JP2024510478A - 抗菌化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、以下の化合物(I)[式中、整数は、本明細書で定義したとおりである]に関し、この化合物は、例えば、結核の治療に使用するための医薬として有用であり得る。【化1】TIFF2024510478000240.tif34128

Description

本発明は、新規化合物に関する。本発明はまた、医薬品として使用するための、更にはMycobacterium tuberculosisなどの病原性マイコバクテリアによって引き起こされる疾患を含む細菌性疾患の治療に使用するためのそのような化合物に関する。そのような化合物は、M.tuberculosisにおいてATPシンターゼに干渉することによって作用し得、主要な作用様式としてのチトクロムbc活性の阻害を伴う。したがって、主に、そのような化合物は抗結核剤である。
Mycobacterium tuberculosisは、世界中に分布する重篤で潜在的に致死的な感染症である結核(tuberculosis、TB)の原因病原体である。World Health Organizationからの推定では、毎年800万人超がTBに罹患し、毎年200万人が結核で死亡することが示されている。過去10年間で、TB症例は世界中で20%増加し、最も貧困な地域で最も負担が大きかった。これらの傾向が続く場合、TB発症率は、次の20年で41%増加する。有効な化学療法の導入から50年間、TBは、世界における成人死亡率の主要な感染原因であるAIDSの後に留まっている。TBの蔓延を複雑にしているのは、多剤耐性株の増加傾向及びHIVとの致命的な共生である。HIV陽性であり、TBに感染している人々は、HIV陰性である人々よりも活動性TBを発達させる可能性が30倍高く、TBは、世界中でHIV/AIDSを有する3人に1人の死亡の原因である。
結核の治療に対する既存のアプローチは全て、複数の薬剤の組み合わせを伴う。例えば、U.S.Public Health Serviceによって推奨されるレジメンは、2ヶ月間のイソニアジド、リファンピシン、及びピラジナミドの組み合わせ、続いて更に4ヶ月間のイソニアジド及びリファンピシン単独である。これらの薬物は、HIVに感染している患者において更に7ヶ月間継続される。多剤耐性株のM.tuberculosisに感染している患者については、エタムブトール、ストレプトマイシン、カナマイシン、アミカシン、カプレオマイシン、エチオナミド、シクロセリン、シプロフォキサシン、及びオフロキサシンなどの薬剤が併用療法に加えられる。結核の臨床治療において有効である単一薬剤も、6ヶ月未満の期間の療法の可能性を提供する薬剤の任意の組み合わせも存在しない。
患者及び提供者のコンプライアンスを容易にするレジメンを可能にすることによって、現在の治療を改善する新しい薬物の高い医学的必要性が存在する。より短いレジメン及びあまり監視を必要としないレジメンが、これを達成するための最良の方法である。治療からの利益のほとんどは、集中期の間の最初の2ヶ月、又は4種の薬物が一緒に与えられる殺菌期の間に得られ、細菌負荷は大幅に減少し、患者は非感染性になる。4~6ヶ月の継続期又は滅菌期は、残存する桿菌を排除し、再発のリスクを最小限にするために必要である。治療を2ヶ月以内に短縮する強力な滅菌剤は、非常に有益である。また、それほど集中的な監視を必要としないことによってコンプライアンスを容易にする薬物も必要とされている。明らかに、総治療期間及び薬物投与の頻度の両方を減少させる化合物は、最大の利益を提供する。
TBの蔓延を複雑にしているのは、多剤耐性株又はMDR-TBの発生率の増加である。世界中の全症例の最大4%が、MDR-TB(4薬物標準の最も有効な薬物であるイソニアジド及びリファンピンに耐性であるもの)と考えられている。MDR-TBは、治療されない場合に致死的であり、標準的な療法を通して適切に治療することができないため、治療は、最大2年の「第二選択」薬物を必要とする。これらの薬物は、しばしば毒性であり、高価であり、効果はわずかである。効果的な療法がない場合、感染性MDR-TB患者は疾患を拡散し続け、MDR-TB株による新たな感染をもたらす。薬物耐性、特にMDR株に対する活性を示す可能性が高い、新しい作用機序を有する新しい薬物の高い医学的必要性が存在する。
上記又は下記で使用される「薬物耐性」という用語は、微生物学の当業者によって十分に理解されている用語である。薬物耐性Mycobacteriumは、少なくとも1種の以前に有効であった薬物にもはや感受性でなく、少なくとも1種の以前に有効であった薬物による抗生物質攻撃に耐える能力を発達させたMycobacteriumである。薬物耐性株は、その子孫に耐える能力を伝える可能性がある。当該耐性は、単一薬物又は異なる薬物に対する感受性を変化させる細菌細胞におけるランダムな遺伝子変異に起因し得る。
MDR結核は、現在2つの最も強力な抗TB薬である少なくともイソニアジド及びリファンピシン(他の薬剤に対する耐性の有無にかかわらず)に対して耐性の細菌による薬物耐性結核の特異的な形態である。したがって、上記又は下記で使用されるときはいつでも、「薬物耐性」は多剤耐性を含む。
TB蔓延の制御における別の要因は、潜伏TBの問題である。数十年の結核(TB)制御プログラムにもかかわらず、約20億人がM.tuberculosisに感染しているが、無症候性である。これらの個体の約10%は、その寿命の間に活動性TBを発症するリスクがある。TBの世界的蔓延は、HIV患者のTBへの感染及び多剤耐性TB株(multi-drug resistant TB strain、MDR-TB)の増加によって促進される。潜伏TBの再活性は、疾患発達の高リスク因子であり、HIV感染個体における死亡の32%を占める。TBの蔓延を制御するために、休眠又は潜伏桿菌を殺滅することができる新しい薬物を発見する必要がある。休眠TBは、腫瘍壊死因子α又はインターフェロン-γに対する抗体のような免疫抑制剤の使用による宿主免疫の抑制のようないくつかの因子によって再活性化されて疾患を引き起こすことができる。HIV検査陽性患者の場合、潜伏TBに利用可能な唯一の予防的治療は、リファンピシン、ピラジナミドの2、3ヶ月レジメンである。治療レジメンの有効性はまだ明らかではなく、更に、治療の長さは資源が限られた環境において重要な制約である。したがって、潜伏TB桿菌を保有する個体に化学予防剤として作用し得る新規薬物を同定することが非常に必要とされている。
tubercle bacilliは、吸入によって健康な個体に入り、肺の肺胞マクロファージによって貪食される。これは、強力な免疫応答、及びT細胞によって取り囲まれたM.tuberculosisに感染したマクロファージからなる肉芽腫の形成をもたらす。6~8週間後、宿主免疫応答は、壊死による感染細胞の死、並びにマクロファージ、エピテロイド(epitheloid)細胞、及び末梢のリンパ組織の層に囲まれたある特定の細胞外桿菌を有する乾酪性物質の蓄積を引き起こす。健康な個体の場合、マイコバクテリアの大部分はこれらの環境で殺滅されるが、ごく一部の桿菌は依然として生存し、非複製代謝低下状態で存在すると考えられ、イソニアジドのような抗TB薬による殺滅に対して耐性がある。これらの桿菌は、疾患のいかなる臨床症状も示すことなく、個体の生涯にわたっても変化した生理学的環境に留まることができる。しかしながら、症例の10%において、これらの潜伏桿菌は再活性化して疾患を引き起こす可能性がある。これらの持続性細菌の発達に関する仮説の1つは、ヒト病変における病態生理学的環境、すなわち、酸素分圧の低下、栄養制限、及び酸性pHである。これらの因子は、これらの細菌を主要な抗マイコバクテリア薬に対して表現型的に耐性にすると仮定されている。
TB蔓延の管理に加えて、第一選択の抗生物質に対する耐性という新たな問題がある。いくつかの重要な例としては、ペニシリン耐性Streptococcus pneumoniae、バンコマイシン耐性enterococci、メチシリン耐性Staphylococcus aureus、多剤耐性salmonellaeが挙げられる。
抗生物質に対する耐性の結果は深刻である。耐性微生物によって引き起こされる感染は、治療に応答することができず、長期の病気及びより大きな死亡リスクをもたらす。治療の失敗はまた、感染期間の長期化をもたらし、これは、地域社会で移動する感染者の数を増加させ、ひいては一般集団を耐性株感染に罹患するリスクにさらす。
病院は、世界中で抗菌剤耐性問題の重要な構成要素である。高度に感受性の患者、集中的かつ長期の抗菌剤の使用、及び交差感染の組み合わせは、高度に耐性の細菌性病原体による感染をもたらした。
抗菌剤による自己治療は、耐性に寄与する別の主要因子である。自己治療による抗菌剤は、不必要である場合があり、しばしば不適切に投与されるか、又は適切な量の活性薬物を含有しない場合がある。
推奨される治療に対する患者のコンプライアンスは、別の主要な問題である。患者は、薬剤の服用を忘れるか、具合が良くなり始めたときに治療を中断するか、又は全過程を得ることができない場合があり、それによって、微生物が殺滅されるのではなく適応するための理想的な環境が作り出される。
複数の抗生物質に対する耐性が出現しているため、医師は、有効な治療法がない感染症に直面している。そのような感染症の罹患率、死亡率、及び金銭的コストは、世界中の医療制度にますます負担をかけている。
したがって、細菌感染症、特に、薬物耐性及び潜在マイコバクテリア感染症を含むマイコバクテリア感染症、並びに他の細菌感染症、特に、耐性細菌株によって引き起こされるものを治療するための新規化合物が強く必要とされている。
結核を治療するための抗感染化合物は、例えば、国際公開第2011/113606号に開示されている。そのような文献は、宿主マクロファージ内でのM.tuberculosisの増殖を防止するであろう化合物に関係し、例えば、任意選択で置換されているベンジル基に(例えば、アミド部分を介して)結合している二環式コア、イミダゾピリジンを有する化合物に関する。
国際公開第2014/015167号もまた、結核の治療において潜在的に有用であるとして開示されている化合物を開示している。本明細書に開示されるそのような化合物は、それ自体が別の二環基又は芳香族基に結合され得るリンカー基(例えば、アミド基)によって置換されている二環(5,5-縮合二環)を必須要素として有する。この文献におけるそのような化合物は、3つを超える一連の環を含有しない。
学術誌Nature Medicine,19,1157-1160(2013)by Pethe et al「Discovery of Q203,a potent clinical candidate for the treatment of tuberculosis」identifies a specific compound that was tested against M.tuberculosis。この化合物Q203を以下に示す。
Figure 2024510478000002
この臨床候補はまた、学術誌J.Medicinal Chemistry,2014,57(12),pp5293-5305でも考察されている。それは、MDR結核に対して活性を有し、マクロファージ内で0.28nMのMIC50で株M.tuberculosis H37Rvに対して活性を有すると述べられている。また、陽性対照データ(公知の抗TB化合物ベダキリン、イソニアジド、及びモキシフロキサシンを使用)も報告されている。この文献はまた、変異体を用いた研究に基づく作用様式を示唆している。それは、M.tuberculosisにおいてATPシンターゼに干渉することによって作用し得、チトクロムbc活性の阻害は主要な作用様式であると仮定する。チトクロムbcは、ATP合成に必要な電子伝達鎖の必須構成要素である。Q203は、増殖細菌及び非増殖細菌の両方に対して高度に活性であるように思われる。
国際公開第2015/014993号もまた、国際公開第2014/4015167号、同第2017/001660号、同第2017/001661号、同第2017/216281号、及び同第2017/216283号と同様に、M.tuberculosisに対して活性を有するものとして化合物を開示している。国際公開第2013/033070号及び同第2013/033167号は、キナーゼモジュレーターとして様々な化合物を開示している。
本発明の目的は、細菌性疾患、特にMycobacterium tuberculosisなどの病原性細菌によって引き起こされる疾患(潜伏疾患を含み、薬物耐性M.tuberculosis株を含む)の治療に使用するための化合物を提供することである。そのような化合物はまた、新規であり得、かつM.tuberculosisにおいてATPシンターゼに干渉することによって作用し得、チトクロムbc活性の阻害が主要な作用様式と考えられている。
ここで、式(I):
Figure 2024510478000003
[式中、
Aは、芳香族又は非芳香族であり得る6員環であり、
は、(芳香族の場合)=N-若しくは=C(R)-、又は、(非芳香族の場合)-CH-を表し、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H、-CH、F、及びClから選択され、
は、H及び-CHから選択され、
は、H及びFから選択され、
は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
は、H及びFから選択され、
は、-CH、-C、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、-C(=O)-OCH、-C(=O)-NH、及び-C(=O)-N(CHから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が提供され、
この化合物は、本明細書において「本発明の化合物」と称され得る。
本発明の化合物において、整数Rは、一実施形態では、
(i)C1~4アルキル(例えば、C1~3アルキル)、
(ii)C3~6シクロアルキル(例えば、C3~4シクロアルキル、又は
(iii)-C(O)OC1~2アルキル、又は
(iv)-C(O)N(R)(R)[式中、R及びRは、各々独立して、水素又はC1~2アルキルを表す]を表すものとして定義され得る。
薬学的に許容される塩としては、酸付加塩及び塩基付加塩が挙げられる。そのような塩は、従来の手段によって、例えば、式Iの化合物の遊離酸形態又は遊離塩基形態を、適切な酸又は塩基のうちの1つ若しくは2つ以上の等価物と、任意選択で溶媒中で、又は塩が不溶性である媒体中で反応させ、続いて標準的な技術を使用して(例えば、真空中で、凍結乾燥法によって、又は濾過によって)、当該溶媒又は当該媒体を除去することによって形成され得る。塩はまた、例えば、好適なイオン交換樹脂を使用して、塩の形態の本開示の化合物の対イオンを別の対イオンと交換することによって調製され得る。
上で言及される薬学的に許容される酸付加塩は、式Iの化合物が形成可能な、治療的に活性な非毒性酸付加塩形態を含むことが意図される。これらの薬学的に許容される酸付加塩は、塩基形態をそのような適切な酸で処理することによって好都合に得ることができる。適切な酸は、例えば、ハロゲン化水素酸、例えば、塩酸若しくは臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの酸などの無機酸;又は例えば、酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸(すなわち、エタン二酸)、マロン酸、コハク酸(すなわち、ブタン二酸)、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、シクラム酸、サリチル酸、p-アミノサリチル酸、パモン酸などの酸などの有機酸を含む。
本発明の目的のために、本発明の化合物の溶媒和物、プロドラッグ、N-オキシド及び立体異性体もまた、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の関連化合物の「プロドラッグ」という用語は、経口投与又は非経口投与の後に、インビボで代謝されて、実験的に検出可能な量で、かつ所定の時間内に(例えば、6時間~24時間の投与間隔内(すなわち、1日1~4回))以内にその化合物を形成する任意の化合物を含む。誤解を避けるために、「非経口」投与という用語は、経口投与以外の全ての投与形態を含む。
本発明の化合物のプロドラッグは、このようなプロドラッグが哺乳動物対象に投与された場合に、修飾がインビボで切断されるように、化合物上に存在する官能基を修飾することによって調製され得る。修飾は、典型的には、プロドラッグ置換基を有する親化合物を合成することによって達成される。プロドラッグとしては、本発明の化合物中のヒドロキシル基、アミノ基、スルフヒドリル基、カルボキシ基又はカルボニル基が、インビボで開裂されて、遊離ヒドロキシル基、アミノ基、スルフヒドリル基、カルボキシ基、又はカルボニル基をそれぞれ再生成し得る、任意の基に結合されている化合物が挙げられる。
プロドラッグの例としては、ヒドロキシ官能基のエステル及びカルバメート、カルボキシル官能基のエステル基、N-アシル誘導体及びN-マンニッヒ塩基が挙げられるが、これらに限定されない。プロドラッグに関する一般的な情報は、例えば、Bundegaard,H.「Design of Prodrugs」p.l-92,Elesevier,New York-Oxford(1985)に見出すことができる。
本発明の化合物は、二重結合を含有し得、ひいては各々の個々の二重結合について、E(entgegen)及びZ(zusammen)幾何異性体として存在し得る。位置異性体もまた、本発明の化合物に包含され得る。全てのそのような異性体(例えば、本発明の化合物が二重結合又は縮合環を組み込む場合、シス及びトランス形態が包含される)及びそれらの混合物は、本発明の範囲内に含まれる(例えば、単一の位置異性体及び位置異性体の混合物は、本発明の範囲内に含まれ得る)。
本発明の化合物はまた、互変異性を示し得る。全ての互変異性型(又は互変異性体)及びそれらの混合物は、本発明の範囲内に含まれる。「互変異性体」又は「互変異性型」という用語は、低いエネルギー障壁を通して相互変換可能な異なるエネルギーの構造異性体を指す。例えば、プロトン互変異性体(プロトン性互変異性体としても知られている)は、ケト-エノール及びイミン-エナミン異性化などのプロトンの移動を介した相互変換を含む。価数互変異性体は、結合電子の一部の再構成による相互変換を含む。
本発明の化合物はまた、1個又は2個以上の不斉原子を含有し得、ひいては光学及び/又はジアステレオ異性を示し得る。ジアステレオ異性体は、従来の技術、例えばクロマトグラフィ又は分別結晶を使用して分離することができる。様々な立体異性体は、従来の技術、例えば分別結晶又はHPLC技術を使用して、ラセミ混合物又は化合物の他の混合物を分離することによって単離することができる。あるいは、所望の光学異性体は、ラセミ化又はエピマー化を引き起こさない条件下での適切な光学活性出発物質の反応(すなわち、「キラルプール」法)によって、適切な出発物質と、その後好適な段階で除去することができる「キラル補助剤」との反応によって、例えば、ホモキラル酸を用いた誘導体化(すなわち、動的分割を含む分割)と、それに続くクロマトグラフィなどの従来の手段によるジアステレオマー誘導体の分離によって、又は適切なキラル試薬若しくはキラル触媒との全て当業者に公知の条件下での反応によって作製することができる。
全ての立体異性体(ジアステレオ異性体、エナンチオマー及びアトロプ異性体を含むが、これらに限定されない)及びそれらの混合物(例えば、ラセミ混合物)は、本発明の範囲内に含まれる。
本明細書に示される構造では、任意の特定のキラル原子の立体化学が特定されていない場合、全ての立体異性体が本発明の化合物として企図され、含まれる。立体化学が、特定の立体配置を表す実線のくさび形又は破線によって特定される場合、その立体異性体はそのように特定され、定義される。
本発明の化合物は、非溶媒和形態並びに水、エタノールなどの医薬的に許容される溶媒との溶媒和形態で存在し得、本発明は溶媒和形態及び非溶媒和形態の両方を包含することが意図される。
本発明はまた、本明細書に列挙されるものと同一である本発明の同位体標識された化合物を包含するが、それは、1個又は2個以上の原子が、通常天然に見られる原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子(又は天然に見出される最も豊富な原子)によって置き換えられるという事実のためである。本明細書で指定される任意の特定の原子又は元素の全ての同位体は、本発明の化合物の範囲内であると考えられる。本発明の化合物に組み込むことができる例示的な同位体としては、H、H、11C、13C、14C、13N、15O、17O、18O、32P、33P、35S、18F、36Cl、123I、及び125Iなどの、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、及びヨウ素の同位体が挙げられる。本発明のある特定の同位体標識された化合物(例えば、H及び14Cで標識されたもの)は、化合物及び基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化(H)及び炭素-l4(14C)同位体は、調製及び検出可能性の容易さのために有用である。更に、より重い同位体、例えば、重水素(すなわち、H)などによる置換を行うと、代謝安定性がより高くなり(例えば、インビボにおける半減期が増大し、又は必要な投与量が減少する)、その結果、ある特定の治療的利点が得られ、したがって、状況次第で好ましい場合がある。例えば、15O、13N、11C、及び18Fなどの陽電子放出同位体は、基質受容体占有を調べるための陽電子放出断層撮影(positron emission tomography、PET)研究に有用である。本発明の同位体標識された化合物は、一般に、同位体標識されていない試薬の代わりに同位体標識された試薬を用いることによって、以下の説明/実施例に開示されているものと類似の手順に従って調製することができる。
別段の指定がない限り、本明細書で定義したC1~qアルキル基(ここで、qは、範囲の上限である)は、直鎖であり得るか、又は十分な数(すなわち、必要に応じて最低2個又は3個)の炭素原子が存在する場合、分岐鎖及び/若しくは環状であり得る(したがって、C3~q-シクロアルキル基を形成する)。そのようなシクロアルキル基は、単環式又は二環式であり得、更に架橋され得る。更に、十分な数(すなわち、最低4個)の炭素原子が存在する場合、そのような基はまた、部分環式であり得る。そのようなアルキル基はまた、飽和であり得るか、又は十分な数(すなわち、最低2個)の炭素原子が存在する場合、不飽和であり得る(例えば、C2~qアルケニル又はC2~qアルキニル基を形成する)。
具体的に挙げることができるC3~qシクロアルキル基(ここで、qは、範囲の上限である)は、単環式又は二環式アルキル基であり得、このシクロアルキル基は、更に架橋され得る(したがって、例えば、3つの縮合シクロアルキル基などの縮合環系を形成する)。そのようなシクロアルキル基は、飽和又は不飽和であり得、1つ又は2つ以上の二重結合を含有する(例えば、シクロアルケニル基を形成する)。置換基は、シクロアルキル基上の任意の点で結合され得る。更に、十分な数(すなわち、最低4個)が存在する場合、そのようなシクロアルキル基はまた、部分環式であり得る。
「ハロ」という用語は、本明細書で使用される場合、好ましくは、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む。
芳香族基は、アリール又はヘテロアリールであり得る。本明細書で言及される環Aは、少なくとも1個の窒素ヘテロ原子を含有する6員芳香族基である。それは、X位にヘテロ原子を含む更なるヘテロ原子を含有し得る(Xが=N-を表す場合)。
言及され得るヘテロ原子としては、リン、ケイ素、ホウ素、好ましくは酸素、窒素及び硫黄が挙げられる。
誤解を避けるために、基が1つ又は2つ以上の置換基(例えば、C1~6アルキルから選択される)によって置換され得ると本明細書で述べられる場合、それらの置換基(例えば、アルキル基)は互いに独立している。すなわち、このような基は、同じ置換基(例えば、同じアルキル置換基)又は異なる(例えば、アルキル)置換基で置換され得る。
本明細書で言及される全ての個々の特徴(例えば、好ましい特徴)は、単独で、又は本明細書で言及される任意の他の特徴(好ましい特徴を含む)と組み合わせて採用され得る(したがって、好ましい特徴は、他の好ましい特徴と併せて、又はそれらとは独立して採用され得る)。
当業者は、本発明の主題である本発明の化合物が安定な化合物を含むことを理解するであろう。すなわち、本発明の化合物は、例えば反応混合物から有用な程度の純度までの単離に耐えるのに十分に頑強なものを含む。
本発明の一実施形態では、本明細書において上で定義した本発明の化合物が提供されるが、Xは、Nを表す。
一実施形態では、式(II):
Figure 2024510478000004
[式中、
Aは、芳香族又は非芳香族であり得る6員環であり、
は、=N-又は=C(R)-を表し、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H、-CH、及びClから選択され、
は、H及び-CHから選択され、
は、H及びFから選択され、
は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩もまた提供される。
一実施形態では、R及びRの一方は、水素を表し、他方は、水素以外の置換基を表す。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIa):
Figure 2024510478000005
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H及び-CHから選択され、
は、-CHF及び-Cから選択され、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の更なる実施形態では、好ましい化合物には、式(IIa2):
Figure 2024510478000006
[式中、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIb):
Figure 2024510478000007
[式中、
Aは、芳香族又は非芳香族であり得る6員環であり、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、-CF及び-Cから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の更なる実施形態では、好ましい化合物には、式(IIb1):
Figure 2024510478000008
[式中、
は、-CF及び-C Cから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の更なる実施形態では、好ましい化合物には、式(IIb2):
Figure 2024510478000009
[式中、
は、=N-又は=CH-を表す]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIc):
Figure 2024510478000010
[式中、
は、-CHF及び-Cから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IId):
Figure 2024510478000011
[式中、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
一実施形態では、式(III):
Figure 2024510478000012
[式中、
は、=N-又は=C(R)-を表し、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、-CH、F、及びClから選択され、
は、H及びFから選択され、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩もまた、提供される。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIIa):
Figure 2024510478000013
[式中、
は、=N-又は=CH-を表す]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIIb):
Figure 2024510478000014
[式中、
は、F及びClから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IIIc):
Figure 2024510478000015
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、-CH及びClから選択され、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
一実施形態では、ここで、式(IV):
Figure 2024510478000016
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H及び-CHから選択され、
は、-CF及び-Cから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩もまた、提供される。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IVa):
Figure 2024510478000017
[式中、
は、=N-又は=CH-を表す]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(IVb):
Figure 2024510478000018
[式中、
は、=N-又は=CH-を表す]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
一実施形態では、ここで、式(V):
Figure 2024510478000019
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H及び-CHから選択され、
は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩もまた、提供される。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(Va):
Figure 2024510478000020
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H及び-CHから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(Vb):
Figure 2024510478000021
[式中、
は、H及び-CHから選択され、
は、-CF及び-CHFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(Vc):
Figure 2024510478000022
[式中、
は、=N-又は=CH-を表し、
は、H及びFから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
一実施形態では、ここで、式(VI):
Figure 2024510478000023
[式中、
は、シクロプロピル、シクロブチル、-C(=O)-OCH、-C(=O)-NH、及び-C(=O)-N(CHから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩もまた、提供される。
本発明の一実施形態では、好ましい化合物には、式(VIa):
Figure 2024510478000024
[式中、
は、-OCH、-NH、及び-N(CHから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
本発明の別の実施形態では、好ましい化合物には、式(VIa):
[式中、
は、-NH及び-N(CHから選択される]
の化合物又はその薬学的に許容される塩が含まれる。
薬理学
本発明による化合物は、驚くべきことに、マイコバクテリア感染症を含む細菌感染症、特にMycobacterium tuberculosis(その潜伏形態及び薬物耐性形態を含む)などの病原性マイコバクテリアによって引き起こされる疾患の治療に好適であることが示された。したがって、本発明はまた、薬として使用するための、特にマイコバクテリア感染症を含む細菌感染症の治療のための薬として使用するための、本明細書において上で定義した本発明の化合物に関する。
本発明のそのような化合物は、M.tuberculosisにおいてATPシンターゼに干渉することによって作用し得、チトクロムbc活性の阻害は、主要な作用様式である。チトクロムbcは、ATP合成に必要な電子伝達鎖の必須構成要素である。
更に、本発明はまた、マイコバクテリア感染症を含む細菌感染症の治療のための医薬を製造するための、本発明の化合物、並びに以下に記載されるその医薬組成物のいずれかの使用に関する。
したがって、別の態様では、本発明は、マイコバクテリア感染症を含む細菌感染症に罹患しているか、又はそのリスクがある患者を治療する方法を提供し、これには、患者に治療有効量の本発明による化合物又は医薬組成物を投与することが含まれる。
本発明の化合物はまた、耐性細菌株に対しても活性を示す。
上記又は下記で使用されるときは常に、化合物が細菌感染症を治療することができるということは、化合物が1つ又は2つ以上の細菌株による感染症を治療することができることを意味する。
本発明はまた、薬学的に許容される担体と、活性成分として治療有効量の本発明による化合物と、を含む、組成物に関する。本発明による化合物は、投与目的で、様々な医薬的形態に製剤化され得る。適切な組成物としては、薬物を全身投与するために通常使用される全ての組成物が挙げられ得る。本発明の医薬組成物を調製するには、活性成分としての、任意選択で付加塩形態の有効量の化合物は、薬学的に許容される担体と混和してよく混合するが、この担体は、投与に望ましい調製物の形態に応じて様々な形態を取ることができる。これらの医薬組成物は、特に経口投与又は非経口注射による投与に好適な単位剤形とすることが望ましい。例えば、経口剤形として阻害剤を調製する際に、例えば、懸濁液、シロップ、エリキシル剤、エマルジョン及び溶液などの経口液体調製物の場合、水、グリコール、油、アルコール;又は粉末、ピル、カプセル、及び錠剤の場合、デンプン、糖、カオリン、希釈剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などの固形担体など、通常の薬学的媒体のいずれかが用いられ得る。投与が容易であるため、錠剤及びカプセルは最も有利な経口投薬単位形態であるが、この場合、固体医薬担体が使用されることは明らかである。非経口組成物の場合、担体は通常、少なくとも大部分が滅菌水を含むが、(例えば、溶解性を補助するための)他の成分が含まれてもよい。例えば、担体が生理食塩水、グルコース溶液又は生理食塩水とグルコース溶液との混合物を含む注射用溶液を調製することができる。注射用懸濁液もまた調製され得、その場合、適切な液体担体、懸濁化剤などが用いられ得る。また、使用直前に液体形態の調製物に変換されることが意図される固体形態の調製物も含まれる。
投与様式に応じて、医薬組成物は、好ましくは0.05~99重量%、より好ましくは0.1~70重量%、更により好ましくは0.1~50重量%の活性成分と、1~99.95重量%、より好ましくは30~99.9重量%、更により好ましくは50~99.9重量%の薬学的に許容される担体と、を含み、全てのパーセンテージは組成物の全重量に基づく。
医薬組成物は、当該技術分野で公知の様々な他の成分、例えば、潤滑剤、安定化剤、緩衝剤、乳化剤、粘度調節剤、界面活性剤、保存剤、香味剤又は着色剤を更に含有し得る。
上記の医薬組成物は投与を容易とし、用量を均一とするために単位剤形として製剤化することが特に有利である。本明細書で使用される場合、単位剤形は、単一の投与量として好適な物理的に分離した単位を指し、各単位は、必要な薬理学的担体と併せて、所望の治療効果をもたらすように計算された所定量の活性成分を含有する。そのような単位剤形の例は、錠剤(割線入り錠剤又はコーティング錠剤を含む)、カプセル、ピル、粉末パケット、ウエハー、坐剤、注射用溶液又は懸濁液など、及びそれらの複数分割量である。
本発明による化合物の1日投与量は、当然のことながら、使用される化合物、投与様式、所望の治療及び適応されるマイコバクテリア疾患によって変化する。しかしながら、一般に、本発明による化合物を1グラムを超えない1日投与量、例えば10~50mg/kg体重の範囲で投与すると、満足のいく結果が得られる。
式(Ia)又は式(Ib)の化合物が細菌感染症に対して活性であるという事実を考慮すると、本化合物は、細菌感染症と効果的に戦うために他の抗菌剤と組み合わせることができる。
したがって、本発明はまた、(a)本発明による化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗菌剤との組み合わせに関する。
本発明はまた、薬として使用するための、(a)本発明による化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗菌剤との組み合わせに関する。
本発明はまた、細菌感染症の治療のための、すぐ上で定義した組み合わせ又は医薬組成物の使用に関する。
薬学的に許容される担体と、活性成分として治療有効量の(a)本発明による化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗菌剤と、を含む、医薬組成物も本発明に含まれる。
組み合わせとして与えられる場合の(a)本発明による化合物と、(b)他の抗菌剤との重量比は、当業者によって決定され得る。当該比並びに投与の厳密な投与量及び投与の頻度は、当業者には周知のように、使用される本発明の特定の化合物及び使用される他の抗菌剤、治療される特定の病状、治療される病態の重症度、特定の患者の年齢、体重、性別、食事、投与時間及び全身的な健康状態、投与様式、並びに個体が服用し得る他の薬物による。更に、有効な1日量は、治療される対象の反応に応じて、かつ/又は本発明の化合物を処方する医師の評価に応じて、増減され得ることは明白である。本発明の化合物と別の抗菌剤との特定の重量比は、1/10~10/1、より具体的には1/5~5/1、更により具体的には1/3~3/1の範囲であり得る。
本発明による化合物及び1種若しくは2種以上の他の抗菌剤は、単一の調製物中で組み合わされ得るか、又はそれらは、同時に、別個に、若しくは連続して投与することができるように、別個の調製物中に製剤化され得る。したがって、本発明はまた、細菌感染症の治療において同時に、別個に、又は連続して使用するための組み合わせ調製物として、(a)本発明による化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗菌剤と、を含有する、製品に関する。
本発明の化合物と組み合わせることができる他の抗菌剤は、例えば、当該技術分野で公知の抗菌剤である。例えば、本発明の化合物は、例えば、ATPシンターゼの直接阻害剤(例えば、ベダキリン、ベダキリンフマル酸塩、又は先行技術において開示されている可能性がある任意の他の化合物、例えば、国際公開第2004/011436号において開示されている化合物)、ndh2の阻害剤(例えば、クロファジミン)、及びチトクロムbdの阻害剤を含む、Mycobacterium tuberculosisの呼吸鎖に干渉することが知られている抗菌剤と組み合わせることができる。本発明の化合物と組み合わせることができる更なるマイコバクテリア剤は、例えば、リファンピシン(=リファンピン);イソニアジド;ピラジナミド;アミカシン;エチオナミド;エタンブトール;ストレプトマイシン;パラ-アミノサリチル酸;シクロセリン;カプレオマイシン;カナマイシン;チオアセタゾン;PA-824;デラマニド;キノロン/フルオロキノロン、例えば、モキシフロキサシン、ガチフロキサシン、オフロキサシン、シプロフロキサシン、スパルフロキサシンなど;マクロライド系薬、例えば、クラリスロマイシン、アモキシシリンとクラブラン酸など;リファマイシン;リファブチン;リファペンチン;並びに現在開発中であるその他(ただし、まだ市販されていない可能性がある;例えば、http://www.newtbdrugs.org/pipeline.phpを参照されたい)である。
本発明の化合物(本発明の化合物を含む形態及び組成物/組み合わせを含む)は、上記の適応症での使用であるか否かにかかわらず、先行技術において公知の化合物よりも有効であるか、毒性が低いか、長時間作用するか、作用が強いか、副作用が少ないか、容易に吸収されるか、及び/又は薬物動態プロファイルがより良好(例えば、より高い経口バイオアベイラビリティ及び/又はより低いクリアランス)であり得る、かつ/又は他の有用な薬理学的、物理的若しくは化学的特性を有するという利点を有し得る。例えば、本発明の化合物は、低い心臓毒性、反応性代謝産物(例えば、毒性問題、例えば遺伝毒性を引き起こし得るもの)の形成がないこと、分解物(例えば、望ましくない、又は望ましくない副作用を誘発し得るもの)の形成がないこと、並びに/又はより速い経口吸収及び改善されたバイオアベイラビリティに関連する利点を有し得る。
一般的な調製
本発明による化合物は、一般に、一連のステップによって調製することができ、その各々は、当業者に公知であるか、又は本明細書に記載され得る。
実験部
式Iの化合物は、以下の実施例で用いられる技術(及び当業者に公知の方法)により、例えば以下の技術を使用することによって調製することができる。
式(I)又は(Ia)の化合物は、
(i)式(XIV):
Figure 2024510478000025
[式中、整数は、本明細書において上で定義されている]の化合物を、それぞれ式(XV)又は(XVa):
Figure 2024510478000026
[式中、整数は、本明細書において上で定義したとおりである]の化合物と反応させることであって、この反応は、例えば、ジイソプロピルエチルアミン(diisopropylethylamine、DIPEA)、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム-3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド(EDCI)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(hydroxybenzotriazole、HOBt)、O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、又はそれらの組み合わせから選択される好適なカップリング剤の存在下で、以下の実施例に記載されるものなどの好適な条件下、例えば、好適なカップリング試薬(例えば、1,1’-カルボニルジイミダゾール、N,N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド(若しくはその塩酸塩)又はN,N’-ジスクシンイミジルカーボネート)の存在下で、任意選択で、好適な塩基(例えば、水素化ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルアミン、水酸化ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド及び/又はリチウムジイソプロピルアミド(若しくはその変形)、並びに適切な溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ピリジン、トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、トリフルオロメチルベンゼン、ジオキサン、又はトリエチルアミン)の存在下で行うことができる。あるいは、式(XIV)の化合物のカルボン酸基を、まず、標準条件下で(例えば、POCl、PCl、SOCl、又は塩化オキサリルの存在下で)対応する塩化アシルに変換し、次いで、この塩化アシルを、例えば、上記と同様の条件下で、式(XV)の化合物と反応させる、反応させることと、
(ii)それぞれ式(XVII)又は(XVIIa):
Figure 2024510478000027
[式中、整数は、本明細書において上で定義したとおりであり、Rは、好適な基、例えば、クロロ、ブロモ、ヨード、又はスルホン酸基などの好適な脱離基(例えば、カップリングのために配置され得る基のタイプ)を表す]の化合物を、式(XVI):
Figure 2024510478000028
の化合物と、標準条件下で、例えば、任意選択で、Pd(dba)、Pd(OAc)、Cu、Cu(OAc)、CuI、NiClなどの適切な金属触媒(又はその塩若しくは錯体)の存在下で、PhP、X-phosなどの任意選択の添加剤とともに、適切な塩基(例えば、t-BuONaなど)の存在下で、好適な溶媒(例えば、ジオキサンなど)中で、当業者に公知の反応条件下でカップリングすることと、
(iii)それぞれ式(XVIII)又は(XVIIIa):
Figure 2024510478000029
[式中、整数は、本明細書において上で定義したとおりである]の化合物を、式(XIX):
C(OCH (XIX)
[式中、Rは、本明細書において上で定義したとおりである]の化合物などと、本明細書、例えば、実施例に記載されるものなどの反応条件下で反応させて、続いて、式(XIXA):
LG-S(O)CF (XIXA)
[式中、LGは、好適な脱離基、例えば、クロロ、ブロモ、ヨード、又はスルホネート基を表す]の化合物と反応させることによって調製され得る。したがって、一実施形態では、式(I)の化合物を調製するためのプロセスであって、-S(O)CF基が存在しない(すなわち、その代わりに水素が存在する)対応する化合物の、本明細書において上で定義した式(XIXA)の化合物との反応を含む、プロセスが提供される。
式(I)のいくつかの化合物(例えば、Rが-C(O)OC1~2アルキルを表すもの)は、式(I)の他の化合物(例えば、RがHN(R)(R)との反応によって-C(O)N(R)(R)を表すもの)に変換され得ることが当業者によって理解される。
上記及び下記の反応では、反応生成物を反応媒体から単離し、必要に応じて、抽出、結晶化及びクロマトグラフィなどの当該技術分野で一般に知られている方法に従って更に精製することができることは明らかである。更に、2つ以上のエナンチオマー形態で存在する反応生成物は、公知の技術、特に分取HPLC、キラルクロマトグラフィなどの分取クロマトグラフィによってそれらの混合物から単離することができることは明らかである。個々のジアステレオ異性体又は個々のエナンチオマーはまた、超臨界流体クロマトグラフィ(Supercritical Fluid Chromatography、SCF)によっても得ることができる。
出発物質及び中間体は、市販されているか、又は当該技術分野で一般に知られている従来の反応手順に従って調製することができる化合物である。
1.一般的な情報
融点
融点は、示差走査熱量計DSC 1 Mettler Toledoを使用して記録した。融点は、25℃から350℃まで毎分10℃の温度勾配で測定した。値は、ピーク値である。示されない限り、この方法が使用される。
別の方法は、Mettler Toledo MP50(「MT」で示される場合がある)上の開放キャピラリー管を用いるものである。この方法では、融点は、10℃/分の温度勾配で測定した。最高温度は300℃である。融点データをデジタルディスプレイから読み取り、ビデオ記録システムからチェックする。
H NMR
H NMRスペクトルは、内部重水素ロックを使用し、z勾配を有する逆二重共鳴(H,13C,SEI)プローブヘッドを備え、プロトンに対しては400MHz及び炭素に対しては100MHzで動作するBruker Avance DRX 400分光計又はBruker Advance III 400分光計、並びにz勾配を有するBruker 5mm BBFOプローブヘッドを備え、プロトンに対しては500MHz及び炭素に対しては125MHzで動作するBruker Avance 500MHz分光計で記録した。
特に明記しない限り、NMRスペクトルは周囲温度で記録した。
データを以下のように報告する:スケール上のTMS(δ=0ppm)に対する百万分率(ppm)での化学シフト、積分、多重度(s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、quin=五重線、sex=六重線、m=多重線、b=広幅、又はこれらの組み合わせ)、ヘルツ(Hz)でのカップリング定数J。
HPLC-LCMS
分析方法:
LCMS
いくつかの化合物の質量をLCMS(liquid chromatography mass spectrometry、液体クロマトグラフィ質量分析)で記録した。使用される方法を以下に記載する。
一般手順LCMS方法A及びB
高速液体クロマトグラフィ(High Performance Liquid Chromatography、HPLC)測定は、それぞれの方法で指定されたLCポンプ、ダイオードアレイ(diode-array、DAD)又はUV検出器及びカラムを使用して実行した。必要に応じて、追加の検出器が含まれた(以下の方法の表を参照)。カラムからの流れは、大気圧イオン源で構成された質量分析計(Mass Spectrometer、MS)にもたらされた。化合物の公称モノアイソトピック分子量(molecular weight、MW)の同定を可能にするイオンを得るために、調整パラメータ(例えば、走査範囲、滞留時間など)を設定することは、当業者の知識の範囲内である。適切なソフトウェアでデータ収集を実行した。
化合物は、それらの実験的保持時間(R)及びイオンによって記載される。データの表において別様に指定されない場合、報告された分子イオンは、[M+H](プロトン化分子)及び/又は[M-H](脱プロトン化分子)に相当する。化合物が直接イオン化不可能であった場合、付加物の種類は、特定される(すなわち、[M+NH、[M+HCOO]、など)。複数の同位体パターン(Br、Cl)を有する分子については、報告された値は、最も低い同位体質量に関して得られたものである。全ての結果は、使用される方法と一般的に関連する実験的不確定性を伴って得られた。
以下、「SQD」はシングル四重極検出器(Single Quadrupole Detector)を意味し、「RT」は室温(room temperature)を、「BEH」は架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(bridged ethylsiloxane/silica hybrid)を、「HSS」は高強度シリカ(High Strength Silica)を、「DAD」はダイオードアレイ検出器(Diode Array Detector)を、「MSD」は質量選択検出器(Mass Selective Detector)を意味する。
Figure 2024510478000030
化合物が、LCMS法において異なるピークを示す異性体の混合物である場合、主成分の保持時間のみをLCMS表に示す。
Figure 2024510478000031
Figure 2024510478000032
参照例
3.手順
化合物1の合成
Figure 2024510478000033
中間体A1の調製
1Lのオートクレーブ中で、MeOH中のNHの7M溶液(600mL)中のN-Boc-[2-[(4-シアノフェニル)アミノ]エチル][865788-36-9](50.0g、191mmol)及びRaneyニッケル(2.25g、38.2mmol)の混合物を、10バールのH下、室温で24時間水素化した。反応混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、DCM及びMeOH(9/1)の混合物で洗浄した。濾液を真空中で蒸発させて、50.2gの中間体A1(99%)を緑がかった油状物として得た。
中間体A2の調製
2Lのフラスコに、DCM(600mL)及びMe-THF(100mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](15.0g、66.8mmol)、中間体A1(18.6g、70.1mmol)、及びDIPEA(17.3mL、100mmol)を入れた。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、HATU(27.9g、73.4mmol)を5分間かけて少しずつ添加し、反応混合物を室温で5時間撹拌した。混合物をDCM(1L)及び水(800mL)で希釈した。有機層を分離し、水(400mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を最少量の温EtOAcに可溶化した。溶液を室温に冷却し、次いで、0℃に冷却した。懸濁液を濾過により回収し、固体を冷EtOAc、次いでEtOで洗浄した後、真空下で乾燥させて、21.7gの中間体A2(69%)をオフホワイト色の固体として得た。
中間体A3の調製
中間体A2(5.00g、10.6mmol)を、Me-THF(80mL)及び酢酸(6.1mL、106mmol)中に40℃で可溶化した。亜硝酸イソペンチル(7.12mL、53.0mmol)を滴加し、反応混合物を40℃で3時間撹拌した。溶液を、EtOAc及び水で希釈し、NaHCO(飽和水溶液)(2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空中で蒸発させた。残留物をEtO中で粉砕した。生成物を濾過によって回収し、EtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、4.26gの中間体A3をベージュ色の固体(80%)として得た。
中間体A4の調製
THF(100mL)及びMeOH(65mL)中の中間体A3(5.00g、9.98mmol)の溶液を、NaOH(1M、水溶液、100mL)で処理した。ホルムアミジンスルフィン酸(5.40g、49.9mmol)を添加し、反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離した。水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、4.67gの中間体A4を白色の固体(定量的)として得た。
中間体A5の調製
MeOH(96mL)中の中間体A4(4.67g、9.59mmol)の溶液に、TMSCl(9.73mL、76.7mmol)を滴加した。反応混合物を40℃で1.5時間、室温で更に17時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。残留物をEtO中で粉砕した。固体を濾過によって回収し、EtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、4.76gの中間体A5を淡黄色の固体(定量的)として得た。
中間体A6の調製
酢酸(52mL)中の中間体A5(4.76g、10.4mmol)及びオルトギ酸トリメチル(3.40mL、31.1mmol)の混合物を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。水層をDCM及びMeOH(95/5)で2回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、3.44gの中間体A6をベージュ色の固体(83%)として得た。
化合物1の調製
DCM(6mL)及びMe-THF(3mL)中の中間体A6(80mg、0.202mmol)の溶液を、EtN(70μL、0.50mmol)で処理した。混合物を0℃に冷却し、TfOの溶液(DCM中1M、302μL、0.302mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。MeOH(0.3mL)を添加し、続いてKCO(10%、水溶液、5mL)及びDCMを添加した。層を分離した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、70:30から0:100の勾配)により精製した。残留物(62mg)を温EtOAc(3mL)に溶解し、室温に冷却した。上清を除去した。固体をEtO中で粉砕した。生成物を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、42mgの化合物1を白色の固体(36%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.07(s,1 H),8.47(br s,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.46(br d,J=9.1Hz,1H),7.30(br d,J=8.1Hz,2H),7.20(br d,J=7.6Hz,2H),4.49(br d,J=5.1Hz,2H),4.41(s,2H),4.18(s,2H),3.39-3.31(m,1H),2.98(q,J=7.4Hz,2H),2.63-2.58(m,2H),2.34-2.29(m,2H),1.26(br t,J=7.3Hz,3H)
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.12(s,1H)8.71(m,1H)7.79(d,J=9.4Hz,1H)7.68(d,J=8.8Hz,1H)7.26-7.37(m,3H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)4.48(d,J=5.9Hz,2H)4.08(t,J=4.5Hz,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.01(q,J=7.6Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)
化合物2の合成
Figure 2024510478000034
中間体A7の調製
酢酸(6mL)中の中間体A5(300mg、0.652mmol)及びオルトプロピオン酸トリメチル(0.102mL、0.718mmol)の混合物を100℃で1時間撹拌した。更なる量のオルトプロピオン酸トリメチル(0.102mL、0.718mmol)を添加し、反応混合物を100℃で更に2時間撹拌した。反応混合物をDCM及びNaOH(3M、水溶液)で希釈した。層を分離し、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、138mgの中間体A7を泡状物(50%)として得た。
化合物2の調製
DCM(4mL)中の中間体A7(138mg、0.325mmol)の溶液を、EtN(113μL、0.812mmol)で処理した。混合物を0℃に冷却し、DCM中のTfOの溶液(DCM中1M、357μL、0.357mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌した。反応物をMeOH(0.2mL)及びピリジン(0.1mL)でクエンチした。Celite(登録商標)を添加し、混合物を真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、70:30から0:100の勾配)により精製した。2回目の精製を逆層(固定相:YMC-actus Triaroom temperature C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、40:60~10:90の勾配)により実施して、60mgの化合物2を白色の固体(33%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)d)δppm 9.07(dJ=1.6Hz,1H)8.43(tJ=5.9Hz,1H)7.66(dJ=9.5Hz,1H)7.45(ddJ=9.5,2.1Hz,1H)7.32(dJ=8.7Hz,2H)7.18(dJ=8.8Hz,2H)4.46(d,J=5.9Hz,2H)3.91-4.02(m,2H)3.79-3.90(m,2H)2.98(qJ=7.5Hz,2H)2.61(qJ=7.3Hz,2H)1.26(tJ=7.5Hz,3H)1.18(tJ=7.3Hz,3H)。
化合物3の合成
Figure 2024510478000035
圧力容器反応器内で、EtOH(15mL)中の化合物1(250mg、0.473mmol)及びPd/C(54mg、50.5μmol)の混合物を、5バールのH下、室温で20時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過した。濾過ケーキをEtOH及びDCMで洗浄し、濾液を真空中で蒸発させた。残留物を別のバッチと合わせて、250mgの粗混合物を得た。残留物を、逆層(固定相:YMC-actus Triaroom temperature C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、55/45から30/70の勾配)により精製した。残留物をEtO中で粉砕し、溶媒を減圧下で除去して、165mgの化合物3を白色の固体(58%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.16(t,J=6.1Hz,1H)7.28(s,1H)7.26(d,J=8.6Hz,2H)7.16(d,J=8.6Hz,2H)4.35(d,J=6.1Hz,2H)4.07(t,J=4.6Hz,2H)3.97(t,J=5.7Hz,2H)3.77-3.87(m,2H)2.68-2.75(t,J=6.4Hz,2H)2.60(q,J=7.5Hz,2H)1.73-1.90(m,4H)1.09(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物4の合成
Figure 2024510478000036
中間体B1の調製
フラスコ(フィンデンサを備えた)に、4-フルオロベンゾニトリル[1194-02-1](1.00g、8.26mmol)、DMSO(5.9mL)、及びエタノールアミン(0.757g、12.4mmol)を入れた。EtN(1.72mL、12.4mmol)を添加し、反応混合物を120℃で17時間撹拌した。混合物をブライン中に注いだ。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、中間体B1を淡黄色の油状物(定量的)として得た。
中間体B2の調製
Me-THF(100mL)中の中間体B1(2.00g、12.3mmol)及びトリフェニルホスフィン(4.21g、16.0mmol)の溶液を、CBr(5.32g、16.0mmol)で処理した。反応混合物を、室温で17時間撹拌した。混合物を、真空中で蒸発させた。残留物をEtOH(40mL)に可溶化し、メチルヒドラジン(5.19mL、98.6mmol)で処理した。反応混合物を75℃で4時間撹拌し、真空中で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、HCl(3M、水溶液)を添加した。層を分離し、有機相を水で洗浄した。合わせた水性抽出物を、KCOの添加により塩基性化した。水相をDCMで(2回)抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、2.54gの化合物B2を橙色の油状物(定量的)として得た。
中間体B3の調製
酢酸(60mL)中の中間体B2(2.15g、11.3mmol)及びオルトギ酸トリメチル(3.71mL、33.9mmol)の溶液を60℃で17時間撹拌した。黄色の溶液を室温に冷却した。水(150mL)及びEtOAc(150mL)を添加した。水層が塩基性になるまで、KCOを少しずつ添加した。有機層を分離し、水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させ、1.50gの中間体B3を橙色の固体(66%)として得た。
中間体B4の調製
オートクレーブ中で、MeOH中のNHの7M溶液(64mL)中の中間体B3(1.5g、7.49mmol)及びRaneyニッケル(440mg、7.49 mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で17時間水素化した。反応混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、DCM及びMeOH(9/1)の混合物で洗浄した。濾液を真空中で蒸発させて、1.53gの中間体B4を灰色の固体(定量的)として得た。
化合物4の調製
6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](600mg、2.67mmol)をMe-THF(30mL)に可溶化し、DCM(15mL)及びDIPEA(0.736mL、4.27mmol)を添加した。完全に可溶化した後、中間体B4(627mg、3.07mmol)を添加し、続いてHATU(1.17g、3.07mmol)を添加した。反応混合物を35℃で3時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。有機層を分離し、水、次いで、ブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を最少量の温EtOAcに可溶化した。溶液を室温に冷却し、濾過して、懸濁液を濾過した。固体をEtOAc、次いでEtOH及びEtOで洗浄した。固体を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、210mgのホワイト色の固体を得た。固体を濾液と合わせ、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(不定形SiOH 15~40μm、80g、移動相:DCM/(DCM/MeOH/NH水溶液、18/20/2)、90:10から60:40の勾配)により精製した。残留物をEtOAcから結晶化させ、EtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、317mgの化合物4を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.07(d,J=1.47Hz,1H)8.45(t,J=5.81Hz,1H)7.67(d,J=9.66Hz,1H)7.46(dd,J=9.41,2.08Hz,1H)7.30-7.36(m,3H)7.11(d,J=8.56Hz,2H)4.47(d,J=5.87Hz,2H)3.70(t,J=5.01Hz,2H)3.17(d,J=5.14Hz,1H)2.88-3.01(m,4H)2.54-2.65(m,4H)1.26(t,J=7.52Hz,3H)。
化合物5の合成
Figure 2024510478000037
中間体B5の調製
NBS(204mg、1.15mmol)を、MeCN(9.5mL)中の中間体1(600mg、1.13mmol)の溶液に添加し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離した。有機相をNaHCO(飽和、水溶液)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、700mgの中間体B5を褐色の残留物として得た。
化合物5の調製
DME(3.6mL)及び水(3.6mL)中の中間体B5(250mg、0.234mmol)、トリメチルボロキシン(131μL、0.938mmol)、及びCsCO(229mg、0.703mmol)の混合物をNでパージした。PdCl(PPh(32.9mg、0.0469mmol)を添加し、混合物を再びNでパージした。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。水及びEtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発乾固させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/MeOH、99/1から95/5の勾配)により精製した。2回目の精製を逆層(固定相:YMC-actus Triaroom temperature C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%/MeCN、55:45~35:65の勾配)により実施して、14mgの白色の残留物を得、これをMeCNに可溶化し、水で拡張し、凍結乾燥して、12mgの化合物5を白色の粉末(7%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.07(d,J=1.34Hz,1H)8.48(t,J=5.99Hz,1H)7.67(d,J=9.41Hz,1H)7.46(dd,J=9.54,2.08Hz,1H)7.29(s,1H)7.22(s,1H)7.21(d,J=7.74Hz,2H)7.12-7.17(m,1H)4.49(d,J=6.11Hz,2H)4.10(br d,J=4.28Hz,2H)3.38-3.54(m,4H)3.00(q,J=7.42Hz,2H)2.67-2.69(m,1H)2.52-2.56(m,5H)2.33-2.45(m,2H)2.25(s,3H)1.19-1.33(m,3H)。
化合物6の合成
Figure 2024510478000038
中間体C1の調製
封管中で、MeOH(4.3 mL)中の中間体A5(300mg、0.652mmol)及びモレキュラーシーブ3Åの混合物を室温で10分間撹拌した。オルト炭酸テトラメチル(347μL、2.61mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。水及びDCMを添加した。層を分離し、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発乾固させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、60/40から0/100の勾配)により精製して、77mgの中間体C1を白色の固体(24%)として得た。
化合物6の調製
室温で無水DCM(1.3mL)中の中間体C1(48mg、0.112mmol)の溶液に、EtN(23.4μL、0.169mmol)を添加し、混合物を室温で10分間撹拌した。混合物を0℃で冷却し、DCM中のTfOの溶液(DCM中1M、112μL、0.112mmol)を滴加した。混合物を室温に温めながら1時間撹拌した。DCM中のTfOの溶液(DCM中1M、112μL、0.112mmol)を添加し、混合物を室温で更に1時間撹拌した。NaHCO(飽和、水溶液)及びDCMを添加した。層を分離し、有機相をNaHCO(2回)及びブラインで洗浄した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc:50/50から0/100の勾配)により精製した。2回目の精製を逆層(固定相:YMC-actus Triaroom temperature C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、45:55~25:75の勾配)により実施して、33mgの化合物6を白色の固体(37%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)d)δppm 9.07(dJ=1.58Hz,1H)8.39(tJ=5.83Hz,1H)7.66(dJ=9.46Hz,1H)7.44(ddJ=9.46,2.21Hz,1H)7.29(dJ=8.51Hz,2H)7.15(dJ=8.83Hz,2H)4.46(dJ=5.99Hz,2H)4.06-4.14(m,2H)3.85(s,3H)3.71-3.77(m,2H)3.32-3.46(m,2H)3.17(d,J=5.36Hz,1H)2.97(qJ=7.36Hz,2H)2.52-2.58(m,6H)1.26(tJ=7.57Hz,3H)。
化合物7の合成
Figure 2024510478000039
中間体C2の調製
5℃でMe-THF(40mL)中の2-アミノ-5-クロロピリミジン[428-89-7](500mg、3.86mmol)の溶液に、エチル3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート[24922-02-9](0.603g、3.86mmol)及び(ジアセトキシヨード)ベンゼン(1.24g、3.86mmol)を添加した。三フッ化ホウ素エーテラート(50μL、0.191mmol)を滴加し、反応混合物を5℃で30分間、次いで室温で1時間撹拌した。追加量のエチル3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート(0.301g、1.93mmol)(ジアセトキシヨード)ベンゼン(0.622g、1.93mmol)、及び三フッ化ホウ素エーテラート(50μL、0.191mmol)を添加した。混合物をNでパージし、室温で1時間撹拌した。追加量のエチル3-シクロプロピル-3-オキソプロパノエート(0.301g、1.93mmol)、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(0.622g、1.93mmol)、及び三フッ化ホウ素エーテラート(50μL、0.191mmol)を再び添加した。混合物をNでパージし、室温で更に1時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。層を分離し、有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc:80/20、65/35)により精製した。残留物をペンタン中で粉砕した。固体を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、598mgの中間体C2を白色の固体(58%)として得た。
中間体C3の調製
EtOH(2.2mL)及び水(2.2mL)中の中間体C2(125mg、0.47mmol)の溶液に、KCO(196mg、1.42mmol)を添加した。反応混合物を65℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、反応物を、pHが約3になるまでHCl(水中1M)でクエンチした。混合物を真空中で蒸発させて、294mgの中間体C3を白色の固体として得た。粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
化合物7の調製
DMF(4.5mL)中の中間体C3(294mg、0.472mmol)の溶液に、EDCI●HCl(110mg、0.574mmol)、HOBt●HO(76mg、0.496mmol)、DIPEA(0.245mL、1.42mmol)、及び中間体E9(185mg、0.516mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌して、真空中で蒸発させた。残留物をEtOAcに取り込み、NaHCO(飽和、水溶液)及びブラインで洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g、Buchi、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9:1)、90:10から40:60の勾配)により精製して、薄黄色の固体を得た。固体をEtOAcから結晶化させ、ペンタン中で超音波処理した。固体を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、121mgの化合物7を白色の固体(47%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.40(d,J=1.8Hz,1H)8.58-8.75(m,2H)7.34(d,J=8.1Hz,2H)7.29(s,1H)7.19(d,J=8.4Hz,2H)4.50(d,J=5.6Hz,2H)4.08(s,2H)3.83(s,2H)2.38-2.46(m,1H)1.03-1.13(m,4H)。
化合物8の合成
Figure 2024510478000040
中間体C4の調製
Me-THF(100mL)中の2-アミノ-5-クロロピリジン[1072-98-6](3.00g、23.3mmol)の溶液に、ヨードベンゼンジアセテート(7.50g、23.3mmol)、及びエチル-4-メトキシ-3-オキソブタノエート[66762-68-3](6.00g、34.8mmol)を添加した。次いで、三フッ化ホウ素エーテラート(0.30mL、1.15mmol)を滴加した。溶液を5℃で1時間撹拌した。混合物を室温に温め、更に1時間撹拌した。EtOAc及びNaHCO(飽和、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、褐色の液体を得た。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、120g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、90/10から40/60の勾配)により精製して、2.44gの中間体C4を黄色の固体(39%)として得た。
中間体C5の調製
EtOH(11.5mL)及び水(11.5mL)中の中間体C4(1.44g、5.36mmol)の溶液に、NaOH(650mg、16.3mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をpH~3になるまでHCl(水中3N)でクエンチした。混合物を濾過して、996mgの中間体C5をオフホワイト色の固体(77%)として得た。
化合物8の調製
DMF(5mL)中の中間体C5(125mg、0.519mmol)及びDIPEA(270μL、1.57mmol)の混合物に、室温で、EDCI●HCl(125mg、0.652mmol)、及びHOBt●HO(85mg、0.555mmol)を添加した。中間体E9(205mg、0.571mmol)を添加し、得られた混合物を16時間撹拌した。NaHCO(1%、水溶液)及びEtOAcを添加し、層を分離した。有機層をブラインで洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、乾燥するまで真空中で濃縮して、橙色の固体を得、これを、分取LC(不定形SiOH 15~40μm、24g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9:1)、75:20から30:70の勾配)により精製して、白色の固体を得た。残留物を、逆相(球状C18、25μm、40g YMC-ODS-25、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、60:40~0:100の勾配)により精製して、233mgの化合物8を白色の固体(71%)として得た。
H NMR(400MHz,CDCl-d)δppm 9.68(dd,J=2.0,0.8Hz,1H)8.51(t,J=4.7Hz,1H)7.56(d,J=9.4Hz,1H)7.31-7.36(m,3H)7.18(d,J=7.9Hz,2H)7.11(s,1H)4.75(s,2H)4.59(d,J=5.5Hz,2H)4.06(t,J=4.7Hz,2H)3.79(t,J=4.7Hz,2H)3.28(s,3H)
化合物9の合成
Figure 2024510478000041
中間体D1の調製
DMSO(47mL)中の3,4-ジフルオロベンゾニトリル[64248-62-0](3.67g、26.4mmol)、N-Boc-1,2-ジアミノエタン(5.50g、34.3mmol)、及びEtN(14.7mL、105mmol)の混合物を120℃で2時間撹拌した。反応混合物を冷却し、EtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、100:0から50:50の勾配)により精製して、5.02gの中間体D1を白色の固体(68%)として得た。
中間体D2の調製
オートクレーブ中で、窒素でパージしたMeOH中のNHの7M溶液(70mL)中の中間体D1(2.00g、7.16mmol)の溶液に、Raney-ニッケル(3.39g、57.7mmol)を添加した。反応混合物を7バール下、室温で2時間水素化した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、MeOHですすいだ。濾液を真空中で濃縮して、2.11gの中間体D2を白色の固体(定量的)として得た。
中間体D3の調製
HATU(2.57g、6.77mmol)を、DCM(126mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](1.52g、6.77mmol)及びDIPEA(4.7mL、27.1mmol)の混合物に添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで、中間体D2(2.11g、7.45mmol)を添加し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物をDCM及び水で希釈した。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、120g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、50:50から0:100の勾配)により精製して、2.76gの中間体D3を淡褐色の固体(83%)として得た。
中間体D4の調製
中間体D3(1.5g、3.06mmol)をMe-THF(23.2mL)及びAcOH(1.75mL)中に40℃で可溶化した。亜硝酸イソペンチル(2.06mL、15.3mmol)を10分間かけて滴加し、反応混合物を40℃で1時間撹拌した。溶液を、EtOAc及びNaHCO(飽和、水溶液)で希釈した。層を分離し、有機層をNaHCO(飽和、水溶液)(2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空中で蒸発させて、1.74gの中間体D4を淡黄色の油状物として得た。
中間体D5の調製
THF(47mL)及びMeOH(32mL)中の中間体D4(1.59g、3.06mmol)の溶液を、NaOH(1M、水溶液、37mL)で処理した。二酸化チオ尿素((ホルムアミジンスルホン酸)(1.66g、15.3mmol)を添加し、反応混合物を50℃で1時間撹拌した(フィンデンサ装置を使用)。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、1.44gの中間体D5を黄色の油状物として得た。
中間体D6の調製
MeOH(34mL)中の中間体A5(1.55g、3.06mmol)の溶液を、TMSCl(3.88mL、30.6mmol)で処理し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた固体をEtO中で粉砕した。溶媒を蒸発させて、1.51gの中間体D6を淡黄色の固体(定量的)として得た。
中間体D7の調製
オルトギ酸トリメチル(0.618mL、5.65mmol)を、HFIP(18mL)中の中間体D6(900mg、1.88mmol)の懸濁液に添加し、反応混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、次いでNaHCO(飽和、水溶液)で塩基性化した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g液体注入(DCM)、移動相:DCM/MeOH、100:0から90:10の勾配)により精製して、202mgの中間体D7をオフホワイト色の固体(33%)として得た。
化合物9の調製
EtN(0.169mL、1.22mmol)を、DCM(9mL)及び1,4-ジオキサン(6mL)中の中間体D7(202mg、0.487mmol)の溶液に添加した。溶液を5℃に冷却し、DCM中のTfOの溶液(DCM中1M、0.487mL、0.487mmol)を5分間かけて滴加した。反応混合物をDCM及びNaHCO(飽和、水溶液)で希釈した。層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、70:30から0:100の勾配)により精製して、183mgの黄色の固体として得た。固体をEtOAc中で粉砕し、超音波処理した。懸濁液を濾別した。固体及び濾液を合わせた。残留物をEtO中で粉砕し、超音波処理し、濾別し、EtOで洗浄し、回収して、125mgの化合物9を白色の固体(47%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.09(dJ=1.5Hz,1H)8.48(tJ=5.9Hz,1H)7.67(d,J=9.5Hz,1H)7.47(dd,J=9.5,2.0Hz,1H)7.30-7.41(m,2H)7.16-7.30(m,2H)4.50(d,J=5.9Hz,2H)4.10(br t,J=4.2Hz,2H)3.65(t,J=4.6Hz,2H)3.00(q,J=7.5Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物10の合成
Figure 2024510478000042
DMF(4.5mL)中の2-エチル-6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1368682-64-7](82mg、0.393mmol)の溶液に、EDCI・HCl(91mg、0.474mmol)、HOBt・HO(63mg、0.415mmol)、及びDIPEA(203μL、1.18mmol)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌した。中間体B9(155mg、0.432mmol)を添加し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、液体注入(DCM)、移動相:DCM/MeOH、100:0から90:10の勾配)により精製した。2回目の精製を逆層(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、50/50~25/75の勾配)により実施した。残留物をMeCN及びMeOH(50:50)に可溶化し、水で拡張し、凍結乾燥して、44mgの化合物10を白色の固体(22%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.40(dd,J=4.8,2.9Hz,1H)8.82(d,J=3.1Hz,1H)8.51(t,J=5.7Hz,1H)7.26-7.35(m,3H)7.18(d,J=8.7Hz,2H)4.48(d,J=5.7Hz,2H)4.08(t,J=4.6Hz,2H)3.82(t,J=4.8Hz,2H)3.02(q,J=7.5Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物11の合成
Figure 2024510478000043
室温でDMF(6.5mL)中の2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3-カルボン酸[1403942-20-0](125mg、0.654mmol)及びDIPEA(228μL、1.32mmol)の混合物に、EDCI●HCl(150mg、0.782mmol)及びHOBt●HO(105mg、0.686mmol)を添加した。中間体E9(230mg、0.714mmol)を添加し、得られた混合物を16時間撹拌した。NaHCO(1%、水溶液)及びEtOAcを添加した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、乾固するまで真空中で濃縮した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9/1)、60:40から10:90の勾配)により精製した。残留物をEtOAcから結晶化させ、濾過により回収して、170mgの化合物11を白色の固体(52%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.30(dd,J=7.0,2.0Hz,1H)8.61(dd,J=4.2,2.0Hz,1H)8.48(t,J=5.9Hz,1H)7.27-7.35(m,3H)7.13-7.21(m,3H)4.47(d,J=6.0Hz,2H)4.05-4.11(m,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.01(q,J=7.5Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物12の合成
Figure 2024510478000044
DMF(6.5mL)中の6-エチル-2-メチル-イミダゾ[2,1-b]チアゾール-5-カルボン酸[1131613-58-5](150mg、0.608mmol)及びDIPEA(345μL、2.00mmol)の混合物に、EDCI●HCl(140mg、0.730mmol)及びHOBt●HO(100mg、0.653mmol)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、中間体E9(240mg、0.669mmol)を添加し、得られた混合物を16時間撹拌した。混合物を真空中で蒸発させた。NaHCO(1%、水溶液)及びEtOAcを添加し、層を分離した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮乾固させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9/1)、95:5から50:50の勾配)により精製した。2回目の精製を逆相(球状C18、25μm、40g YMC-ODS-25、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、60:40~5:95の勾配)により実施して、206mgの化合物12を白色の固体(66%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.05(t,J=6.0Hz,1H)7.87(s,1H)7.24-7.30(m,3H)7.17(d,J=8.5Hz,2H)4.41(d,J=6.0Hz,2H)4.04-4.10(m,2H)3.81(br t,J=4.7Hz,2H)2.86(q,J=7.6Hz,2H)2.41(s,3H)1.20(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物13及び化合物14の合成
Figure 2024510478000045
中間体E1の調製
この反応を2つのバッチで実施した。本明細書では、1つバッチの手順を報告する。本明細書において、「Tf」が使用される場合、疑義を避けるために、それは-S(O)CHを表す。更に、中間体E9は、HCl塩として調製及び/又は用いることができる。フィンデンサを備えた1Lのフラスコに、4-フルオロベンゾニトリル[1194-02-1](20g、165mmol)、DMSO(320mL)、及びN-boc-1,2-ジアミノエタン(39.7g、248mmol)を入れた。EtN(92mL、661mmol)を添加し、反応混合物を120℃で20時間撹拌した。2つのバッチを合わせ、砕氷及び水の混合物(1L)に注いだ。ブライン(1kg)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。EtOAc(1L)を添加した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(2×500mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×1L)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物をペンタン(500mL)中で粉砕した。固体を濾過により回収し、冷EtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、48.28gの中間体E1を白色の固体(46%、純度92%)として得た。
中間体E2の調製
1Lのオートクレーブ中で、MeOH中のNHの7M溶液(500mL)中の中間体E1(41.5g、159mmol)及びRaney-ニッケル(4.66g、79.4mmol)の混合物を、6バールのH下、室温で12時間水素化した。反応混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、DCM及びMeOH(9/1)の混合物で洗浄し、濾液を真空中で蒸発させて、41.8gの中間体E2を緑色の油状物(99%)として得た。
中間体E3の調製
下、0℃で、DCM(38mL)中のクロロギ酸ベンジル(0.592mL、4.15mmol)を、中間体E2(1g、3.8mmol)及びDIPEA(0.78mL、4.52mmol)の混合物に滴加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、DCMで抽出した。混合物をNaHCO(飽和、水溶液)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、1.11gの中間体E3を白色の固体(74%)として得た。
中間体E4の調製
中間体E3(1.11g、2.78mmol)をMe-THF(21mL)及びAcOH(1.6mL)中に40℃で可溶化した。亜硝酸イソペンチル(1.87mL、13.9mmol)を15分間かけて滴加し、反応混合物を40℃で1.5時間撹拌した。溶液を、EtOAc及びNaHCO(飽和、水溶液)で希釈した。層を分離し、有機相をNaHCO(飽和、水溶液、2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空中で蒸発させて、1.23gの中間体E4を淡黄色の固体(定量的)として得た。
中間体E5の調製
THF(29mL)及びMeOH(19mL)中の中間体E4(1.24g、2.89mmol)の溶液を、NaOH(1M、水溶液、29mL)で処理した。次いで、二酸化チオ尿素(ホルムアミジンスルホン酸)(1.56g、14.5mmol)を添加し、反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離した。水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、970mgの中間体E5を淡黄色の油状物(81%)として得た。
中間体E6の調製
MeOH(23mL)中の中間体E5(970mg、2.34mmol)の溶液に、TMSCl(2.4mL、18.7mmol)を滴加した。反応混合物を室温で20時間撹拌し、真空中で濃縮して、710mgの中間体E6を褐色の固体(78%)として得た。
中間体E7の調製
AcOH(9.2mL)中の中間体E6(0.71g、1.83mmol)及びオルトギ酸トリメチル(0.602mL、5.50mmol)の混合物を100℃で50分間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮した。残留物をDCM及びKCO(10%、水溶液)の溶液で希釈した。層を分離し、水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g液体注入(DCM)、移動相:DCM/MeOH、100:0から90:10の勾配)により精製して、273mgの中間体E7を黄色の残留物(46%)として得た。
中間体E8の調製
EtN(0.292mL、2.10mmol)を、DCM(12mL)中の中間体E7(273mg、0.842mmol)の溶液に添加した。次いで、溶液を5℃に冷却し、TfOの溶液(DCM中1M、1.0mL、1.0mmol)を5分間かけて滴加した。反応混合物を1時間撹拌し、DCM及びNaHCO(飽和、水溶液)で希釈した。層を分離した。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、100/0から0/100の勾配)により精製して、105mgの中間体E8を白色の固体(27%)として得た。
中間体E9の調製
スチールボム中で、MeOH(8.5mL)中の中間体E8(85mg、0.186mmol)及びPd(OH)(21mg、0.075mmol)の混合物を、10バールのH下、室温で6時間水素化した。混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過し、濾液を真空中で蒸発させて、65mgの中間体E9を白色の残留物(定量的)として得た。
化合物13の調製
DCM(3mL)及びMe-THF(3mL)中の6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3-カルボン酸[2059140-68-8](46mg、0.202mmol)及びDIPEA(0.070mL、0.403mmol)の混合物に、EDCI・HCl(39mg、0.202mmol)、HOBt・HO(31mg、0.202mmol)、及び中間体E9(65mg、0.202 mmol)を添加した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、NaHCO(飽和、水溶液)で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で溶媒を除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、液体注入(DCM)、移動相:DCM/MeOH、100:0から90:10の勾配)により精製した。固体(70mg)を粉砕し、EtO中で超音波処理し、溶媒を減圧下で除去した。残留物(68mg)を逆層(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、55:45~35:65の勾配)により精製して、42mgの化合物13を白色の固体(39%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.40(d,J=2.69Hz,1H)8.68(d,J=2.57Hz,1H)8.55(t,J=5.87Hz,1H)7.32(m,J=8.68Hz,2H)7.28(s,1H)7.19(m,J=8.68Hz,2H)4.47(d,J=5.87Hz,2H)4.08(t,J=4.58Hz,2H)3.83(t,J=4.77Hz,2H)3.01(q,J=7.46Hz,2H)1.29(t,J=7.46Hz,3H)。
化合物14の調製
化合物14を、中間体E9及び5-メトキシ-2-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸[1352395-28-8]から出発して、化合物13の合成について報告された手順に従って調製して、32mgを白色のふわふわした固体(40%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.50(d,J=7.46Hz,1H)7.86(t,J=5.99Hz,1H)7.25-7.33(m,3H)7.24(d,J=2.69Hz,1H)7.18(d,J=8.68Hz,2H)6.63(dd,J=7.46,2.81Hz,1H)4.43(d,J=5.99Hz,2H)4.08(t,J=4.59Hz,2H)3.85(s,3H)3.79-3.83(m,2H)。
化合物15の合成
Figure 2024510478000046
中間体F1の調製
無水DMSO(40mL)中の4-フルオロベンゾニトリル[1194-02-1](10.0g、82.6mmol)、N-boc-N-メチルエチレンジアミン(20.2mL、116mmol)及びKCO(13.7g、99.1mmol)の混合物を120℃で6時間加熱した。反応混合物をブラインに注ぎ、EtOAcを添加した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、330g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、90:10から30:70の勾配)により精製して、18.04gの中間体F1を無色の油状物(80%)として得た。
中間体F2の調製
1Lのオートクレーブ中で、MeOH(330mL)中の中間体F1(17.0g、61.7mmol)及びRaney-ニッケル(14.5g、247mmol)の混合物を、6バールのH下、室温で2時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過し、MeOHで洗浄し、濾液を真空中で蒸発させて、17.25gの中間体F2を青/緑色の油状物(定量的)として得た。
中間体F3の調製
DCM(70mL)及びMe-THF(70mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](2.35g、10.0mmol)、中間体F2(3.07g、11.0mmol)、及びDIPEA(3.45mL、20.0mmol)の混合物に、EDCI・HCl(2.30g、12.0mmol)及びHOBt・HO(1.62g、12.0mmol)を添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌した。混合物を蒸発させ、粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、220g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、70/30からEtOAc0/100の勾配)により精製して、3.703gの中間体F3を褐色の泡状物(76%)として得た。
中間体F4の調製
中間体F3(3.54g、7.28mmol)をMe-THF(62mL)及びAcOH(4.17mL、72.8mmol)中に可溶化した。亜硝酸イソペンチル(4.89mL、36.4mmol)を滴加し、反応混合物を40℃で1時間撹拌した。得られた溶液をEtOAcで希釈した。有機層を、KCO(10%、水溶液)(2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、50/50から0/100の勾配)により精製して、3.54gの中間体F4を橙色のペースト(94%)として得た。
中間体F5の調製
THF(22mL)及びMeOH(14mL)中の中間体F4(1.13g、2.19mmol)の溶液を、NaOH(1M、水溶液、22mL、22mmol)で処理した。ホルムアミジンスルフィン酸(1.19g、11.0mmol)を添加し、反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、970mgの中間体F5を黄色の泡状物(純度91%、80%)として得た。
中間体F6の調製
MeOH(18mL)中の中間体F5(932mg、1.69mmol)の溶液を、TMSCl(2.15mL、16.9mmol)で処理した。反応混合物を室温で20時間撹拌し、真空中で蒸発させた。固体をEtO中で粉砕した。上清を除去し、黄色の粉末を真空下で乾燥させて、915mgの中間体F6(定量的)を得た。
化合物15の調製
HFIP(4.86mL)中の中間体F6(270mg、0.570mmol)の溶液に、オルトギ酸トリメチル(187μL、1.71mmol)を添加し、反応混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。有機層をHO(1回)及びブライン(1回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、80:20)、95:5から75:25の勾配)により精製した。残留物をEtOH中で20分間加熱還流した。溶液を室温に及び0℃で冷却した。混合物を濾過した。固体を冷EtOHですすぎ、真空下、60℃で7時間乾燥させて、51mgの化合物15をベージュ色の綿毛状の固体(22%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.03(s,1H)8.40(t,J=5.8Hz,1H)7.66(d,J=9.4Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,2.08Hz,1H)7.18(dJ=8.7Hz,2H)7.10(d,J=8.7Hz,2H)6.70(s,1H)4.42(d,J=5.8Hz,2H)3.51(t,J=5.2Hz,2H)3.34(t,J=5.2Hz,2H)2.96(q,J=7.6Hz,2H)2.83(s,3H)1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物16の合成
Figure 2024510478000047
中間体G1の調製
フラスコに、6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](1.00g、4.45mmol)、4-ブロモ-2-フルオロベンジルアミン[112734-22-2](0.954g、4.67mmol)、Me-THF(15mL)、DCM(15mL)、及びDIPEA(1.23mL、7.12mmol)を入れた。HATU(1.86g、4.90mmol)を少しずつ添加し、反応混合物を室温で17時間撹拌した。混合物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させる。残留物を温EtOAcに可溶化した。溶液を室温及び0℃に冷却した。懸濁液を濾別し、固体を冷EtOAc、次いでEtOで洗浄した。固体を真空中で乾燥させて、773mgの中間体G1をオフホワイト色の固体(42%)として得た。
中間体G2の調製
tert-アミルアルコール(24mL)及びMe-THF(16mL)中の中間体G1(740mg、1.80mmol)、N-boc-エチレンジアミン(375mg、2.34mmol)、及びCsCO(1.06g、3.24mmol)の混合物を、Nでパージした。Brettphos Pd G3(82mg、0.090mmol)及びBrettphos(97mg、0.18mmol)を添加した。反応混合物を再びNでパージし、80℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却した。Celite(登録商標)を添加し、混合物を真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g移動相:ヘプタン/EtOAc、50:50から0:100の勾配)により精製して、444mgの中間体G2を淡黄色の泡状物(50%)として得た。
中間体G3の調製
中間体G3を、中間体G2から出発して、中間体F4の合成について報告された合成に従って調製し、408mgを黄色の固体(87%)として得た。
中間体G4の調製
中間体G4を、中間体G3から出発して、中間体F5の合成について報告された手順に従って調製し、362mgをベージュ色の固体(94%)として得た。
中間体G5の調製
中間体G5を、中間体G4から出発して、中間体F6の合成について報告された手順に従って調製し、343mgを黄色の粉末(定量的)として得た。
中間体G6の調製
無水DMF(3.7mL)中の中間体G5(283mg、0.592mmol)、及びオルトギ酸トリメチル(194μL、1.78mmol)の混合物を60℃で23時間撹拌した。更なる量の無水DMF(3.7mL)及びオルトギ酸トリメチル(194μL、1.78mmol)を室温で添加し、反応混合物を60℃で更に1.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、80/20)、95:5から70:30の勾配)により精製して、156mgの中間体G6を白色の固体(63%)として得た。
化合物16の調製
雰囲気下で、無水DCM(5mL)、無水Me-THF(5mL)、及び無水1,4-ジオキサン(5mL)中の中間体G6(143mg、0.345mmol)、及びEtN(240μL、1.72mmol)の混合物を40℃で加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.517mL、0.517mmol)を滴加した。混合物を0℃で20分間撹拌し、DCMで希釈した。少量のMeOHを添加し、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、80:20)、100:0から80/20の勾配)により精製した。残留物を、逆層(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、55:45~25:75の勾配)により精製して、84mgの化合物16を白色の固体(45%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.05(s,1H)8.40(t,J=5.8Hz,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,2.1Hz,1H)7.36(t,J=8.5Hz,1H)7.02(m,2H)7.32(s,1H)4.50(d,J=5.8Hz,2H)4.07(t,J=4.7Hz,2H)3.86(t,J=4.7Hz,2H)2.96(q,J=7.5Hz,2H)1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物17の合成
Figure 2024510478000048
化合物17の調製
雰囲気下で、無水Me-THF(7mL)、無水1,4-ジオキサン(7mL)、及び無水DCM(7mL)中の中間体A6(180mg、0.454mmol)及びEtN(315μL、2.27mmol)の混合物を0℃に冷却した。イソブタンスルホニルクロリド(88.8μL、0.680mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、DCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。固体を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM:MeOH、80:20)、100:0から95:5の勾配)により精製して、124mgの化合物17をわずかに黄色の固体(53%)として得た。
H NMR(500MHz,CDCl)δppm 9.51-9.54(m,1H)7.51-7.55(m,1H)7.32(d,J=8.7Hz,2H)7.29(dd,J=9.5,2.0Hz,1H)7.23(s,1H)7.18(d,J=8.7Hz,2H)6.03(br t,1H)3.71(t,J=4.6Hz,2H)3.00(d,J=6.6Hz,2H)2.95(q,J=7.6,2H)2.32(m,1H)1.39(t,J=7.6Hz,3H)1.15(s,3H)1.14(s,3H)。
化合物18の合成
Figure 2024510478000049
雰囲気下で、無水DCM(11.5mL)、無水Me-THF(11.5mL)、及び無水1,4-ジオキサン(11.5mL)中の中間体A6(300mg、0.756mmol)及びEtN(0.525mL、3.78mmol)の混合物を70℃で2.5時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いで、0℃に冷却した。塩化アセチル(53.9μL、0.756mmol)を滴加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、MeOH及びKCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、80/20)、95:5から85:15の勾配)により精製して、180mgの化合物18を白色の固体(54%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm回転異性体:9.08(d,J=1.3Hz,1H)8.17(br t,J=5.4Hz,1H)7.62(d,J=9.8Hz,1H)7.58(br s,1H)7.41(dd,J=9.5,2.2Hz,1H)7.30(d,J=8.8Hz,2H)7.20(d,J=8.5Hz,2H)4.49(d,J=6.0Hz,2H)3.86(br s,2H)3.66(t,J=5.0Hz,2H)2.99(q,J=7.6Hz,2H)2.25(s,3H)1.28(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物19の合成
Figure 2024510478000050
無水DCM(2.7mL)及び無水Me-THF(2.7mL)中の中間体A6(100mg、0.252mmol)及びEtN(0.175mL、1.26mmol)の混合物に、2-メトキシ-1-エタンスルホニルクロリド(88.3μL、0.756mmol)を0℃で添加し、反応混合物を0℃で15分間撹拌した。反応を少量のMeOHでクエンチし、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を水(2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtAOc:55:45から0:100の勾配、次いでEtOAc/MeOH 99:1)により精製した。固体をMeCN中で粉砕し、上清を除去し、固体を真空下で乾燥させて、53mgの化合物19を白色の固体(41%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.06(d,J=1.5Hz,1H)8.43(t,J=5.9Hz,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,2.1Hz,1H)7.28(d,J=8.7Hz,2H)7.17(d,J=8.7Hz,2H)7.14(s,1H)4.45(d,J=5.9Hz,2H)3.84(t,J=4.3Hz,2H)3.63-3.75(m,6H)3.24(s,3H)2.97(q,J=7.5Hz,2H)1.25(t,J=7.5Hz,3H)1.09(t,J=7.0Hz,1H)。
化合物20の合成
Figure 2024510478000051
無水THF(6mL)中の中間体A6の混合物(120mg、0.302mmol)及びEtN(210μL、1.51mmol)の混合物を、0℃に冷却した。塩化メタンスルホニル(46.8μL、0.605mmol)を滴加し、反応混合物を0℃で15分間撹拌した。更なる量の塩化メタンスルホニル(23.4μL、0.302mmol)を0℃で滴加し、反応混合物を0℃で更に30分間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、少量のMeOHでクエンチし、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc:30:70から0:100の勾配、次いでEtOAc/MeOH 99:1)により精製した。固体をEtOAc中で粉砕し、上清を除去して、68mgの化合物20を白色の固体(47%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.06(d,J=1.6Hz,1H)8.43(t,J=5.8Hz,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.45(dd,J=9.4,2.08Hz,1H)7.28(d,J=8.6Hz,2H)7.19(s,1H)7.17(d,J=8.8Hz,2H)4.46(d,J=5.9Hz,2H)3.86(t,J=5.1Hz,2H)3.70(t,J=5.1Hz,2H)3.27(s,3H)2.97(d,J=7.5Hz,2H)1.99(s,1H)1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物21の合成
Figure 2024510478000052
中間体H6の調製
酢酸(3.6mL)中の中間体A5(200mg、0.435mmol)及びオルト酢酸トリメチル(166μL、1.31mmol)の混合物を100℃で3時間撹拌した。反応混合物を真空中で蒸発させた。残留物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填、移動相:DCM/MeOH、100:0から95:5の勾配)により精製して、132mgの中間体H6を黄色の泡状物(純度77%、57%)として得た。
化合物21の調製
無水DCM(2.7mL)及び無水Me-THF(2.5mL)中の中間体H6(133mg、0.249mmol)の混合物に、EtN(0.17mL、1.3mmol)を添加した。混合物を0℃に冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.75mL、0.75mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、少量のMeOH及びKCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtAOc:80/20から0/100の勾配)により精製した。2回目の精製を逆層(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:NHHCO(水中0.2%)/MeCN、40:60~10:90の勾配)により実施して、52mgの化合物21をオフホワイト色の固体(38%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.06(d,J=1.6Hz,1H)8.44(s,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.45(dd,J=9.6,2.1Hz,1H)7.30(d,J=8.8Hz,2H)7.16(d,J=8.8Hz,2H)4.46(d,J=6.0Hz,2H)4.00(t,J=5.4Hz,2H)3.82(t,J=5.4Hz,2H)2.97(q,J=5.6Hz,2H)2.26(s,3H)1.25(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物22の合成
Figure 2024510478000053
中間体I1の調製
無水tert-アミルアルコール(46mL)中の4-ブロモ-2-メトキシベンゾニトリル[330793-38-9](1.55g、7.31mmol)、N-boc-エチレンジアミン(1.76g、11.0mmol)、及びCsCO(4.76g、14.6mmol)の混合物をNでパージした。Brettphos Pd G3(331mg、0.365mmol)及びBrettphos(392mg、0.731mmol)を添加し、反応混合物を、シングルモードマイクロ波(Biotage Initiator60)を使用して120℃で1時間、次いで更に45分間加熱した。2つのバッチをCelite(登録商標)パッドで濾過し、濾液を真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、120g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtAOc、90:10から0:100の勾配)により精製して、1.64gの中間体I1(74%)を得た。
中間体I2の調製
中間体I2を、中間体I1から出発して、中間体F2の合成について報告された手順に従って調製し、1.55gを灰色の油状物(94%)として得た。
中間体I3の調製
中間体I3を、中間体I2から出発して、中間体F3の合成について報告された手順に従って調製し、765mgをベージュ色の固体(62%)として得た。
中間体I4の調製
中間体I4を、中間体I3から出発して、中間体F4の合成について報告された手順に従って調製し、724mgの黄色の固体(90%)を得た。
中間体I5の調製
中間体I5を、中間体I4から出発して、中間体F5の合成について報告された手順に従って調製し、692mgをベージュ色の泡状物(99%)として得た。
中間体I6の調製
中間体E6を、中間体I5から出発して、中間体F6の合成について報告された手順に従って調製し、710mgをベージュ色の固体(定量的)として得た。
中間体I7の調製
無水DMF(3.4mL)中の中間体I6(270mg、0.551mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(73.8μL、0.551mmol)の溶液を室温で4.5時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM:MeOH、80/20)、95:5から85:15の勾配)により精製して、100mgの中間体I7を白色の固体(42%)として得た。
化合物22の調製
雰囲気下及び0℃で、無水DCM(3.1mL)、無水Me-THF(3.1mL)、及び無水1,4-ジオキサン(3.1mL)中の中間体I7(92.0mg、0.216mmol)及びEtN(150μL、1.08mmol)の混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.323mL、0.323mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌し、DCM及びKCO(10%、水溶液)で希釈した。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、95/5)、100:0から80/20の勾配)により精製した。固体をEtOAc中で粉砕した。上清を除去し、白色の固体を真空下60℃で1時間乾燥させて、28mgの化合物22(23%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.04(d,J=1.5Hz,1H)8.23(t,J=5.7Hz,1H)7.66(d,J=9.7Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,2.1Hz,1H)7.31(s,1H)7.19(d,J=8.3Hz,1H)6.93(d,J=2.0Hz,1H)6.70(dd,J=8.3,2.0Hz,1H)4.43(d,J=5.7Hz,2H)4.07(br d,J=4.6Hz,2H)3.86(br d,J=5.3Hz,2H)3.84(s,3H)2.96(d,J=7.5Hz,2H)1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物23の合成
Figure 2024510478000054
中間体J1の調製
無水DCM(18mL)中の中間体E7(400mg、1.23mmol)及びEtN(0.857mL、6.17mmol)の混合物に、イソブタンスルホニルクロリド(0.161mL、1.23mmol)を、0℃で滴加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応物をNaHCO(飽和、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、100/0から0/100の勾配、次いで移動相EtOAc/MeOH、100:0から95:5の勾配)により精製して、406mgの中間体J1を緑色の固体(74%)として得た。
中間体J2の調製
MeOH(20mL)、EtOAc(20mL)、及びTHF(5mL)中の中間体J1(406mg、0.913mmol)及びPd(OH)(264mg、0.941mmol)の混合物を、15バールのH下、室温で18時間撹拌した。反応混合物を濾別し、MeOH、EtOAc、及びTHFですすいだ。濾液を真空中で蒸発させて、180mgの中間体J2を黄色の固体(60%)として得た。
化合物23の調製
DCM(10mL)及びMe-THF(6mL)中の6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3カルボン酸[2059140-68-8](113mg、0.501mmol)、中間体J2(180mg、0.551mmol)、EDCI・HCl(96.0mg、0.501mmol)、HOBt・HO(76.7mg、0.501mmol)、及びDIPEA(431μL、2.50mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をDCMで希釈し、水(2回)及びブラインで洗浄した。有機相をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtAOc、90:10から0:100の勾配、次いで移動相EtOAc/MeOH、100:0から95:5の勾配)により精製して、101mgの化合物23をわずかに黄色の固体(39%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.39(d,J=2.8Hz,1H)8.67(d,J=2.6Hz,1H)8.51(t,J=6.0Hz,1H)7.28(d,J=8.7Hz,2H)7.19(s,1H),7.17(d,J=8.8Hz,3H)4.46(d,J=6.0Hz,2H)3.86(t,J=4.8Hz,2H)3.69(t,J=4.9Hz,2H)3.32(d,J=6.6Hz,3H)3.01(q,J=7.5Hz,2H)2.13(m,1H)1.27(t,J=7.6Hz,3H)1.06(s,3H)1.04(s,3H)。
化合物24の合成
Figure 2024510478000055
中間体K1の調製
0℃で無水DCM(24mL)中の中間体E7(550mg、1.70mmol)及びEtN(1.18mL、8.48mmol)の混合物に、塩化アセチル(0.145mL、2.04mmol)を滴加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、反応物をNaHCO(飽和、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物をEtOAc中で粉砕し、固体を濾過により回収して、320mgの中間体K1をわずかに黄色の固体(52%)として得た。
中間体K2の調製
MeOH(6.4mL)及びEtOAc(6.4mL)中の中間体K1(256mg、0.698mmol)、Pd(OH)(157mg、0.558mmol)、及びHCl(HO中1M、0.698mL、0.698mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濾過し、EtOAc及びMeOHですすいだ。黄色の固体を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH/NH水溶液、80/20/0.5)、100:0から70:30の勾配)により精製して、130mgの中間体K2(75%)を得た。
化合物24の調製
DCM(8.8mL)及びMe-THF(5.2mL)中の6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3-カルボン酸[2059140-68-8](98.5mg、0.436mmol)、中間体K2(129mg、0.480mmol)、及びDIPEA(752μL、4.36mmol)の混合物に、EDCI・HCl(83.7mg、0.436mmol)及びHOBt・HO(66.8mg、0.436mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、濾過し、固体をDCMで洗浄して、114mgの化合物24をわずかに黄色の綿毛状の固体(59%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.38(d,J=2.2Hz,1H)8.61(d,J=2.5Hz,1H)8.26(br t,J=6.0Hz,1H)7.56(br s,1H)7.28(br d,J=8.5Hz,2H)7.18(d,J=8.5Hz,2H)4.47(d,J=5.7Hz,2H)3.84(br s,2H)3.64(t,J=5.0Hz,2H)3.01(q,J=7.6Hz,3H)2.23(br s,3H)1.28(t,J=7.4Hz,3H)。
化合物25の合成
Figure 2024510478000056
中間体L1の調製
DMSO(58mL)中の4-フルオロ-3-メトキシ-ベンゾニトリル[243128-37-2](4.88g、32.3mmol)及びN-boc-エチレンジアミン(18.0mL、0.129mol)の混合物に、EtN(6.65mL、42.0mmol)を添加した。得られた混合物を120℃にて16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、ブラインに注いだ。EtOAcを添加した。層を分離し、水相をEtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインの混合物(1/1)(3回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、330g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、100:0から30:70の勾配)により精製して、5.23gの中間体L1を白色の固体(56%)として得た。
中間体L2の調製
中間体L2を、中間体L1から出発して、中間体F2の合成について報告された手順に従って調製し、1.09gの緑色の油状物(定量的)を得た。
中間体L3の調製
DCM(60mL)及びMe-THF(40mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](701mg、3.12mmol)、中間体L2(1.01g、3.43mmol)、及びDIPEA(2.69mL、15.6mmol)の混合物に、EDCI・HCl(598mg、3.12mmol)及びHOBt・HO(478mg、3.12mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、DCM及び水で抽出した。層を分離し、水相をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、60:40から0:100の勾配)により精製して、1.078gの中間体L3を黄色の固体(69%)として得た。
中間体L4の調製
中間体L3(1.08g、2.15mmol)を、Me-THF(21mL)及び酢酸(1.23mL、21.5mmol)中に可溶化した。亜硝酸イソペンチル(1.44mL、10.7mmol)を滴加し、反応混合物を40℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を、EtOAc及びNaHCO(飽和、水溶液)で希釈した。層を分離した。有機相をNaHCO(飽和、水溶液)(2回)及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物をペンタン中で粉砕し、上清を除去して、黄色の固体を得、これを真空下で乾燥させて、1.127gの中間体L4(99%)を得た。
中間体L5の調製
中間体L5を、中間体L4から出発して、中間体F5の合成について報告された手順に従って調製し、1.07gを橙色の泡状物(97%)として得た。
中間体L6の調製
中間体L6を、中間体L5から出発して、中間体F6の合成について報告された手順に従って調製し、1.10gを黄色の粉末(定量的)として得た。
中間体L7の調製
HFIP(10.8mL)中の中間体L6(600mg、1.14mmol)及びオルトギ酸トリメチル(374μL、3.42mmol)の混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、有機相をHO及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、25g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:DCM/(DCM/MeOH、80/20)、100:0から50:50の勾配)により精製して、290mgの中間体L7をわずかに橙色の固体(60%)として得た。
化合物25の調製
無水DCM(10mL)及び無水Me-THF(10mL)中の中間体L7(290mg、0.679mmol)及びEtN(0.472mL、3.40mmol)の混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.815mL、0.815mmol)を0℃で滴加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、DCMで希釈した。少量のMeOH及びKCO(10%、水溶液)を連続して添加した。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(95/5)で抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、25g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc、70:30から0:100の勾配)により精製した。黄色の固体をEtO中で粉砕し、超音波処理し、濾過により回収して、135mgの化合物25をベージュ色の固体(36%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.06(d,J=1.6Hz,1H)8.47(br t,J=6.0Hz,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.46(dd,J=9.5,2.2Hz,1H)7.29(s,1H)7.21(d,J=7.9Hz,1H)7.08(s,1H)6.96(d,J=7.9Hz,1H)4.52(d,J=6.0Hz,2H)4.06(br t,J=4.4Hz,2H)3.82(s,3H)3.55(br t,J=4.7Hz,2H)3.01(d,J=7.6Hz,2H)1.27(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物26の合成
Figure 2024510478000057
中間体M1の調製
無水Me-THF(150mL)中の2-アミノ-5-メトキシピリミジン[13418-77-4](4.75g、38.0mmol)、エチル-3-オキソバレラエチル-3-オキソバレレート[4949-44-4](9.48mL、66.4mmol)及び(ジアセトキシヨード)ベンゼン(ヨードベンゼンジアセテート)(12.2g、38.0mmol)の混合物に、三フッ化ホウ素エーテラート(0.993mL、3.80mmol)を滴加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。2つのバッチを合わせ、混合物をEtOAcで希釈した。NaHCO(飽和、水溶液)を添加した。層を分離し、有機相をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、330g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、85:15から50:50の勾配)により精製して、4.94gの中間体M1を黄色の固体(26%)として得た。
中間体M2の調製
THF(10mL)中の中間体M1(500mg、2.01mmol)の溶液に、水(5mL)中のLiOH・HO(253mg、6.02mmol)の溶液を添加した。反応混合物を45℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、HCl(1M、水溶液、6mL)、続いてEtOAcを添加した。層を分離し、水相をDCM、次いでDCM及びMeOH(95/5)の混合物で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、80mgの中間体M2(18%)を得た。
化合物26の調製
DMF(2.44mL)中の中間体M2(80mg、0.362mmol)及び中間体E9(117mg、0.362mmol)の混合物に、DIPEA(0.156mL、0.904mmol)及びTBTU(128mg、0.398mmol)を連続して添加した。反応混合物を室温で17時間撹拌した。反応混合物をEtOAc中に注いだ。有機相をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、50:50から0:100の勾配)により精製して、78mgの化合物26を白色の固体(41%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.40(d,J=2.57Hz,1H)8.68(d,J=2.69Hz,1H)8.53(t,J=5.87Hz,1H)7.30(d,J=8.68Hz,2H)7.15(d,J=8.68Hz,2H)4.46(d,J=5.87Hz,2H)4.06-4.18(m,2H)3.85(s,3H)3.69-3.78(m,2H)3.01(q,J=7.54Hz,2H)1.27(t,J=7.52Hz,3H)。
化合物27の合成
Figure 2024510478000058
中間体N1の調製
酢酸(30mL)中の中間体E6(3.00g、7.75mmol)の溶液を、テトラメトキシメタン(2.58mL、19.4mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物をDCM中に注ぎ、KCO(10%、水溶液)でクエンチした。層を分離し、水相をDCM及びMeOH(98/2)で抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g、液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、70:30から0:100の勾配)により精製して、1.09gの中間体N1を油状物(40%)として得た。
中間体N2の調製
DCM(15mL)中の中間体N1(1.00g、2.82mmol)及びDIPEA(0.972mL、5.64mmol)の混合物に、DCM中のTfOの溶液(DCM中1M、2.96mL、2.96mmol)を10分かけて滴加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、DCMで希釈した。混合物をNaHCO(飽和、水溶液)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、80:20から40:60の勾配)により精製して、680mgの中間体N2を白色の固体(50%)として得た。
中間体N3の調製
スチールボム中で、MeOH(5mL)及びEtOAc(5mL)中の中間体N2(630mg、1.30mmol)、Pd(OH)(132mg、0.470mmol)、及びHCl(HO中3M、0.432mL、1.30mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で2時間水素化した。混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過して、503mgの中間体N3を白色の固体(定量的)として得た。
化合物27の調製
DMF(4.5mL)中の中間体N3(150mg、0.665mmol)、6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3-カルボン酸[2059140-68-8](284mg、0.731mmol)及びDIPEA(0.344mL、1.99mmol)の溶液を、TBTU(235mg、0.731mmol)で処理し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 40μm、24g、液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、80:20から20:80の勾配)により精製した。白色の固体を温EtOAcに可溶化し、溶液を室温に、次いで0℃に冷却した。懸濁液を濾別し、EtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、固体(71mg)を得た。濾液を真空中で蒸発させ、固体と合わせた。残留物を温i-PrOHに可溶化し、室温に冷却した。懸濁液を真空下(120mbar)でゆっくりと濃縮して、粘性の溶液を得た。濾過後、固体をEtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、135mgの化合物27を白色の固体(36%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.94(d,J=3.06Hz,1H)8.51(d,J=3.06Hz,1H)8.40(t,J=5.87Hz,1H)7.32(d,J=8.68Hz,2H)7.28(s,1H)7.19(d,J=8.68Hz,2H)4.48(d,J=5.87Hz,2H)4.08(t,J=4.65Hz,2H)3.86(s,3H)3.79-3.84(m,2H)2.99(q,J=7.50Hz,2H)1.25(t,J=7.52Hz,3H)。
化合物28の合成
Figure 2024510478000059
PTSA(108mg、567μmol)を、MeOH(7.8mL)中の化合物1(300mg、567mmol)の懸濁液に添加した。超音波処理後、溶液を室温で1時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtO中で粉砕し、溶媒を減圧下で除去して(動作を2回繰り返した)、406mgの化合物28をオフホワイト色の固体(定量的)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.14(s,1H)8.80(t,J=5.7Hz,1H)7.74-7.89(m,2H)7.47(d,J=8.1Hz,2H)7.27-7.37(m,3H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)7.11(d,J=7.8Hz,2H)4.49(d,J=5.9Hz,3H)4.08(t,J=4.4Hz,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.02(q,J=7.5Hz,2H)2.29(s,3H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物29の合成
Figure 2024510478000060
MeOH中のMeSOHの溶液(9.1%v/v、368μL、516μmol)を、MeOH(15mL)中の化合物1(300mg、567μmol)の混合物に添加した。反応混合物を室温で45分間撹拌し、蒸発乾固させた。残留物をEtO中で粉砕し、溶媒を減圧下で除去した。固体を減圧下で乾燥させて、355mgの化合物29をオフホワイト色の固体(定量的)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.13(s,1H)8.74(t,J=5.3Hz,1H)7.82(d,J=9.4Hz,1H)7.73(d,J=9.4Hz,1H)7.33(mJ=8.7Hz,2H)7.29(s,1H)7.19(mJ=8.7Hz,2H)4.49(d,J=5.9Hz,2H)4.08(t,J=4.6Hz,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.02(q,J=7.5Hz,2H)2.32(s,3H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物30の合成
Figure 2024510478000061
(1R)-(-)-カンファ-10-スルホン酸(110mg、473μmol)を、無水MeOH(5mL)中の化合物1(250mg、473μmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残留物をEtO中で粉砕し、溶媒を減圧下で除去して、359mgの化合物30を白色の固体(定量的)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.12(d,J=1.3Hz,1H)8.69(t,J=5.3Hz,1H)7.80(m,1H)7.69(m,1H)7.33(dJ=8.6Hz,2H)7.28(s,1H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)4.48(d,J=5.7Hz,3H)4.08(t,J=4.6Hz,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.01(q,J=7.6Hz,2H)2.86(d,J=14.7Hz,1H)2.65-2.75(m,1H)2.37(d,J=14.7Hz,1H)2.23(dt,J=18.1,3.9Hz,1H)1.93(t,J=4.5Hz,1H)1.83-1.91(m,1H)1.82(s,1H)1.77(s,1H)1.21-1.32(m,5H)1.05(s,3H)0.74(s,3H)。
化合物31の合成
Figure 2024510478000062
EtOH中のHClの溶液(2.5M、89μL、473μmol)を、MeOH(2.7mL)中の化合物1(250mg、473μmol)の混合物に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で蒸発乾固させた。残留物をEtO中で粉砕し、溶媒を減圧下で除去して、269mgの化合物31を白色の固体(定量的)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.12(s,1H)8.71(m,1H)7.79(d,J=9.4Hz,1H)7.68(d,J=8.8Hz,1H)7.26-7.37(m,3H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)4.48(d,J=5.9Hz,2H)4.08(t,J=4.5Hz,2H)3.83(t,J=4.8Hz,2H)3.01(q,J=7.6Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物32の合成
Figure 2024510478000063
SO(13μL、238μmol)を、MeOH(4.2mL)中の化合物1(252mg、476μmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで蒸発乾固させた。残留物をEtO中で粉砕し、減圧下で溶媒を除去した。白色の固体を真空下で60℃で6時間乾燥させて、271mgの化合物32を白色の固体(98%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.11(s,1H)8.63(t,J=5.5Hz,1H)7.76(d,J=9.5Hz,1H)7.62(d,J=9.8Hz,1H)7.26-7.36(m,3H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)4.48(d,J=5.9Hz,2H)4.07(t,J=4.7Hz,2H)3.83(t,J=4.7Hz,2H)3.00(q,J=7.5Hz,2H)1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物33の合成
Figure 2024510478000064
中間体O1の調製
滴下漏斗を備えた2Lの丸底フラスコに、Me-THF(350L)中の2-アミノ-5-クロロピリミジン[5428-89-7](10g、77mmol)の溶液を5℃で入れた。エチル-3-オキソバレレート[4949-44-4](20mL、140mmol)及び(ジアセトキシヨード)ベンゼン(ヨードベンゼンジアセテート)(25g、78mmol)を添加した。三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(1mL、3.8mmol)を、30分間かけて滴加し、溶液を5℃で2時間撹拌した。混合物を室温に温め、1時間撹拌した。混合物を濾過した。EtOAc及びNaHCO(飽和、水溶液)を濾液に添加した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、330g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、85:15から50:50の勾配)により精製して、中間体O1を油状物(2.98g、15%)として得た。
中間体O2の調製
1,4-ジオキサン(10mL)及び水(1.4mL)中の中間体O1(1.00g、3.94mmol)、カリウム(メトキシメチル)トリフルオロボレート[910251-11-5](1.80g、11.8mmol)、及びCsCO(3.85g、11.8mmol)の溶液を窒素でパージした。RuPhos(184mg、0.394mmol)及びRuPhos Pd G3(330mg、0.394mmol)を添加した。反応混合物を窒素で再びパージし、100℃で17時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g、液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、75:25から0:100の勾配)により精製した。残留物を、逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:(0.2%のNHHCO水溶液)/MeCN、70:30から30:70の勾配)により精製して、中間体O2(212mg、20%)を白色の固体として得た。
中間体O3の調製
THF(2.3mL)及び水(2.3mL)中の中間体O2(130mg、0.494mmol)及びLiOH(14mg、0.585mmol)の混合物を、室温で36時間撹拌した。反応混合物を真空中で蒸発させて、168mgの中間体O3を薄黄色のゴムとして得た。次のステップで粗生成物をそのまま使用した。
化合物33の調製
DMF(5mL)中の中間体O3(168mg、0.529mmol)及びDIPEA(0.275mL、1.59mmol)の混合物に、HOBt●HO(83.0mg、0.542mmol)、EDCI・HCl(102mg、0.533mmol)、及び中間体E9(223mg、0.536mmol)を連続して添加した。反応混合物を室温で20時間撹拌し、DCM及び水を添加した。層を分離し、有機層をNaHCO(飽和、水溶液)及びブライン(3回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、24g乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9/1)、90:10から0:100の勾配)により精製した。残留物(175mg)を逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:(0.2%のNHHCO水溶液)/MeCN、90:10から30:70の勾配)により精製した。MeCNを蒸発させ、生成物をDCMで抽出した(2回)。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、154mgの白色の固体を得た。生成物を逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:(0.2%のNHHCO水溶液)/MeCN、60:40から45:55の勾配)により精製した。MeCNを蒸発させ、生成物をDCMで抽出した(2回)。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。生成物をMeCN及びEtOAc中で粉砕し、濾過し、高真空下で、50℃で16時間乾燥させて、化合物33(119mg、42%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.27(d,J=2.3Hz,1H)8.60(d,J=2.4Hz,1H)8.50(t,J=6.0Hz,1H)7.27-7.34(m,3H)7.19(d,J=8.7Hz,2H)4.53(s,2H)4.47(d,J=5.9Hz,2H)4.03-4.12(m,2H)3.79-3.86(m,2H)3.34(s,3H)3.00(q,J=7.5Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物34の合成
Figure 2024510478000065
DMF(5mL)中の5-メトキシ-2-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-カルボン酸[1352395-28-8](80mg、0.39mmol)、中間体N3(151mg、0.39mmol)、及びDIPEA(201μL、1.17mmol)の混合物に、EDCI●HCl(74mg、0.39mmol)及びHOBt●HO(59mg、0.39mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、真空中で濃縮した。残留物をEtOAc及び水で希釈した。層を分離し、水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物(229mg)を逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm(30150mm)、移動相:(0.2%のNHHCO水溶液)/MeCN、50:50から25:75の勾配)により精製して、118mgの化合物34を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.49(d,J=7.5Hz,1H)7.85(t,J=5.9Hz,1H)7.22-7.29(m,3H)7.14(d,J=8.7Hz,2H)6.62(dd,J=7.5,2.8Hz,1H)4.41(d,J=6.0Hz,2H)4.07-4.12(m,2H)3.84(d,J=2.3Hz,6H)3.69-3.75(m,2H)2.52(s,3H)。
化合物35の合成
Figure 2024510478000066
中間体P1の調製
丸底フラスコ中で、無水DMSO(57mL)中の3,4,5-トリフルオロベンゾニトリル[134227-45-5](5g、31.8mmol)、N-boc-1,2-ジアミノエタン[57260-73-8](5.2mL、32.8mmol)、及びEtN(17.7mL、127mmol)の溶液を120℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、DMSOをGenevacで蒸発させた。EtOAc、水、及びNaClを添加した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗混合物をEtOAcに可溶化し、SiOHを添加した。乾燥充填物を蒸発させ、ヘプタン(100mL)で洗浄した。生成物をヘプタン/EtOAc(1:1、3×100mL)で溶出した。濾液を蒸発させて、9.30gの中間体P1を無色の油状物として得て、これを静置して結晶化させた(98%)。
中間体P2の調製
中間体P2を、中間体P1(31.3mmol)から出発して、中間体E2について報告された合成に従って調製し、9.3gを薄青色のゴム(99%)として得て、これは静置すると結晶化した。
中間体P3の調製
中間体P3を、中間体P2(6.64mmol)から出発して、中間体E3について報告された合成に従って調製し、1.63gを無色の油状物(56%)として得、これは静置すると結晶化した。
中間体P4の調製
中間体P4を、中間体P3(3.74mmol)から出発して、中間体E4について報告された合成に従って調製し、1.91gを黄色の油状物(91%)として得た。
中間体P5の調製
中間体P5を、中間体P4(3.74mmol)から出発して、中間体E5について報告された合成に従って調製し、1.69gを黄色の油状物(100%)として得、これは静置すると結晶化した。
中間体P6の調製
無水DCM(35mL)中の中間体P5(1.69g、3.75mmol)の溶液をTFA(3.5mL、45.7mmol)で処理し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で蒸発させて、3.42gの中間体P6を橙色のゴムとして得た。
中間体P7の調製
オルトギ酸トリメチル(1.24mL、11.3mmol)を、HFIP(35mL)中の中間体P6(3.42g、3.78mmol)の溶液に添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、NaHCO(飽和、水溶液)で塩基性化した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(1回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、2.0gの中間体P7を黄色のゴムとして得た。
中間体P8の調製
トリエチルアミン(1mL、7.19mmol)を、DCM(28mL)中の中間体P7(1.5g、2.83mmol)の溶液に添加した。次いで、溶液を0℃(氷/水浴)に冷却し、TfO(DCM中1M、3.4mL、3.4mmol)を5分間かけて滴加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。混合物をゆっくりと室温に温め、2時間撹拌した。DCM、水、及びNaHCO(10%、水溶液)を添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残留物(1.61g)を、分取LC(無定形SiOH、30μm、80g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/EtOAc、95:5から50:550の勾配)により精製して、317mgの中間体P8を橙色のゴム(3ステップにわたって23%)として得た。
中間体P9の調製
スチールボム中で、EtOAc(3.2mL)及びMeOH(3.2mL)中の中間体P8(317mg、0.644mmol)、水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(120mg、0.171mmol)、及びHCl(1M、水溶液、0.64mL、0.64mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で4時間水素化した。混合物を濾過した。追加量の水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(60mg、0.085mmol)、及びHCl(1M、水溶液、0.64mL、0.64mmol)を添加した。混合物を5バールのH下、室温で1.5時間水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を真空中で蒸発させて、269mgの中間体P9を橙色のゴムとして得た。次のステップで粗生成物をそのまま使用した。
化合物35の調製
DMF(3.5mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](80mg、0.356mmol)及びDIPEA(0.245mL、1.42mmol)の混合物に、EDCI●HCl(72mg、0.376mmol)、HOBt●HO(60mg、0.392mmol)、及び中間体P9(270 mg、0.356mmol)を連続して添加した。反応混合物を室温で20時間撹拌した。粗化合物をDCMに取り込み、NaHCO(飽和、水溶液)を添加した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物(409mg)を分取LC(定形SiOH 30μm、24g、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9/1)、80:20から20:80の勾配)により精製した。2回目の精製を逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 25μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:(0.2%のNHHCO水溶液)/MeCN、65:35から25:75の勾配)により実施した。所望の画分を合わせ、MeCNを蒸発させた。生成物をDCMで抽出し(3回)、有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、無色のゴム(81mg)を得た。生成物をペンタン及びEtO(1/1)中で粉砕し、蒸発させ、高真空下で、50℃で5時間乾燥させて、66mgの化合物35を薄黄色の固体(24%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.11(m,1H)8.45-8.53(m,1H)7.69(d,J=9.4Hz,1H)7.48(dd,J=9.7,1.8Hz,1H)7.29(s,1H)7.18(d,J=9.5Hz,2H)4.54(d,J=5.6Hz,2H)4.05-4.13(m,2H)3.61-3.70(m,2H)3.03(q,J=7.4Hz,2H)1.23-1.35(t,J=7.4Hz,3H)。
化合物36の合成
Figure 2024510478000067
中間体Q1の調製
四臭化炭素(16g、43.4mmol)を、MeCN(50mL)中の2-アミノ-5-メトキシピリジン[10167-97-2](3g、24.2mmol)及びエチル-3-オキソバレレート[4949-44-4](5.2mL、36.6mmol)の混合物に添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、濃縮乾固した。残留物(20g)を分取LC(定形SiOH 30μm、330g、乾燥充填(SiOH)、移動相:ヘプタン/EtOAc、80:20から0:100の勾配)により精製して、1.89gの中間体Q1を緑色がかった固体(32%)として得た。
中間体Q2の調製
水(20mL)及びEtOH(25mL)中の中間体Q1(1.89g、7.61mmol)の溶液に、NaOH(913mg、22.8mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。追加量のNaOH(304mg、7.61mmol)を添加し、反応混合物を3時間撹拌した。EtOHを濃縮した。混合物を、HCl(1N)でpH2~3に酸性化した。白色の沈殿物を濾過し、水で洗浄し、高真空下で乾燥させて、750mgの中間体Q2を白色の固体(45%)として得た。
化合物36の調製
DMF(7mL)中の中間体Q2(150mg、0.681mmol)及びDIPEA(0.48mL、2.79mmol)の混合物に、EDCI●HCl(174mg、0.908mmol)、HOBt●HO(144mg、0.94mmol)、及び中間体N3(265mg、0.681mmol)を連続して添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌して、蒸発させた。残留物をDCMに取り込み、NaHCO(飽和、水溶液)を添加した。層を分離し、有機層を水及びブラインで洗浄し(2回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗混合物を、分取LC(定形SiOH 30μm、24g液体注入(DCM)、移動相:ヘプタン/(EtOAc/MeOH、9/1)、80:20から20:80の勾配)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、白色の固体(304mg)を得た。生成物をMeCNから再結晶化させ、濾過し、高真空下、50℃で3時間乾燥させて、200mgの化合物36を白色の固体(53%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.65(d,J=2.2Hz,1H)8.23-8.32(m,1H)7.53(d,J=9.5Hz,1H)7.29(d,J=8.7Hz,2H)7.13-7.21(m,3H)4.46(d,J=5.9Hz,2H)4.06-4.17(m,2H)3.85(s,3H)3.72-3.82(m,5H)2.95(q,J=7.5Hz,2H)1.24(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物37の合成
Figure 2024510478000068
中間体R1の調製
中間体R1を、中間体D2(7.06mmol)から出発して、中間体E3について報告された合成に従って調製し、2.53gをオフホワイト色の固体(86%)として得た。
中間体R2の調製
中間体R2を、中間体R1(6.06mmol)から出発して、中間体E4について報告された合成に従って調製し、3.2gを黄色の油状物として得、精製せずに次のステップにそのまま使用した。
中間体R3の調製
中間体R3を、中間体R2(6.06mmol)から出発して、中間体E5について報告された合成に従って調製し、2.22gを黄色の油状物(2ステップにわたって87%)として得た。
中間体R4の調製
MeOH(52mL)中の中間体R3(2.22g、5.13mmol)の溶液に、TMSCl(5.2mL、41mmol)を滴加した。反応混合物を室温で20時間撹拌し、真空中で濃縮した。EtOを残留物に添加し、ゴムを粉砕した。溶媒を減圧下で除去して、2.06gの中間体R4を淡緑色の固体(99%)として得た。
中間体R5の調製
酢酸(25mL)中の中間体R4(1.00g、2.47mmol)の溶液を、テトラメトキシメタン(0.82mL、6.17mmol)で処理し、室温で1時間撹拌した。追加量のテトラメトキシメタン(0.82mL、6.17mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物をDCM及び水に注いだ。混合物をKCO粉末で塩基性化し、層を分離した。水層をDCM(1回)で抽出し、合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。残留物(685mg)を、分取LC(無定形SiOH 40μm、24g液体注入(DCM)、移動相:DCM/MeOH、100:0から85:15の勾配)により精製して、445mgの中間体R5を無色の油状物(48%)として得た。
中間体R6の調製
中間体R6を、中間体R5(1.19mmol)から出発して、中間体P8について報告された合成に従って調製し、0.45gを無色の油状物(72%)として得た。
中間体R7の調製
中間体R7を、中間体R6(0.61mmol)から出発して、中間体P9について報告された合成に従って調製し、0.24gを無色の油状物(96%)として得た。
化合物37の調製
DMF(5.3mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸[1216142-18-5](87.3mg、0.388mmol)、中間体R7(158mg、0.388mmol)、及びDIPEA(0.335mL、1.94mmol)の混合物に、EDCI●HCl(74.5mg、0.388mmol)、及びHOBt●HO(59.5mg、0.388mmol)を連続して添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、真空中で蒸発させた。粗混合物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:ヘプタン/EtOAc:80/20から30/70の勾配)により精製した。所望の画分を合わせ、真空下で蒸発させた。生成物(163mg)をEtO中で超音波処理し、濾過して、118mgの化合物37を白色の固体(53%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.09(d,J=1.6Hz,1H)8.47(t,J=5.9Hz,1H)7.68(d,J=9.5Hz,1H)7.42-7.50(m,2H)7.16-7.25(m,2H)4.49(d,J=5.9Hz,2H)4.07-4.15(m,2H)3.83(s,3H)3.53-3.61(m,2H)3.00(q,J=7.5Hz,2H)1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物38の合成
Figure 2024510478000069
中間体S1の調製
室温でDCE(6.5mL)中のDMF(103μL、1.33mmol)の溶液にPOCl(123μL、1.33mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、混合物を0℃に冷却し、DCE(6.5mL)中の中間体E7(430mg、1.33mmol)を滴加し、混合物を0℃で2時間撹拌した。水及びDCMを添加した。水層をNaHCOでpH8にゆっくり塩基性化した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、421mgの中間体S1を黄色の固体として得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
中間体S2の調製
スチール容器中で、MeOH(10.5mL)及びEtOAc(10.5mL)中の中間体S1(421mg、1.20mmol)、水酸化パラジウム(100mg、0.14mmol)、及びHO中1MのHCl(1.2mL、1.2mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で3時間水素化した。混合物をcelite(登録商標)パッドで濾過して、413mgの中間体S2を黄色の固体として得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
化合物38の調製
DCM(11mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216142-18-5]、240mg、1.07mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.75mL、4.35mmol)の溶液に、EDCI●HCl(210mg、1.10mmol)及びHOBt●HO(170mg、1.11mmol)、次いで中間体S2(410mg、1.13mmol)を添加し、混合物を室温で16時間撹拌した。DCM及び水を添加した。層を分離し、有機層を飽和NaHCO水溶液及びブラインで洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗製物を逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:80%(0.2%のNHHCO水溶液)、20%MeCN~40%(0.2%のNHHCO水溶液)、60%MeCNの勾配)により精製した。MeCNを蒸発させ、生成物をDCM/MeOH(9:1)で抽出した(3回)。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、176mgの薄黄色の固体を得た。それを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:16CVにわたって60%(0.2%のNHHCO水溶液)、40%MeCNから45%(0.2%のNHHCO水溶液)、55%MeCN)により精製した。全ての画分を合わせて、139mgを黄色の固体として得た。それを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、液体充填(DMSO)、移動相:70%(0.2%のNHHCO水溶液)、30%ACN~50%(0.2%のNHHCO水溶液、50%ACN)により精製して、39mgを白色の固体として得た。それをDCM/MeOHに可溶化し、次いで先の画分と合わせ、蒸発させ、高真空下で乾燥させて(50℃、2時間)、68mgをオフホワイト色の固体として得た。それをMeOH中で共蒸発させ(5回)、次いで高真空下で乾燥させて(50℃、6時間)、65mgの化合物38をオフホワイト色の固体(12%)として得た。
主要回転異性体(84%)H NMR(500MHz,DMSO-d6,350K)δppm 9.07(s,1H),8.57(s,1H),8.15(br t,J=5.2Hz,1 H),7.61(d,J=9.5Hz,1H),7.53(s,1H),7.39(dd,J=9.6,2.0Hz,1H),7.28(d,J=8.5Hz,2H),7.19(d,J=8.5Hz,2H),4.47(d,J=6.0Hz,2H),3.78(br t,J=4.7Hz,2H),3.64(br t,J=4.8Hz,2H),2.97(q,J=7.6Hz,2H),1.26(t,J=7.6Hz,3H)。マイナー回転異性体(16%)H NMR(500MHz,DMSO-d6,350K)δppm 9.07(s,1H),8.57(s,1H),8.15(br t,J=5.2Hz,1H),7.61(d,J=9.5Hz,1H),7.53(s,1H),7.39(dd,J=9.6,2.0Hz,1H),7.28(d,J=8.5Hz,2H),7.19(d,J=8.5Hz,2H),4.47(d,J=6.0Hz,2H),3.90(m,2H)3.73(m,2H),2.97(q,J=7.6Hz,2H),1.26(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物39の合成
Figure 2024510478000070
中間体T1の調製
下、5℃で、2-MeTHF(6mL)中の3-クロロ-4-メトキシピリジン-2-アミン(CAS[1232431-05-8]、0.2g、1.26mmol)の溶液に、エチル-3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4]、0.18mL、1.26mmol)、及びヨードベンゼンジアセテート((ジアセトキシヨード)ベンゼン)(0.406g、1.26mmol)を添加し、次いで三フッ化ホウ素エーテラート(16.5μL、0.063mmol)を滴加した。溶液を5℃で30分間撹拌し、次いで室温に温め、2時間撹拌した。追加量のエチル-3-オキソバレレート(0.09mL、0.63mmol)、ヨードベンゼンジアセテート(0.203g、0.63mmol)、及び三フッ化ホウ素エーテラート(16.5μL、0.063mmol)を添加し、混合物をNでパージし、室温で1時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。層を分離し、有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮した。粗製物を分取LC(定形SiOH、30μm、24g液体充填(DCM)、移動相:3CVのヘプタン95%、EtOAc5%の均一濃度、次いで12CVにわたってヘプタン60%、EtOAc40%への勾配)により精製して、295mgの中間体T1を白色の固体(83%)として得た。
中間体T2の調製
水(4.8mL)及びEtOH(4.8mL)中の中間体T1(270mg、0.96mmol)の溶液に、NaOH(115mg、2.88mmol)を添加し、混合物を室温で4日間撹拌した。混合物を蒸発させて、371mgの中間体T2を薄黄色の固体(純度71%)として得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
化合物39の調製
DMF(9.5mL)中の中間体T2(371mg、0.952mmol)及びジイソプロピエチルアミン(0.50mL、2.90mmol)の溶液に、HOBt●HO(160mg、1.05mmol)及びEDCI●HCl(195mg、1.02mmol)、次いで中間体E9(400mg、0.959mmol)を添加した。混合物を室温で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、次いでDCMに取り込み、飽和NaHCO水溶液を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、橙色のゴムを得た。粗製物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、50g液体充填(DCM中)、移動相:12CVにわたってヘプタン75%、EtOAc/MeOH(9:1)25%からヘプタン25%、EtOAc/MeOH(9:1)75%の勾配)により精製した。清澄画分を合わせ、蒸発させて、312mgを薄黄色の固体として得た。それを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:12CVにわたって55%(0.2%のNHHCO水溶液)、45%MeCNから5%(0.2%のNHHCO水溶液)、95%MeCN)により精製して、286mgをオフホワイト色の固体として得た。それをMeCN(懸濁液)中で超音波処理し、次いで濾別した。固体を高真空下で乾燥させて(50℃、6時間)、230mgの化合物39を白色の固体(43%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.94(d,J=7.7Hz,1H),8.35(t,J=5.9Hz,1H),7.26-7.35(m,3H),7.12-7.23(m,3H),4.45(br d,J=5.9Hz,2H),4.07(br d,J=4.4Hz,2H),3.99(s,3H),3.82(t,J=4.6Hz,2H),2.95(q,J=7.6Hz,2H),1.24(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物40及び化合物41の合成
Figure 2024510478000071
中間体U1の調製
NMP(14 mL)中の中間体E6(1.00g、2.58mmol)、エチル-3-エトキシ-3-イミノプロパノエート塩酸塩(CAS[2318-25-4]、2.17g、7.75mmol)、及びトリエチルアミン(1.08mL、7.75mmol)の混合物を、封管中で150℃で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。水相をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機相を飽和NaClで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、1.85gを褐色の油状物として得た。それをEtOAcで希釈し、NaClの希釈溶液で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濃縮して、1.03gの中間体U1を得た。理論量に基づき、粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
中間体U2の調製
-78℃で、乾燥DCM(45mL)中の中間体U1(900mg、2.19mmol)及びトリエチルアミン(914μL、6.58mmol)の溶液に、DCM中のTfO 1M(3.1mL、3.1mmol)を滴加し、反応混合物を15分間撹拌した。反応混合物をDCM及び水で希釈した。有機相を、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、1.0gを得た。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g、液体充填(DCM)、移動相勾配:5CVにわたって0~50%、次いで5CVの均一濃度のヘプタン中の(EtOAc/MeOH(90:10)))により精製して、456mgの中間体U2を橙褐色の油状物(38%)として得た。
中間体U3の調製
水素化ホウ素リチウム(276μL、0.553mmol)を、THF(5mL)中の中間体U2(150mg、0.276mmol)の溶液に添加し、溶液を室温で15時間撹拌した。水素化ホウ素リチウム(276μL、0.553mmol)を添加し、反応混合物を6時間撹拌した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。水層を再度EtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3回)、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させて、132mgの中間体U3(95%)を黄色の残留物として得た。
中間体U4の調製
したがって、中間体U4を、中間体U3(0.132g、0.26mmol)から出発して、中間体S2と同じ方法で調製し、0.11g(定量的)を得た。
化合物40の調製
DMF(4mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216142-18-5]、67mg、0.300mmol)、中間体U4(110mg、0.300mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(155μL、0.901mmol)の溶液に、EDCI●HCl(58mg、0.30mmol)及びHOBt●HO(46mg、0.30mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残留物を、EtOAc及び水に取り込んだ。有機層を飽和NaClで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮して、143mgを得た。粗製物を分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g、液体充填(DCM)、移動相勾配:5CVにわたって0~50%、次いで5CVの均一濃度のヘプタン中の(EtOAc/MeOH(90:10)))により精製して、100mgを白色の固体として得た。それを逆相(球状C18、25μm、40gYMC-ODS-25、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相勾配:55%(0.2%のNHHCO水溶液)、45%MeCNから75%(0.2%のNHHCO3水溶液)MeCN)により精製して、19mg及び59mgの残留物を得、これらをEtOH及びMeCNと共蒸発させて、80mgの化合物40を黄色がかった固体(合わせた収率:57%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.03-9.13(m,1H)8.41(br t,J=6.0Hz,1H)7.66(d,J=9.5Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,1.9Hz,1H)7.32(d,J=8.5Hz,2H)7.16(d,J=8.5Hz,2H)4.66(t,J=5.7Hz,1H)4.47(d,J=6.0Hz,2H)3.96(br t,J=5.0Hz,2H)3.84(t,J=4.9Hz,2H)3.73(q,J=6.6Hz,2H)2.98(q,J=7.6Hz,2H)2.74(t,J=6.9Hz,2H)1.26(t,J=7.6Hz,3H)
化合物41の調製
したがって、化合物41を、6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]-ピリミジン-3-カルボン酸(CAS[2059140-68-8]、0.32mmol)及び中間体U4(0.32mmol)から出発して、化合物40と同じ方法で調製し、0.067g(37%)を薄緑色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.39(d,J=2.5Hz,1H)8.68(d,J=2.5Hz,1H)8.55(t,J=5.8Hz,1H)7.31(m,J=8.5Hz,2H)7.15(m,J=8.5Hz,2H)4.70(t,J=5.7Hz,1H)4.47(d,J=6.0Hz,2H)3.95(br t,J=4.9Hz,2H)3.79-3.88(m,2H)3.72(q,J=6.6Hz,2H)3.01(q,J=7.4Hz,2H)2.73(t,J=6.8Hz,2H)1.27(t,J=7.6Hz,3H)
化合物42の合成
Figure 2024510478000072
ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL、2.32mmol)及びDMF(6mL)中の中間体Q2(125mg、0.568mmol)の溶液に、EDCI●HCl(145mg、0.756mmol)、HOBt●HO(120mg、0.784mmol)、次いで中間体E9(205mg、0.571mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、DCM及び飽和NaHCO水溶液に取り込んだ。層を分離し、有機層を水、ブライン(2回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗製物を、分取LC(定形SiOH、30μm、24g液体充填(DCM)、移動相勾配:12CVにわたってヘプタン80%、EtOAc/MeOH(9:1)20%からヘプタン20%、EtOAc/MeOH(9:1)80%)により精製し、166mgの白色の固体を得た。それをMeCNから再結晶化させ、次いで濾別し、高真空下で乾燥させて、107mgの化合物42を白色の固体(36%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.64(d,J=2.2Hz,1H),8.30(t,J=5.8Hz,1H),7.53(d,J=9.5Hz,1H),7.27-7.36(m,3H),7.14-7.22(m,3H),4.47(d,J=5.9Hz,2H),4.08(br t,J=4.5Hz,2H),3.83(br t,J=4.5Hz,2H)3.76(s,3H),2.95(q,J=7.5Hz,2H),1.24(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物43の合成
Figure 2024510478000073
中間体V1の調製
封管中で、1,4-ジオキサン(3.44mL)及び水(0.49mL)中のイミダゾ[1,2-a]-ピリジン-3-カルボン酸、6-ブロモ-2-エチル-エチルエステル(CAS[1908481-13-9]、400mg、1.35mmol)、カリウム(メトキシメチル)トリフルオロボレート(614mg、4.04mmol)、及び炭酸セシウム(1.32g、4.04mmol)の懸濁液をNでパージした。RuPhos(62.8mg、0.135mmol)及びRuPhos Pd G3(113mg、0.135mmol)を添加し、混合物を再度Nでパージし、次いで100℃で一晩撹拌した。混合物を濾別し、濾液を蒸発させた。粗製物を、分取LC(定形SiOH、30μm、50g乾燥充填(Celite(登録商標)上)、移動相勾配:12CVにわたってヘプタン90%、EtOAc/MeOH(9:1)10%からヘプタン50%、EtOAc/MeOH(9:1)50%)により精製して、317mgの中間体V1を無色のゴムとして得、これを標準で結晶化した(66%)。
中間体V2の調製
水(4mL)及びEtOH(4mL)中の中間体V1(317mg、0.894mmol)の溶液に、NaOH(107mg、2.68mmol)を添加し、混合物を室温で24日間撹拌した。混合物を蒸発させて、518mgの中間体V2を黄色のゴムとして得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
化合物43の調製
したがって、化合物43を、中間体V2(0.9mmol)及び中間体E9(0.84mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製し、0.113g(22%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.93(s,1H),8.38(t,J=6.0Hz,1H),7.58(d,J=9.1Hz,1H),7.26-7.36(m,4H),7.19(d,J=8.5Hz,2H),4.43-4.51(m,4H),4.08(br t,J=4.6Hz,2H),3.83(t,J=4.7Hz,2H),3.30(s,3H),2.96(q,J=7.4Hz,2H),1.25(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物44の合成
Figure 2024510478000074
したがって、化合物44を、5-メトキシ-2-メチルピラゾロ[1,5-a]-ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1352395-28-8]、0.37mmol)及び中間体N3(0.37mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.19g(42%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.51(d,J=7.6Hz,1H)7.91(t,J=6.0Hz,1H)7.43(t,J=8.7Hz,1H)7.26(d,J=2.8Hz,1H)7.12-7.23(m,2H)6.64(dd,J=7.6,2.8Hz,1H)4.44(d,J=5.7Hz,2H)4.07-4.15(m,2H)3.86(s,3H)3.82(s,3H)3.53-3.60(m,2H)2.53(s,3H)
化合物45の合成
Figure 2024510478000075
中間体W1の調製
乾燥アセトニトリル(7.5mL)中の4-クロロ-5-メトキシピリジン-2-アミン(CAS[867131-26-8]、500mg、3.15mmol)の溶液に、エチル3-オキソバレレートエチル3-オキソバレレート(0.90mL、6.3mmol)、ブロモトリクロロメタン(1.1mL、11mmol)、及び重炭酸カリウム(947mg、9.46mmol)を添加した。混合物を80℃で16時間撹拌した。反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。次いで、有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、40g、celite(登録商標)で乾燥充填、移動相勾配:15CVのヘプタン/EtOAc 95/5からヘプタン/EtOAc 40/60)により精製して、458mgの中間体W1を黄色の固体(収率51%)として得た。
中間体W2の調製
水(8.1mL)、EtOH(8.1mL)、及びMeOH(9.8mL)中の中間体W1(456mg、1.61mmol)及びNaOH(194mg、4.86mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残留物をMeOHで可溶化し、HClの3N水溶液で酸性化した。溶液を蒸発させて、726mgの黄色の固体を得た。DCM及びMeOHを黄色の固体に添加した。次いで、混合物を濾別し、濾液を蒸発させて、443mgの中間体W2をベージュ色の固体(純度93%、定量的)として得た。
化合物45の調製
したがって、化合物45を、中間体W2(0.46mmol)及び中間体N3(0.46mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.19g(69%)をベージュ色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.77(s,1H)8.32(t,J=5.8Hz,1H)7.86(s,1H)7.29(d,J=8.6Hz,2H)7.15(d,J=8.7Hz,2H)4.46(br d,J=5.7Hz,2H)4.10(br t,J=4.8Hz,2H)3.87(s,3H)3.85(s,3H)3.74(br t,J=4.8Hz,2H)2.95(q,J=7.5Hz,2H)1.24(t,J=7.5Hz,3H)
化合物46の合成
Figure 2024510478000076
中間体X1の調製
したがって、中間体X1を、5-クロロ-4-メトキシピリジン-2-アミンCAS[662117-63-7](6.31mmol)から出発して、中間体T1と同じ方法で調製して、1.23g(69%)を薄黄色の固体として得た。
中間体X2の調製
したがって、中間体X2を、中間体X1(4.35mmol)から出発して、中間体V2と同じ方法で調製し、0.83g(75%)を薄黄色の固体として得た。
化合物46の調製
したがって、化合物46を、中間体X2(0.45mmol)及び中間体R7(0.43mmol)から出発して、化合物化合物42と同じ方法で調製して、0.14g(48%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.11(s,1H),8.27(br t,J=5.8Hz,1H),7.44(t,J=8.5Hz,1H),7.16-7.25(m,3H),4.47(br d,J=5.7Hz,2H),4.08-4.13(m,2H),3.95(s,3H),3.83(s,3H),3.54-3.59(m,2H),2.96(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物47の合成
Figure 2024510478000077
したがって、化合物47を、中間体6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]-ピリミジン-3-カルボン酸CAS[2059140-68-8](0.38mmol)及び中間体P9(0.31mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.027g(15%)を白色のふわふわした固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.35(d,J=2.7Hz,1H),8.63(d,J=2.7Hz,1H),8.52(t,J=5.9Hz,1H),7.21(s,1H),7.12(d,J=9.4Hz,2H),4.46(br d,J=5.7Hz,2H),4.01(br s,2H),3.57(br t,J=4.3Hz,2H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),1.23(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物48の合成
Figure 2024510478000078
したがって、化合物48を、中間体Q2(0.52mmol)及び中間体R7(0.51mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.15g(52%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.67(d,J=2.2Hz,1H),8.31(t,J=5.8Hz,1H),7.54(d,J=9.8Hz,1H),7.45(t,J=8.7Hz,1H),7.15-7.25(m,3H),4.49(d,J=5.7Hz,2H),4.07-4.14(m,2H),3.83(s,3H),3.78(s,3H),3.54-3.60(m,2H),2.98(q,J=7.6Hz,2H),1.26(t,J=7.6Hz,3H)
化合物49の合成
Figure 2024510478000079
したがって、化合物49を、中間体W2(0.44mmol)及び中間体R7(0.44mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.164g(62%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.80(s,1H)8.36(br t,J=5.8Hz,1H)7.87(s,1H)7.45(t,J=8.5Hz,1H)7.15-7.26(m,2H)4.50(br d,J=5.7Hz,2H)4.10(br t,J=5.0Hz,2H)3.87(s,3H)3.82(s,3H)3.56(br t,J=5.0Hz,2H)2.98(q,J=7.6Hz,2H)1.26(t,J=7.6Hz,3H)
化合物50の合成
Figure 2024510478000080
中間体Y1の調製
したがって、中間体Y1を、2-アミノ-5-メトキシピリミジンCAS[13418-77-4](75.92mmol)から出発して、中間体X1と同じ方法で調製して、4.94g(26%)を黄色の固体として得た。
中間体Y2の調製
THF(3mL)中の中間体Y1(150mg、0.602mmol)の溶液に、水(1.5mL)中のLiOH(75.8mg、1.81mmol)の溶液を添加した。反応混合物を2時間にわたって45℃で撹拌した。混合物を蒸発させて、218mgの中間体Y2を黄色の固体として得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
化合物50の調製
したがって、化合物50を、中間体Y2(0.6mmol)及び中間体R7(0.55mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.098g(31%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.96(d,J=2.9Hz,1H),8.52(d,J=2.9Hz,1H),8.41(t,J=5.9Hz,1H),7.45(t,J=8.6Hz,1H),7.15-7.26(m,2H),4.50(d,J=5.7Hz,2H),4.08-4.14(m,2H),3.86(s,3H),3.83(s,3H),3.53-3.59(m,2H),3.02(q,J=7.5Hz,2H),1.28(t,J=7.5Hz,3H)
化合物51及び化合物52の合成
Figure 2024510478000081
化合物51の調製
したがって、化合物51を、2-エチル-7-メトキシイミダゾ[1,2-a]-ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1536994-62-3]、0.46mmol)及び中間体E9(0.46mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.195g(72%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.83(d,J=7.6Hz,1H)8.19(t,J=5.9Hz,1H)7.25-7.34(m,3H)7.18(d,J=8.7Hz,2H)7.00(d,J=2.4Hz,1H)6.70(dd,J=7.6,2.6Hz,1H)4.44(d,J=5.9Hz,2H)4.07(br t,J=4.4Hz,2H)3.78-3.88(m,5H)2.92(q,J=7.5Hz,2H)1.24(t,J=7.5Hz,3H)
化合物52の調製
したがって、化合物52を、2-エチル-7-メトキシイミダゾ[1,2-a]-ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1536994-62-3]、0.46mmol)及び中間体N3(0.46mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.178g(69%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.84(d,J=7.6Hz,1H)8.16(tJ=6.0Hz,1H)7.28(d,J=8.7Hz,2H)7.14(d,J=8.7Hz,2H)6.99(d,J=2.5Hz,1H)6.70(dd,J=7.7,2.7Hz,1H)4.43(dJ=5.7Hz,2H)4.10(br tJ=5.0Hz,2H)3.84(m,6H)3.73(br tJ=5.0Hz,2H)2.91(qJ=7.6Hz,2H)1.25(tJ=7.6Hz,3H)
化合物53の合成
Figure 2024510478000082
中間体Z1の調製
したがって、中間体Z1を、4,5-ジメトキシ-ピリジン-2-イルアミンCAS[1000843-61-7](1.3mmol)から出発して、中間体X1と同じ方法で調製して、0.135g(37%)を薄黄色の固体として得た
中間体Z2の調製
したがって、中間体Z2を、中間体Z1(0.49mmol)から出発して、中間体X2と同じ方法で調製して、0.209g(63%)を薄黄色の固体として得た。
化合物53の調製
したがって、化合物53を、中間体Z2(0.48mmol)及び中間体R7(0.4mmol)から出発して、化合物42と同じ方法で調製して、0.149g(最後の2ステップにわたって39%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.67(s,1H),8.11(t,J=5.8Hz,1H),7.44(t,J=8.6Hz,1H),7.15-7.23(m,2H),7.05(s,1H),4.47(d,J=5.7Hz,2H),4.07-4.14(m,2H),3.87(s,3H),3.83(s,3H),3.76(s,3H),3.53-3.59(m,2H),2.95(q,J=7.5Hz,2H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)
化合物54の合成
Figure 2024510478000083
乾燥1,4-ジオキサン(5mL)中の中間体C1(190mg、0.445mmol)、2-ブロモチアゾール(48.1μL、0.534mmol)、及びナトリウムtert-ブトキシド(214mg、2.23mmol)の混合物を、Nでパージした(3回)。Xantphos(51.5mg、89.0μmol)及びPd(OAc)(9.99mg、44.5μmol)を添加し、混合物をNでパージした(3回)。反応混合物を、100℃で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAc/MeOH(95/5)及び水で希釈した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、黄色の固体を得た。固体を分取LC(定形SiOH 30μm、25g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:15CVでDCM100%からDCM/(DCM:MeOH 80:20)90/10)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、真空下で蒸発させて、淡黄色の固体を得た。固体をEtO中で粉砕し、濾別し、EtOで洗浄し、次いで真空下で乾燥させて、153mgの化合物54を白色の固体(収率67%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.08(dJ=1.5Hz,1H)8.42(t,J=5.9Hz,1H)7.66(dJ=9.6Hz,1H)7.45(dd,J=9.5,2.1Hz,1H)7.40(d,J=3.7Hz,1H)7.27(d,J=8.7Hz,2H)7.22(d,J=8.7Hz,2H)7.17(d,J=3.7Hz,1H)4.46(d,J=5.8Hz,2H)4.20(t,J=5.1Hz,2H)3.92(s,3H)3.67(t,J=5.1Hz,2H)2.98(q,J=7.6Hz,2H)1.26(t,J=7.6Hz,3H)
化合物55の合成
Figure 2024510478000084
中間体AA1の調製
封管中で、2-プロパノール(6mL)中の中間体A5(300mg、0.652mmol)、3-メトキシプロピオンイミド酸エチルエステル塩酸塩(328mg、1.96mmol)、及びトリメチルアミン(272μL、1.96mmol)の混合物を、90℃で1.5時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を濃縮した。残留物をEtOAcに取り込み、NaHCO水溶液(1%)を添加した。分離後、水相をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮して、280mgの中間体AA1を薄黄色の油状物として得、これを静置して結晶化させた(94%)。
化合物55の調製
トリエチルアミン(0.281mL、2.02mmol)を、乾燥DCM(4.6mL)中の中間体AA1(230mg、0.506mmol)の溶液に添加した。次いで、溶液を0℃(氷/水浴)で冷却した。TfOの1M溶液(1.01mL、1.01mmol)を滴加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。DCM及びNaHCO水溶液(10%)を添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、褐色のゴムを得、これを分取LC(無定形SiOH、30μm、24g、液体充填(DCM)、移動相勾配:12CVにわたってヘプタン90%、EtOAc/MeOH(9:1)10%からヘプタン25%、EtOAc/MeOH(9:1)75%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、208mgを黄色の固体として得た。それを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 25μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:12CVにわたって60%(0.2%のNHHCO水溶液)、40%MeCNから100%MeCNの勾配)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、175mgを黄色の固体として得た。それを、分取LC(無定形SiOH、30μm、24g液体充填(DCM)、移動相勾配:12CVにわたってヘプタン90%、EtOAc/MeOH(9:1)10%からヘプタン25%、EtOAc/MeOH(9:1)75%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、146mgを白色の固体として得た。これを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 25μm 30150mm、40g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相:14CVにわたって60%(0.2%のNHHCO水溶液)、40%MeCN/MeOH(1:1)から15%(0.2%のNHHCO水溶液)、85%MeCN/MeOH(1:1)の勾配)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、129mgを白色の固体として得た。それを、アキラルSFC(固定相:ジエチルアミノプロピル5μm 150×21.2mm、移動相:90%CO、10%MeOH)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、94mgを白色の固体として得た。これをMeCN(10mL)中で超音波処理し、蒸発させ(3回)、次いでMeCN(5mL)を添加し、生成物を濾過し、高真空下で乾燥させて(50℃、2時間)、84mgの化合物55を白色の固体(28%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.07(d,J=1.5Hz,1H),8.44(br t,J=5.7Hz,1H),7.67(d,J=9.4Hz,1H),7.45(dd,J=9.4,2.1Hz,1H),7.32(m,J=8.7Hz,2H),7.16(m,J=8.7Hz,2H),4.47(br d,J=5.9Hz,2H),3.90-4.00(m,2H),3.81-3.89(m,2H),3.66(t,J=6.7Hz,2H),3.26-3.29(m,3H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),2.82(t,J=6.7Hz,2H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)
以下の化合物を、本明細書に記載される手順に従って調製した。
Figure 2024510478000085
Figure 2024510478000086
Figure 2024510478000087
Figure 2024510478000088
Figure 2024510478000089
化合物73の合成
Figure 2024510478000090
中間体AB1の調製
5℃でMe-THF(200mL)中の2-アミノ-5-シアノピリジン(CAS[4214-73-7]、5g、42.0mmol)の溶液に、ヨードベンゼンジアセテート(13.5g、41.9mmol)及びエチル-3-オキソバレレート(10mL、70.1mmol)を添加した。次いで、三フッ化ホウ素エーテラート(550μL、2.10mmol)を滴加した。溶液を5℃で1時間撹拌した。混合物を室温に温め、2時間撹拌した。EtOAc及び飽和NaHCO溶液を添加した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し2回)、MgSO上で乾燥させ、濾別し、次いで蒸発させて、26gの褐色の液体を得た(これを静置して結晶化させた)。粗生成物を分取LC(無定形SiOH、15~40μm、330g、Grace、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン85%、EtOAc15%からヘプタン30%、EtOAc70%)により精製して、3.14gの中間体AB1を黄色の固体(30%)として得た。
中間体AB2の調製
窒素下で、NaH60%(0.677g、16.9mmol)を、乾燥トルエン(50mL)中の2-(トリメチルシリル)エタノール(2.43mL、16.9mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで、中間体AB1(0.823g、3.38mmol)を添加し、反応混合物を室温に温めながら16時間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Cl水溶液で加水分解し、EtOAcで抽出した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させ、分取LC(定形SiOH、30~40μm、40g、充填(DCM)、移動相勾配:100:0~50:50のヘプタン/EtOAc)により精製した。生成物を含有する画分を蒸発させて、559mg中間体AB2を白色の固体(52%)として得た。
化合物73の調製
フッ化セシウム(289mg、1.90mmol)を、F(8.4mL)中の中間体AB2(200mg、0.634mmol)の溶液に添加し、反応混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、ジイソプロピルエチルアミン(139μL、0.817mmol)及びHATU(267mg、0.701mmol)を添加し、反応混合物を室温で15分間撹拌した(反応混合物は褐色に変化した)。中間体R7(266mg、0.634mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。
反応混合物をEtOAcで希釈し、有機層を1%のNaHCO3水溶液、次いで水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮した。DCM及びMeOHを残留物に添加した。混合物を濾過した。沈殿物を、真空下、50℃で乾燥させて、160mgの粗生成物を白色の固体として得た。
粗生成物をEtOAc(15mL)とともに20分間加熱還流し、次いで、ゆっくり撹拌しながら18時間かけて室温にゆっくり冷却した。
固体を濾過し、冷EtOAcですすぎ、真空下、60℃で乾燥させて、128mgの化合物73を白色の固体(36%)として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.50(s,1H)8.63(t,J=5.9Hz,1H)7.78(d,J=9.3Hz,1H)7.66(dd,J=9.3,1.7Hz,1H)7.45(t,J=8.6Hz,1H)7.13-7.31(m,2H)4.51(d,J=5.87Hz,2H)4.06-4.19(m,2H)3.53-3.62(m,2H)3.02(q,J=7.50Hz,2H)1.28(t,J=7.46Hz,3H)。
化合物74の合成
Figure 2024510478000091
中間体AC1の調製
iPrOH 9.4mL)中の中間体A5(500mg、1.09mmol)、メチル-2,2-ジエトキシアセトイミデート(526mg、3.26mmol)、及びトリエチルアミン(453μL、3.26mmol)の混合物を90℃で2時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を濃縮した。残留物を、EtOAc及び水に取り込んだ。分離後、水相をEtOAcで抽出した(1回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 15~40μm、80g液体充填(DCM)、移動相勾配:20から80%のヘプタン中のEtOAc、次いで均一濃度)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、343mgの中間体AC1を白色の固体(63%)として得た。
中間体AC2の調製
ジイソプロピルエチルアミン(0.311mL、1.80mmol)を、DCM(5.5mL)中の中間体AC1(300mg、0.601mmol)の溶液に添加した。次いで、溶液を0℃(氷/水浴)で冷却した。DCM中のTfOの1M溶液(0.721mL、1.2当量、0.721mmol)を滴加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。追加量のDCM中のTfOの1M溶液(0.721mL、1.2当量、0.721mmol)を添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。NaHCOの飽和水溶液及びDCMを添加した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、褐色のゴムを得た。この粗生成物を、分取LC(定形SiOH、30μm、24g、液体充填(DCM)、移動相勾配:DCM100%からDCM85%、MeOH/AcOH(9:1)15%)により精製して、94mgの中間体AC2を橙色のゴムとして得た。
化合物74の調製
AcOH(29μL、0.51mmol)及びDCM(1.5mL)中の中間体AC2(94mg、0.17mmol)の溶液に、THF中のジメチルアミン(0.25mL、0.51mmol)の2M溶液を添加し、混合物を室温で6時間撹拌した。次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(71.5mg、0.34mmol)を添加し、混合物を室温で16日間撹拌した。飽和NaHCO水溶液を慎重に添加し、次いで、層を分離した。水層をDCMで抽出し(2回)、次いで、合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。粗生成物を、分取LC(定形SiOH 30μm、12g液体充填(DCM)、移動相勾配:ヘプタン80%、EtOAc/MeOH(9:1)20%からヘプタン15%、EtOAc/MeOH(9:1)85%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、68mgを薄黄色の油状物として得、これを逆相(固定相:YMC-actus Triart C18 25μm 30150mm、12g、乾燥充填(Celite(登録商標)、移動相:55%(0.2%のNHHCO水溶液)、45%MeCNから100%MeCNの勾配)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、無色の油状物を得て、これをEtO中で粉砕し、高真空下で乾燥させて(50℃、1時間)、40mgの化合物74を白色の固体(40%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.06(d,J=1.0Hz,1H)8.44(br t,J=5.8Hz,1H)7.67(d,J=9.7Hz,1H)7.45(dd,J=9.4,1.8Hz,1H)7.33(br d,J=8.6Hz,2H)7.19(br d,J=8.6Hz,2H)4.47(br d,J=5.5Hz,2H)3.90(br dd,J=16.6,4.2Hz,4H)2.97(q,J=7.5Hz,2H)2.19(s,7H)1.26(t,J=7.5Hz,4H)。
化合物75の合成
Figure 2024510478000092
中間体AD1の調製
四臭化炭素(26.9g、81.0mmol)を、MeCN(85mL)中の2-アミノ-4-メトキシピリジン[CAS:10201-73-7](5.02g、40.4mmol)及びエチル-3-オキソバレレート(8.69mL、60.8mmol)の溶液に添加し、反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、次いで分取LC(定形SiOH、30μm、330g、乾燥充填(Celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc95/5からEtOAc)により精製して、669mgの中間体AD1(16%)を得た。
中間体AD2の調製
水(20mL)及びEtOH(20mL)中の中間体AD1(1.55g、6.24mmol)の混合物に、NaOH(752mg、18.8mmol)を添加し、混合物を室温で2日間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、2.16gの中間体AD2(定量的)を得た。
化合物75の調製
DMF(6mL)中の中間体AD2(138mg、0.397mmol)、中間体R7(160mg、397μmol)、EDCI・HCl(99.1mg、0.517mmol)、HOBt(79.1mg、0.517mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(205μL、1.19mmol)の混合物を室温で20時間撹拌した。
残留物を、EtOAc及び水に溶解した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、橙色の油状物を得た。油状物を、分取LC(定形SiOH 30μm、12g乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc70:30から100%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、真空下で蒸発させて、黄色の固体を得、これをEtO中で粉砕した。上清をピペットで除去し、固体を真空下で乾燥させて、124mgの白色の固体を得、これをEtO中で共蒸発させて(3回)、120mgの化合物75を白色の固体(収率46%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.86(d,J=7.7Hz,1H)8.21(br t,J=5.8Hz,1H)7.44(t,J=8.5Hz,1H)7.12-7.26(m,2H)7.01(d,J=2.3Hz,1H)6.71(dd,J=7.6,2.5Hz,1H)4.47(br d,J=5.9Hz,2H)4.07-4.15(m,2H)3.84(d,J=8.2Hz,6H)3.52-3.61(m,2H)2.94(q,J=7.5Hz,2H)1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物76の合成
Figure 2024510478000093
乾燥1,4-ジオキサン(1.3mL)中の中間体A6(30.0mg、75.6μmol)、2-ブロモチアゾール(8.18μL、90.7μmol)、及びNaOtBu(36.3mg、0.378mmol)の混合物を、Nでパージした(3回)。次いで、XanthPhos(8.7mg、15μmol)及び酢酸パラジウムII(1.7mg、7.6μmol)を添加し、混合物をNでパージした(3回)。反応混合物を、80℃で22時間撹拌した。反応混合物をEtOAc/MeOH及び水で希釈した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、褐色の固体を得た。固体を分取LC(定形SiOH 30μm、12g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:DCM100%からDCM/(DCM:MeOH 80:20)30/70)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、真空下で蒸発させて、17mgの化合物76を黄色の固体(収率47%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.07(dJ=1.4Hz,1H)8.45(tJ=5.9Hz,1H)7.63-7.69(m,2H)7.45(ddJ=9.5,2.0Hz,1H)7.39(dJ=3.5Hz,1H)7.26(ddJ=36.7,8.7Hz,2H)7.16(dJ=3.5Hz,1H)4.46(dJ=5.6Hz,2H)4.00(tJ=5.0Hz,2H)3.78(tJ=5.0Hz,2H)2.98(qJ=7.5Hz,2H)1.26(tJ=7.5Hz、4H)。
以下の化合物もまた、本明細書に記載の手順に従って調製した。
Figure 2024510478000094
B.更なる手順
化合物127の合成
Figure 2024510478000095
HATU(0.099g、0.26mmol)を、乾燥Me-THF(1.52mL)及びDCM(0.51mL)中の2-(トリフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.052g、0.23mmol)及びDIPEA(0.097mL、0.56mmol)の溶液にN下で添加した。溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、中間体E9(0.08g、0.25mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水、次いでブラインで洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、黄色の油状物(0.167g)を得た。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μM、100/0から97/3のDCM/MeOH)により精製を行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、無色の油状物を得、これを静置して結晶化させた(0.102g)。逆層(固定相:YMC-actus Triart C18 10μm 30150mm、移動相:40%NHHCO0.2%、60%ACNから10%NHHCO0.2%、90%ACNの勾配)により精製を行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、0.037gを白色の泡状物として得た。それをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物127を白色の粉末0.032g(26%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.23(br s,1H),8.53(br d,J=6.4Hz,1H),7.79(br d,J=8.9Hz,1H),7.55(br t,J=7.5Hz,1H),7.25-7.37(m,3H),7.20(br d,J=8.1Hz,3H),4.42-4.56(m,2H),4.08(br s,2H),3.84(br s,2H)。
化合物128の合成
Figure 2024510478000096
したがって、化合物128を、2-(ジフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[2059954-47-9]、0.23mmol)及び中間体E9から出発して、化合物127と同じ方法で調製して、白色の粉末0.045g(39%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.96(br t,J=5.6Hz,1H),8.79(d,J=7.0Hz,1H),7.76(d,J=9.0Hz,1H),7.52(t,J=7.8Hz,1H),7.25-7.45(m,4H),7.20(d,J=8.7Hz,2H),7.16(td,J=6.9,1.1Hz,1H),4.48(d,J=5.6Hz,2H),4.08(br t,J=4.5Hz,2H),3.84(t,J=4.8Hz,2H)。
化合物137の合成
Figure 2024510478000097
HATU(0.093g、0.24mmol)を、乾燥Me-THF(1.43mL)及びDCM(0.48mL)中の2-(ジフルオロメチル)-5H,6H,7H,8H-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(0.046g、0.21mmol)及びDIPEA(0.091mL、0.53mmol)の溶液にN下で添加した。溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、中間体R7(0.095g、0.23mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水、次いでブラインで洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、黄色の油状物(0.271g)を得た。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μM、100/0から97/3のDCM/MeOH)により精製を行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、0.112gを無色の油状物として得、これを放置して結晶化させた。それをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物137を白色の粉末0.096g(79%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.77(br t,J=5.6Hz,1H),7.44(t,J=8.6Hz,1H),7.10-7.19(m,2H),6.95(t,J=54.3Hz,1H),4.40(br d,J=5.8Hz,2H),4.06-4.15(m,2H),4.02(br t,J=5.5Hz,2H),3.83(s,3H),3.54-3.60(m,2H),2.78(br t,J=6.3Hz,2H),1.89(br d,J=4.6Hz,2H),1.83(br d,J=5.5Hz,2H)
化合物79の合成
Figure 2024510478000098
したがって、化合物79を、2-(トリフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.21mmol)及び中間体R-7(0.23mmol)から出発して、化合物137と同じ方法で調製して、白色の粉末0.09g(70%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.27(t,J=5.8Hz,1H),8.57(d,J=6.9Hz,1H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.40-7.62(m,2H),7.14-7.27(m,3H),4.47-4.56(m,2H),4.08-4.14(m,2H),3.84(s,3H),3.52-3.63(m,2H)
化合物132の合成
Figure 2024510478000099
中間体AB-1の調製
封管中、ACN(12mL)中の2-アミノ-5-クロロピコリン(CAS[36936-27-3]、1.00g、7.01mmol)の溶液に、エチル-エチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4]、2.00mL、14.0mmol)、ブロモトリクロロメタン(2.40mL、24.4mmol)、及び重炭酸カリウム(2.12g、21.2mmol)を添加した。混合物を80℃で16時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、蒸発させ、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、80g、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 90:10から10:90)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、0.95gの中間体AB-1を橙色の固体(51%)として得た。
中間体AB-2の調製
水(2.2mL)及びEtOH(2.2mL)中の中間体AB-1(180mg、0.675mmol)の混合物に、NaOH(81mg、2.03mmol)を添加し、混合物を40℃で18時間撹拌した。
反応混合物を蒸発させて、270mgの中間体AB-2(定量的、純度65%)を得た。
化合物132の調製
中間体AB-2(150mg、0,374mmol、純度65%)、中間体R7(151mg、0,374mmol)、HATU(157mg、0.414mmol)、DIPEA(82μL、0.48mmol)、及びDMF(2.3mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、有機層を1%NaHCO水溶液、次いで水及びブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾別し、濃縮し、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、40g Grace、充填(DCM)、移動相勾配:7CVでヘプタン/EtOAc:50/50から0/100、次いで7CVでEtOAc100%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、116mgを白色の固体として得た。それを分取LC(球状C18 25μm、40g YMC-ODS-25、(MeOH/MeCN)、移動相勾配70:30から0:100の0.2%のNH HCO /MeCN水溶液)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、86mgの化合物132を白色の固体(39%)として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.12(s,1H),8.35(t,J=5.9Hz,1H),7.64(s,1H),7.45(t,J=8.6Hz,1H),7.11-7.27(m,2H),4.48(d,J=5.9Hz,2H),4.11(br t,J=5.2Hz,2H),3.83(s,3 H),3.57(br t,J=4.9Hz,2H),2.99(q,J=7.5Hz,2H),2.40(s,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物141の合成
Figure 2024510478000100
中間体AC-1の調製
5℃でMe-THF(8mL)中の5-クロロ-4-フルオロ-2-ピリジンアミン(CAS[1393574-54-3]、250mg、1.71mmol)の溶液に、ヨードベンゼンジアセテート(550mg、1.71mmol)及びエチル-エチル3-オキソバレレート(0.4mL、2.80mmol)を添加した。次いで、三フッ化ホウ素エーテラート(25μL、95.5μmol)を滴加した。溶液を5℃で1時間撹拌した。混合物を室温に温め、18時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させ、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、40g、grace、充填(DCM)移動相勾配:10CVにわたってヘプタン/EtOAc 90:10から10:90)により精製して、119mgの中間体AC-1を淡褐色の固体(P1;26%)として得た。
中間体AC-2の調製
中間体AC-1(200mg、0.739mmol)、水酸化リチウム(177mg、7.39mmol)、水(3.2mL)、及びTHF(4.4mL)の混合物を50℃で18時間撹拌した。EtOAc及び10%のKHSO水溶液を添加した。有機層を乾燥させ(MgSO)、蒸発させて、179mgの中間体AC-2を黄色の固体(定量的)として得た。
化合物141の調製
したがって、化合物141を、中間体AC-2(0.78mmol)及び中間体R7から出発して、化合物132と同じ方法で調製して、0.127g(27%)を白色の粉末として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.24(d,J=7.3Hz,1H),8.45(br t,J=5.8Hz,1H),7.79(d,t,J=9.9Hz,1H),7.45(t,t,J=8.7Hz,1H),7.12-7.27(m,2H),4.49(d,t,J=5.9Hz,2H),4.11(t,t,J=4.9Hz,2H),3.83(s,3H),3.57(t,t,J=4.9Hz,2H),2.99(q,t,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)
化合物158の合成
Figure 2024510478000101
中間体AD-1の調製
したがって、化合物AD-1を、6,7-ジヒドロ-5h-シクロペンタ[d]ピリミジン-2-アミン(CAS[108990-72-3]、7.4 mmol)から出発して、化合物AC-1と同じ方法で調製して、0.726g(38%)を得た。
中間体AD-2の調製
したがって、化合物AD-2を、AD-1(0.77mmol)から出発して、化合物AB-2と同じ方法で調製して、0.446g(44%)を得た。
化合物158の調製
したがって、化合物158を、中間体AD-2(0.77mmol)及び中間体R7から出発して、化合物132と同じ方法で調製して、0.145g(32%)を白色の粉末として得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.10(s,1H),8.39(t,J=6.0Hz,1H),7.44(t,J=8.5Hz,1H),7.12-7.26(m,2H),4.47(d,J=5.9Hz,2H),4.10(t,J=4.8Hz,2H),3.83(s,3H),3.56(t,J=4.8Hz,2H),2.89-3.03(m,6H),2.05-2.16(m,2H),1.26(t,J=7.6Hz,3H)。
化合物193の調製
Figure 2024510478000102
したがって、化合物193を、中間体AI-3(0.44mmol)及び中間体R-7(0.37mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、白色の固体0.108g(52%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 9.19-9.10(m,1H),8.51(d,J=2.4Hz,1H),8.44(t,J=5.9Hz,1H),7.44(t,J=8.6Hz,1H),7.26-7.14(m,2H),4.49(d,J=5.9Hz,2H),4.14-4.03(m,2H),3.83(s,3H),3.59-3.53(m,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),2.34(d,J=0.6Hz,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物194の調製
Figure 2024510478000103
したがって、化合物194を、6-クロロ-2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[874830-60-1](0.7mmol)及び中間体R-7(0.47mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、白色の固体0.110g(39%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 9.23(t,J=5.8Hz,1H),8.35(s,1H),7.70(d,J=9.3Hz,1H),7.52-7.37(m,2H),7.19(m,2H),4.51(d,J=5.8Hz,2H),4.17-4.07(m,2H),3.84(s,3H),3.63-3.55(m,2H),2.34(s,3H)。
化合物204の調製
Figure 2024510478000104
したがって、化合物204を、2-エチル-6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1368682-64-7]、0.84mmol)及び中間体R-7(0.7mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、白色の固体0.132g(34%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 9.09-9.01(m,1H),8.40(t,J=5.9Hz,1H),7.73-7.64(m,1H),7.53-7.41(m,2H),7.25-7.14(m,2H),4.49(d,J=5.9Hz,2H),4.15-4.05(m,2H),3.83(s,3H),3.61-3.51(m,2H),3.00(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物206の調製
Figure 2024510478000105
したがって、化合物206を、中間体AM-2(0.61mmol)及び中間体R-7(0.47mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、ベージュ色の粉末0.07g(24%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 9.02(t,J=5.7Hz,1H),8.92(d,J=1.7Hz,1H),7.83(d,J=9.6Hz,1H),7.61(dd,J=9.6,2.0Hz,1H),7.52-7.16(m,4H),4.51(d,J=5.7Hz,2H),4.13-4.07(m,2H),3.83(s,3H),3.60-3.55(m,2H)。
化合物209の調製
Figure 2024510478000106
したがって、化合物209を、中間体AQ-2(0.56mmol)及び中間体R-7(0.4mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、白色の粉末0.142g(59%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 8.95(s,1H),8.41(t,J=5.9Hz,1H),7.80(s,1H),7.44(t,J=8.6Hz,1H),7.26-7.14(m,2H),4.48(d,J=5.9Hz,2H),4.15-4.06(m,2H),3.83(s,3H),3.60-3.52(m,2H),2.97(q,J=7.5Hz,2H),2.32(s,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物210の調製
Figure 2024510478000107
したがって、化合物210を、中間体AL-2(0.55mmol)及び中間体R-7(0.4mmol)から出発して、化合物158と同じ方法で調製して、白色の固体0.161g(68%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 8.92(d,J=1.4Hz,1H),8.60(t,J=5.9Hz,1H),7.62(dd,J=10.6,1.6Hz,1H),7.45(t,J=8.6Hz,1H),7.26-7.15(m,2H),4.50(d,J=5.8Hz,2H),4.15-4.06(m,2H),3.83(s,3H),3.61-3.52(m,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
中間体AA-3の調製
Figure 2024510478000108
中間体AA-1の調製
HFIP(490mL)中の中間体R4(19.6g、48.4mmol)及びオルトギ酸トリメチル(15.9mL、145mmol)の溶液を60℃で45分間撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残留物をDCMで希釈し、10%のKCO水溶液を添加した。水層をDCM/MeOH(95/5)で2回抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。粗製物(m=25.6g)を、分取LC(定形SiOH 30μm、330g乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン75%、EtOAc/MeOH(9:1)25%からヘプタン25%、EtOAc/MeOH(9:1))により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、14.61gの中間体AA-1を無色の油状物として得、これを静置して結晶化させた(85%)。
中間体AA-2の調製
-5℃(氷/NaCl固体)で、乾燥DCM(340mL)中の中間体AA-1(14.6g、42.7mmol)及びDIPE(22.1mL、128mmol)の溶液に、滴下漏斗を使用して、DCM中1MのTfO(47mL、47mmol)を15分かけて滴加し、撹拌を5分間続けた。反応混合物を飽和NaHCO水溶液でクエンチした。層を分離し、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物(m=36.4g)を、分取LC(定形SiOH、30μm、120g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc90/10から70/30)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、真空下で蒸発させて、10.18gの中間体AA-2を白色の固体(50%)として得た。
中間体AA-3の調製
スチールボム中で、MeOH(150mL)及びEtOAc(150mL)中の中間体AA-2(10.2g、21.5mmol)、炭素上20%水酸化パラジウム公称50%水(3.01g、2.15mmol)、及び3MのHCl水溶液(7.15mL、7.15mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で1時間水素化した。混合物をcelite(登録商標)パッドで濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を蒸発させ、次いでMeOHと共蒸発させて(2回)、7.86gの中間体AA-3を得た。
化合物163の合成
Figure 2024510478000109
HATU(0.083g、0.22mmol)を、乾燥Me-THF(1.28mL)及びDCM(0.43mL)中の6-エチル-2-メチルイミダゾ[2,1-b][1,3]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[1131613-58-5]、0.04g、0.19mmol)及びDIPEA(0.082mL、0.48mmol)の溶液にN下で添加した。溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、中間体AA-3(0.083g、0.22mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水、次いでブラインで洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、無色の油状物を得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、白色の泡状物0.096gを得た。それをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物163を白色の粉末0.088g、86%として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.14(br t,J=5.8Hz,1H),7.90(s,1H),7.38(s,1H),7.32(t,J=8.5Hz,1H),7.20(br d,J=13.1Hz,1H),7.16(br d,J=8.2Hz,1H),4.44(br d,J=6.0Hz,2H),4.10(br s,2H),3.59-3.68(m,2H),2.88(q,J=7.5Hz,2H),2.42(s,3H),1.22(t,J=7.5Hz,3H)
化合物147の合成
Figure 2024510478000110
したがって、化合物147を、2-(ジフルオロメチル)-5H,6H,7H,8H-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[2060043-79-8]、0.19mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物163と同じ方法で調製して、白色の粉末0.08g(77%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 8.79(br t,J=5.6Hz,1H),7.38(s,1H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),7.07-7.23(m,2H),6.95(t,J=54.2Hz,1H),4.41(br d,J=5.9Hz,2H),4.10(br s,2H),4.02(br t,J=5.5Hz,2H),3.65(br t,J=4.6Hz,2H),2.68-2.91(m,2H),1.89(br d,J=4.3Hz,2H),1.83(br d,J=5.3Hz,2H)
化合物159の合成
Figure 2024510478000111
したがって、化合物159を、2-(ジフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[2059954-47-9]、0.19mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物163と同じ方法で調製して、白色の粉末0.084g(82%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d)δppm 9.00(br s,1H),8.81(br d,J=7.0Hz,1H),7.77(d,J=9.0Hz,1H),7.08-7.59(m,7H),4.52(br s,2H),4.10(br s,2H),3.66(br t,J=4.5Hz,2H)
化合物135の合成
Figure 2024510478000112
したがって、化合物135を、2-クロロ-6-エチル-2-メチルイミダゾ[2,1-b][1,3]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[2089471-58-7]、0.21mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物163と同じ方法で調製して、白色の粉末0.056g(49%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.31(m,1H),8.28(br t,J=5.8Hz,1H),7.38(m,1H),7.33(br t,J=8.5Hz,1H),7.21(br d,J=13.4Hz,1H),7.16(br d,J=8.2Hz,1H),4.45(br d,J=5.8Hz,2H),4.10(br s,2H),3.64(br t,J=4.4Hz,2H),2.89(q,J=7.4Hz,2H),1.22(br t,J=7.5Hz,3H)
化合物152の合成
Figure 2024510478000113
したがって、化合物152を、2-(トリフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.92mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物163と同じ方法で調製して、白色の粉末0.418g(82%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.29(t,J=5.8Hz,1H),8.57(d,J=6.9Hz,1H),7.80(d,J=9.2Hz,1H),7.56(ddd,J=9.1,6.9,1.1Hz,1H),7.39(s,1H),7.36(t,J=8.5Hz,1H),7.22-7.26(m,1H),7.18-7.22(m,2H),4.53(d,J=5.8Hz,2H),4.11(br t,J=4.3Hz,2H),3.67(t,J=4.7Hz,2H)
化合物124の合成
Figure 2024510478000114
DMF(1.7mL)中の6-クロロ-2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[874830-60-1]、100mg、0.378mmol)及びDIPEA(0.306mL、1.80mmol)の溶液に、HATU(164mg、0.432mmol)を添加した。10分間撹拌した後、中間体AA-3(137mg、0.360mmol)を添加し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。褐色のペーストを分取LC(定形SiOH 30μm、25g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc90/10から30/70)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、216mgを黄色の固体として得た。それをEtO中で粉砕した。混合物を濾別した。固体をEtOですすぎ、回収し、真空下で乾燥させて、172mgを白色の固体として得た。それをEtOAcに溶解し、蒸発させて(3回)、158mgを白色の固体として得た。それをMeCNと共蒸発させ(3回)、真空下で乾燥させて、143mgの化合物124を白色の固体(50%)として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.28(br s,1H),8.75(m,1H),7.87(d,J=9.4Hz,1H),7.65(dd,J=9.4,1.8Hz,1H),7.31-7.41(m,2H),7.15-7.30(m,2H),4.54(br d,J=4.1Hz,2H),4.10(br t,J=4.0Hz,2H),3.67(br t,J=4.6Hz,2H)
化合物129の合成
Figure 2024510478000115
したがって、化合物129を、8-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1517795-25-3]、0.6mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.136g(41%)を白色の粉末として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.90(br d,J=6.9Hz,1H),8.59(br t,J=5.6Hz,1H),7.59(br d,J=7.5Hz,1H),7.30-7.46(m,2H),7.15-7.29(m,2H),7.01(br t,J=7.1Hz,1H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.4Hz,2H),3.65(br t,J=4.9Hz,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),1.27(br t,J=7.6Hz,3H)
化合物133の合成
Figure 2024510478000116
したがって、化合物133を、2-クロロ-6-メチル-イミダゾ[2,1-b]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[2089471-57-6]、0.52mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.142g(51%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.31(s,1H),8.25(br t,J=5.9Hz,1H),7.38(br s,1H),7.33(t,J=8.5Hz,1H),7.14-7.25(m,2H),4.45(br d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.5Hz,2H),3.64(br t,J=4.8Hz,2H),2.52(s,1H)
化合物136の合成
Figure 2024510478000117
したがって、化合物136を、2-メチル-6-(トリフルオロメチル)イミダゾ[2,1-b]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[1369332-25-1]、0.58mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.173g(56%)を白色の粉末として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.99(br t,J=4.3Hz,1H),7.86(br s,1H),7.39,(m,1H),7.35(br t,J=8.5Hz,1H),7.14-7.24(m,2H),4.47(br d,J=5.5Hz,2H),4.11(m,2H),3.67(br t,J=4.3Hz,2H),2.48(br s,3H)
化合物164の合成
Figure 2024510478000118
したがって、化合物164を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.64mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.11g(33%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.75-8.84(br s,1H),8.37(t,J=6.0Hz,1H),7.52(d,J=8.9Hz,1H),7.32-7.41(m,2H),7.17-7.28(m,3H),4.50(br d,J=5.9Hz,2H),4.11(br t,J=4.2Hz,2H),3.66(t,J=4.7Hz,2H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),2.31(s,3H),1.37(t,J=7.5Hz,3H)
化合物157の合成
Figure 2024510478000119
したがって、化合物157を、中間体AC-2(0.78mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.106g(24%)を白色の粉末として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.23(d,J=7.3Hz,1H),8.42-8.53(m,1H),7.80(d,J=9.7Hz,1H),7.29-7.40(m,2H),7.17-7.28(m,2H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.07-4.13(m,2H),3.65(br t,J=4.6Hz,2H),2.99(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)
化合物154の合成
Figure 2024510478000120
したがって、化合物154を、中間体AD-2(0.78mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.092g(21%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.23(d,J=7.3Hz,1H),8.42-8.54(br t,J=5.9Hz,1H),7.80(d,J=9.8Hz,1H),7.30-7.41(m,2H),7.16-7.28(m,2H),4.50(br d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.9Hz,2H),3.65(br t,J=4.7Hz,2H),2.99(br q,J=7.4Hz,2H),1.27(br t,J=7.5Hz,3H)
化合物156の合成
Figure 2024510478000121
したがって、化合物156を、2-エチル-6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1368682-64-7]、0.27mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.096g(68%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.99-9.12(m,1H),8.41(br t,J=7.5Hz,1H),7.65-7.77(m,1H),7.44-7.57(m,1H),7.32-7.40(m,2H),7.18-7.28(m,2H),4.51(br t,J=5.9Hz,2H),4.11(br t,J=4.5Hz,2H),3.66(t,J=4.6Hz,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),1.28(br t,J=7.5Hz,3H)
化合物153の合成
Figure 2024510478000122
したがって、化合物153を、2,6-ジメチルイミダゾ[2,1-b][1,3]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[1007875-19-5]、0.67mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.138g(42%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.11(t,J=6.0Hz,1H),7.84-7.95(m,1H),7.38(br s,1H),7.32(br t,J=8.7Hz,1H),7.14-7.23(m,2H),4.45(d,J=6.0Hz,2H),4.10(br t,J=4.4Hz,2H),3.64(br t,J=4.9Hz,2H),2.51(s,3H),2.41(d,J=1.2Hz,3H)
化合物146の合成
Figure 2024510478000123
したがって、化合物146を、6-クロロ-2-エチル-イミダゾ[1,2-a]ピリミジン-3-カルボン酸(CAS[2059140-68-8]、0.26mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.154g(74%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.41(d,J=2.7Hz,1H),8.69(d,J=2.7Hz,1H),8.58(m,1H),7.31-7.40(m,2H),7.18-7.28(m,2H),4.51(m,2H),4.10(br t,J=4.5Hz,2H),3.65(br t,J=4.8Hz,2H),3.04(br q,J=7.5Hz,2H),1.29(br t,J=7.5Hz,3H)
化合物175の合成
Figure 2024510478000124
したがって、化合物175を、6-メチル-2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[874830-67-8]、0.53mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、0.117g(53%)を白色の粉末として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.08(s,1H),7.66(d,J=9.2Hz,1H),7.44(t,J=8.4Hz,1H),7.32(dd,J=9.2,1.6Hz,1H),7.19(s,1H),7.17-7.08(m,2H),6.63(br s,1H),4.64(d,J=5.7Hz,2H),4.13-4.04(m,2H),3.74-3.65(m,2H),2.41(s,3H)。
化合物125の合成
Figure 2024510478000125
中間体AE-1の調製
したがって、中間体AE-1を、2-アミノ-4-クロロピリミジン(CAS[3993-78-0]、15.4mmol)から出発して、中間体AC-1と同じ方法で調製して、0.94g(26%)を得た。
中間体AE-2の調製
したがって、中間体AE-2を、中間体AE-1(1.25mmol)から出発して、中間体AC-2と同じ方法で調製し、0.26g(92%)を得た。
中間体AE-3の調製
塩化チオニル(4.4mL)中の中間体AE-2(175mg、0.776mmol)の混合物を60℃で20時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、0.288gを褐色のペーストとして得た。(純度を計算したところ、定量的収率が得られた)。
化合物125の調製
中間体AE-3(288mg、0.779mmol)及び中間体AA-3(295mg、0.779mmol)、並びに乾燥DCM(4.8mL)中のDIPEA(0.331mL、1.95mmol)の混合物を室温で10分間撹拌した。水を添加した。水相をDCMで抽出した(1回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、0.4gを褐色の泡状物として得た。それを、分取LC(定形SiOH、30μm、25g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc90/10から50/50)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、0.229gの黄色の泡状物を得た。黄色の泡状物をEtO中で超音波処理した。沈殿物を濾別して、146mgの化合物125を白色の固体(33%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.29(d,J=7.2Hz,1H),8.53-8.61(m,1H),7.38(br s,1H),7.34(br t,J=8.7Hz,1H),7.17-7.28(m,3H),4.49(br d,J=5.9Hz,2H),4.08-4.12(m,2H),3.65(br t,J=4.9Hz,2H),3.01(br q,J=7.4Hz,2H),1.27(br t,J=7.4Hz,3H)
化合物130の合成
Figure 2024510478000126
中間体AF-1の調製
したがって、中間体AF-1を、2-アミノ-5-フルオロピリミジン(CAS[1683-85-8]、17.68mmol)から出発して、中間体AC-1と同じ方法で調製して、1.18g(27%)を得た。
中間体AF-2の調製
EtOH(24mL)及び水(24mL)中の中間体AF-1(1.1g、4.64mmol)の溶液に、炭酸カリウム(3.2g、23.2mmol)を添加し、混合物を65℃で加熱し、3時間撹拌した。(代替条件は上記のスキームに示されている。)混合物を3MのHClでpH=1に酸性化し(沈殿は生じなかった)、次いで真空中で蒸発させた。残留物をEtOH/水(1:1)で取り込み、超音波処理し、次いで濾別し(沈殿物はKCOのみを含有した)、濾液を濃縮し、次いでDCMと2回共蒸発させて、0.92gの中間体AF-2を褐色の固体(95%)として得た。粗製物をそのまま使用した。
化合物130の調製
したがって、化合物130を、中間体AF-2(0.96mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.194g(39%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.39-9.48(m,1H),8.77-8.89(m,1H),8.50-8.59(m,1H),7.17-7.42(m,4H),4.52(br d,J=4.4Hz,2H),4.07-4.13(m,2H),3.62-3.68(m,2H),3.05(br q,J=7.2Hz,2H),1.29(br t,J=7.5Hz,3H)
化合物131の合成
Figure 2024510478000127
中間体AG-1の調製
ACN(8.4mL)中の2H,3H-フロ[2,3-c]ピリジン-5-アミン(CAS[1785357-12-1]、500mg、3.67mmol)の溶液に、エチルオキソバレレート(1.05mL、7.35mmol)及び四臭化ホウ素(2.44g、7.35mmol)を添加し、反応混合物を80℃で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮し、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、40g、液体充填(DCM)、移動相勾配:10CVでヘプタン/EtOAc:100/0から0/100、次いで5CVでEtOAc100%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、0.21gの中間体AG-1(22%)を得た。
中間体AG-2の調製
中間体AG-1(186mg、0.715mmol)、3MのNaOH水溶液(1.19mL、3.57mmol)、及びMeOH(2mL)の混合物を60℃で2日間撹拌した。混合物を蒸発させて、0.33gの中間体AG-2を得た(純度は定量的収率が得られると推定された)。
化合物131の調製
したがって、化合物131を、中間体AG-2(0.71mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.09g(23%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.50(s,1H),8.19-8.32(m,1H),7.47(s,1H),7.38(br s,1H),7.29-7.36(m,1H),7.14-7.25(m,2H),4.61(t,J=8.2Hz,2H),4.47(br d,J=5.7Hz,2H),4.09(br t,J=4.3Hz,2H),3.65(t,J=4.7Hz,2H),3.25-3.32(m,2H),2.94(q,J=7.5Hz,2H),1.24(t,J=7.5Hz,3H)
化合物134の合成
Figure 2024510478000128
中間体AH-1の調製
乾燥トルエン(100mL)中の6-ブロモ-1,3-ジオキソロ[4,5-c]-ピリジン(CAS[2230730-23-9]、3.87g、19.2mmol)の溶液を、Nでcした(was c with N)(3回)。Pd(dba)(1.75g、1.92mmol)及びCyJohnPhos(2.80g、7.66mmol)を添加し、反応混合物をNで脱気した(3回)。次いで、LiHMDS(THF中1.0M)(23mL、23mmol)を室温で滴加し、反応混合物を60℃で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAc、水で希釈し、HCl水溶液(1N)で酸性化した。水層をEtOAcで抽出した(2回)。次いで、水層をNaOH溶液(3M)で塩基性化し、EtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、1.84gの中間体AH-1を褐色の固体(70%)として得た。
中間体AH-2の調製
したがって、中間体AH-2を、中間体AH-1(3.62mmol)から出発して、中間体AB-1と同じ方法で調製し、0.165g(17%)を得た。
中間体AH-3の調製
したがって、中間体AH-3を、中間体AH-2(0.95mmol)から出発して、中間体AB-2と同じ方法で調製し、0.421gを得た(純度は定量的収率が得られると推定された)。
化合物134の調製
したがって、化合物134を、中間体AH-3(0.45mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物124と同じ方法で調製して、白色の固体0.194g(84%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.62(br s,1H),8.24(t,J=6.0Hz,1H),7.38(s,1H),7.34(t,J=8.6Hz,1H),7.14-7.24(m,2H),7.08(s,1H),6.16(br s,2H),4.47(br d,J=5.8Hz,2H),4.07-4.12(m,2H),3.65(br t,J=4.6Hz,2H),2.91(q,J=7.5Hz,2H),1.23(t,J=7.5Hz,3H)
化合物161の合成
Figure 2024510478000129
中間体AI-1の調製
2-アミノ-5-ブロモピリミジン(10.0g、57.5mmol)を乾燥2-MeTHF(250mL)に懸濁した。エチル3-オキソバレレート(8.2mL、57.5mmol、1当量)及びヨードベンゼンジアセテート(18.5g、57.5mmol、1当量)を添加した。次いで、三フッ化ホウ素エーテラート(0.75mL、2.87mmol、0.05当量)を滴加し、反応混合物を60℃で1.5時間撹拌した。追加量のエチルエチル3-オキソバレレート(4.10mL、28.7mmol、0.5当量)、ヨードベンゼンジアセテート(9.25g、28.7mmol、0.5当量)、及び三フッ化ホウ素エーテラート(0.75mL、2.87mmol、0.05当量)を室温で添加し、混合物を60℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いでEtOAc及び水を添加した。有機層を分離し、飽和NaHCO溶液で洗浄し(2回)、次いでブラインで洗浄した(2回)。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮して、19.7gを褐色の油状物として得た。粗製物を分取LC(無定形SiOH、15~40μm、330g、乾燥充填(SiOH)、移動相勾配:DCM 100%からDCM85%、EtOAc15%)により精製して、中間体AI-1、9.03gを黄色の結晶(53%)として得た。
中間体AI-2の調製
下の封管中で、N2下で脱気したTHF(12mL)中の中間体AI-1(500mg、1.68mmol)及びPd(PPh(96.9mg、0.084mmol)の溶液に、ヘキサン中2mのトリメチルアルミニウム(2当量、1.68mL、3.35mmol)を添加した。混合物を再度N2でパージし、65℃で1時間加熱した。追加量のヘキサン中2mのトリメチルアルミニウム(1当量、0.839mL、1.68mmol)を添加し、混合物を65℃で1時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、0℃に冷却し、1mLの水を慎重に添加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いでMgSOを添加した。30分間撹拌した後、混合物をcelite(登録商標)のプラグで濾過し、蒸発させて、412mgを橙色のゴムとして得た。粗製物を、分取LC(定形SiOH 30μm、40g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相溶離剤:ヘプタン95%、EtOAc5%からヘプタン50%、EtOAc50%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、中間体AI-2、354mgを黄色のゴム(90%)として得た。
中間体AI-3の調製
水(1mL)及びEtOH(4mL)中の中間体AI-2(120mg、0.514mmol)の溶液に、NaOH(62mg、1.55mmol)を添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、次いでEtOHと共蒸発させて、中間体AI-3(190mg)を黄色の固体として得た。次のステップで粗製物をそのまま使用した。
化合物161の調製
中間体AI-3(190mg、0.518mmol)、HATU(280mg、0.736mmol)、DIPEA(0.163mL、0.958mmol)、及びDMF(2.5mL)の混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、中間体AA-3(180mg、0.473mmol)を添加し、撹拌を3日間にわたって続けた。DMFを蒸発させた。残留物をDCM及び水に取り込み、次いで飽和NaHCO水溶液(2回)、ブライン(2回)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮した。粗製物(m=378mg)を、分取LC(定形SiOH、30μm、24g、移動相勾配:ヘプタン85%、EtOAc/MeOH(9:1)15%からヘプタン25%、EtOAc/MeOH(9:1)75)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、277mgを白色の固体として得た。固体をEtOAcから再結晶化させ、濾別し、高真空下で乾燥させて、162mgの化合物161を白色の固体(54%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.15(d,J=1.2Hz,1H),8.52(br d,J=2.3Hz,1H),8.44-8.49(m,1H),7.38(br s,1H),7.34(m,J=8.6Hz,1H),7.17-7.27(m,2H),4.50(br d,J=5.9Hz,2H),4.07-4.13(m,2H),3.65(br t,J=4.6Hz,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),2.34(br s,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H)
化合物162、148、及び151の合成
Figure 2024510478000130
中間体AJ-1の調製
反応は、窒素雰囲気下で、無水条件で行った。
下、5℃で、2-MeTHF(60mL)中の3-フルオロ-5-メチルピリジン-2-アミン(2.00g、15.9mmol)の溶液に、プロピオニル酢酸エチル(3.60mL、24.8mmol)、ヨードベンゼンジアセテート(7.80g、24.2mmol)、及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(200μL、1.62mmol)を添加した。反応物を5℃で1時間、次いで室温で48時間撹拌した。EtOAc(200mL)及び水(200mL)を添加した。層を分離し、有機層を飽和NaHCO水溶液(200mL)、ブライン(2×100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、4.92gを褐色のペーストとして得た。粗製物を、分取LC(SiOH、120g、50μm、溶離剤:シクロヘキサン/EtOAc、95:05から50:5)により精製し、生成物を含有する画分を回収し、蒸発させ、ペンタン(2×20mL)で粉砕して、1.68gの中間体AJ-1を白色の固体(42%)として得た。
中間体AJ-2の調製
水(12.5mL)及びEtOH(12.5mL)中の中間体AJ-1(500mg、2.00mmol)の溶液に、NaOH(275mg、6.880mmol)を添加した。反応混合物を40℃で16時間撹拌した。粗製物をDCM(30mL)及びEtOAc(30mL)で洗浄し、水相をHCl水溶液(3N)でpH=2になるまで酸性化した。形成された沈殿物を、焼結ガラスを使用して真空下で回収し、水(2×2mL)で洗浄し、真空チャンバ内で50℃で一晩乾燥させて、415mgの中間体AJ-2をオフホワイト色の固体(93%)として得た。
化合物162の調製
したがって、化合物162を、中間体AJ-2(0.36mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.113g(48%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.61(br s,1H),8.53(br t,J=5.9Hz,1H),7.31-7.40(m,2H),7.17-7.27(m,3H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.5Hz,2H),3.65(br t,J=4.5Hz,2H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),2.31(s,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)
中間体AK-1の調製
したがって、中間体AK-1を、2-アミノ-3,5-ジフルオロピリジン(CAS[732306-31-9]、15.37mmol)から出発して、中間体AJ-1と同じ方法で調製して、0.89g(23%)を白色の固体として得た。
中間体AK-2の調製
したがって、中間体AK-2を、中間体AK-1(1.97mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.345g(78%)を得た。
化合物148の調製
したがって、化合物148を、中間体AK-2(0.35mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.189g(82%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.92(dd,J=4.7,1.8Hz,1H),8.58(t,J=5.9Hz,1H),7.64-7.74(m,1H),7.38(br s,1H),7.35(t,J=8.5Hz,1H),7.18-7.27(m,2H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.7Hz,2H),3.65(t,J=4.9Hz,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.6Hz,3H)
中間体AL-1の調製
したがって、中間体AL-1を、2-アミノ-5-クロロ-3-フルオロピリジン(CAS[20712-16-7]、17.06mmol)から出発して、中間体AJ-1と同じ方法で調製して、0.52g(11%)を白色の固体として得た。
中間体AL-2の調製
したがって、中間体AL-2を、中間体AL-1(1.77mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.26g(60%)を得た。
化合物151の調製
したがって、化合物151を、中間体AL-2(0.43mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.104g(38%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.92(d,J=1.0Hz,1H),8.58-8.67(m,1H),7.63(dd,J=10.6,1.4Hz,1H),7.31-7.40(m,2H),7.17-7.28(m,2H),4.51(br d,J=5.6Hz,2H),4.07-4.13(m,2H),3.65(t,J=4.6Hz,2H),3.01(q,J=7.4Hz,2H),1.27(t,J=7.4Hz,3H)
化合物145及び144の合成
Figure 2024510478000131
中間体AM-1の調製
したがって、中間体AM-1を、2-アミノ-5-クロロピリジン(CAS[1072-98-6]、3.89mmol)及びエチル4,4-ジフルオロ-3-オキソブチレート(CAS[352-24-9])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.248g(23%)を白色の固体として得た。
中間体AM-2の調製
したがって、中間体AM-2を、中間体AM-1(0.73mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.175g(96%)を得た。
化合物145の調製
したがって、化合物145を、中間体AM-2(0.39mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.164g(64%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.04(s,1H),8.88-8.96(m,1H),7.83(dd,J=9.6,1Hz,1H),7.61(dd,J=9.6,2.1Hz,1H),7.46-7.47(m,1H),7.33-7.40(m,2H),7.19-7.30(m,2H),4.51-4.54(m,2H),4.08-4.12(m,2H),3.66(br t,J=4.9Hz,2H)
中間体AN-1の調製
したがって、中間体AN-1を、5-クロロ-4-フルオロピリジン-2-アミン(CAS[1393574-54-3]、6.82mmol)及びエチル4,4-ジフルオロ-3-オキソブチレート(CAS[352-24-9])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.57g(28%)を白色の固体として得た。
中間体AN-2の調製
したがって、中間体AN-2を、中間体AN-1(0.85mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.145g(64%)を得た。
化合物144の調製
したがって、化合物144を、中間体AM-2(0.41mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.204g(72%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.09(d,J=7.2Hz,1H),9.03-9.07(m,1H),7.98(d,J=9.6Hz,1H),7.20-7.40(m,4H),4.52(br d,J=4.6Hz,2H),4.09-4.13(m,2H),3.65-3.68(m,2H),2.53(br s,1H)
化合物138、139、及び140、並びに化合物143の合成
Figure 2024510478000132
中間体AO-1の調製
したがって、中間体AO-1を、4-ブロモ-5-メチルピリジン-2-アミン(CAS[1033203-32-5]、5.35mmol)及びエチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.88g(50%)を白色の固体として得た。
中間体AO-2の調製
したがって、中間体AO-2を、中間体AO-1(0.48mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.205g(78%)を得た。
中間体AO-3の調製
したがって、中間体AO-3を、中間体AO-2(0.49mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.27g(71%)を白色の固体として得た。
化合物138の調製
中間体AO-3(210mg、0.347mmol)、ベンゾフェノンイミン(116μL、0.694mmol)、炭酸セシウム(226mg、0.694mmol)及び1,4-ジオキサン(1.75mL)の混合物をNでパージし、Pd(OAc)(3.9mg、0.017mmol)、及びBINAP(21.6mg、0.0347mmol)を添加した。混合物をNでパージし、100℃で18時間撹拌した。混合物をcelite(登録商標)パッドで濾過し、ケーキをEtOAcで洗浄した。有機層を濃縮し、次いで残留物を1,4-ジオキサン(2.5mL)及び1MのHCl水溶液(2.5mL)中で、室温で16時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCOの水溶液でゆっくりクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(2回)。有機層を合わせ、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。残留物を、分取LC(定形SiOH、30μm、24g、移動相溶離剤:ヘプタン90%、EtOAc/MeOH/NH水溶液(90:9.5:0.5)10%からヘプタン20%、EtOAc/MeOH/NH水溶液(90:9.5:0.5)80%)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、濃縮して、0.125gを白色の固体として得た。この固体をEtOAcから再結晶化させ、濾別し、高真空下で乾燥させて、97mgの化合物138を白色の固体(52%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.61-8.70(m,1H),7.89(t,J=6.0Hz,1H),7.38(s,1H),7.32(t,J=8.5Hz,1H),7.14-7.22(m,2H),6.46-6.47(m,1H),5.69-5.72(m,2H),4.44(br d,J=5.8Hz,2H),4.10(br t,J=4.3Hz,2H),3.64(t,J=4.6Hz,2H),2.87(q,J=7.5Hz,2H),2.08(s,3H),1.21(t,J=7.5Hz,3H)
中間体AP-1の調製
したがって、中間体AP-1を、4,5-ジメチルピリジン-2-アミン(CAS[57963-11-8]、4.09mmol)及びエチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.73g(72%)を白色の固体として得た。
中間体AP-2の調製
したがって、中間体AP-2を、中間体AP-1(0.81mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.3g(定量的)を得た。
化合物139の調製
したがって、化合物139を、中間体AP-2(0.49mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.142g(58%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.78(br s,1H),8.24(t,J=5.9Hz,1H),7.38(s,2H),7.34(t,J=8.5Hz,1H),7.16-7.25(m,2H),4.48(d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.7Hz,2H),3.65(t,J=4.5Hz,2H),2.95(q,J=7.5Hz,2H),2.30(s,3H),2.22(s,3H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)
中間体AQ-1の調製
したがって、中間体AQ-1を、4-クロロ-5-メチルピリジン-2-アミン(CAS[1033203-31-4]、7.01mmol)及びエチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.39g(20%)を白色の固体として得た。
中間体AQ-2の調製
したがって、中間体AQ-2を、中間体AQ-1(0.45mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.15g(定量的)を得た。
化合物140の調製
したがって、化合物140を、中間体AQ-2(0.45mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.23g(68%)を白色の粉末として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.95(s,1H),8.45(br t,J=5.9Hz,1H),7.81(br s,1H),7.38(br s,1H),7.34(t,J=8.5Hz,1H),7.17-7.26(m,2H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.10(br t,J=4.4Hz,2H),3.65(t,J=4.7Hz,2H),2.97(q,J=7.3Hz,2H),2.32(s,3H),1.26(t,J=7.4Hz,3H)
中間体AR-1の調製
したがって、中間体AR-1を、4-ブロモ-5-クロロピリジン-2-アミン(CAS[1187449-01-9]、9.64mmol)及びエチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.655g(21%)を得た。
中間体AR-2の調製
したがって、中間体AR-2を、中間体AR-1(2.05mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.94g(定量的)を得た。
中間体AR-3の調製
したがって、中間体AR-3を、中間体AR-2(2.06mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.42g(33%)をオフホワイト色の固体として得た。
化合物143の調製
したがって、化合物143を、中間体AR-3(0.4mmol)から出発して、化合物138と同じ方法で調製して、0.08g(33%)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.03(s,1H),8.01(t,J=5.7Hz,1H),7.38(s,1H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),7.15-7.24(m,2H),6.63(br s,1H),6.12(br s,2H),4.45(d,J=5.9Hz,2H),4.07-4.12(m,2H),3.64(t,J=4.5Hz,2H),2.90(q,J=7.5Hz,2H),1.22(t,J=7.5Hz,3H)
化合物126の合成
Figure 2024510478000133
中間体AS-1の調製
0℃で、Me-THF(315mL)中の4,5-ジクロロピリミジン-2-アミン(CAS[403854-21-7]、12.5g、76.2mmol)の溶液に、ヨードベンゼンジアセテート(73.7g、229mmol)及びエチル3-オキソバレレート(16.5mL、116mmol)を添加した。次いで、三フッ化ホウ素エーテラート(1.92mL、15.2mmol)を滴加した。混合物を5℃で1時間、次いで室温で16時間撹拌した。追加の三フッ化ホウ素エーテラート(1.92mL、15.2mmol)を滴加し、反応混合物を室温で28時間撹拌した。EtOAc及び水を添加した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、蒸発させて、褐色の油状物を得た。油状物を分取LC(無定形SiOH、15~40μm、330 g、勾配:ヘプタン100%からヘプタン/EtOAc75/25)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、黄色の混合物を得、これをペンタン中で粉砕した。上清をピペットで除去し、残留物を真空下で乾燥させて、1.16gの中間体AS-1を白色の固体(5%)として得た。上清を蒸発させて、黄色の混合物を得た。上清をピペットで除去して、5.02gの中間体AS-1を黄色のペースト(32%)として得た。
中間体AS-2の調製
中間体AS-1(5.02g、5.58mmol、純度32%)、4-メトキシベンジルアミン(CAS[2393-23-9]、2.19mL、16.7mmol)、及び1,4-ジオキサン(16mL)の混合物を100℃で1時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、120g、乾燥充填(celite(登録商標))、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc:70/30から30/70)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、1.6gの中間体AS-2(74%)を得た。
中間体AS-3の調製
中間体AS-2(0.900g、2.31mmol)、NaOH(278mg、6.94mmol)、及びMeOH(9.2mL)の混合物を60℃で40時間撹拌した。混合物を蒸発させて、1.05gの中間体AS-3(定量的)を得た。
中間体AS-4の調製
中間体AS-3(1.05g、2.30mmol、純度84%)、EDCI.HCl(0.8783g、4.61mmol)、HOBT.H0(0.706mg、4.61mmol)、DIPEA(1.19mL、6.91mmol)、及びDMF(35mL)を50℃で30分間撹拌した。中間体AA-3(865mg、2.42mmol)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、有機層を水及びブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾別し、濃縮し、分取LC(無定形SiOH、15~40μm、120g、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 50/50から0/100)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、560mgの中間体AS-4(36%)を得た。
化合物126の調製
中間体AS-4(560mg、0.820mmol)、TFA(4.5mL)、及びDCE(4.5mL)の混合物を80℃で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取LC(球状C18 25μm、120g YMC-ODS-25、液体充填(DMSO)、移動相勾配75:25から20:80の0.2%のNH HCO /MeCN水溶液)により精製した。生成物を含有する画分を蒸発させて、204mgを白色の固体として得、350mgの純粋でない所望の生成物を得た。この2番目の画分を分取LC(球状C18 25μm、120g YMC-ODS-25、液体充填(DMSO)、移動相勾配75:25から20:80の0.2%のNH HCO /MeCN水溶液)により精製した。生成物を含有する画分を蒸発させて、65mgの白色の固体を得た。純粋な化合物の画分を還流しながらEtOAcで可溶化した。混合物をゆっくり撹拌しながら室温にゆっくり冷却した。沈殿物を濾過して、0.355gの化合物126を白色の固体(93%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.06(s,1H),8.12(t,J=6.0Hz,1H),6.99-7.64(m,6H),4.45(d,J=6.0Hz,2H),4.09(br d,J=5.2Hz,2H),3.64(t,J=4.7Hz,2H),2.87(q,J=7.4Hz,2H),1.21(t,J=7.5Hz,3H)
化合物155の合成
Figure 2024510478000134
中間体AT-1の調製
したがって、中間体AT-1を、5-クロロ-4-メチルピリミジン-2-アミン(CAS[40439-76-7]、6.96mmol)及びエチル3-オキソバレレート(CAS[4949-44-4])から出発して、AJ-1と同じ方法で調製して、0.37g(20%)を白色の固体として得た。
中間体AT-2の調製
したがって、中間体AT-2を、中間体AT-1(0.37mmol)から出発して、中間体AJ-2と同じ方法で調製して、0.165g(定量的)を得た。
化合物155の調製
したがって、化合物155を、中間体AT-2(0.38mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.055g(26%)を白色の粉末として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.35(br s,1H),8.48(t,J=6.1Hz,1H),7.30-7.40(m,2H),7.16-7.28(m,2H),4.50(br d,J=5.6Hz,2H),4.06-4.13(m,2H),3.65(br t,J=4.5Hz,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),2.62(s,3H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)
化合物150の合成
Figure 2024510478000135
HATU(0.097g、0.26mmol)を、乾燥Me-THF(1.5mL)及びDCM(0.5mL)中の2-(トリフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.051g、0.22mmol)及びDIPEA(0.096mL、0.56mmol)の溶液にN下で添加した。溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、中間体N3(0.095g、0.24mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水、次いでブラインで洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させて、黄色の油状物(0.314g)を得た。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μM、100/0から97/3のDCM/MeOH)により精製を行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、0.119gを白色の泡状物として得た。それをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物150を白色の粉末0.103g(82%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.21(br t,J=5.3Hz,1H),8.53(br d,J=6.7Hz,1H),7.79(br d,J=9.0Hz,1H),7.55(br t,J=7.8Hz,1H),7.29(br d,J=8.4Hz,2H),7.13-7.22(m,3H),4.47(br d,J=5.5Hz,2H),4.07-4.15(m,2H),3.86(s,3H),3.76(br t,J=4.6Hz,2H)
化合物88の合成
Figure 2024510478000136
したがって、化合物88を、2-(ジフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[2059954-47-9]、0.23mmol)及び中間体N3から出発して、化合物150と同じ方法で調製して、白色の粉末0.104g(86%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.94(br t,J=5.1Hz,1H),8.79(d,J=7.0Hz,1H),7.76(d,J=9.0Hz,1H),7.52(t,J=7.9Hz,1H),7.19-7.43(m,3H),7.14-7.19(m,3H),4.47(br d,J=5.2Hz,2H),4.07-4.14(m,2H),3.85(s,3H),3.71-3.79(m,2H)
化合物200の調製
Figure 2024510478000137
したがって、化合物200を、中間体AI-3(0.64mmol)及び中間体N3(0.51mmol)から出発して、化合物150と同じ方法で調製して、白色の粉末0.085g(31%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d 9.15-9.11(m,1H),8.51(d,J=2.3Hz,1H),8.41(t,J=5.9Hz,1H),7.29(d,J=8.7Hz,2H),7.15(d,J=8.7Hz,2H),4.45(d,J=5.8Hz,2H),4.15-4.06(m,2H),3.85(s,3H),3.76-3.70(m,2H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),2.34(s,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物169及び化合物180の合成
Figure 2024510478000138
中間体AU-1の調製
ネジ蓋式のバイアル中で、室温のアセトニトリル(12mL)中のプロピオニル酢酸エチル(0.105g、0.73mmol)、5H,6H,8H-ピラノ[3,4-d]ピリミジン-2-アミン(CAS[1781072-41-0]、0.11g、0.73mmol)、炭酸水素カリウム(0.08g、0.8mmol)、及びブロモトリクロロメタン(0.143mL、1.45mmol)の混合物を、80℃で16時間撹拌した。追加のプロピオニル酢酸エチル(0.105g、0.73mmol)、炭酸水素カリウム(0.08g、0.8mmol)、及びブロモトリクロロメタン(0.143mL、1.45mmol)を混合物に添加し、それを80℃で24時間撹拌した。次いで、混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した(3回)。有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ(12g、0/100から100/0のEtOAc/ヘプタン)により精製した。所望の画分を回収し、溶媒を真空中で蒸発させて、中間体AU-1を黄色の粘着性固体(0.084g、42%)として得た。
中間体AU-2の調製
ネジ蓋式のバイアル中で、炭酸カリウム15%水溶液(0.8mmol、0.87mmol)を、室温でEtOH(4mL)中の中間体AU-1の溶液上に添加した。反応混合物を、75℃で加熱し、36時間撹拌した。次いで、2MのHCl水溶液をpH3になるまで添加し、溶媒を真空中で蒸発させて、中間体AU-2を橙色の固体として得、これを次のステップで更に精製することなく使用した(0.18g、定量的)/
化合物169の調製
したがって、化合物169を、中間体AU-2(0.41mmol)及び中間体AA-3から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.051g(28%)を白色の粉末として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 9.54(s,1H),7.44(t,J=8.5Hz,1H),7.19(s,1H),7.16-7.05(m,2H),6.18(br t,J=5.6Hz,1H),4.84(s,2H),4.64(d,J=5.8Hz,2H),4.13-4.05(m,2H),4.02(t,J=5.7Hz,2H),3.71-3.63(m,2H),3.05-2.89(m,4H),1.45(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物180の調製
したがって、化合物180を、中間体AU-2(0.081mmol)及び中間体R-7から出発して、化合物161と同じ方法で調製して、0.012g(30%)を白色の粉末として得た。
H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 9.54(s,1H),7.46(t,J=8.6Hz,1H),7.10(m,2H),6.17(br t,J=5.5Hz,1H),4.84(s,2H),4.63(d,J=5.8Hz,2H),4.15-4.05(m,2H),4.02(t,J=5.7Hz,2H),3.89(s,3H),3.65-3.55(m,2H),3.07-2.92(m,4H),1.45(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物177の合成
Figure 2024510478000139
中間体AV-1の調製
反応物を各々1.5gの2つのバッチに分けた。
2,4-ジメトキシベンジルアミン(CAS[20781-20-8]、2.97mL、19.76mmol)を、丸底フラスコ中のTHF(乾燥)中の2,4-ジクロロ-5-フルオロピリミジン(CAS[2927-71-1]、3g、17.97mmol)及びトリエチルアミン(3mL、21.5mmol)の溶液に窒素下0℃で滴加した。反応混合物を16時間にわたって室温に温めた。混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ(80g、100/0から20/80のヘプタン中の酢酸エチル)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体AV-1をベージュ色の固体4.8g(85%)として得た。
中間体AV-2の調製
反応物を各々2.4gの2つのバッチに分けた。
窒素をガラス耐圧瓶中でバブリングしながら、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.7g、0.77mmol)及びXPhos(0.73g、1.53mmol)を、乾燥ジオキサン(31mL)中のAV-1(4.32g、15.32mmol)の溶液に添加した。次いで、THF中1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(33.7mL、33.7mmol)を滴加し、得られた溶液を80℃で3時間加熱した。窒素をバブリングしながら、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.7g、0.77mmol)、XPhos(0.73g、1.53mmol)、及びTHF中1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(33.7mL、33.7mmol)を添加し、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応物を1NのHCl溶液で酸性化し、30分間撹拌した。次いで、得られたものをEtOAcで抽出した。水層を1NのNaOH溶液で中和し、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させて、中間体AV-2を褐色の固体として3.4g(76%)得た。
中間体AV-3の調製
反応は、同量の反応性AV-2を用いて2バッチで設定した。
重炭酸カリウム(0.6g、6.04mmol)及びプロピオニル酢酸エチル(0.89mL、6.04mmol)を、ネジ蓋式のバイアル中のACN(8.1mL)中のAV-2(1.12g、4.02mmol)の溶液に室温で添加した。次に、ブロモトリクロロメタン(1.19mL、12.07mmol)を室温で添加し、混合物を80℃で16時間撹拌した。バッチを混合して一緒に処理した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、真空中で濃縮した。粗製物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィカラム(25g、0/100から35/65のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体AV-3を黄色の泡状固体0.42g(22%)として得た。
中間体AV-4の調製
TFA(9.64mL、128.43mmol)を、丸底フラスコ中のAV-3(1.06g、2.37mmol)に0℃で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で中和し、DCMで抽出した。有機層を水で洗浄し、真空中で濃縮した。得られたものをDIPEで粉砕し、固体を濾過して、中間体AV-4をベージュ色の固体0.6g(95%)として得た。
中間体AV-5の調製
亜硝酸イソアミル(CAS[110-46-3]、0.46mL、3.38mmol)及び塩化銅(II)(0.318g、2.36mmol)を、丸底フラスコ中の乾燥ACN(36mL)中のAV-4(0.6g、2.25mmol)の懸濁液に室温で添加した。混合物を還流で3時間撹拌した。水を添加し、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗製物を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィカラム(12g、0/100から10/90のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体AV-5を白色の固体0.315g(51%)として得た。
中間体AV-6の調製
鉄(III)アセチルアセトネート(0.051g、0.14mmol)を、窒素下で、丸底フラスコ中の乾燥THF(8mL)及びNMP(0.7mL)中のAV-5(0.39g、1.41mmol)の溶液に0℃で添加した。次いで、3.0Mのジエチルエーテル中の臭化メチルマグネシウム溶液(0.71mL、2.12mmol)を滴加し、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。TLCは完全な変換を示した。飽和NHCl水溶液で、反応をクエンチした。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ(12g、0/100から15/75のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、白色の固体、中間体AV-6、0.325g(91%)を得た。
中間体AV-7の調製
15%の炭酸カリウム水溶液(0.88mL、0.96mmol)を、ネジ蓋式のバイアル中のEtOH(2mL)中のAV-6(0.152g、0.6mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を90℃で18時間撹拌した。15%の炭酸カリウム水溶液(0.88mL、0.96mmol)を反応混合物に添加した。混合物を90℃で2時間撹拌した。次いで、1MのHCl水溶液をpH7になるまで添加した。混合物を真空中で濃縮して、中間体AV-7を白色の固体(0.188g、定量的)として得た。
化合物177の調製
中間体AA-3(0.158g、0.4mmol)を、丸底フラスコ中の乾燥DMF(5mL)中のAV-7(0.187g、0.6mmol)、HATU(0.198g、0.52mmol)、及びDIPEA(0.42mL、2.4mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液を添加し、混合物をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ(12g、0/100から10/90のDCM中(DCM/MeOH 9:1))により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮した。得られたものをDIPEで粉砕し、固体を濾過して、化合物177をベージュ色の固体0.092g(41%)として得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 9.32(d,J=5.5Hz,1H),8.44(br t,J=5.9Hz,1H),7.38(s,1H),7.34(t,J=8.6Hz,1H),7.25(br d,J=13.2Hz,1H),7.20(br d,J=8.3Hz,1H),4.50(d,J=5.8Hz,2H),4.17-4.02(m,2H),3.72-3.58(m,2H),3.02(q,J=7.5Hz,2H),2.56(d,J=2.7Hz,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物142及び化合物181の合成
Figure 2024510478000140
中間体AW-1の調製
乾燥DMSO(155mL)中の6-クロロ-5-フルオロニコチノニトリル(CAS[1020253-14-8]、13.57g、86.68mmol)、n-boc-1,2-ジアミノエタン(CAS[57260-73-8]、17.8mL、113mmol)、及びEtN(48.2mL、347mmol)の溶液を120℃で16時間撹拌した。EtOAc及び水を反応混合物に添加した。層を分離し、有機層をブラインで洗浄し(5回)、MgSO4上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、橙色の固体を得た。固体を、分取LC(定形SiOH 30μm、330g、液体充填(DCM)、移動相勾配:ヘプタン/EtOAc 95/5からヘプタン/EtOAc 40/60)により精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発させて、22.55gの中間体AW-1を白色の固体(収率93%)として得た。
中間体AW-2の調製
窒素でパージしたNH中のAW-1(3.2g、11.42mmol)の溶液(MeOH中7M)(179mL)に、Raneyニッケル(5.3g、91.3mmol)を添加し、次いで反応混合物を大気圧下、室温で16時間水素化した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、Celite(登録商標)をMeOHですすぎ、濾液を真空中で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、MgSOを添加した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、Celite(登録商標)をDCMで洗浄し、濾液を真空中で蒸発させて、mmotte_8598_1、3.18gを無色の油状物(96%)として得た。
中間体AW-3の調製
丸底フラスコに、乾燥DCM(68.2mL)中のAW-2(3.18g、10.96mmol)、DIPEA(2.17mL、12.6mmol)、及びDMAP(0.04g、0.33mmol)の溶液を入れた。反応混合物を窒素流に接続し、次いで0℃に冷却した。クロロギ酸ベンジル(1.72mL、12.06mmol)を滴加した。次いで、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水の添加によりクエンチし、室温で10分間撹拌した。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、5.38gを粗製物として得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(120g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AW-3を淡いベージュ色の固体、3.54g(77%)として得た。
中間体AW-4の調製
AW-3(3.54g、8.46mmol)をMe-THF(65mL)及びAcOH(4.84mL、84.59mmol)中に40℃で可溶化した。次いで、亜硝酸イソアミル(5.68mL、42.3mmol)を滴加し、混合物を40℃で2時間撹拌した。溶液をEtOAc(60mL)及び水(30mL)で希釈し、飽和NaHCO溶液(2回)、ブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、蒸発させて、4.67gを淡黄色の油状物として得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(80g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AW-4を黄色の油状物3.99g(純度92%で97%、次のステップにそのまま使用)として得た。
中間体AW-5の調製
亜鉛末(4.29g、65.63mmol)を、EtOH(170.9mL)及び水(42.7mL)中のAW-4(3.99g、8.2mmol)及びAcOH(7mL、123.05mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で1.5時間撹拌した。水を添加し、水層をDCMで3回抽出し、合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、無色の油状物4.12gを得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(80g、無定形SiOH 25~40μM、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AW-5、1.88gを無色の油状物(50%)として得た。
中間体AW-6の調製
MeOH(40.2mL)中のAW-5(1.88g、4.08mmol)の溶液に、TMSCl(4.14mL、32.61mmol)を滴加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、中間体AW-6、1.45g(80%)を得て、そのまま次のステップに使用した。
中間体AW-7の調製
C(32.4mL)中のAW-6(1.45g、3.21mmol)及びB(1.41mL、12.85mmol)の溶液を70℃で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させた。残留物をDCM及び10%のKCO水溶液で希釈した。水層をDCM/MeOH(95/5)で2回抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させて、黄色の固体を得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から90/10のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AW-7を無色の油状物0.58gとして得、次のステップにそのまま使用した。
中間体AW-8の調製
氷浴中5℃で冷却した乾燥DCM(14.6mL)中のAW-7(0.58g、1.69mmol)及びDIPEA(0.87mL、5.07mmol)の溶液に、DCM中1MのTfO(1.69mL、1.69mmol)を滴加した。反応混合物を5℃で15分間撹拌した。反応混合物を直ちに飽和NaHCO溶液でクエンチした。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(1回)、MgSO上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(24g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AW-8を淡黄色の油状物として得て、これを静置して結晶化させた(0.59g、73%)。
中間体AW-9の調製
スチールボム中で、MeOH(8.7mL)及びEtOAc(8.7mL)中のAW-8(0.59g、1.24mmol)、炭素上20%水酸化パラジウム公称50%水(0.17g、0.12mmol)、及び3MのHCl水溶液(0.41mL、1.24mmol)の混合物を、3バールのH下、室温で3時間水素化した。混合物をcelite(登録商標)パッドで濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を蒸発させ、次いでMeOHと共蒸発させて(2回)、中間体AW-9、0.484g(90%)を淡ベージュ色の粉末として得た。
化合物142の調製
Figure 2024510478000141
HATU(0.15g、0.4mmol)を、乾燥Me-THF(2.8mL)及び乾燥DCM(2mL)中の6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216142-18-5]、0.078g、0.35mmol)及びDIPEA(0.21mL、1.21mmol)の溶液に、N流下で添加した。溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、AW-9(0.118g、0.35mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、残留物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水、次いでブラインで洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて、褐色の残留物を得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(40g、無定形SiOH 25~40μm、celite(登録商標)上の固体堆積物、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、淡黄色の粉末、0.512gを得た。精製をアキラルSFC(固定相:Whelk-O1(S,S)5μm 25030mm、移動相:60%CO、MeOH/DCM 80/20v/vの40%混合物+0.3%iPrNH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、白色の固体0.31gを得た。これをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物142を白色の粉末0.29g(47%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 9.09(d,J=1.4Hz,1H),8.46(t,J=5.8Hz,1H),8.13(br s,1H),7.63-7.75(m,2H),7.47(dd,J=9.4,2.1Hz,1H),7.37(s,1H),4.51(br d,J=5.8Hz,2H),4.13(br t,J=4.5Hz,2H),3.92(t,J=4.8Hz,2H),2.99(q,J=7.5Hz,2H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物181の調製
Figure 2024510478000142
AW-9(0.09g、0.24mmol)を、丸底フラスコ中の乾燥DMF(5mL)中のAJ-2(0.099g、0.38mmol)、HATU(0.12g、0.31mmol)、及びDIPE(0.25mL、1.43mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で濃縮して、褐色の油状物を得た。粗生成物をDCMで粉砕し、固体を濾過し、真空中で乾燥させて、白色の固体の化合物181、0.059g(45%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm 8.62(s,1H),8.51(br t,J=5.8Hz,1H),8.13(s,1H),7.69(dd,J=12.7,1.7Hz,1H),7.37(s,1H),7.22(dd,J=11.7,0.9Hz,1H),4.51(d,J=5.8Hz,2H),4.17-4.10(m,2H),3.96-3.89(m,2H),2.97(q,J=7.5Hz,2H),2.31(s,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物201の調製
Figure 2024510478000143
したがって、化合物201を、中間体AI-3(0.64mmol)及び中間体AW-9(0.4mmol)から出発して、化合物142と同じ方法で製造して、白色固体0.063g(30%)を得た。
H NMR(400MHz,DMSO)d9.19-9.12(m,1H),8.51(d,J=2.4Hz,1H),8.44(t,J=5.8Hz,1H),8.13(s,1H),7.69(dd,J=12.7,1.7Hz,1H),7.36(s,1H),4.51(d,J=5.8Hz,2H),4.13(t,J=4.6Hz,2H),3.96-3.87(m,2H),3.00(q,J=7.5Hz,2H),2.34(s,3H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物213の合成
Figure 2024510478000144
中間体AX-1の調製
N,N-ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(0.2mL、1.26mmol)を、HFIP(10.8mL)中の中間体D6(0.3g、0.63mmol)の溶液に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で処理した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、無色の油状物を得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(24g、無定形SiOH 25~40μm、95/5から90/10のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AX-1を無色の油状物0.176g(65%)として得た。
化合物213の調製
氷浴中5℃で冷却した乾燥DCM(2.8mL)中の中間体AX-1(0.139g、0.32mmol)及びDIPEA(0.17mL、0.97mmol)の溶液に、DCM中1MのTfO(0.32mL、0.32mmol)を滴加した。反応混合物を5℃で15分間撹拌した。反応混合物を直ちに飽和NaHCO溶液でクエンチした。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(1回)、MgSO上で乾燥させ、濾別して、粗製物を得た。乾燥DCM(2.8mL)を粗製物に添加し、溶液を5℃に冷却し、次いでDIPEA(0.056mL、0.32mmol)、続いてDCM中1MのTfO(0.13mL、0.13mmol)を添加した。反応混合物を5℃で15分間撹拌した。反応混合物を直ちに飽和NaHCO溶液でクエンチした。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(1回)、MgSO上で乾燥させ、濾別して、0.217gを油状物として得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、化合物213をベージュ色の粉末0.093g(51%)として得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(12g、無定形SiOH 25~40μm、100/0から97/3のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、化合物213をベージュ色の粉末0.075g(41%)として得た。これをDIPE/ヘプタンから結晶化させ、粉砕し、濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物213を白色の粉末0.063g(35%)として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.04-9.11(m,1H),8.47(t,J=5.9Hz,1H),7.64-7.72(m,1H),7.46(dd,J=9.5,2.1Hz,1H),7.29-7.38(m,1H),7.13-7.27(m,2H),5.12-5.18(m,1H),4.49(d,J=6.0Hz,2H),3.95-4.06(m,2H),3.67-3.77(m,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),2.25(s,3H),1.22-1.31(t,J=7.5Hz,3H)。
中間体AY-3の合成
Figure 2024510478000145
中間体AY-1の調製
N,N-ジメチルアセトアミドジメチルアセタール(1.68mL、10.33mmol)を、HFIP(88mL)中の中間体E6(2g、5.16mmol)の溶液に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で処理した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、分取LC(無定形SiOH 40μm、40g、95/5から90/10のDCM/MeOH)により精製して、442mgの中間体AY-1を無色の残留物として得、これを静置して結晶化させた(25%)。
中間体AY-2の調製
したがって、中間体AY-2を、AY-1(1.31mmol)から出発して、化合物213と同じ方法で調製して、ベージュ色の粉末0.388g(63%)を得た。
中間体AY-3の調製
スチールボム中で、MeOH(5.8mL)及びEtOAc(5.8mL)中のAY-2(0.39g、0.82mmol)、炭素上20%水酸化パラジウム公称50%水(0.12g、0.082mmol)、及び1MのHCl水溶液(0.82mL、0.82mmol)の混合物を、5バールのH下、室温で1.5時間水素化した。混合物をceliteパッドで濾過し、MeOHで洗浄した。濾液を蒸発させて、中間体AY-3、0.32g(96%、純度92%)を得て、そのまま次のステップに使用した。
化合物214の調製
Figure 2024510478000146
したがって、化合物214を、2-(トリフルオロメチル)-イミダゾ[1,2-A]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.34mmol)及び中間体AY-3(0.39mmol)から出発して、化合物181と同じ方法で調製して、白色の粉末、0.098g(52%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.17-9.29(m,1H),8.48-8.58(m,1H),7.73-7.83(m,1H),7.49-7.60(m,1H),7.30(br d,J=8.2Hz,2H),7.13-7.24(m,3H),4.42-4.52(m,2H),4.01(br s,2H),3.84(br d,J=4.3Hz,2H),2.27(s,3H)
化合物215の調製
Figure 2024510478000147
したがって、化合物215を、2-エチル-6-チルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.34mmol)及び中間体AY-3(0.39mmol)から出発して、化合物181と同じ方法で調製して、白色の粉末0.129g(72%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm 8.77(s,1H),8.29-8.36(m,1H),7.47-7.54(m,1H),7.27-7.33(m,2H),7.21-7.25(m,1H),7.14-7.19(m,2H),4.41-4.49(m,2H),4.06-4.09(m,1H),3.96-4.05(m,2H),3.79-3.84(m,2H),2.90-3.02(m,2H),2.31(s,3H)2.26(s,3H),1.20-1.30(m,3H)
化合物217の調製
Figure 2024510478000148
したがって、化合物217を、中間体AU-2(0.31mmol)及び中間体AY-3から出発して、化合物181と同じ方法で調製して、白色の泡状物0.018g(10%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.17(s,1H),8.40(t,J=6.0Hz,1H),7.27-7.35(m,2H),7.12-7.21(m,2H),4.69-4.77(m,2H),4.41-4.49(m,2H),3.98-4.04(m,2H),3.91-3.97(m,2H),3.79-3.84(m,2H),2.95-3.01(m,2H),2.89-2.94(m,2H),2.25(s,3 H),1.22-1.29(m,4H)
化合物218の調製
Figure 2024510478000149
したがって、化合物218を、6-エチル-2-メチルイミダゾ[2,1-b][1,3]チアゾール-5-カルボン酸(CAS[1131613-58-5]、0.29mmol)及び中間体AY-3から出発して、化合物181と同じ方法で調製して、白色の泡状物0.059g(38%)を得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 8.09(t,J=6.0Hz,1H),7.80-7.91(m,1H),7.21-7.32(m,2H),7.08-7.19(m,2H),4.40(d,J=6.0Hz,2H),4.00(t,J=4.9Hz,2H),3.81(t,J=4.9Hz,2H),2.85(q,J=7.5Hz,2H),2.40-2.46(m,3H),2.22-2.28(m,3H),1.20(t,J=7.5Hz,3H)
化合物216の合成
Figure 2024510478000150
中間体AZ-1の調製
オルトイソ酪酸トリメチル(0.2mL、1.26mmol)を、HFIP(10.8mL)中の中間体D(0.3g、0.63mmol)の溶液に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で処理した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、油状物を得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(4g、無定形SiOH、95/5から85/15のDCM/MeOH)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、中間体AZ-1を無色の油状物0.105g(37%)として得た。
化合物216の調製
氷浴中5℃で冷却した乾燥DCM(2mL)中のAZ-1(0.11g、0.23mmol)及びDIPEA(0.12mL、0.69mmol)の溶液に、DCM中1MのTfO(0.23mL、0.23mmol)を滴加した。反応混合物を5℃で15分間撹拌した。反応混合物を直ちに飽和NaHCO溶液でクエンチした。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(1回)、MgSO4上で乾燥させ、濾別し、蒸発させた。DCM(2mL)を残留物に添加し、溶液を5℃に冷却し、次いでDIPEA(0.04mL、0.23mmol)、続いてDCM中1MのTfO(0.092mL、0.092mmol)を添加した。反応混合物を5℃で15分間撹拌した。反応混合物を直ちに飽和NaHCO溶液でクエンチした。水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(1回)、MgSO4上で乾燥させ、濾別して、0.725gを得た。精製をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィ(4g、無定形SiOH 25~40μM、90/10~70/30のヘプタン/EtOAc)により行った。純粋な画分を回収し、蒸発させて、ベージュ色の粉末0.06gを得た。これをDIPE及び少量のヘプタンで粉砕し、沈殿物を濾別し、真空下、60℃で乾燥させて、化合物216を白色の粉末0.040gとして得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.03-9.18(m,1H),8.47(br t,J=5.5Hz,1H),7.63-7.73(m,1H),7.43-7.50(m,1H),7.30-7.38(m,1H),7.16-7.27(m,2H),4.50(br d,J=5.6Hz,2H),3.87-3.94(m,2H),3.80(br s,2H),2.93-3.05(m,3H),1.24-1.32(m,3H),1.14-1.21(m,6H)
中間体BA-3の合成
Figure 2024510478000151
中間体BA-1の調製
したがって、中間体BA-1を、中間体E6(6.45mol)から出発して、AZ-1と同じ方法で調製して、無色の油状物1.82g(77%)を得た。
中間体BA-2の調製
したがって、中間体BA-2を、BA-1(4.97mmol)から出発して、化合物216と同じ方法で調製して、ベージュ色の粉末1.58g(58%)を得た。
中間体BA-3の調製
したがって、中間体BA-3を、中間体BA-2(3.17mol)から出発して、AY-3と同じ方法で調製して、ベージュ色の固体1.39g(91%、純度約90%、次のステップにそのまま使用)を得た。
以下の化合物もまた、本明細書に記載の方法に従って調製する/した。
Figure 2024510478000152
Figure 2024510478000153
Figure 2024510478000154
Figure 2024510478000155
Figure 2024510478000156
Figure 2024510478000157
Figure 2024510478000158
Figure 2024510478000159
Figure 2024510478000160
Figure 2024510478000161
Figure 2024510478000162
Figure 2024510478000163
Figure 2024510478000164
Figure 2024510478000165
Figure 2024510478000166
Figure 2024510478000167
Figure 2024510478000168
Figure 2024510478000169
Figure 2024510478000170
Figure 2024510478000171
Figure 2024510478000172
Figure 2024510478000173
Figure 2024510478000174
Figure 2024510478000175
Figure 2024510478000176
Figure 2024510478000177
Figure 2024510478000178
Figure 2024510478000179
更なる特徴付けデータ:
Figure 2024510478000180
Figure 2024510478000181
Figure 2024510478000182
Figure 2024510478000183
[実施例]
中間体BB-3、BC-3、及びBD-3の合成
Figure 2024510478000184
中間体BB-1の調製
窒素をバブリングしながら、(トリメトキシメチル)シクロプロパン(CAS[54917-76-9]、417mg、2.85mmol)を、ガラス耐圧瓶中のHFIP(13mL)中の中間体E6(1g、2.85mmol)の溶液に添加した。混合物を80℃で72時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で除去して、橙色の油状物を得た。粗生成物をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ(25g;0/100から90/10のDCM中の(DCM/MeOH 9:1))により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮した。得られたものを飽和NaHCO水溶液で中和し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、中間体BB-1(420mg、40%)をベージュ色の泡状固体として得た。
中間体BB-2の調製
DCM(2mL)中のTfO(194mL、1.15mmol)を、丸底フラスコ中のDCM(8mL)中の中間体BB-1(420mg、1.15mmol)及びDIPEA(0.6mL、3.46mmol)の撹拌溶液に、N2雰囲気下、-20℃で滴加した。反応混合物を-20℃で15分間撹拌した。次いで、DCM(1mL)中の更なるTfO(39mL、0.23mmol)を、-20℃で滴加し、混合物を-20℃で30分間撹拌した。反応物を-20℃でNaHCO(飽和、水溶液)でクエンチし、DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ25g;0/100~20/80のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体BB-2(438mg、75%)を白色の固体として得た。
中間体BB-3の調製
丸底フラスコ中で、水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(62mg、0.088mol)を、EtOAc(12mL)及びMeOH(12mL)中の中間体BB-2(438mg、0.88mmol)及びHCl(3M、水溶液、0.29mL、0.88mmol)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加した。次いで、窒素雰囲気をハイグロジェン(hygrogen)に置き換え、反応混合物を50℃で5時間撹拌した。過剰量の水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(31mg、0.044mmol)を、反応混合物に、窒素雰囲気下、室温で添加した。次いで、窒素雰囲気を水素で置き換え、反応混合物を50℃で1.5時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して、中間体BB-3(351mg、99%)を黄色の固体として得た。粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
中間体BC-1の調製
したがって、中間体BC-1を、中間体R4(1.23mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、404mg(77%)をベージュ色の泡状物として得た。
中間体BC-2の調製
したがって、中間体BC-2を、中間体BC-1(1.06mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、243mg(40%)をベージュ色の固体として得た。
中間体BC-3の調製
したがって、中間体BC-3を、中間体BC-2(0.47mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、199mg(定量的)を黄色の固体として得た。
中間体BD-1の調製
したがって、中間体BD-1を、中間体AW-6(2.4mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、610mg(60%)をベージュ色の泡状物として得た。
中間体BD-2の調製
したがって、中間体BD-2を、中間体BD-1(0.7mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、326mg(85%)を白色の固体として得た。
中間体BD-3の調製
したがって、中間体BD-3を、中間体BD-2(0.62mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、260mg(94%)を黄色の固体として得た。
化合物227の合成
Figure 2024510478000185
中間体BB-3(115mg、0.29mmol)を、丸底フラスコ中のDMF(3mL)中の2-エチル-6-フルオロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1368682-64-7]、87mg、0.35mmol)、HATU(165mg、0.43mmol)、及びDIPEA(261mg、2.02mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。NaHCO(飽和、水溶液)を添加し、混合物をEtOAcで抽出した(3回)。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、12g;0/100から25/75のDCM中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮した。得られたものをDIPE/DCM(9:1)で粉砕し、濾過して、化合物227(100mg、62%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)δ9.03(dd,J=5.1,2.4Hz,1H),8.35(t,J=5.8Hz,1H),7.68(dd,J=9.8,5.4Hz,1H),7.51-7.44(m,1H),7.30(d,J=8.6Hz,2H),7.11(d,J=8.6Hz,2H),4.45(d,J=5.9Hz,2H),3.97(t,J=4.9Hz,2H),3.80(t,J=5.0Hz,2H),2.97(q,J=7.5Hz,2H),1.97-1.87(m,1H),1.25(t,J=7.5Hz,3H),0.97-0.88(m,2H),0.88-0.80(m,2H)。
化合物228の合成
Figure 2024510478000186
したがって、化合物228を、中間体AI-3(0.35mmol)及び中間体BB-3(0.39mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、混合物を室温で16時間及び50℃で2時間撹拌して、63mg(30%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-dd 9.13(s,1H),8.50(d,J=2.3Hz,1H),8.40(t,J=5.9Hz,1H),7.29(d,J=8.6Hz,2H),7.11(d,J=8.6Hz,2H),4.45(d,J=5.9Hz,2H),3.98(t,J=4.8Hz,2H),3.80(t,J=4.9Hz,2H),2.98(q,J=7.5Hz,2H),2.34(s,3H),1.93-1.84(m,1H),1.26(t,J=7.5Hz,3H),0.94-0.89(m,2H),0.87-0.81(m,2H)。
化合物229の合成
Figure 2024510478000187
したがって、化合物229を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.35mmol)及び中間体BB-3(0.29mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、53mg(33%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.77(s,1H),8.29(t,J=5.9Hz,1H),7.50(d,J=9.1Hz,1H),7.29(d,J=8.6Hz,2H),7.23(dd,J=9.1,1.6Hz,1H),7.11(d,J=8.7Hz,2H),4.44(d,J=5.9Hz,2H),3.98(t,J=4.8Hz,2H),3.80(t,J=5.0Hz,2H),2.94(q,J=7.5Hz,2H),2.30(s,3H),1.96-1.84(m,1H),1.24(t,J=7.5Hz,3H),0.96-0.89(m,2H),0.89-0.79(m,2H)。
化合物230の合成
Figure 2024510478000188
したがって、化合物230を、6-クロロ-2-エチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216142-18-5]、0.6mmol)及び中間体BB-3(0.5mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、99mg(34%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.07(d,J=1.3Hz,1H),8.42(t,J=5.8Hz,1H),7.66(d,J=9.5Hz,1H),7.45(dd,J=9.5,2.0Hz,1H),7.30(d,J=8.5Hz,2H),7.11(d,J=8.6Hz,2H),4.45(d,J=5.8Hz,2H),3.97(t,J=4.8Hz,2H),3.80(t,J=4.9Hz,2H),2.97(q,J=7.5Hz,2H),1.93-1.83(m,1H),1.25(t,J=7.5Hz,3H),0.98-0.89(m,2H),0.84(dd,J=5.1,2.8Hz,2H)。
化合物231の合成
Figure 2024510478000189
したがって、化合物231を、中間体AL-2(0.37mmol)及び中間体BC-3(0.31mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、51mg(27%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.91(s,1H),8.59(br s,1H),7.62(d,J=10.5Hz,1H),7.27-7.15(m,3H),4.48(d,J=4.5Hz,2H),4.01-3.92(m,2H),3.79-3.70(m,2H),3.00(q,J=7.5Hz,2H),1.96-1.86(m,1H),1.27(t,J=7.5Hz,3H),0.94-0.86(m,2H),0.85-0.77(m,2H)。
化合物232の合成
Figure 2024510478000190
したがって、化合物232を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.43mmol)及び中間体BD-3(0.35mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、97mg(47%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d。d8.80(s,1H),8.31(t,J=5.4Hz,1H),8.08(s,1H),7.63(d,J=13.2Hz,1H),7.51(d,J=9.0Hz,1H),7.24(d,J=9.0Hz,1H),4.47(d,J=5.6Hz,2H),4.05(s,2H),3.97(d,J=4.8Hz,2H),2.95(q,J=7.4Hz,2H),2.30(s,3H),2.01-1.86(m,1H),1.25(t,J=7.4Hz,3H),0.98-0.74(m,4H)
中間体BE-3及びBF-3の合成
Figure 2024510478000191
中間体BE-1の調製
したがって、中間体BE-1を、中間体R4(7.35mmol)及びオルトプロピオン酸トリメチル(CAS[24823-81-2]、14.69mmol)から出発して、中間体BB-1と同様の方法で調製し、1.82g(64%)を褐色の固体として得た。
中間体BE-2の調製
したがって、中間体BE-2を、中間体BE-1(1.48mmol)から出発して、中間体BB-2と同様の方法で調製し、333mg(34%)を無色の油状物として得た。
中間体BE-3の調製
したがって、中間体BE-3を、中間体BE-2(0.98mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、469mg(81%)を黄色の固体として得た。
中間体BF-1の調製
したがって、中間体BF-1を、中間体AW-6(5.18mmol)及びオルトプロピオン酸トリメチル(CAS[24823-81-2]、20.72mmol)から出発して、中間体BB-1と同様の方法で調製し、1.35g(70%)を黄色の油状物として得た。
中間体BF-2の調製
したがって、中間体BF-2を、中間体BF-1(3.31mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、1.22g(68%)を橙色の固体として得た。
中間体BF-3の調製
したがって、中間体BF-3を、中間体BF-2(2.58mmol)から出発して、中間体BB-3と同様の方法で調製し、997mg(92%)を無色の油状物として得た。
化合物233の合成
Figure 2024510478000192
したがって、化合物233を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.64mmol)及び中間体BE-3(0.53mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、52mg(17%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.18(t,J=5.6Hz,1H),8.48(d,J=6.9Hz,1H),7.71(d,J=9.1Hz,1H),7.53-7.40(m,1H),7.28(t,J=8.6Hz,1H),7.12(dd,J=16.6,10.3Hz,3H),4.43(d,J=5.7Hz,2H),3.93-3.83(m,2H),3.70(d,J=4.3Hz,2H),2.52(q,J=7.2Hz,2H),1.07(t,J=7.2Hz,3H)。
化合物234の合成
Figure 2024510478000193
したがって、化合物234を、中間体AI-3(0.64mmol)及び中間体BE-3(0.53mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、99mg(32%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.15(s,1H),8.51(d,J=2.1Hz,1H),8.44(t,J=5.9Hz,1H),7.34(t,J=8.6Hz,1H),7.20(dd,J=16.8,11.3Hz,2H),4.49(d,J=5.9Hz,2H),3.99-3.92(m,2H),3.81-3.70(m,2H),3.01(q,J=7.5Hz,2H),2.60(q,J=7.2Hz,2H),2.34(s,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H),1.14(t,J=7.2Hz,3H)。
化合物235の合成
Figure 2024510478000194
したがって、化合物235を、中間体AI-3(0.64mmol)及び中間体BF-3(0.46mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、72mg(28%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.15(dd,J=2.4,1.1Hz,1H),8.51(d,J=2.4Hz,1H),8.43(t,J=5.8Hz,1H),8.10(s,1H),7.66(dd,J=13.1,1.8Hz,1H),4.49(d,J=5.8Hz,2H),4.05(dd,J=6.4,3.6Hz,2H),3.98(dd,J=6.5,3.6Hz,2H),3.00(q,J=7.5Hz,2H),2.58(q,J=7.2Hz,2H),2.34(d,J=0.7Hz,3H),1.27(t,J=7.5Hz,3H),1.11(t,J=7.3Hz,3H)。
化合物236の合成
Figure 2024510478000195
したがって、化合物236を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.58mmol)及び中間体BF-3(0.42mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、69mg(28%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.26(t,J=5.7Hz,1H),8.58(d,J=7.0Hz,1H),8.10(s,1H),7.79(d,J=9.1Hz,1H),7.64(dd,J=13.1,1.7Hz,1H),7.56(ddd,J=9.1,6.8,1.2Hz,1H),7.20(td,J=6.9,1.1Hz,1H),4.52(d,J=5.6Hz,2H),4.05(dd,J=6.3,3.3Hz,2H),4.00(dd,J=6.1,3.0Hz,2H),2.59(q,J=7.2Hz,2H),1.12(t,J=7.3Hz,3H)。
中間体BG-3の合成
Figure 2024510478000196
中間体BG-1の調製
したがって、中間体BG-1を、中間体E6(1.29mmol)及び1,1,1-トリメトキシ-2-メチルプロパン(CAS[1494255-38-7]、2.58mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、237mg(41%)をベージュ色の泡状物として得た。
中間体BG-2の調製
したがって、中間体BG-2を、中間体BG-1(0.65mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、141mg(21%)をベージュ色の固体として得た。
中間体BG-3の調製
丸底フラスコ中で、水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(19mg、0.028mmol)を、EtOAc(3mL)及びMeOH(3mL)中の中間体BG-2(140mg、0.28mmol)及びHCl(3M、水溶液、0.09mL、0.28mmol)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加した。次いで、窒素雰囲気をハイグロジェン(hygrogen)に置き換え、反応混合物を50℃で16時間撹拌した。過剰量の水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(39mg、0.055mmol)を、反応混合物に、窒素雰囲気下、室温で添加した。次いで、窒素雰囲気を水素で置き換え、反応混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残留物をCHCN(4mL)に取り込み、ヨードトリメチルシラン(0.12mL、0.9mmol)を窒素雰囲気下で滴加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和Na水溶液で洗浄した。合わせた有機層を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、中間体BG-3(90mg、33%)を橙色の固体として得た。粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
化合物237の合成
Figure 2024510478000197
したがって、化合物237を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.36mmol)及び中間体BG-3(0.24mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、20mg(15%)をベージュ色の泡状物として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.78(s,1H),8.30(t,J=5.9Hz,1H),7.50(d,J=9.1Hz,1H),7.33(d,J=8.7Hz,2H),7.25(d,J=1.6Hz,3H),4.46(d,J=5.9Hz,2H),3.96(t,J=4.9Hz,2H),3.83(t,J=5.0Hz,2H),3.48(p,J=8.2Hz,1H),2.95(q,J=7.5Hz,2H),2.38-2.26(m,5H),2.25-2.15(m,2H),1.90(dd,J=18.5,9.6Hz,1H),1.81(dt,J=19.4,7.4Hz,1H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
中間体BH-3及びBI-3の合成
Figure 2024510478000198
中間体BH-1の調製
したがって、中間体BH-1を、中間体R4(0.62mmol)及び1,1,1-トリメトキシ-2-メチルプロパン(CAS[52698-46-1]、2.47mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、156mg(59%)を橙色の固体として得た。
中間体BH-2の調製
したがって、中間体BH-2を、中間体BH-1(0.41mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、151mg(65%)をベージュ色の固体として得た。
中間体BH-3の調製
したがって、中間体BH-3を、中間体BH-2(0.28mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、116mg(97%)を黄色の固体として得た。
中間体BI-1の調製
したがって、中間体BI-1を、中間体AW-6(4.92mmol)及び1,1,1-トリメトキシ-2-メチルプロパン(CAS[52698-46-1]、19.69mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、1.06g(53%)を薄黄色の油状物として得た。
中間体BI-2の調製
したがって、中間体BI-2を、中間体BI-1(2.74mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、869mg(55%)を淡ピンク色の固体として得た。
中間体BI-3の調製
したがって、中間体BI-3を、中間体BI-2(1.67mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、702mg(90%)を淡黄色の固体として得た。
化合物238の合成
Figure 2024510478000199
したがって、化合物238を、中間体AL-2(0.36mmol)及び中間体BH-3(0.27mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、68mg(40%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.92(d,J=1.4Hz,1H),8.60(t,J=5.9Hz,1H),7.62(dd,J=10.6,1.7Hz,1H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),7.27-7.21(m,1H),7.21-7.17(m,1H),4.49(d,J=5.9Hz,2H),3.95-3.85(m,2H),3.84-3.74(m,2H),3.08-2.95(m,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H),1.17(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物239の合成
Figure 2024510478000200
したがって、化合物239を、2-(トリフルオロメチル)-5H,6H,7H,8H-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1781636-40-5]、0.5mmol)及び中間体BH-3(0.36mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、84mg(39%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.10(t,J=5.9Hz,1H),7.32(t,J=8.6Hz,1H),7.13(dd,J=13.0,11.1Hz,2H),4.40(d,J=5.9Hz,2H),3.94-3.86(m,4H),3.81(d,J=4.0Hz,2H),2.98(dt,J=13.3,6.7Hz,1H),2.78(t,J=6.3Hz,2H),1.91(d,J=4.1Hz,2H),1.84(d,J=4.9Hz,2H),1.18(s,3H),1.17(s,3H)。
化合物240の合成
Figure 2024510478000201
したがって、化合物240を、2-(ジフルオロメチル)-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[2168187-84-4]、0.5mmol)及び中間体BH-3(0.36mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、95mg(44%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.93(t,J=5.8Hz,1H),8.61(s,1H),7.67(d,J=9.2Hz,1H),7.46-7.30(m,3H),7.29-7.21(m,1H),7.22-7.17(m,1H),4.50(d,J=5.8Hz,2H),3.93-3.86(m,2H),3.81(t,J=4.4Hz,2H),2.98(hept,J=6.7Hz,1H),2.34(s,3H),1.18(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物241の合成
Figure 2024510478000202
したがって、化合物241を、中間体AP-2(0.41mmol)及び中間体BH-3(0.3mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、73mg(42%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.78(s,1H),8.24(t,J=6.0Hz,1H),7.38(s,1H),7.32(t,J=8.5Hz,1H),7.25-7.15(m,2H),4.47(d,J=5.9Hz,2H),3.93-3.85(m,2H),3.83-3.76(m,2H),3.02-2.91(m,3H),2.30(s,3H),2.22(s,3H),1.25(t,J=7.5Hz,3H),1.17(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物242の合成
Figure 2024510478000203
したがって、化合物242を、2-エチル-5H,6H,7H,8H-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1529528-99-1]、0.41mmol)及び中間体BH-3(0.3mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、33mg(19%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.67(s,1H),7.32(t,J=8.3Hz,1H),7.15(t,J=12.6Hz,2H),4.40(d,J=4.9Hz,2H),4.06(s,2H),3.89(s,2H),3.79(s,2H),3.03-2.94(m,1H),2.86(s,2H),2.71(d,J=7.2Hz,2H),1.87(d,J=25.4Hz,4H),1.17(d,J=6.0Hz,9H)。
化合物243の合成
Figure 2024510478000204
したがって、化合物243を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.51mmol)及び中間体BI-3(0.39mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、24mg(10%)をベージュ色の泡状物として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl)d 9.29(d,J=7.1Hz,1H),8.05(s,1H),7.77(d,J=9.1Hz,1H),7.51-7.46(m,1H),7.44(dd,J=12.4,1.4Hz,1H),7.10(t,J=6.9Hz,1H),6.65(s,1H),4.63(d,J=5.7Hz,2H),4.17-4.09(m,2H),3.93-3.86(m,2H),3.19-3.02(m,1H),1.22(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物244の合成
Figure 2024510478000205
したがって、化合物244を、中間体AL-2(0.51mmol)及び中間体BA-3(0.4mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、82mg(35%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.92-8.88(m,1H),8.58(t,J=5.9Hz,1H),7.61(dd,J=10.6,1.7Hz,1H),7.32(d,J=8.7Hz,2H),7.18(d,J=8.7Hz,2H),4.46(d,J=5.9Hz,2H),3.92(t,J=5.0Hz,2H),3.84(t,J=5.0Hz,2H),3.04-2.93(m,3H),1.26(t,J=7.5Hz,3H),1.20(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物245の合成
Figure 2024510478000206
したがって、化合物245を、中間体AP-2(0.61mmol)及び中間体BA-3(0.47mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、87mg(32%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.77(s,1H),8.19(t,J=5.9Hz,1H),7.37(s,1H),7.31(d,J=8.7Hz,2H),7.17(d,J=8.7Hz,2H),4.44(d,J=5.9Hz,2H),3.92(t,J=5.0Hz,2H),3.83(t,J=5.1Hz,2H),3.01-2.88(m,3H),2.30(s,3H),2.22(s,3H),1.26-1.17(m,9H)。
化合物246の合成
Figure 2024510478000207
したがって、化合物246を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、0.51mmol)及び中間体BI-3(0.39mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、90mg(40%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl)d9.15(s,1H),8.02(s,1H),7.50(d,J=9.1Hz,1H),7.43(dd,J=12.5,1.6Hz,1H),7.19(dd,J=9.1,1.3Hz,1H),6.32(s,1H),4.61(d,J=5.9Hz,2H),4.15-4.03(m,2H),3.93-3.77(m,2H),3.14-3.02(m,1H),2.97(q,J=7.6Hz,2H),2.35(s,3H),1.39(t,J=7.6Hz,3H),1.19(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物247の合成
Figure 2024510478000208
したがって、化合物247を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、1.5mmol)及び中間体BH-3(1.07mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、308mg(48%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.26(t,J=5.7Hz,1H),8.57(d,J=6.9Hz,1H),7.79(d,J=9.1Hz,1H),7.59-7.52(m,1H),7.35(t,J=8.5Hz,1H),7.27-7.15(m,3H),4.52(d,J=5.7Hz,2H),3.95-3.88(m,2H),3.86-3.78(m,2H),3.05-2.90(m,1H),1.18(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物248の合成
Figure 2024510478000209
したがって、化合物248を、中間体AI-3(1.39mmol)及び中間体BH-3(1.07mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、287mg(47%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.17-9.12(m,1H),8.51(d,J=2.3Hz,1H),8.44(t,J=5.9Hz,1H),7.33(t,J=8.6Hz,1H),7.26-7.21(m,1H),7.20-7.17(m,1H),4.48(d,J=5.9Hz,2H),3.94-3.86(m,2H),3.79(t,J=4.5Hz,2H),3.08-2.91(m,3H),2.34(s,3H),1.28(t,J=7.5Hz,3H),1.17(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物249の合成
Figure 2024510478000210
中間体BJ-1の調製
2-アミノ-5-ブロモピリミジン(CAS[7752-82-1]、677mg、3.89mmol)を、ガラス耐圧瓶中のEtOH(25mL)中のエチル2-ブロモ-4,4-ジフルオロ-3-オキソブタノエート(CAS[660840-16-4]、1.43g、5.84mmol)の撹拌溶液に添加した。混合物を、90℃で72時間撹拌した。混合物を、真空中で蒸発させた。粗製物をEtOAcで希釈し、NaHCO(飽和、水溶液)で中和した。有機層をMgSOで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、25g;0/100~40/70のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体BJ-1(247mg、20%)を淡黄色の固体として得た。
中間体BJ-2の調製
トリメチルアルミニウム(ヘキサン中2M、1.15mL、2.29mmol)を、窒素雰囲気下、室温で、冷却器を付けた丸底フラスコ2つ口中の乾燥THF(6mL)中の中間体BJ-1(247mg、0.76mmol)及びPd(PPh(CAS[14221-01-3]、44mg、0.038mmol)の溶液に滴加した。次いで、混合物を65℃で1時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、DCMで希釈した。次いで、5mLの水を滴加し、混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、MgSOを添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、12g;0/100から35/65のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体BJ-2(142mg、72%)を黄色の固体として得た。
中間体BJ-3の調製
NaOH(52mg、1.29mmol)を、丸底フラスコ中のEtOH(3.36mL)及びHO(0.86mL)中の中間体BJ-2(122mg、0.43mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で1.5時間撹拌した。1MのHCl水溶液をpH7になるまで添加した。混合物を真空中で濃縮して、中間体BJ-3(105mg、定量的)を橙色の固体として得た。
化合物249の調製
したがって、化合物249を、中間体BJ-3(0.5mmol)及び中間体BH-3(0.5mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、72mg(24%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.00(d,J=6.3Hz,2H),8.69(d,J=2.2Hz,1H),7.52-7.16(m,4H),4.51(d,J=4.3Hz,2H),3.93-3.76(m,4H),2.98(dt,J=13.3,6.7Hz,1H),2.38(s,3H),1.17(d,J=6.7Hz,6H)。
化合物250の合成
Figure 2024510478000211
したがって、化合物250を、中間体AI-3(0.68mmol)及び中間体AY-3(0.78mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、72mg(20%)を白色の固体として得た。
H NMR(500MHz,DMSO-d)δppm 9.12(br s,1H)8.51(d,J=1.83Hz,1H)8.44(br t,J=5.65Hz,1H)7.30(br d,J=8.39Hz,2H)7.16(br d,J=8.54Hz,2H)4.46(br d,J=5.65Hz,2H)4.01(br t,J=1.00Hz,2H)3.82(br t,J=4.65Hz,2H)2.98(q,J=7.48Hz,2H)2.34(s,3H)2.26(s,3H)1.26(br t,J=7.48Hz,3H)。
中間体BK-3及びBL-3の合成
Figure 2024510478000212
中間体BK-1の調製
したがって、中間体BK-1を、中間体R4(6.53mmol)及びオルト酢酸トリメチル(CAS[1445-45-0]、13.07mmol)から出発して、中間体BB-1と同様の方法で調製し、1.72g(71%)を褐色の固体として得た。
中間体BK-2の調製
したがって、中間体BK-2を、中間体BK-1(1.4mmol)から出発して、中間体BB-2と同様の方法で調製し、291mg(42%)を無色の油状物として得た。
中間体BK-3の調製
ヨードトリメチルシラン(0.15mL、1.03mmol)を、窒素雰囲気下で、CHCN(4mL)中の中間体BK-2(201mg、0.41mmol)の撹拌溶液に滴加した。混合物を1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。次いで、飽和NaSO水溶液をpH=8になるまで水層に添加し、次いで、ジクロロメタンで抽出した(5回)。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、中間体BK-3(150mg、定量的)を無色の油状物として得た。
中間体BL-1の調製
したがって、中間体BL-1を、中間体AW-6(5.18mmol)及びオルト酢酸トリメチル(CAS[1445-45-0]、20.72mmol)から出発して、中間体BB-1と同様の方法で調製し、970mg(52%)を黄色の油状物として得た。
中間体BL-2の調製
したがって、中間体BL-2を、中間体BL-1(2.46mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、737mg(60%)を橙色の固体として得た。
中間体BL-3の調製
したがって、中間体BL-3を、中間体BL-2(1.88mmol)から出発して、中間体BB-3と同じ方法で調製して、602mg(89%)を淡黄色の固体として得た。
化合物251の合成
Figure 2024510478000213
したがって、化合物251を、中間体AI-3(0.43mmol)及び中間体BK-3(0.43mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、81mg(35%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.06(s,1H),8.43(d,J=1.9Hz,1H),8.37(t,J=6.1Hz,1H),7.25(t,J=8.5Hz,1H),7.11(dd,J=17.7,11.1Hz,2H),4.40(d,J=5.6Hz,2H),3.92(d,J=4.8Hz,2H),3.64(d,J=4.2Hz,2H),2.92(q,J=7.5Hz,2H),2.25(s,3H),2.16(s,3H),1.19(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物252の合成
Figure 2024510478000214
したがって、化合物252を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.19mmol)及び中間体BK-3(0.19mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、33mg(30%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.27(t,J=5.6Hz,1H),8.56(d,J=6.8Hz,1H),7.80(d,J=9.0Hz,1H),7.60-7.52(m,1H),7.35(t,J=8.6Hz,1H),7.24-7.15(m,3H),4.52(d,J=5.7Hz,2H),4.01(d,J=4.8Hz,2H),3.74(s,2H),2.25(s,3H)。
化合物253の合成
Figure 2024510478000215
したがって、化合物253を、6-メチル-2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[874830-67-8]、0.58mmol)及び中間体BK-3(0.4mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、19mg(8%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.24(t,J=5.7Hz,1H),8.35(s,1H),7.70(d,J=9.3Hz,1H),7.42(dd,J=9.3,0.8Hz,1H),7.35(t,J=8.6Hz,1H),7.20(dd,J=16.1,11.0Hz,2H),4.52(d,J=5.7Hz,2H),4.10-3.92(m,2H),3.81-3.66(m,2H),2.34(s,3H),2.25(s,3H)。
化合物254の合成
Figure 2024510478000216
したがって、化合物254を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[866149-90-8]、0.85mmol)及び中間体BK-3(0.58mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、77mg(23%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d 9.27(s,1H),9.03(dd,J=7.0,1.9Hz,1H),8.84(dd,J=4.1,1.9Hz,1H),7.39-7.31(m,2H),7.27-7.13(m,2H),4.52(d,J=4.0Hz,2H),4.15-3.96(m,2H),3.79-3.70(m,2H),2.25(s,3H)。
化合物255の合成
Figure 2024510478000217
したがって、化合物255を、中間体AI-3(0.64mmol)及び中間体BL-3(0.46mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、65mg(26%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.15(dd,J=2.4,1.1Hz,1H),8.51(d,J=2.4Hz,1H),8.43(t,J=5.8Hz,1H),8.10(s,1H),7.66(dd,J=13.0,1.8Hz,1H),4.49(d,J=5.8Hz,2H),4.12-4.05(m,2H),3.94(dd,J=6.0,3.9Hz,2H),2.99(q,J=7.5Hz,2H),2.34(s,3H),2.22(s,3H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物256の合成
Figure 2024510478000218
したがって、化合物256を、2-(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[73221-19-9]、0.58mmol)及び中間体BL-3(0.42mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、46mg(20%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.26(t,J=5.7Hz,1H),8.58(d,J=7.0Hz,1H),8.10(s,1H),7.79(d,J=9.1Hz,1H),7.64(dd,J=13.0,1.7Hz,1H),7.56(ddd,J=9.1,6.8,1.2Hz,1H),7.20(td,J=6.9,1.1Hz,1H),4.53(d,J=5.7Hz,2H),4.13-4.05(m,2H),3.96(dd,J=6.1,3.9Hz,2H),2.23(s,3H)。
化合物257の合成
Figure 2024510478000219
中間体BM-1の調製
丸底フラスコ中で、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(71ml、0.57mmol)を、乾燥1-4ジオキサン(54mL)中の2-アミノ-5-ブロモピリミジン(CAS[7752-82-1]、2g、11.49mmol)、エチル4,4,4-トリフルオロアセトアセテート(2.09mL、11.49mmol)、及び(ジアセトキシヨード)ベンゼン(3.7g、11.49mmol)の撹拌溶液に、室温で滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、追加量のエチル4,4,4-トリフルオロアセトアセテート(1.05mL、5.75mmol)、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(1.85g、5.75mmol)、及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(71mL、0.57mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、追加量のエチル4,4,4-トリフルオロアセトアセテート(1.05mL、5.75mmol)、(ジアセトキシヨード)ベンゼン(1.85g、5.75mmol)、及び三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(71mL、0.57mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO(飽和、水溶液)で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ120g;0/100~20/80のヘプタン中のEtOAc)により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮して、中間体BM-1(1.48g、38%)を黄色の粉末として得た。
中間体BM-2の調製
したがって、中間体BM-2を、中間体BM-1(4.38mmol)から出発して、中間体BJ-2と同じ方法で調製して、889mg(74%)をベージュ色の固体として得た。
中間体BM-3の調製
LiOH(42mg、0.99mmol)を、室温で、丸底フラスコ中のTHF(1.8mL)、MeOH(1.8mL)、及びHO(1.8mL)中の中間体(BM-2(180mg、0.66mmol)の溶液に添加した。混合物を室温で4時間撹拌した。2MのHCl水溶液をpH7になるまで添加した。混合物を真空中で濃縮して、中間体BM-3(189mg、91%)を白色の固体として得た。粗生成物を次のステップで更に精製することなく使用した。
化合物257の調製
したがって、化合物257を、中間体BM-3(0.89mmol)及び中間体BK-3(0.4mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製して、33mg(14%)を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d9.24(t,J=5.7Hz,1H),8.84(s,1H),8.74(d,J=2.3Hz,1H),7.35(t,J=8.6Hz,1H),7.20(dd,J=17.9,10.9Hz,2H),4.52(d,J=5.8Hz,2H),4.02(dd,J=8.4,4.7Hz,2H),3.77-3.70(m,2H),2.38(s,3H),2.25(s,3H)。
化合物258の合成
Figure 2024510478000220
中間体BN-1の調製
したがって、中間体BN-1を、中間体E6(4.68mmol)及び2,2,2-トリメトキシ酢酸メチルエステル(CAS[18370-95-1]、18.72mmol)から出発して、中間体BB-1と同じ方法で調製して、1.42g(79%)を黄色の固体として得た。
中間体BN-2の調製
したがって、中間体BN-2を、中間体BN-1(3.39mmol)から出発して、中間体BB-2と同じ方法で調製して、1.21g(68%)を黄色の固体として得た。
中間体BN-3の調製
丸底フラスコ中で、水酸化パラジウム、炭素上20%Pd、公称50%水(165mg、0.24mmol)を、EtOAc(20mL)及びMeOH(20mL)中の中間体BN-2(1.21g、2.35mmol)及びHCl(3M、水溶液、0.78mL、2.35mmol)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加した。次いで、窒素雰囲気をハイグロジェン(hygrogen)で置き換え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して、中間体BN-3(987mg、96%)を黄色の固体として得た。粗生成物を次のステップでそのまま使用した。
化合物258の調製
したがって、化合物258を、2-エチル-6-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸(CAS[1216036-36-0]、1.6mmol)及び中間体BN-3(1.06mmol)から出発して、化合物227と同じ方法で調製し、化合物258(635mg、純度95%、定量的)を黄色の油状物として得た。
少量の化合物258(50mg)をDCM(10mL)に溶解した。溶媒を真空下で蒸留した。粗生成物を逆相(Phenomenex Gemini C18 30×100mm 5μmカラム;59%[25mM NH4HCO3]-41%[ACN:MeOH 1:1]から17%[25mM NH4HCO3]-83%[ACN:MeOH 1:1]により精製した。所望の画分を回収し、溶媒を部分的に真空中で濃縮した。混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジエチルエーテル及びペンタンを添加し、真空下で乾燥させて、純粋な化合物258(25mg)を黄色がかった固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.78(s,1H),8.36(t,J=5.9Hz,1H),7.51(d,J=9.1Hz,1H),7.41(d,J=8.6Hz,2H),7.36(d,J=8.6Hz,2H),7.24(d,J=9.1Hz,1H),4.50(d,J=5.9Hz,2H),4.10-3.97(m,2H),3.87(s,2H),3.80(s,3H),2.96(q,J=7.5Hz,2H),2.31(s,3H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物259の合成
Figure 2024510478000221
中間体BO-1の調製
丸底フラスコ中で、水酸化リチウム一水和物(30mg、0.71mmol)を、EtOH(3mL)及びHO(1.5mL)中の化合物258(135mg、0.24mmol)の撹拌溶液に室温で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を真空中で除去して、中間体BO-1(135mg、定量的)を黄色の油状物として得た。粗生成物を次のステップで更に精製することなく使用した。
化合物259の調製
ジメチルアミン塩酸塩(29mg、0.36mmol)を、丸底フラスコ中のDMF(4mL)中の中間体BO-1(134mg、0.24mmol)、HATU(91mg、0.24mmol)、及びDIPEA(167mL、0.96mmol)の溶液に室温で添加した。混合物を室温で72時間撹拌した。追加量のHATU(46mg、0.12mmol)、DIPEA(83mL、0.48mmol)、及びジメチルアミン塩酸塩(20mg、0.24mmol)を、溶液混合物に添加し、それを50℃で2時間撹拌した。反応混合物をHO及びブラインで希釈し、AcOEtで抽出した(3回)。合わせた有機層を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、12g;0/100から30/70のDCM中の(DCM/MeOH(9:1))により精製した。所望の画分を回収し、真空中で濃縮した。粗生成物を逆相(Phenomenex Gemini C18 30×100mm 5μmカラム;59%[25mM NHHCO]-41%[ACN:MeOH 1:1]から17%[25mM NHHCO]-83%[ACN:MeOH 1:1]により精製した。所望の画分を回収し、DCMで抽出した。合わせた有機層を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジエチルエーテル及びペンタンを添加し、真空下で乾燥させて、化合物259(76mg、54%)を淡黄色の泡状物として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.78(s,1H),8.32(t,J=5.7Hz,1H),7.50(d,J=9.1Hz,1H),7.35(d,J=8.6Hz,2H),7.24(d,J=8.7Hz,3H),4.47(d,J=5.9Hz,2H),3.96(s,4H),3.09(s,3H),3.00-2.89(m,5H),2.30(s,3H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
化合物260の合成
Figure 2024510478000222
したがって、化合物260を、中間体BO-1(0.27mmol)及び塩化アンモニウムから出発して、化合物259と同じ方法で調製して、化合物260(28mg、19%)をベージュ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d)d8.78(d,J=0.8Hz,1H),8.35(t,J=6.0Hz,1H),7.68(s,1H),7.51(d,J=9.5Hz,1H),7.45(d,J=8.8Hz,2H),7.36(d,J=8.8Hz,2H),7.33(s,1H),7.24(dd,J=9.1,1.7Hz,1H),4.49(d,J=5.9Hz,2H),3.90(d,J=52.6Hz,4H),2.95(q,J=7.5Hz,2H),2.31(s,3H),1.25(t,J=7.5Hz,3H)。
以下の化合物もまた、本明細書に記載の方法に従って調製する/した。
Figure 2024510478000223
Figure 2024510478000224
1.生物学的アッセイ/薬理学的実施例
M.tuberculosisに対する化合物を試験するためのMICの決定。
試験1
試験化合物及び参照化合物をDMSOに溶解し、96ウェルプレートのウェル当たり1μlの溶液を最終濃度の200倍でスポッティングした。カラム1及びカラム12は化合物を含まないままにし、カラム2~11の化合物濃度を3倍に希釈した。緑色蛍光タンパク質(green-fluorescent protein、GFP)を発現するMycobacterium tuberculosis株の凍結ストック(この場合、EH4.0;他の株、例えば、H37Rvを使用してもよい)を予め調製し、滴定した。接種材料を調製するために、1バイアルの凍結細菌ストックを室温に解凍し、7H9ブロス中で1mL当たり5×10 exp5コロニー形成単位に希釈した。カラム12を除く全プレートにウェル当たり1×10 exp5コロニー形成単位に相当する200μlの接種材料を移した。200μlの7H9ブロスをカラム12のウェルに移した。蒸発を防ぐために、プレートをプラスチックバッグ中で37℃でインキュベートした。7日後、蛍光を、Gemini EM Microplate Readerで、485nmの励起波長及び538nmの発光波長で測定し、IC50及び/又はpIC50値(又は同様のもの、例えば、IC50、IC90、pIC90など)を計算した(又は計算し得る)。
試験2
実験/試験化合物及び参照化合物の適切な溶液を、7H9培地を含む96ウェルプレート中で作製した。Mycobacterium tuberculosis株H37Rvの試料を、対数成長期の培養物から採取した。これらを最初に希釈して600nm波長で0.3の光学密度を得て、次いで1/100に希釈して、1mL当たり約5×10 exp5コロニー形成単位の接種材料を得た。カラム12を除く全プレートにウェル当たり5×10 exp4コロニー形成単位に相当する100μlの接種材料を移した。蒸発を防ぐために、プレートをプラスチックバッグ中で37℃でインキュベートした。7日後、レサズリンを全てのウェルに添加した。2日後、蛍光を、Gemini EM Microplate Readerで、543nmの励起波長及び590nmの発光波長で測定し、MIC50及び/又はpIC50値(又は同様のもの、例えば、IC50、IC90、pIC90など)を計算した(又は計算し得る)。
試験3:殺滅時間(Time kill)アッセイ
化合物の殺菌活性又は静菌活性は、ブロス希釈法を使用する殺滅時間(time kill)動態アッセイにおいて決定することができる。このアッセイでは、M.tuberculosis(株H37Rv及びH37Ra)の出発接種材料は、Middlebrook(1×)7H9ブロス中10CFU/mLである。試験化合物を、それぞれ10~30μMから0.9~0.3μMの範囲の濃度で、単独で、又は別の化合物(例えば、チトクロムbd阻害剤などの異なる作用様式を有する化合物)と組み合わせて試験する。抗菌剤を受けていないチューブは、培養成長対照を構成する。微生物及び試験化合物を含有するチューブを37℃でインキュベートする。インキュベーションの0、1、4、7、14、及び21日後に、Middlebrook 7H9培地中での連続希釈(10~10-6)による生菌数の決定及びMiddlebrook 7H11寒天上へのプレーティング(100μl)のために試料を取り出す。プレートを37℃で21日間インキュベートし、コロニー数を決定する。死滅曲線は、1mL当たりのlog10CFUを時間に対してプロットすることによって構築することができる。試験化合物(単独又は組み合わせのいずれか)の殺菌効果は、一般に、0日目と比較した2-log10減少(1mL当たりのCFUの減少)として定義される。薬物の潜在的なキャリーオーバー効果は、寒天プレートに0.4%の木炭を使用することによって、並びに連続希釈及びプレーティングのために使用される可能な最高希釈でコロニーを計数することによって制限される。
結果
本発明/実施例の化合物は、例えば、上記の試験1で試験した場合、典型的には、3~10(例えば、4.0~9.0、例えば、5.0~8.0など)のpIC50を有し得る。
2.生物学的結果
実施例の化合物を、上記の試験1(及び/又は試験2)(「薬理学的実施例」のセクション)で試験し、以下の結果を得た。
生物学的データ表
Figure 2024510478000225
Figure 2024510478000226
Figure 2024510478000227
3.参照化合物及び/又は本発明/実施例の化合物を含む代表的な化合物についての更なるデータ
本発明/実施例の化合物は、インビトロ効力、インビトロでの殺滅動態(すなわち、殺菌効果)、PK特性、食物効果、安全性/毒性(肝臓毒性、凝固、5-LOオキシゲナーゼを含む)、代謝安定性、Ames II陰性、MNT陰性、水性溶解性(及び製剤化能)、及び/又は例えば、動物(例えば、麻酔下のモルモット)に対する心血管効果に関連する利点を有し得る。生成/計算された以下のデータは、例えば、文献において利用可能な、又は供給業者によって行われ得る標準的な方法/アッセイ(例えば、Microsomal Stability Assay-Cyprotex、Mitochondrial Toxicity(Glu/Gal)assay-Cyprotex、並びに文献CYPカクテル阻害アッセイ)を使用して得てもよい。いくつかの例では、コア複素環のジヒドロキシル化に対応する、ジヒドロジオールがLCMS(断片化イオン)によって観察されるかどうかを観察するために、GSHを測定した(反応性代謝物、グルクロン酸抱合)。
化合物1について、以下のデータが生成された:
cLogP=4.3/TPSA=107.7
CVS(Na Ch、Ca Ch、hERGdof)、IC50=>10、>10、>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(結論的ではなかったCYP3A4を除く)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)29.6/(M)21.5
化合物13について、以下のデータが生成された:
cLogP=3.3/TPSA=120.7
CVS(Na Ch、Ca Ch、hERGdof)、IC50=>10、>10、7.4
カクテルCyp-450、IC50=>20(結論的ではなかったCYP3A4及びCY2D6を除く)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)16.3/(M)13.3
化合物20について、以下のデータが生成された:
cLogP=3.75/TPSA=107.7
CVS(Na Ch、Ca Ch、hERGdof)、IC50=>10、>10、>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(CYP3A4を除く、IC50=13.2μM)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)56.6/(M)15.9
化合物73について、以下のデータが生成された:
それを試験したところ、GSHの測定は示されなかった
cLog P=3.2/TPSA 140.8
CVS(Ca、Na、Herg)、IC50=>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(全てについて)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)18/(M)93
化合物9について、以下のデータが生成された
cLog P=4.4/TPSA 107,8
CVS(Ca、Na、Herg)、IC50=>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(全てについて)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)19/(M)41
化合物26について、以下のデータが生成された
cLog P=3.1/TPSA 129.9
CVS(Ca、Na、Herg)、IC50=>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(全てについて)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)37/(M)35
化合物16について、以下のデータが生成された
cLog P=4.4/TPSA 107.8
CVS(Ca、Na、Herg)、IC50=>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(全てについて)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)24/(M)18
化合物6について、以下のデータが生成された
それを試験したところ、GSHの測定は示されなかった
cLog P=4.3/TPSA 117
CVS(Ca、Na、Herg)、IC50=>10
カクテルCyp-450、IC50=>20(全てについて)
CLint(μl/分/mg prot)=(H)37.6/(M)49
以下の更なるデータ/結果が生成された
化合物1:
-低いミトコンドリア毒性(Glu/Galアッセイにおいて<3)を有することが見出され、したがって、ミトコンドリア毒性警告はない
-良好なバイオアベイラビリティを有した(げっ歯類において示されるように)
化合物6:
-低いミトコンドリア毒性(Glu/Galアッセイにおいて<3)を有することが見出され、したがって、ミトコンドリア毒性警告はない
-望ましくない反応性代謝産物を産生しなかった(GSHの測定を示さなかった)
化合物152:
-低いミトコンドリア毒性(Glu/Galアッセイにおいて<3)を有することが見出され、したがって、ミトコンドリア毒性警告はない
-良好なバイオアベイラビリティを有した(げっ歯類において示されるように)
-反応性代謝物の形成が遮断された
化合物161:
-低いミトコンドリア毒性(Glu/Galアッセイにおいて<3)を有することが見出され、したがって、ミトコンドリア毒性警告はない
-良好なバイオアベイラビリティを有した(げっ歯類において示されるように)
-反応性代謝物の形成が遮断された
化合物161についての具体的なデータ:
TPSA=120.6
HTEq Sol(μg/mL)-pH2:33、pH7:<0.02、FaSSIF:5、FeSSIF:16
カクテルCyp-450、IC50(μM)=>20
Cyp3A4誘導(対照%)-1μMで=3.0
CLint Hep(mL/分/10細胞)=(M)0.012/(R)0.019/(D)0.0047/(H)0.0067
PPB(未結合%)(H)1.5/(M)2.45
AMES II-陰性(スコア1)
Glu/Gal-陰性(比<3)
GSH/CN-非反応性代謝産物
キナーゼパネル-陰性
CTCM(μM)-5μMまでなし(clean)
CVS(Na Ch、Ca Ch、hERGdof)、IC50=>10、>10、15.85
ラットにおける化合物161の経口バイオアベイラビリティ
化合物161をラットにPO投与し(5mg/kg、PEG4000(溶液)、0.5w/v Methocel(懸濁液))、溶液及び懸濁液について以下の結果が得られた。
Figure 2024510478000228
結論
したがって、参照化合物及び/又は本発明/実施例の化合物(例えば、化合物161によって例示されるような)を含む、本明細書に開示される化合物は、以下の利点を有し得る:例えば、他の化合物、例えば先行技術の化合物と比較して、
-インビトロ心毒性が観察されない(例えば、CVS結果又はGlu/Galアッセイ結果のいずれかに起因する)、
-反応性代謝産物の形成が観察されない(例えば、GSH)、並びに/又は
-比較的高い未結合画分が存在する。
本発明/実施例のある特定の化合物はまた、分解物(例えば、望ましくないか、又は望ましくない副作用を誘発し得るもの)を形成しないという追加の利点も有し得る。
化合物(例えば、化合物161によって表されるような)は、(ラットにおける経口バイオアベイラビリティデータによって示され得るように)より速い経口吸収及び改善されたバイオアベイラビリティが示されるという利点を有し得る。
化学的安定性試験
本明細書に開示される化合物は、例えば、以下に記載される化学的安定性アッセイにおいて試験されるように、他の化合物よりも(例えば、他の公知の化合物よりも)化学的により安定であるという利点を有し得る。
予備プロトコル
-3μlの10mMのDMSOストック溶液を、1.5mLのHPLCバイアル中の1mLの以下の溶媒に添加する。
DMSO(参照溶液)
O/アセトニトリル1/1(アッセイ溶液)
0.1NのHCl/アセトニトリル1/1(アッセイ溶液)
-よく混合し、それらをベンチ上で72時間保存する
-試料をLCMSで分析する
-2つのアッセイ溶液のクロマトグラムを参照溶液と比較し、更なるピークを分解ピークとして報告する
例えば、以下の化学的安定性結果(LCMSによる%)が観察された。
化合物257:DMSO(0時間、室温)=99%、ACN/HO(48時間、室温)=99%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=99%
化合物252:DMSO(0時間、室温)=99%、ACN/HO(48時間、室温)=99%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=99%
化合物255:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=98%
化合物251:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物253:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物258:DMSO(0時間、室温)=99%、ACN/HO(48時間、室温)=99%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物260:DMSO(0時間、室温)=98%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物259:DMSO(0時間、室温)=98%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物234:DMSO(0時間、室温)=96%、ACN/HO(48時間、室温)=95%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=97%
化合物233:DMSO(0時間、室温)=99%、ACN/HO(48時間、室温)=99%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=99%
化合物235:DMSO(0時間、室温)=99%、ACN/HO(48時間、室温)=99%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=98%
化合物241:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物240:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物238:DMSO(0時間、室温)=100%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物248:DMSO(0時間、室温)=92%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物247:DMSO(0時間、室温)=96%、ACN/HO(48時間、室温)=100%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=100%
化合物231:DMSO(0時間、室温)=98%、ACN/HO(48時間、室温)=98%、ACN/0.1NのHCl(pH1.6;48時間、室温)=98%
これは、試験条件下で、化合物が安定であり、酸性媒体中で望ましくない分解をほとんど受けないことを示した。

Claims (14)

  1. 式(I):
    Figure 2024510478000229
    [式中、
    Aは、芳香族又は非芳香族であり得る6員環であり、
    は、(芳香族の場合)=N-若しくは=C(R)-、又は、(非芳香族の場合)-CH-を表し、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、H、-CH、F、及びClから選択され、
    は、H及び-CHから選択され、
    は、H及びFから選択され、
    は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
    は、H及びFから選択され、
    は、-CH、-C、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、-C(=O)-OCH、-C(=O)-NH、及び-C(=O)-N(CHから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  2. 請求項1に記載の式(II):
    Figure 2024510478000230
    [式中、
    Aは、芳香族又は非芳香族であり得る6員環であり、
    は、=N-又は=C(R)-を表し、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、H、-CH、及びClから選択され、
    は、H及び-CHから選択され、
    は、H及びFから選択され、
    は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
    は、H及びFから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. 請求項1に記載の式(III):
    Figure 2024510478000231
    [式中、
    は、=N-又は=C(R)-を表し、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、CH、F、及びClから選択され、
    は、H及びFから選択され、
    は、H及びFから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  4. 請求項1に記載の式(IV):
    Figure 2024510478000232
    [式中、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、H及び-CHから選択され、
    は、-CF及び-Cから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. 請求項1に記載の式(V):
    Figure 2024510478000233
    [式中、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、=N-又は=CH-を表し、
    は、H及び-CHから選択され、
    は、-CF、-CHF、及び-Cから選択され、
    は、H及びFから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  6. 請求項1に記載の式(VI):
    Figure 2024510478000234
    [式中、
    は、シクロプロピル、シクロブチル、-C(=O)-OCH、-C(=O)-NH、及び-C(=O)-N(CHから選択される]
    の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  7. 医薬品として使用するための、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 薬学的に許容される担体と、活性成分として治療有効量の請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物と、を含む、医薬組成物。
  9. マイコバクテリア感染症(例えば、結核)の治療に使用するための、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
  10. マイコバクテリア感染症(例えば、結核)の治療のための医薬を製造するための、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  11. マイコバクテリア感染症(例えば、結核)の治療方法であって、治療有効量の請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物の投与を含む、方法。
  12. (a)請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗マイコバクテリア(例えば、抗結核)剤との組み合わせ。
  13. 細菌感染症の治療において同時に、別個に、又は連続して使用するための組み合わせ製剤としての、(a)請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物と、(b)1種又は2種以上の他の抗マイコバクテリア(例えば、抗結核)剤と、を含有する、製品。
  14. 請求項2に記載の式(I)の化合物、又は請求項1に記載の式(Ia)の化合物を調製するためのプロセスであって、
    (i)式(XIV):
    Figure 2024510478000235
    [式中、整数は、請求項1で定義されている]
    の化合物を、それぞれ式(XV)又は(XVA):
    Figure 2024510478000236
    [式中、整数は、請求項1で定義したとおりである]
    の化合物と、反応させることと、
    (ii)それぞれ式(XVII)又は(XVIIa):、
    Figure 2024510478000237
    [式中、整数は、請求項1で定義したとおりであり、Rは、好適な基、例えば、好適な脱離基を表す]
    の化合物を、式(XVI):
    Figure 2024510478000238
    [式中、Rは、請求項1で定義したとおりである]
    の化合物と、カップリングさせることと、
    (iii)式(I)の化合物については、それぞれ式(XVIII)又は(XVIIIA):
    Figure 2024510478000239
    [式中、整数は、請求項1で定義したとおりである]
    の化合物を、式(XIX):
    C(OCH(XIX)
    [式中、Rは、請求項1で定義したとおりである]
    の化合物などと、反応させて、続いて、式(XIXA):
    LG-S(O)CF(XIXA)
    [式中、LGは、好適な脱離基を表す]
    の化合物と、反応させることと、
    を含む、プロセス。
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