JP2500881Y2 - 光ファイバ―コネクタ - Google Patents

光ファイバ―コネクタ

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JP2500881Y2
JP2500881Y2 JP1988084650U JP8465088U JP2500881Y2 JP 2500881 Y2 JP2500881 Y2 JP 2500881Y2 JP 1988084650 U JP1988084650 U JP 1988084650U JP 8465088 U JP8465088 U JP 8465088U JP 2500881 Y2 JP2500881 Y2 JP 2500881Y2
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optical fiber
fiber
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fitting
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雄三郎 大隅
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、光ファイバーコネクタに関するものであ
る。
「従来の技術」 従来の光ファイバーコネクタは、第2図に示すよう
に、棒状のフェルール101をフェルール保持具102の先端
に突出状に保持させ、このフェルール保持具102をコイ
ルスプリング103で外方へ付勢して差込ハウジング104に
収容し、差込ハウジング104の基端にはコード保持具105
を取付け、固定ナット106を差込ハウジング104に外嵌め
して固定ナット106の底壁107を差込ハウジング104の外
向きフランジ108とコード保持具105先端面との間に挟ん
で取付けられている。フェルール101は差込ハウジング1
04や固定ナット106の先端面より突出させ、その中心軸
方向に光ファイバの支持孔111が穿設してあって、その
先端面は他の光ファイバと当接させて接続させる際十分
に接触できるように円弧状球面112に形成し、また、十
分な接触圧を有し且つ外力が加わった際吸収して保護す
るためコイルスプリング103で付勢してある。他の光フ
ァイバとの接続は他方の保持筒を差込ハウジング104と
固定ナット106との間に受け入れ固定ナット106と螺合さ
せてフェルールの先端面どうしを当接させる。
このフェルール101は、先端部分と基端側のファイバ
ー導入部分は加工上の理由で同一材料にて一体形成され
ている。材料としては高精度の位置合せが必要なため、
アルミナ・セラミックまたはジルコニア・セラミックが
主として使用されている。
フェルール101の製造工程としては一般的に次の通り
である。
(1)パイプ状に押し出し成形する。
(2)焼成する。
(3)長さを揃えて切断する。
(4)端面の研削、寸法測定。
(5)内面の研削、寸法測定。
(6)外周の研削、寸法測定。
(7)C面・R面の研削。
(8)各面のラップ研磨、総合測定、検査。
「考案が解決しようとする課題」 従来の光ファイバーコネクタはフェルール101、フェ
ルール保持具102、コイルスプリング103、差込ハウジン
グ104、コード保持具105、固定ナット106といったよう
に非常に多くの部品により構成されている。
また、光ファイバーコネクタは多くの部品により構成
されているため各部品の加工精度が必要で、特にフェル
ール101については数ミクロンの同心度、真円度、内
径、外径の精度が必要である。そのため上述のように、
フェルール101の加工では、工程の数が多くまた難度の
高い工程であるがゆえに工数が多くかかり、製品のコス
トが高くなる。フェルール101単体で250〜500円となっ
ており、高価なため一般民生用には使用されていない。
さらに、フェルール間の十分な接触圧を有し且つ外力
が加わった際吸収して保護するためコイルスプリング10
3が使用されておるが、このようにコイルスプリング103
を使用することも光コネクタ全体のコストを高くしてい
る原因となっている。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本考案では、これら高価格になる原因を排
し、一般民生用に使用出来るところまで低価格を計るの
を目的とする。
本考案では、各部品の機能的役割を分析して2つに大
別し、それぞれの材質面、機構面および製造技術面の工
夫を行って大幅なコストダウンが可能とするものであ
る。
まず、光ファイバーコネクタのフェルール101につい
て、機能別に第3図に示すように、カップリング位置合
せ部121とファイバー導入部122に分けて考慮した。
カップリング位置合せ部121は、フェルール101と対向
する他のフェルールとを光損失を出来るだけ少なく結合
するためのもので、高精度の真円度、同心度、嵌合精度
が必要であり、また外周の耐磨耗性が必要である。この
ことから、材質面から考えるとセラミックが最適であ
る。
ファイバー導入部122は、ファイバーコードなどによ
り起因する機械的な力が光ファイバに伝達するのを緩和
するのがその主目的であり、光ファイバを案内すればよ
く、セラミックなどを用いての高精度な加工は必要な
く、むしろ弾力性を有する合成樹脂の採用がかえって振
動を防ぐ防振性、塵埃の浸入を防ぐ防震性が高く有利で
ある。
上記の検討から、カップリング位置合せキャップをフ
ァイバー導入ベースの案内筒部先端に圧入固着したもの
である。
「実施例」 第1図に示すように、ジルコニア・セラミック製のカ
ップリング位置合せキャップ1と、合成樹脂製のファイ
バー導入ベース2とを圧入接着してなる。
カップリング位置合せキャップ1は、ジルコニア・セ
ラミック製で、全長が3〜4mmの棒状キャップ体で、中
心軸方向に位置決め孔3を穿設し、位置決め孔3の基端
は光ファイバの挿入が容易なるようにテーパー孔4に形
成してあり、また、先端面は他の光ファイバと接続する
際十分に接触できるように円弧状球面5に形成してあ
る。このカップリング位置合せキャップ1はプレス成形
にて形成し、プレス成形にて所要の形状および寸法がほ
ぼ得られるので、追加研削加工・研磨加工が殆ど不要で
ある。
ファイバー導入ベース2は、合成樹脂製で、前記カッ
プリング位置合せキャップ1と連結するファイバー案内
筒部11と、基端側のコード保持部12と、案内筒部11の外
側に位置する嵌合筒部13とよりなり、その間には薄肉弾
性部6を形成してバネ圧を持たせ他の光ファイバと接続
する際に十分な接触面圧を発生させるようにしてある。
ファイバー案内筒部13の先端は前記カップリング位置合
せキャップ1が圧入外嵌まりする嵌合軸14を突設し、中
心軸部に前記カップリング位置合せキャップ1のテーパ
ー孔4の大径部より若干小径の案内孔15を貫設する。コ
ード保持部12はコードが挿通するコード挿通穴16が設け
てある。
嵌合軸14に接着剤を塗布しておきカップリング位置合
せキャップ1に圧入して固着する。
このファイバー導入ベース2はインジェクションによ
り形成した合成樹脂製で弾力性を有し、受け入れる光フ
ァイバを振動から守る耐振性があり、また、従来のよう
に多数の部品でなく一部品で構成させているので塵埃の
浸入を効果的に防ぐ得る。
「考案の効果」 本考案は、上述のように、光ファイバーコネクタがカ
ップリング位置合せキャップとファイバー導入部ベース
とよりなり、部品点数が2点と従来に比べ格段に少ない
のと、プレス形成・インジェクション形成という工数の
少ない加工方法が可能なため、民生使用に十分対応可能
な低価格となった。
光ファイバを用いた通信システムは、電話回線を始め
としてコンピュータ間LANなど、非常な速さで技術開発
が進んでおり、その中で、ファイバーコネクティング技
術の重要性とりわけカップリング損失とコストとの関連
は、一般民生化を進める中で高いウエイトを占めてい
る。本考案では、光ファイバーコネクタのトータルコス
トが1/10以下と大幅に改善出来たため、今後のファイバ
ー通信産業の発展に非常な貢献をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的一実施例の縦断面図、第2図は
従来の光ファイバーコネクタの縦断面図、第3図は第2
図のフェルールの拡大縦断面図である。 1……カップリング位置合せキャップ 2……ファイバー導入ベース 11……案内筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−46204(JP,A) 特開 昭57−82808(JP,A) 特開 昭55−22707(JP,A) 特開 昭63−88807(JP,A) 特開 昭62−231911(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイバー案内筒部と、コード保持部と、
    上記ファイバー案内筒部を包囲する位置に嵌合筒部を有
    する光コネクタであって、上記ファイバー案内筒部の接
    続側先端に備えたセラミック製のカップリング位置合わ
    せキャップと、上記コード保持部及び嵌合筒部を一体的
    に形成し、嵌合筒部よりコード保持部に至る間に弾性部
    を有する合成樹脂製のファイバー導入ベースとからなる
    光ファイバーコネクタ。
JP1988084650U 1988-06-27 1988-06-27 光ファイバ―コネクタ Expired - Lifetime JP2500881Y2 (ja)

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JPH025706U JPH025706U (ja) 1990-01-16
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ID=31309331

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JPH0440173Y2 (ja) * 1986-11-28 1992-09-21

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