JP2024514240A - 犬用サシェ - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に犬のための外出時液体補給用のサシェ(1)に関する。サシェは、ケーシング(2)と、ケーシングによって取り囲まれたコア媒体(3)とを備える。ケーシング(2)は、可食性の膜から形成され、コア媒体(3)は、ゲル化液体物質から形成される。【選択図】なし

Description

本発明は、独立請求項1の導入部による、特に犬のための外出時液体補給用の可食性サシェに関する。
外出時、または犬の飼い主の日常生活における外出シーン、すなわち特に散歩中や旅行中(車での旅行を含む休暇旅行や日帰り旅行)、ならびに液体摂取の必要がある他の場面(レストラン滞在、市内観光、犬の飼い主とのスポーツ活動、例えばジョギング、自転車ツアー、ハイキングなど)での犬の液体補給は、適切な水源や水飲み場が利用可能でないため、および/または犬の飼い主が起こり得る液体補給不足の問題に気付いていないため、十分な程度に保証することができないことがよくある。
散歩中、犬は、気候環境条件の変化など他の一般的条件と併せて、筋骨格系の活動およびストレスの増加により、高い身体的脱水負荷にさらされる。さらに、散歩に関連することもある車での旅行における行動範囲など、他の関連するストレス要件もあり、これも、犬の身体から液体を奪う影響をもたらす。
この背景に鑑みて、在宅時用の(主)液体補給用品(すなわち、特に家で使うウォーターボウルおよび/または水飲みボウル)に加えて、不可欠な補助用品として、外出時液体補給用品が犬の日常生活に組み込まれるべきである。液体補給源なしで犬と外出すると、重大な脱水症状を引き起こすおそれがあり、その結果、健康状態の悪化(肉体的および精神的なだるさ、疲労)、(生理学的およびエネルギー的な)活力の低下、さらには循環器に関わる症状を引き起こすおそれがある。
犬と犬の飼い主(欲求を認識して満たす役割)との日常生活においては、無意識のうちに、食料の受容のほうが液体補給および受容よりも重要視されることが非常に多いが、定期的な、一定の、および十分な外出時および在宅時の液体補給および受容も同様に重要である。これは、外出時にも通常の定期的な制御下での液体補給を行う重要性に関する啓蒙が足りていないこと、また他方で、犬と、犬の飼い主と、環境条件および外出時の環境条件との対応する組合せに対する総合的な外出時用の製品ソリューションがないことが原因である。犬への外出時液体補給と在宅時液体補給との間には密接な相乗関係がある。これは、先行する基本的な水分補給によって外出時液体補給をサポートする在宅時液体補給(主供給源)と、外出時液体補給(状況に応じた補助供給源)との反復サイクルを含む。外出時液体補給は、外出時に水分補給して急な喉の渇きを癒すと共に、1日の液体必要量を達成するという意味で在宅時液体補給を補う。
さらに、初めて犬を飼って犬の飼い主の立場に立つ人が急増していること、または彼らの経験が浅いため、液体補給の不足に関わる側面は、そのような人々に好まれる。対応するニーズを満たすための現在利用可能な方法に基づいた犬への外出時液体補給は、外出シーンに関して、主に従来の解決策の形態、すなわち飲料ボトルおよび/または携帯型の犬用(旅行用)ボウルに水を満たすという形態でほぼ行われており、個別の使用例では、旅行用飲料ボトルや他の組合せシステムなど市販の外出時用の搬送容器に基づいて行われている。
例えば、ドイツ実用新案第202004012452U1号には、中身が大きく揺れ動く状況においても動物がこぼさずに水を飲むことができるようにする、水を入れて確保するための水飲みボウルが記載されている。2つの水飲みボウルが上下に配置され、上側の水飲みボウルは、側面の傾斜に伴って縮小された水底を有さなければならず、この開口部を通して、動物の舌が下側の水飲みボウルの底部の水に届くことができる。
さらに、米国特許第10028484B2号には、水を貯蔵し、犬が飲めるように水を定量供給するために使用され、その後、未使用の水をトラベルカップに戻すことができるようにする、携帯用トラベルカップとウォーターボウルとの組合せが開示されている。この目的のために、ウォーターボトルは、上部と、底部と、内部凹部とを備え、ボトルを強く握ってストローを通してボトルから犬用ボウルに水を押し出すことができるようにすると共に、強く握ったときにボトルが永久的に変形されることがないことを確実にするのに十分な剛性を備える。このウォーターボトルは、さらに、標準的な車のドリンクホルダに収めて保管することができるように設計される。
そのような外出時用の搬送容器は、搬送ボトルと、水飲みボウルと、充填される追加の液体との組合せシステムの形で開発および提供されるが、犬の外出時液体補給に関して、容易に適用可能であり、ご褒美となり、総合的に開発されているという要件基準を満たすことができない。これらは基本的に、より機能的であり移動に適した設計であるが、根本的な問題が依然として残っている。犬が新しい水飲み容器に慣れる必要があり、この解決策の形態では、かなりの水が飛び散ることや、家庭での在宅時用の水飲みボウルと同様に犬がボウルを誤飲して、それが失われてしまうことがあり得て、さらに、残った水/液体を散歩後に未使用のまま捨てて空にしなければならず、外出シーンにおいて再び犬が水を提供されないままになることがあり得る。したがって、現在利用可能な外出時液体摂取は、小さな差別化しか成されておらず、ニーズに基づいた新規性がないため、犬にとってはご褒美への連想付けが限定的である。
さらに、特に非常に喉が渇いているとき、犬は、スプーン形の舌筋を使った水飲み技術によって効果的に吸いあげることができるよりも多くの水/液体を飛び散らすことがあり、その結果、そのような外出時用の搬送容器からの液体摂取中にむせることが多い。これはまた、「液体(流体)である、または流動性/粘性が高すぎる(軟粘性~粘性)」という最適には制御可能でない集塊状態であること、および決められた量の割合を事前に調整しておくことができないことにも起因する。最後に、準備、搬送、現場での使用、および使用後の容器の衛生的な処理の過程における犬の飼い主の労力が非常に大きく、使いにくく(ユーザフレンドリーでなく)、複雑である(時間がかかる)ことが判明している。したがって、現在の外出時用の解決策は、一見するほど移動に適しておらず、問題解決が成されているわけでもないと言わざるを得ない。
この側面は、犬の飼い主の多くがますます解放的にダイナミックな日常生活を送っていること、および犬との散歩の過程において「移動性」という概念が不可欠なものになる都市化(都市の急増)が進んでいることとのバランス関係が取れていない。現時点では、犬の外出時液体補給のための既存の製品ソリューションはどれも、基本的な必需品としての位置付けの意味合いで犬と犬の飼い主にとっての全範囲の必要性を網羅していると言えるほどには、飼い主と犬の日常生活に組み込まれていない。
その結果、犬の日常生活の外出シーンにおいて基本的な欲求を満たすという意味で、犬にとって、ご褒美となり、気分がすっきりし、喉の渇きが癒され、水分を補給でき、しかも風味豊かで栄養とミネラルが豊富である外出時の水分補給は適切に実現されていない。
犬が液体摂取する必要がある場面は、特に、毎日の就寝前、夜間の脱水症状の危険を防ぐための起床後、および朝、昼、夕方の散歩前(予防)、散歩中、散歩後である。さらに言及すべきことは、気候環境条件、往復の行程、または車での長距離移動、および休暇旅行や日帰り旅行(より長期の旅行となることがあり、したがって犬の身体にとって脱水症状による身体的なストレスが高まることがある)に関連した筋骨格系の活動およびストレスである。また、そのような場面は、消化中に身体内で失われたおよび必要とされた流体の量を補うために、摂食中および摂食後にも生じる(主なエサの種類および組成、ならびに摂食の頻度に応じて)。
液体摂取サイクルの季節的変動、特に暑い気候環境の日には、場所と時間によらずに定期的に適切な液体摂取が不可欠である。また、とりわけ職業犬や使役犬のように、常に高いレベルの身体的ストレスにさらされ、常に動き回ることを特徴とする日常生活を送っている犬にも考慮すべきである。下痢、発熱、嘔吐、腎臓病、糖尿病などの疾患による流体欠乏も考慮すべきである。液体摂取量の1日の最低必要量を達成するためには、犬の飼い主が十分に知識を持った上で、在宅時にも、また特に外出時にも、1日を通して定期的に水を飲むことが必要である。実際、犬の総合的な水分補給は、犬の生理学的状態とエネルギー状態との両方に良い効果をもたらす。
欲求の認識、議論、解決の文脈において、人間は、時と場所によらず、いわゆる「マズローのピラミッド」の基本的欲求レベルを当然のこととして自然に満たしていることが意識されるようになったが、そこから、犬の飼い主は、無意識であれ無知であれ、持続的な啓蒙の欠如および/または全体的な解決策の欠如により、自分の犬には欲求の充足を与えないことがある。特に、犬の飼い主は、自分の犬が実際に、外出時および在宅時に毎日どのくらいの水分量を摂取しているかに関する知識が不足している。
したがって、本発明の目的は、より高い融通性で使用することができ、取扱いがより容易であり、搬送がより容易であり、犬にとってのご褒美になりやすく、犬と犬の飼い主との全体的な必要性に適合され、より有益であり、取り入れることができ、既知の解決策の場合よりも必要性に応じて量を調整または制御することができる、犬の外出時液体補給のための解決策を提供することである。
本発明によれば、この目的は、独立請求項1で定義される、特に犬の外出時液体補給用の可食性サシェによって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項から明らかになる。
本発明の本質は以下のものからなる。特に犬の外出時液体補給用のサシェ。このサシェは、ケーシングと、ケーシングによって取り囲まれたコア媒体とを備える。この場合、ケーシングは可食性の膜から形成され、コア媒体はゲル化液体物質から形成される。
「ゲル化液体物質」という用語は、非流動性であり(すなわち、温度関連の介入がなければ、流動性または粘性の意味でのレオロジー特性がない)、(しっかりとした)凝集性であり、時として切断可能性または耐切断性であり、使用されるゲル化剤に応じて個別の分子ネットワークを備えた(軟質の)ゲル固体(親水コロイド)の質感的な挙動を含む。ゲル化プロセス中に構築される分子鎖は、高い水または液体結合活性を有し、いわゆる「ゾル(液体と添加されたゲル化剤形態との間の二相系)」からゲル相の「固体(個々のゲル凝固点からの単相コロイド系)」への相転移中に、水または液体を含むが、それでも固体であり、わずかにだけ動く~全く動かない、咀嚼および体内摂取に適した集塊状態を生じる。これに対する例外は、例えば、均質に調製された「流体ゲル」であり、これは、従属請求項15に定義されるように、多様な粘稠度のペースト状粘性、したがって粘性ゲル、または(高い)粘性、ペースト状粘性、粘弾性、もしくは粘性固体性で結合された、増粘された、および/または流動性のゲル化液体物質を含むことができる。また、ゲル化液体物質は、特に胃液放出特性を有し、追加の機能的再吸収および吸収のために液体物質中にあるサプリメント(もしあれば)も含む。
本明細書において、「サシェ」という用語は、製品全体、すなわちケーシングおよびコア媒体を明示的に表す。
本明細書における「可食性」という用語は、特に犬がサシェを完全に食べることができること、または(非)酵素作用により、すなわち健康への悪影響なく消化することができることを表す。基本的には、このサシェは、特に猫などの他の家畜または(ペット)動物種にも使用することができる。しかし、主な用途は犬を対象とする。
可食性の膜は、有利には、水に不溶性であるという機能的特性を備える。「水に不溶性」という用語は、特に、(例えば散歩中の雨の影響により)膜が水、液体、または(湿った)ゲルと接触しても溶解したり漏れたりしないことを表し、湿ったコア内容物を損なうことなく膜に封入することもでき、したがってまた、いわゆるゲル化後の熱的(後処理)プロセス、すなわちゲル化剤に個別に適合される加熱ステップによる液化(熱可逆性)の再生成と、その後のゲル凝固点の反復的な達成とにおいて、膜シェルの内部へのゲル化内容物の塊のほぼ均一な適合を生成することもできる。
同時に、膜はまた、夏の高温と冬の低温との両方(外出シーンにおける利用負荷)およびプロセス負荷に関して損なわれない程度に、好ましくは調理、ベーキング、冷蔵、および冷凍などの熱または温度に対して耐性を有するべきである。さらに、膜が、(ほぼ多糖類またはタンパク質ベースのバイオポリマーの場合のように)生分解性であることも望ましい。
さらに、「膜」という用語は、厚さに対して大きい表面積を有し、2つの空間を互いに隔てる(すなわち、ここでは、コア媒体を含むサシェの内部を外部大気環境から隔てる)材料または組織の薄い層(ホイル、スキン、フィルム、またはゲルなど)を含む。膜は、内容物の実質的な損失が起こらないようにコア媒体を取り囲み、これは、封入された(軟質の)ゲル固体の集塊状態によってさらに確実にすることができる。
ゲル化液体物質は、低い水結合力および保水力またはゲル強度に関連する低濃縮球の形態であっても、有利には膜によって可塑的に緊密に、安定した凝集性で封入されて、犬の噛み付きに耐えられる、破砕力学の観点からの対応する咀嚼負荷に適した均質な一定の形状をもたらされる。
好ましくは、可食性の膜は、ポリマー、より好ましくはアルギン酸塩を含む。しかし、基本的には、植物性(例えば植物性人工ケーシングという意味でのバイオポリマー(多糖類またはタンパク質))、動物性(例えば動物性タンパク質もしくは多糖類、または天然ケーシング)、合成または他の食品関連の可食性の承認された供給源および原材料(時としてゲル化剤をベースとする)と、安定剤の個別使用もしくは相乗混合物(例えば、ゲル化剤-ゲル化剤、ゲル化剤-バインダ/増粘剤/デンプン、任意選択でまた安定化添加剤との併用)とをベースとする他のすべての可食性の膜材料を考慮することができる。また、膜は、適切なフィルム、箔、ゲル、またはスキンによって形成することもできる。
可食性のゲル化液体に対して、本来の特性が弾性であるポリマーまたはアルギン酸塩膜が、比較的一定の緊密性を有し、頑丈で安定した質感であるので、受容、制御、咀嚼、および摂食能力の観点から外出時液体補給の目的に最適に適合された、噛み付きに耐性のある媒体が犬のために提供される。さらに、膜は、充填された内容物またはゲルネットワーク内に結合された液体の乾燥の可能性に関して、拡散開放性の損失レベルに応じて時間的に制限された保護機能を確実にし、この側面は、親水コロイドを含むことにより特に効果的に実現され、特に、約85℃以上のゲル融点の高温勾配の形態で、バイオポリマー寒天などの熱安定性の安定剤を含むことに焦点を当てる。
例えば、アルギン酸塩ベースの膜は、拡散開放特性を有し、すなわち、酸素および影響を与える他の環境因子が膜に影響を及ぼした場合、これは、膜内に封入されている内容物および全体的な質感挙動に直接影響を及ぼすことになる。場合により、これは、膜の弛み、および内容物質の減少をもたらすことになる。この側面は、内容物が液体または流動性状態であり、したがって(アルギン酸)シェルを通って外部に拡散し得る集塊状態にある場合に特に重要である。ゲル化液体のケーシングまたはカプセルがコア媒体として選択されることにより、膜は、活性酸素および温度(例えば外側パッケージングの外部)にさらされたときのコア媒体の物理的安定性により、その拡散開放性にもかかわらず比較的緊密なままであり、分子ネットワーク内での限られた水または液体貯蔵に関して、内容物が液体または粘性である場合よりも内容物の減少がわずかだけである(すなわちコア媒体の物理的安定性による)。また、「ゲル化」という集塊状態は、特に寒天の場合など、連続的な液化という意味での熱可逆性を実現するための(高い)温度障壁を考慮して、微生物学的、物理化学的、および感覚的な製品安定性を生成するための製造プロセスに関連する熱的な後処理に関する中心的なプロセスパラメータであり、流体~粘性液体の場合のように体積の大幅な損失がなく、貯蔵寿命に関与するpH値の低下もない(差別化因子)。さらに、流体~粘性液体の物質が含まれる場合、ほとんどの膜形態の基本的な質感において一般的な弾性を、「サシェ」の噛み付き耐性を有する本体充填物には利用することができず、その結果、犬には柔らかすぎ、弾力がありすぎ、動きすぎると認識される。
とりわけ、ゲル化コア媒体、および意図された頑丈さおよび耐性により、本発明によるサシェは、製造、貯蔵寿命、物流、および利用に関連する方法ステップに関する物理的安定性の観点から、プロセス安定性になる。
膜は、充填された、好ましくは軟質で脆いゲル化液体物質を、高い割合の結合液体(親水コロイド)と共に保持し、したがってサシェの最終的な質感に大きな寄与を示す。これにより、犬の飼い主は、コア媒体を個々のゲル断片に事前に分解することなくサシェを犬に投与することができ、時として、親水コロイドの好ましい湿潤ゲル化表面コーティングにより衛生的である。また、この膜は、鋭く尖った歯の構造による(すなわち、特に切歯による)内容物の損失なく、犬がサシェを最適に口腔前で受容できるようにする。
最後に、膜は、加えるべきゲル化流体物質の、予め定量調整された(正確な体積の定量調整)、犬が制御可能な体積を提供できるようにする。膜シェルの質感は、表面の質感に関して、犬による低摩擦の体内摂取および嚥下プロセスをもたらすことができるようなものであることが好ましい。
アルギン酸塩膜の場合、塩化カルシウムまたは乳酸カルシウム(膜ネットワーク(カプセル化)を形成するためのカルシウムイオンを有するアルギン酸塩ゲル)の形態での物質アゴニストが、膜構成の過程で架橋溶液としてアルギン酸塩に添加される。これは、特に効果的なネットワーキング形態を実現することができる。
好ましくは、アルギン酸塩膜は、製品組成物中に所定量のアルギン酸ナトリウムを含有する、機械利用プロセスと依存関係があるアルギン酸塩ペーストに基づく。アルギン酸ナトリウムとは、アルギン酸のナトリウム塩を表し、褐藻類(海藻の一種)の資源から得られる。そのようなアルギン酸塩ペーストは、主に高い割合の結合水を組み合わせ、これは、任意のサシェ体積のケーシング製品のパーセンテージに対して、ゲル化液体のコアに加えて、犬の身体によって胃腸で或る程度解放され、次いで再吸収および吸収され得る。
アルギン酸ナトリウムは、一般に発酵性植物繊維(食物繊維)として分類され、特に犬の健康に関わる悪影響を及ぼさない。出発生成物としてのアルギン酸塩は、基本的には、ペースト状以外の集塊状態で存在することもできる。同等の特性を備える代替の膜材料の使用も考えられる。
好ましくは、可食性の膜は、約0.05mm~約5mm、好ましくは約0.1mm~約2mm、より好ましくは約0.15mm~約1.5mm、より好ましくは約0.2mm~約1mmの厚さを有する。厚さが0.05mmよりも小さいと、膜が望ましくなく破裂されるまたは引き裂かれる可能性があり、厚さが5mmを超えると、犬が受容する可能性が低くなる。膜は、単層、二層、または多層のケーシングでもよい。
好ましくは、ゲル化液体物質は、スープ、ブロス、またはスムージー、および元の集塊状態で液体~粘性である動物性もしくは植物性またはベジタリアンもしくはビーガンベースの機能性食品の他の種類の内容物、または飲料水、または液体物質に添加されたサプリメントを含む。この文脈におけるサプリメントとは、それらの形態に関係なく、水または液体と組み合わせて、特に犬の液体摂取を主目的として有する添加物または原材料を表す。これは、犬にとって自然療法またはホメオパシー、活力増進、または栄養豊化、飲料吸収、健康、衛生、またはケアの促進といった効果があり、ゲルに含まれる液体と関連して胃腸で解放され、栄養または目的指向の利用(溶解)のために利用可能なサプリメントも含む。エネルギー供給源としての水-炭水化物ポリマー複合体という意味でのヒドロゲル、ならびに油、ヨーグルトドリンク、シェイク、ジュース、茶、または同様の特性を備える代替の液体形態も同様に適用可能である。したがって、液体とゲル化剤という意味での二相成分と、液体と機能性物質(例えばホメオパシー性のもの)とゲル化剤という意味での三相成分との両方が対象として考えられる。
好ましくは、ゲル化液体物質は、特に寒天、ゼラチン、アルギン酸塩、アルギン酸、カラギーナン、ペクチン、またはトラガカントなどのゲル化剤によってゲル化される。基本的には、犬への使用が承認されている他のすべてのゲル化剤(またはエサおよびエササプリメントでの使用が承認されているゲル化剤)を使用することもできる。特に相乗効果のある物質の割合(すなわち、組成物中のゲル化剤(ベース)と、結合剤および/または増粘剤、デンプン、乳化剤、ならびに、結合剤および増粘剤としても使用することができるゲル化剤(添加剤)と)の使用に関して、デンプン、結合剤および/または増粘剤、例えばローカストビーンガム、グアーガム、クズウコンガム、オオバコ殻、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、キサンタンガム、アラビアガム、タラガム、ジェランガム、セルロース、またはカゼイン、および犬での使用が許可されている(またはエサおよびエササプリメントでの使用が承認されている)他のすべてのデンプン、結合剤、増粘剤、および乳化剤の成分の使用も考えられる。
これらは、ゲル化剤群の個々の物質であってもよく、またはゲル化剤-ゲル化剤もしくはゲル化剤-増粘剤/結合剤/デンプンの組織構造の形態での相乗的な組織であってもよく、これらは、植物性、動物性、もしくは合成もしくは他の食品関連の可食性であり承認された供給源および原材料に基づく。本発明による犬の外出時液体補給用のサシェの設計に関して、親水コロイドまたは(軟質)ゲル固体を安定化させるゲル化剤として、植物性繊維(食物繊維)の寒天が特に好ましい。さらに、結合剤、増粘剤、またはデンプンを個別に使用することもでき、または相乗的な材料構造、すなわち結合剤-結合剤、増粘剤-増粘剤、デンプン-デンプン、結合剤-増粘剤、結合剤-デンプン、増粘剤-デンプンで使用することもできる。
寒天は、紅藻類の外細胞壁から得られ、生分解性多糖類(バイオポリマー)のコロイド群からの発酵性植物繊維(食物繊維)を定義し、犬の身体では酵素作用により(ほとんど)消化および代謝することができない。繊維特性により、繊維は、犬の身体の代謝および消化循環に直接浸透せず、(外出時)液体摂取および供給を、製品機能の中心に置く。他の植物性親水コロイド形成ゲル化剤とは異なり、寒天は、ゲル固体に結合された液体を胃腸で解放するための酵素または化学物質(胃液;消化酵素)による消化効果がない。これは主に、寒天ゲルのpH非感受性および耐酸性による。これを念頭に置いて、解放効果は、犬の口内処理または口内咀嚼力学(ゲルの破壊)、および特に蠕動運動の形での機械的な消化または剪断力と関連して、膜内に保持および形成された寒天ゲルの低濃度の寒天重量(重量%、すなわち、膜とは独立した「ゲル化液体物質(コア媒体)」に対する)に基づき、さらなる連続的なゲル破壊の下で、腸管内で水との結合による膨潤の再発なく、ネットワーク内に(軽く)結合された液体を露出させることを可能にする。アガロースゲルは、消化器系の蠕動運動の機械的応力などの機械的応力の下での水または液体浸出性という機能的特性を備える。さらに、ゼラチン(口の中でゼラチンゲル断片が溶ける;ゼラチン鎖の酵素による消化および分解)またはペクチン(胃内でのpH感受性ネットワークの分解の意味での、化学的であるが酵素によらない消化と、その後の腸管内での新たな膨潤および水結合活性)など、異なる挙動のゲル化剤に基づいた異なる消化および液体解放メカニズムも考えられ得る。
繊維材料は、約85℃を超える温度範囲からのみ、ゲル化コア媒体の熱可逆性、すなわち溶解および液化に関する高温勾配の機能的特性を有する。ここで、ゲル化コア媒体は、溶解して液化することができる。これに対し、ゲルの凝固点は、約40℃未満から生じる。これにより、物理的(長期)安定性を維持する基準に関して、最適な開始位置が確実にされる。
さらに、寒天から生成されたコア媒体は、日常生活に関連するすべての温度域で使用することができ、これは、とりわけ、機敏で融通性の高い使用を確実にし、言及した外出シーンでのサシェの一貫した質感挙動を伴い、(気候)環境条件も考慮に入れる。
寒天を使用して集塊体(ネットワーク)を形成するために螺旋構造がまとめてねじ込まれる度合いという意味でのゲル強度は、特に、ゲル固体に変換される添加された液体物質の濃度、加熱温度と時間、およびpH値に依存する。したがって、pHが低下すると共に親水コロイドの長期的な物理的分解の危険が生じ得るので、それぞれの場合に存在する液体物質に対して、そのpH特性に応じて寒天の濃度を適合させなければならない。例えば寒天に関する好ましい濃度範囲(寒天重量;重量%)は、示された液体物質に関して0.4重量%~1.5重量%の間、好ましくは0.6重量%~1.2重量%の間、特に好ましくは約0.7重量%~1.1重量%の間である。ゲル濃度は、ゲル化剤に関連付けられたコード番号を参照して、使用される別のゲル化剤ごとに個別に設定しなければならない。
寒天は、アルギン酸塩シェルと同様に、海洋藻類(紅藻類の外側細胞壁)の基本資源に由来し、2つの可溶性食物繊維、すなわち多糖類アガロース(70%;ゲル化プロセスのために重要)とアガロペクチン(30%)との混合物である。発酵性繊維物質としての寒天が備えるプレバイオティクス作用機能により、陰性腸内細菌が効果的に減少され、それにより犬の腸内健康を促進する。
同時に、寒天によってコア媒体に結合された液体、例えば栄養素およびミネラルが豊富なボーンブロスは、体内摂取された後、犬の口内処理または口内咀嚼力学(最初のゲルの分解)、および特に蠕動運動の形で胃腸管内で反作用する機械的な消化または剪断力との主な物理的な消化相関関係で、消化器官(胃腸管)に進み、さらなる連続するゲル破壊の下で、腸管内で水と結合することによる膨潤の再発なく、ゲルネットワーク内に(軽く)結合された液体を露出させることを可能にする。また、(ボーンブロスに)含まれていることがある栄養素、ミネラル、および微量元素、または液体に含まれるサプリメントも再吸収および吸収され得る。寒天は、米国飼料検査官協会(AAFCO)と欧州食品安全機関(EFSA)の両方によって承認されており、食品および飼料に関する上限(ADI値、すなわち1日の許容摂取量)がなく、動物のエサとして安全であると考えられている。同様に、過剰になることがある寒天の投与量に対する消化不良の発生は、実現される寒天重量がわずかであることに関連して、このサシェでは排除することができる。
さらに、本発明の範囲内で、既に(商業的に)ゲル化済みの製品/物質の使用も考えられ、また、時として液体供与特性の二次特性を有する製品/物質の使用も考えられる。
本発明によるサシェの主要件基準、ならびに意図された機能的、質感的、および品質関連特性を、犬および犬の飼い主における主要な使用範囲に関連して定性的に実現し、持続的に確実にすることができることを確実にするために、ゲル化液体物質またはゲル化液体状生成物を含むことが、ユーザおよび消費者グループに最も効果的に適合される設計形態として選択された。
1つの要件基準は、特に犬の摂取プロセスおよび犬の飼い主による製品の取扱いによって力が加えられたときにゲル化液体生成物またはコア媒体の漏れが生じ得ないように、膜シェルの漏れのない閉鎖に関するサシェの密閉性である。これは、ゲル化液体物質の均質であり非流動性のゲルまたは親水コロイドの質感および耐性、ならびにサシェの全体構成の可塑的凝集性および切断または噛み付き耐性の質感特性を背景として、ゲル化液体物質を封入することによって保証される。
完全な液体~粘性結合(液体)物質の使用は、充填され、安定であり、膜密閉性を有し、噛み付き耐性を有するサシェを生成しない。したがって、とりわけ、犬の摂取受容および嗜好に際した抵抗が減少する。さらに、受容および体内摂取に使用する犬の尖った鋭い歯の構造により、例として膜の破裂が発生した場合、液体の漏れや損失の危険が非常に高くなる。ゲル化液体物質の意味での(軟質)ゲル固体の充填は、空間的に稠密であり、密に充填されたサシェを狙いとし、したがって、同様に閉じた成形されたサシェ設計を可能にする。サシェの物理的安定性を提供することにより、膜の弾性および拡散開放性による潜在的に存在する影響、したがって膜の弛みおよび内容物質の乾燥の危険にも積極的に対処することができる。実際、これは、口腔前および口内受容、制御、咀嚼、および体内摂取プロセスへの直接的な干渉も含む。
ゲル化液体物質を充填することによって実現される可塑性の頑丈なサシェは、製品の取扱い(搬送)および犬の飼い主による製品の投与の際に、耐性を提供し、特定の利用プロセスに関してはサシェ安定性も提供する。さらに、ゲル状液体物質は清涼特性を有し、特に夏の暑い日には口の中が非常に爽快に感じられる(喉の渇きの癒しという心理的認識にも寄与するリフレッシュ効果)という利点もあり、高い液体連想付けの下で知覚されることがある。犬は、切歯および犬歯でサシェを口腔内に導き、小臼歯で制御して噛むことによって、爽やかな湿ったゲル放出を開始する、または活性化する。
ゲル化液体物質によって意図されたサシェの可塑性充填により、犬に適合された効果的な受容、制御、咀嚼、および体内摂取プロセスが存在する。口内処理による口内での膜シェルの破裂に関して、意図される咬合強度は、膜またはアルギン酸塩シェルと、噛んだ後に生じる脆い、軟質で脆い、さらに好ましくはわずかに耐切断性がある物質との組合せにより生成される。このようにして、初めて、犬にとって可食性の液体摂取用品を作成することができる。サシェの質感関連の非常に異なる感覚システムは、噛み応えのある硬さと、それでも存在する柔らかさと、心地良い破裂効果の過程でのジェル状の水分とからなる総合的に新しい受容および摂食の感覚を犬に呼び起こす。
ゲル化液体物質の使用は、意図された材料の頑丈さも生み出し、犬の飼い主が投与して犬の摂取挙動へと移行するときにサシェが誤って地面に落ちたとしても、すぐに破裂したり、裂けたり、変形したりすることはない。膜シェルに亀裂が生じた場合でも、内部の内容物の塊(親水コロイド)は、既に上述したように、ゲル化集塊状態で形状を保たれ、流体~粘性液体の場合とは異なり、コア媒体の損失がない。
犬の自然な行動パターンによる犬の受容プロセスの一部として、食品構成成分または可食性のご褒美用品を地面から拾って受容することがあるので、これは、本発明によるサシェで容易に対応することができる。数回のサイクルで犬がサシェを噛んで開き、サシェを摂取した場合でも、これは、ゲル化内容物コアによって予防的に解決される。なぜなら、口内咀嚼などの最初の機械的接触ですぐには個々の小さすぎるおよび/または多すぎるゲル断片に分解しないように、コア媒体の破砕挙動がゲル化剤の濃度に基づいて設計されているからである。
さらに、在宅時液体摂取の状況、および犬の外出時液体補給のための現在の製品ソリューションにおいてよく発生するむせは、低摩擦膜またはアルギン酸塩シェルによるゲル化液体物質のケーシングという意味での設計形態によって排除される。在宅時液体摂取中にむせる理由は、(激しい喉の渇きの際に)犬が非常に急速に吸い込んだ液体が誤って気管内に送られるからである。
質感特性および関連する安定性および咬合強度を有するように意図されたサシェの設計構成により、犬は主に、従来の「ごちそうまたはご褒美スナック」の場合のような馴染みのある摂取感覚を連想し、したがってサシェを主に可食性液体に関するご褒美手段とみなす(刺激効果)。これは、飲むのを「怠けている」犬にとっても、外出時液体摂取に革命をもたらす。なぜなら、咀嚼または摂食プロセスと、胃腸での解放(再吸収)およびストレス(吸収)によってそれにも関わらず意図されている液体補給(水分補給)とに関連性があるからである。最後に、現在知られている従来の、多くの場合には高脂肪であり高カロリーのご褒美スナックからの差別化因子は、主に犬の外出時液体補給の基本的な欲求充足に関して生じ、これは、ご褒美となる体内摂取によっても促進される。
使用されるゲル化剤に応じて個別の分子ネットワークを有する、非流動性で、凝集性があり、時として切断可能性または耐切断性のあるゲル固体(親水コロイド)という意味でのコア媒体を膜(好ましくはアルギン酸膜)に含めることは、主に犬にとって、しかしまた犬の飼い主にとっても、外出時液体補給の媒体の要件を最適に網羅して提供することができる設計形態を表す。
ペースト状粘性、したがって粘性ゲル、または(高い)粘性もしくは粘性-粘性もしくは粘弾性または粘性固体性で結合された、増粘された、および/または流動性のゲル化液体物質の様々な性質を示すことができる、均質に調製された「流体ゲル」という意味でのコア媒体の上記の例外は、それぞれの対象の膜シェル内に充填および封入することができる。この代替形態を用いて、犬の受容、制御、咀嚼、および摂食能力に関する物理的パラメータ特性および機能的特性が、好ましいコア媒体として、非流動性であり、(密な)凝集性があり、時として切断可能性または耐切断性がある(軟質)ゲル固体を用いた場合と全く同様には実現されないことがあるにせよ、満足の行くようにさらに改良することができる。
好ましくは、サシェの体積は、約2cm~約35cm、好ましくは約2.5cm~約30cm、さらに好ましくは約2.8cm~約25cm、さらに好ましくは約3cm~約20cm、さらにより好ましくは約5cm~約15cmの範囲を含む。
好ましくは、サシェは、犬が特にうまく拾い上げることができるように、ソーセージ状、袋状、卵形、または楕円形の形状を有する。しかし、球形、立方体、または三角形などの形状も考えられる。
形状関連の設計は、主に、以下で簡単に説明する犬の解剖学的歯列および歯の構造に関連した受容、制御、咀嚼、および体内摂取のプロセスに依存している。
犬の犬歯は長くて尖っている。犬歯は、犬の口内の前側で、切歯の後ろにある。これらの歯を使用して、犬は、存在するおよび供給されるそれぞれの食料を把持および保持し、その物体を口の中にしっかりと固定する。切歯はかなり小さく、犬歯の間にある。犬は切歯を使って、より小さく、より制御しやすい食料片を拾う。
小臼歯と呼ばれる頬の歯は、犬が非常に硬い食料を噛み、それに応じて食料を砕くまたは破壊するために使用される。小臼歯も非常に尖っており、硬いエナメル質で覆われている。小臼歯は、顎の後方領域にある。
可塑性であり、しっかりとゲル化され、安定して充填され、凝集性があり、特にソーセージ状、袋状、卵形、または楕円形の形状のサシェにより、ボール形などの他の幾何学的形状や球形などの幾何学的形状に比べて大きい把持面が犬に提供され、切歯と犬歯による受容のための比較的大きな把持面が犬に提供され、必要に応じて、製造プロセスで加工されたサシェの下側の長くて平らな面に基づいて、サシェを口内で小臼歯に最適に送り、体内摂取プロセスのために小さくすることができる。
一貫して安定した噛み付き耐性の設計と組み合わせたそのような形状により、犬は動的な歩行プロセス中でも、制御下でサシェを拾い、噛み、食べることができる(犬歯によるしっかりした固定)。さらに、そのような形状は、一般にはほぼ細長い平らな犬の口の形状に適合され、したがって制御および体内摂取メカニズムにより良好に対処する。
しかし、与える側としての犬の飼い主にとっても、ソーセージ状、ポーチ状、卵形、または楕円形のサシェの設計は、取り扱って犬に投与する際に手にフィットするという点でより効果的である。犬が受容、制御、咀嚼、および体内摂取プロセス段階に確実に慣れるようにすることにより、犬が実際にサシェの大きさを事前に調整してから体内摂取するという側面も発達し、したがってサシェが丸飲みされる危険がなくなる。このことは、例えば球形では、口内での受容および制御能力が難しいので、また把持および咀嚼面がかなり小さいので、必ずしも同程度に保証されるわけではない。また、意図された形状により、ご褒美ツールという面での犬の飼い主および犬への高い連想付けも可能になる。
以下、本発明によるサシェのさらなる質感関連パラメータについて論じる。
好ましくは、ほぼ前述の物質から形成されるサシェを切断するための最大の力は、約5N~約25Nの範囲、好ましくは約6N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約7~約10Nの範囲、および/または約1N~約24Nの範囲、好ましくは約2N~約20Nの範囲、さらに好ましくは約3N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約4N~約9Nの範囲にある。この強度パラメータは、Werner Brazler剪断機を用いていくつかのサンプルを横方向に剪断することによって測定され、サンプルを切断するのに必要な最大の力が測定された。これは、サシェが、例えばウィンナーソーセージよりも意図的に低い咬合強度を有することを示す。ウィンナーソーセージでは、対応する最大の力は約38Nである。ウィンナーソーセージは、本発明によるサシェの特性を表すことができるようにするために、機械的質感分析に関する比較の目的でのみ言及する。ここでのサンプル温度は、いずれの場合にも+11℃とした。
好ましくは、さらに、例えば上記の物質から形成されるサシェを剪断するための合計の力は、約0.05J~約0.25Jの範囲、好ましくは約0.1J~約0.2Jの範囲、さらに好ましくは約0.125J~約0.15Jの範囲、および/または0.01J~0.22Jの範囲にある。この強度は、やはりWerner Brazler剪断機を用いて複数のサンプルを横方向に剪断することによって測定され、剪断に必要な合計の力が測定された。これは、このタイプのサシェが、ウィンナーソーセージよりも大幅に意図的に低い全体強度を有する、または大幅に低減された咀嚼労力を有することを意味する。ウィンナーソーセージでは、対応する全体の力が約0.3Jである。
好ましくは、さらに、例えば前述の物質から形成されたサシェの高さの50%だけのサシェの第1の圧縮に関するピーク力は、約3N~約25Nの範囲、好ましくは約5N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約9N~約12Nの範囲、さらに好ましくは約10N~約11Nの範囲である。好ましくは、サシェの高さの50%だけのサシェの第2の圧縮に関するピーク力は、約0.05N~約6Nの範囲、好ましくは約1N~約5Nの範囲、さらに好ましくは約2N~約4Nの範囲、さらに好ましくは約3.0N~約3.3Nの範囲にある。Instron3365テクスチャメータ(Instron Corp.Ltd、米国)を使用したこの質感プロファイル分析(TPA)では、いくつかのサンプルを、高さ1cmの円柱に切断し、それらをプレート上に置いた。続いて、試料円柱体よりも大きい圧力プレートを備えたプランジャが上からサンプルを押し込み、試料をその高さの50%(5mm)だけ押す。次いで、プランジャが5mmだけ戻り、次いで2度目としてサンプルを5mm押し、その後、開始位置に戻る。このようにして、そのようなサンプルに関して、弾性を特に効果的に決定することができる。これは、サシェサンプルを2度目に粉砕するのに必要な力が、第1の測定の場合よりも大幅に小さいことを示す。ここでも単に比較として、ウィンナーに関してサンプルを2度目に粉砕するのに必要な力は、依然として第1の測定における力の80%を超えている。一方、サシェの場合には平均で約33%である。
例えば上記の物質から形成されるサシェの凝集性は、約0.01~約0.4、好ましくは約0.03~約0.3、より好ましくは約0.05~約0.2、さらに好ましくは約0.06~約0.10である。凝集性は、製品が、第1の変形の下での耐性と比較して第2の変形にどの程度耐えられるかを示す。ここで、第2の圧縮中の曲線下の面積(J)が、第1の圧縮中の曲線下の面積(J)で割られる。凝集性は、ゲル化液体物質の非常に可塑的な質感も示し、ゲル化液体物質は、サシェの周囲膜シェルによって形状が保たれる。膜シェルとコア媒体としてのゲル化液体物質との組合せにより、可塑性の、緊密であり、頑丈で安定であり(噛み付き耐性を含む)、それでも(ゲル状の)軟質の噛み心地である設計形態の意図された質感特性が生成される。
凝集性の値1は、サンプルがほぼ100%弾性的に挙動することを意味し、したがって再び負荷をかけても必要なエネルギーは変わらない。比較として、ウィンナーは、約0.5の凝集性値を有する。
サシェのわずかな弾性挙動は、膜とゲル化液体物質との全体構成を表すことに留意されたい。この特性は、犬の飼い主による最適な製品取扱いの機能的特性と、犬の摂取プロセスから咀嚼および体内摂取プロセスまで、しっかりと中心に置かれて制御可能なサシェとの両方に関して、一貫して安定であり一貫して可塑成形されたサシェを実現するので、本発明によるサシェにおいて意図され、狙いとされている。
他方で、弾性挙動はサシェの過剰な移動性をもたらす。一方で、封入されたゲル固体に関しては、高すぎる破断伸びに鑑みて、ゲル破砕挙動が小さすぎる危険があり、他方で、封入する膜に関連して、膜の弛みによる質感関連の影響により過度に膨張する危険がある。例えば、アルギン酸塩シェルと、寒天から作られた親水コロイドとはどちらも、個別に考えると、弾性の(寒天ゲルの場合、秤量された寒天の量に応じて;サシェに関して、より低い弾性の、すなわち大抵は脆い寒天ゲル質感が、膜シェルとは独立して結集されていることが好ましい)、破砕機械的構造挙動を有するが、これら2つの要素が組み合わされると、上記の点で既に説明した物理的性質に変わる。したがって、本発明によるサシェに封入された軟質の脆性ゲル体の低い破断伸びまたは弾性(約0.7~1.1重量%などの低い寒天含有量に基づく)は、ゲルのより容易な機械的変形にも対処し、それにもかかわらず、咀嚼剪断とその後の嚥下剪断中にゲル凝集が存在する。
好ましくは、例えば前述の物質の1つから形成されるサシェの粘着性は、約0.03N~約11.0N、好ましくは約0.3N~約10.0N、さらに好ましくは約0.5N~約3.0N、さらに好ましくは約0.7N~約1.0Nである。粘着性は通常、半固体製品についてのみ測定され、咀嚼中にサンプルを粉砕するのに必要なエネルギーを表すパラメータとして使用することができる。粘着性は、硬度と凝集性との積として計算される。そのようなサシェに関する値は、ここでも、サンプルをその高さの50%圧縮するのに非常に少量の力しか必要とされないので、脆くてより低い弾性の挙動を示す。非常に顕著な脆性は、(より速い)蠕動流体漏れに関する胃腸の物理的消化効果に大きく依存する動的ゲル破砕挙動に鑑みて、時として重要な機械的質感パラメータである。
質感分析研究から導出される最大の力、合計の力、ピーク力、凝集性、および粘着性に関する上記の値は、対応するサシェが、好ましくは耐切断性を有するが、特に犬にとって非常に噛みやすいゲル状の軟質構造を有することを示す。サシェをウィンナーと比較すると、咬合強度は約20%である。非常に低い弾性が好ましく、これはゼロに近くてもよく、ここで、完全に弾性のあるサンプルは値1を有する。
その結果、ゲル化液体物質は、低い水結合力および保水力に関連して低濃度球の形態であっても、好ましくは非常に可塑性が高く、脆いが内部で安定した凝集性の質感を有し、それを囲む膜によってその形状が保たれ、したがって(軟質の)ゲル固体が逃げることはない。膜シェルを噛んで口内で壊して開けた後、出てくるコア媒体は、非常に簡単に噛むことができ、その後の消化プロセスのために特定の比率でより小さなゲル片として予め砕いておくこともできる。内容物の均質にゲル化されたコアに適合し、それに巻き付けられるまたは接続される膜は、特に犬の可食性の外出時液体補給および受容の分野に関して、製品に、利用およびプロセス関連の、ならびに(破砕)機械的および動的な安定性および強度を与え、それにより、さらなるストレス状況(包装、熱圧力、搬送、接触、プレス)においても容易に取扱い可能であり、プロセス安定性がある。
ここで、本発明によるサシェは完全に新規の製品構造を具現化するので、本例では、(従来の)ウィンナーソーセージが、サシェに関して表される質感特性の解釈に関する指針として使用される測定スケールの意味でのみ使用されたことを指摘しておく必要がある。その他の点では、ウィンナーは全く異なる利用分野で用いられ、本発明によるサシェと比較して物理的パラメータ特性に関して明らかに異なる結果を有する。
好ましくは、サシェはさらに、約2cm~約10cm、好ましくは2.5cm~9cm、より好ましくは2.8cm~8cm、より好ましくは3cm~7cm、さらにはより好ましくは4cm~6cmの長さと、好ましくは、約1.0cm~3.0cm、好ましくは約1.2cm~約2.5cm、より好ましくは約1.5cm~約2.3cm、さらに好ましくは約1.6cm~約2.2cm、さらに好ましくは約1.7cm~約1.9cmの直径とを有する。サシェのサイズは、主に犬のサイズに応じて異なる。長さに関する寸法は、サシェの両側に接続された任意のツイストオフ点を差し引いたものと理解されるべきである(例えば、ツイストオフ機能を備えた共押出システムの場合)。
サシェの第1の標準化された変形形態のイメージにおける特に好ましい実施形態の一例は、約10cmの体積を有する。同様に特に好ましいソーセージ状、袋状、卵形、または楕円形のサシェの場合、約18mmの直径および約50mmの長さ(またはツイストオフ点からツイストオフ点まで55mm)が特に好ましい。サシェの部分重量、すなわちアルギン酸塩膜(例えば、0.2mmのエンベロープ厚さ)、および寒天でゲル化された液体物質(例えば、0.9重量%の寒天重量)(例えば、10mlの液体の最小体積部分)は、約10.7g(算術平均)である。この実施形態の例では、アルギン酸塩膜の重量は約0.6gである(アルギン酸塩シェルに結合されている水分含有量を考慮に入れる)。したがって、内部に封入されるゲル化液体は、内容物重量が約10.1gであり、犬の身体に利用可能な純粋な流体液体は、0.9重量%の寒天濃度を差し引いた約10gである。したがって、この例における液体の重量比率は、(サシェの総重量の)少なくとも約90%である。本発明によるサシェについては、少なくとも約70%のより小さい重量比率の液体、または少なくとも約95%のより大きい重量比率の液体も考えられる。
好ましくは、これらの均質に調製されたペースト状粘性の「流体ゲル」、ならびに(高)粘性もしくは(高)粘稠性、またはペースト状粘性、または粘弾性、または粘性固体性で結合された、増粘された、および/または流動性のゲル化流体物質は、70000mPasを超える、好ましくは約75000mPas~約250000mPas、特に好ましくは約90000mPas~約200000mPasの粘度を有する。ここで与えられる粘度の値について、粘度は主に室温、例えば約20℃で測定される。コア媒体の指定された代替物の適切な粘度レベルにより、内容物が(過度には)液体にならず、噛んだときに(すぐには)漏れないことを確実にすることができる。
本発明によるサシェは、漏れのないツイストオフ機能を備えた共押出システムを用いてほぼ製造することができる。別の可能性は、適切な封入材を用いて完全に封入またはカプセル化することであり、このとき、ツイストオフ点または継ぎ目は生成されない。しかし、基本的には、コア媒体(ゲル化液体物質)のケーシングおよび封止(可食性の膜)を実現することができるすべてのタイプの機械的、機械技術的、または手動のプロセス方法が可能である。
明確にする目的で、以下の表に、体重が5、10、および20キログラムの犬について、経験に基づいたおおよその1日の食料および流体必要量を示す。
Figure 2024514240000001
以下の表には、体重が30および40キログラムの犬について、ここでも経験に基づいたおおよその1日の食料および流体必要量を示す。
Figure 2024514240000002
本発明による予め定量調整されたサシェは、好ましくは、ゲル化内容物コアまたは親水コロイド(コア媒体)からの胃腸での再吸収性および吸収性液体の量に関して設計され、犬に投与される1回分あたり少なすぎず多すぎない液体の量が犬に与えられ、犬の飼い主が与えるサシェの数および頻度は、それぞれの犬の欲求や外部の影響因子(環境温度や活動レベルなど)に合わせて個別にかつ自己決定的に適合させることができる。従来のご褒美スナックと比較して、犬の外出時液体補給用のサシェは、高い内容物体積を有し、したがって高い便益曲線も有する。
以下に、犬の不十分な液体摂取の理由および帰結を再度要約する。本研究に関する基礎的問題は、犬の全般的な液体摂取の行動異常に関わる。
不十分な液体摂取の理由の1つは、まず第一に、犬が一般的に液体摂取を怠けることである。また、特に犬の日常生活の外出シーンにおける、定期的であり十分な液体摂取または液体補給および制御に関する、犬と犬の飼い主との双方の気付きの欠如も指摘され得る。これに関連して、不十分な液体摂取または液体欠乏に基づいて現れる、犬の健康および行動(長期)に関して生じ得る帰結に関する情報も不十分である。
さらに、高い活動関連ストレス要件およびそれに伴う運動への高い欲求は、身体の水分補給(流体バランス)の低下につながり、その結果、犬の活力が低下し、挙動が鈍くなる。水道水の無味無臭、およびその結果として飲む気を失うこと、また水道水中の石灰分にも言及すべきであり、石灰分により、犬が水を飲むのに耐えられなくなり、飲まずに我慢することになる。
さらに、行動に障害のある犬や高齢の犬は、特にこれまで利用していなかった、意識することができ、ご褒美となり、楽しくてやる気を起こさせる液体摂取に関して再教育するのが非常に難しい。このことから、犬は、大抵、「散歩」での外出シーンにおいて、汚染された水たまりや池から水を飲む、または全く液体を摂取しなくなる。例えば、アルミニウムでコーティングされた在宅時用のウォーターボウルの場合における鏡のような反射や雑音の発生、または外出時用の搬送容器の場合における嫌なプラスチック臭など、水飲み行動の外部的な(行動)妨害も、水を飲むのを我慢する原因となる。利用可能な製品ソリューションの現状によれば、犬の観点からも犬の飼い主の観点からも、外出時液体摂取および補給がご褒美とならず、したがって、犬の飼い主が犬に定期的な液体摂取を促して思い出させることができる外出時用のツールではないという背景に対して、ご褒美と移動性との連想付けの欠如も過小評価すべきではない。
犬の液体補給のためにこれまでに利用可能な外出時の解決策に関して、犬がそれをご褒美となる差別化された用具として認識していないという意味で、犬は、在宅時液体補給の場合と同様の行動上の問題を有する。本明細書で言及される発明は、犬用の「可食性の(外出時)液体摂取用品」の製品類を初めて生成する。
しかし、本発明による「サシェ」の目的は、犬の在宅時用の液体補給用品として使えるまたはそれに置き換わることではなく、犬が1日に摂取すべき流体分の必要量を受け持つための効果的な補助製品を提供し、犬と犬の飼い主のための複数日にわたる(外出時)水分補給源として日常の外出時の状況に組み込むことを初めて可能にする。さらに、犬が1日に体内摂取するサシェの頻度および数を考慮して、サシェの内容物の組成(例えば、架橋アルギン酸塩膜中の生理食塩水の塩化カルシウム含有量、およびボーンブロスを用いた例示的な設計形態に関して犬の身体に適合されたおおよその塩分含有量)により、在宅時液体摂取を増やすように犬を促すことができる可能性に焦点が当てられる。
最後に、1日の流体必要量の個体差、とりわけ犬の流体必要量の状況変化(例えば、活動レベルおよび/または環境温度が上昇した場合、流体必要量も同時に増加する)に関して、パラメータの複雑さを考慮しなければならない。これらには、とりわけ、大きさ、体重、気温(季節)、年齢、運動要件(外出シーンでの活動)、排便障害による流体の損失や臨床像(下痢、腎臓病、発熱、糖尿病など)、およびそれぞれの種類の食料(ウェットフード、ドライフード、またはBARF)に含まれる流体または水分の量、およびそれぞれの種類の食料(ウェットフード、ドライフード、またはBARF)の液体または水分含有量、またはドライフードの場合などに手動で追加された液体の量、および上記の種類の食料における液体を奪う成分(もしあれば)、ならびに毎日の給餌頻度も含まれる。さらに、犬の日常生活を通して液体の最小必要量、および日常の外出シーンで生じる水分補給の必要性を犬が満たしていない(満たすことができない)ことがある。
外出時液体補給と在宅時液体補給との直接的な相関関係からなる、定期的であり、十分であり、かつ制御可能な液体補給は、犬にとって非常に重要である。水または液体は複数の機能的特性を兼ね備えているため、十分な定期的な液体摂取の基本的必要性は、犬の活力(幸福)と健康にとって不可欠なものである。水は、体内のすべてのプロセスの大部分にとって重要であり、犬の身体は70~80%が水分で構成されている。液体補給は、消化管内でエサの成分を溶解するため、および重要な栄養素を腸管から血流によって組織に送るために不可欠であり、さらに、細胞の代謝、および腎臓を介する尿中物質の排泄にも関与する。
さらに、液体補給は体温を調整し、したがって、喉の渇きを癒し、循環を安定させることを目的として、犬の身体に対する高い身体的ストレスまたは高温の影響の過程で起こるパンティング挙動を鎮めるのに役立つ。犬は、特に気候的に暑い日には、約30分ごとに液体を体内摂取すべきである。この必要性は、長い散歩などの外出シーンの文脈ではさらに緊急になる。この場合、激しい喉の渇きが感じられるが、これは、本発明によるサシェを用いて効果的または予防的に鎮めるまたは予防することができる。
この方法で実現することができる犬への適切な液体補給の好ましい効果には、恒常的な水分補給、敏捷性、活力、生理学的およびエネルギー的な健康の強化、消化支援、循環の強化、および犬の身体で生じるプロセスの全般的な改善が含まれる。
本発明によるサシェは、特に液体または粉末状の動物用製品のための搬送媒体(活性成分の含有および活性成分の溶解)としても適している。さらに、犬の飼い主が投与しやすいように、必要に応じてタブレットをゲル化コア媒体に押し入れることもできる。
「サシェ」の発明により、外出時液体摂取は、外出シーンにおいて、犬にとって水分補給となり、喉の渇きを癒し、気分がすっきりし、口内(口腔前)で制御可能であり、ご褒美となり、常にアクセスできる体験となる。このサシェは、犬の飼い主にとって、簡単で、持ち運びやすく(携帯用)、高い融通性で適用可能であり、制御可能な、単一の媒体としての供給品によって、犬の液体補給を可能にする。
本発明のさらなる有利な実施形態は、概略図を用いて本発明の例示的実施形態の以下の説明から明らかになる。特に、本発明によるサシェを、例示的な実施形態によって、添付図面を参照して以下でより詳細に述べる。
本発明によるサシェを通る断面図である。 本発明によるサシェの側面図である。
以下の説明では、必要に応じて便宜的に特定の表現が使用されており、限定を意図するものではない。「右」、「左」、「底部」、および「上部」という単語は、参照される図面内の方向を示す。「内側」、「外側」、「下」、「上」、「左」、「右」などの用語は、指定された部分の互いに対する配置、指定された部分の互いに対する動き、ならびに図面に示されるように本発明およびその指定された部分の幾何学的中心に向かう方向またはそこから離れる方向を表すために使用される。この空間的な相対情報は、図面に示されているものとは異なる位置および向きも含む。例えば、図面に示される部分が反転されると、「下」と記載されている要素または特徴が「上」になる。この用語は、上で明示的に言及した単語、その派生語、および同様の意味を持つ単語を含む。
異なる態様および実施形態の図面および関連する説明における繰り返しを避けるために、特定の特徴は、異なる態様および実施形態に共通のものとして理解されるべきである。説明または図面における態様の省略は、関連する実施形態にその態様がないことを示唆するものではない。そのような省略は、明確にするため、また繰り返しを避けるために行われる。この文脈で、以下の規定がさらなる説明全体に適用される。図式的な曖昧さをなくすために図に参照番号が含まれているが、直接関連する説明文では言及されていない場合、先行する図の説明におけるそれらの説明が参照される。図に含まれていない参照符号が、対応する図に直接関係する説明文で言及されている場合、先行および後続の図が参照される。2つ以上の図面における同様の参照符号は、同様または同一の要素を表す。
図1に、ゲル化液体物質3(またはコア媒体)を取り囲む膜2(またはケーシング)を備えた本発明によるサシェ1が断面図で示されている。膜2は、厚さDを有する。膜2は、単層膜、二層膜、または多層膜として設計することができる。
図2には、本発明によるサシェ1が図1に従って側面図で示されている。サシェ1は、長手方向軸Xに沿った長さLと、長手方向軸Xに垂直であり中心に位置する直径Dとを有する。図1の図に関する断面は、直径Dに関する両方向矢印にほぼ沿って延びている。この例示的実施形態において、サシェ1は、ソーセージ状、袋状、卵形、楕円形などの形状を有する。この例示的実施形態では、サシェは一体にカプセル化されており、その限りにおいて、その長手方向両端部にツイストオフ点を有していない。
本開示は、様々な実施形態に関して上または下で言及または図示される特徴の任意の組合せを有する実施形態も含む。また、本開示は、図中の個々の特徴を、それらが他の特徴と関連して示されていても、および/または上または下で言及されていなくても含む。図面および本明細書に記載された実施形態の代替形態、およびそれらの特徴の個々の代替形態が、本発明の主題または開示される主題から除外されることもある。本開示は、特許請求の範囲または例示的実施形態に記載された特徴のみを含む実施形態と、追加の特徴を含む実施形態とを含む。
さらに、「備える」という表現およびその派生語は、他の要素またはステップを排除するものではない。同様に、不定冠詞「a」または「an」およびその派生語は、複数を排除するものではない。特許請求の範囲に列挙されているいくつかの特徴の機能は、1つのユニットまたは1つのステップによって実行することができる。「実質的に」、「ほぼ」、「約」などの用語は、特性または値と併せて使用されるとき、特に、厳密にその特性またはその値も定義する。所与の数値または範囲の文脈における「ほぼ」および「約」という用語は、それぞれ所与の値または範囲の20%以内、10%以内、5%以内、または2%以内の値または範囲を指すことがある。
1 サシェ
2 膜(ケーシング)
3 ゲル化液体物質(コア媒体)
L サシェの長さ
膜の厚さ
サシェの直径
X サシェの長手方向軸
さらなる実施形態は、以下のものを含む。
実施形態1:特に犬の外出時液体補給用のサシェ(1)であって、ケーシング(2)と、ケーシングによって取り囲まれたコア媒体(3)とを備え、ケーシング(2)が、可食性の膜から形成され、コア媒体(3)が、ゲル化液体物質から形成されている、サシェ(1)。
実施形態2:可食性の膜が、ポリマー、好ましくはアルギン酸塩を含む、実施形態1に記載のサシェ(1)。
実施形態3:アルギン酸塩が、塩化カルシウム溶液で架橋されている、実施形態2に記載のサシェ(1)。
実施形態4:アルギン酸塩が、アルギン酸ナトリウムを含有するアルギン酸塩ペーストから形成されている、実施形態2または3に記載のサシェ(1)。
実施形態5:可食性の膜が、約0.05mm~約5mm、好ましくは約0.1mm~約2mm、より好ましくは0.15mm~1.5mm、さらにより好ましくは約0.2mm~約1mmの厚さ(D)を有する、実施形態1から4のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態6:ゲル化液体物質が、特に、動物性、バイオ植物性、ベジタリアン、もしくはビーガンベースのスープ、ブロス、もしくはスムージー、または飲料水、ヒドロゲル、ヨーグルトドリンク、シェイク、ジュース、茶、もしくは液体サプリメントを含む、実施形態1から5のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態7:ゲル化液体物質が、ゲル化剤、例えば特に寒天、ゼラチン、アルギン酸塩、カラギーナン、ペクチン、もしくはトラガカントによって、および/または結合剤および増粘剤、例えば特にローカストビーンガム、グアーガム、クズウコンガム、サイリウムハスク、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、キサンタンガム、アラビアガム、タラガム、またはジェランによってゲル化されている、実施形態1から6のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態8:サシェ(1)の体積が、約2cm~約35cm、好ましくは約2.5cm~約30cm、さらに好ましくは約2.8cm~約25cm、さらに好ましくは約3cm~約20cm、さらにより好ましくは約5cm~約15cmの範囲を含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態9:サシェ(1)を切断するための最大の力が、約5N~約25Nの範囲、好ましくは約6N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約7~約10Nの範囲、および/または約1N~約24Nの範囲、好ましくは約2N~約20Nの範囲、さらに好ましくは約3N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約4N~約9Nの範囲にある、実施形態1から8のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態10:サシェ(1)を切断するための合計の力が、約0.05J~約0.25Jの範囲、好ましくは約0.1J~約0.2Jの範囲、さらに好ましくは約0.125J~約0.15Jの範囲、および/または0.01J~0.22Jの範囲にある、実施形態1から9のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態11:サシェ(1)の高さの50%だけのサシェ(1)の第1の圧縮に関するピーク力が、約3N~約25N、好ましくは約5N~約15N、より好ましくは約9N~約12N、さらにより好ましくは約10N~約11Nであり、好ましくは、サシェ(1)の高さの50%だけのサシェ(1)の第2の圧縮に関するピーク力が、約0.05N~約6N、好ましくは約1N~約5N、より好ましくは約2N~約4N、さらにより好ましくは約3.0N~約3.3Nである、実施形態1から10のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態12:サシェ(1)の凝集性が、約0.01~約0.4、好ましくは約0.03~約0.3、より好ましくは約0.05~約0.2、さらに好ましくは約0.06~約0.10である、実施形態1から11のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態13:サシェ(1)の粘着性が、約0.03N~約11.0N、好ましくは約0.3N~約10.0N、さらに好ましくは約0.5N~約3.0N、さらに好ましくは約0.7N~約1.0Nである、実施形態1から12のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態14:約2cm~約10cm、好ましくは2.5cm~9cm、より好ましくは2.8cm~8cm、より好ましくは3cm~7cm、さらにはより好ましくは4cm~6cmの長さ(L)と、好ましくは、約1.0cm~3.0cm、好ましくは約1.2cm~約2.5cm、より好ましくは約1.5cm~約2.3cm、さらに好ましくは約1.6cm~約2.2cm、さらに好ましくは約1.7cm~約1.9cmの直径(D)とを有する、実施形態1から13のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態15:ゲル化液体物質が、70000mPasを超える、好ましくは約75000mPas~約250000mPas、より好ましくは約90000mPas~約200000mPasの粘度を有する、実施形態1から8および14のいずれか1つに記載のサシェ(1)。
実施形態16:サシェの総重量に対する液体の重量比率が、少なくとも約70%、好ましくは少なくとも約90%、さらに好ましくは少なくとも約95%である、実施形態1から15のいずれか1つに記載のサシェ(1)。

Claims (16)

  1. 特に犬の外出時液体補給用のサシェ(1)であって、ケーシング(2)と、前記ケーシングによって取り囲まれたコア媒体(3)とを備え、
    前記ケーシング(2)が、可食性の膜から形成され、
    前記コア媒体(3)が、ゲル化液体物質から形成されている、
    サシェ(1)。
  2. 前記可食性の膜が、ポリマー、好ましくはアルギン酸塩を含むことを特徴とする、請求項1に記載のサシェ(1)。
  3. 前記アルギン酸塩が、塩化カルシウム溶液で架橋されていることを特徴とする、請求項2に記載のサシェ(1)。
  4. 前記アルギン酸塩が、アルギン酸ナトリウムを含有するアルギン酸塩ペーストから形成されていることを特徴とする、請求項2または3に記載のサシェ(1)。
  5. 前記可食性の膜が、約0.05mm~約5mm、好ましくは約0.1mm~約2mm、より好ましくは約0.2mm~約1mmの厚さ(D)を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  6. 前記ゲル化液体物質が、特に、動物性、バイオ植物性、ベジタリアン、もしくはビーガンベースのスープ、ブロス、もしくはスムージー、または飲料水、ヒドロゲル、ヨーグルトドリンク、シェイク、ジュース、茶、もしくは液体サプリメントを含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  7. 前記ゲル化液体物質が、ゲル化剤、例えば特に寒天、ゼラチン、アルギン酸塩、カラギーナン、ペクチン、もしくはトラガカントによって、および/または結合剤および増粘剤、例えば特にローカストビーンガム、グアーガム、クズウコンガム、サイリウムハスク、コーンスターチ、ジャガイモデンプン、キサンタンガム、アラビアガム、タラガム、またはジェランによってゲル化されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  8. 前記サシェ(1)の体積が、約2cm~約35cm、好ましくは約3cm~約20cm、さらにより好ましくは約5cm~約15cmの範囲を含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  9. 前記サシェ(1)を切断するための最大の力が、約5N~約25Nの範囲、好ましくは約6N~約15Nの範囲、さらに好ましくは約7~約10Nの範囲にあることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  10. 前記サシェ(1)を切断するための合計の力が、約0.05J~約0.25Jの範囲、好ましくは約0.1J~約0.2Jの範囲、さらに好ましくは約0.125J~約0.15Jの範囲にあることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  11. 前記サシェ(1)の高さの50%だけの前記サシェ(1)の第1の圧縮に関するピーク力が、約5N~約15N、好ましくは約9N~約12N、より好ましくは約10N~約11Nであり、好ましくは、前記サシェ(1)の高さの50%だけの前記サシェ(1)の第2の圧縮に関するピーク力が、約1N~約5N、好ましくは約2N~約4N、より好ましくは約3.0N~約3.3Nであることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  12. 前記サシェ(1)の凝集性が、約0.03~約0.3、好ましくは約0.05~約0.2、さらに好ましくは約0.06~約0.10であることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  13. 前記サシェ(1)の粘着性が、約0.3N~約10.0N、好ましくは約0.5N~約3.0N、さらに好ましくは約0.7N~約1.0Nであることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  14. 約2cm~約10cm、好ましくは3cm~7cm、さらに好ましくは4cm~6cmの長さ(L)と、好ましくは、約1.0cm~3.0cm、好ましくは約1.5cm~約2.3cm、さらに好ましくは約1.7cm~約1.9cmの直径(D)とを有することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  15. 前記ゲル化液体物質が、70000mPasを超える粘度、好ましくは約75000mPas~約250000mPas、より好ましくは約90000mPas~約200000mPasの粘度を有することを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
  16. 前記サシェの総重量に対する前記液体の重量比率が、少なくとも約70%、好ましくは少なくとも約90%、さらに好ましくは少なくとも約95%であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のサシェ(1)。
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