JP2024096408A - コイルユニット及び誘導加熱調理器 - Google Patents

コイルユニット及び誘導加熱調理器 Download PDF

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Abstract

【課題】加熱対象物を効率良く加熱する。【解決手段】本開示に係るコイルユニットは、誘導加熱調理器のトッププレートの下方に配置されるコイルユニットであって、平面視において加熱対象物を単独で加熱可能な加熱領域に配置される6つのコイルピースを備え、前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる6つの境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される6つのコイル配置領域を有し、前記6つのコイルピースは、平面視において前記6つのコイル配置領域内に配置され、前記6つのコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記6つの境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有し、前記6つのコイルピースのそれぞれの外形は、扇形または三角形である。【選択図】図2

Description

本開示は、コイルユニット及び誘導加熱調理器に関する。
特許文献1には、複数の加熱コイルを備える誘導加熱調理器が開示されている。
特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、複数の加熱コイルを備える。複数の加熱コイルは、温度検知部から近い位置に配置されている第1加熱コイルと、第1加熱コイルよりも温度検知部から遠い位置に配置されている第2加熱コイルと、に分けられている。制御部は、操作部から被加熱物を予め設定された温度まで予熱する予熱運転の指示が出た後から予熱終了までの期間において、予熱運転中に第2加熱コイルへ投入される総電力量が、第1加熱コイルへ投入される総電力量より大きくなるように制御している。
特開2013-69670号公報
誘導加熱調理器は、近年、加熱対象物をより効率良く加熱することが求められている。
したがって、本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、加熱対象物を効率良く加熱することができるコイルユニット及び誘導加熱調理器を提供することにある。
本開示の一態様のコイルユニットは、
誘導加熱調理器のトッププレートの下方に配置されるコイルユニットであって、
平面視において加熱対象物を単独で加熱可能な加熱領域に配置される6つのコイルピースを備え、
前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる6つの境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される6つのコイル配置領域を有し、
前記6つのコイルピースは、平面視において前記6つのコイル配置領域内に配置され、
前記6つのコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記6つの境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有し、
前記6つのコイルピースのそれぞれの外形は、扇形または三角形である。
本開示の一態様の誘導加熱調理器は、
トッププレートと、
前記トッププレートの下方に配置されるコイルユニットと、
を備え、
前記コイルユニットは、
誘導加熱調理器のトッププレートの下方に配置されるコイルユニットであって、
平面視において加熱対象物を単独で加熱可能な加熱領域に配置される6つのコイルピースを備え、
前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる6つの境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される6つのコイル配置領域を有し、
前記6つのコイルピースは、平面視において前記6つのコイル配置領域内に配置され、
前記6つのコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記6つの境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有し、
前記6つのコイルピースのそれぞれの外形は、扇形または三角形である。
本開示によれば、加熱対象物を効率良く加熱することができるコイルユニット及び誘導加熱調理器を提供することができる。
本開示に係る実施の形態1の誘導加熱調理器の一例の概略斜視図である。 本開示に係る実施の形態1のコイルユニットの一例の平面図である。 図2のコイルユニットを構成するコイルピースの概略拡大図である。 本開示に係る実施の形態2のコイルユニットの一例の平面図である。 図4のコイルユニットを構成するコイルピースの概略拡大図である。 実施の形態2のコイルユニットの別例の平面図である。 本開示に係る実施の形態3のコイルユニットの一例の平面図である。 図7のコイルユニットを構成するコイルピースの概略拡大図である。 実施の形態3のコイルユニットの別例の平面図である。 本開示に係る実施の形態4のコイルユニットの一例の平面図である。 図10のコイルユニットを構成するコイルピースの概略拡大図である。 本開示に係る実施の形態4のコイルユニットの別例の平面図である。 本開示に係る実施の形態5のコイルユニットの一例の平面図である。 図13のコイルユニットを構成するコイルピースの概略拡大図である。 変形例1のコイルユニットの平面図である。
(本開示に至った経緯)
特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、平面視において加熱領域の中央に配置されるリング状の第1加熱コイルと、第1加熱コイルの外側に配置される環状の第2加熱コイルと、を備えている。特許文献1に記載の誘導加熱領域は、第1加熱コイルによって加熱領域の中央を加熱し、第2加熱コイルによって加熱領域の外周側を加熱している。例えば、特許文献1に記載の誘導加熱領域は、加熱領域の中央を集中して加熱したい場合に第1加熱コイルで加熱を行い、加熱領域の全体を加熱したい場合に第1加熱コイルと第2加熱コイルの両方で加熱を行っている。
しかしながら、近年、誘導加熱調理器においては、より効率良く加熱することが求められている。例えば、特許文献1に記載の誘導加熱調理器においては、平面視において加熱領域の中央側と外周側とで隣り合う加熱コイルの間に不均一な隙間が形成されている。ここのような構造であっても、加熱ムラを抑制することが求められる。
そこで、本発明者らは、鋭意検討したところ、平面視において加熱領域を放射状に隣接して配置する複数のコイル配置領域に分け、複数のコイル配置領域を画定するラインに沿って複数のコイルピースを配置する構成を見出し、以下の発明に至った。
本開示の第1態様のコイルユニットは、平面視において加熱対象物を加熱する加熱領域に配置される複数のコイルピースを備え、前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる複数の境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される複数のコイル配置領域を有し、前記複数のコイルピースは、平面視において前記複数のコイル配置領域内に配置され、前記複数のコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記複数の境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有する。
本開示の第2態様のコイルユニットにおいて、前記コイル線は、平面視において前記隣り合う2つの境界ラインと、前記外周ラインと、に沿って配置される第1コイル線部と、平面視において前記第1コイル線部の内側に配置される第2コイル線部と、を有していてもよい。
本開示の第3態様のコイルユニットにおいて、前記第2コイル線部は、平面視において前記第1コイル線部の内側に沿って配置されていてもよい。
本開示の第4態様のコイルユニットにおいて、前記第2コイル線部の線幅は、平面視において前記第1コイル線部の線幅より大きくてもよい。
本開示の第5態様のコイルユニットにおいて、平面視において、前記加熱領域の中心側において、前記第1コイル線部と前記第2コイル線部との間には、第1隙間が形成されていてもよい。
本開示の第6態様のコイルユニットは、前記第1隙間に配置されるフェライトをさらに備え、前記フェライトは、前記複数のコイルピースのうち隣り合う2つのコイルピースに跨って配置されていてもよい。
本開示の第7態様のコイルユニットにおいて、前記コイル線は、平面視において前記第2コイル線部の内側に配置される第3コイル線部を更に有していてもよい。
本開示の第8態様のコイルユニットにおいて、前記第3コイル線部は、平面視において前記第2コイル線部の内側に沿って配置されていてもよい。
本開示の第9態様のコイルユニットにおいて、前記第3コイル線部は、平面視において前記第2コイル線部で囲われた内側領域の中央側に配置されていてもよい。
本開示の第10態様のコイルユニットにおいて、平面視において、前記加熱領域の中心側で、前記第2コイル線部と前記第3コイル線部との間には、第2隙間が形成されており、前記コイルユニットは、前記第2隙間に配置される温度センサをさらに備えていてもよい。
本開示の第11態様のコイルユニットにおいて、前記第2コイル線部は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かうにつれて、前記第1コイル線部から離れて配置されていてもよい。
本開示の第12態様のコイルユニットにおいて、前記コイル線は、平面視において前記第2コイル線部の内側に配置される第3コイル線部を更に有し、前記第3コイル線部は、平面視において前記加熱領域の中心よりも外周側に配置され、平面視において前記加熱領域の中心側に、前記第2コイル線部と前記第3コイル線部との第3隙間が形成されており、前記コイルユニットは、前記第3隙間に配置された温度センサを更に備えていてもよい。
本開示の第13態様のコイルユニットにおいて、前記複数のコイル配置領域のそれぞれは、平面視において、前記加熱領域の中心側に形成される第1配置領域と、前記第1配置領域よりも外側に配置される第2配置領域と、を有し、前記第1配置領域は、平面視において、前記隣り合う2つの境界ラインと、前記加熱領域の中心と外周ラインとの間で前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ中間ラインと、によって画定されており、前記第2配置領域は、平面視において、前記隣り合う2つの境界ラインと、前記外周ラインと、前記中間ラインと、によって画定されており、前記複数のコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記第1配置領域内に配置され、前記隣り合う2つの境界ラインと、前記中間ラインと、に沿って配置される第1コイル線と、平面視において、前記第2配置領域内に配置され、前記隣り合う2つの境界ラインと、前記外周ラインと、前記中間ラインと、に沿って配置される第2コイル線と、を有していてもよい。
本開示の第14態様のコイルユニットにおいて、前記複数のコイル配置領域は、平面視において略同じ形状を有し、前記複数のコイルピースは、平面視において略同じ形状を有していてもよい。
本開示の第15態様のコイルユニットにおいて、前記複数のコイル配置領域の数は、3つ以上8つ以下であってもよい。
本開示の第16態様のコイルユニットは、前記加熱領域は平面視において円形であってもよい。
本開示の第17態様の誘導加熱調理器は、トッププレートと、前記トッププレートの下方に配置されるコイルユニットと、を備え、前記コイルユニットは、平面視において加熱対象物を加熱する加熱領域に配置される複数のコイルピースを備え、前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる複数の境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される複数のコイル配置領域を有し、前記複数のコイルピースは、平面視において前記複数のコイル配置領域内に配置され、前記複数のコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記複数の境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有する。
以下、本開示の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本開示に係る実施の形態1の誘導加熱調理器1の一例の概略斜視図である。なお、図中に示すX-Y-Z座標系は、発明の理解を助けるためのものであって、発明を限定するものではない。X軸方向およびY軸方向は水平方向を示し、Z軸方向は鉛直方向を示している。
図1に示すように、誘導加熱調理器1は、加熱調理対象Tを収容する調理容器Cを誘導加熱する調理器である。本明細書では、調理容器Cは、加熱対象物の一例として説明している。加熱対象物は、調理容器Cに限定されず、誘導加熱される対象物であればよい。
誘導加熱調理器1は、調理容器Cが載置され、例えば耐熱ガラスによって作製されたトッププレート2と、トッププレート12の下面に取り付けられた筐体3と、を有する。筐体3内には、複数のコイルユニット4が搭載されている。複数のコイルユニット4のそれぞれは、トッププレート2の下方に配置され、対向するトッププレート2の部分に載置されている調理容器Cを誘導加熱する。即ち、複数のコイルユニット4のそれぞれは、誘導加熱コイルユニットとして機能する。
なお、図示していないが、誘導加熱調理器1は、コイルユニット4を制御する制御部を備える。制御部は、例えば、プログラムを記憶したメモリと、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサに対応する処理回路を備える。制御部においては、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行する。
[コイルユニット]
以下、コイルユニット4について図2及び図3を用いて説明する。
図2は、本開示に係る実施の形態1のコイルユニット4の一例の平面図である。図2に示すように、コイルユニット4は、複数のコイルピース10を備える。
複数のコイルピース10は、平面視において加熱対象物を加熱する加熱領域S0に配置される。本明細書では、「平面視」とは鉛直方向、即ちZ軸方向から見ることを意味する。加熱領域S0は、平面視において中心C1を有する閉じた領域であり、複数のコイルピース10が配置される領域である。実施の形態1では、加熱領域S0は平面視において円形に形成されている。また、加熱領域S0は、トッププレート2の上面に示される調理容器Cが配置される領域であってもよい。
なお、加熱領域S0は平面視において円形である例に限定されない。例えば、加熱領域S0は平面視において矩形状、楕円形状又は正多角形状であってもよい。加熱領域S0が平面視において矩形状である場合、加熱領域S0の中心C1は対角線の交点である。加熱領域S0が平面視において楕円形状である場合、加熱領域S0の中心C1は長軸と短軸の交点である。加熱領域S0が平面視において正多角形状である場合、加熱領域S0の中心C1は正多角形を構成する全ての外辺に接する内接円の中心である。
加熱領域S0は、複数のコイル配置領域S1~S6を有する。複数のコイル配置領域S1~S6は、平面視において加熱領域S0の中心C1を中心として放射状に且つ隣接して配置されている。具体的には、複数のコイル配置領域S1~S6は、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって放射状に延びる複数の境界ラインL1~L6と、加熱領域S0の外周を画定する外周ラインL10と、によって画定されている。複数のコイル配置領域S1~S6は平面視において扇形状に形成されている。
実施の形態1では、複数の境界ラインL1~L6は、平面視において加熱領域S0の中心C1を中心として放射状に等間隔で配置されている。複数の境界ラインL1~L6は、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって延びる直線である。複数の境界ラインL1~L6において隣り合う2つの境界ラインがなす角度は、略同じである。これにより、平面視において、複数のコイル配置領域S1~S6は略同じ形状及び略同じサイズを有している。本明細書では、「略」とは、誤差10%以内を意味し、好ましくは、誤差5%以内を意味する。
実施の形態1では、複数の境界ラインは、6つの境界ラインL1~L6を有し、隣り合う2つの境界ラインがなす角度は60度である。これにより、加熱領域S0は、平面視において略同じ形状及び略同じサイズである6つのコイル配置領域S1~S6に分けられている。
複数のコイルピース10は、平面視において複数のコイル配置領域S1~S6内に配置されている。具体的には、1つのコイル配置領域内に、1つのコイルピース10が配置されている。これにより、複数のコイルピース10は、平面視において加熱領域S0内で放射状に且つ隣接して配置されている。
複数のコイルピース10のそれぞれは、複数のコイル配置領域S1~S6内のそれぞれにおいて、巻回して配置されるコイル線11を有する。コイル線11は、平面視において、複数の境界ラインL1~L6のうち隣り合う2つの境界ラインと、隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインL10と、に沿って配置されている。コイル線11は、コイル配置領域S1~S6内において、コイル配置領域S1~S6を画定するラインL1~L6,L10に沿って配置されており、内側に巻回して配置されている。
実施の形態1では、複数のコイルピース10は、平面視において略同じ形状及び略同じサイズを有する。
図3は、図2のコイルユニット4を構成するコイルピース10の概略拡大図である。なお、図3は、コイル配置領域S1に配置されるコイルピース10を示している。また、コイル配置領域S2~S6は、コイル配置領域S1と同様の構成を有するため、説明を省略する。
図3に示すように、コイル配置領域S1に配置されるコイルピース10は、平面視において、隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、隣り合う2つの境界ラインL1,L2を結ぶ外周ラインL10と、に沿って配置されるコイル線11を有している。コイル線11は、導電性材料で形成されている。
コイル線11は、平面視において、コイル配置領域S1内で境界ラインL1,L2及び外周ラインL10に沿って周回するように配置されている。コイル線11は、平面視において枠状に配置されている。実施の形態1では、コイル配置領域S1が平面視において扇形状に形成されているため、コイル線11の外形は平面視において扇形状に形成されている。
実施の形態1では、コイル線11は、第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40を有する。第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40は、一体で構成されている。第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40は、略同じ線径を有する。第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40のそれぞれは、複数の金属線をねじりながら束ねたものを複数ターン巻回した線部である。例えば、線部は、直径0.2mmの銅線20本程度を、ねじりながら束ねたものを、10ターン程度巻回している。なお、金属線の直径は0.2mmに限定されず、適宜設定されてもよい。たとえば金属線の直径は、0.01mm以上0.5mm以下の範囲で適宜選択されてもよい。また金属線の材質は、銅に限定されず、たとえばアルミニウムまたは銅とアルミニウムのクラッド材でもよい。また、金属線を束にする本数(つまり、いわゆる芯数)は、20本に限定されず、適宜選択されてもよい。たとえば芯数は、5本以上50本以下の範囲で適宜選択されてもよい。また、線部の巻回数は、10ターンに限定されず、適宜設定されてもよい。たとえば巻回数は、5ターン以上20ターン以下で適宜選択されてもよい。
第1コイル線部20は、平面視において隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、外周ラインL10と、に沿って配置されている。第1コイル線部20は、平面視においてコイルピース10の最も外側に配置されるコイル線11の部分である。第1コイル線部20は平面視で枠状に形成されている。第1コイル線部20の外形は平面視において扇形状に形成されている。
具体的には、第1コイル線部20は、直線部21,22、曲線部23及び接続部24,25,26を有している。直線部21は、境界ラインL1に沿って配置される直線状のコイル部分である。直線部22は、境界ラインL2に沿って配置される直線状のコイル部分である。曲線部23は、外周ラインL10に沿って配置される曲線状のコイル部分である。接続部24は、平面視において加熱領域S0の中心C1側で、直線部21の一端と直線部22の一端とを接続するコイル部分である。接続部25は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部21の他端と曲線部23の一端とを接続するコイル部分である。接続部26は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部22の他端と曲線部23の他端とを接続するコイル部分である。接続部24,25,26は、例えば、U字状に湾曲した形状を有する。
本明細書では、「境界ラインL1,L2又は外周ラインL10に沿って配置される」とは、特に言及しない限り、境界ラインL1,L2又は外周ラインL10との間を遮る他の部品が配置されておらず、境界ラインL1,L2又は外周ラインL10の延びる方向と略同じ方向に延びて配置されることを意味する。
第2コイル線部30は、平面視において第1コイル線部20の内側に配置されている。実施の形態1では、第2コイル線部30は、平面視において第1コイル線部20の内側に沿って配置されている。第2コイル線部30は平面視で第1コイル線部20の内側に沿った枠状に形成されている。第2コイル線部30の外形は平面視において扇形状に形成されている。
具体的には、第2コイル線部30は、直線部31,32、曲線部33及び接続部34,35,36を有している。直線部31は、第1コイル線部20の直線部21に沿って配置される直線状のコイル部分である。直線部32は、第1コイル線部20の直線部22に沿って配置される直線状のコイル部分である。曲線部33は、第1コイル線部20の曲線部23に沿って配置される曲線状のコイル部分である。接続部34は、平面視において加熱領域S0の中心C1側で、直線部31の一端と直線部32の一端とを接続するコイル部分である。接続部35は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部31の他端と曲線部33の一端とを接続するコイル部分である。接続部36は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部32の他端と曲線部33の他端とを接続するコイル部分である。接続部34,35,36は、例えば、U字状に湾曲した形状を有する。
第3コイル線部40は、平面視において第2コイル線部30の内側に配置されている。実施の形態1では、第3コイル線部40は、平面視において第2コイル線部30の内側に沿って配置されている。第3コイル線部40は平面視で第2コイル線部30の内側に沿った枠状に形成されている。第3コイル線部40の外形は平面視において扇形状に形成されている。
具体的には、第3コイル線部40は、直線部41,42、曲線部43及び接続部44,45,46を有している。直線部41は、第2コイル線部30の直線部31に沿って配置される直線状のコイル部分である。直線部42は、第2コイル線部30の直線部32に沿って配置される直線状のコイル部分である。曲線部43は、第2コイル線部30の曲線部33に沿って配置される曲線状のコイル部分である。接続部44は、平面視において加熱領域S0の中心C1側で、直線部41の一端と直線部42の一端とを接続するコイル部分である。接続部45は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部41の他端と曲線部43の一端とを接続するコイル部分である。接続部46は、平面視において加熱領域S0の外周ラインL10側で、直線部42の他端と曲線部43の他端とを接続するコイル部分である。接続部44,45,46は、例えば、U字状に湾曲した形状を有する。
実施の形態1では、直線部21,31,41は互いに略平行に配置されている。直線部22,32,42は互いに略平行に配置されている。曲線部23,33,43は、互いに対向して配置されている。
[効果]
実施の形態1に係るコイルユニット4によれば、以下の効果を奏するができる。
本開示の実施の形態1に係るコイルユニット4は、平面視において加熱対象物を加熱する加熱領域S0に配置される複数のコイルピース10を備える。加熱領域S0は、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって放射状に延びる複数の境界ラインL1~L6と、加熱領域S0の外周を画定する外周ラインL10と、によって画定される複数のコイル配置領域S1~S6を有する。複数のコイルピース10は、平面視において複数のコイル配置領域S1~S6内に配置される。複数のコイルピース10のそれぞれは、平面視において、複数の境界ラインL1~L6のうち隣り合う2つの境界ラインと、隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインL10と、に沿って配置されるコイル線11を有する。
このような構成により、加熱対象物を効率良く加熱することができる。具体的には、加熱領域S0を複数の境界ラインL1~L6と外周ラインL10とによって複数のコイル配置領域S1~S6に分けている。複数のコイル配置領域S1~S6のそれぞれには、コイルピース10を構成するコイル線11が、隣り合う2つの境界ラインと、隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインL10とに沿って配置されている。これにより、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かってコイルピース10のコイル線11が配置されるため、加熱ムラを低減することができる。また、複数のコイルピース10間の隙間を小さくできると共に、隙間のばらつきを低減することができる。
また、複数のコイルピース10の加熱を個別に制御することによって、例えば、平面視において加熱領域S0の上下左右方向の一部を部分的に集中加熱することも可能となる。また、複数のコイルピース10間の隙間を小さくすることができるため、コイルユニット4の加熱効率を向上させつつ、小型化を実現することができる。
コイル線11は、平面視において隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、外周ラインL10と、に沿って配置される第1コイル線部20と、平面視において第1コイル線部20の内側に配置される第2コイル線部30と、を有する。このような構成により、平面視において加熱領域S0に配置されるコイル線11の領域を大きくすることができ、加熱領域S0においてコイルピース10によって加熱される領域を大きくすることができる。
第2コイル線部30は、平面視において第1コイル線部20の内側に沿って配置される。このような構成により、コイル線11の磁束を強めることができ、効率良く加熱を行うことができる。
コイル線11は、平面視において第2コイル線部30の内側に配置される第3コイル線部40を更に有する。このような構成により、平面視において加熱領域S0に配置されるコイル線11の領域を更に大きくすることができ、加熱領域S0においてコイルピース10によって加熱される領域を更に大きくすることができる。
第3コイル線部40は、平面視において第2コイル線部30の内側に沿って配置される。このような構成により、コイル線11の磁束を更に強めることができ、より効率良く加熱を行うことができる。
複数のコイル配置領域S1~S6は、略同じ形状を有し、複数のコイルピース10は、略同じ形状を有する。このような構成により、平面視において加熱領域S0内に均等に複数のコイルピース10を配置することができる。また、複数のコイルピース10間の間隔も小さくすることができる。これにより、更に加熱ムラを低減することができ、より効率良く加熱することができる。また、コイルユニット4の製造が容易となると共に製造コストを低減することができる。
加熱領域S0は平面視において円形である。このような構成により、より効率良く加熱することができる。
本開示の実施の形態1に係る誘導加熱調理器1は、トッププレート2と、トッププレート2の下方に配置されるコイルユニット4と、を備える。このような構成により、上述したコイルユニット4の効果と同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態1では、複数のコイル配置領域S1~S6の数が6つである例について説明したが、これに限定されない。また、複数のコイルピース10の数が6つである例について説明したが、これに限定されない。複数のコイル配置領域の数は、3つ以上8つ以下であればよい。複数のコイルピース10の数は、3つ以上8つ以下であればよい。このような構成により、加熱効率を向上させつつ、製造コストの低減を実現することができる。
実施の形態1では、複数のコイル配置領域S1~S6が略同じ形状及び同じサイズである例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数のコイル配置領域S1~S6は、異なる形状及び/又は異なるサイズであってもよい。
実施の形態1では、複数のコイルピース10が略同じ形状及び略同じサイズである例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数のコイルピース10は異なる形状及び/又は異なるサイズであってもよい。
また、実施の形態1では、第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40のそれぞれの厚みは同じとしたが、少なくともいずれか一つの厚みを他の厚みと変えてもよい。コイル線部の厚みが大きくなるほどターン数を増やすことができ、加熱エネルギーを大きくすることができる。したがって、熱効率を高めることが必要な領域では、コイル線部の厚みを大きくすることで、加熱領域S0全体の加熱効率を高めることができる。なお、コイル線部の幅を大きくすることで加熱エネルギーを増やすこともできるが、コイル線部の幅を広げると、コイル配置領域S1~S6の形状に沿って急峻に折り曲げることが難しくなる。したがって、コイル線部の幅ではなく、厚みを大きくする方が、製造が容易となる。
実施の形態1では、複数の境界ラインL1~L6が平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって延びる直線である例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数の境界ラインL1~L6は、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって延びる曲線であってもよい。
実施の形態1では、コイル線11が第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40を有する例について説明したが、これに限定されない。例えば、コイル線11は、第2コイル線部30及び第3コイル線部40を含まず、第1コイル線部20で構成されていてもよい。コイル線11は、第3コイル線部40を含まず、第1コイル線部20及び第2コイル線部30で構成されていてもよい。
実施の形態1では、第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40が一体で形成される例について説明したが、これに限定されない。例えば、第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40は、別々の部材で形成されていてもよい。
実施の形態1では、コイルユニット4が誘導加熱調理器1に適用される例について説明したが、これに限定されない。コイルユニット4は、誘導加熱調理器1以外の装置に適用されてもよい。
(実施の形態2)
本発明に係る実施の形態2のコイルユニットについて説明する。
実施の形態2では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態2においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態2では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図4は、本開示に係る実施の形態2のコイルユニット4Aの一例の平面図である。図5は、図4のコイルユニット4Aを構成するコイルピース10Aの概略拡大図である。
実施の形態2では、コイル線11Aが第1コイル線部20と第2コイル線部30Aとで構成されている点、平面視において第2コイル線部30Aの線幅が第1コイル線部20の線幅よりも大きい点で、実施の形態1と異なる。
図4及び図5に示すように、コイルピース10Aを構成するコイル線11Aは、第1コイル線部20と、第2コイル線部30Aと、を有する。
平面視において、第2コイル線部30Aの線幅W2は、第1コイル線部20の線幅W1よりも大きい。例えば、第2コイル線部30Aの線幅W2は、第1コイル線部20の線幅W1の1.5倍以上3倍以下である。本明細書では、「線幅」とは、平面視におけるコイル線11Aの線の太さを意味する。なお、図4及び図5の第1コイル線部20と、第2コイル線部30Aのそれぞれも、図3の第1コイル線部20、第2コイル線部30、第3コイル線部40と同様に、直径0.2mmの金属線を20本以上ねじりながら束ねたものを、巻回して構成される。巻回数を変えることで、線幅W2及び線幅W1を異ならせることができる。たとえば本実施の形態では、第1コイル線部20の巻回数は12ターン、第2コイル線部30Aの巻回数は24ターンである。
第2コイル線部30Aは、直線部31A,32A、曲線部33A及び接続部34A,35A,36Aを有している。直線部31A,32A、曲線部33A及び接続部34A,35A,36Aは、平面視において線幅が異なる点を除いて、実施の形態1の直線部31,32、曲線部33及び接続部34,35,36と同様である。
平面視において、加熱領域S0の中心C1側では、第1コイル線部20と第2コイル線部30Aとの間に隙間SP1が形成されている。具体的には、平面視において、第2コイル線部30Aの線幅W2は、第1コイル線部20の線幅W1よりも大きいため、接続部34Aの丸みの半径は、接続部24の丸みの半径よりも大きくなる。このため、平面視において、加熱領域S0の中心C1側に配置される接続部24と接続部34Aとの間に第1隙間SP1が形成されている。平面視において、第1隙間SP1は、フェライトや温度センサなどの電子部品を配置できる程度の大きさを有する。
図6は、実施の形態2のコイルユニット4Aの別例の平面図である。図6に示すように、第1隙間SP1には、フェライト50が配置されていてもよい。また、複数のフェライト50は、複数のコイルピース10Aのうち隣り合う2つのコイルピース10Aに跨って配置されていてもよい。
例えば、フェライト50は、板形状を有していてもよい。あるいは、フェライト50は、一端と他端とを有する板状部材であって、一端及び他端から板状部材の厚み方向に突出する突出部を有する形状であってもよい。たとえばフェライト50は、Z軸の正方向に向かって一端が突出するL字型であってもよい。またはフェライト50は、Z軸の正方向に向かって両端が突出するU字型であってもよい。これにより、フェライト50を配置した領域で加熱効率が高まり、コイル線部のターン数を減らすことができる。
[効果]
実施の形態2に係るコイルユニット4Aによれば、以下の効果を奏するができる。
本開示の実施の形態2に係るコイルユニット4Aにおいて、第2コイル線部30Aの線幅W2は、平面視において第1コイル線部20の線幅W1より大きい。このような構成により、実施の形態1と比べて、コイルピース10を容易に作製することができ、製造コストを低減することができる。
平面視において、加熱領域S0の中心C1側において、第1コイル線部20と第2コイル線部30Aとの間には、第1隙間SP1が形成されている。このような構成により、第1隙間SP1に、フェライトや温度センサなどの電子部品を配置することができる。
コイルユニット4Aは、第1隙間SP1に配置されるフェライト50をさらに備える。フェライト50は、複数のコイルピース10Aのうち隣り合う2つのコイルピース10Aに跨って配置されている。このような構成により、平面視において加熱領域S0の中心C1側において、磁束を集中させて加熱の出力を上げることができる。このため、加熱領域S0の中央付近を集中して加熱することもできる。
なお、実施の形態2では、図6に示す例において、すべてのコイルピース10の第1隙間SP1にフェライト50を配置する例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数のコイルピース10のいずれかにフェライト50が配置されていてもよい。
なお、実施の形態2においても、第1コイル線部20と第2コイル線部30Aの厚みを互いに異ならせてもよい。これにより加熱効率を高め、製法が容易となる。以下の実施の形態3~5においても同様に、各コイル線部の厚みは互いに異ならせてもよい。
(実施の形態3)
本発明に係る実施の形態3のコイルユニットについて説明する。
実施の形態3では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態3においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態3では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図7は、本開示に係る実施の形態3のコイルユニット4Bの一例の平面図である。図8は、図7のコイルユニット4Bを構成するコイルピース10Bの概略拡大図である。
実施の形態3では、第3コイル線部40Bが平面視において第2コイル線部30で囲われた内側領域の中央側に配置される点で、実施の形態1と異なる。
図7及び図8に示すように、コイルピース10Bを構成するコイル線11Bは、第1コイル線部20と、第2コイル線部30と、第3コイル線部40Bと、を有する。
平面視において、第3コイル線部40Bは、第2コイル線部30の内側に沿って配置されておらず、第2コイル線部30で囲われた内側領域の中央側に配置されている。実施の形態3では、第3コイル線部40Bは、平面視において略三角形の枠状に形成されている。
第3コイル線部40Bは、直線部41B,42B、43B及び接続部44B,45B,46Bを有している。第3コイル線部40Bは、直線部43B及び配置位置を除いて、実施の形態1の第3コイル線部40と同様である。
平面視において、第3コイル線部40Bの直線部41B,42B,43Bは、第2コイル線部30の直線部31,32及び曲線部33に沿って配置されていない。具体的には、平面視において、第3コイル線部40Bの接続部44B,45B,46Bは、それぞれ、第2コイル線部30の直線部31,32及び曲線部33の中央付近に接近して配置されている。これにより、平面視において、第3コイル線部40Bの直線部41B,42B,43Bは、それぞれ、接続部44B,45B,46Bよりも第2コイル線部30の直線部31,32及び曲線部33よりも遠い位置に配置されている。
平面視において、第3コイル線部40Bの直線部41B,42B,43Bは、それぞれ、第2コイル線部30の直線部31,32及び曲線部33と交差する方向に延びている。具体的には、直線部41Bは、平面視において加熱領域S0の外周側に向かって直線部31から離れる方向に延びている。直線部42Bは、平面視において加熱領域S0の外周側に向かって直線部32から離れる方向に延びている。直線部43Bは、平面視において加熱領域S0の中心C1側に配置され、直線部31、32と交差する方向に延びている。
実施の形態3では、第3コイル線部40Bの直線部41B,42B,43Bは、平面視において第2コイル線部30で囲われた内側領域に均等に配置されている。ここで、「均等に配置されている」とは、平面視において、第2コイル線部30で囲われた内側領域が均等な複数の領域に分けられるように、第3コイル線部40Bの直線部41B,42B,43Bが配置されていることを意味する。
平面視において、第3コイル線部40Bが第2コイル線部30の内側に沿って配置されていないため、加熱領域S0の中心C1側で、第2コイル線部30と第3コイル線部40Bとの間には、第2隙間SP2が形成されている。平面視において、第2隙間SP2は、フェライトや温度センサなどの電子部品を配置できる程度の大きさを有する。
図9は、実施の形態3のコイルユニット4Bの別例の平面図である。図9に示すように、平面視において、コイル配置領域S1に配置されるコイルピース10Bの第2隙間SP2には、温度センサ51が配置されていてもよい。
[効果]
実施の形態3に係るコイルユニット4Bによれば、以下の効果を奏するができる。
本開示の実施の形態3に係るコイルユニット4Bにおいて、第3コイル線部40Bは、平面視において第2コイル線部30で囲われた内側領域の中央側に配置される。このような構成により、平面視において加熱領域S0でコイル線11Bが配置されていない領域を小さくすることができる。これにより、加熱ムラを低減し、効率良く加熱することができる。
平面視において、加熱領域S0の中心C1側で、第2コイル線部30と第3コイル線部40Bとの間には、第2隙間SP2が形成されており、コイルユニット4Bは、第2隙間SP2に配置される温度センサ51をさらに備える。このように、第2隙間SP2に温度センサ51を配置することによって、平面視における加熱領域S0の中央側に配置された加熱対象物の温度を検知することができる。また、温度センサ51は、第2コイル線部30と第3コイル線部40Bとの間の第2隙間SP2に配置されることによって、よりトッププレート2に近づけて配置することができる。これにより、温度センサ51の検知精度を向上させることができる。
また、平面視において、加熱領域S0の中央付近は、複数のコイルピース10が密集して配置されるため、加熱温度が高くなりやすい。このため、第2隙間SP2に温度センサ51を配置することによって、最も加熱温度が高くなる位置の温度を測定することができる。
なお、実施の形態3では、図9に示す例において、コイル配置領域S1に配置されたコイルピース10Bの第2隙間SP2のみに温度センサ51が配置される例について説明したが、これに限定されない。例えば、すべてのコイルピース10Bの第2隙間SP2に温度センサ51が配置されてもよい。
(実施の形態4)
本発明に係る実施の形態4のコイルユニットについて説明する。
実施の形態4では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態4においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態4では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図10は、本開示に係る実施の形態4のコイルユニット4Cの一例の平面図である。図11は、図10のコイルユニット4Cを構成するコイルピース10Cの概略拡大図である。
実施の形態4では、第2コイル線部30Cが平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かうにつれて第1コイル線部20から離れて配置される点で、実施の形態1と異なる。
図10及び図11に示すように、コイルピース10Cを構成するコイル線11Cは、第1コイル線部20と、第2コイル線部30Cと、第3コイル線部40Cと、を有する。
第2コイル線部30Cは、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かうにつれて、第1コイル線部20から離れて配置されている。第2コイル線部30Cは、平面視において略三角形の枠状に形成されている。
第2コイル線部30Cは、直線部31C,32C,33C及び接続部34C,35C,36Cを有している。第2コイル線部30Cは、直線部31C,32C、33Cを除いて、実施の形態1の第2コイル線部30と同様である。
平面視において、第2コイル線部30Cの直線部31C、32Cは、それぞれ、加熱領域S0の中心C1から外周に向かうにつれて第1コイル線部20の直線部21,22から離れて配置されている。即ち、平面視において、直線部21と直線部31Cとの間の距離及び直線部22と直線部32Cとの間の距離は、加熱領域S0の中心C1から外周に向かうにつれて大きくなっている。
第3コイル線部40Cは、直線部41C,42C,43C及び接続部44C,45C,46Cを有している。平面視において、第3コイル線部40Cの線幅W13は、第1コイル線部20の線幅W11及び第2コイル線部30Cの線幅W12よりも大きい。実施の形態4では、平面視において、第3コイル線部40Cは、略卵型の枠状に形成されている。
第3コイル線部40Cは、平面視において加熱領域S0の中心C1よりも外周側に配置されている。これにより、平面視において加熱領域の中心C1側に、第2コイル線部30Cと第3コイル線部40Cとの第3隙間SP3が形成されている。平面視において、第3隙間SP3は、フェライトや温度センサなどの電子部品を配置できる程度の大きさを有する。
図12は、実施の形態4のコイルユニット4Cの別例の平面図である。図12に示すように、平面視において、複数のコイル配置領域S1~S6のそれぞれに配置されるコイルピース10Cの第3隙間SP3には、温度センサ52が配置されていてもよい。図12に示す例では、複数の温度センサ52が加熱領域S0の中心C1を中心とする同心円上に配置されている。
[効果]
実施の形態4に係るコイルユニット4Cによれば、以下の効果を奏するができる。
本開示の実施の形態4に係るコイルユニット4Cにおいて、第2コイル線部30Cは、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かうにつれて、第1コイル線部20から離れて配置される。このような構成により、平面視において、加熱領域S0の中央付近にコイル線11Cを密集させると共に、加熱領域S0の中心C1から外周に向かってコイル線11Cを分散して配置している。このようにして、加熱領域S0の中央付記に磁束を集中させると共に、加熱領域S0の中心C1から外周に向かって磁束が均等に生じさせることができる。
実施の形態4では、平面視において、複数のコイルピース10Cが加熱領域S0の中心C1を中心として放射状に且つ隣接して配置されている。これにより、平面視において、加熱領域S0の中央付近に磁束を集中させると共に、加熱領域S0の中心C1から外周に向かって磁束が均等に生じさせることができる。
第3コイル線部40Cは、平面視において加熱領域S0の中心C1よりも外周側に配置されている。平面視において加熱領域Sの中心C1側に、第2コイル線部30Cと第3コイル線部40Cとの第3隙間SP3が形成されており、コイルユニット4Cは、第3隙間SP3に配置された温度センサ52を更に備える。このように、第3隙間SP3に温度センサ52を配置することによって、平面視における加熱領域S0の中央側に配置された加熱対象物の温度を検知することができる。また、温度センサ52は、第2コイル線部30Cと第3コイル線部40Cとの間の第3隙間SP3に配置されることによって、よりトッププレート2に近づけて配置することができる。これにより、温度センサ52の検知精度を向上させることができる。
実施の形態4では、複数の温度センサ52が加熱領域S0の中心C1を中心とする同心円上に配置されている。このような構成により、複数の温度センサ52により測定された温度結果に基づいて、加熱対象物である調理容器Cのどの位置に加熱調理対象Tがあるかを判定することができる。これにより、調理容器C内の加熱調理対象Tに応じて、効率良く加熱を行うことができる。
なお、実施の形態4では、図12に示す例において、複数のコイルピース10Cのそれぞれに温度センサ52を配置する例について説明したが、これに限定されない。例えば、複数のコイルピース10Cのいずれかに温度センサ52が配置されていてもよい。
(実施の形態5)
本発明に係る実施の形態5のコイルユニットについて説明する。
実施の形態5では、主に実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態5においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。また、実施の形態5では、実施の形態1と重複する記載は省略する。
図13は、本開示に係る実施の形態5のコイルユニット4Dの一例の平面図である。図14は、図13のコイルユニット4Dを構成するコイルピース10Dの概略拡大図である。
実施の形態4では、複数のコイル配置領域S1~S6のそれぞれが第1配置領域S11~S61及び第2配置領域S12~S62を有する点、複数のコイルピース10Dのそれぞれが第1コイル線11DA及び第2コイル線11DBを有する点で、実施の形態1と異なる。
図13に示すように、複数のコイル配置領域S1~S6のそれぞれは、第1配置領域S11~S61及び第2配置領域S12~S62を有する。複数のコイルピース10Dのそれぞれは、平面視において、第1配置領域S11~S61内に配置される第1コイル線11DAと、第2配置領域S12~S62内に配置される第2コイル線11DBと、を有する。
図14を用いてコイル配置領域S1及びコイル配置領域S1内に配置されるコイルピース10Dに着目して説明する。実施の形態5では、コイル配置領域S2~S6は、コイル配置領域S1と同様である。また、コイル配置領域S2~S6に配置されるコイルピース10Dは、コイル配置領域S1に配置されるコイルピース10Dと同様の構成を有する。
図14に示すように、コイル配置領域S1は、第1配置領域S11と、第2配置領域S12と、を有する。第1配置領域S11は、平面視において加熱領域S0の中心C1側に形成される領域である。第2配置領域S12は、平面視において第1配置領域S11よりも外側に配置される領域である。第1配置領域S11と第2配置領域S12とは、平面視において、加熱領域S0の中心C0と外周ラインL10との間で隣り合う2つの境界ラインL1,L2とを結ぶ中間ラインL11によって分けられている。
具体的には、第1配置領域S11は、平面視において、隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、中間ラインL11と、によって画定されている。第2配置領域S12は、平面視において、隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、外周ラインL10と、中間ラインL11と、によって画定されている。実施の形態5では、第1配置領域S11は、略台形形状を有する。第2配置領域S12は、略三角形状を有する。
コイル配置領域S1内に配置されるコイルピース10Dは、平面視において、第1配置領域S11内に配置される第1コイル線11DAと、第2配置領域S12内に配置される第2コイル線11DBと、を有する。
第1コイル線11DAは、平面視において、第1配置領域S11内で、隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、中間ラインL11と、に沿って配置される。第1コイル線11DAは、直線部61,62,63と、接続部64,65,66を有する。直線部61,62,63は、それぞれ、平面視において境界ラインL1,L2及び中間ラインL11に沿って配置されている。接続部64は、直線部61の一端と直線部62の一端とを接続する。接続部65は、直線部61の他端と直線部63の一端とを接続する。接続部65は、直線部62の他端と直線部63の他端とを接続する。接続部64,65,66は、例えば、U字状に湾曲した形状を有する。実施の形態5では、第1コイル線11DAは、平面視で略三角形の枠状に形成されている。
第2コイル線11DBは、平面視において、第2配置領域S12内で、隣り合う2つの境界ラインL1,L2と、外周ラインL10と、中間ラインL11と、に沿って配置される。第2コイル線11DBは、第1コイル線部20D、第2コイル線部30D及び第3コイル線部40Dを有する。第1コイル線部20D、第2コイル線部30D及び第3コイル線部40Dは、平面視において第1コイル線部20Dが中間ラインL11に沿って配置されている点を除いて、実施の形態1の第1コイル線部20、第2コイル線部30及び第3コイル線部40と同様である。実施の形態5では、第2コイル線11DBは、平面視で略台形の枠状に形成されている。
実施の形態5では、第1コイル線11DAと第2コイル線11DBとは接続されていない。このため、コイルピース10Dにおいては、第1コイル線11DAによる部分加熱、第2コイル線11DBによる部分加熱、第1コイル線11DAと第2コイル線11DBによる全体加熱を行うことができる。
[効果]
実施の形態5に係るコイルユニット4Dによれば、以下の効果を奏するができる。
本開示の実施の形態5に係るコイルユニット4Dにおいて、複数のコイル配置領域S1~S6のそれぞれは、平面視において、第1配置領域S11~S61と、第2配置領域S12~S62と、を有する。第1配置領域S11~S61は、平面視において、加熱領域S0の中心C1側に形成される。第2配置領域S12~S62は、平面視において、第1配置領域S11~S61よりも外側に配置される。第1配置領域S11~S61は、平面視において、隣り合う2つの境界ラインL1~L6と、加熱領域S0の中心C0と外周ラインL10との間で隣り合う2つの境界ラインL1~L6を結ぶ中間ラインL11と、によって画定されている。第2配置領域S12~S62は、平面視において、隣り合う2つの境界ラインL1~L6と、外周ラインL10と、中間ラインL11と、によって画定されている。複数のコイルピース10Dのそれぞれは、第1コイル線11DAと、第2コイル線11DBと、を有する。第1コイル線11DAは、平面視において、第1配置領域S11~S61内に配置され、隣り合う2つの境界ラインL1~L6と、中間ラインL11と、に沿って配置される。第2コイル線11DBは、平面視において、第2配置領域S12~S62内に配置され、隣り合う2つの境界ラインL1~L6と、外周ラインL10と、中間ラインL11と、に沿って配置される。
このような構成により、平面視において加熱領域S0の中央側と外周側とで加熱の強弱を調整することができる。具体的には、平面視において加熱領域S0の中央付近においては、第1配置領域S11~S61に配置された第1コイル線11DAによる部分加熱を行うことができる。また、平面視において加熱領域S0の外周付近においては、第2配置領域S12~S62に配置された第2コイル線11DBによる部分加熱を行うことができる。また、平面視において加熱領域S0全体においては、第1コイル線11DAと第2コイル線11DBとによる全体加熱を行うことができる。
なお、実施の形態5では、第1コイル線11DAのターン数が「20~30」であり、第2コイル線11DBのターン数が「45(15ターン×3周分)」であるが、これに限定されない。例えば、第1コイル線11DAのターン数を増やしてもよいし、第1コイル線11DAのターン数を増減させてもよい。ターン数を変更することによって磁束の集中を調整し、加熱の強弱を調整してもよい。また、第2コイル線11DBは3周巻回されているが、この周数を増減させてもよい。周数を変更することによって磁束の集中を調整し、加熱の強弱を調整してもよい。
実施の形態5では、第1コイル線11DAと第2コイル線11DBが接続されていない例について説明したが、これに限定されない。例えば、第1コイル線11DAと第2コイル線11DBとは接続されていてもよい。
(変形例)
以下、変形例について説明する。
<変形例1>
図15は、変形例1のコイルユニット4Eの平面図である。図15に示すように、変形例1のコイルユニット4Eでは、加熱領域S0は、平面視において4つのコイル配置領域S1~S4を有する。4つのコイル配置領域S1~S4は、平面視において加熱領域S0の中心C1から外周に向かって放射状に延びる4つの境界ラインL1~L4と、加熱領域S0の外周を画定する外周ラインL10と、によって画定されている。また、コイルユニット4Eでは、4つのコイルピース10Eが、それぞれ、4つのコイル配置領域S1~S4に配置されている。
コイルピース10Eは、平面視においてコイル線11Eの線幅を、実施の形態1に比べて大きくしている。また、コイルピース10Eにおいては、平面視において加熱領域S0の中心C1側において、外側のコイル線部と内側のコイル線部との間に第4隙間SP4が形成されている。第4隙間SP4には、温度センサ54が配置されている。
このような構成においても、本開示の効果を奏することができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示のコイルユニットは、誘導加熱調理器の他、電磁誘導を利用する装置に適用可能である。たとえば本開示のコイルユニットは、非接触給電装置の給電用コイルユニットとして利用できる。この場合は、コイルユニットは、加熱効率ではなく、給電効率を高めることができる。
1 誘導加熱調理器
2 トッププレート
3 筐体
4,4A,4B,4C,4D,4E コイルユニット
10,10A,10B,10C,10D,10E コイルピース
11,11A,11B,11C,11E コイル線
11DA 第1コイル線
11DB 第2コイル線
20,20D 第1コイル線部
21,22 直線部
23 曲線部
24,25,26 接続部
30,30A,30C,30D 第2コイル線部
31,31A,31C 直線部
32,32A,32C 直線部
33,33A 曲線部
33C 直線部
34,34A,34C 接続部
35,35A,35C 接続部
36,36A,36C 接続部
40,40B,40C,40D 第3コイル線部
41,41B,41C 直線部
42,42B,42C 直線部
43 曲線部
43B,43C 直線部
44,44B,44C 接続部
45,45B,45C 接続部
46,46B,46C 接続部
50 フェライト
51,52,53 温度センサ
61,62,63 直線部
64,65,66 接続部
C1 中心
L1,L2,L3,L4,L5,L6 境界ライン
L10 外周ライン
L11 中間ライン
S0 加熱領域
S1,S2,S3,S4,S5,S6 コイル配置領域
S11,S21,S31,S41,S51,S61 第1配置領域
S12,S22,S32,S42,S52,S62 第2配置領域
SP1,SP2,SP3,SP4 隙間
W1,W2,W11,W12,W13 線幅

Claims (8)

  1. 誘導加熱調理器のトッププレートの下方に配置されるコイルユニットであって、
    平面視において加熱対象物を単独で加熱可能な加熱領域に配置される6つのコイルピースを備え、
    前記加熱領域は、平面視において前記加熱領域の中心から外周に向かって放射状に延びる6つの境界ラインと、前記加熱領域の外周を画定する外周ラインと、によって画定される6つのコイル配置領域を有し、
    前記6つのコイルピースは、平面視において前記6つのコイル配置領域内に配置され、
    前記6つのコイルピースのそれぞれは、平面視において、前記6つの境界ラインのうち隣り合う2つの境界ラインと、前記隣り合う2つの境界ラインを結ぶ外周ラインと、に沿って配置されるコイル線を有し、
    前記6つのコイルピースのそれぞれの外形は、扇形または三角形である、
    コイルユニット。
  2. 前記コイル線は、
    平面視において前記隣り合う2つの境界ラインと、前記外周ラインと、に沿って配置される第1コイル線部と、
    平面視において前記第1コイル線部の内側に配置される第2コイル線部と、
    を有する、
    請求項1に記載のコイルユニット。
  3. 前記第2コイル線部は、平面視において前記第1コイル線部の内側に沿って配置される、
    請求項2に記載のコイルユニット。
  4. 平面視において、前記加熱領域の中心側において、前記第1コイル線部と前記第2コイル線部との間には、第1隙間が形成されている、
    請求項2又は3に記載のコイルユニット。
  5. 前記第1隙間に配置されるフェライトをさらに備える、
    請求項4に記載のコイルユニット。
  6. 前記6つのコイル配置領域は、平面視において略同じ形状を有し、
    前記6つのコイルピースは、平面視において略同じ形状を有する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  7. 前記加熱領域は平面視において円形である、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のコイルユニット。
  8. 前記隣り合う2つの境界ラインがなす角度は60度である、請求項1~7のいずれか一項に記載のコイルユニット。
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