JP2500710B2 - 電磁流量計の検出器構造 - Google Patents

電磁流量計の検出器構造

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JP2500710B2
JP2500710B2 JP3158620A JP15862091A JP2500710B2 JP 2500710 B2 JP2500710 B2 JP 2500710B2 JP 3158620 A JP3158620 A JP 3158620A JP 15862091 A JP15862091 A JP 15862091A JP 2500710 B2 JP2500710 B2 JP 2500710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所謂、細管状(小口
径)の電磁流量計の検出器構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の細管状の電磁流量計の検
出器構造を示す正面図である。この電磁流量計の検出器
構造は、図6で示すように、内壁がライニングされた非
磁性測定管1の中心部に、一対の電極4、4を設け、磁
界発生部(コイル3とコア2)により、上記一対の電極
4、4を結ぶライン及び管軸に対し、それぞれ直角方向
に磁界を発生させるようになっている。コア2は、断面
E字型形状の半体2a、2bを対向状に衝合させるもの
で、各半体2a、2bの中央の短尺軸(コイル巻回用軸
部21、21)に、励磁コイル3、3を巻設している。
そして、両半体2a、2bを衝合わせたコア2の中央の
磁界漏洩部分(コイル巻回用軸部21の対向空間)に、
上記測定管1を配置し、コアを構成する半体2a、2b
の衝合わせ接合面を、上下方向から押さえつけて、コア
2外周に締結ベルト7を巻付け、コア2と測定管1とを
固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の電磁流量
計の検出器構造では、測定管1の両端の配管用フランジ
部12の外径が、図5で示すように、磁界発生部よりか
なり大きいため、コア2は分割された一対のE字型形状
のものを使用している。このため、コアの各半体(E字
型形状の半体)の衝き合わせ面である接合部から、磁束
が漏洩する虞れがある。従って、接合部を出来る限り密
着させ、且つ強く締結ベルトで固定する必要があるが、
この作業が手間である許かりでなく、締結ベルトにより
固定する際に、接合部の相対位置が変わったり、接合部
に隙間が生じると、磁気回路の抵抗が変化し、測定管内
の磁界強さが変わり、検出感度が変化する不利がある。
【0004】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、漏洩磁束の虞れがなく、測定管内の磁場の強さが一
定である小型の電磁流量計の検出器構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するために、この発明の電磁流量計の検出器構造は、環
状部と、この環状部がそれぞれ中心方向へ対向状に突設
した2本のコイル巻回用軸部とからなり、環状部と2本
の軸部が一体に形成されたコアと、このコアの各コイル
巻回用軸部に巻かれた励磁コイルと、前記2本のコイル
巻回用軸部の対向空間に配置され、管軸中心に対応する
電極部を有し、且つ、管端部に小径フランジ部を備えた
測定管と、から成り、さらに2本のコイル巻回用軸部の
空間距離を前記小径フランジの外径よりも小さく設定す
るとともに、測定管の長さをコアの環状部の内径よりも
小さく設定している。
【0006】このような構成を有する電磁流量計の検出
器構造では、コアが例えば円筒体で、この円筒体の上部
内面と、下部内面とから、それぞれコイル巻回用軸部が
対向状に一体に突設されて成形され、コアは分離型では
なく一体成形品となっている。また、測定管(内壁にラ
イニングを施した細管)は、軸中央部に電極部を一体に
備え、且つ管両端には小径フランジ(通常の配管フラン
ジではなく、挟み込み方式の小フランジ)が設けてあ
る。この測定管が、上下に対向するコイル巻回用軸部の
対向空間に挿通されて、固定されている。
【0007】従って、コアが分割タイプでないから、分
離コア(一対の半体)の接合部を密着固定させる手間が
不要となる許かりでなく、接合部がないから漏洩磁束の
虞れが解消できる。また、コアに接合部がないから、接
合部位置ずれによる測定管内の磁場の強さの変化がなく
なり、測定精度が向上する。更に、測定管のフランジを
小径としたから、検出器構造自体が小型化できる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明に係る電磁流量計の検出器
構造の具体的な一実施例を示す正面断面図である。
【0009】電磁流量計の検出器構造は、公知のよう
に、被測定流体が流れる非磁性の測定管1と、測定管1
の外側に配備され、管内に管軸と直交する磁界を発生さ
せるコア2及びコイル3と、測定管1の内壁に、管軸及
び磁界に対し、それぞれ直交する位置に配備された一対
の電極4、4とから成る。
【0010】この発明の特徴は、前記磁界発生部を構成
するコア2を分割型ではなく一体成形品である点、及び
この一体成形されたコア2に対し測定管1を内装配備し
た点にある。コア2は、例えば珪素鋼板の積層板、或い
は珪素鋼の成形品で、一定幅を持つリング状に形成さ
れ、上部内壁及び下部内壁から、それぞれコイル巻回用
軸部21、21を内方向へ対向状に一体に突設してい
る。そして、この上下のコイル巻回用軸部21、21に
対し、それぞれ励磁コイル3、3が巻回してある。
【0011】上記、測定管1は、図1及び図2で示すよ
うに、内壁にライニング11を施した細管で、管両端部
には小径フランジ11aを設けている。この小径フラン
ジ11aは、通常の配管フランジ(大径フランジ)では
なく、挟み込みタイプの配管方式に設定してある。ま
た、この測定管1には、管軸長さ中央部であって、管軸
に対し直交する方向に、電極部4、4を対向状に取付け
てある。この測定管1は、両コイル巻回用軸部21、2
1の対向間に嵌挿状に配備され、電極部4、4が周回コ
ア壁側に位置するように取付けられる。
【0012】上記、測定管1と、コア2との取付けは、
例えば次のようにして実行する。図3で示すように、測
定管1には予め電極4、4が組み込まれており、且つコ
ア2には励磁コイル3が予め取付けられている。まず、
コア2に対し測定管1を図3及び図4で示すように組み
合わせる。つまり、測定管1をコア2のコイル巻回用軸
部21、21間に挿通させる。この状態において、電極
部4、4は、コア周回壁の縦中心に対し直交方向、つま
りコア周回端面の外側へ突出した状態で挿通している。
次に、図1及び図2で示すように、この状態から、コア
2に対して測定管1を90度回転させる。つまり、電極
部4、4が周回コア壁側に位置する状態に回動させる。
そして、測定管1の電極部4中心と、コア2の励磁漏洩
部の中心とを合致させて、全体を筺体5の中で固定す
る。この筺体5には、上端に端子箱6が取付けてある。
【0013】このような構成を有する電磁流量計の検出
器構造では、コア2が円筒体で、この円筒体コア2にコ
イル巻回用軸部21、21が対向状に一体に突設してあ
り、コアは分離型ではなく一体成形品となっている。ま
た、測定管(内壁にライニング11を施した細管)1
は、軸中央部に電極部4、4を一体に備え、且つ管両端
には小径フランジ(通常の配管フランジではなく、挟み
込み方式の小フランジ)11aが設けてある。この測定
管1が、上下に対向するコイル巻回用軸部21、21の
対向空間に挿通されて、固定されている。
【0014】従って、コア2が分割タイプでないから、
分離コア(一対の半体)の接合部を密着固定させる手間
が不要となる許かりでなく、接合部がないから漏洩磁束
の虞れが解消できる。また、コア2に接合部がないか
ら、接合部位置ずれによる測定管内の磁場の強さの変化
がなくなり、測定精度が向上する。更に、測定管1のフ
ランジを小径フランジ11aとしたから、検出器構造自
体が小型化できる。
【0015】尚、実施例では、コア2を幅の小さい円筒
状に形成した例を示したが、実施に際しては、角筒形状
であっても良く、要は磁束が通る直角断面の面積が、全
体に渡ってほぼ均一であれば良い。また、実施例では、
コア2に対して測定管1を所定位置に置き、回転させて
組み込んだ状態を示したが、コアの形状によっては、測
定管1を平行移動させて組み込むことも出来る。
【0016】
【発明の効果】この発明では、以上のように、筒状コア
の2本のコイル巻回用軸部の対向空間に測定管を組み込
み固定することとしたから、コアが分割タイプでなく一
体型であるから、従来のように、分離コア(一対の半
体)の接合部を密着固定させる手間が不要となる許かり
でなく、接合部がないから漏洩磁束の虞れが解消でき
る。また、コアに接合部がないから、接合部位置ずれに
よる測定管内の磁場の強さの変化がなくなり、測定精度
が向上する。更に、測定管のフランジを小径フランジと
したから、検出器構造自体が小型化できる等、発明目的
を達成した優れた効果を有する。また、2本のコイル巻
回用軸部の空間距離を小径フランジの外径よりも小さく
設定するとともに、測定管の長さをコアの環状部の内径
よりも小さく設定しているので、測定管にコアを装着す
るのに、先ず、測定管をコアのコイル巻回用軸部間に、
コア面の方向に管軸が合うように装着し、測定管の電極
部がコア軸部の中心に来るように位置決めし、その後、
測定管を90°回転させ、コア面と直交するような方向
とし、管軸とコア軸部の中心位置を合わせて固定するこ
とができる。そのため、環状コアを使用しても、コアと
測定管を簡単容易に装着、取外しができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例電磁流量計の検出器構造の正面断面図で
ある。
【図2】実施例電磁流量計の検出器構造の側面断面図で
ある。
【図3】コアに対し測定管を組み込む状態を示す平面図
である。
【図4】コアに対し測定管を組み込む状態を示す断面図
である。
【図5】従来の電磁流量計の検出器構造を示す正面図で
ある。
【図6】従来の電磁流量計の検出器構造を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
1 測定管 2 コア 3 励磁コイル 4 電極部 21 コイル巻回用軸部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状部と、この環状部からそれぞれ中心方
    向へ対向状に突設した2本のコイル巻回用軸部とからな
    り、環状部と2本の軸部が一体に形成されたコアと、こ
    のコアの各コイル巻回用軸部に巻かれた励磁コイルと、
    記2本のコイル巻回用軸部の対向空間に配備され、管
    軸中心に対応する電極部を有し、且つ、管端部に小径フ
    ランジ部を備えた測定管と、から成り、さらに前記2本
    のコイル巻回用軸部の空間距離を前記小径フランジの外
    径よりも小さく設定するとともに、測定管の長さをコア
    の環状部の内径よりも小さく設定した電磁流量計の検出
    器構造。
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