JP2024512176A - 高通気性、弾力性、支持性を有する縦糸編みスペーサーメッシュファブリック - Google Patents

高通気性、弾力性、支持性を有する縦糸編みスペーサーメッシュファブリック Download PDF

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Abstract

スペーサーファブリック(10)は、メッシュ構造を有する第1のニット層(12)を具備し、第1のニット層(12)と、第2のニット層(14)と、第1のニット層と第2のニット層(12、14)との間に伸びて連結するモノフィラメントスペーサーヤーンを含む第3の層(16)と、を含む。【選択図】図2

Description

[関連出願]
本出願は、2021年4月11日に出願されたPCT出願PCT/CN 2021/086319の優先権を主張しており、その全体が参照されることにより本明細書に組み込まれる。
1つ以上の実施形態は、1つ以上の縦糸編みメッシュ層を有する縦糸編みスペーサーファブリック、スペーサーファブリックからなるクッション層、スペーサーファブリックからなる複合材料、スペーサーファブリックからなるトリムカバー、及びそれらを製造する方法に関する。少なくとも1つ以上の特定の他の実施形態は、縦糸編み3Dスペーサーメッシュファブリック、特に、高透磁率及び高反発を有する縦糸編み3Dファブリックの製造プロセスに関する。
人々の生活水準の継続的な向上に伴い、自動車シートクッションの快適性(柔らかさ、弾力性、通気性)と環境保護に対する人々の要求も増加している。従来の自動車シートクッションの下には、ポリウレタンフォームのような層フォームが一般的に使用される。場合によっては、ポリウレタンフォームの使用を抑制又は最小限にすることが望ましい。
スペーサーファブリックは汎用性があり、そのため多くの異なる用途で使用できる。スペーサーファブリックは柔軟性があり、容易に曲げられる。スペーサーファブリックは通気性もある。ほとんどのスペーサーファブリックに見られるもう一つの特徴は、反発性である。
スペーサーファブリックの様々な有利な特性により、スペーサーファブリックは、以下を含むが、これらに限定されない様々な用途で使用することができる。シート、マットレス、布張り製品のような家具;気候及び非気候の自動車シート、トリム及びシートカバー、ドアパネル、ダッシュボード、コンソール、ヘッドライナーなどのトリムパネルなどの車両コンポーネント;運動靴、衣類などのウェアラブル製品。
縦糸編み3Dメッシュファブリックは、その柔らかい弾力性と環境に優しい素材のため、ポリウレタンフォームの特定の用途の一部又はすべてを置き換えるために徐々に適用されてきた。しかし、この分野で適用されてきた縦糸編み3Dメッシュファブリックは、中間連結支持モノフィラメントの安定性が限られており、場合によっては不十分であることがわかっている。
いくつかの例では、中間連結支持モノフィラメントが3Dファブリックの上下のファブリックで圧縮されている場合、中間連結支持モノフィラメントは比較的簡単に横方向に倒れたり、圧力で圧縮されたりして、理想的な弾力性と快適性を損なうことがわかっている。
さらに、スペーサーファブリックは複合材料又はトリム材料として使用できる。適切な複合材料は、革、ビニール又はファブリックのような装飾的であり得るカバー層と、剛性又は柔軟なベース層であり得るベースとの間に挟まれたスペーサーファブリックを含む。
少なくとも特定の実施形態において、本開示は、従来技術の認識された欠陥を克服し、比較的高い通気性と弾性回復を有する縦糸編み3Dファブリックを提供することを目的とする。
一実施形態では、第1のニット層と、第2のニット層と、第1のニット層と第2のニット層との間に延在し、第1のニット層と第2のニット層とを連結して一体の3次元ネットワーク構造を形成するモノフィラメントスペーサーヤーンを含む第3の層とを含むスペーサーファブリックが提供される。スペーサーファブリックは、少なくとも一実施形態では、比較的高い透過性を有する。
一般に、ファブリックの基本的な機能性を確保することを前提として、ファブリック内の空隙(孔の大きさ)が大きいほど(上部及び下部の両方)、空気量は良好である。スペーサーファブリックの快適さと支持性は、その弾性と回復に関連している。これは、連結するモノフィラメントの剛性と、連結するモノフィラメントを保持する上下のファブリックの能力にも関連している。少なくとも1つの実施形態では、第1の層は上部ファブリックを形成するメッシュ層であり、第2の層は、独特な構造を有する第1及び第2の層を有する下部ファブリックを形成する無地の布、又は一般的には固体層である。これらの構造は、良好なつかまりを保証するだけでなく、モノフィラメントの連結が良好な通気性も有する。
図1は、本開示の一実施形態によるスペーサーファブリックの概略斜視図である。 図2は、図1のスペーサーファブリックの一実施形態の写真である。 図3は、スペーサーファブリックの層の実施形態の詳細を模式的に示すスペーサーファブリックの一実施形態の拡大分解図である。 図4は、第1層メッシュファブリックの実施形態の10倍拡大の写真である。 図5は、第1層メッシュファブリックの実施形態の概略なデジタル画像である。 図6Aは、第1層メッシュファブリックの実施形態の第1層ヤーンの動きの説明図である。 図6Bは、第1層メッシュファブリックの実施形態の第1層ヤーンの動きの説明図である。 図7は、第1層ファブリックの実施形態の第1層ヤーンの動作の説明図である。 図8は、第1層メッシュファブリックの一実施形態の第1層ヤーンの動作の説明図である。 図9は、第2層プレーンファブリックの一実施形態の10倍拡大の写真である。 図10は、ファブリックの第2層におけるヤーンの動作を示す単一ヤーン移動図である。 図11は、ファブリックの第2層の実施形態の第2層ヤーンの動作を示す図である。 図12は、3Dスペーサーメッシュファブリックの縦糸編みの図である。 図13は、別の実施形態による第1層メッシュファブリックの第1層ヤーンの動作の説明図である。 図14は、別の実施形態による第1層ファブリックの第1層ヤーンの動作の説明図である。 図15は、別の実施形態による第1層メッシュファブリックの第1層ヤーンの動作の説明図である。 図16は、別の実施形態による第1層メッシュファブリックの10倍拡大の写真である。
必要に応じて、本開示の詳細な実施形態が本明細書に開示される。
しかしながら、開示された実施形態は、種々の代替形態で実施され得る開示の単なる例示であることを理解されたい。図は、必ずしもスケールするものではない。一部の特徴は、特定のコンポーネントの詳細を示すために誇張されたり、最小化されたりすることがある。したがって、本明細書に開示されている特定の構造的及び機能的詳細は、限定的であると解釈されるべきではなく、本開示を様々に使用する当業者に教えるための単なる代表的な基礎として解釈されるべきである。
図1及び図2を参照して、本開示の代表的なスペーサーファブリック10を説明する。スペーサーファブリック10は、様々な用途に使用することができる。ある実施形態では、スペーサーファブリック10は、ポリウレタンフォームの層などの対応するフォーム層の有無にかかわらず、シートクッション層として使用することができる。スペーサーファブリック10は、シートボトム、シートバック、及び/又はトリムパネルなどの任意のクッション用途において、クッション又はクッション成分として使用することができる。
他の実施形態では、スペーサーファブリック10はトリム層成分として使用することができ、ここで、スペーサーファブリック10はトリム層の下に固定される。そのような実施形態では、限定されるものではないが、革、合成皮革、ビニールなどのプラスチック、及びファブリック層などの任意の適切なトリム層を使用することができる。トリム層又は装飾層は、例えば、ステッチ又は接着剤などの任意の適切な技術によってスペーサーファブリック10を保持することができる。
他の実施形態では、スペーサーファブリック10は、ある程度のレベル又は弾性及び/又は通気性を必要とする複合材料として使用することができる。本開示のスペーサーファブリック10で製造された複合材料は、他の自動車用又は非自動車用複合材料であり得ることは容易に理解されるべきである。
図1~3に概略的に示されているように、スペーサーファブリック10は、メッシュ状の第1ニット層12、一般的に固い又は閉じた(すなわち、平坦な)第2ニット層14、及び第1ニット層12及び第2ニット層14の間に伸びて連結するスペーサーヤーン16を有する。
ある他の実施形態では、スペーサーファブリック10は、縦糸編みメッシュファブリック上層12、縦糸編みファブリック(メッシュなし)下層14、及び一体の3Dネットワーク構造10を形成するために上層12及び下層14に編み込まれたモノフィラメント16を有する縦糸編み3Dメッシュファブリックを含む。
ある他の実施形態では、さらに以下により詳細に説明されるように、本開示のスペーサーファブリック10は、他のファブリックと比較して比較的高い通気性、弾力性及び支持性を有する。この点に関して、本開示のスペーサーファブリック10は、自動車シートの下部クッション材料での使用に特に適している。少なくとも特定の実施形態では、上部ファブリック12を形成するメッシュ及び下部ファブリック14を形成する平坦なクロスは、図に代表的に示される独特な構造を有する。
ある実施形態では、2つのニット層12及び14は、生産方向に走るステッチウェール及び横方向に走るステッチコースを有する。第1のニット層12及び第2のニット層14の間に延びて連結するスペーサーヤーン16は、任意の適切なモノフィラメントヤーンであり得る。
ある他の実施形態では、上層12及び下層14は、一般的なマルチストランドポリエステルフィラメントで作られる。少なくとも一実施形態では、上層12及び下層14は、サイズ83dtex/36Fを有する一般的なマルチストランドポリエステルフィラメント及びサイズ33-44 dtex/lFを有する中間連結モノフィラメント16で作られる。他のサイズ及び又は種類のヤーンを使用することができ、かつ、本開示と一致することを理解するべきである。
少なくともある他の実施形態では、層間ヤーン16は良好な剛性及び弾性を有するべきである。ある他の実施形態では、モノフィラメントのサイズ及び厚さは、所望の圧縮強度及び達成したいスプリングバック変形特性に応じて選択することができる。少なくともさらにある他の実施形態では、モノフィラメントヤーン16のサイズは、33-44dtexである。他のサイズ及び又は種類のモノフィラメントを使用することができ、本開示と一致することを理解すべきである。
図4-5に最もよく見られるように、第1層12は開口部8を有する。少なくともある実施形態では、上層12の開口部は、概して楕円形であることが示されているが、開口部8は、いくつかの例を挙げると、細長形、円形、正方形及び/又は長方形のような任意の適切な形状であり得る。上層12上の開口部8のサイズは、必要に応じて任意の適切なサイズに適合させることができる。通常、開口部8が大きいほど空気量は良好であるが、開口部8のサイズが大きくなると支持力が低下する。少なくとも一実施形態では、上層12は下層14よりも高い通気性を有する。
第1ニット層12の例示的実施形態の画像を図5に示す。図に示されるように、第1のニット層12は、開いたメッシュ構造を有する。図示された実施形態に代表的に示されるように、第1のニット層12の開口メッシュ構造は、複数の間隔をあけられた開口部8で分割された複数のストリップ6を有する。
少なくとも図示された実施形態では、開口部8は概して楕円形であり、分かれて、オフセットで千鳥状の列で延びる。少なくとも1つの実施形態では、開口部8は、千鳥状の列で配置される。少なくとも1つの実施形態では、開口部8は、幅方向、開口中心で0.5mmから10mm間隔で配置され、長さ方向、開口中心で0.5mmから10mm間隔で配置される。
図3及び12中の1つの実施形態で概略的に示されるように、スペーサーファブリック10は、縦糸編みダブルニードルバー機によって製造することができる。概略的かつ代表的に示されるように、5本のパターンバー11、13、15、17及び19が、ヤーン21、23、25、27及び29を針31及び33に導くために使用される。パターンバー17及び19は、ヤーン21及び23を、メッシュファブリック12の第一層を編むためのニードル31に導くために使用される。パターンバー13及び15は、ヤーン25及び27を、支持モノフィラメント16を編むためのニードル31及び33に導くために使用される。パターンバー11は、下敷きファブリック14を編むためのニードル33にヤーン29を導くために使用される。
第1の層12は、図4及び12に概略的に示されるように、開口メッシュ構造を有する。図6A及び6Bは、2つのパターンバーの適切な単一ヤーン詰め物ヤーンの動作チャートの実施形態を示す。詰め物ヤーンの動作図は、底から上部に向けてのニードルによって形成されたコイルである。横のドット列は、ニードル床に並べられたニードルを順番に表す。点22の上部はニードルフックの前方を表し、点22の下部はニードルの後方を表します。ヤーン21はパターンバー19を通してスイングしてニードル31が、詰め物ヤーンを引っ掛けてヤーン針31が逆側に戻り完了する。動作規則は、図6A及び6Bのヤーン21及び23の動作曲線に示されている。同様に、ヤーン23は、パターンバー17を介して上記の詰める動作を完了する。
ファブリック詰め物ヤーン動作図の第1の層12について図6A及び図6Bに代表的に示されているように、詰め物ヤーンの動作図は、下から上へのドット(22に示されているように)線で順番にニードルによって形成されたコイルを示している。横方向の点は、順番に配置されたニードル(N1/N2/N3/N4/N5/N6/N7/N8)を表すために使用され、点22の上部はニードルフックの前方を示し、点22の下部は針の後方を示す。連続線分は、ニードル前方及びニードル後方におけるパターンバーのヤーンガイドニードルの動きを表すために使用される。一般的に、詰めることのナンバリング(デジタル化)は、右から左へニードルの間の順序で0、1、2、3、4、5、6、7、8… であり、右から左へニードルの間の順序で、パターンバー動作軌跡を表すために使用される。Cl-C12は、ヤーンを下から上に向かってループさせた列Cを示す。矢印47等は、パターンバー17を通過して導くヤーン23の移動方向を示す。パターンバー17上のすべてのヤーンの動作規則は同一であり、ヤーン23は少なくとも図示の実施形態であるが、他の動作規則を用いることもできることを理解すべきである。図示の実施形態では、パターンバー17の一方のステッチ形成は、図6において、「1-0」はClコースの39に対応し、「1-2」はC2コースの40に対応し、「1-0」はC3コースの41に対応し、「1-2」はC4コースの42に対応し、「7-8」はC5コースの43に対応し、「7-6」はC6コースの44に対応し、「7-8」はC7コースの45に対応し、「7-6」はC8コースの46に対応し、1-0/1-2/1-0/1-2/7-8/7-6/7-8/7-6//として記録される。パターンバー19のヤーンクッションの動きは、パターンバー17の動きと完全に対称である。パターンバー19の詰め物ヤーンは、図示された実施形態において、7-8/7-6/7-8/7-6/1-0/1-2/1-0/1-2//のように記録される.数字は、両方のバーが共に作用してメッシュパターンを作成する場合の、一方のバーのメッシュステッチ形成を表す。また、次のすべての詰めることの以下の動作図の主な説明は、詰めることの動作規則だけが異なり、この段落の説明と同じである。
第1の層12は、図4、図7及び図8に示される実施形態に示されるように、開口メッシュ構造を有する。図7に示される実施形態では、単一のパターンバーの動き図は、同じパターンバー上のヤーンの糸通し規則が、このサイクルの1つの空隙53によって分離された一連の3つの連続した糸51であることを示しており、中空部分の2つの縦方向の間に連結ヤーンはなく、メッシュ開口8を形成する。この実施形態では、ヤーンの規則は、機械全体で繰り返される3インと1アウトの糸通しパターンである。いくつかは、上記の記載及び図示された範囲から外れても、本開示と一致することを理解すべきである。
図に示される実施形態に示されるように、2つのパターンバー上のヤーン21及び23は、図6A、6B及び8の動作規則に従ってニードルフック内に対称的に導かれる。少なくとも1つの実施形態では、隣接する縦線内のコイルは連結されておらず、図4及び8に示されるように、それらは反対方向に傾斜してメッシュ開口部8を形成し、隣接する縦線内のコイルは連結され、互いに近接してファブリック6のストリップを形成する。第1のニット層12の開口メッシュ構造は、複数の開口部8及びファブリック6のストリップを有する。少なくとも一実施形態では、図8の例に示すように、長さで開口部8は4つのコースを有するが、開口部8は、特に所望の通気性の要望レベルに依存するが、必要に応じて、対応するコイル数を増加又は減少させることができる任意の適切なサイズを有することができることを理解すべきである。少なくとも一実施形態では、ファブリック6のストリップは、図4及び図8の例に示すように、幅において4つのウェールを有し、図6の例に示すように、メッシュ孔間の長さにおいて4つのコースを有するが、任意の適切なサイズを有することができる。すべてではないにしても、ほとんどの開口部は上記範囲内にあるが、いくつかは上記範囲外にあり得ることが理解されるべきであり、また、本開示と位置することを理解すべきである。
開口メッシュ構造を有する第1の層12の第二の実施形態は、図13-16に概略的に示されている。図4に示された実施形態では、単一パターンバーの動作図は、同じパターンバー上のヤーンの編み糸通し規則が、一つの空隙61によって分離された3つの糸26というこのサイクルの連続であることを示している。この実施形態に示されているように、中空部分の2つの縦方向の間に連結ヤーンはなく、メッシュ開口63を形成する。上記の範囲外であっても、本開示と一致することを理解すべきである。
図13~図16に示す開口メッシュ構造を有する第1の層12の実施形態では、二つのパターンバー上のヤーン30及び71は、図13及び図15の動作規則に従ってニードルフック内に対称的に導かれる。少なくとも一実施形態では、隣接する縦線内のコイルは連結されておらず、図15及び図16に示すように、それらは反対方向に傾斜してメッシュ開口部63を形成し、隣接する縦線内のコイルは連結され、互いに近接してファブリック28のストリップを形成する。第1のニット層12の開口メッシュ構造は、複数の開口部63及びファブリック28を有する。少なくともこの実施形態では、開口部63は、に示すように、長さが6つのコースを有する。図15の例であるが、開口部29は、特に所望の通気性レベルに基づく必要に応じて対応するコイル数を増加又は減少させることで可能な任意の適切なサイズを有することができる。少なくともこの実施形態では、ファブリック28のストリップは、図15及び6の例に示されるように、4つのウェールを有し、図13の67の例に示されるように、幅に6つのコースを有する。しかしながら、メッシュ孔間の長さは、任意の適切なサイズを有することができることを理解すべきである。すべてではないにしても、ほとんどの開口部は上記の範囲内にあるが、いくつかは上記の範囲外にあり得ること、かつ、現在の開示資料と一致している場合があり得ることを理解するべきである。
第2の層構造14の一実施形態は、図9-11に示されている。図12の例に示されているように、単一パターンバーは、十分な糸が通されたバーを編みニードルに導き、各ニードルがヤーンで覆われ、それぞれのニードルがヤーンを編む。
図9-11に示されているような第2の層構造14の実施形態、及び図12に示されているような例では、パターンバー11は、ヤーン29を駆動して、図10の69の動作規則に従ってヤーンをフック33に導く。編まれたファブリックの実施形態を図9に示す。
図9-11の実施形態に示すような第2の層構造14では、この層のファブリック構造は、さらりとした質感で、2つ以上のニードルを横断し、概略に固い(つまり、メッシュ生成なし)ファブリックであり、単一パターンバーが、図10及び図11に示す実施形態に従ってヤーンをニードルに導く。延長線38の長さは、ファブリックの横方向密度に関連し、ヤーンが供給されるときに通過するニードルの数にも関連し、より多くのニードルを通過するか、又はファブリックの横方向密度が小さいほど、対応する延長線38は長くなる。
従来技術の方法は、通常、ヤーンを方向付けるために二本のパターンバーを使用しており、これは、構造を非常に剛性かつ低弾性にすることに留意すべきである。本開示の第2の層構造14を作る少なくとも一実施形態では、単一のパターンバーを使用して構造を柔らかくかつ弾性にする。図9及び図10に示される延長線38の長さは、ファブリックの弾力性を決定するのに役立つ。
図1-3及び図12に示される中間連結モノフィラメント16において、少なくとも図12に示される実施形態では、2つのパターンバー13及び15がヤーン25及び27を駆動してヤーンをニードルフック31及び33に導く。
図1-3に示される第1のニット層12及び第2のニット層14を有する中間連結モノフィラメント16構造において、少なくとも示される実施形態では、二つのパターンバーが対称的にヤーンを詰めており、それぞれ第1のニット層12及び第2のニット層14の編むことに関与する。したがって、モノフィラメント16は、二つのニット層12及び14をしっかりと連結することができ、3Dネットワーク構造10を形成する。第1のニット層12及び第2のニット層14は、図4及び図9の6及び14の構造を介してモノフィラメント16を強固に保持及び連結することができ、これにより連結モノフィラメント16が強固に保持及び固定される。少なくとも一実施形態では、3Dスペーサーメッシュファブリックの厚さは、連結モノフィラメント16の長さによって決定することができる。少なくとも一実施形態では、ファブリックの厚さは9~10mmであるが、これは一例に過ぎず、厚さは本開示の必要に応じて調整することができることを理解すべきである。
少なくとも特定の他の実施形態では、柔らかく、快適で、弾力性があり、良好な通気性を有するスペーサーファブリック10を達成するために、層、及び特定の実施形態では上層12が、メッシュ開口部8及び平坦パターン6で配置されたファブリック層間隔を備え、メッシュが、ファブリックが優れた通気性を有することを可能にする。特定の実施形態では、メッシュサイズは、所望の換気要件に従って調整することができる。平坦編み部分は、中間連結モノフィラメント16及び上部ファブリック12をより安定かつ堅固にするのに役立つ。したがって、中間連結モノフィラメント16の安定性及び直線性は比較的良好であり、モノフィラメントが傾斜及び/又は束になるのを抑制することができる。メッシュの作用により、モノフィラメント16は比較的均等に分散され、力は比較的大きな表面積に分散され、局所的なつぶれを回避するのに役立つ。少なくとも特定の他の実施形態では、モノフィラメントは、平坦な組織強化により良好な安定性を有し、横方向に倒れにくく、ファブリックの弾性回復は、他のファブリックに比べて改善される。
少なくとも一実施形態では、スペーサーファブリック10は、厚さが8~12mm、別の実施形態では8.5~11mm、さらに別の実施形態では10mmである。
3Dスペーサーファブリック10の弾力性及び支持性は、モノフィラメント16の剛性及びファブリックの構造及び垂直及び水平密度に関連する。上述の上部及び下部のファブリック構造12及び14は、連結モノフィラメント16を良好に保持することができ、それによって、外部圧力下でのフィラメント16の側方への滞留を抑制するのに役立ち、これは、ファブリックの弾力性及び支持性が不良になるのを抑制するのに役立つ。さらに、中間連結モノフィラメント16の剛性が大きすぎたり小さすぎたりすると、ファブリックの弾力性及び快適性が不良になる。ファブリックの垂直及び水平密度が増加すると、支持性はより強くなる。少なくとも1つの実施形態では、ファブリックの弾力性及び支持性は、5±2kPaの圧縮応力値によって測定されるが、この値に限定されるものではない。少なくとも1つの実施形態では、本開示のスペーサーファブリック10は、約4.2kPaの圧縮応力値を有する。圧縮応力値は、試験方法:DIN EN ISO 3386-1、Vbrkraft 0,1Pa;80x80mm/l00mm/minにより測定することができる。
三次元スペーサーファブリック10の高い通気性は、上部ファブリック12と下部ファブリック14の間のギャップに関連している。一般的に言えば、ギャップが大きいほど通気性は良いが、ファブリックギャップのサイズは弾力性と支持性を制限する可能性がある。少なくとも一実施形態では、スペーサーファブリック10の通気性は一般的に≧3500mm/sであるが、この値に限定されない。少なくとも一実施形態では、本開示のスペーサーファブリック10は、約5000mm/sの通気性を有する。通気性は、試験方法:DIN EN ISO 9237 2mbar、試験試料:20cmにより測定することができる。
例示的な実施形態が上述されているが、これらの実施形態が開示のすべての可能な形態を説明することを意図するものではない。むしろ、明細書で使用される単語は、限定ではなく説明の単語であり、開示の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更がなされ得ることが理解される。さらに、様々な実施形態の特徴を組み合わせて、開示の更なる実施形態を形成することができる。

Claims (20)

  1. 第1のニット層と、
    第2のニット層と、
    該第1及び第2のニット層の間に伸びて連結するスペーサーヤーンと、
    を含み、
    該第1のニット層は、平坦なファブリック部分によって分離された複数の間隔をあけた開口部を含むメッシュ構造を有し、
    該第2のニット層は、平坦な構造を有し、
    該スペーサーファブリックは、5±2kPaの圧縮応力値及び≧3500mm/sの通気性を有する、スペーサーファブリック。
  2. 前記第1の層は、オフセット列に離間された開口部を有する、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  3. 前記開口部は、概して、円形、細長形、楕円形、正方形及び/又は長方形の形状である、請求項2に記載のスペーサーファブリック。
  4. 前記開口部は、幅方向、開口中心で0.5mmから10mm間隔で配置され、長さ方向、開口中心で0.5mmから10mm間隔で配置される、請求項3に記載のスペーサーファブリック。
  5. 前記第1及び第2のニット層は、前記スペーサーヤーンと共に、一体の3次元ネットワーク構造を形成する、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  6. 前記スペーサーファブリックは、車両シートトリムカバー内のクッション層を含む、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  7. 前記上層は、前記下層よりも高い通気性を有する、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  8. 前記第1の層は、1本の糸サイズの空隙によって分離された3本の糸の一連を含む、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  9. 前記第1の層の開口部の各々は、3本のヤーン糸で仕切られている、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  10. 前記平坦なファブリック部分の各々は、3本のヤーン糸で形成されている、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  11. 前記複数の開口部の各々は、幅が1つのウェールと長さが4つのコースとを含む、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  12. 前記ファブリック部分の各々は、幅が4つのウェール及び長さが4つのコースを含む、請求項11に記載のスペーサーファブリック。
  13. 前記複数の開口部の各々は、幅が1つのウェールと長さが6つのコースとを含む、請求項1に記載のスペーサーファブリック。
  14. 前記ファブリック部分の各々は、幅が4つのウェールと長さが6つのコースとを含む、請求項13に記載のスペーサーファブリック。
  15. 第1のニット層と、
    第2のニット層と、
    該第1及び第2のニット層の間に伸びて連結するスペーサーヤーンと、
    を含み、
    該第1のニット層は、ファブリック部分によって分離された複数の間隔をあけた開口部を含むメッシュ構造を有し、
    該複数の開口部の各々は、幅が1つのウェール及び長さが少なくとも4つのコースを含む、スペーサーファブリック。
  16. 前記複数の開口部の各々は、長さが6つのコースを含む、請求項15に記載のスペーサーファブリック。
  17. 前記ファブリック部分の各々は、幅が4つのウェールと、長さが少なくとも4つのコースとを含む、請求項11に記載のスペーサーファブリック。
  18. 前記ファブリック部分の各々は、長さが6つのコースを含む、請求項17に記載のスペーサーファブリック。
  19. 前記スペーサーファブリックは、5±2kPaの圧縮応力値及び≧3500mm/sの通気性を有する、請求項15に記載のスペーサーファブリック。
  20. 前記スペーサーファブリックは、8~12mmの厚さを有する、請求項15に記載のスペーサーファブリック。
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