JP2500363Y2 - チェンソ―の吸気装置 - Google Patents

チェンソ―の吸気装置

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JP2500363Y2
JP2500363Y2 JP1991015381U JP1538191U JP2500363Y2 JP 2500363 Y2 JP2500363 Y2 JP 2500363Y2 JP 1991015381 U JP1991015381 U JP 1991015381U JP 1538191 U JP1538191 U JP 1538191U JP 2500363 Y2 JP2500363 Y2 JP 2500363Y2
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JP
Japan
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main body
air
cooling fan
engine
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JP1991015381U
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English (en)
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JPH04111553U (ja
Inventor
和夫 中島
Original Assignee
小松ゼノア株式会社
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水平方向のクランク軸
及びこのクランク軸に直交する水平方向のシリンダーを
備えたエンジンと、クランク軸に固着して、翼板を備え
た冷却ファンとを内蔵する本体ケースの1側面に、外周
にソーチェンを巻回するガイドバーを前方に突出して設
けると共に本体ケースの他側面に冷却ファンの吸風口を
設けたチェンソーの吸気装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の吸気装置の一例で、水平方
向のクランク軸1を軸支するクランクケース2を備えた
エンジン3と、クランク軸1に固着して、翼板5を備え
た冷却ファン7とを内蔵する本体ケース9の1側面に、
外周にソーチェン11を巻回するガイドバー13を前方
に突出して設けたチェンソーを示している。
【0003】本体ケース9内を仕切って、気化器15を
収容する気化器室17とエンジン3を収容するエンジン
室19とが設けられ、本体ケース9の上面には、連通孔
21を介して気化器室17に連通するエアクリーナ室2
3が設けられ、内部のフィルター25を経て吸気孔27
を介して大気に連通している。
【0004】この従来例では、吸気孔27が外部に開放
しているので、チェンソーのように大量の切屑を飛散さ
せる作業環境では塵埃の吸引が多くなって目詰りを生じ
易く、また雨水、雪等を吸引して目詰りを助長し、エン
ジンの不調をきたすような欠点があった。
【0005】このため、図4に示す他の従来例のような
吸気装置が行なわれていた。すなわち、吸気孔27を大
気に開口することなく、エンジン室19内に開口したも
ので、雨水の侵入、塵埃の直接の吸引は避けられるが、
エンジンで加温された空気を気化器に吸引するために、
夏季の外気温の高い時にはエンジンが始動しない等の不
具合を生じていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、フィルターが雨水等の侵入によって目詰りを生
じ、あるいは、気化器に加温された空気が吸引されるこ
とによって高温時に始動困難となる点である。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本考案は、水
平方向のクランク軸1を備えかつこのクランク軸1に直
交する水平方向のシリンダー35を備えたエンジン3
と、前記クランク軸1に固着して翼板5を備えた冷却フ
ァン7とを本体ケース9に内蔵して設け、この本体ケー
ス9の1側面に、外周にソーチェン11を巻回するガイ
ドバー13を前方に突出して設けると共に本体ケース9
の他側面に冷却ファン7の吸風口33を設けたチェンソ
ーにおいて、前記本体ケース9内を仕切って気化器15
を収容する気化器室17をシリンダー35の反対側に設
け、前記本体ケース9の上面に前記気化器室17に連通
するエアクリーナ室23を設け、冷却ファン7の送風路
31に対し反吸風口33側の上方位置の開口27aにて
冷却ファン7の回転面と直交するように連通しかつエン
ジン3と隔壁29aにて隔てて形成された連通路29を
設け、連通路29とエアクリーナ室23とを連通する吸
気孔27を本体ケース9に設けたものである。
【0008】本考案は、これにより、エアクリーナのフ
ィルターに目詰りを生ぜず、又、気化器には加温されな
い空気が吸引されるものである。
【0009】
【実施例】図1,図2は本考案の一実施例を示すもの
で、図3に示す符号と同じ符号は、同じ構成部分を表す
ものである。本体ケース9内のエンジン室19の上面に
はエンジン3と隔壁29aにて隔てて形成された側方向
の連通路29が、エアクリーナ室23に、本体ケース9
を貫通する吸気孔27を介して連通している。冷却ファ
ン7の外周には送風路31が形成され、本体ケース9の
1側面の吸風口33から吸引した空気を翼板5によって
送風路31からエンジン3のクランク軸1と直交する水
平方向のシリンダー35に送風し、反対側面に開口する
排風口(図示せず)から大気に放出するものである。連
通路29は送風路31に開口27aにて冷却ファン7の
回転面と直交するように、反吸風口33側の上方位置、
即ち、冷却ファン7の裏側上方部分で連通している。本
体ケース9の上部にはハンドル37、リコイルスタータ
ハンドル39、防護カバー41が設けられている。
【0010】作業に際しては、エンジン3の駆動によっ
て回転する冷却ファン7は吸風口33から吸引する空気
を、遠心力によって冷却ファン7の外周の送風路31か
らシリンダー35の外周を冷却して排風口(図示せず)
から大気に放出される。送風の一部は動圧のかからない
状態で開口27aを介し連通路29から吸気孔27を経
てエアクリーナ室23に入り、フィルター25を通過し
て気化器室17に入り気化器15に吸引される。
【0011】気化器15に吸引される空気はエンジン室
19を通過しないので、即ち、エンジン3と隔壁29a
にて隔てて形成された連通路29を通るので加温される
ことがなく、また、塵埃、雨水等は遠心力の方向の送風
に含まれて、シリンダー35の外周を経て排風口から排
出され、冷却ファン7の裏側上方からは動圧がない故に
清浄な空気が開口27aを介して吸入されるので、送風
路31に側方から連通する連通路29には塵埃、雨水等
の侵入が少なくなるものである。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、塵埃、雨水等がフィル
ターに侵入することが少く、目詰りを防ぐことができる
とともに、気化器に加温された空気が吸引されることを
なくして、高温時の始動を容易とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II線の要部の側断面図である。
【図3】従来例の要部の側断面図である。
【図4】他の従来例の要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 クランク軸 3 エンジン 5 翼板 7 冷却ファン 9 本体ケース 11 ソーチェン 13 ガイドバー 15 気化器 17 気化器室 23 エアクリーナ室 29 連通路 31 送風路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向のクランク軸1を備えかつこの
    クランク軸1に直交する水平方向のシリンダー35を備
    えたエンジン3と、前記クランク軸1に固着して翼板5
    を備えた冷却ファン7とを本体ケース9に内蔵して設
    け、この本体ケース9の1側面に、外周にソーチェン1
    1を巻回するガイドバー13を前方に突出して設けると
    共に本体ケース9の他側面に冷却ファン7の吸風口33
    を設けたチェンソーにおいて、前記本体ケース9内を仕
    切って気化器15を収容する気化器室17をシリンダー
    35の反対側に設け、前記本体ケース9の上面に前記気
    化器室17に連通するエアクリーナ室23を設け、冷却
    ファン7の送風路31に対し反吸風口33側の上方位置
    の開口27aにて冷却ファン7の回転面と直交するよう
    に連通しかつエンジン3と隔壁29aにて隔てて形成さ
    れた連通路29を設け、連通路29とエアクリーナ室2
    3とを連通する吸気孔27を本体ケース9に設けたこと
    を特徴とするチェンソーの吸気装置。
JP1991015381U 1991-03-15 1991-03-15 チェンソ―の吸気装置 Expired - Lifetime JP2500363Y2 (ja)

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JPH04111553U JPH04111553U (ja) 1992-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032557U (ja) * 1983-08-11 1985-03-05 川崎重工業株式会社 空冷エンジンの吸気装置
JP2538973Y2 (ja) * 1988-07-30 1997-06-18 新ダイワ工業株式会社 チエンソー等の吸気取入口

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JPH04111553U (ja) 1992-09-28

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