JP2024094826A - ロボット関節構造、および、ロボット - Google Patents

ロボット関節構造、および、ロボット Download PDF

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創 柚木崎
純一 烏山
雅幸 掃部
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Abstract

Figure 2024094826000001
【課題】駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることが可能なロボット関節構造、および、ロボットを提供する。
【解決手段】この人型ロボット100のロボット関節構造100aは、第1モータ40および第2モータ50の回転駆動により回転する回転軸部材31を含む直線移動機構30を備える。直線移動機構30は、回転軸部材31の回転により大腿リンク11および下腿リンクを相対的に回動させる。また、ロボット関節構造100aは、第1モータ40の回転駆動を回転軸部材31に伝達する第1ベルト60と、第2モータ50の回転駆動を回転軸部材31に伝達する第2ベルト70と、を備える。
【選択図】図5

Description

この開示は、ロボット関節構造、および、ロボットに関し、特に、複数のモータを駆動源とするロボット関節構造、および、ロボットに関する。
従来、複数のモータを駆動源とするロボット関節構造が知られている。たとえば、上記特許文献1には、第1のモータおよび第2のモータによりリンクを駆動する二足歩行ロボットにおける股関節構造が開示されている。この股関節構造では、第1のモータおよび第2のモータを駆動源として、二足歩行ロボットにおける腰側の部材である旋回リンクに対して、脚側の部材である開閉リンクが回動する。具体的には、上記特許文献1の股関節構造は、第1の駆動輪、第2の駆動輪、転動輪、および、被駆動輪を備えている。第1の駆動輪および第2の駆動輪は、それぞれ、第1のモータおよび第2のモータの各々の出力軸に接続されている。第1の駆動輪、第2の駆動輪、転動輪、および、被駆動輪には、無端ベルトが掛架されている。第1のモータの回転に対して第2のモータが追従して回転することによって、第1のモータおよび第2のモータの駆動力が無端ベルトを介して被駆動輪に伝達される。被駆動輪に伝達された駆動力によって、脚側の開閉リンクは、腰側の旋回リンクに対して回動する。また、第1の駆動輪、転動輪、および、被駆動輪は、無端ベルトの内側に配置されており、第2の駆動輪は、無端ベルトの外側に配置されている。すなわち、無端ベルトは、駆動力を伝達するために内側と外側との両側が用いられる。
特開2019-076992号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のロボットの関節構造のように、複数のモータの駆動力を伝達するために無端ベルトの内側と外側との両側を用いる場合には、駆動力を伝達するための歯部または接触面を両面に有するベルトが必要となる。このような歯部または接触面を両面に有するベルトは、一般的ではないため、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることが望まれている。
この開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この開示の1つの目的は、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることが可能なロボット関節構造、および、ロボットを提供することである。
この開示の第1の局面によるロボット関節構造は、関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、第1モータおよび第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、回転軸部材の回転により第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、第1モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第1ベルトと、第2モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える。
この開示の第1の局面によるロボット関節構造は、上記のように、第1モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第1ベルトと、第2モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える。これにより、第1モータと第2モータとの複数のモータを駆動源とする場合にも、第1ベルトおよび第2ベルトの各々の片側のみを用いることによって駆動力を伝達できる。その結果、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることができる。
この開示の第2の局面によるロボットは、関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、第1モータおよび第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、回転軸部材の回転により第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、第1モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第1ベルトと、第2モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える。
この開示の第2の局面によるロボットは、上記のように、第1モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第1ベルトと、第2モータの回転駆動を回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える。これにより、第1モータと第2モータとの複数のモータを駆動源とする場合にも、第1ベルトおよび第2ベルトの各々の片側のみを用いることによって駆動力を伝達できる。その結果、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることが可能なロボットを提供できる。
本開示によれば、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることができる。
本開示の一実施形態による人型ロボットの斜視図である。 人型ロボットにおけるロボット関節構造の全体構成を示したブロック図である。 関節部および直線移動機構の構成を模式的に示した斜視図である。 関節部の構成を説明するための側面図である。 第1モータおよび第2モータの配置を説明するための模式的な斜視図である。 第1ベルトおよび第2ベルトの配置を説明するための模式的な正面図である。 大腿リンクに対する第1モータおよび第2モータの配置を説明するための模式的な天面図である。 本開示の一実施形態の変形例によるロボット関節構造を説明するための側面図である。
以下、本開示を具体化した本開示の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図7までを参照して、本実施形態による人型ロボット100の構成について説明する。また、人型ロボット100は、ヒューマノイドとも呼ばれる。なお、人型ロボット100は、ロボットの一例である。
図1に示すように、人型ロボット100は、人間の脚部に対応するように左右一対ずつの大腿部1、および、下腿部2を備えている。大腿部1は、人間の大腿に対応している。下腿部2は、人間の下腿に対応している。なお、一対の大腿部1同士の構造は、略同様であって、一対の下腿部2同士の構造は、略同様であるため、以下の説明では、片方の脚部のみにおける大腿部1、および、下腿部2について説明する。
人型ロボット100は、大腿リンク11、および、下腿リンク12を有する。大腿リンク11および下腿リンク12は、人型ロボット100の所定の部分における棒状の部材である。具体的には、大腿リンク11は、人型ロボット100における大腿部1の部材である。下腿リンク12は、人型ロボット100における下腿部2の部材である。大腿リンク11および下腿リンク12は、たとえば、アルミまたはステンレスなどの金属部材を含む。なお、大腿リンク11は、第1リンク部材の一例である。下腿リンク12は、第2リンク部材の一例である。
また、大腿リンク11および下腿リンク12は、関節部20を介して互いに接続されている。関節部20は、人型ロボット100における膝関節である。大腿リンク11および下腿リンク12は、関節部20が回動することによって、相対的に回動する。具体的には、大腿リンク11および下腿リンク12は、互いに屈曲および伸展するように相対的に回動する。大腿リンク11および下腿リンク12が相対的に回動することによって、人型ロボット100は、二足歩行を行う。
図2に示すように、人型ロボット100は、ロボット関節構造100aを備えている。本実施形態のロボット関節構造100aは、大腿リンク11、下腿リンク12、および、関節部20を含む。また、ロボット関節構造100aは、大腿リンク11、下腿リンク12、および、関節部20を駆動させるために、直線移動機構30、第1モータ40、第2モータ50、第1ベルト60、第2ベルト70、エンコーダ80、および、制御部90を備えている。なお、直線移動機構30は、駆動力伝達部の一例である。
図3に示すように、直線移動機構30は、回転軸部材31と、直線移動出力部材32と、プーリ33とを含む。たとえば、直線移動機構30は、ボールネジ機構を有する。回転軸部材31は、第1モータ40および第2モータ50の回転駆動により回転する。直線移動出力部材32は、回転軸部材31の回転により直線移動する。プーリ33は、第1モータ40および第2モータ50の回転駆動が伝達されることにより回転する。具体的には、プーリ33は、回転軸部材31に接続されており、回転軸部材31と一体的に回転する。回転軸部材31は、たとえば、ねじ山を有する棒状の部材であって、直線移動出力部材32の内部に配置されている。直線移動出力部材32は、棒状の部材であって、内部に回転軸部材31に対して螺合するナット部材を有している。直線移動機構30では、プーリ33と一体的に回転する回転軸部材31が回転することによって、棒状の直線移動出力部材32は、長手方向に直線移動する。すなわち、直線移動機構30では、第1モータ40および第2モータ50が回転することによって、直線移動出力部材32が、長手方向に直線移動する。
直線移動機構30では、直線移動出力部材32の端部が、関節部20に対して回動可能に接続されている。また、直線移動機構30は、大腿リンク11に対して回動可能に配置されている。直線移動機構30は、直線移動を行うことによって関節部20を回動させる。直線移動機構30は、回転軸部材31の回転により大腿リンク11および下腿リンク12を相対的に回動させる。すなわち、直線移動出力部材32が直線移動することによって、直線移動機構30は、関節部20を回動させて大腿リンク11および下腿リンク12を相対的に回動させる。言い換えれば、直線移動機構30は、第1モータ40および第2モータ50による回転の駆動力を伝達することによって、大腿リンク11および下腿リンク12を相対的に回動させる駆動力伝達機構である。また、直線移動機構30の回転軸部材31は、膝関節である関節部20を回動させるために、大腿部1の部材である棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている。また、直線移動機構30は、大腿リンク11および下腿リンク12が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置されている。すなわち、直線移動機構30は、人型ロボット100において、大腿部1の前面側に配置されている。
関節部20は、2つのリンク21およびリンク22を含む。リンク21およびリンク22は、大腿リンク11および下腿リンク12が伸展した状態で、互いに交差するように配置されている。リンク21およびリンク22の各々は、大腿リンク11および下腿リンク12を互いに接続している。また、リンク21は、直線移動機構30の直線移動出力部材32の端部に接続されている。リンク21は、人型ロボット100の左右方向である側方からみてV字形状を有する。
図4に示すように、具体的には、リンク21は、接続部21aを介して直線移動機構30の直線移動出力部材32の端部に対して回動可能に接続されている。また、リンク21は、接続部21bを介して大腿リンク11と回動可能に接続されている。リンク21は、接続部21cを介して下腿リンク12と回動可能に接続されている。同様に、リンク22は、接続部22aを介して大腿リンク11と回動可能に接続されている。リンク22は、接続部22bを介して下腿リンク12と回動可能に接続されている。リンク21およびリンク22の各々は、大腿リンク11および下腿リンク12を、左右方向の両側から挟み込むようにして接続している。また、大腿リンク11の下腿リンク12側の端部と、下腿リンク12の大腿リンク11側の端部との各々は、L字形状を有する。そして、大腿リンク11の下腿リンク12側のL字形状の端部には、接続部21bおよび接続部22aが配置されている。同様に、下腿リンク12の大腿リンク11側のL字形状の端部には、接続部21cおよび接続部22bが配置されている。
また、直線移動機構30は、プーリ33側の部分において支持部材34を介して大腿リンク11に接続されている。直線移動機構30は、大腿リンク11に対して回転軸34aを中心に回動可能に配置されている。直線移動機構30、大腿リンク11、下腿リンク12、リンク21、および、リンク22による関節構造では、直線移動機構30の直線移動出力部材32が直線移動することによってリンク21が回動する。リンク21が回動することによって、接続部21cに接続された下腿リンク12が、リンク22により拘束されながら、大腿リンク11に対して相対的に回動する。すなわち、下腿リンク12は、リンク22に接続されていることにより向きを変更しながら、リンク21の移動によって回動することによって、大腿リンク11に対して相対的に回動する。
〈モータおよびベルトの構成〉
図5に示すように、第1モータ40は、第1モータ回転軸41とプーリ42とを有する。第2モータ50は、第2モータ回転軸51とプーリ52とを有する。本実施形態では、第1モータ40および第2モータ50は、互いに別個に設けられている。第1モータ40において、プーリ42は、第1モータ回転軸41に接続されており、第1モータ回転軸41と一体的に回転する。第2モータ50において、プーリ52は、第2モータ回転軸51に接続されており、第2モータ回転軸51と一体的に回転する。第1モータ回転軸41および第2モータ回転軸51は、それぞれ、第1モータ40および第2モータ50の回転軸である。第1モータ40および第2モータ50は、制御部90によるフィードバック制御により回転するサーボモータである。そして、第1モータ40および第2モータ50は、大腿リンク11および下腿リンク12を相対的に回動させるための駆動源となる。また、第1モータ40および第2モータ50は、棒状の大腿リンク11に沿うように回転軸が配置されている。第1モータ回転軸41および第2モータ回転軸51の各々は、直線移動機構30の回転軸部材31と略平行に配置されている。なお、第1モータ40および第2モータ50は、直線移動機構30と一体的に大腿リンク11に対して回動する。具体的には、第1モータ40および第2モータ50と、直線移動機構30とは、共通の固定部材35に配置されている。
エンコーダ80は、第1モータ40の回転数を検出する。エンコーダ80は、第1モータ40の回転数を示す検出信号を制御部90に対して出力する。エンコーダ80は、たとえば、第1モータ40に配置されている。エンコーダ80は、たとえば、回転による磁界の変化を検出することによって、第1モータ40の回転数を検出する。
制御部90は、エンコーダ80からの検出信号に基づいて、第1モータ40の回転駆動を制御する。制御部90は、エンコーダ80からの検出信号に基づいて、たとえば、フィードバック制御によって図示しないモータドライバに対して第1モータ40の回転駆動を制御するための制御信号を出力する。制御信号は、たとえば、パルス信号である。この制御信号によって第1モータ40に供給される電流が制御される。そして、本実施形態では、制御部90は、第1モータ40を制御するための制御信号を用いて第1モータ40および第2モータ50の両方の回転駆動を制御することによって、第2モータ50を第1モータ40に対して従動的に駆動させる。すなわち、制御部90は、第1モータ40および第2モータ50の回転が同期されるように制御する。第1モータ40および第2モータ50は、同一のタイミングにおいて、同一の回転方向に向かって、同一の回転速度により回転するように制御される。制御部90は、たとえば、人型ロボット100の胴体部分に配置されている。また、制御部90は、CPU(Central Processing Unit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの演算装置と、フラッシュメモリなどの記憶装置を含むコンピュータである。
第1ベルト60は、第1モータ40の回転駆動を回転軸部材31に伝達する。第2ベルト70は、第2モータ50の回転駆動を回転軸部材31に伝達する。第1ベルト60および第2ベルト70は、互いに別個に設けられている。第1ベルト60は、第1モータ40のプーリ42と直線移動機構30のプーリ33とに架け渡されている。第2ベルト70は、第2モータ50のプーリ52と直線移動機構30のプーリ33とに架け渡されている。すなわち、第1ベルト60は、第1モータ40のプーリ42の回転を、直線移動機構30のプーリ33に伝達する。第2ベルト70は、第2モータ50のプーリ52の回転を、直線移動機構30のプーリ33に伝達する。また、プーリ33、プーリ42、および、プーリ52は、歯付きプーリである。そして、第1ベルト60および第2ベルト70は、内側に複数の歯部を有する。一方で、第1ベルト60および第2ベルト70は、外側には歯部を有していない。なお、プーリ33は、プーリ42およびプーリ52に比べて、外径が小さく、歯数が少ない。したがって、プーリ33の回転速度は、プーリ42およびプーリ52に比べて大きい。また、第1ベルト60は、ベルトの張力、または、移動方向を調整するためのアイドラプーリなどの転動輪には架け渡されていない。同様に、第2ベルト70は、ベルトの張力、または、移動方向を調整するためのアイドラプーリなどの転動輪には架け渡されていない。
図6に示すように、プーリ42は、第1モータ40の本体部分に対して、上方側であるZ1方向側に配置されている。そして、プーリ52は、第2モータ50の本体部分に対して、上方側であるZ1方向側に配置されている。したがって、プーリ33、プーリ42、および、プーリ52の各々は、共にZ1方向側に配置されている。そして、本実施形態では、第1ベルト60および第2ベルト70は、プーリ33において、回転軸部材31の延びる方向であるZ方向に互いに隣り合うようにずれた状態で架け渡されている。具体的には、第1ベルト60は、第2ベルト70よりも上方側のZ1方向側である回転軸部材31の端側に配置されている。第1ベルト60は、第2ベルト70よりも上方側であるZ1方向側に配置されているため、プーリ42の固定部材35からの距離D1は、プーリ52の固定部材35からの距離D2よりも大きい。
ここで、第1モータ40および第2モータ50は、棒状の大腿リンク11に対して回転軸部材31が配置されている方向から見て、それぞれ、大腿リンク11の短手方向の一方側および他方側に配置されている。すなわち、第1モータ40は、大腿リンク11および下腿リンク12を伸展した状態の人型ロボット100の前面側であるY1方向側から見て、大腿リンク11に対してX1方向側に配置されている。また、第2モータ50は、大腿リンク11および下腿リンク12を伸展した状態の人型ロボット100の前面側から見て、大腿リンク11に対してX2方向側に配置されている。言い換えると、第1モータ40および第2モータ50は、Y1方向側から見て、互いに大腿リンク11を挟むように配置されている。なお、X1方向側およびX2方向側は、それぞれ、短手方向の一方側および他方側の一例である。
図7に示すように、第1モータ40は、X1方向側において、第1モータ回転軸41が直線移動機構30の回転軸部材31より大腿リンク11の方に位置するように配置されている。また、第2モータ50は、X2方向側において、第2モータ回転軸51が直線移動機構30の回転軸部材31より大腿リンク11の方に位置するように配置されている。すなわち、第1モータ40の第1モータ回転軸41および第2モータ50の第2モータ回転軸51は、直線移動機構30の回転軸部材31よりも、大腿リンク11および下腿リンク12を伸展した状態の人型ロボット100の背面側であるY2方向側に位置する。なお、Y方向における第1モータ40と第2モータ50の位置は、互いに略等しい位置である。人型ロボット100のロボット関節構造100aにおいて、第1モータ40および第2モータ50は、棒状の大腿リンク11の長手方向であるZ方向から見て、第1ベルト60および第2ベルト70によってV字形が形成されるように配置されている。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、上記のように、ロボットとしての人型ロボット100のロボット関節構造100aは、第1モータ40の回転駆動を回転軸部材31に伝達する第1ベルト60と、第2モータ50の回転駆動を回転軸部材31に伝達する第2ベルト70と、を備える。これにより、第1モータ40と第2モータ50との複数のモータを駆動源とする場合にも、第1ベルト60および第2ベルト70の各々の片側のみを用いることによって駆動力を伝達できる。その結果、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ロボットとしての人型ロボット100のロボット関節構造100aは、回転軸部材31と、回転軸部材31の回転により直線移動する直線移動出力部材32とを有し、直線移動出力部材32が直線移動することによって第1リンク部材としての大腿リンク11および第2リンク部材としての下腿リンク12を相対的に回動させる直線移動機構30を含む。大腿リンク11および下腿リンク12は、人型ロボット100の所定の部分における棒状の部材である。駆動力伝達部としての直線移動機構30の回転軸部材31は、棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている。第1モータ40および第2モータ50は、回転軸が棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている。これにより、人型ロボット100における棒状の大腿リンク11および下腿リンク12の相対的な回動の駆動源として、複数のモータである第1モータ40および第2モータ50を用いる場合にも、別個に設けられた第1ベルト60および第2ベルト70の両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることができる。また、人型ロボット100における棒状の大腿リンク11に沿うように、直線移動機構30の回転軸部材31と、第1モータ40および第2モータ50の回転軸とが配置されているため、回転軸部材31と、第1モータ40および第2モータ50の回転軸との延びる向きを揃えて配置することができる。そのため、回転軸部材31と、第1モータ40および第2モータ50の回転軸との互いの向きが異なる場合に比べて、互いに向きの異なる軸同士に第1ベルト60および第2ベルト70を架け渡すために第1ベルト60および第2ベルト70の移動方向を変更する部材を設ける必要がないため、人型ロボット100の構成が複雑化することを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1リンク部材としての大腿リンク11は、棒状の部材である。駆動力伝達部としての直線移動機構30の回転軸部材31は、棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている。第1モータ40および第2モータ50は、棒状の大腿リンク11に対して回転軸部材31が配置されている方向である前面側から見て、それぞれ、大腿リンク11の短手方向の一方側および他方側に配置されている。これにより、棒状の大腿リンク11に対して、短手方向の一方側および他方側に、それぞれ、第1モータ40および第2モータ50が配置されているので、短手方向の一方側または他方側のいずれか片方に第1モータ40および第2モータ50の両方が配置されている場合に比べて、棒状の大腿リンク11に対する配置が片側に偏ることを抑制できる。そのため、ベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とする場合に、棒状の大腿リンク11に対する配置が片側に偏ることに起因して、人型ロボット100の動作のバランスが崩れることを抑制できる。
また、本実施形態では、上記のように、第1モータ40は、第1モータ回転軸41を有し、短手方向の一方側において、第1モータ回転軸41が駆動力伝達部としての直線移動機構30の回転軸部材31よりも第1リンク部材としての大腿リンク11の方に位置するように配置されている。第2モータ50は、第2モータ回転軸51を有し、短手方向の他方側において、第2モータ回転軸51が直線移動機構30の回転軸部材31よりも大腿リンク11の方に位置するように配置されている。これにより、棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている直線移動機構30の回転軸部材31に対して、第1モータ40の第1モータ回転軸41および第2モータ50の第2モータ回転軸51が大腿リンク11側に位置するように配置されているため、大腿リンク11の周囲に沿うように、直線移動機構30、第1モータ40、および、第2モータ50を配置できる。そのため、ベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とする場合に、大腿リンク11の周囲の構造が大型化することを抑制できるので、人型ロボット100の構成が大型化することを抑制できる。
また、本実施形態では、上記のように、駆動力伝達部としての直線移動機構30は、第1ベルト60および第2ベルト70の各々が架け渡され、回転軸部材31と一体的に回転するプーリ33を含む。第1ベルト60および第2ベルト70は、プーリ33において、回転軸部材31の延びる方向に互いに隣り合うようにずれた状態で架け渡されている。これにより、第1ベルト60および第2ベルト70が互いに隣り合うようにずれた状態でプーリ33に架け渡されているので、回転軸部材31の延びる方向における大きさが大きくなることを抑制できる。そのため、ベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とする場合に、人型ロボット100の構成が大型化することを抑制できる。
また、本実施形態では、上記のように、第1リンク部材としての大腿リンク11および第2リンク部材としての下腿リンク12は、棒状の部材であり、互いに屈曲および伸展するように相対的に回動する。駆動力伝達部としての直線移動機構30は、大腿リンク11および下腿リンク12が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置されている。これにより、屈曲するように回動する場合における回動方向の内側に直線移動機構30が配置されている場合には、直線移動機構30の配置と、直線移動機構30の駆動源となる第1モータ40および第2モータ50の配置とに起因して、直線移動機構30、第1モータ40、および、第2モータ50の構造自体が、屈曲の妨げとなる場合があると考えられる。その場合には、大腿リンク11および下腿リンク12の屈曲における回動角度を大きくすることが困難になると考えられる。これに対して、本実施形態では、直線移動機構30を、大腿リンク11および下腿リンク12が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置することにより、ベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とする場合に、屈曲における回動角度を大きくできる。
また、本実施形態では、上記のように、第1リンク部材としての大腿リンク11は、人型ロボット100における大腿部1の部材である。第2リンク部材としての下腿リンク12は、人型ロボット100における下腿部2の部材である。駆動力伝達部としての直線移動機構30の回転軸部材31は、膝関節である関節部20を回動させるために、大腿部1の部材である棒状の大腿リンク11に沿うように配置されている。ここで、人型ロボット100の大腿部1と下腿部2の屈曲および伸展の動作では、人型ロボット100の全体の重さを支えながら動作を行う必要があるため、動作に必要なトルクを得るために複数のモータを用いる場合がある。そのため、別個に設けられた第1ベルト60および第2ベルト70を用いて複数のモータである第1モータ40および第2モータ50の駆動力を伝達することによって、人型ロボット100の大腿部1および下腿部2の屈曲および伸展の動作において、効果的に、駆動力を伝達するベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、人型ロボット100の関節構造は、第1モータ40の回転数を検出するエンコーダ80と、エンコーダ80からの検出信号に基づいて、第1モータ40の回転駆動を制御する制御部90と、を備える。制御部90は、第1モータ40を制御するための制御信号を用いて第1モータ40および第2モータ50の両方の回転駆動を制御することによって、第2モータ50を第1モータ40に対して従動的に駆動させる。これにより、共通の制御信号を用いて第1モータ40および第2モータ50の両方を制御することによって、ベルトの両面を用いることなく複数のモータを駆動源とする場合に、第1モータ40および第2モータ50の回転駆動を正確に同期させた状態で回転するよう制御できる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、関節部20がリンク21およびリンク22の2つのリンク部材を有する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、関節部がリンク部材を有していなくともよい。たとえば、図8に示す変形例によるロボット関節構造のように、人型ロボットにおける大腿部の部材である第1リンク部材211と、下腿部の部材である第2リンク部材212とが、回転軸の軸芯部材である関節部220を介して直接的に接続されていてもよい。その場合には、直線移動機構230は、第2リンク部材212に対して回動可能に直接的に接続される。直線移動機構230に対する駆動力の伝達は、上記実施形態と同様である。すなわち、第1モータ40および第2モータ50の駆動力が、それぞれ、第1ベルト60および第2ベルト70を介して直線移動機構230に伝達される。また、関節部は、1つのリンク部材のみを含んでいてもよい。なお、直線移動機構230は、駆動力伝達部の一例である。
また、上記実施形態では、人型ロボット100の脚部の大腿部1の第1リンク部材としての大腿リンク11と下腿部2の第2リンク部材としての下腿リンク12とを相対的に回動させるロボット関節構造100aの例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、ロボット関節構造を、人型以外のロボットにおける第1リンク部材と第2リンク部材とを相対的に回動させるようにしてもよい。たとえば、4本脚ロボットの脚部において第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させるようにしてもよい。また、人型ロボットの脚部ではなく、腕部の肘関節により互いに接続される第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、棒状の第1リンク部材としての大腿リンク11の短手方向の一方側および他方側に、それぞれ、第1モータ40および第2モータ50が配置されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1リンク部材の短手方向の一方側または他方側のいずれか片方に第1モータおよび第2モータの両方が配置されていてもよい。また、第1モータおよび第2モータに加えて、さらに第3モータを配置するようにしてもよい。すなわち、3個以上のモータを配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1モータ40の第1モータ回転軸41と、第2モータ50の第2モータ回転軸51とを、駆動力伝達部としての直線移動機構30の回転軸部材31よりも第1リンク部材としての大腿リンク11の方に配置する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1モータの第1モータ回転軸と、第2モータの第2モータ回転軸と、駆動力伝達部の回転軸部材とが、軸方向から見て左右に直線状に並んで配置されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、回転軸部材31に接続されているプーリ33において、第1ベルト60および第2ベルト70が互いに隣り合うように並んで架け渡されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1ベルトおよび第2ベルトを、プーリに対して互いに離間した状態で架け渡すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動力伝達部としての直線移動機構30が、第1リンク部材としての大腿リンク11および第2リンク部材としての下腿リンク12が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置されている例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、駆動力伝達部を、第1リンク部材および第2リンク部材が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の順方向側に配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1モータ40の回転数を検出するエンコーダ80からの検出信号に基づいて、第1モータ40を制御するための制御信号によって、第1モータ40および第2モータ50の両方の回転駆動を制御する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、第1モータおよび第2モータの各々にエンコーダを配置するとともに、第2モータのエンコーダからの検出信号が第1モータのエンコーダからの検出信号に追従するように制御することによって、第2モータを第1モータに対して従動的に駆動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、駆動力伝達部としての直線移動機構30が、直線移動出力部材32の直線移動によって、第1リンク部材としての大腿リンク11と、第2リンク部材としての下腿リンク12とを相対的に回動させるための駆動力を伝達する例を示したが、本開示はこれに限られない。本開示では、駆動力伝達部は、直線移動出力部材を含む直線移動機構ではなく、回転伝動機構であってもよい。すなわち、駆動力伝達部は、第1モータおよび第2モータの回転の駆動力を、回転移動として伝達することによって、第1リンク部材および第2リンク部材を相対的に回動させるようにしてもよい。
本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成またはプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、および/または、それらの組み合わせ、を含む回路または処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路または回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、または手段は、列挙された機能を実行するハードウェアであるか、または、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラムまたは構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットはハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェアおよび/またはプロセッサの構成に使用される。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、
前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、前記回転軸部材の回転により前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、
前記第1モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第1ベルトと、
前記第2モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える、ロボット関節構造。
(項目2)
前記駆動力伝達部は、前記回転軸部材と、前記回転軸部材の回転により直線移動する直線移動出力部材とを有し、前記直線移動出力部材が直線移動することによって前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる直線移動機構を含み、
前記第1リンク部材および前記第2リンク部材は、人型ロボットの所定の部分における棒状の部材であり、
前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されており、
前記第1モータおよび前記第2モータは、回転軸が棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されている、項目1に記載のロボット関節構造。
(項目3)
前記第1リンク部材は、棒状の部材であり、
前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置され、
前記第1モータおよび前記第2モータは、棒状の前記第1リンク部材に対して前記回転軸部材が配置されている方向から見て、それぞれ、前記第1リンク部材の短手方向の一方側および他方側に配置されている、項目1または2に記載のロボット関節構造。
(項目4)
前記第1モータは、第1モータ回転軸を有し、前記短手方向の一方側において、前記第1モータ回転軸が前記駆動力伝達部の前記回転軸部材よりも前記第1リンク部材の方に位置するように配置され、
前記第2モータは、第2モータ回転軸を有し、前記短手方向の他方側において、前記第2モータ回転軸が前記駆動力伝達部の前記回転軸部材よりも前記第1リンク部材の方に位置するように配置されている、項目3に記載のロボット関節構造。
(項目5)
前記駆動力伝達部は、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの各々が架け渡され、前記回転軸部材と一体的に回転するプーリを含み、
前記第1ベルトおよび前記第2ベルトは、前記プーリにおいて、前記回転軸部材の延びる方向に互いに隣り合うようにずれた状態で架け渡されている、項目1~4のいずれか1項に記載のロボット関節構造。
(項目6)
前記第1リンク部材および前記第2リンク部材は、棒状の部材であり、互いに屈曲および伸展するように相対的に回動し、
前記駆動力伝達部は、前記第1リンク部材および前記第2リンク部材が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置されている、項目1~5のいずれか1項に記載のロボット関節構造。
(項目7)
前記第1リンク部材は、前記人型ロボットにおける大腿部の部材であり、
前記第2リンク部材は、前記人型ロボットにおける下腿部の部材であり、
前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、膝関節である前記関節部を回動させるために、前記大腿部の部材である棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されている、項目2に記載のロボット関節構造。
(項目8)
前記第1モータの回転数を検出するエンコーダと、
前記エンコーダからの検出信号に基づいて、前記第1モータの回転駆動を制御する制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記第1モータを制御するための制御信号を用いて前記第1モータおよび前記第2モータの両方の回転駆動を制御することによって、前記第2モータを前記第1モータに対して従動的に駆動させる、項目1~7のいずれか1項に記載のロボット関節構造。
(項目9)
関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、
前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、前記回転軸部材の回転により前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、
前記第1モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第1ベルトと、
前記第2モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える、ロボット。
1 大腿部
2 下腿部
11 大腿リンク(第1リンク部材)
12 下腿リンク(第2リンク部材)
20、220 関節部
30、230 直線移動機構(駆動力伝達部)
31 回転軸部材
32 直線移動出力部材
33 プーリ
40 第1モータ
41 第1モータ回転軸
50 第2モータ
51 第2モータ回転軸
60 第1ベルト
70 第2ベルト
80 エンコーダ
90 制御部
100 人型ロボット(ロボット)
100a ロボット関節構造
211 第1リンク部材
212 第2リンク部材

Claims (9)

  1. 関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、
    前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、
    前記第1モータおよび前記第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、前記回転軸部材の回転により前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、
    前記第1モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第1ベルトと、
    前記第2モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える、ロボット関節構造。
  2. 前記駆動力伝達部は、前記回転軸部材と、前記回転軸部材の回転により直線移動する直線移動出力部材とを有し、前記直線移動出力部材が直線移動することによって前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる直線移動機構を含み、
    前記第1リンク部材および前記第2リンク部材は、人型ロボットの所定の部分における棒状の部材であり、
    前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されており、
    前記第1モータおよび前記第2モータは、回転軸が棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されている、請求項1に記載のロボット関節構造。
  3. 前記第1リンク部材は、棒状の部材であり、
    前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置され、
    前記第1モータおよび前記第2モータは、棒状の前記第1リンク部材に対して前記回転軸部材が配置されている方向から見て、それぞれ、前記第1リンク部材の短手方向の一方側および他方側に配置されている、請求項1または2に記載のロボット関節構造。
  4. 前記第1モータは、第1モータ回転軸を有し、前記短手方向の一方側において、前記第1モータ回転軸が前記駆動力伝達部の前記回転軸部材よりも前記第1リンク部材の方に位置するように配置され、
    前記第2モータは、第2モータ回転軸を有し、前記短手方向の他方側において、前記第2モータ回転軸が前記駆動力伝達部の前記回転軸部材よりも前記第1リンク部材の方に位置するように配置されている、請求項3に記載のロボット関節構造。
  5. 前記駆動力伝達部は、前記第1ベルトおよび前記第2ベルトの各々が架け渡され、前記回転軸部材と一体的に回転するプーリを含み、
    前記第1ベルトおよび前記第2ベルトは、前記プーリにおいて、前記回転軸部材の延びる方向に互いに隣り合うようにずれた状態で架け渡されている、請求項1または2に記載のロボット関節構造。
  6. 前記第1リンク部材および前記第2リンク部材は、棒状の部材であり、互いに屈曲および伸展するように相対的に回動し、
    前記駆動力伝達部は、前記第1リンク部材および前記第2リンク部材が互いに屈曲するように回動する場合における回動方向の反対側に配置されている、請求項1または2に記載のロボット関節構造。
  7. 前記第1リンク部材は、前記人型ロボットにおける大腿部の部材であり、
    前記第2リンク部材は、前記人型ロボットにおける下腿部の部材であり、
    前記駆動力伝達部の前記回転軸部材は、膝関節である前記関節部を回動させるために、前記大腿部の部材である棒状の前記第1リンク部材に沿うように配置されている、請求項2に記載のロボット関節構造。
  8. 前記第1モータの回転数を検出するエンコーダと、
    前記エンコーダからの検出信号に基づいて、前記第1モータの回転駆動を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1モータを制御するための制御信号を用いて前記第1モータおよび前記第2モータの両方の回転駆動を制御することによって、前記第2モータを前記第1モータに対して従動的に駆動させる、請求項1または2に記載のロボット関節構造。
  9. 関節部を介して互いに接続された第1リンク部材および第2リンク部材と、
    前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させるための駆動源となる第1モータおよび第2モータと、
    前記第1モータおよび前記第2モータの回転駆動により回転する回転軸部材を含み、前記回転軸部材の回転により前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を相対的に回動させる駆動力伝達部と、
    前記第1モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第1ベルトと、
    前記第2モータの回転駆動を前記回転軸部材に伝達する第2ベルトと、を備える、ロボット。
JP2022211650A 2022-12-28 ロボット関節構造、および、ロボット Pending JP2024094826A (ja)

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