおけるホッピング・
パターン獲得のフロー・チャートである。
【図18】ホッピング前の周波数ホッピング・パターン
監視のフロー・チャートである。
【図19】ネットワーク制御マネージャ内の非活動チャ
ネル・テーブルがどのように更新されるかを示すフロー
・チャートである。
【図20】ホップ・カウントが0から79まで1ずつ増
分されるときの、周波数の重なりの総数を示すダイアグ
ラムである。
【図21】図17のダイアグラムについて、対応する自
己相関関数を示すダイアグラムである。
【図22】全体的干渉制御戦略のブロック図である。
【符号の説明】
10 移動局 12 移動局 14 移動局 16 移動局 20 モニタ 22 キーボード 24 LAN 26 基地局(ゲートウェイ) 28 基地局(ゲートウェイ) 30 LANアダプタ 32 LANケーブル 34 LANアダプタ 36 トランシーバ・アダプタ 38 アンテナ 40 無線通信リンク 42 アンテナ 44 トランシーバ・アダプタ 46 ソフトウェア 48 ソフトウェア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フアン・チア・チ タイワン シンチュー・シー−ピン・ロ ード、レーン155 45 サード フロア ー (72)発明者 ファビアン・パトリック・ランヌ フランス サン・ローラン・ドゥ・ヴァ ル シュマン・ベル・アジュル102 (72)発明者 カダトゥル・スフラマニヤ・ナタラージ ャン アメリカ合衆国10546 ニューヨーク州 ミルウッド オーバールック・ドライブ 25 (72)発明者 ミシェル・マリ・ウェッテルワルド フランス カニュ・シュル・メール シ ュマン・ド・サン・ローラン32 (56)参考文献 特開 昭62−120735(JP,A)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局に接続されたローカル・エリ
    ア・ネットワークからなり、各基地局がそれぞれセルと
    して定義された地理的領域を有し、その領域の内部で、
    各基地局が制御装置の制御下で1つまたは複数の移動局
    と両方向無線通信を行う、無線通信ネットワークにおい
    て、周波数ホッピングを動的に管理する方法であって、 (a)所与の基地局によって、前記制御装置からの周波
    数ホッピング・パターン割当てを要求する段階と、 (b)前記所与の基地局によって、前記複数の基地局の
    うちの他の基地局の周波数ホッピング・パターンを監視
    する段階と、 (c)前記複数の基地局のうちの他の基地局が前記所与
    の基地局と同じ周波数ホッピング・パターンを使用して
    いる場合に、該所与の基地局によって新しい周波数ホッ
    ピング・パターンを要求する段階と、 (d)前記所与の基地局によって、周波数ホッピングを
    開始する段階と、 (e)前記所与の基地局によって、割り当てられた周波
    数ホッピング・パターンに対する干渉を監視する段階
    と、 (f)干渉の監視の結果、前記所与の基地局によって、
    周波数ホッピング・パターンの修正が必要かどうかを決
    定する段階と、 (g)修正が必要な場合は段階(b)に戻り、修正が必
    要でない場合は同じ周波数ホッピング・パターンでホッ
    ピングを続ける段階と を含む方法。
  2. 【請求項2】前記段階(a)が、前記制御装置によっ
    て、 (a1)所定の1組の周波数ホッピング・パターンからあ
    る周波数ホッピング・パターンを選択する段階と、 (a2)選択された周波数ホッピング・パターンが、前記
    複数の基地局のうちの他の基地局にすでに割り当てられ
    ているかどうかを判定する段階と、 (a3)選択された周波数ホッピング・パターンがすでに
    割り当てられている場合、ステップ(a1)に戻る段階
    と、 (a4)選択された周波数ホッピング・パターンを、前記
    所与の基地局に通信する段階と を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記段階(b)が、 (b1)他の基地局の周波数ホッピング・パターンを調べ
    て、その周波数ホッピング・パターンを知る段階と、 (b2)周波数ホッピング・パターンを比較する段階と、 (b3)周波数ホッピング・パターンが所定の限度と同程
    度である場合、前記所与の基地局によって、新しい周波
    数ホッピング・パターンを要求する段階と を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記段階(e)が、 (e1)干渉を所定のグループに分類する段階と、 (e2)干渉をそれが属するグループに基づいて制御する
    段階と を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】複数の基地局に接続されたローカル・エリ
    ア・ネットワークからなり、各基地局がそれぞれセルと
    して定義された地理的領域を有し、その領域の内部で、
    各基地局が制御装置の制御下で1つまたは複数の移動局
    と両方向無線通信を行う、無線通信ネットワークにおい
    て、干渉を動的に管理する方法であって、 (a)所与の基地局によって、前記制御装置からの周波
    数ホッピング・パターン割当てを要求する段階と、 (b)前記制御装置によって、所定の1組の周波数ホッ
    ピング・パターンからある周波数ホッピング・パターン
    を選択する段階と、 (c)前記制御装置によって、選択された周波数ホッピ
    ング・パターンが前記複数の基地局のうちの他の基地局
    にすでに割り当てられているかどうかを判定する段階
    と、 (d)選択された周波数ホッピング・パターンがすでに
    割り当てられている場合、前記制御装置によって、段階
    (b)に戻る段階と、 (e)選択された周波数ホッピング・パターンを、前記
    所与の基地局に通信する段階と、 (f)前記所与の基地局によって、他の基地局の周波数
    ホッピング・パターンを調べて、その周波数ホッピング
    ・パターンを知る段階と、 (g)周波数ホッピング・パターンを比較する段階と、 (h)周波数ホッピング・パターンが所定の限度と同程
    度である場合、前記所与の基地局によって、新しい周波
    数ホッピング・パターンを要求する段階と、 (i)前記所与の基地局によって、周波数ホッピングを
    開始する段階と、 (j)前記所定の基地局によって、割り当てられた周波
    数ホッピング・パターンに対する干渉を監視する段階
    と、 (k)干渉の監視の結果、前記所定の基地局によって、
    周波数ホッピング・パターンの修正が必要かどうかを決
    定する段階と、 (l)修正が必要な場合、段階(h)に戻り、修正が必
    要でない場合は同じ周波数ホッピング・パターンでホッ
    ピングを続ける段階と を含む方法。
  6. 【請求項6】段階(j)が、 (j1)干渉を所定のグループに分類する段階と、 (j2)干渉をそれが属するグループに基づいて制御する
    段階と を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記所定の干渉グループが、周期的干渉、
    連続的干渉およびバースト干渉を含む、請求項4または
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】(イ)ホップの挿入/削除技法によって周
    期的干渉を制御する段階と、 (ロ)パターン置換技法よって連続的干渉を制御する段
    階と、 (ハ)ホップ前進技法によってバースト干渉を制御する
    段階と を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】複数の基地局に接続されたローカル・エリ
    ア・ネットワークからなり、各基地局がそれぞれセルと
    して定義された地理的領域を有し、その領域の内部で、
    各基地局が制御装置の制御下で1つまたは複数の前記移
    動局と両方向無線通信を行う、無線通信ネットワークに
    おいて、干渉を動的に管理する方法であって、 前記ネットワーク内の非活動ホッピング周波数を追跡す
    るために、ホッピング周波数を最後に使用した時間、ホ
    ッピング周波数が最後に置き換えられた時間、および関
    係する基地局の情報を含む、非活動チャネル・テーブル
    (ICT)を前記制御装置内に維持する段階と、 所与のホッピング周波数が良か不良か、および所定の時
    間内にそれが削除されたかどうかを追跡するための活動
    チャネル・テーブル(ACT)を前記各基地局で維持す
    る段階と、 所与の基地局で所与のホッピング周波数が不良かどうか
    を判定し、所与のホッピング周波数が不良なことを反映
    するように前記ACTを更新する段階と、 所与のホッピング周波数が不良との判定に応じて、前記
    制御装置から新しいホッピング周波数を要求する段階
    と、 前記制御装置によって前記ICTから新しいホッピング
    周波数を選択し、その選択を反映するように該ICTを
    更新する段階と、 前記不良ホッピング周波数を使用していた各基地局に、
    前記新しいホッピング周波数を送る段階とを含む方法。
  10. 【請求項10】前記新しいホッピング周波数を選択する
    段階が、 前記所与のホッピング周波数から所定数の周波数だけ離
    れた他の周波数を前記ICT内で見つける段階を含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】他の周波数を見つける前記段階が、 前記所与のホッピング周波数から前記所定数を越える周
    波数だけ離れた未使用の周波数が前記ICT内にあるか
    どうかを判定する段階と、未使用の周波数がある場合、
    その周波数を前記新しいホッピング周波数として選択す
    る段階と、未使用の周波数がない場合、 前記所与のホッピング周波数から所定数よりも少ない周
    波数だけ離れた未使用の周波数が前記ICT内にあるか
    どうかを判定する段階と、未使用の周波数がある場合、
    その周波数を新しいホッピング周波数として選択する段
    階とを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】複数の基地局に接続されたローカル・エ
    リア・ネットワークからなり、各基地局がそれぞれセル
    として定義された地理的領域を有し、その領域の内部
    で、各基地局が制御装置の制御下で1つまたは複数の前
    記移動局と両方向無線通信を行う、無線通信ネットワー
    クにおいて、周波数ホッピングを動的に管理するための
    装置であって、 (a)所与の基地局によって、前記制御装置からの周波
    数ホッピング・パターン割当てを要求する手段と、 (b)前記所与の基地局によって、前記複数の基地局の
    うちの他の基地局の周波数ホッピング・パターンを監視
    する手段と、 (c)前記複数の基地局のうちの他の基地局が前記所与
    の基地局と同じ周波数ホッピング・パターンを使用して
    いる場合に、前記所与の基地局によって新しい周波数ホ
    ッピング・パターンを要求する手段と、 (d)前記所与の基地局によって、周波数ホッピングを
    開始する手段と、 (e)前記所与の基地局によって、割り当てられた周波
    数ホッピング・パターンに対する干渉を監視する手段
    と、 (f)干渉の監視の結果、前記所与の基地局によって、
    周波数ホッピング・パターンの修正が必要かどうかを決
    定する手段と、 (g)修正が必要な場合は段階(b)に戻り、修正が必
    要でない場合は同じ周波数ホッピング・パターンでホッ
    ピングを続ける手段とを含む装置。
  13. 【請求項13】前記制御装置が、 (a1)所定の1組の周波数ホッピング・パターンからあ
    る周波数ホッピング・パターンを選択する手段と、 (a2)選択された周波数ホッピング・パターンが、前記
    複数の基地局のうちの別の基地局にすでに割り当てられ
    ているかどうかを判定する手段と、 (a3)選択された周波数ホッピング・パターンがすでに
    割り当てられている場合、再度新たな周波数ホッピング
    ・パターンを手段(a1)で選択させる手段と、 (a4)選択された周波数ホッピング・パターンを、前記
    所与の基地局に通信する手段と を含むことを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】周波数ホッピング・パターンを監視する
    前記手段が、 (b1)別の基地局の周波数ホッピング・パターンを調べ
    て、その周波数ホッピング・パターンを知る手段と、 (b2)周波数ホッピング・パターンを比較する手段と、 (b3)周波数ホッピング・パターンが所定の限度と同程
    度である場合、前記所与の基地局によって、新しい周波
    数ホッピング・パターンを要求する手段と を含む、請求項12に記載の装置。
  15. 【請求項15】干渉を監視する前記手段が、 (e1)干渉を所定のグループに分類する手段と、 (e2)干渉をそれが属するグループに基づいて制御する
    手段と を含む、請求項12に記載の装置。
  16. 【請求項16】所定の干渉グループが、周期的干渉、連
    続的干渉およびバースト干渉を含む、請求項15に記載
    の装置。
  17. 【請求項17】干渉を監視する前記手段が、 (イ)ホップ挿入/削除技法によって周期的干渉を制御
    する手段と、 (ロ)パターン置換技法によって連続的干渉を制御する
    手段と、 (ハ)ホップ前進技法によってバースト干渉を制御する
    手段と を含む、請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】複数の基地局に接続されたローカル・エ
    リア・ネットワークからなり、各基地局がそれぞれセル
    として定義された地理的領域を有し、その領域の内部
    で、各基地局が制御装置の制御下で1つまたは複数の前
    記移動局と両方向無線通信を行う、無線通信ネットワー
    クを動的に管理するための装置であって、 前記制御装置内に設けられ、ホッピング周波数を最後に
    使用した時間、ホッピング周波数が最後に置き換えられ
    た時間、および関係する基地局の情報を含む、前記ネッ
    トワーク内の非活動ホッピング周波数を追跡するための
    非活動チャネル・テーブル(ICT)と、 前記各基地局に設けられ、所定のホッピング周波数が良
    か不良か、および所定の時間内にそれが削除されたかど
    うかを追跡するための活動チャネル・テーブル(AC
    T)と、 所与の基地局で所与のホッピング周波数が不良かどうか
    を判定して、所与のホッピング周波数が不良なことを反
    映するように前記ACTを更新する手段と、 所与のホッピング周波数が不良との判定に応じて、前記
    制御装置から新しいホッピング周波数を要求する手段
    と、 前記制御装置によって前記ICTから新しいホッピング
    周波数を選択して、選択を反映するように前記ICTを
    更新する手段と、 不良ホッピング周波数を使用していた各基地局に、前記
    制御装置から新しいホッピング周波数を送る手段とを含
    む装置。
  19. 【請求項19】前記新しいホッピング周波数を選択する
    手段が、 前記所与のホッピング周波数から所定数の周波数だけ離
    れた他の周波数を前記ICT内で見つける手段を含む、
    請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】前記別の周波数を見つける前記手段が、 前記所与のホッピング周波数から前記所定数を越える周
    波数だけ離れた未使用の周波数が前記ICT内にあるか
    どうかを判定する手段と、未使用の周波数がある場合、
    その周波数を前記新しいホッピング周波数として選択す
    る手段と、未使用の周波数がない場合、 前記所与のホッピング周波数から所定数よりも少ない周
    波数だけ離れた未使用の周波数が前記ICT内にあるか
    どうかを判定する手段と、未使用の周波数がある場合、
    その周波数を新しいホッピング周波数として選択する手
    段とを含む、請求項19に記載の装置。
JP6073566A 1993-04-22 1994-04-12 無線通信ネットワ―クの動的管理方法及び装置 Expired - Fee Related JP2501301B2 (ja)

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