JP2501180B2 - プラズマ処理装置のクリ―ニング方法 - Google Patents

プラズマ処理装置のクリ―ニング方法

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JP2501180B2
JP2501180B2 JP27201194A JP27201194A JP2501180B2 JP 2501180 B2 JP2501180 B2 JP 2501180B2 JP 27201194 A JP27201194 A JP 27201194A JP 27201194 A JP27201194 A JP 27201194A JP 2501180 B2 JP2501180 B2 JP 2501180B2
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祥二 幾原
仁昭 佐藤
昌司 沖口
朋之 河野
勇 鹿毛
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置のク
リーニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空下でガスをプラズマ化し、プラズマ
構成種の優れた特性を利用して試料の表面加工および表
面改質、あるいは試料に反応物を薄膜形成させる技術お
よびその装置が種々の分野で実用化している。特にプラ
ズマ構成種が物質の微細加工に適していること、あるい
はプラズマ化したある種のガスは反応性に富んでいるこ
との理由で半導体装置(VLSI)の製造のドライエッ
チングおよび気相成長による薄膜形成に採り入れられ今
では不可欠の技術となっている。
【0003】VLSIの高集積化のためそのパターンは
益々微細化し、例えば4MbitD−RAMでは最少加
工寸法は0.7〜0.8μmに至っている。かかる超微
細な分野においては塵埃はVLSI製造の歩留りを支配
するもので大敵であり清浄な環境が要求される。
【0004】一方、特に半導体ウェハを加工するドライ
エッチング装置あるいはウェハに反応物を堆積する薄膜
形成装置では、プラズマ化したガスからの反応重合物、
プラズマ化したガスとウェハ構成成分との反応物、ウェ
ハあるいはプラズマに晒される試料からの飛散物等が装
置構成壁表面に堆積付着するのが実情である。これらの
堆積付着物はある時期に構成壁から剥離し、試料上に落
下する塵埃となる。(飯田、“RIEにおけるチャンバ
内および試料汚染”、セミコンダクタワールド、198
4,11,P127〜132)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来は、上述の堆
積物を除去(いわゆるクリーニング)するのに処理装置
の蓋を開き、水,アルコールあるいはアセトン等の薬液
を浸した防塵布を用い人手によって抜き取っている。ク
リーニングの頻度は試料の材質および加工寸法によって
異なるが処理室内の清浄な環境を維持するため多いもの
は数回のプラズマ処理毎にクリーニングを実施する必要
がある。クリーニング作業は第1に処理装置を停止し、
装置の真空を破って大気に開放するため装置の構成材料
が大気のガスおよび水分を吸着したり、薬液の湿分を吸
着するため、再度真空状態を得るのに長時間を要し、処
理装置の稼動率を引き下げ、第2に装置構成材料への吸
着成分が微妙に処理特性を狂わせ処理性の再現性を悪く
する、という不具合点を有していた。
【0006】本発明の目的は、処理室内での試料のプラ
ズマ処理完了後に処理室の真空をブレークすることなく
クリーニングできるようにすることで、プラズマ処理装
置の稼動率を向上できると共に処理性の再現性を良くす
るプラズマ処理装置のクリーニング方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、大気解放可能
な処理装置であって、真空下で該処理室内での真空下で
処理室内での所定個数の試料のプラズマ処理完了後、該
試料を前記処理室外へ搬出し、前記試料が搬出された前
記処理室内を大気開放することなく該処理室内の残ガス
を排気した後に、該処理室内にクリーニング用のガスを
供給し、該クリーニング用のガスを真空下でプラズマ化
して該プラズマにより前記処理室内をクリーニングし、
該クリーニング中の反応により発生する発光スペクトル
の強度を測定し、該測定結果でクリーニング状況をモニ
ターリングして該クリーニングを終了することを特徴と
し、処理室内での試料のプラズマ処理完了後に処理室の
真空をブレークすることなくクリーニングできるように
することで、プラズマ処理装置の稼動率を向上できると
共に処理性の再現性を良くするようにする方法である。
【0008】
【作用】試料のエッチング処理が完了後、交流電力の印
加およびガスの供給を停止し、必要に応じて処理室2内
の圧力を調整した後に試料は処理室2外へ搬出される。
これらのプラズマ処理の際に種々の反応物あるいは飛散
物等が処理室構成壁表面に堆積付着する。試料を数回エ
ッチング処理した後に処理室2内のクリーニングを実施
する。
【0009】このようになすと、処理室2内において試
料電極6と対向電極7との間に高周波電界によるグロー
放電を生じ、処理室2に導入されたO2はプラズマ化
し、さらに反応性の強い活性種を創出す。この活性種は
処理室2内の堆積付着物と反応し、これを揮発性の物質
に分解変換するため堆積付着物は除々に除去され処理室
2内はクリーニングされる。
【0010】クリーニング中の反応により発生するプラ
ズマ光中の発光スペクトルの波長光を分校器8により分
光して、光電変換素子9に導き、電器信号に変換する。
この電気信号は増幅器10により増幅されて、装置全体
を制御するマイクロコンピュータ11に入力される。
【0011】マイクロコンピュータ11は、放電開始後
一定時間経過した後に、増幅器10よりの出力電圧の測
定を開始する。クリーニングの進行に従い、処理室2内
に残存していた反応生成物が減少し、それに伴い、前記
のCO,CO2またはH2Oの発光スペクトル強度が低下
してくる。マイクロコンピュータ11はこの発光スペク
トル強度の低下を電圧で検出し、この電圧が所定値を下
回った時点でクリーニングを終了させるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1において、1は処理室2内に供給する反応性ガ
スの流量を調整するガス流量制御ユニットで、2は試料
をプラズマ処理例えばエッチング処理する処理室で、3
は処理室2内を所定の圧力に減圧排気する排気装置で、
4は試料電極6に高周波電圧を印加する高周波電極で、
5は処理室2側と高周波電源4側とのインピーダンスを
整合させる整合装置で、6は処理室2内に設けられ試料
を載置する試料電極で、7は処理室2内で試料電極6に
対向して設けられアースに接続されている対向電極で、
8は特定の波長の光を検知する分光器で、9は分光器8
でとらえた光を電気信号に変換する光電変換素子で、1
0は光電変換素子9で変換された電気信号を増幅する増
幅器で、11は増幅器10で増幅された電気信号により
装置の運転指示をするマイクロコンピュータである。
【0013】上記により構成される装置において、炭素
または水素を含む反応性ガスを用いた試料のエッチング
処理が完了したら交流電力の印加およびガスの供給を停
止し、必要に応じて処理室2内の圧力を調整した後に試
料は処理室2外へ搬出される。これらのプラズマ処理の
際に種々の反応物あるいは飛散物等が処理室構成壁表面
に堆積付着する。試料を数回エッチング処理した後に処
理室2内のクリーニングを実施する。すなわち、処理室
2内の残ガスを十分排気した後に、炭素成分または水素
成分から成る堆積付着物の分解反応に適した反応性ガス
であるO2を、ガス流量制御ユニット1を介して処理室
2に供給し、排気装置3の排気によって処理室2内の圧
力を所定の圧力に調整し、高周波電源4に電力を投入
し、整合装置5を介して高周波電力を試料電極6に印加
する。
【0014】このようになすと処理室2内において試料
電極6と対向電極7との間に高周波電界によるグロー放
電を生じ、処理室2に導入されたO2はプラズマ化し、
さらに反応性の強い活性種を創り出す。この活性種は処
理室2内の堆積付着物と反応し、これを揮発性の物質に
分解変換するため堆積付着物は徐々に除去され処理室2
内はクリーニングされる。
【0015】クリーニング中の反応により発生するプラ
ズマ光中のCO,CO2またはH2Oの発光スペクトルの
波長光を分光器8により分光して、光電変換素子9に導
き、電気信号に変換する。この電気信号は増幅器10に
より増幅されて、装置全体を制御するマイクロコンピュ
ータ11に入力される。
【0016】マイクロコンピュータ11は、放電開始後
一定時間経過した後に、増幅器10よりの出力電圧の測
定を開始する。クリーニングの進行に従い、処理室2内
に残存していた反応生成物が減少し、それに伴い、前記
のCO,CO2またはH2Oの発光スペクトル強度が低下
してくる。マイクロコンピュータ11はこの発光スペク
トル強度の低下を増幅器10の出力電圧の低下として検
出し、この電圧があらかじめ定めてあった電圧値を下回
った時点でクリーニングを終了させる。
【0017】以上本一実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。
【0018】(1)処理室の真空をブレークすることな
くクリーニングできるため、プラズマ処理装置の稼動率
を向上できる。
【0019】(2)処理室の真空をブレークすることな
くクリーニングできるため、大気中の吸着成分の装置構
成材料への吸着が生ぜず処理特性を良好に保持でき処理
性の再現性の悪化を防止できる。
【0020】(3)処理室のクリーニング作業を容易に
自動化でき省力化が図れる。
【0021】(4)クリーニングの終了時点を発光スペ
クトル強度の測定により決定できるので、常に十分なク
リーニングが実施でき、次のエッチングに悪影響を及ぼ
す反応生成物の除去が完全に行われるようになる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、処理室内での試料のプ
ラズマ処理完了後に処理室の真空をブレークすることな
くクリーニングできるので、プラズマ処理装置の稼動率
を向上できると共に処理性の再現性を良くするという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプラズマ処理装置のク
リーニング方法を説明する装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…ガス流量制御ユニット、2…処理室、3…排気装
置、4…高周波電源、6…試料電極、7…対向電極、8
…分光器、9…光電変換素子、11…マイクロコンピュ
ータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖口 昌司 山口県下松市大字東豊井794番地 日立 テクノエンジニアリング株式会社笠戸事 業所内 (72)発明者 河野 朋之 山口県下松市大字東豊井794番地 日立 テクノエンジニアリング株式会社笠戸事 業所内 (72)発明者 鹿毛 勇 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大気解放可能な処理装置であって、真空下
    で該処理室内での所定個数の試料のプラズマ処理完了
    後、該試料を前記処理室外へ搬出し、前記試料が搬出さ
    れた前記処理室内を大気開放することなく該処理室内の
    残ガスを排気した後に、該処理室内にクリーニング用の
    ガスを供給し、該クリーニング用のガスを真空下でプラ
    ズマ化して該プラズマにより前記処理室内をクリーニン
    グし、該クリーニング中の反応により発生する発光スペ
    クトルの強度を測定し、該測定結果でクリーニング状況
    をモニターリングして該クリーニングを終了することを
    特徴とするプラズマ処理り装置のクリーニング方法。
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JP4558431B2 (ja) * 2004-09-30 2010-10-06 株式会社日立ハイテクノロジーズ 半導体製造装置のクリーニング方法
US7534469B2 (en) 2005-03-31 2009-05-19 Asm Japan K.K. Semiconductor-processing apparatus provided with self-cleaning device
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