JP2024521961A - イメージング光学系及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

視野角を増大することができるイメージング光学系及び表示装置を提供する。イメージング光学系(100)は平板レンズ(1)及び反射アセンブリ(5)を含む。平板レンズ(1)は2組の光導波路アレイ(10)を含む。反射アセンブリ(5)は少なくとも1対の反射面(5s)を有し、同一対の2つの反射面(5s)がそれぞれ平板レンズ(1)の像源側及び目視側に位置し、反射面(5s)と平板レンズ(1)とのなす角が90度以下であり、同一対の2つの反射面(5s)と平板レンズ(1)とのなす角が等しく、同一対の2つの反射面(5s)と平板レンズ(1)との交線が平行である。【選択図】図1

Description

本願は光学機器製造の分野に関し、具体的には、視野角を大きくすることができるイメージング光学系及び表示装置に関する。
平板レンズは、2層の周期的に分布しているアレイ光導波路が互いに直交することを利用して、光線を2層のアレイ光導波路でそれぞれ1回ずつ全反射させるものであり、互いに直交する矩形構造であるので、1回目の全反射ときの入射角と2回目の全反射ときの出射角が同じであるようにする。光源の光線発散角内のすべての光線は平板レンズを通過した後、それに応じて光源の平板切断面と対称な空間位置に収束し、1:1の空中実像が得られる。しかしながら、既存のこのようなイメージング構造では、目視側の視野角が小さく、観客が平面レンズの中心軸から一定の角度でずれてしまうと、実像が見えないなどの欠点がある。このような特性の平板レンズは展示用途の公共エリアには適用できないため、平板レンズの視野角を大きくする方法を開発することが特に重要である。
従来の技術において視野角を大きくする一般的な方法の中には、実像の変形を招くものもあれば、構造が複雑でコストがかかりすぎて公共エリアでの普及が困難なものもあれば、視野角を大きくする幅が限られた形のものもある。いかに簡単な構造で、平板レンズに大幅な視野角増加を実現させるかは、当分野の研究の方向の一つである。
本願は、従来の技術に存在する技術的問題の1つを解決することを目的とする。このため、本願は、簡単な構成で平板レンズの視野角を大きくするイメージング光学系を提供する。
本願は、上記イメージング光学系を備える表示装置を提供することを他の目的とする。
本願の実施例のイメージング光学系によれば、平板レンズ及び反射アセンブリを備え、前記平板レンズは2組の光導波路アレイを含み、各組の前記光導波路アレイはすべて単列に複数行で且つ断面が矩形であるサブ導波路からなり、前記2組の光導波路アレイは、第1の光導波路アレイ及び第2の光導波路アレイを含み、前記第1の光導波路アレイの前記サブ導波路がX方向に沿って延伸して且つY方向に沿って複数行を形成し、前記第2の光導波路アレイの前記サブ導波路がY方向に沿って延伸して且つX方向に沿って複数行を形成し、前記第1の光導波路アレイ及び前記第2の光導波路アレイがZ方向に沿って配列され、前記X方向、前記Y方向、及び前記Z方向が互いに垂直であり、前記平板レンズが中心法線を有し、前記中心法線が前記平板レンズの中心を通過して且つ前記Z方向と平行であり、前記平板レンズの対向する両側がそれぞれ像源側及び目視側であり、前記反射アセンブリは少なくとも1対の反射面を有し、同一対の2つの前記反射面がそれぞれ前記像源側及び前記目視側に位置し、前記反射面がすべて平面であるとともに前記中心法線に向かって設置され、前記反射面と前記平板レンズとのなす角が90度以下であり、同一対の2つの前記反射面と前記平板レンズとのなす角が等しく、同一対の2つの前記反射面と前記平板レンズとの交線が互いに平行である。
本願の実施例のイメージング光学系によれば、平板レンズの像源側及び目視側に反射面がそれぞれ設置されて、且つ反射面が対になって設置されることにより、反射面を利用して視野角を大きくすることができ、反射面は視野角を180度まで拡大できる案もある。このように、観客が目視側で空中実像を見るとき、視野角の増大により多くの観客が見ることができるため、イメージング光学系を展示用途の公共エリアに適用することができ、単一の平板レンズの使用限界を突破した。また、反射面で光線を反射することにより、光源周辺の光線の利用率を高めることができ、反射面によって多くの光線を空中実像に向けて照射し、空中実像の明るさと鮮明さを高め、イメージング品質を向上させるのに有利である。
幾つかの実施例において、前記反射面の一辺が前記平板レンズに密着している。
幾つかの実施例において、前記反射アセンブリは複数対の前記反射面を有し、複数対の前記反射面は前記中心法線を囲む方向に沿って配置される。
具体的には、複数対の前記反射面には前記中心法線の対向する両側に位置する2対の前記反射面が含まれ、前記中心法線の対向する両側に位置する2対の前記反射面において、各前記反射面と前記平板レンズとのなす角が等しく、各前記反射面と前記平板レンズとの交線が互いに平行である。
幾つかの実施例において、同一対の2つの前記反射面は、前記平板レンズに対して対称に設置されている。
幾つかの実施例において、前記反射アセンブリは少なくとも2つの反射鏡を含み、前記反射鏡が平面鏡であり、各前記反射鏡の前記中心法線に向かう表面は前記反射面を構成する。
本願の実施例の表示装置によれば、本願の上記実施例に記載のイメージング光学系、及びディスプレイを備え、前記ディスプレイが前記像源側に位置し、前記ディスプレイの表示画面が前記平板レンズに向かって設置されている。
本願の実施例の表示装置によれば、平板レンズの両側に反射面が対になって設置されることにより、反射面を利用して視野角を大きくすることができ、反射面は視野角を180度まで大きくすることができる案もある。このように、観客が目視側で空中実像を見るとき、視野角の増大によって多くの観客が見ることができるため、表示装置を展示用途の公共エリアに適用することができ、表示装置の使用限界を突破した。また、反射面で光線を反射することにより、光源周辺の光線の利用率を高めることができ、反射面によって多くの光線を空中実像に向けて照射し、このようにして、イメージング品質を向上させるのに有利である。
幾つかの具体的な実施例において、前記表示画面がストレートプレート画面であり、前記表示画面と前記平板レンズとのなす角が鋭角であり、前記表示画面の四辺がそれぞれ近辺、遠辺及び2つの傾斜辺であり、前記近辺及び前記遠辺が前記表示画面の対向する両辺であり、前記近辺が前記表示画面の前記平板レンズに近い側辺に位置し、前記像源側において、前記表示画面の前記2つの傾斜辺に対応する両側に前記反射面がそれぞれ設けられ、及び/又は、前記表示画面の前記遠辺に対応する一側に前記反射面が設けられる。
幾つかの選択可能な実施例において、前記傾斜辺に対応する前記反射面が第1の視野角増大用反射面であり、前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影が前記第1の視野角増大用反射面内に完全に位置する。
具体的には、前記第1の視野角増大用反射面が三角形又は台形であり、前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影は、前記第1の視野角増大用反射面の一辺と面一である。
さらに、前記遠辺に対応する前記反射面が第2の視野角増大用反射面であり、前記第2の視野角増大用反射面が矩形である。
選択可能に、前記第1の視野角増大用反射面が三角形であり、前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影は、前記第1の視野角増大用反射面の一辺と面一である。前記第2の視野角増大用反射面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影は、前記第1の視野角増大用反射面の他辺と面一である。
本願の付加的な態様と利点を以下の説明では部分的に示し、部分的に以下の説明から明らかになり、または本願の実践を通じて了解することができる。
本願の上記および/または付加的な態様と利点は、以下の図面を組み合わせた実施例の説明から明らかになり、理解しやすい。
本願の一実施例によるイメージング光学系の構造模式図である。 本願の一実施例による平板レンズの構造概略図である。 図2におけるK部の側面視方向の部分拡大図である。 本願の一実施例による平板レンズの分解図である。 本願の一実施例による2層の直交する光導波路アレイがZ方向に沿う構造模式図である。 本願の一実施例による2層の直交する光導波路アレイのイメージング模式図である。 本願の一実施例による光源映像が単層光導波路アレイを通過するときX方向でのイメージング模式図である。 図7に示す光源映像が単層光導波路アレイを通過するとき立体方向でのイメージング模式図である。 本願の一実施例による光源映像が2層の直交する光導波路アレイを通過するときイメージング光路原理図である。 本願の実施例1における第1の表示装置の構造模式図である。 本願の実施例1における第1の表示装置の水平視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例2における第2の表示装置の構造模式図である。 本願の実施例2における第2の表示装置の水平視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例3における第3の表示装置の構造模式図である。 本願の実施例3における第3の表示装置の垂直視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例4における第4の表示装置の構造模式図である。 本願の実施例4における第4の表示装置の垂直視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例4における第4の表示装置のγ=90°とするときの垂直視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例4における第4の表示装置のγ>90°とするときの垂直視野拡大の原理模式図である。 本願の実施例5における第5の表示装置の構造模式図である。 本願の実施例5における第5の表示装置の側面図である。 本願の他の実施例による表示装置の構造模式図である。
以下、本願の実施例について詳細に説明する。この実施例の例は図面に示されており、最初から最後まで同一または同様の符号は同一または同様の素子または同一または同様の機能を有する素子を示す。以下に添付の図面を参照して説明される実施例は例示的なものであり、本願を説明するためのものであり、本願の制限と理解されてはならない。
以下、図面を参照しながら本願の実施例によるイメージング光学系100を説明する。
図1に示すように、本願の実施例によるイメージング光学系100は、平板レンズ1及び反射アセンブリ5を備える。
平板レンズ1の対向する両側がそれぞれ像源側及び目視側であり、つまり、映像P1の光源が像源側に位置し、映像P1が該平板レンズ1を通過して、目視側で空中実像P2を形成することができ、空中実像P2が空中に浮遊する実像である。ここで、図2~図4に示すように、平板レンズ1は、2層の周期的に分布している光導波路アレイ10が互いに直交することで、光線を2層の光導波路アレイ10においてそれぞれ1回ずつ全反射させる光学構造である。2層の光導波路アレイ10が互いに直交する矩形構造であるので、1回目の全反射ときの入射角と2回目の全反射ときの出射角とが同じである。光源光線の発散角内での光線は平板レンズ1を通過した後、それに応じて目視側に収束し、映像P1のサイズとの割合が1:1の空中実像P2が得られる。
なお、空中実像P2の光線発散角は、目視側で空中実像P2に対する視野角と見なすことができる。映像P1と空中実像P2とが平板レンズ1に対して対称であるという特徴を合わせて、映像P1の光源から平板レンズ1への光線角度が、空中実像P2の光線発散角とほぼ等しい。このため、平板レンズ1の面積が大きいほど、空中実像P2に対する視野角が大きい。
実際の用途では平板レンズ1の面積を大きくしすぎることができないため、従来の平板レンズ1のイメージングは視野角が小さいという特徴を示す。例えば、水平視野角が約±30度の平板レンズ1があり、目の位置が視野角の範囲からずれると、結果として得られる実像が見えなくなる。特に公共エリアでは、平板レンズ1に正対する狭い範囲の観客だけがはっきりとした実像を見ることができ、位置が少しずれていると、はっきりとした実像を見ることが難しい。
この問題を解決するために、本願においてイメージング光学系100に反射アセンブリ5が設置されており、反射アセンブリ5の反射面5sを利用して平板レンズ1と合わせてイメージングする。
図1を参照されたい。反射アセンブリ5は少なくとも1対の反射面5sを有し、同一対の2つの反射面5sがそれぞれ像源側及び目視側に位置する。本願の図面において像源側及び目視側に位置し且つ同一対である2つの反射面5sを5Pと表記する。
反射面5sが平面であり、且つ反射面5sが平板レンズ1の中心法線L1に向かって設置され、反射面5sと平板レンズ1とのなす角αが90度以下である。なお、平板レンズ1が中心法線L1を有し、中心法線L1は、本願においてイメージング光学系100の構成を説明するために導入した基準線であり、中心法線L1は平板レンズ1の中心を通過し、且つ中心法線L1が平板レンズ1の厚さ方向と互いに平行である。平板レンズ1の中心とは、平板レンズ1の図心である。
像源側に反射面5sが設置されており、映像P1の光源から該反射面5sへの光線を平板レンズ1に反射することができる。対応する目視側に反射面5sが設置されることにより、平板レンズ1から出射された光線は該反射面5sを介して空中実像P2に反射されることができる。このようにして、同一対の反射面5sの設置により、映像P1の光源の平板レンズ1に射出できなかった光線を、反射面5sによって平板レンズ1に照射することができ、映像P1の光源から平板レンズ1への光線角度が大きくなるため、空中実像P2の光線発散角も大きくなる。このため、反射アセンブリ5を設置することにより、反射アセンブリ5を設置しない手段に比べて、イメージング光学系100の視野角を大きくすることができる。
ここで、反射面5sが平面であり、空中実像P2の変形を避けることができる。同一対の2つの反射面5sと平板レンズ1とのなす角αが等しく、同一対の2つの反射面5sと平板レンズ1との交線が互いに平行であり、このようにして、同一対の2つの反射面5sの光線に対する反射経路を平板レンズ1に対して対称にすることができ、これにより空中実像P2の変形をさらに避けることができる。なお、反射面5sが平板レンズ1と接触するとき、反射面5sと平板レンズ1との交線が反射面5sと平板レンズ1との接触線である。反射面5sが平板レンズ1と接触していないとき、反射面5sと平板レンズ1との交線とは、延伸方向での反射面5sと平板レンズ1との交線である。
反射面5sと平板レンズ1とのなす角αが90度以下であり、イメージング光学系100のサイズを合理的な範囲内に制御することに有利である。なお、反射面5sと平板レンズ1とのなす角αが90度よりも大きいと、反射面5sが平板レンズ1に垂直である手段に対して、反射面5sは開いた状態になっている。開いた反射面5sは、部分の光線を平板レンズ1から離れる方向へ反射し、この部分の光線は無効な光線となる。このため、光線の有効利用率を高めるために、本願の手段では、反射面5sと平板レンズ1とのなす角αを90度以下に設定する。
ここからも分かるように、反射面5sと平板レンズ1とのなす角αの大きさを制御することで、イメージング視野角を調整する目的を達成することができる。
本願の実施例によるイメージング光学系100は、平板レンズ1の像源側及び目視側に反射面5sがそれぞれ設置されて、且つ反射面5sが対になって設置されることにより、反射面5sを利用して視野角を大きくすることができ、幾つかの手段において、反射面5sは視野角を180度まで大きくすることができる。このようにして、観客が目視側で空中実像P2を見るとき、視野角の増大によって多くの観客が見ることができるため、イメージング光学系100を展示用途の公共エリアに適用することができ、単一の平板レンズ1の使用限界を突破した。また、反射面5sを利用して光線を反射することにより、光源エッジの光線の利用率を高めることができ、反射面5sによってより多くの光線を空中実像P2に照射し、このようにして、空中実像P2の明るさと鮮明さを高め、イメージング品質を向上させるのに有利である。
本願の技術の手段をより良く理解するために、以下、図2~図9を参照して平板レンズ1の基本的な構成及びイメージング原理を説明する。
図2~図4を参照して、平板レンズ1は2組の光導波路アレイ10を含む。各組の光導波路アレイ10はすべて単列に複数行であるサブ導波路101からなり、各サブ導波路101の断面が矩形である。ここで、サブ導波路101の横断面とは、サブ導波路101のその長手方向に垂直な方向での断面である。
図3~図5を参照されたい。2組の光導波路アレイ10は、第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12を含み、第1の光導波路アレイ11のサブ導波路101はX方向に沿って延伸して且つY方向に沿って複数行を形成し、第2の光導波路アレイ12のサブ導波路101がY方向に沿って延伸して且つX方向に沿って複数行を形成し、第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12がZ方向に沿って配列され、X方向、Y方向、及びZ方向が互いに垂直である。ここで、サブ導波路101の延伸方向は該サブ導波路101の長手方向であり、第1の光導波路アレイ11の単一のサブ導波路101の長手方向がX方向であり、第1の光導波路アレイ11の複数のサブ導波路101がY方向に沿って密着して積層配置されている。単一のサブ導波路101の幅方向がY方向であり、第2の光導波路アレイ12の単一のサブ導波路101の長手方向がY方向であり、第2の光導波路アレイ12の複数のサブ導波路101がX方向に沿って密着して積層配置されている。単一のサブ導波路101の幅方向がX方向である。2組の光導波路アレイ10はそれぞれ平板状であり、第1の光導波路アレイ11から第2の光導波路アレイ12までの配置方向がZ方向であり、Z方向も平板レンズ1の厚さ方向である。なお、第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12において、第1の光導波路アレイ11が像源側に近づけてもよいし、第2の光導波路アレイ12が像源側に近づけてもよいが、ここでは限定しない。2層のサブ導波路101の長手方向が互いに垂直であるので、2層の光導波路アレイ10が互いに直交する関係と呼ばれる。
選択可能に、各サブ導波路101は幅方向での2つの側面に光線を全反射するための反射膜がそれぞれ設置される。例えば、第1の光導波路アレイ11のサブ導波路101のY方向での2つの側面に反射膜がそれぞれ設けられ、第1の光導波路アレイ11が複数のサブ導波路101を含むので、第1の光導波路アレイ11にはY方向に沿って複数の反射膜が配置されている。第2の光導波路アレイ12のサブ導波路101のX方向での2つの側面に反射膜がそれぞれ設けられ、第2の光導波路アレイ12が複数のサブ導波路101を含むので、第2の光導波路アレイ12にはX方向に沿って複数の反射膜が配置されている。
幾つかの実施例において、図2及び図4に示すように、平板レンズ1は保護カバープレート30を含んでもよい。保護カバープレート30は光導波路アレイ10を支持して保護するためのものである。保護カバープレート30が平板レンズ1の一側のみに設置されてもよく、平板レンズ1の両側にすべて保護カバープレート30が設置されてもよい。具体的には、保護カバープレート30が透明カバープレートであり、選択可能に、保護カバープレート30がガラスプレートである。
図2~図4は一実施例における平板レンズ1の構造模式図である。該平板レンズ1は1対の保護カバープレート30を含み、且つそれぞれ第1のカバープレート31及び第2のカバープレート32である。平板レンズ1は2つの保護カバープレート30の間に位置する2組の光導波路アレイ10をさらに含み、且つそれぞれ第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12である。X方向は第1の光導波路アレイ11におけるサブ導波路101の延伸方向であり、Y方向は第2の光導波路アレイ12におけるサブ導波路101の延伸方向であり、Z方向は平板レンズ1の厚さ方向である。勿論、幾つかの手段において、保護カバープレート30を採用しなくて、他の手段を採用して光導波路アレイ10を保護してもよい。
選択可能に、図5に示すように、成形された光導波路アレイ10の外郭形状が矩形であり、各サブ導波路101の延伸方向と光導波路アレイ10の外郭の少なくとも2つの辺とのなす角がθである。さらに、選択可能に、θが30°≦θ≦60°を満たし、好ましくは、θ=45°であり、該角度では空中実像P2が比較的はっきりしており、残像がはっきりしていない。
ここで、平板レンズ1のコアイメージング素子が第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12であり、第1の光導波路アレイ11及び第2の光導波路アレイ12は互いに直交する単列に複数行であるサブ導波路101を含み、平板レンズ1全体は平板状である。図6に示すように、平板レンズ1は、映像P1に対するポイントツーポイントの収差のないイメージングを実現することができる。
具体的なイメージング原理は以下のとおりである。ここで、2つの光導波路アレイ10を分割する。図7及び図8に示すように、第1の光導波路アレイ11を例とする。単層光導波路アレイ10において、像源側の単一点光線は片側の光導波路アレイ10を通過した後、各行のサブ導波路101で分割されてミラー変調され、そして、再びX方向に平行な1つの直線P1’に集光され、点対線の一次元イメージング効果を形成する。図7に示すように、像源側の単一点光線の1つのサブ導波路101を通過した入射角がδであり、サブ導波路101で反射された後、その出射角がδ’であり、入射角δが出射角δ’と等しい。
図9に示すように、2つの方向(X方向、Y方向)を1点で交差させるためには、2組の光導波路アレイ10を組み合わせて使用する必要があり、これにより、2層のサブ導波路101の配置方向を互いに直交するようにして、目標である光源映像P1に対してポイントツーポイント変調を行うことができる。このため、任意の方向からの光線はこの互いに直交する両層の光導波路アレイ10を通過すると、すべて光導波路アレイ10の対称位置で再び空中実像P2に収束することができる。空中実像P2のイメージング距離m2は原画像までの距離m1と同じで、等距離イメージングであり、且つ空中実像P2の位置が空中にあり、スクリーンなどのキャリアを必要とせず、直接実像を空中に映し出すことができる。
このため、このような平板レンズ1は、2次元または3次元の光源を直接空中に実像化することができ、本物のホログラム映像を実現することができる。広視野、大口径、高解像、歪みなし、無分散を実現しながら、裸眼三次元立体表示特性を実現する。
本願の図面において平板レンズ1がすべて矩形であるが、本願の他の手段において、平板レンズ1は必要に応じて形状を調整してもよい。例えば、円形、台形等であってよいが、ここでは限定しない。
幾つかの実施例において、図1に示すように、同一対の2つの反射面5sは平板レンズ1に対して対称関係であるので、同一対の2つの反射面5sは形状が同じであるとともに、面積も同じであり、このようにして、反射面5sの面積を十分に利用することができ、光線の損失を減らす。
具体的には、同一対の2つの反射面5sは、それぞれ平板レンズ1と交線を形成し、2つの交線は平行であるだけでなく、2つの交線で形成された平面は平板レンズ1と互いに垂直である。よって、画像の繋ぎ目ずれを避けることができる。
幾つかの実施例において、反射面5sの一辺が平板レンズ1に密着している。なお、反射面5sと平板レンズ1との間に隙間が存在するとき、1つの拡大された視野角範囲では観察すると、人間の目と隙間を結ぶ線上に対応する部分の空中実像P2が欠けてしまう。つまり、該視野角範囲では空中実像P2を見えない。これに対して、反射面5sの一辺が平板レンズ1に密着して、上記隙間を埋めることで、視野角範囲を効果的に大きくすることができる。
具体的には、すべての反射面5sにおいて、各反射面5sの一辺が平板レンズ1に密着している。このようにして、すべての反射面5s部の隙間を埋めることで、視野角範囲を更に効果的に大きくすることができる。
本願の手段において、反射アセンブリ5の反射面5sは1対であってもよいし、2対又は3対であってもよい。平板レンズ1及びディスプレイ200の需要に応じて、ひいては、より多くの対を設定してもよく、ここでは限定しない。
反射アセンブリ5が複数対の反射面5sを有するとき、複数対の反射面5sが中心法線L1を囲む方向に沿って配列され、つまり、像源側において複数の反射面5sが中心法線L1を囲んで、目視側において複数の反射面5sも中心法線L1を囲んでいる。このようにして配列されると、平板レンズ1の中心が正対する領域は、光源映像P1を置くために空けておいてもよく、例えば、ディスプレイ200の表示画面210を平板レンズ1の中心に正対させてもよい。
幾つかの実施例において、図10~図13に示すように、2対の反射面5sが中心法線L1の対向する両側に位置する。中心法線L1の対向する両側に位置する2対の反射面5sにおいて、各反射面5sと平板レンズ1とのなす角αが等しく、各反射面5sと平板レンズ1との交線が互いに平行である。このようにして、該2対の反射面5sが位置する方向でのイメージング光学系100の視野角を拡大することに寄与し、且つ2対の反射面5sが相補的であってもよい。光線は、2対の反射面5sの間で連続的に反射し、イメージング光学系100のこの方向での視野角をほぼ180度に拡大することができる。
このようなイメージング光学系100によれば、2対の反射面5sを平板レンズ1の水平両側に配置する場合、イメージング光学系100の水平視野角を拡大することができ、公共エリアで使用するとき、より多くの観客を収容して同時に見ることができる。
幾つかの実施例において、図14~図19に示すように、イメージング光学系100は1対の反射面5sを含み、該反射面5sが平板レンズ1の一側に位置する。このようにして、反射面5sの反射により、平板レンズ1の他側の観客の視野角を拡大することができる。
また、幾つかの実施例において、図20に示すように、イメージング光学系100は3対の反射面5sを含み、3対の反射面5sが平板レンズ1の3側に位置する。
ひいてはイメージング光学系100は4対の反射面5sを含み、4対の反射面5sが平板レンズ1の4側に位置する。ひいては平板レンズ1が多角形(辺数が少なくとも5つである)である場合、イメージング光学系100は、より多くの対の反射面5sを含んでもよい。
本願の手段において、図10~図11に示すように、反射アセンブリ5は反射鏡50を含み、反射鏡50の表面に反射面5sが設けられる。反射鏡50の形状は必要に応じて設置されてもよい。幾つかの手段において、反射鏡50が平面鏡51であり、図11に示すように、幾つかの手段において、反射鏡50が他の形状であり、例えば、図22において、反射鏡50がプリズム52であり、反射鏡50の2つの稜面は反射面5sを構成する。
図10~図21に示す実施例において、反射アセンブリ5は少なくとも2つの反射鏡50を含み、各反射鏡50はすべて平面鏡51であり、各反射鏡50の中心法線L1に向かう表面は反射面5sを構成する。平面鏡51で反射面5sを構成すると、構造が簡単であるだけでなく、平面鏡51の形状は反射面5sの形状とほぼ一致しているが、平面鏡51の厚さを薄くすることができ、軽量化に有利である。
以上のように、本願の実施例によるイメージング光学系100によれば、対になっている反射面5sを設置することにより、最も直接的な効果は、中空実像P2の少なくとも一方向での視野角を拡大させることであり、手段によっては180°まで拡大できるものがある。
反射面5sの設置により、光線を十分に利用することができ、平板レンズ1に照射できない光線を、反射した後平板レンズ1に照射することにより、平板レンズ1によって集光してイメージングさせ、光線の利用率を高め、空中実像P2の明るさを大きくする。
本願のこのような反射面5sを利用する手段は、反射面5sを設けるのが非常に簡単である。且つ反射面5sのサイズ、形状及び平板レンズ1とのなす角αを最適化することにより、イメージング光学系100の体積を十分に縮小することができる。反射面5sの設置コストが低く、規模を拡大して生産することができる。
以下、図面を参照しながら本願の実施例による表示装置1000の構成を説明する。
本願の実施例による表示装置1000は、図22に示すように、本願の上記実施例によるイメージング光学系100及びディスプレイ200(図22に示す)を含み、イメージング光学系100は上記実施例に記載のイメージング光学系100の構成を採用することができ、ここでは重複する内容の一部は省略する。ディスプレイ200が像源側に位置し、ディスプレイ200の表示画面210が平板レンズ1に向かって設置される。このようにして、表示画面210でイメージングした後、表示画面210からの光線は平板レンズ1を通過して、目視側で映像P1のサイズとの割合が1:1の空中実像P2を示すことができる。
なお、本願は図10~図21において複数の実施例において表示装置1000の構造模式図、原理模式図を示す。一部の実施例の原理模式図では、光線が表示画面210の映像P1、空中実像P2と重なっているため、図11及び図13に示すように、該模式図において一部の映像P1及び対応する一部の空中実像P2のみが切り取られている。
平板レンズ1の両側に反射面5sが対になって設置されることにより、反射面5sを利用して視野角を大きくすることができ、幾つかの手段において、反射面5sは視野角を180度まで拡大することができる。このようにして、観客が目視側で空中実像P2を見るとき、視野角の増大によって多くの観客が見ることができるため、表示装置1000を展示用途の公共エリアに適用することができ、表示装置1000の使用限界を突破した。また、反射面5sを利用して光線を反射すると、光源エッジの光線の利用率を高めることができ、反射面5sによってより多くの光線を空中実像P2に照射して、このようにして、イメージング品質を向上させるのに有利である。
幾つかの具体的な実施例において、表示画面210はストレートプレート画面であり、表示画面210と平板レンズ1とのなす角λが鋭角である。なお、光線が平板レンズ1の厚さ方向に沿って射入するとき、光線が平板レンズ1をまっすぐに通過しやすく、全反射が発生する光線の数を大幅に減少させる。表示画面210と平板レンズ1との間に角λをなすことにより、表示画面210から出射された光線の大部分が平板レンズ1に照射するとき、光線とサブ導波路101の幅方向両側の反射部(例えば反射膜によって形成された反射部)と一定の角度をなすことに有利であり、このようにして、大部分の光線が全反射によって目視側に照射することができ、光線の利用率を向上させる。
具体的には、表示画面210の四辺がそれぞれ近辺211、遠辺212及び2つの傾斜辺213であり、近辺211及び遠辺212は表示画面210の対向する両辺であり、近辺211は表示画面210の平板レンズ1に近い側辺に位置する。
このとき、表示画面210の一側又は両側又は3側に反射面5sが設置されてもよい。具体的には、像源側において、表示画面210の2つの傾斜辺213に対応して反射面5sがそれぞれ設置されてもよいし、又は表示画面210の遠辺212に対応する一側に反射面5sが設けられてもよいし、又は表示画面210の2つの傾斜辺213に対応する両側、遠辺212に対応する一側にすべて反射面5sが設けられてもよい。このようにして、反射面5sを利用して、表示画面210の1つの方向又は2つの方向での視野角を大きくすることができる。
上記のイメージング光学系100の実施例において、反射面5sは様々な設置形態が可能であると同様に、表示装置1000において反射面5sも様々な設置形態が可能である。
例えば、幾つかの選択可能な実施例において、図10~図13に示すように、対応する傾斜辺213の反射面5sが第1の視野角増大用反射面5s-1であり、表示装置1000が第1の視野角増大用反射面5s-1を有するとき、一般的に、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が設置され、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1がそれぞれ平板レンズ1の傾斜辺213に対応して設置される。このようにして、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が平板レンズ1と干渉しないことができ、且つ互いに協働して、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1の位置する方向での視野角を大きくする。
具体的には、表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影は、第1の視野角増大用反射面5s-1内に完全に位置する。なお、本明細書において、反射面5sの形状をより明確に記述するために、数学用語「投影」を導入する。ここで、「表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影」とは、平板レンズ1に平行な投射線を、表示画面210を介して第1の視野角増大用反射面5s-1へ投射するとき、第1の視野角増大用反射面5s-1で得られた図形である。以下に述べる投影も、この定義に従って対応する図形を得る。
表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影が第1の視野角増大用反射面5s-1内に完全に位置することにより、表示画面210の光源の発散角が180度に近いとき、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が位置する方向の180度の範囲内の光線の大部分は、平板レンズ1及び2つの第1の視野角増大用反射面5s-1に照射することができ、このようにして、目視側の空中実像P2の光線を180度の範囲で発散させることができることにより、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が位置する方向の視野角をほぼ180度とすることができる。これによって、光線の無駄を減らして、空中実像P2の明るさを大きくすることができる。
具体的には、第1の視野角増大用反射面5s-1が三角形又は台形であり、表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影は、第1の視野角増大用反射面5s-1の一辺と面一である。選択可能に、第1の視野角増大用反射面5s-1が台形であるとき、直角台形に設定されることができる。
なお、表示画面210の光源の発散角が180度を超えにくいため、第1の視野角増大用反射面5s-1が表示画面210を超えた部分では、ほとんど光線が当たらない。
そして、表示画面210の発散角が180度を超えても、180度を超えた光線が反射面5sで反射するとき、一部が平板レンズ1から離れる方向へ反射されて、一部が表示画面210の裏面で遮断され、この部分の光線が実際には無効であり、第1の視野角増大用反射面5s-1が表示画面210を超えた部分は依然として無駄である。
このため、表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影は、第1の視野角増大用反射面5s-1の一辺と面一であり、第1の視野角増大用反射面5s-1の無駄な面積を減らすことができる。
幾つかの選択可能な実施例において、図14~図19に示すように、対応する遠辺212の反射面5sが第2の視野角増大用反射面5s-2である。表示装置1000が第2の視野角増大用反射面5s-2を有するとき、一般的に、1つの第2の視野角増大用反射面5s-2が設置され、且つ平板レンズ1の遠辺212に対応して設置されている。表示画面210の近辺211と平板レンズ1との距離が近いので、反射面5sを設けることができるスペースが限られているため、第2の視野角増大用反射面5s-2は表示画面210の遠辺212に対応する設置にのみ適合している。
第2の視野角増大用反射面5s-2が設けられる場合、第2の視野角増大用反射面5s-2が矩形である。第2の視野角増大用反射面5s-2が表示画面210とほぼ対向しているため、他の物体で遮断されず、且つ表示画面210の光源の発散角が180度に近いとき、第2の視野角増大用反射面5s-2の全面積で光線を効率的に反射することができる。この場合、第2の視野角増大用反射面5s-2を矩形にすることで、光線漏れを低減することができる。そして、矩形の第2の視野角増大用反射面5s-2は、加工が容易であるだけでなく、取り付け固定も非常に容易である。
幾つかの選択可能な実施例において、図20~図21に示すように、表示画面210の2つの傾斜辺213に第1の視野角増大用反射面5s-1がそれぞれ対応して設けられ、表示画面210の遠辺212に第2の視野角増大用反射面5s-2が対応して設けられる。第1の視野角増大用反射面5s-1が三角形であり、表示画面210の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影は、第1の視野角増大用反射面5s-1の一辺と面一である。第2の視野角増大用反射面5s-2の平板レンズ1に平行な方向に沿って形成された投影は、第1の視野角増大用反射面5s-1の他辺と面一である。このようにして、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1と1つの第2の視野角増大用反射面5s-2は傾斜の表示画面210の3側に囲まれることができ、これによりできるだけ光線を平板レンズ1に反射させることで、2つの方向での視野角を増大することができるだけでなく、光線の利用率を最大限に高めて、空中実像P2の明るさを大きくすることができる。
以下、具体的な実施例に示す図面を参照しながら、表示画面210がストレートプレート画面である場合、反射面5sの可能な設置形態を説明する。
実施例1
図10~図11に示すのは、実施例1における表示装置1000の構成概略図及び水平視野角を大きくする原理模式図であり、該表示装置1000は第1の表示装置1000Aである。
第1の表示装置1000Aは、ディスプレイ200、4枚の反射鏡50及び平板レンズ1を含む。
ディスプレイ200は、光源の発散角が180度に近い平板ディスプレイであり、空中実像P2のイメージング品質を向上させるために、ディスプレイ200の表示画面210と平板レンズ1とのなす角λが45°と設定されている。4枚の反射鏡50が2対に分けられ、同一対の2つの反射鏡50が像源側及び目視側にそれぞれ位置する。各反射鏡50の平板レンズ1の中心法線L1に向かう表面に他の反射面5sを形成する。実施例1において、4つの反射面5sはすべて第1の視野角増大用反射面5s-1であり、像源側において、2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が平板レンズ1の左右両側に位置し、目視側で2つの第1の視野角増大用反射面5s-1が平板レンズ1の左右両側に位置する。
同一対の2つの反射鏡50のサイズが等しく、且つ平板レンズ1に対して互いに対称である。像源側の2つの反射鏡50が中心法線L1に対して対称であり、目視側の2つの反射鏡50が中心法線L1に対して対称であり、画像の繋ぎ目ずれを避けることができる。平板レンズ1が水平に置かれていると仮定すると、2組の反射鏡50がいずれも垂直に置かれている。
上記の第1の視野角増大用反射面5s-1の形状は直角台形又は三角形であり、第1の表示装置1000Aにおける第1の視野角増大用反射面5s-1が三角形の形状であり、消耗品と装置全体の体積を最小限に抑えることができる。
各対の2つの三角形の反射鏡50は、その第1の辺が平板レンズ1に密着している。像源側での反射鏡50の第2の辺が物体平面(つまり、映像P1又は表示画面210が位置する平面)に重なり、目視側での反射鏡50の第2の辺が画像平面(つまり、空中実像P2が位置する平面)に重なる。像源側での反射鏡50の高さが表示画面210の高さに等しく、目視側での反射鏡50の高さが空中実像P2の高さに等しい。像源側での反射鏡50の第3の辺は、平板レンズ1の辺縁から表示画面210と同じ高さの位置までの結線からなり、目視側での反射鏡50の第3の辺は、平板レンズ1の辺縁から空中実像P2と同じ高さの位置までの結線からなる。
実施例1において、視野角の拡大原理を図11に示す。像源側では、平板レンズ1の左右両側に位置する第1の視野角増大用反射面5s-1は、平板レンズ1の辺縁に入射できなかった視野角の光線を反射した後、再利用し、これらの光線を平板レンズ1に入射させる。出射後、さらに目視側での平板レンズ1の左右両側に位置する第1の視野角増大用反射面5s-1によって反射され、最後、画像平面に現れる。2組の反射鏡50が垂直に配置されて、第1の視野角増大用反射面5s-1と平板レンズ1とのなす角α=90度とし、ηは反射鏡50を加えていない視野角の大きさであり、βは左側で増加する視野角範囲であり、右側で増加する視野角範囲も同様に、実際に増加する視野角がほぼ180°-ηに等しい。水平視野角の増加幅は、ディスプレイ200の光源の発散角の大きさの影響を受けるが、平板レンズ1、ディスプレイ200のサイズ及びディスプレイ200から平板レンズ1までの距離などのパラメータの影響を受けない。
実施例1の手段によれば、上記設置により、空中実像P2の水平視野角の角度がディスプレイ200の水平視野角の角度に等しい。表示画面210の光源の発散角が180度であるとき、空中実像P2の水平視野角も約180度である。
実施例2
図12~図13に示すのは、実施例2における表示装置1000の構成概略図及び水平視野角を大きくする原理模式図であり、該表示装置1000は第2の表示装置1000Bである。
第2の表示装置1000Bは、ディスプレイ200、4枚の反射鏡50及び平板レンズ1を含む。図12に示すように、実施例2における第2の表示装置1000Bの構成レイアウトは実施例1における第1の表示装置1000Aの構成レイアウトとほぼ等しく、同じ部分についてはここでは説明を省略する。
αは、第1の視野角増大用反射面5s-1と平板レンズ1とのなす角である。実施例1との相違点は、実施例2における第1の視野角増大用反射面5s-1と平板レンズ1とのなす角αが鋭角、つまり0度より大きく90度より小さい角度であることである。ηは反射鏡50を加えていない視野角の大きさであり、βは左側で増加する視野角範囲であり、右側で増加する視野角範囲と同様に、実際に増加する視野角は180°-ηにほぼ等しい。水平視野角の増加幅は、ディスプレイ200の光源の発散角の大きさの影響を受ける。実施例2の手段によれば、上記設置により、空中実像P2の水平視野角の角度がディスプレイ200の水平視野角の角度に等しい。表示画面210の光源の発散角が180度であるとき、空中実像P2の水平視野角も約180度である。
実施例1及び実施例2についてまとめると、第1の表示装置1000Aと第2の表示装置1000Bはいずれも水平視野角を180度まで大きくすることができ、視野角に対する増大効果はほぼ同じであり、且つ空中実像P2に歪みを生じさせない。2種の表示装置1000はすべてディスプレイ200のサイズが制限され、そのうち、第2の表示装置1000Bでは、反射鏡50が内側に斜めに配置されており、ディスプレイ200のサイズの制限がより大きくなり、ディスプレイ200のサイズは、左右の2つの反射鏡50の頂角距離を超えてはならない。
また、実施例2では、すべての反射鏡50が斜めに配置されており、反射鏡50が斜めに配置されているときの傾斜角度に誤差が生じやすく、同一対の2つの反射鏡50の傾斜角が異なる場合、イメージングずれが発生しやすい。これに対して、反射鏡50が垂直に配置されるとき、α角の制御が容易であるため、比較すると、実施例1の手段の実現がより容易であり、且つイメージング品質を確保しやすい。
実施例3
図14~図15に示すのは、実施例3における表示装置1000の構成概略図及び垂直視野角を大きくする原理模式図であり、該表示装置1000は第3の表示装置1000Cである。
第3の表示装置1000Cは、ディスプレイ200、2枚の反射鏡50及び平板レンズ1を含む。
ディスプレイ200は、光源の発散角が180度に近い平板ディスプレイであり、空中実像P2のイメージング品質を向上させるために、ディスプレイ200の表示画面210と平板レンズ1とのなす角λが45°に設定されている。
表示画面210の近辺211が平板レンズ1の前側に近いと設定すると、2枚の反射鏡50が平板レンズ1の後側に設置されて、且つそれぞれ像源側及び目視側に位置する。
反射鏡50の形状が矩形であり、その一辺が平板レンズ1に密着して、2つの反射鏡50が垂直に配置されて、且つ平板レンズ1に対して対称であり、2つの反射鏡50の前表面が第2の視野角増大用反射面5s-2を構成し、2つの反射鏡50の高さがディスプレイ200及び空中実像P2の高さと同じである。
その垂直方向での視野角を大きくする原理を図15に示す。αは、反射鏡50と平板レンズ1とのなす角で、90度である。ηは、反射鏡50を加えていないときの視野角の大きさであり、βは第3の表示装置1000Cの実際に増加する視野角範囲であり、空中実像P2の垂直視野角は、反射鏡50の高さと平板レンズ1のサイズで共に決定されている。好ましくは、ディスプレイ200と平板レンズ1とのなす角λが45°で配置されているので、ηとβとの和は常に135°未満であり、平板レンズ1のサイズが無限大の場合にのみ、ηとβとの和が135度に無限に近くなる。
実施例4
図16~図19に示すのは、実施例4における表示装置1000の構成概略図及び垂直視野角を大きくする原理模式図であり、該表示装置1000は第4の表示装置1000Dである。
第4の表示装置1000Dは、ディスプレイ200、2枚の反射鏡50及び平板レンズ1を含む。
反射鏡50と平板レンズ1とのなす角がαであり、その一辺が平板レンズ1に密着して、反射鏡50の高さがディスプレイ200及び空中実像P2の高さよりもやや高く、その垂直方向での視野角を拡大する原理を図17に示す。実施例4における第4の表示装置1000Dと実施例3における第3の表示装置1000Cの構成レイアウトとはほぼ同じであり、相違点は、実施例4において反射鏡50と平板レンズ1とのなす角αが90度未満で、鋭角であることである。
図17に示すように、ディスプレイ200の辺縁の視野角の光線は像源側の第2の視野角増大用反射面5s-2で反射された後、再び平板レンズ1に入射し、そして、出射した光線は目視側の第2の視野角増大用反射面5s-2で反射されることにより、視野角を大きくする役割を果たす。そのうち、ηは反射鏡50を加えていない視野角の大きさであり、βは第4の表示装置1000Dが実際に増加する視野角範囲であり、γは反射鏡50とディスプレイ200又は空中実像P2とのなす角である。
図17~図19は、他のパラメータを変更することなく、反射鏡50と平板レンズ1とのなす角αが次第に減少するとき、反射鏡50と空中実像P2とのなす角が次第に増大し、このとき、視野角の増加範囲βに一定の変化が生じることを示す。
上記から分かるように、γ≧90°とする場合のみ、辺縁視野角の光線が像源側の第2の視野角増大用反射面5s-2で反射された後、光線が表示画面210に密接して平板レンズ1に入射し、出射された光線がさらに目視側の第2の視野角増大用反射面5s-2で反射され、これにより視野角範囲を拡大する役割を果たす。γ=90°とする場合、原理を、図18に示す。γ>90°とする場合、原理を図19に示す。γ=90°とする場合、ηとβとの和は既に180度に無限に近いが、γ>90°とする場合、装置全体の平板レンズ1のサイズに対する要求がより大きいが、垂直方向での視野角がこれ以上大きくできない。
以上のように、γ=90°とするとともに反射鏡50と平板レンズ1とのなす角αが45°であるとき、イメージング装置の体積は最小で、垂直視野角は180°に近い。
実施例5
図20~図21に示すのは、実施例5における表示装置1000の構成概略図及び垂直視野角を大きくする原理模式図であり、該表示装置1000は第5の表示装置1000Eである。
第5の表示装置1000Eは、ディスプレイ200、4枚の水平視野角を大きくするための反射鏡50、2枚の垂直視野角を大きくするための反射鏡50及び1枚の平板レンズ1を含む。
実施例5の手段は、実施例1の手段と実施例4の手段とを組み合わせたものに相当する。
ディスプレイ200は、光源の発散角が180度に近い平板ディスプレイであり、空中実像P2のイメージング品質を向上させるために、ディスプレイ200と平板レンズ1とのなす角λが45°であるように設定されている。
表示画面210の近辺211が平板レンズ1の前側に近いように設定されることにより、3つの反射鏡20が像源側に位置し、且つそれぞれ平板レンズ1の左側、右側及び後側に位置し、3つの反射鏡20が目視側に位置し、且つそれぞれ平板レンズ1の左側、右側及び後側に位置する。
左右両側の反射鏡50のサイズが等しく且つ平板レンズ1に対して互いに対称であり、同一側の2つの反射鏡50が平板レンズ1の中心法線L1の方向に対して対称である。左右両側の反射鏡50はいずれも垂直に置かれているとともに、鏡面形状が三角形であり、消耗品と装置全体の体積を最小限に抑えることができる。
左右両側の反射鏡50は、その第1の辺が平板レンズ1に密着しているとともに、第2の辺が物体平面又は画像平面と重なり、該反射鏡50の高さが表示画面210及び空中実像P2の高さに等しく、第3の辺は、平板レンズ1の辺縁から表示画面210及び空中実像P2と同じ高さの位置までの結線からなる。
平板レンズ1の後側の上下両面にそれぞれ加えられた反射鏡50は、形状が矩形であり、反射鏡50と平板レンズ1とのなす角α=45度とし、その一辺が平板レンズ1に密着し、該反射鏡50の高さと表示画面210及び空中実像P2の高さはほぼ同じであり、該構造の側面図を図21に示す。
該第5の表示装置1000Eは反射鏡50のサイズ及び平板レンズ1とのなす角αを最適化することにより、装置の体積を十分に小さくすることができ、しかも水平方向と垂直方向に180度の視野角範囲で空中実像P2を見えることができる。
以上のように、表示装置1000が公共場所に用いられる場合、表示装置1000が水平方向に視野角を増大する形態は以下の通りである。ディスプレイ200と空中実像P2の左右両側にそれぞれ1つの反射鏡50を加え、同一対の反射鏡50は平板レンズ1に対して互いに対称であり、同一側の反射鏡50は平板レンズ1の中心法線L1に対して対称である。反射鏡50が内側に斜めに配置されてもよいし、垂直に配置されてもよく、好ましくは垂直に配置される。平板レンズ1を最大限に活用することができるとともにより大きなサイズのディスプレイ200を使用することができる。反射鏡50は、鏡面形状が直角台形又は三角形であってもよく、好ましくは三角形であり、消耗品と装置全体の体積を最小限に抑えることができる。各対の2つの三角形の反射鏡50は、第1の辺が平板レンズ1に密着して、第2の辺が物体平面又は画像平面に重なり(反射鏡50が像源側にあるか、目視側にあるかによって決められる)、該反射鏡50の高さがディスプレイ200、空中実像P2の高さと等しく、第3の辺は、平板レンズ1の辺縁からディスプレイ200、空中実像P2と同じ高さの位置までの結線からなる。
表示装置1000における垂直方向において視野角を大きくする形態は以下の通りである。平板レンズ1の観察者から離れた一側の上下両面にそれぞれ反射鏡50を加え、反射鏡50の形状が矩形であり、その一辺が平板レンズ1に密着して、垂直に配置されてもよいし、内側に斜めに配置されてもよく、好ましくは内側に斜めに配置されており、これにより視野角がより大きく且つ装置の体積がより小さい。
水平視野角を大きくする表示装置1000において、空中実像P2の水平視野角がディスプレイ200の水平視野角の角度のみに関係があるが、平板レンズ1、ディスプレイ200のサイズ及びディスプレイ200の平板レンズ1からの距離とは関係がない。
垂直視野角を大きくする表示装置1000において、空中実像P2の垂直視野角が、反射鏡50と平板レンズ1とのなす角、反射鏡50の高さ及び平板レンズ1のサイズと関係がある。
本願の説明では、「中心」、「長さ」、「幅」、「高さ」、「厚さ」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」など方向および位置関係を示す用語は図面に示す方向または位置関係に基づき、本願の説明をしやすくするとともに記述を簡素化するためのものにすぎず、指している装置または素子が特定の方向、特定の方向での構成および操作を有しなければならないことを示すまたは暗に示すものではなく、本願を限定するものとみなすことはできないということを理解できる。なお、「第1の」、「第2の」と限定している特徴は1つまたは複数の該特徴を含むことを明示するまたは暗に示すことができ、本願の説明において、特に明記されていない限り、「複数」の意味は2つまたは2つ以上を指す。
本明細書の説明では、「実施例」、及び「例」などの説明は、該実施例または例を組み合わせて説明する具体的な特徴、構造、材料または特点は本願の少なくとも1つの実施例または例に含まれる。本明細書では、上記用語例示的な叙述は必ずしも同じ実施例または例を対象とする必要がない。且つ説明する具体的な特徴、構造、材料または特点は、任意の1つ又は複数の実施例または例において適合な形態で組み合わせられることができる。
本願の実施例を提示し記述したが、当業者にとって、本願の原理と趣旨から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変化、修正、置換及び変形を行うことができ、本願の範囲は請求項及びその同等物によって限定されることを理解できる。
関連出願の相互参照
本願は、出願番号が2021106440414、出願日が2021年06月09日の中国特許出願に基づいて提出され、上記中国特許出願の優先権を主張し、上記中国特許出願の全内容はここで参照として本願に組み込まれる。
1000、表示装置、
1000A、第1の表示装置、1000B、第2の表示装置、1000C、第3の表示装置、1000D、第4の表示装置、1000E、第5の表示装置、
100、イメージング光学系、
1、平板レンズ、
10、光導波路アレイ、11、第1の光導波路アレイ、12、第2の光導波路アレイ、
101、サブ導波路、
30、保護カバープレート、31、第1のカバープレート、32、第2のカバープレート、
L1、中心法線、
5、反射アセンブリ、
50、反射鏡、51、平面鏡、52、プリズム、
5s、反射面、5s-1、第1の視野角増大用反射面、5s-2、第2の視野角増大用反射面、5P、同一対である2つの反射面5s、
200、ディスプレイ、
210、表示画面、211、近辺、212、遠辺、213、傾斜辺、
P1、映像、P2、空中実像。

Claims (12)

  1. イメージング光学系であって、
    平板レンズ及び反射アセンブリを含み、
    前記平板レンズは、2組の光導波路アレイを含み、各組の前記光導波路アレイはすべて単列に複数行で且つ断面が矩形であるサブ導波路からなり、前記2組の光導波路アレイは、第1の光導波路アレイ及び第2の光導波路アレイを含み、前記第1の光導波路アレイの前記サブ導波路はX方向に沿って延伸して且つY方向に沿って複数行を形成し、前記第2の光導波路アレイの前記サブ導波路がY方向に沿って延伸して且つX方向に沿って複数行を形成し、前記第1の光導波路アレイ及び前記第2の光導波路アレイがZ方向に沿って配列され、前記X方向、前記Y方向、及び前記Z方向が互いに垂直であり、前記平板レンズが中心法線を有し、前記中心法線が前記平板レンズの中心を通過して且つ前記Z方向と平行であり、前記平板レンズの対向する両側がそれぞれ像源側及び目視側であり、
    前記反射アセンブリは少なくとも1対の反射面を有し、同一対の2つの前記反射面がそれぞれ前記像源側及び前記目視側に位置し、前記反射面がすべて平面であるとともに前記中心法線に向かって設置され、前記反射面と前記平板レンズとのなす角が90度以下であり、
    同一対の2つの前記反射面と前記平板レンズとのなす角が等しく、同一対の2つの前記反射面と前記平板レンズとの交線が互いに平行である、ことを特徴とするイメージング光学系。
  2. 前記反射面の一辺が前記平板レンズに密着している、ことを特徴とする請求項1に記載のイメージング光学系。
  3. 前記反射アセンブリが複数対の前記反射面を有し、複数対の前記反射面が前記中心法線を囲む方向に沿って配置される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージング光学系。
  4. 複数対の前記反射面には前記中心法線の対向する両側に位置する2対の前記反射面が含まれ、
    前記中心法線の対向する両側に位置する2対の前記反射面において、各前記反射面と前記平板レンズとのなす角が等しく、各前記反射面と前記平板レンズとの交線が互いに平行である、ことを特徴とする請求項3に記載のイメージング光学系。
  5. 同一対の2つの前記反射面は、前記平板レンズに対して対称に設置されている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のイメージング光学系。
  6. 前記反射アセンブリは少なくとも2つの反射鏡を含み、前記反射鏡が平面鏡であり、各前記反射鏡の前記中心法線に向かう表面は前記反射面を構成する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のイメージング光学系。
  7. 表示装置であって、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のイメージング光学系と、
    前記像源側に位置するディスプレイと、を含み、
    前記ディスプレイの表示画面が前記平板レンズに向かって設置されている、ことを特徴とする表示装置。
  8. 前記表示画面がストレートプレート画面であり、前記表示画面と前記平板レンズとのなす角が鋭角であり、前記表示画面の四辺がそれぞれ近辺、遠辺及び2つの傾斜辺であり、前記近辺及び前記遠辺が前記表示画面の対向する両辺であり、前記近辺が前記表示画面の前記平板レンズに近い側辺に位置し、
    前記像源側において、前記表示画面の前記2つの傾斜辺に対応する両側に前記反射面がそれぞれ設けられ、及び/又は、前記表示画面の前記遠辺に対応する一側に前記反射面が設けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記傾斜辺に対応する前記反射面は第1の視野角増大用反射面であり、前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影が前記第1の視野角増大用反射面内に完全に位置する、ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記第1の視野角増大用反射面が三角形又は台形であり、前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影は前記第1の視野角増大用反射面の一辺と面一である、ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記遠辺に対応する前記反射面が第2の視野角増大用反射面であり、前記第2の視野角増大用反射面が矩形である、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
  12. 前記第1の視野角増大用反射面が三角形であり、
    前記表示画面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影が前記第1の視野角増大用反射面の一辺と面一であり、
    前記第2の視野角増大用反射面の前記平板レンズに平行である方向に沿って形成された投影は、前記第1の視野角増大用反射面の他辺と面一である、ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
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