JP2500366Y2 - 鎧戸の水切装置 - Google Patents

鎧戸の水切装置

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JP2500366Y2
JP2500366Y2 JP1991030067U JP3006791U JP2500366Y2 JP 2500366 Y2 JP2500366 Y2 JP 2500366Y2 JP 1991030067 U JP1991030067 U JP 1991030067U JP 3006791 U JP3006791 U JP 3006791U JP 2500366 Y2 JP2500366 Y2 JP 2500366Y2
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JP
Japan
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shutter
plate
slat
door
slat plate
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JP1991030067U
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JPH0498993U (ja
Inventor
芳一 田窪
Original Assignee
株式会社田窪工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鎧戸における水切装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から車庫等の建物正面開口部に設け
られるシャッター戸(鎧戸)は、垂直水平二方向に曲成
された案内レールに従って、開口面から天井面へ押し上
げ開放され天井部に収納される屈伸自在な鎧戸が利用さ
れており、例えば、実開昭61−67375号公報に掲
載されたシャッター戸の装置は、同公報第1図及び第2
図に示されたように、複数枚の横長スラット板2…を上
下方向に蝶番3…で連結してなるシャッター戸1を、建
物開口の両側部から屋根下両側部に沿って直角状に架設
した左右一対の案内レ−ル5,5により摺動開閉して、
開口面から天井面へ収納するようにしたものであって、
各スラット板2は、上下両縁部を共に内側向き直角に折
曲げたものを上下に連結したシャッター戸であり、上下
に隣接させた両スラット板の接合部において、内向き折
曲げ縁同士がただ当接するだけの状態で案内レールの水
平部により天井面に水平保持されて静止するものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述のシャッター戸に
おいては、各隣接スラット板の当接面隙間から雨水が侵
入し易く、また、垂直部から水平部への移行時に屈曲部
において両板当接部が開口するので雨もりがし、尚、天
井面に水平姿勢で収まった戸のスラット板継目からも水
もれがして建物内を濡らす欠点があり、降雨時のシャッ
ター戸開閉操作上において好ましい状態ではなかった。
そこで、本考案においては、前記従来のシャッター戸を
改良し、降雨時の使用に際し、戸の開閉操作途中と開戸
時、閉戸時共に風圧等により雨水が内部に侵入すること
なく、建物内が常に乾燥状態を保持できるシャッター戸
(鎧戸)を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題解決の手段とし
て、表面を横縞状の凹凸面に形成した複数のスラット板
を縦方向に連繋して屈伸自在に形成した戸板を、建物開
口部の左右両側から天井面に架設した垂直、水平二方向
の案内レールに沿わせて摺動開閉するようにした鎧戸に
おいて、各スラット板の下端縁に沿って下側スラット板
の上端凸面部上に接離自在な凸面覆板を延設すると共
に、各スラット板の左右両側部で凹面部を前面へ押出し
て隆起状の水切突縁を形成するものである
【0005】
【作用】鎧戸が建物開口面に沿って垂直状に閉戸してい
る時には、各スラット板下端縁の延設覆板が下側隣接ス
ラット板の上端縁部前面を覆蓋するので、上方から鎧戸
を伝って落ちる雨水または風圧で前方から吹付ける雨水
は覆板により下方へ導かれて落下し、内部へ侵入するこ
とを免がれる。また、降雨時の開閉操作に際して、垂直
状態から水平状態への移行時にレール曲部において両ス
ラット板継目が開口しても、その開口上方部を覆板によ
り被覆し、雨水は覆板の突出前端から下側スラット板の
前面へ落下するので戸の内側へは侵入しない。尚また、
鎧戸が天井面へ水平状に収まった時点においては、各ス
ラット板の上面に付着した水分は、左右両側端の水切突
縁により両側方からの流出落下を防止せられて建物床面
に落ちることなく、スラット板上に溜っていて、閉戸の
際に戸外へ排出される。
【0006】
【実施例】本願考案の一実施例を添付図面に従って説明
する。図1は本実施例鎧戸中央部を縦断して示した概
略縦断面図であり、図2は同鎧戸の垂直状態における一
部を示した縦断面図、図3は同鎧戸のスラット連繋部に
おける垂直状態の縦断面図、図4は同じく屈曲状態の縦
断面図を示す。各図において、符号1は鎧戸、2は案内
レールで垂直部2aと水平部2bとを曲部2cを介して
逆L形に連設してあり、3は建物開口部の側柱、4は開
口部上側に横架した上框、5は索条、6は引張り弾機、
7,7´は滑車、8は床面を夫夫示す。
【0007】鎧戸1は、表面を横縞状の凹凸面に形成し
四枚のスラット板1a,1b,1c,1dを上下に連
繋してなり、各スラット板の連繋接続部において隣接上
下両接合縁の左右両側縁部及び中間部で夫夫蝶番9によ
り相互屈伸自在に連結してあり、該蝶番9は、中心軸9
aの上下に対設した両翼片9b,9cを中心軸を回転軸
として回動自在に軸着し、両翼片を夫夫ビス10で隣接
上下スラット板の裏面に固着することにより、各スラッ
ト板が互に回動して屈伸し、鎧戸全体が屈伸自在に形成
されてあり、鎧戸の左右両側縁部に設けた蝶番の中心軸
9aを外側方へ延長し、その延長外端部に滑車9dを設
け、該滑車9dを案内レール2の溝内に転動自在に係合
させることにより、鎧戸全体が案内レールに沿って垂直
・水平両方向へ屈伸しながら進退し、建物開口面と天井
面との間を摺動開閉するよう構成してある。
【0008】前記各スラット板1a,1b,1c,1d
は、夫夫の各下端縁に沿って台形凸状の覆板11を延設
し、該覆板を下側スラット板の上端部前面へ接離自在に
して覆蓋させるよう設けてあり、該覆板11は各スラッ
ト板の下端縁部で前方へ台形に突出しその下端に曲成さ
れた内側向き折曲げ斜片11aが下側スラット板の上端
部の台形リブ12の下端部に密接するよう形成されてい
る。尚また、各スラット板の表面は、数条の台形凸条と
なったリブ13…と凹条14…とが交互に横方向へ平行
状に形成されることにより凹凸面をなし、前記凹条14
の左右両側部に縦方向の隆起状水切突縁15を裏面から
押出し形成してあり、下端縁と上端縁との内側面には夫
夫L形補強棧16,17が水平状に固着されてある。
【0009】案内レール2は、断面C形の型材でなり、
側柱3の内側に沿って垂直部2aを、屋根下天井面に沿
って水平部2bを逆L形になるよう円弧状曲部2cを介
して曲成し、垂直部2aを側柱へ固定し、水平部2bを
側壁間柱(図示せず)の内面に固定することにより建物
両側壁内面に沿って対設してある。尚、索条5は、始端
を側柱3の上端部に固定して弾機方向へ延ばし、滑車7
´に巻き掛けられて再び前方へ延ばし、側柱上端部に固
定した滑車7に巻き掛けられて終端を鎧戸の下端部に結
着してあり、鎧戸の開閉作動に従って終端が側柱3の下
端部と上端部との間で往復移動し、閉戸の際には下方へ
移動することにより両滑車を介して引張り弾機6を前方
ヘ引き伸ばして該弾機に後方への蓄勢力を生じさせ、そ
の蓄勢力により鎧戸の上方への押上げ力に付勢して人力
を緩和するような均衡装置を該索条5と引張り弾機6及
び両滑車7,7´で構成している。
【0010】
【考案の効果】各スラット板の下端縁に沿って延設した
覆板により各スラット板継目からの侵水及び風の吹きこ
みを防止し、各スラット板両側端部に設けた水切突縁に
より鎧戸の表面に付着し溜った水分が戸の両側端部から
流下するのを防止するから、両者相俟って鎧戸内側ヘの
水分及び風の吹きこみ、塵埃の吹きこみを防止する。従
って、鎧戸の閉止時及び開閉作動時においても建物内へ
の雨水の侵入がなく、建物内を常に乾燥状態にし、かつ
空気をも清浄にするから貯蔵保管の物品が湿らず汚れず
して清潔を保ち損傷しないから物品の安全保管ができ、
その効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本願考案一実施例における鎧戸装置の中央部
縦断面を概略的に示した縦断面図
【図 2】同鎧戸の一部縦断面図
【図 3】同鎧戸の垂直状態におけるスラット板連繋部
の縦断面図
【図 4】同鎧戸の屈曲状態におけるスラット板連繋部
の縦断面図
【符号の説明】
1…鎧戸 1a,1b.1c,1d…スラット板 2…案内レール 3…側柱 4…上框 5…索条 6…引張り弾機 7,7´…滑車 8…床面 9…蝶番 10…ビス 11…覆板 11a…内向斜片 12…台形リブ 13…台形リブ(凸条) 14…凹条 15…水切突縁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を横縞状の凹凸面に形成した複数の
    スラット板を縦方向に連繋して屈伸自在に形成した戸板
    を、建物開口部の左右両側から天井面に架設した垂直、
    水平二方向の案内レールに沿わせて摺動開閉するように
    した鎧戸において、各スラット板の下端縁に沿って下側
    スラット板の上端凸面上に接離自在な凸面覆板を延設す
    ると共に、各スラット板の左右両側部で凹面部を前面へ
    押出して隆起状の水切突縁を形成した鎧戸の水切装置
  2. 【請求項2】 覆板の凸面下端部に内向き斜片を曲成
    し、該斜片を下側スラット板の上端凸面の下端部に重合
    被覆するようにした請求項1記載の鎧戸の水切装置
JP1991030067U 1991-01-31 1991-01-31 鎧戸の水切装置 Expired - Lifetime JP2500366Y2 (ja)

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JPH0498993U JPH0498993U (ja) 1992-08-26
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JPH0627749Y2 (ja) * 1987-04-20 1994-07-27 三和シヤツタ−工業株式会社 パネルシヤツタ−の気密装置
JPH085273Y2 (ja) * 1988-10-26 1996-02-14 文化シャッター株式会社 パネルシヤツター接合部カバー

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