JP2500266B2 - 熱間連続圧延ラインにおける冷却時間待ち圧延材の待機装置 - Google Patents
熱間連続圧延ラインにおける冷却時間待ち圧延材の待機装置Info
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- JP2500266B2 JP2500266B2 JP3032701A JP3270191A JP2500266B2 JP 2500266 B2 JP2500266 B2 JP 2500266B2 JP 3032701 A JP3032701 A JP 3032701A JP 3270191 A JP3270191 A JP 3270191A JP 2500266 B2 JP2500266 B2 JP 2500266B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱間連続圧延ラインにお
ける冷却時間待ち圧延材の待機装置に関し、特に熱間連
続仕上圧延ラインの仕上圧延機入側の搬送ラインで、圧
延材を仕上圧延に適した所定の温度まで冷却する際に使
用する圧延材の待機装置に関するものである。
ける冷却時間待ち圧延材の待機装置に関し、特に熱間連
続仕上圧延ラインの仕上圧延機入側の搬送ラインで、圧
延材を仕上圧延に適した所定の温度まで冷却する際に使
用する圧延材の待機装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間連続圧延機では種々の材質の熱延鋼
板が圧延され、その圧延温度も要求される製品特性によ
り様々である。この場合、加熱炉で圧延温度がほぼ同じ
スラブを連続して加熱し、これらを連続して圧延するの
であれば問題ないが、実際には連続鋳造工程の条件やそ
の他の理由により高温抽出を要求されるスラブと、低温
の仕上圧延出側温度(FDT)を要求される低温抽出ス
ラブとが混在した状態で加熱炉に装入されてほぼ同時に
加熱される。
板が圧延され、その圧延温度も要求される製品特性によ
り様々である。この場合、加熱炉で圧延温度がほぼ同じ
スラブを連続して加熱し、これらを連続して圧延するの
であれば問題ないが、実際には連続鋳造工程の条件やそ
の他の理由により高温抽出を要求されるスラブと、低温
の仕上圧延出側温度(FDT)を要求される低温抽出ス
ラブとが混在した状態で加熱炉に装入されてほぼ同時に
加熱される。
【0003】そして、加熱炉においては、通常、高温抽
出スラブを制御対象として温度制御が行われるため、低
温抽出スラブも必然的に所定温度より高い温度で加熱炉
から抽出されることになる。この場合、所定温度より高
い温度で抽出されたスラブは、必要とするFDTが得ら
れるようデスケーリングや、粗圧延中または仕上圧延中
のロールクーラントを利用して強制的に冷却するか、ま
たは粗圧延機出側のディレーテーブル上で時間待ちをし
ながら放冷している。
出スラブを制御対象として温度制御が行われるため、低
温抽出スラブも必然的に所定温度より高い温度で加熱炉
から抽出されることになる。この場合、所定温度より高
い温度で抽出されたスラブは、必要とするFDTが得ら
れるようデスケーリングや、粗圧延中または仕上圧延中
のロールクーラントを利用して強制的に冷却するか、ま
たは粗圧延機出側のディレーテーブル上で時間待ちをし
ながら放冷している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、必要なFDTを得るためにデスケーリングやロール
クーラントを利用して圧延材を強制的に冷却する場合、
圧延材の幅方向中央部と側端部に温度差が生じ、特に圧
延材の側端コーナ部は低温になるため圧延後の製品に材
質欠陥が生じることがあり、安易には採用できないもの
である。
に、必要なFDTを得るためにデスケーリングやロール
クーラントを利用して圧延材を強制的に冷却する場合、
圧延材の幅方向中央部と側端部に温度差が生じ、特に圧
延材の側端コーナ部は低温になるため圧延後の製品に材
質欠陥が生じることがあり、安易には採用できないもの
である。
【0005】また、時間待ちをしながら放冷する場合で
も圧延材の側端部が過冷却になり、やはり問題がある。
しかしこの場合は、従来から圧延材の保温に使用される
保温カバー(例えば実開昭55-38522号公報や実開昭 55-
134001号公報、実開昭56-50501号公報等参照)を使用す
ることにより前記過冷却は防止することができるが、放
冷のための待ち時間中は次の圧延材がディレーテーブル
を通過することができないので、圧延能率を著しく阻害
するという別の問題を惹起する。
も圧延材の側端部が過冷却になり、やはり問題がある。
しかしこの場合は、従来から圧延材の保温に使用される
保温カバー(例えば実開昭55-38522号公報や実開昭 55-
134001号公報、実開昭56-50501号公報等参照)を使用す
ることにより前記過冷却は防止することができるが、放
冷のための待ち時間中は次の圧延材がディレーテーブル
を通過することができないので、圧延能率を著しく阻害
するという別の問題を惹起する。
【0006】また、このような保温カバーを使用して均
一冷却を行った場合は、さらに冷却に要する待ち時間が
長くなるため、圧延能率への影響がますます大きくな
り、対応策の開発が強く望まれていた。本発明は、圧延
材の幅方向を均一に冷却することが可能で、しかも圧延
能率を全く阻害することのない熱間連続圧延ラインにお
ける冷却時間待ち圧延材の待機装置を提供することを目
的とする。
一冷却を行った場合は、さらに冷却に要する待ち時間が
長くなるため、圧延能率への影響がますます大きくな
り、対応策の開発が強く望まれていた。本発明は、圧延
材の幅方向を均一に冷却することが可能で、しかも圧延
能率を全く阻害することのない熱間連続圧延ラインにお
ける冷却時間待ち圧延材の待機装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、熱間連続圧延ラインの仕上圧延機入側の
搬送ラインにおいて圧延材を所定温度まで冷却する際に
使用する冷却時間待ち圧延材の待機装置であって、前記
搬送ライン上の高温の圧延材をテーブルローラ上から次
の圧延材が通過できる高さに持ち上げて待機状態に保持
する片持ちフォーク状のアームを有する昇降装置と、前
記搬送ラインの上方に該ラインに並行に設けられて、該
ライン内に出入り可能で、前記昇降装置で保持された待
機状態の圧延材を所定温度に冷却するまで覆う保温カバ
ーを備えた冷却装置と、から構成されることを特徴とす
る。
に、本発明は、熱間連続圧延ラインの仕上圧延機入側の
搬送ラインにおいて圧延材を所定温度まで冷却する際に
使用する冷却時間待ち圧延材の待機装置であって、前記
搬送ライン上の高温の圧延材をテーブルローラ上から次
の圧延材が通過できる高さに持ち上げて待機状態に保持
する片持ちフォーク状のアームを有する昇降装置と、前
記搬送ラインの上方に該ラインに並行に設けられて、該
ライン内に出入り可能で、前記昇降装置で保持された待
機状態の圧延材を所定温度に冷却するまで覆う保温カバ
ーを備えた冷却装置と、から構成されることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】熱間連続圧延ラインの仕上圧延機入側の搬送ラ
インの加熱炉出側から仕上圧延機入側までのローラテー
ブル上、例えばディレーテーブルの上方に搬送ラインに
並行に保温カバーを備えた冷却装置を設けて、ローラテ
ーブルの一方の側からテーブルローラ間に突出したフォ
ーク状のアームを有する昇降装置を用いて、圧延材をテ
ーブルローラ上から持ち上げる。そして、冷却装置をラ
インに押し出して待機する状態の圧延材をその保温カバ
ーで覆いながら冷却する。
インの加熱炉出側から仕上圧延機入側までのローラテー
ブル上、例えばディレーテーブルの上方に搬送ラインに
並行に保温カバーを備えた冷却装置を設けて、ローラテ
ーブルの一方の側からテーブルローラ間に突出したフォ
ーク状のアームを有する昇降装置を用いて、圧延材をテ
ーブルローラ上から持ち上げる。そして、冷却装置をラ
インに押し出して待機する状態の圧延材をその保温カバ
ーで覆いながら冷却する。
【0009】なお、この持ち上げ高さはテーブルローラ
とフォーク状アームとの間を次の圧延材が支障なく通過
できるのに十分な高さとする。このようにすることによ
り、冷却待ちを要する圧延材が時間待ちをしていても、
次の圧延材は待機中の圧延材を追い越して圧延すること
が可能となる。したがって、圧延能率を阻害されること
が全くなくなる。
とフォーク状アームとの間を次の圧延材が支障なく通過
できるのに十分な高さとする。このようにすることによ
り、冷却待ちを要する圧延材が時間待ちをしていても、
次の圧延材は待機中の圧延材を追い越して圧延すること
が可能となる。したがって、圧延能率を阻害されること
が全くなくなる。
【0010】そして、待機中の圧延材を冷却装置の保温
カバーで覆って保温しておく。この保温カバーは圧延材
の全面を覆う方が望ましいが、熱放散の大きい上面を覆
うのみでも幅方向均一冷却には十分効果が得られる。そ
の後、所定の温度に冷却された時点で、昇降装置を用い
て圧延材を冷却装置から取り出して搬送ラインに持ち下
ろして仕上圧延機に送り込み仕上圧延をする。
カバーで覆って保温しておく。この保温カバーは圧延材
の全面を覆う方が望ましいが、熱放散の大きい上面を覆
うのみでも幅方向均一冷却には十分効果が得られる。そ
の後、所定の温度に冷却された時点で、昇降装置を用い
て圧延材を冷却装置から取り出して搬送ラインに持ち下
ろして仕上圧延機に送り込み仕上圧延をする。
【0011】このように、本発明によれば、待機中の圧
延材がローラテーブルを占有することがないので、次の
圧延材を遅滞なく圧延することが可能であり、保温カバ
ーを用いるため圧延材の幅方向に生じる温度差を極力抑
制することができる。
延材がローラテーブルを占有することがないので、次の
圧延材を遅滞なく圧延することが可能であり、保温カバ
ーを用いるため圧延材の幅方向に生じる温度差を極力抑
制することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図1〜図4は本発明の一実施例を
示したもので、図1は本発明による待機装置の搬送ライ
ンに直角な断面図であり、図2はその平面の一部を示す
図面で、図3は他の実施例における搬送ラインに直角な
断面図である。そして図4は待機時における経過時間
と、圧延材の幅方向中央部と側端部との温度差を比較し
て示した図面である。
して詳しく説明する。図1〜図4は本発明の一実施例を
示したもので、図1は本発明による待機装置の搬送ライ
ンに直角な断面図であり、図2はその平面の一部を示す
図面で、図3は他の実施例における搬送ラインに直角な
断面図である。そして図4は待機時における経過時間
と、圧延材の幅方向中央部と側端部との温度差を比較し
て示した図面である。
【0013】図1,図2において、Sは圧延材であるシ
ートバーであり、この場合、粗圧延機(図示せず)出側
のディレーテーブルのテーブルローラR上にS1 の如く
停止している。そして、1はシートバーSの昇降装置
で、テーブルローラRの間にローラテーブルの一方の側
(この例では操作側)から突出し、前記シートバーSを
持ち上げるためのフォーク状のアーム2を、シートバー
Sが大きく撓わまない程度の間隔でアーム支持部材3に
取付けてある。
ートバーであり、この場合、粗圧延機(図示せず)出側
のディレーテーブルのテーブルローラR上にS1 の如く
停止している。そして、1はシートバーSの昇降装置
で、テーブルローラRの間にローラテーブルの一方の側
(この例では操作側)から突出し、前記シートバーSを
持ち上げるためのフォーク状のアーム2を、シートバー
Sが大きく撓わまない程度の間隔でアーム支持部材3に
取付けてある。
【0014】アーム支持部材3は昇降枠4に取付けら
れ、ギャードモータ5で駆動されるウォームジャッキ6
により雄ねじを切った竪軸7を介して昇降枠4と共に昇
降駆動される。8はギャードモータ5,ウォームジャッ
キ6の架台であり、9はバランスウェイトを示す。そし
て、10はアーム支持部材3のテーブルローラR側に取付
けた断熱ボードである。
れ、ギャードモータ5で駆動されるウォームジャッキ6
により雄ねじを切った竪軸7を介して昇降枠4と共に昇
降駆動される。8はギャードモータ5,ウォームジャッ
キ6の架台であり、9はバランスウェイトを示す。そし
て、10はアーム支持部材3のテーブルローラR側に取付
けた断熱ボードである。
【0015】なお、図面では省略したが、このような昇
降装置1はシートバーSの搬送方向前後に少なくとも各
1組が必要であり、昇降装置1は電気的または機械的に
同調駆動されるようにしてある。また、その駆動手段と
しては、ギャードモータ等の電気的手段によらず、例え
ば油圧シリンダ等の駆動手段を採用できることはもちろ
んである。また、昇降枠4の昇降には必要に応じて昇降
ガイドを用いるとともに、竪軸7も防塵ブーツ等を用い
て保護する方が望ましい。
降装置1はシートバーSの搬送方向前後に少なくとも各
1組が必要であり、昇降装置1は電気的または機械的に
同調駆動されるようにしてある。また、その駆動手段と
しては、ギャードモータ等の電気的手段によらず、例え
ば油圧シリンダ等の駆動手段を採用できることはもちろ
んである。また、昇降枠4の昇降には必要に応じて昇降
ガイドを用いるとともに、竪軸7も防塵ブーツ等を用い
て保護する方が望ましい。
【0016】つぎに、20は搬送ラインであるテーブルロ
ーラRの上方に搬送ラインに並行に、例えばライン駆動
側に設置した冷却装置である。この冷却装置20は、その
内面が断熱材22でライニングされ、テーブルローラR側
に開口する保温カバー21で構成される。この保温カバー
21は車輪23で支持されており、エアシリンダ24で例えば
溝形鋼やH形鋼を用いた溝形のレール25に沿って移動可
能とされる。なお、26は車輪23の支持部材である。
ーラRの上方に搬送ラインに並行に、例えばライン駆動
側に設置した冷却装置である。この冷却装置20は、その
内面が断熱材22でライニングされ、テーブルローラR側
に開口する保温カバー21で構成される。この保温カバー
21は車輪23で支持されており、エアシリンダ24で例えば
溝形鋼やH形鋼を用いた溝形のレール25に沿って移動可
能とされる。なお、26は車輪23の支持部材である。
【0017】この場合も、エアシリンダ24等の駆動手段
はシートバーSの搬送方向前後に少なくとも各1組が必
要である。なお、その駆動手段もエアシリンダに限定さ
れるものではない。このように構成された本発明の待機
装置の作用を以下に説明する。まず、冷却時間待ちすべ
きシートバーSがディレーテーブルのテーブルローラR
上に送られ、S1 の状態で停止する。そして、昇降装置
1によりギャードモータ5を駆動しフォーク状のアーム
2を介してシートバーを持ち上げS2 の状態で待機させ
る。
はシートバーSの搬送方向前後に少なくとも各1組が必
要である。なお、その駆動手段もエアシリンダに限定さ
れるものではない。このように構成された本発明の待機
装置の作用を以下に説明する。まず、冷却時間待ちすべ
きシートバーSがディレーテーブルのテーブルローラR
上に送られ、S1 の状態で停止する。そして、昇降装置
1によりギャードモータ5を駆動しフォーク状のアーム
2を介してシートバーを持ち上げS2 の状態で待機させ
る。
【0018】その後、冷却装置20をエアシリンダ24によ
りライン内に押し出してシートバーSを保温カバー21で
覆う。この状態を図1の21aで示す。シートバーSは、
アーム支持部材3に取付けた断熱ボード10と保温カバー
21によりほぼ完全に密閉状態となって均一冷却される。
ここで、保温カバー21のシートバー幅方向中央部に適当
な間隔で適当な大きさの穴を設けることにより、シート
バーSの冷却速度を調節することも可能である。
りライン内に押し出してシートバーSを保温カバー21で
覆う。この状態を図1の21aで示す。シートバーSは、
アーム支持部材3に取付けた断熱ボード10と保温カバー
21によりほぼ完全に密閉状態となって均一冷却される。
ここで、保温カバー21のシートバー幅方向中央部に適当
な間隔で適当な大きさの穴を設けることにより、シート
バーSの冷却速度を調節することも可能である。
【0019】図3に他の冷却装置の例を20′として示
す。この冷却装置20′では保温カバー27はその移動手段
がスイング方式であり、ブラケット28のピン29を中心に
してエアシリンダ30の力で上方に開放される。そして31
は通常の圧延材の保温用として使用する際の開閉カバー
である。この図3の冷却装置20′は従来のディレーテー
ブルの保温用に使用されているものを利用することがで
きる利点もあるが、図示の如くシートバーSの下面側は
保温することができない。しかし、下面から放散する熱
量は上面に比較すると可成少ないのでシートバーの幅方
向均一冷却のためには十分に効果が得られる。
す。この冷却装置20′では保温カバー27はその移動手段
がスイング方式であり、ブラケット28のピン29を中心に
してエアシリンダ30の力で上方に開放される。そして31
は通常の圧延材の保温用として使用する際の開閉カバー
である。この図3の冷却装置20′は従来のディレーテー
ブルの保温用に使用されているものを利用することがで
きる利点もあるが、図示の如くシートバーSの下面側は
保温することができない。しかし、下面から放散する熱
量は上面に比較すると可成少ないのでシートバーの幅方
向均一冷却のためには十分に効果が得られる。
【0020】シートバーの温度が所定の温度まで下り待
機状態が終了した時点には、上述と逆の操作によりシー
トバーをテーブルローラ上に降ろせばよい。図4に待機
時における経過時間と、シートバー中央部と端部(端面
から中央へ15mmの位置)における表面温度の差を示し
た。この図で○●で示す本発明の方が△で示す保温カバ
ーがない場合より、はるかに幅方向温度差が少ないこと
がわかる。
機状態が終了した時点には、上述と逆の操作によりシー
トバーをテーブルローラ上に降ろせばよい。図4に待機
時における経過時間と、シートバー中央部と端部(端面
から中央へ15mmの位置)における表面温度の差を示し
た。この図で○●で示す本発明の方が△で示す保温カバ
ーがない場合より、はるかに幅方向温度差が少ないこと
がわかる。
【0021】現在、ディレーテーブルにおける冷却待ち
時間は約15〜20sec であり、その対象材料は全体の約25
%である。この場合本発明の待機装置を使用すれば、次
の圧延材の通過を阻害することがなくなり、圧延能率を
約2%向上させることができた。
時間は約15〜20sec であり、その対象材料は全体の約25
%である。この場合本発明の待機装置を使用すれば、次
の圧延材の通過を阻害することがなくなり、圧延能率を
約2%向上させることができた。
【0022】
【発明の効果】本発明による冷却時間待ち圧延材の待機
装置によれば、冷却時間待ち圧延材がローラテーブルを
占有することがないので、次の圧延材を直ちに圧延する
ことができ、また、保温カバーの効力を十分発揮できる
ため、圧延能率の向上と製品の歩留向上に大きく寄与す
ることができる。
装置によれば、冷却時間待ち圧延材がローラテーブルを
占有することがないので、次の圧延材を直ちに圧延する
ことができ、また、保温カバーの効力を十分発揮できる
ため、圧延能率の向上と製品の歩留向上に大きく寄与す
ることができる。
【図1】本発明による待機装置の搬送ラインと直角な断
面を示す図面である。
面を示す図面である。
【図2】本発明による待機装置の平面の一部を示す図面
である。
である。
【図3】本発明の他の実施例を示す搬送ラインと直角な
断面面である。
断面面である。
【図4】待機時における経過時間と、シートバー幅方向
の温度差との関係を示す図面である。
の温度差との関係を示す図面である。
1 昇降装置 2 フォーク状のアーム 3 アーム支持部材 4 昇降枠 5 ギャードモータ 6 ウォームジャッキ 7 竪軸 8 架台 9 バランスウェイト 10 断熱ボード 20 冷却装置 21 保温カバー 22 断熱材 23 車輪 24 エアシリンダ 25 レール 26 支持部材 27 保温カバー 28 ブラケット 29 ピン 30 エアシリンダ 31 開閉カバー R テーブルローラ S シートバー(圧延材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−22201(JP,U) 実開 平2−38110(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 熱間連続圧延ラインの仕上圧延機入側の
搬送ラインにおいて圧延材を所定温度まで冷却する際に
使用する冷却時間待ち圧延材の待機装置であって、 前記搬送ライン上の高温の圧延材をテーブルローラ上か
ら次の圧延材が通過できる高さに持ち上げて待機状態に
保持する片持ちフォーク状のアームを有する昇降装置
と、 前記搬送ラインの上方に該ラインに並行に設けられて、
該ライン内に出入り可能で、前記昇降装置で保持された
待機状態の圧延材を所定温度に冷却するまで覆う保温カ
バーを備えた冷却装置と、 から構成されることを特徴とする熱間連続圧延ラインに
おける冷却時間待ち圧延材の待機装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032701A JP2500266B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 熱間連続圧延ラインにおける冷却時間待ち圧延材の待機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032701A JP2500266B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 熱間連続圧延ラインにおける冷却時間待ち圧延材の待機装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04274814A JPH04274814A (ja) | 1992-09-30 |
JP2500266B2 true JP2500266B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=12366157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3032701A Expired - Lifetime JP2500266B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 熱間連続圧延ラインにおける冷却時間待ち圧延材の待機装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500266B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120088518A (ko) | 2011-01-31 | 2012-08-08 | 가부시키가이샤 시마노 | 낚시용 릴 |
KR101311062B1 (ko) * | 2011-08-29 | 2013-09-24 | 현대제철 주식회사 | 슬라브 공랭 대기 장치 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4835142B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2011-12-14 | Jfeスチール株式会社 | 加熱炉装入テーブルおよび加熱炉装入方法 |
JP4853000B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2012-01-11 | Jfeスチール株式会社 | 熱間圧延方法およびそれに用いる熱間圧延設備 |
JP4910387B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2012-04-04 | Jfeスチール株式会社 | 圧延材の保持装置およびそれを備えた熱間圧延設備 |
JP4627025B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2011-02-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧延装置 |
JP4852999B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2012-01-11 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の製造方法およびそれに用いる熱間圧延設備 |
JP4852998B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2012-01-11 | Jfeスチール株式会社 | 鋼材の製造方法およびそれに用いる熱間圧延設備 |
JP4715502B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 熱延鋼材の保持アームおよび熱延鋼材の保持装置 |
JP4830887B2 (ja) * | 2007-02-13 | 2011-12-07 | Jfeスチール株式会社 | 熱間圧延設備 |
JP4935420B2 (ja) * | 2007-02-27 | 2012-05-23 | Jfeスチール株式会社 | 圧延材の保持装置およびそれを備えた熱間圧延設備 |
JP6233613B2 (ja) | 2016-01-26 | 2017-11-22 | Jfeスチール株式会社 | 熱延鋼帯の製造設備列および熱延鋼帯の製造方法 |
JP6233614B2 (ja) | 2016-01-27 | 2017-11-22 | Jfeスチール株式会社 | 熱延鋼帯の製造設備列および熱延鋼帯の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122201U (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-08 | 三菱電機株式会社 | 熱間圧延装置 |
JPH0238110U (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-14 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3032701A patent/JP2500266B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120088518A (ko) | 2011-01-31 | 2012-08-08 | 가부시키가이샤 시마노 | 낚시용 릴 |
KR101311062B1 (ko) * | 2011-08-29 | 2013-09-24 | 현대제철 주식회사 | 슬라브 공랭 대기 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04274814A (ja) | 1992-09-30 |
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