JP2024514286A - 自動車安全シート - Google Patents

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Abstract

回転可能な安全シートアセンブリは、上部であって、シートと、シート回転軸を中心としてシートとともに回転可能であるように、シートへの固定接続を有するシート回転要素と、を有する、上部と、下部であって、シート回転軸から離間した中心軸を有する、自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、を備える。シートアセンブリは、移動機構であって、シート回転要素に接続され、かつシート回転軸を中心としたシート回転要素の回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、移動機構を更に備える。アセンブリは、ロック機構であって、第1のロック解除状態であって、移動機構が、下部の中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を可能にするように動作可能である一方で、ロック機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を防止する、第1のロック解除状態と、第2のロック解除状態であって、シート回転要素を有するシートが、シート回転軸を中心として自由に回転し、移動機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を、中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、第2のロック解除状態と、を選択的に可能にするように動作可能である、ロック機構を更に備える。

Description

本開示の主題は、自動車安全の分野にあり、自動車安全シート、具体的には、子供を安全に収容するためのシートに関する。
自動車安全シートは、子供を保護し、かつ車内にいる間子供を安全に支持するように設計されている。これらのシートは、典型的には、既存の自動車シートの上に、進行方向に前向きに、又は後ろ向きに取り付けられる。
ほとんどの安全シートは固定されている。安全シートを自動車内に位置決めすることは、面倒で重い作業であり得る。多くの場合、子供の世話人は、車の内側に位置する安全シートに子供を適切に位置決めしたり、安全シートから子供を取り除いたりするために、背中を曲げ、アーチ状に曲げる。
いくつかの安全シートは、回転可能である。シートを後部ドアの方向に回転させると、シートの挿入/引っ張り及び子供の位置決め/取り外しが容易になる。しかしながら、子供の世話人は、シート/子供に手を伸ばすために背中を曲げる/アーチ状に曲げる必要が依然としてあり得る。
本開示の主題は、特に自動車で使用するための回転可能な安全シートを提供する。説明した回転可能な安全シートは、シートを自動車に挿入したり自動車から引っ張ったりする間、又は子供をシートに位置決めしたりシートから取り外したりする間、子供の世話人が背中を曲げたりアーチ状に曲げたりする必要性を軽減する。また、説明した回転可能な安全シートは、製造することが容易であり、特別な安全対策を有し、信頼性があり、壊れにくい。
第1の態様によれば、回転可能な自動車安全シートであって、
上部であって、最前点を有し、かつ子供を収容するように構成されたシートと、シート回転軸を中心としてシートとともに回転可能であるように、シートへの固定接続を有するシート回転要素と、を備える、上部と、
下部であって、長手方向を有し、かつシート回転軸から離間した中心軸を有する、自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、
移動機構であって、シート回転要素に接続され、かつシート回転軸を中心としたシート回転要素の回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、移動機構と、を備え、それによって、シートがユーザによって回転させられるときに、シートがシート回転要素とともに、中心軸に対して偏心して移動させられ、かつシート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによってシートの最前点と中心軸との間の距離を連続的に変化させることを確実にする、回転可能な自動車安全シートが提供される。
回転可能な自動車安全シートは、ベースと称されることもある下部の中心軸を中心として、乗客用シートによって画定される(特に地面に平行な)平面上の所定の位置まで回転/旋回するように構成されている。中心軸を中心としたシートの回転は、多くの場合、本明細書では偏心回転と称される。所定の位置は、前向き配向、後向き配向、側方向き配向(後部ドアのうちの1つに向かう直角配向と称されることもある)、又は任意の他の角度配向のうちのいずれか1つであってもよく、これらは全て、下部の長手方向軸の方向及び/又は自動車の長手方向と同じである運転方向に対するものである。
安全シートが横向きの配向に回転される間、安全シートもシート回転軸を中心として回転し、それによってシートの最前点と中心軸との間の距離を変化させる。換言すれば、シート回転軸を中心とした回転は、シートの配向、具体的には、シートに座っている人の視野の中心の配向を中心軸からずれ、シートを自動車の後部ドアの方に向けることになる。換言すれば、安全シートは、下部の長手方向軸に対して横方向に外側に移動し、それによって後部ドアに近づく。これにより、子供の世話人は、背中を過度に曲げたり、アーチ状に曲げたりする必要なく、シート/子供を容易に取り扱うことができる。
移動機構は、中心軸及びシート回転軸の両方を中心として上部及びシートを同時に回転させるように動作可能であり得る。中心軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転(偏心回転)は、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの同時回転に変換され、逆もまた同様である。2つの軸を中心とした回転移動の角速度などの特徴は同期していてもよく、それらの間に特定の関係を有していてもよい。これは、第一に、片手のみを使用し、他方の手を子供を運ぶために残すことによって、世話人によるシート回転/変位の容易な取り扱いを可能にする。第二に、これは、(シート回転軸を中心として回転され、シートの最前点と中心軸との間の距離を変化させるときに)中心軸からのシートの偏心回転及びずれが2つの別個の動作において2つのサブ機構によって行われる場合に必要とされたであろう、移動機構における過剰な数の部品の必要性を克服する。第三に、安全基準によれば安全シートに対する体重制限が存在するので、これは軽量の移動機構を製造することを可能にする。例えば、いくつかの安全基準によれば、安全シートの総重量は、15キログラムの子供の体重を含めて33キログラムに制限される。部品数の削減はまた、故障及び誤動作の低減と直接相関する。
回転可能な自動車安全シートは、本明細書では子供用自動車シートに関して例示されているが、これは本開示の主題を限定すべきではなく、自動車シート、ブースターシート、キャリーコット、幼児用カーベッド、幼児用キャリア、子供用安全シート、幼児用安全シート、子供用拘束システム、拘束用自動車シートなどの任意のタイプの子供サポートに関連して適合されてもよく、子供及び麻痺した個人の任意の必要な体重及びサイズに適合されてもよいことに留意されたい。説明した回転可能な安全シートは、車両の安全ベルトの有無にかかわらず使用するように適合させることができ、任意のタイプの車両で使用することができ、任意の側部又は中心の前部シート又は後部シートなど、任意の車両シートに配置することができる。回転可能な安全シートは、ISOFIX規格などの任意の許容可能な規格に適合するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、シートは、中心軸線とシート回転軸線とを結ぶ線が自動車の長手方向に平行であるデフォルト配向(例えば、前向き又は後ろ向き配向)と、線が自動車の長手方向に垂直である最大回転配向(例えば、側方配向が右向き配向又は左向き配向である)と、を有する。いくつかの実施形態では、距離は、シートがその最大回転配向に到達するときに最大である。
いくつかの実施形態では、移動機構は、シート回転軸を中心としたシート回転要素の時計回りの回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素の反時計回りの移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である。
いくつかの実施形態では、移動機構の少なくとも一部分は、シート回転軸と中心軸との間に位置する。
いくつかの実施形態では、下部は、移動機構の少なくとも一部分を収容する空洞を備える。
いくつかの実施形態では、空洞は、シート回転要素の少なくとも一部分を収容する。
いくつかの実施形態では、移動機構は、ユーザがシートを手動で引っ張ることによってシートを回転させることができるように動作可能である。
いくつかの実施形態では、移動機構は、少なくとも1つの回転可能な要素からなる。
いくつかの実施形態では、シート回転要素及び移動機構は、ギアアセンブリを形成する。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心ギアであって、中心軸と一致する軸と、少なくとも移動機構が動作可能であるときに下部に対する固定位置と、を有する、中心ギアと、中心ギア及びシート回転要素の各々と回転可能に係合する中間ギアと、を備える、少なくとも2つの回転可能な要素からなる。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心軸と一致する軸と、少なくとも移動機構が動作可能であるときに下部に対する固定位置と、を有する、周辺リングを備え、周辺リングは、シート回転要素の外側と噛み合う内歯とともに形成されている。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心ホイールであって、中心軸と一致する軸と、少なくとも移動機構が動作可能であるときに下部に対する固定位置と、を有する、中心ホイールと、シート回転要素と中心ホイールとの間を接続するベルトと、を備え、これによって、シート回転要素を有するシートを中心軸に対して偏心して回転させることにより、ベルトが移動し、シート回転軸を中心としたシート回転要素及びシートの回転に影響を与える。
いくつかの実施形態では、回転可能な自動車安全シートは、シートが、回転している間、円形軌道に沿って所定の配向角度でシートを安定させるように動作可能であるソフトロック機構を備える。
いくつかの実施形態では、回転可能な自動車安全シートは、シート回転要素を有するシートを下部に固定するように動作可能であるロック機構を備え、ロック機構は、下部からシート回転要素を少なくともロック解除し、下部に対するシート回転要素を有するシートの回転を可能にするように構成されている。
いくつかの実施形態では、ロック機構は、
-第1のロック解除状態であって、移動機構が、下部の中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を可能にするように動作可能である一方で、ロック機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を防止する、第1のロック解除状態と、
-第2のロック解除状態であって、シート回転要素を有するシートが、シート回転軸を中心として自由に回転し、移動機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を、中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、第2のロック解除状態と、
を選択的に可能にするように動作可能である。
いくつかの実施形態では、ロック機構は、下部に対するシート回転要素を有するシートの一方向への回転を可能にしつつ、下部に対するシート回転要素を有するシートの反対方向への回転を防止するように構成されている。
第2の態様によれば、回転可能な自動車安全シートであって、
子供を収容するように構成されたシートを備える上部と、
自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、
下部に対する上部の回転を可能にするように動作可能である移動機構と、
上部を下部に固定するように動作可能であるロック機構であって、シートを下部からロック解除し、かつ下部に対するシートの一方向への回転を可能にしつつ、下部に対するシートの反対方向への回転を防止するように構成されている、ロック機構と、を備える、回転可能な自動車安全シートが提供される。
子供、子供のそばに座っている他の乗客、及び世話人の安全が、最も重要である。回転可能な安全シートは、シートを所望の方向に回転させるように作用している間、世話人が望まなかった方向への突然の意図しない回転を防止するロック機構を備えている。
第3の態様によれば、回転可能な自動車安全シートであって、
上部であって、子供を収容するように構成されたシートと、シート回転軸を中心としてシートとともに回転することができるように、シートに固定的に接続されたシート回転要素と、を備える、上部と、
下部であって、自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成され、かつシート回転軸から離間した中心回転軸を有する、下部と、
移動機構であって、シート回転要素及び下部に接続され、かつシート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動、及び中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を可能にするように動作可能である、移動機構と、
ロック機構であって、移動機構を少なくとも間接的にロックするように構成され、かつ
-第1のロック解除状態であって、移動機構が、下部の中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を可能にするように動作可能である一方で、ロック機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を防止する、第1のロック解除状態と、
-第2のロック解除状態であって、シート回転要素を有するシートが、シート回転軸を中心として自由に回転し、移動機構が、シート回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動を、中心回転軸を中心としたシート回転要素を有するシートの回転移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、第2のロック解除状態と、を選択的に可能にするように動作可能である、ロック機構と、を備える、回転可能な自動車安全シートが提供される。
時には、例えば、乗車中に子供のそばに座っている世話人が、子供の世話をしたいと思うことがある。子供が下部の長手方向軸及び世話人に対して直角配向になるようにシートを回転させることができる一方で、後部ドアに向かって外向きに延在しないことは、有利であり得る。また、この下部の中心軸のみを中心とした回転移動は、雨が降っているときに役立つことができ、そのため、子供が車から降りる行為の間に濡れないようにする。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心回転軸と整列されたユニット回転軸を有する回転可能なユニットユニットを備え、ロック機構は、第2のロック解除状態において、回転可能なユニットをロックして、下部に対するその回転を防止し、第1のロック解除状態において、回転可能なユニットを下部からロック解除するように動作可能である。
いくつかの実施形態では、ロック機構は、回転可能なユニットを上部にロックするように構成された右ハンドルアーム及び左ハンドルアームを備え、ハンドルアームは、シートの右側及び左側にそれぞれ位置する解放ボタンで終端し、それぞれの解放ボタンを押すと、上部が回転可能な要素から解放され、シートを引っ張ることによって、中心回転軸及びシート回転軸の両方を中心としたシート回転要素を有するシートの回転を可能にする。右ハンドルアーム及び左ハンドルアームの各々は、上部がそれぞれの方向において回転可能なユニットにロックされる一方で、他方のハンドルアームが解放されると、回転可能なユニットに対して反対方向に自由に摺動するような様式で、回転可能なユニットに形成された少なくとも1つの歯とその下側で係合し得る。
いくつかの実施形態では、ロック機構は、回転可能なユニットを下部にロックするように構成された少なくとも1つのレバーアームを備え、レバーアームは、下部に位置するスイッチボタンで終端し、スイッチボタンを押すと、回転可能なユニットが下部から解放され、下部の中心回転軸を中心として回転可能なユニットとともに上部が回転することを可能にする。少なくとも1つのレバーアームは、それぞれ右スイッチボタン及び左スイッチボタンで終端する右レバーアーム及び左レバーアームを備え得、それぞれのスイッチボタンを押すと、中心回転軸を中心としてそれぞれの側にのみ上部が回転することを可能にする。右レバーアーム及び左レバーアームの各々は、回転可能なユニットがそれぞれの方向において下部にロックされる一方で、他方のレバーアームが解放されると、中心回転軸を中心として反対方向に自由に回転するような様式で、回転可能なユニットに形成された少なくとも1つの歯とその内側で係合し得る。
いくつかの実施形態では、ロック機構は、ラチェットアセンブリを備える。
いくつかの実施形態では、移動機構の少なくとも一部分は、シート回転軸と中心軸との間に位置する。
いくつかの実施形態では、シート回転要素及び移動機構は、ギアアセンブリを形成する。
いくつかの実施形態では、ギアアセンブリは、回転可能なユニットと、シート回転要素と、回転可能なユニットとシート回転要素との間に接続された遷移ギアと、を備え、第2のロック解除状態において、上部を中心回転軸を中心として時計回りに回転させることにより、シートをシート回転軸を中心として反時計回りに回転させる。
いくつかの実施形態では、シートは、最初に、駆動方向又は駆動方向と反対のいずれかに、下部の長手方向軸に沿って配向されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、移動機構は、下部の長手方向軸に対して実質的に直角にシートを回転させるように動作可能である。
いくつかの実施形態では、移動機構は、シートをいずれかの側に手動で引っ張ることによって、中心軸を中心として及びシート回転軸を中心としての両方で、上部を回転させるように動作可能である。
いくつかの実施形態では、移動機構は、シートの偏心変位と、シートの最前点と中心軸との間で変化する距離(シート上に位置する人の視野の中心の配向ずれ)と、を同期させるように動作可能である。
いくつかの実施形態では、移動機構は、シートの偏心変位及びシートの配向ずれを引き起こし、シートの最前点と中心軸との間の距離を変化させるように動作可能である丸型の要素からなる。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心ギアであって、中心軸と一致する軸と、下部に対する少なくとも第1の固定位置と、を有する、中心ギアと、中心ギア及びシート回転要素と係合する中間遷移ギアと、を備える。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心軸と一致する軸と、下部に対する固定位置と、を有する、周辺リングを備え、周辺リングは、シート回転要素の外側と噛み合う内歯とともに形成されている。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心ホイールであって、中心軸と一致する軸と、下部に対する少なくとも第1の固定位置と、を有する、中心ホイールと、シート回転要素と中心ホイールとの間を接続するベルトと、を備え、これによって、上部を中心軸に対して偏心して回転させることにより、ベルトが移動し、シート回転軸を中心としたシート回転要素の回転に影響を与える。
いくつかの実施形態では、回転可能な自動車安全シートは、シートが下部の長手方向軸に対して回転される間、シートを所定の配向角度で安定させるように動作可能であるソフトロック機構を備える。
子供用自動車安全シートに関連して具体的に説明されているが、提示された主題はそれに限定されず、自動車の内外両方の一般的な回転可能なシートなどの他の回転可能/旋回可能なシートで実践され得ることが十分に理解される。
本明細書に開示されている主題をより良く理解し、実際にそれがどのように実行され得るかを例証するために、添付の図面を参照して、非限定的な例としてのみ、実施形態をここで説明する。
本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シートの第1の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれ、中心軸からのシートの最前点の距離を変化させることによってシートの偏心回転及び配向ずれのために構成されている、移動機構の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれ、中心軸からのシートの最前点の距離を変化させることによってシートの偏心回転及び配向ずれのために構成されている、移動機構の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれ、中心軸からのシートの最前点の距離を変化させることによってシートの偏心回転及び配向ずれのために構成されている、移動機構の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれ、中心軸からのシートの最前点の距離を変化させることによってシートの偏心回転及び配向ずれのために構成されている、移動機構の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込まれたロックシステムの非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び中心回転の両方が可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの第2の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、回転可能な自動車安全シートに組み込むためのソフトロック機構を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。 本開示の主題による、シートの偏心回転及び配向ずれが可能な移動機構と、対応するロック機構と、を含む、回転可能な自動車安全シートの更に別の非限定的な例を図示する。
本開示の主題の第1の態様によれば、回転可能な自動車安全シートであって、
上部であって、最前点を有し、かつ子供を収容するように構成されたシートと、シート回転軸を中心としてシートとともに回転可能であるように、シートへの固定接続を有するシート回転要素と、を備える、上部と、
下部であって、長手方向を有し、かつシート回転軸から離間した中心軸を有する、自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、
移動機構であって、シート回転要素に接続され、かつシート回転軸を中心としたシート回転要素の回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、移動機構と、を備え、それによって、シートがユーザによって回転させられるときに、シートがシート回転要素とともに、中心軸に対して偏心して移動させられ、かつシート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによってシートの最前点と中心軸との間の距離を連続的に変化させることを確実にする、回転可能な自動車安全シートが提供される。
本開示の主題によって構成されている回転可能な自動車安全シート100の第1の非限定的な例を図示する図1A~図1L2を参照する。
示されるように、回転可能なシート100は、上部110と、下部120と、回転可能なシートの回転を可能にするように動作可能である移動機構130と、を含む。
図1A及び図1Bに具体的にされるように、上部110は、シート112及びシート回転要素114を含む。シート112は、最前点FMPを有し、子供を収容するように構成されている。シート回転要素114は、シートの底部側でシート112に固定的に接続され、そのため、以下で更に説明されるように、シートがユーザによって回転させられるとき、シートとともに1つの部品として回転する。シート回転要素114が取り付けられたシート112は、典型的には、シート回転要素114の対称軸である、シート回転軸SAを中心として回転可能である。したがって、互いに固定して取り付けられているので、シートが回転される/回転すると言及されるときはいつでも、同じ移動がシート回転要素に適用され、逆もまた同様である。
下部120は、自動車の後部シートなど、(進行方向である)長手方向を有する自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成されている。図1Gに示されるように、下部120は、シート回転軸SAから離間した中心軸CAと、長手方向軸LOAと、横方向軸LAAと、を有する。中心軸CAは、下部120の対称軸であってもよいが、必ずしもそうでなくてもよい。長手方向軸LOAは、下部の長さに沿って通過する対称軸であり、典型的には、自動車の長手方向と重なる。横方向軸LAAは、長手方向軸LOAに直交し、両方とも、下部120が取り付けられる自動車の乗客用シートによって画定される平面に実質的に平行な水平面内に位置し、それを画定する。
回転可能な自動車安全シート100は、シート回転要素114に接続され、かつシート回転要素114及びシート112を水平面内で回転させるように動作可能である、移動機構を含む。
理解されるように、例えば、図1Dでは、シート回転要素114、及びシート回転要素114に接続された移動機構130(両方ともシート112の下に位置する)を明らかにするために、シート112及び以下で説明する他の部品は、透明に示されている。移動機構は、図2A~図2Bを参照して以下で更に説明するように、様々な方法で構成することができることに留意されたい。移動機構130Aとして参照される、移動機構の第1の非限定的な例が、図1A~図1Lに説明される。
図1G1~図1G4に示されるように、典型的には、回転可能な自動車安全シート100は、基本的に長手方向軸LOA方向と一致する自動車の長手方向(運転方向)に対して、最初に前向き(図1G1に示されるように)又は後向き(図1G2に示されるように)に配向される。
移動機構は、中心軸CAを中心として偏心してシート(及びシート回転要素114)を回転させるように動作可能である。したがって、図1Hに見られるように、例えば、図1Dと比較して、シート回転要素114、及びそれに固定的に接続されたシート112は、矢印AR1によって図示されるように、中心軸CAに対して反時計回りに回転されることによって変位される。これが、生じる唯一の回転移動である場合、シートは、紙の外に向かって、例えば、中心軸CAに面する自動車の左後部ドアに向かって配向される。しかしながら、上述したように、移動機構は、シート回転要素114及びそれに固定的に接続されたシート112を、少なくとも両方が矢印AR2によって図示されるように時計回りに回転されるときに、シート112が中心軸CAから離れて、例えば、自動車の右後部ドアに向かって面するように回転させるようにも動作可能である。
移動機構は、シート及びシート回転要素を1周、すなわち、360°回転させるように動作可能である。シート回転要素が、中心軸CAを中心として時計回り/反時計回りに360°偏心して回転する間、シートは、その偏心回転に加えて、シート回転軸SAを中心として反時計回り/時計回りに360°中心回転する。特に、移動機構は、シートを右後部ドア(例えば、図1F及び図1G3に示されるような右側向き位置)に向かって、又は左後部ドア(例えば、図1G4に示されるような左側向き位置)に向かって回転させるように動作可能である。図1G3及び図1G4の位置の各々は、それぞれ図1G1及び図1G2に示す前向き位置又は後向き位置のいずれかから開始することによって到達することができる。したがって、移動機構は、自動車の長手方向及び下部の長手方向軸に対して実質的に直角(後部ドアのいずれか一方に向かって90度)にシートを回転させるように動作可能である。
回転可能なシート100の主要な構成要素を示す分解図が、それぞれシートのデフォルトの前向き配向及び右側配向に関して図1H及び図1Iに示されている。示されるように、回転可能なシートアセンブリは、(下から上へ):下部ベース120B及び上部ベース120Aを含む下部120と、移動機構130を収容するように構成されている上部ベース120Aに形成された空洞122と、第1の構成130A及び中間回転ユニット136を含む移動機構130と、移動機構130Aに接続されたシート回転要素114と、回転可能なカバー126と、最前点FMPを有するシート112と、を含む。
上部ベース120Aは、乗客用シートの背部に当接するように構成されている背部120A1を含む。上部ベースはまた、移動機構130Aの少なくとも一部分を収容する空洞122を含む。上部ベース120Aはまた、シート回転要素114を収容する空洞を含み得る。空洞は、移動機構及び/又はシート回転要素を隠されて乗客の手が届かないように保ち、それによって、一方の側の乗客及び他方の側の移動機構/シート回転要素の両方に安全性を提供する。具体的には、ここで説明する例のように、上部ベース120は、シート回転要素114並びに移動機構130Aを収容する、単一の空洞122を有する。ロックディスク114Dは、シート回転要素114、及び移動機構130Aの部分の上方に配置され、空洞122の内側で互いに対するそれらの空間位置を維持する。
中間回転ユニット136は、シート回転要素114及び移動機構130Aの上方に位置する。中間回転ユニット136は、第1の穴1361Hを有し、シート回転要素114は、この穴を通過して、その上側でシート112に接続され、その下側で移動機構130Aに接続される。中間回転ユニット136内の第2の穴1362Hは、中心軸CA上に位置する中心軌跡CLに接続する。したがって、中間回転ユニット136、具体的には、穴1361Hと1362Hとの間の公称距離は、シート回転軸SAと中心軸CAとの間の距離を画定し、結果として、中心軸CAの位置が円形軌道の中心であるシート回転軸SAの位置の円形軌道を画定する。示されるように、中間回転ユニット136は、空洞122の内側での中間回転ユニット136の回転を容易にし、かつ/又は安定させる複数のホイール136Wを外周の外側に含み、ホイール136Wは、空洞の外側に沿って、画定された経路122Rを走行する。中間回転ユニットの構造は、必ずしも図示されたようなものではなく、他の形状も、同様に使用できることに留意されたい。1つの単純な例では、中間回転ユニットは、中間回転ユニットを中心軸に位置する中心軌跡に、及びシート回転軸においてシート回転要素に接続することを可能にする貫通孔を有するアーム/ビーム/ロッド形状を有する。中間回転ユニットは、空洞外周まで延在してもよく、空洞外周において所定の円形経路に沿って走行する1つ以上のホイールを有してもよい。
カバー126は、上部ベースの空洞の内側の移動機構を安全に隠すように構成されている。カバーはまた、シート回転要素114をシート112に接続することを可能にする穴126Hを有する。
図1Iから、シート112が右側に回転されるとき、中間回転ユニット136及びカバー126がシート回転要素114とともに反時計回りに回転することが理解される。また、上述したように、シート回転軸SAは、円形軌道に沿ってシート回転要素114及びシート112とともに移動した。
移動機構は、手動で操作されるように構成されている。具体的には、移動機構は、ユーザがシートを自分の方へ手動で引っ張ることによって、シート112及びシート回転要素114を回転させることを可能にする。移動機構はまた、片手操作用に構成されている。ユーザは、車のドアを開く動作と同様に、シートを引っ張ると同時に回転させるために、片手でシートを引っ張る。これにより、第2の手が自由になり、そのため、ユーザは子供を運び、子供をシートに乗せたり、子供をシートから取り出し、シートを後方に回転させてデフォルトの前向き位置又は後向き位置にしたりすることができる。
移動機構は、シート回転要素114に接続され、かつシート回転軸SAを中心としたシート回転要素114の回転を、中心軸CAを中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素114の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である。換言すれば、移動機構はまた、中心軸CAを中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素114の移動を、シート回転軸SAを中心としたシート回転要素114の回転に変換する。これにより、移動機構は、シート112がユーザによって回転させられるとき、シート回転要素114とともに、シート112が、中心軸CAに対して(円形軌道に沿って)偏心して移動させられ、シート回転軸SAを中心として同時に回転させられ、それによってシートの最前点FMPと中心軸CAとの間の距離を連続的に変化させることを確実にする。これは、例えば、図1J及び図1Kに図示されており、それぞれ、前側及び右側向き配向を表している。図1(j)に示されるように、最前点FMPと中心軸CAとの距離は、D1であり、図1Kに示されるように、最前点FMPと中心軸CAとの距離は、D1よりも大きいD2である。実際、最前点FMPと中心軸CAとの間の最大距離は、シートが右側又は左側配向にあるときであり、最小距離は、シートが前側又は後側配向にあるときである。
理解されるように、移動機構は、シートが前向き配向と後向き配向との間の円形軌道に沿った任意の点に位置するときに、中心軸CAを中心としてシート回転要素を有するシートを回転させ、それによってシート回転要素を有するシートを中心軸CAに対して偏心して変位させ、かつシート回転軸SAを中心としてシートを回転させ、それによってシートの配向を中心軸CAからずれるように動作可能である。したがって、移動機構は、中心軸CAに対する偏心変位とシートの配向ずれとを同期させるように、すなわち、シートの最前点と中心軸との間の距離を変化させるように構成されている。シートの、中心軸CAを中心とした偏心回転と、シート回転軸SAを中心とした中心回転とは、同期した様式で同時に操作される。偏心回転は、中心回転に影響を与え、逆もまた同様である。両方の回転移動は、相互接続され、同期される。この特性は、片手で一動作でシートを手動で引っ張って回転させることを更に容易にする。
いくつかの実施形態では、移動機構は、中心軸に対するシートの偏心変位を引き起こし、シートの最前点と中心軸との間の距離を変更するように動作可能である丸型の要素を含む。特に、移動機構は、丸型の対称的に回転可能な要素のみを含む。この構成は、より容易な製造並びにより堅牢な構造及び性能を可能にする。したがって、シートの偏心変位及び配向ずれは、移動機構の要素の回転移動によって、具体的には、例えば、シート前縁又は中心点の角度変位並びに横方向変位に影響を与える円形回転移動によって達成される。これは、図1A~図1Lに示される移動機構130Aの場合である。
図1L1では、シートは、前向き位置にあり、図1L2では、シートは、右に90度回転されている。移動機構130Aは、第1の中心ギア132Aと、それに接続された第2の側方ギア134Aと、を含む、ギアアセンブリを含む。第2のギア134Aは、この例では同様にギアとして構成されているシート回転要素114に接続される。基本的に、3つのギアは全て、下部の平面に実質的に水平かつ平行な平面内に位置する。中心ギア132Aは、中心軸CAと一致する中心軸を有し、回転しないように静止している、すなわち、下部120に対して固定位置を有する。第2ギア134Aは、中心ギア132A及びシート回転要素114と係合する中間ギアとして機能する。理解されるように、シート回転要素114が、時計回りに回転するとき、第2のギア134Aは、反時計回りに回転し、逆もまた同様である。同様に、第2ギア134Aが、反時計回りに回転するとき、シート回転要素は、時計回りに回転する。第1の中心ギア132Aが、静止しているので、第2のギア134Aは、中心軸CAに対して反時計回り方向に第1のギア132Aの上を摺動し、それによって、反時計回り方向に中心軸CAに対して偏心して回転する。これにより、シート回転要素114は、図1L2に例示されるように、シート回転要素がπ/2ラジアンを通過するまで、自動車の右後部ドアに近づく。移動機構130Aは、中心軸CAを中心とした偏心移動と、シート回転軸SAを中心とした同期移動との両方を可能にする。1つの特定の例では、2つの回転移動間の比は1:2であり、すなわち、中心軸に対するシート回転要素を有するシートの各偏心角変位Xに対して、シートは、シート回転軸を中心として2Xの角度だけ回転する。これは、第2のギア及びシート回転要素に対して2倍の直径を有する第1のギアを設けることによって達成することができる。
図1L1~図1L2に記載された例は、シートの同時偏心及び中心(自己)回転移動を可能にするために互いの間で相互作用する3つのギアを用いるが、4つ以上のギアを使用することができ、そのうちの一部は、主に異なるギア間の回転移動を同期させるためにシート回転要素と中心ギアとの間で中間的に使用され、シートが(前方方向に見て開始位置から)右側に引っ張られるとき、シートがシート回転軸を中心として時計回りに回転し、中心軸を中心として反時計回りに回転し、左側に引っ張られるとき、その逆に回転することが理解される。非限定的な例では、移動機構は、4つのギアを含み、シート回転要素は、中心ギアの外歯と噛み合う第3のギアの外歯と噛み合う第2のギアの外歯と噛み合う内歯を有する。
上述したように、シートは、典型的には、運転方向に対して前側又は後側向き配向を有する。換言すれば、デフォルト配向は、中心軸とシート回転軸とを結ぶ線が車両の長手方向と平行となる配向である。
追加的に、シートは、上述の線が自動車の長手方向に対して垂直である最大回転配向を有する。換言すれば、最大回転配向は、シートが右側配向又は左側配向にあるときである。シートが最大回転配向にあるとき、シートの最前点FMPと中心軸CAとの間の距離は最大である。
既に述べたように、移動機構は、シート回転軸を中心としたシート回転要素及びシートの時計回りの回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素及びシートの反時計回りの移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である。
ここで、本開示の主題の回転可能な自動車安全シートの移動機構の異なる非限定的な例を図示する図2A~図2Bを参照する。全ての図に必ずしも具体的に示されているわけではないが、カバー及び中間回転ユニットは、示されている移動機構の残りとともに使用することができることに留意されたい。図2A1~図2A2は、本明細書に記載の主題によって構成されている移動機構130Bの第2の非限定的な例を図示する。図に見られるように、シート112を含む上部の底部側と、シート回転軸SAを中心としてシートとともに回転するようにシート112に固定的に接続されたシート回転要素114と、が示されている。また見られるように、カバー126及び中間回転ユニット136が示されており、シート112とシート回転要素114との間に位置する。移動機構130Bは、移動機構130Aにおける中心ギア132Aと同様に、下部120における空洞の内側に位置決めされ、かつ中心軸CAと整列された中心軸を有する、中心ホイール/ギア132Bを含み、中心軸CAを中心としたシート112及びシート回転要素114の偏心回転中に回転しないように静止している、すなわち、下部120に対して固定位置を有する。
中心ホイール132B及びシート回転要素114は、図2B2に具体的に示されるように、タイミングベルト134Bによって接続される。全ての3つの要素(シート回転要素、中心ホイール、及びタイミングベルト)は、下部の平面に実質的に水平かつ平行な平面内に位置する。
理解され得るように、中心軸CAに対して偏心してシート回転要素114を有するシート112を回転させることは、タイミングベルト134Bを移動させ、シート回転軸SAを中心としたシート回転要素114及びシート112の回転に影響を与え、逆もまた同様である。換言すれば、タイミングベルト134Bは、シート回転軸SAを中心としてシート回転要素を有するシートを回転させるときに、移動を開始し、中心軸CAを中心としてシートの偏心回転を引き起こすように、反対の方法で機能する。それによって、シートがユーザによって回転させられるときに、シートはシート回転要素とともに、中心軸CAに対して偏心して移動させられ、かつシート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによってシートの最前方点FMPと中心軸CAとの間の距離を正確に上述したように連続的に変化させることを確実にする。
上述したように、いくつかの実施形態では、シート回転要素114と中心ホイール132Bとの間の直径比は、中心軸を中心とした偏心移動とシート回転軸を中心とした自己中心移動とを同期させるために1:2である。
図2B1~図2B2は、本明細書に記載の主題によって構成されている移動機構130Cの第3の非限定的な例を図示する。図に見られるように、中心軸CAと一致する中心軸と、下部120に対する固定位置と、を有する周辺リング132Cは、シート回転要素114の外側の歯1142Cと噛み合う内歯1322Cを有する。シートが、シート回転要素114とともに、中間回転ユニット136によって補助されて中心軸CAを中心として偏心して回転されるとき、シート回転要素114及びシート112は、それぞれ周辺リング132C及びシート回転要素114上の内歯と外歯との間の噛み合いに起因して、シート回転軸を中心としても回転し始める。したがって、シート回転要素を有するシートは、中心軸CAを中心として偏心して回転され、シート回転軸SAを中心として中心的に回転され、それによって、シートがユーザによって回転させられるときに、シートはシート回転要素とともに、中心軸に対して偏心して移動させられ、かつシート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによってシートの最前方点FMPと中心軸CAとの間の距離を正確に上述したように連続的に変化させることを確実にする。いくつかの実施形態では、シート回転要素114と周辺リング132Cとの間の直径比は、中心軸を中心とした偏心移動とシート回転軸を中心とした自己中心移動とを同期させるために1:2である。
いくつかの実施形態では、回転可能な自動車安全シートは、シートを下部にロックするように動作可能であるロック機構を含む。ロック機構は、シートを下部から選択的にロック解除して、下部に対してシートが(シート回転要素とともに)回転することを可能にするように構成されている。
本明細書に記載の主題によって構成されているロック機構140Aの非限定的な例を図示する図3A1~図3A7を参照する。
ロック機構140Aは、片手のみを使用することによって、シート114を下部120から容易に解放することを可能にする。これにより、第2の手は、子供を運ぶなどの他の動作のために自由になる。説明した例では、シートのロック解除は、シート114の右側及び左側に位置する解放ボタン1422A及び1424Aによって容易に操作される。各解放ボタンは、シートを下部から解放するために押され、一方の側への引っ張り及び回転を可能にする。したがって、右ボタン1422Aを押すことにより、シートを右に引っ張って回転させることができ、左ボタン1424Aを押すことにより、シートを左に引っ張って回転させることができる。1つの特定の例では、ロック機構140Aと同様に、ロック機構は、下部に対するシートの一方向への引っ張り及び回転を可能にしつつ、下部に対するシートの反対方向への回転を防止するように構成されている。これは、シートの操作をより安全にする。
示されるように、解放ボタンは、シート112を下部120にロックし、かつシートを下部120からロック解除するように動作可能である、右ハンドルアーム1442A及び左ハンドルアーム1444Aに接続されている。ハンドルアームは、シート112の対応する穴1122A及び1124Aを通過し、したがって、シート112を下部120の一部分に閉じ込める。
ハンドルアームの各々は、シートが下部に対して移動することを防止するように、下部120内に位置するか、又は下部と連通する少なくとも1つの対応する凹部1262A、1264A(2つの右及び2つの左の凹部が図3A4に図示されている)と係合するように構成されている歯1462Aを有するその下側で終端する。この具体例では、凹部は、図3A3に見られるように、中間回転ユニット136における突出部136Pに形成されているが、別の部分に形成されていてもよい。解放ボタンが矢印AR4で図示されるように内向きに押されるとき、ねじりばね1482Aが歯を外向きに移動させ、矢印AR3で図示されるようにシートを下部からロック解除させる。
図3A3~図3A7には、右側への回転のためのシートのロック解除が図示されている。下部120は、移動機構を覆い隠し、かつシート112の下に位置するカバー126を含む。カバー126は、(移動機構と同じレベルでカバー126の下方に位置する)シート回転要素114とカバー126の上方に位置するシート112との間の接続を可能にする開口部126Hを有する。カバー126及び中間回転ユニットは、中心軸CAを中心としてシート回転要素114とともに回転する。これは、図3A6において矢印AR5によって図示されており、カバー及び中間回転ユニット(凹部1262A及び1264Aを含む)は、シートが右側に向かって時計回りに回転されるときに反時計回りに回転することが理解される。また、左凹部1264Aは、左解放ボタンが押されていなくても、カバー、中間回転ユニット、及びシートの回転を停止させない。
図3A5に見られるように、右解放ボタンが押されるとき、歯1462Aが凹部1262Aから解放/係合解除されて、シートを右側に回転させることを可能にする。理解されるように、左凹部1264Aは、左解放ボタンを押すことによって歯1464Aを能動的に解放する必要なく、シートを右に回転させ、カバー126を反時計回りに回転させることを可能にするように構築され、配向されている。したがって、ロック機構140Aは、シートを一方向において下部にロックする一方で、シートの反対方向への回転を可能にする。2つのハンドルアームがロック状態にあるときのみ、シートは回転不能であり、シートは第1の側に回転可能であり、第1の側のハンドルアームのみが解放されるとき、第2の側への回転が防止される。換言すれば、ロック機構140Aは、一方の側への回転を可能にする一方で、他方の側への回転を防止する、ラチェットアセンブリを含み得る。ユーザが、右解放ボタンを押すことによってシートを解放する場合、シートを右に回転させることが可能であり、右への短い距離の後に、ユーザが、シートを左に押し戻す場合、シートは、左歯1464Aと左凹部1264Aとの係合によってロックされる。
図3A7は、右側に完全に回転されたときのシート112を図示する。シート回転要素が中心軸を中心として反時計回りに回転すると、カバー及び中間回転ユニットが同時に左に回転することが理解される。
ロック機構140Aの作動及び作動停止は、説明した例では機械的手段によって実施され操作されているが、電子的など他の形態で操作され得ることに留意されたい。
本開示の主題の回転可能な自動車安全シートは、下部の中心軸に対するシートの上述した偏心移動を、そこからのずれ(中心軸からのシートの最前点の距離を変化させる)とともに可能にし、かつ上部(シート及びシート回転要素)と下部(下部ベース及び上部ベース)との間の追加の相対移動を可能にする、移動機構を含むことができる。それによって、移動機構は、複数の作業スキームを含む。第1の動作スキームにおいて、移動機構は、上述したように、下部の中心回転軸を中心として及びシート回転軸を中心としての両方で、シートを回転させるように動作可能である。第2のスキームでは、移動機構は、中心軸のみを中心として、上部(シート及びシート回転要素を含む)並びに追加の要素(カバー及び中間回転ユニット)を回転させるように動作可能である。回転可能な自動車安全シートには、上述の移動スキームを可能にするために、下部及び上部の異なる要素/部品を選択的にロック解除することができるロック機構が設けられる。
回転可能な自動車安全シート100Aの非限定的な例が図示する図4A~図4Fを参照する。自動車安全シート100Aは、例えば図1A~図2Bに記載されているように、1つの移動スキームにおいて、下部の中心軸から選択的に偏心して回転し、そこからずれてすることができるか、又は、第2の移動スキームにおいて、中心軸CAからのシートの最前点の距離を変化させることなく、下部の中心軸を中心として選択的に回転することができる。
回転可能な自動車安全シート100Aは、上述の2つの移動/回転スキームを選択的に可能にするように動作可能である移動機構及びロック機構を含む。図4Bに見られるように、説明される非限定的な移動機構1302は、少なくとも部分的に移動機構130Aと同様に構成され得るが、本明細書で以下に説明されるような追加の特性を有する。しかしながら、具体的に例示されていないが、移動機構130B及び130Cもまた、追加の特性及び移動スキームを追加するように調整/修正され得ることが理解されるであろう。したがって、上述の移動機構130A~130Cは、追加の特性を含むように修正され得ることも理解される。
図4Bに示されるように、シート112は、中心軸CAからずれることなく右に回転され、シート112は、依然として中心軸CAの上方に位置し、中心軸CAの方向に配向され、これによって、図4E~図4Fに示されるように、最前点FMPと中心軸との間の距離D3が維持される。説明した例では、中心ギア132Aは、下部120に固定されていないが、中心軸CAを中心として下部120に対して回転することができる。したがって、中心ギア132Aは、本明細書では回転可能なユニットと称される。シート及びシート回転要素114を含む上部110、カバー及び中間回転ユニット(両方とも図4Bでは見えない)は全て、中心ギア(回転可能なユニット)132Aと固定関係を有し、それとともに回転することができる。
ロック機構は、回転可能なユニットをシート、シート回転要素、カバー、及び中間回転ユニット(以下、まとめて上部と呼ぶ)にロックしたまま、下部の上部ベース及び下部ベースから選択的にロック解除し、中心軸と一致するそれ自体の軸を中心としたその中心回転を可能にするように構成されており、これによって、上部がそれとともに回転し、その配向が中心軸の方向に維持され、最前点と中心軸との間の距離が維持されながら、シートが回転する結果となる。又は、ロック機構は、回転可能なユニットを下部のベースにロックしたまま、回転可能なユニットを上部から選択的にロック解除し、これによって、回転可能なユニットがそれ自体の軸を中心として回転できないようにする一方で、上部が、中心軸を中心として偏心して回転することを可能にし、シート及びシート回転要素が、上述のように、シート回転軸を中心として中心回転する。
説明される例では、ロック機構1402は、2つのロックサブ機構を含む。第1のサブ機構は、上述のように構成されているロック機構140Aであり、回転可能なユニット、すなわち、中心ギア132Aから上部をロック及びロック解除して、上述のようにそれらをそれぞれ固定するか、又は中心軸CAを中心として及びシート回転軸SAを中心としての両方で、それらの回転を可能にするように動作可能である。
第2のサブ機構は、回転可能なユニット(中心ギア132A)を下部からロック及びロック解除し、それぞれ、中心軸CAを中心として上部とともにその中心回転を無効又は有効にするように構成されているロック機構140Bである。
図4B~図4Dに示されるように、ロック機構140Bは、回転可能なユニット132Aを下部120にロックするように構成されている、2つのレバーアームである、右レバーアーム1442B及び左レバーアーム1444Bを含む。レバーアームは、それぞれ右側及び左側の下部に位置するスイッチボタン1422B及び1424Bで終端し、レバーアームは、内側で、回転可能なユニットと係合するように構成されている歯(1462B及び1464B)を含む。
説明した例では、ロック機構140Bの動作モードは、ロック機構140Aの動作モードと同様である。それぞれのスイッチボタンを押すと、それぞれの側の下部から回転可能なユニットが解放され、それぞれの側の下部の中心軸CAを中心として回転可能なユニットとともに上部が回転することを可能にする。右及び左レバーアームの各々は、回転可能なユニットがそれぞれの方向において下部にロックされる一方で、他方のレバーアームが解放されると、中心軸を中心として反対方向に自由に回転するような様式で、右レバーアーム1442Bの歯1462Bによって係合される凹部1262Bなど、回転可能なユニットに形成された少なくとも1つの凹部とその内側で係合する。換言すれば、ロック機構140Bはまた、ラチェット機構も含む。
図4Dから理解されるように、右レバーアーム1442Bは、凹部1262Bと係合すると、回転可能なユニットを左方向(反時計回り)にロックせず、右方向(時計回り)にのみロックする。特に示されていないが、その逆も真である。左レバーアーム1444Bは、それぞれの凹部と係合すると、回転可能なユニットを右方向(反時計回り)にロックせず、左方向(時計回り)にのみロックする。したがって、上部をカバー及び回転可能なユニットとともに回転させるためには、2つのレバーアームのうちの1つを各方向に解放する必要がある。
いくつかの実施形態では、本開示の主題の回転可能な自動車安全シートは、シートが下部の長手方向軸に対して回転されている間、前向き位置と後向き位置との間の中間位置を画定する所定の配向角度でシートを安定させるように動作可能である、ソフトロック機構を含む。いくつかの実施形態では、中間位置はまた、前向き位置及び後向き位置も含む。これは、自動車の右又は左の後部ドアに向かって直角に回転されるときなど、シートが中間位置に位置するときにシートを頻繁にロック解除する必要なしに、安全シートを管理するのに有用である。ソフトロック機構は、シートを中間位置に安定させ(一時的にロックし)、ボタンを押すなどの更なる動作を必要とせずに、シートを所望の方向(時計回り又は反時計回り)に軽く押す又は引っ張ることによって、安全シートを中間位置からロック解除することを可能にする。
本明細書に開示される主題によるソフトロック機構150の非限定的な例を図示する図5A~図5Fを参照する。
ソフトロック機構150は、シートとともに回転し、回転中にシートを所定の角度でロックするように構成されている。例えば、ソフトロックは、(自動車の運転長手方向に沿った前向き配向又は後向き配向である元の配向に対して0、90、180、270(又は-90)度の角度で達成される。したがって、ソフトロック機構は、回転可能なシートに対して固定空間的関係を有する。説明した例では、ソフトロック機構150は、上述のように、シートとともに回転する中間回転ユニット136の側部に取設される。
ソフトロック機構は、ロック解除のためにボタンを押す必要なしに自動的なロック及びロック解除動作を可能にする可逆機構を用いる。説明した例では、ソフトロック機構150は、以下で更に説明されるように、ソフトロック機構がロック点に到達するとき、圧縮状態にあり、ある程度弛緩するが、圧縮されたままである、ばね152を含む。
ソフトロック機構は、回転経路に沿ってシートに押す力又は引っ張る力を加えることによって、ソフトロック点からシートをロック解除することを可能にするホイール154で終端する。
示されるように、ロック点158は、下部の空洞内の穴/凹部として構成されており、圧縮されたばねが外向きに解放された結果としてシートが回転する間に、ホイール154がその中に入る。
図5D~図5Fは、シートの3つのソフトロック位置の底面図を図示する。図5Dは、シートの後ろ向き位置であり、ソフトロック機構がロック点158Aにおいてシートをロックする。図5Eは、シートの横方向右側位置であり、ソフトロック機構がロック点158Bにおいてシートをロックする。図5Fは、シートの横方向左側位置であり、ソフトロック機構は、ロック点158Cでシートをロックする。ここでも、カバー126及び中間回転ユニット136は、シートと反対方向に回転するので、例えば、シートが後向き位置(図5D)から右側位置(図5E)に反時計回りに回転するとき、カバー126及び中間回転ユニット136は、時計回り方向に回転し、ロック点158Aからロック解除され、ロック点158Bでロックされることに留意されたい。
添付図面は、中心軸を中心としたシートの偏心回転により、シートの最前点が中心軸からの距離を変化させ、シートが中心軸から(左側及び右側に)ずれる動作とともに、ソフトロック機構を図示しているが、ソフトロック機構が、(図4A~図4Dに記載されているように)シートの中心回転にも等しく適用され得ることが理解される。
ここで、本明細書に記載の主題の原理を利用する回転可能な自動車安全シートの別の実施形態を図示する図6A~図6Nを参照する。具体的には、本明細書において以下に説明される実施形態は、図1A~図2A2において説明される移動機構と同様の移動機構(本明細書において以下で「回転アセンブリ」と称されることがある)を組み込んだ安全シートに関する。加えて、図3A1~図3A7に記載されたロック機構と略同様の機能を有するロック機構が記載される。
図6A~図6Nは、車両の回転可能な安全シート300の簡略化された例示的な図を図示する。示されるように、安全シート300は、子供を着座させるように構成されている椅子部102を含む。椅子部102は、ベース部104上に取り付けられてもよく、いくつかの実施形態では、ベース部104に固定されてもよい。ベース部104は、既存の車両シートに固定されてもよい。安全シート300は、ベース部104の中心軸を画定する中心軌跡314図6C)を中心として椅子部102を同時に偏心して回転させ、シートFMPの最前点と中心軸との間の距離を変化させる(それによって、シートを中心軌跡314からずらす)ように構成されている、回転アセンブリ310(図6A)を含み得る。
ベース部104は、回転アセンブリ310とともに構築されてもよく、子供が成長するにつれてサイズが大きくなる安全シートなど、複数のタイプの安全シートと嵌合するように適合可能であってもよい。
椅子部102は、ベース部104上に取り付けられている。いくつかの実施形態では、ベース部104は、開口カバー326及びベースカバー124によって覆われた底部ベース320を備え得る。底部ベース320、開口カバー326、及びベースカバー124は、椅子支持体128によって椅子部102に接続されてもよい。
いくつかの実施形態では、開口カバー326及び/又はベースカバー324並びに安全シート300の任意の他の要素は、子供の身体部分が中に捕捉されることを防止するように、他の要素と嵌合係合して形成され、陥凹を最小限にしてもよい。例えば、開口カバー326は、底部ベース320との締まり嵌め係合で形成されてもよい。
回転アセンブリ310は、底部ベース320内に収容されるように示されているが、いくつかの実施形態では、回転アセンブリ310は、任意の他の好適な場所に配置されてもよい。図6A~図6Bに見られるように、回転アセンブリ310は、中心軌跡314と整列された中心軸330を含むことができる。回転アーム134の形態の中間回転ユニットは、接続突起135(図6C)を介して中心軸330上に取り付けられ、底部ベース320に形成された中心開口138のリム336まで延在する。椅子部104は、軸受144に取り付けられた偏心軸340によって回転アーム134によって偏心して回転される。軸受144は、回転アーム134から突出してもよく、中心軌跡314から偏心して位置決めされる。いくつかの実施形態では、支持ホイール146(図6C)が、回転アーム134を支持するために設けられてもよい。
示された実施形態では、回転アーム134は、中心軸330によって支持された中心ホイール350によってリム336内で完全に一回転することができる。回転アーム134は、更に、シート回転要素を形成する周辺ホイール354上に取り付けられ(それは椅子部102に固定接続され、椅子回転軸を中心としてそれとともに回転する)、それはタイミングベルト358によって中心ホイール350に閉じ込められ得る。理解されるように、これは、上述の移動機構130Bと同様である。
いくつかの実施形態では、周辺ホイール354と中心ホイール350との間の直径比は、アーム134の回転を同期させるために約1:2であってもよい。任意の好適な直径比が選択されてもよく、いくつかの実施形態では、3つ以上の車輪が使用されてもよい。
椅子部102は、そこに挿入された偏心軸340を介して椅子支持部128に取り付けられ、一般的に固定されてもよい。したがって、椅子部102及び椅子支持体128(及び周辺ホイール354)は、回転アーム134によって回転させられる軸受144を中心として一斉に回転する。
椅子部102は、周辺ホイール354とともに上部を形成し、椅子部102は、最前点FMPを有し、かつ子供を収容するように構成されており、周辺ホイール354は、椅子のシート回転軸SAを中心として椅子部102とともに回転可能であるように、椅子部102への固定接続を有することが理解される。ベース部104によって形成されている下部は、シート回転軸SAから離間した中心軸CAを有する。回転アセンブリ310によって形成されている移動機構は、シート回転要素を形成する周辺ホイール354に接続され、移動機構は、シート回転軸を中心としたシート回転要素の回転を、中心軸を中心とした円形軌道に沿ったシート回転要素の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である。それによって、椅子部がユーザによって回転させられるときに、椅子部が周辺ホイールとともに、中心軸に対して偏心して移動させられ、かつシート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによって椅子部の最前点と中心軸との間の距離を連続的に変化させることを確実にする。
いくつかの実施形態では、安全シート300は、以下で更に説明するように、開口カバー326及びベースカバー324を介して椅子部102に接続されたラチェットサブアセンブリ166を含む任意選択のロックアセンブリ160を備えてもよい。
図6E~図6Nは、ロックアセンブリ160を備えた回転可能な自動車安全シートの簡略化された例示的な図である。サブアセンブリ166を有するロック機構160は、上述の移動機構のいずれか、具体的には機構130A、130B、及び130Cとともに適用され得ることに留意されたい。
図6E及び図6Fは、開口カバー326及びラチェットサブアセンブリ166をそれぞれ分解状態及び組み立て状態で示す。図6Gは、組み立てられた開口カバー326及びラチェットサブアセンブリ166の底面図を示す。ラチェットサブアセンブリ166は、ラチェット支持体204に取設可能な上部ラチェットリング200及び下部ラチェットリング202を含み得る。図6Fに見られるように、組み立てられたラチェットサブアセンブリ166は、軸受144を包囲してもよく、図6Gに見られるように、回転アーム134上に取り付けられてもよい。
図6Hは、図6Fのベースカバー124及びラチェットサブアセンブリ166とともに組み立てられた開口カバー326を示す、部分的に組み立てられた安全シートを図示する。ベースカバー124は、ベース部104のベースカバー124から突出する2つの対向するバー206及び208を含み得る。各バー206及び208は、それぞれのレバー210及び212、又はそこから延在し、2つの対向するレバー210及び212を画定する、任意の他の好適なスイッチ又はボタンとともに形成されてもよい。
レバー210及び212は、椅子支持体128に形成された対応する開口216に挿入可能であり、これによって、レバー210及び212は、椅子部104をその間に閉じ込める。
図6Iは、部分的に組み立てられたベースカバー124を示し、図6Jは、ラチェットサブアセンブリ166とともにベースカバー124を含む組み立てられたロックアセンブリ160を示す。図6Iに見られるように、バー206及び208は各々、矢印224によって示されるように、時計回り又は反時計回りのバー206又は208の回転を可能にする軸受220及びばね222を介して柔軟に等、任意の好適な様式で、ベースカバー124に接続されてもよい。ばね222は、ピン228を介するなど、任意の適切な様式でベースカバー124に接続することができる。軸受220は、回転軸226によって、又は任意の他の好適な様式で支持されてもよい。
バー206及び208の各々の縁部には、ラチェットサブアセンブリ166の歯と係合するように構成されている爪230が突出し、それによって、上部ラチェットリング200又は下部ラチェットリング202をロックしてもよい。バー206及び208は、ロックされると、レバー210及び212をロックし、したがって、それらの間に閉じ込められた椅子部102をロックする。図6Jの挿入図に見られるように、右バー206の爪230は、下部ラチェットリング202をロックして、時計回りの回転を防止し、左バー208の爪230は、上部ラチェットリング200をロックして、反時計回りの回転を防止する。回転方向は、逆にすることができることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、ラチェットサブアセンブリ166は、3つ以上の歯付き部を有する単一のラチェットリングを含み得る。いくつかの実施形態では、ラチェットサブアセンブリ166は、3つ以上のラチェットリングを含み得る。ロックアセンブリ160は、示される四等分されたロック位置よりも少ない又は多い、任意の好適な角度でロックするように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、ロックアセンブリ160は、1自由度を伴って形成され、したがって、椅子部102をロックするためには、ベース部104を中心とした回転アーム134の回転を防止することで十分である。
図6Kは、図6Jに示されるように、車両進行の配向において前向きに、かつロックアセンブリ160によって完全にロックされた状態に位置決めされた底部ベース320(したがって、ベース部104上に取り付けられた椅子部102)を示す。挿入図に見られるように、右バー206の爪230は、下部ラチェットリング202をロックし、したがって時計回りの回転を防止し、左バー208の爪230は、上部ラチェットリング200をロックし、したがって反時計回りの回転を防止する。
図6Lは、右レバー210を矢印240の方向に押すことによって右に時計回りに回転している間のロック解除状態にある底部ベース320を示す。挿入図に見られるように、右バー206の爪230は、下部ラチェットリング202をロックし、したがって時計回りの回転を防止し、左バー208の爪230は、上部ラチェットリング200から取り外され、したがって時計回りの回転を可能にする。
レバー210又は212は、任意のスイッチ又はボタンによって置き換えられてもよく、椅子部102又は任意の他の好適な場所に形成された窓において、世話人によって押されてもよい。
時計回りの回転は、図6Mに示されるように、後向き配向に対して直角配向まで完了する。挿入図に見られるように、右バー206の爪230は、下部ラチェットリング202をロックし、したがって時計回りの回転を防止し、左バー208の爪230は、上部ラチェットリング200をロックし、したがって反時計回りの回転を防止する。
図6Nは、右レバー210を矢印240の方向に更に押すことによって左に時計回りに回転している間のロック解除状態にある底部ベース320を示す。挿入図に見られるように、右バー206の爪230は、下部ラチェットリング202をロックし、したがって時計回りの回転を防止し、左バー208の爪230は、上部ラチェットリング200から取り外され、したがって時計回りの回転を可能にする。
いくつかの実施形態では、ロックシステム160は、回転するように設計された他の旋回可能なシステムに組み込まれてもよい。例えば、ラチェットサブアセンブリ166又は本明細書に説明される任意の他の要素を含むロックシステム160は、旋回椅子、旋回可能スクリーン支持体、又は任意の他の旋回可能システムにおいて使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、ロックアセンブリ160は、旋回可能システムの一部分をロックするように構成されてもよい。ラチェットサブアセンブリ166は、旋回可能なシステムの一部分に取り付けられてもよい。ラチェットは、旋回可能システム内の任意の好適な場所に位置付けられてもよく、ラチェットサブアセンブリ166の歯と係合するように構成され、それによって、ラチェットをロックする。バー及び延在アームは、含まれても含まれなくてもよい。
図6A~図6Nの説明した実施形態は、ベース部104内に取り付けられた回転アセンブリ310及び/又はロックアセンブリ160を示す。回転アセンブリ310及び/又はロックアセンブリ160は、椅子部102内等の安全シート300内の任意の好適な場所に配置されてもよいことを理解されたい。いくつかの実施形態では、回転アセンブリ310及び/又はロックアセンブリ160は、既存の市販の安全シートと係合されるように構成されている補助ユニットとして構築されてもよい。

Claims (32)

  1. 回転可能な自動車安全シートアセンブリであって、
    上部であって、最前点を有し、かつ子供を収容するように構成されたシートと、シート回転軸を中心としてシートとともに回転可能であるように、前記シートへの固定接続を有するシート回転要素と、を備える、上部と、
    下部であって、長手方向を有し、かつ前記シート回転軸から離間した中心軸を有する、自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、
    移動機構であって、前記シート回転要素に接続され、かつ前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素の回転を、前記中心軸を中心とした円形軌道に沿った前記シート回転要素の移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、移動機構と、を備え、それによって、前記シートがユーザによって回転させられるときに、前記シートが前記シート回転要素とともに、前記中心軸に対して偏心して移動させられ、かつ前記シート回転軸を中心として同時に回転させられ、それによって前記シートの前記最前点と前記中心軸との間の距離を連続的に変化させることを確実にする、回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  2. 前記シートは、前記中心軸と前記シート回転軸とを結ぶ線が前記自動車の前記長手方向に平行であるデフォルト配向と、前記線が前記自動車の前記長手方向に垂直である最大回転配向と、を有する、請求項1に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  3. 前記距離は、前記シートがその最大回転配向に到達するときに最大である、請求項2に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  4. 前記移動機構が、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素の時計回りの回転を、前記中心軸を中心とした前記円形軌道に沿った前記シート回転要素の反時計回りの移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、請求項1~3のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  5. 前記移動機構の少なくとも一部分が、前記シート回転軸と前記中心軸との間に位置する、請求項1~4のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  6. 前記下部が、前記移動機構の少なくとも一部分を収容する空洞を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  7. 前記空洞が、前記シート回転要素の少なくとも一部分を収容する、請求項6に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  8. 前記移動機構は、ユーザが前記シートを手動で引っ張ることによって前記シートを回転させることができるように動作可能である、請求項1~7のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  9. 前記移動機構が、少なくとも1つの回転可能な要素からなる、請求項1~8のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  10. 前記シート回転要素及び前記移動機構が、ギアアセンブリを形成する、請求項9に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  11. 前記移動機構が、中心ギアであって、前記中心軸と一致する軸と、少なくとも前記移動機構が動作可能であるときに前記下部に対する固定位置と、を有する、中心ギアと、前記中心ギア及び前記シート回転要素の各々と回転可能に係合する中間ギアと、を備える、少なくとも2つの回転可能な要素からなる、請求項10に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  12. 前記移動機構が、前記中心軸と一致する軸と、少なくとも前記移動機構が動作可能であるときに前記下部に対する固定位置と、を有する、周辺リングを備え、前記周辺リングが、前記シート回転要素の外側と噛み合う内歯とともに形成されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  13. 前記移動機構が、中心ホイールであって、前記中心軸と一致する軸と、少なくとも前記移動機構が動作可能であるときに前記下部に対する固定位置と、を有する、中心ホイールと、前記シート回転要素と前記中心ホイールとの間を接続するベルトと、を備え、これによって、シート回転要素を有する前記シートを前記中心軸に対して偏心して回転させることにより、前記ベルトが移動し、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素及び前記シートの回転に影響を与える、請求項9に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  14. 前記シートが回転している間、前記円形軌道に沿って所定の配向角度で前記シートを安定させるように動作可能であるソフトロック機構を備える、請求項1~13のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  15. 前記シート回転要素を有する前記シートを前記下部に固定するように動作可能であるロック機構を備え、前記ロック機構が、前記下部から前記シート回転要素を少なくともロック解除し、前記下部に対する前記シート回転要素を有する前記シートの回転を可能にするように構成されている、請求項1~14のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  16. 前記ロック機構は、
    -第1のロック解除状態であって、前記移動機構が、前記下部の前記中心回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動を可能にするように動作可能である一方で、前記ロック機構が、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動を防止する、第1のロック解除状態と、
    -第2のロック解除状態であって、前記シート回転要素を有する前記シートが、前記シート回転軸を中心として自由に回転し、前記移動機構が、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの前記回転移動を、前記中心回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの前記回転移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、第2のロック解除状態と、
    を選択的に可能にするように動作可能である、請求項15に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  17. 前記ロック機構が、前記下部に対する前記シート回転要素を有する前記シートの一方向への回転を可能にしつつ、前記下部に対する前記シート回転要素を有する前記シートの反対方向への回転を防止するように構成されている、請求項15又は16に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  18. 回転可能な自動車安全シートアセンブリであって、
    子供を収容するように構成されたシートを備える上部と、
    前記自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成された下部と、
    前記下部に対する前記上部の回転を可能にするように動作可能である移動機構と、
    前記上部を前記下部に選択的に固定するように動作可能であるロック機構であって、前記シートを前記下部からロック解除し、かつ前記下部に対する前記シートの一方向への回転を可能にしつつ、前記下部に対する前記シートの反対方向への回転を防止するように構成されている、ロック機構と、を備える、回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  19. 前記ロック機構が、前記シートを前記下部にロックするように動作可能である右ハンドルアーム及び左ハンドルアームを備え、前記ハンドルアームが、前記シートの右側及び左側にそれぞれ位置する解放ボタンで終端し、前記それぞれの解放ボタンを押すと、前記シートが前記下部から解放され、それぞれの側で前記シートを手動で引っ張ることによって、それぞれの方向への前記シートの回転を可能にする、請求項15~18のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  20. 前記右ハンドルアーム及び前記左ハンドルアームの各々は、前記シートが前記それぞれの方向において前記下部にロックされる一方で、他方のハンドルアームが解放されると前記下部に対して反対方向に自由に摺動するような様式で、形成された少なくとも1つの凹部とその下側で係合する、請求項19に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  21. 前記ロック機構が、ラチェットアセンブリを含む、請求項15~20のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  22. 回転可能な自動車安全シートアセンブリであって、
    上部であって、子供を収容するように構成されたシートと、シート回転軸を中心として前記シートとともに回転することができるように、前記シートに固定的に接続されたシート回転要素と、を備える、上部と、
    下部であって、前記自動車の乗客用シートに取り付けられるように構成され、かつ前記シート回転軸から離間した中心回転軸を有する、下部と、
    移動機構であって、前記シート回転要素及び前記下部に接続され、かつ前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動、及び前記中心回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動を可能にするように動作可能である、移動機構と、
    ロック機構であって、前記移動機構を少なくとも間接的にロックするように構成され、かつ
    -第1のロック解除状態であって、前記移動機構が、前記下部の前記中心回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動を可能にするように動作可能である一方で、前記ロック機構が、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転移動を防止する、第1のロック解除状態と、
    -第2のロック解除状態であって、前記シート回転要素を有する前記シートが、前記シート回転軸を中心として自由に回転し、前記移動機構が、前記シート回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの前記回転移動を、前記中心回転軸を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの前記回転移動に変換するように動作可能であり、逆もまた同様である、第2のロック解除状態と、を選択的に可能にするように動作可能である、ロック機構と、を備える、回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  23. 前記移動機構が、前記中心回転軸と整列されたユニット回転軸を有する回転可能なユニットを備え、前記ロック機構が、前記第2のロック解除状態において、前記回転可能なユニットをロックして、前記下部に対するその回転を防止し、前記第1のロック解除状態において、前記回転可能なユニットを前記下部からロック解除するように動作可能である、請求項16又は22に記載の回転可能自動車安全シートアセンブリ。
  24. 前記ロック機構が、前記回転可能なユニットを前記上部にロックするように構成された右ハンドルアーム及び左ハンドルアームを備え、前記ハンドルアームが、前記シートの右側及び左側にそれぞれ位置する解放ボタンで終端し、前記それぞれの解放ボタンを押すと、前記上部が前記回転可能な要素から解放され、前記シートを引っ張ることによって、前記中心回転軸及び前記シート回転軸の両方を中心とした前記シート回転要素を有する前記シートの回転を可能にする、請求項23に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  25. 前記右ハンドルアーム及び前記左ハンドルアームの各々は、前記上部がそれぞれの方向において前記回転可能なユニットにロックされる一方で、他方のハンドルアームが解放されると、前記回転可能なユニットに対して反対方向に自由に摺動するような様式で、前記回転可能なユニットに形成された少なくとも1つの凹部とその下側で係合する、請求項24に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  26. 前記ロック機構が、前記回転可能なユニットを前記下部にロックするように構成された少なくとも1つのレバーアームを備え、前記レバーアームが、前記下部に位置するスイッチボタンで終端し、前記スイッチボタンを押すと、前記回転可能なユニットが前記下部から解放され、前記下部の前記中心回転軸を中心として前記回転可能なユニットとともに前記上部が回転することを可能にする、請求項22~25のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  27. 前記少なくとも1つのレバーアームが、それぞれ右スイッチボタン及び左スイッチボタンで終端する右レバーアーム及び左レバーアームを備え、前記それぞれのスイッチボタンを押すと、前記中心回転軸を中心としてそれぞれの側にのみ前記上部が回転することを可能にする、請求項26に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  28. 前記右レバーアーム及び前記左レバーアームの各々は、前記回転可能なユニットがそれぞれの方向において前記下部にロックされる一方で、他方のレバーアームが解放されると、前記中心回転軸を中心として反対方向に自由に回転するような様式で、前記回転可能なユニットに形成された少なくとも1つの歯とその内側で係合する、請求項27に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  29. 前記移動機構が、ギアアセンブリからなる、請求項22~28のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  30. 前記ギアアセンブリが、前記回転可能なユニットと、前記シート回転要素と、前記回転可能なユニットと前記シート回転要素との間に接続された遷移ギアと、を備え、これによって、前記第2のロック解除状態において、前記シート回転要素を有する前記シートを前記中心回転軸を中心として時計回りに回転させることにより、前記シート回転要素を有する前記シートを前記シート回転軸を中心として反時計回りに回転させ、逆もまた同様である、請求項23に直接的又は間接的に従属する場合、請求項29に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  31. 前記移動機構が、前記下部に形成された空洞の内側に少なくとも部分的に隠されている、請求項22~30のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
  32. 前記シートが、前記下部の長手方向軸に対して回転される間、前記シートを所定の配向角度で安定させるように動作可能であるソフトロック機構を備える、請求項22~31のいずれか一項に記載の回転可能な自動車安全シートアセンブリ。
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