JP2501061Y2 - レ―ザマ―キング装置 - Google Patents

レ―ザマ―キング装置

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JP2501061Y2
JP2501061Y2 JP1989098004U JP9800489U JP2501061Y2 JP 2501061 Y2 JP2501061 Y2 JP 2501061Y2 JP 1989098004 U JP1989098004 U JP 1989098004U JP 9800489 U JP9800489 U JP 9800489U JP 2501061 Y2 JP2501061 Y2 JP 2501061Y2
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JP
Japan
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laser
laser light
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convex cylindrical
cylindrical lens
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宏一 平塚
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NEC Corp
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NEC Corp
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はレーザマーキング装置に関し、特にレーザ発
振器から出射されたレーザ光をガラスマスクに照射し、
ガラスマスクを透過したレーザ光により文字などのパタ
ーンを被加工物上に結像させるレーザマーキング装置に
関する。
従来技術 従来、この種のレーザマーキング装置においては、第
5図に示すように、レーザ発振器1から発振されたレー
ザ光が導入部ミラー2,3を介してビームエキスパンダ4
に入射されると、レーザ光はビームエキスパンダ4で拡
大されて平行に伝播され、レデューサ25によって断面が
楕円のビームに整形される。
レデューサ25によって整形されたレーザ光はガラスマ
スク10に照射され、ガラスマスク10を透過することによ
り文字などのパターンとして反射鏡11および結像レンズ
12を介して加工面13上に結像する。
このとき、ガラスマスク10においては、第6図に示す
ように、文字(「ABCD」)などのパターンが配列された
長方形の領域が楕円形のレーザ光に内接するように形成
されている。
このような従来のレーザマーキング装置では、ガラス
マスク10上の文字などのパターンの配列が全体として長
方形の領域を形成する場合、ガラスマスク10に照射され
るレーザ光の断面が楕円形となっているので、ガラスマ
スク10において楕円形のレーザ光に内接する長方形の領
域以外の領域が文字などのパターンを加工面13に結像す
るマーキングに寄与しないため、レーザ光のエネルギを
効率よくマーキングに利用することができないという欠
点がある。
また、レーザ光の断面の中心ほど空間的エネルギ密度
が高くなるという性質が楕円形に整形されたレーザ光の
強度分布にもそのまま現れるので、中心部が周囲に比し
て強くなる傾向にあり、マーキングの均一性に欠けると
いう欠点がある。
考案の目的 本考案は上記のような従来のものの欠点を除去すべく
なされたもので、レーザ光のエネルギを効率よくマーキ
ングに利用することができ、均一なマーキングを行うこ
とができるレーザマーキング装置の提供を目的とする。
考案の構成 本考案によるレーザマーキング装置は、マスクを透過
したレーザ光によって被加工物上に所定パターンをマー
キングするレーザマーキング装置であって、レーザ発振
器から出射されるレーザ光を、その光束の断面の中心部
分を分割境界として複数に分割する分割手段と、前記分
割手段によって分割された前記複数のレーザ光を合成す
る合成手段とを前記マスクの前段に備え、前記合成手段
は、前記分割境界が、合成されたレーザ光の光束断面の
周辺部となるとともに、合成されたレーザ光の光束の断
面形状が略四辺形となるように前記複数のレーザ光を合
成することを特徴とする。
実施例 次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す構成図であり、第2
図は第1図の各部におけるレーザ光のパターンを示す図
である。これらの図において、レーザ発振器1から発振
したレーザ光は導入部ミラー2,3を介してビームエキス
パンダ4に入射され、ビームエキスパンダ4で拡大され
てからプリズム5で2つの半円形のパターンに分割され
る[第2図(a)参照]。
プリズム5で2つの半円形のパターンに分割されたレ
ーザ光は、プリズム5の出射口で直線部が外側に向き、
円弧部が内側を向くようにして夫々プリズム6,7に伝播
される。
プリズム6,7を夫々通過したレーザ光は、各々の円弧
部が重ね合わされて凸型シリンドリカルレンズ8の入射
口に入射される[第2図(b)参照]。
凸型シリンドリカルレンズ8に入射されたレーザ光
は、凸型シリンドリカルレンズ8によって横方向に引き
伸ばされて凸型シリンドリカルレンズ9に入射される。
すなわち、各々の円弧部が重ね合わされたレーザ光は、
凸型シリンドリカルレンズ8によって互いに対向する少
なくとも一対の辺が直線となる双楕円形に整形される
[第2図(c)参照]。
凸型シリンドリカルレンズ9に入射されたレーザ光は
そのまま平行にガラスマスク10に伝播され[第2図
(d)参照]、ガラスマスク10を透過した文字などのパ
ターンとなったレーザ光が反射鏡11および結像レンズ12
を介して加工面13上に結像される。
これにより、ガラスマスク10には凸型シリンドリカル
レンズ8によって互いに対向する少なくとも一対の辺が
直線となる双楕円形に整形されたレーザ光が照射される
ので、レーザ光のエネルギを効率よくマーキングに利用
することができる。
また、レーザ光はプリズム5で2つの半円形のパター
ンに分割され、凸型シリンドリカルレンズ8によって互
いに対向する少なくとも一対の辺が直線となる双楕円形
に整形されるので、レーザ発振器1から発振されたとき
には空間的エネルギ密度が高いレーザ光の中心部が外側
になってガラスマスク10に照射されるため、レーザ光の
空間強度分布が均一化され、加工性能が均一なマーキン
グを行うことができる。
第3図は本考案の他の実施例を示す構成図であり、第
4図は第3図の各部におけるレーザ光のパターンを示す
図である。これらの図において、レーザ発振器1から発
振したレーザ光はビームエキスパンダ4で拡大されてか
らプリズム14で4つの扇形(1/4円形)のパターンに分
割される[第4図(a)参照]。
プリズム14で4つの扇形のパターンに分割されたレー
ザ光は、プリズム5の出射口で直線部が外側に向き、円
弧部が内側を向くようにして夫々プリズム15〜18に伝播
される。
プリズム15〜18を夫々通過したレーザ光は、各々の円
弧部が重ね合わされて上下2つのパターンとして凸型シ
リンドリカルレンズ19の入射口に入射される[第4図
(b)〜(d)参照]。
すなわち、プリズム15,16を夫々通過したレーザ光
は、各々の円弧部が重ね合わされてほぼ正方形に近い形
状のパターンに合成されて凸型シリンドリカルレンズ19
の入射口に入射される[第4図(b),(d)参照]。
また、プリズム17,18を夫々通過したレーザビーム
は、各々の円弧部が重ね合わされてほぼ正方形に近い形
状のパターンに合成されて凸型シリンドリカルレンズ19
の入射口に入射される[第4図(c),(d)参照]。
凸型シリンドリカルレンズ19に上下2つのパターンと
して入射されたレーザ光は夫々横方向に引き伸ばされ、
断面がほぼ長方形に近い形状のパターンに整形されて凸
型シリンドリカルレンズ20に入射される[第4図(e)
参照]。
凸型シリンドリカルレンズ20を通過したレーザ光は、
プリズム21,22によって上下の2つのパターンが重ね合
わされてほぼ長方形の形状のパターンに合成されて凸型
シリンドリカルレンズ23の入射口に入射される[第4図
(f)参照]。
凸型シリンドリカルレンズ23に入射されたレーザ光は
横方向に圧縮され、縦方向に引伸ばされて縦長の長方形
として凸型シリンドリカルレンズ24の入射口に入射され
る[第4図(g)参照]。
凸型シリンドリカルレンズ24に入射されたレーザビー
ムはそのまま平行にガラスマスク(図示せず)に伝播さ
れ、ガラスマスクを透過した文字などのパターンとなっ
たレーザ光が反射鏡(図示せず)および結像レンズ(図
示せず)を介して図示せぬ加工面上に結像される。
これにより、ガラスマスクにはプリズム21,22および
凸型シリンドリカルレンズ23,24によってほぼ長方形に
合成されたレーザ光が照射されるので、レーザ光のエネ
ルギを効率よくマーキングに利用することができる。
また、レーザ光はプリズム14で4つの扇形のパターン
に分割され、プリズム15〜18,21,22および凸型シリンド
リカルレンズ19,20,23,24によってほぼ長方形に整形さ
れるので、レーザ発振器1から発振されたときには空間
的エネルギ密度が高いレーザ光の中心部が外側になって
ガラスマスクに照射されるため、レーザ光の空間強度分
布が均一化され、加工性能が均一なマーキングを行うこ
とができる。
このように、ガラスマスク10に入射されるレーザ光を
プリズム5,14によって複数のパターンに分割し、この複
数のパターンに分割されたレーザ光をプリズム6,7,15〜
18,21,22および凸型シリンドリカルレンズ8,9,19,20,2
3,24によって互いに対向する少なくとも一対の辺が各々
直線となる略四辺形(双楕円形または長方形に近い形
状)のパターンに合成するようにすることによって、レ
ーザ光のエネルギを効率よくマーキングに利用すること
ができる。
また、複数のパターンに分割してからレーザ光の中心
部が外側になるように合成されるので、レーザ光の空間
強度分布が均一化され、均一なマーキングを行うことが
できる。
考案の効果 以上説明したように、本考案にレーザマーキング装置
によれば、レーザ発振器から発振された時点ではエネル
ギ密度が高いレーザ光の光束の中心部分がガラスマスク
の周辺部分に照射されるために、レーザ光の空間強度分
布が均一化され、均一なマーキングを行うことができる
という効果がある。
さらに、マスクに照射すべきレーザ光の断面形状を略
四辺形となるように合成することによって、レーザ光の
エネルギを効率よくマーキングに利用することができる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は第1
図の各部におけるレーザ光のパターンを示す図、第3図
は本考案の他の実施例を示す構成図、第4図は第3図の
各部におけるレーザ光のパターンを示す図、第5図は従
来例の構成を示す図、第6図は第5図のガラスマスクに
照射されるレーザ光の形状を示す図である。 主要部分の符号の説明 5〜7,14〜18,21,22……プリズム 8,9,19,20,23,24……凸型シリンドリカルレンズ 10……ガラスマスク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクを透過したレーザ光によって被加工
    物上に所定パターンをマーキングするレーザマーキング
    装置であって、 レーザ発振器から出射されるレーザ光を、その光束の断
    面の中心部分を分割境界として複数に分割する分割手段
    と、 前記分割手段によって分割された前記複数のレーザ光を
    合成する合成手段とを前記マスクの前段に備え、 前記合成手段は、前記分割境界が、合成されたレーザ光
    の光束断面の周辺部となるとともに、合成されたレーザ
    光の光束の断面形状が略四辺形となるように前記複数の
    レーザ光を合成することを特徴とするレーザマーキング
    装置。
JP1989098004U 1989-08-23 1989-08-23 レ―ザマ―キング装置 Expired - Lifetime JP2501061Y2 (ja)

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