JPH0999021A - 関節駆動装置 - Google Patents
関節駆動装置Info
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- JPH0999021A JPH0999021A JP7287980A JP28798095A JPH0999021A JP H0999021 A JPH0999021 A JP H0999021A JP 7287980 A JP7287980 A JP 7287980A JP 28798095 A JP28798095 A JP 28798095A JP H0999021 A JPH0999021 A JP H0999021A
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Abstract
駆動部を駆動したい関節の回転軸にかかわらず任意の位
置に設定でき、関節の駆動範囲を損なわずに、駆動した
い関節を無理なく駆動することができるようにする。 【構成】能動的に回転可能な回転駆動部と、ふたつの回
転機構部と、肢体の関節の相隣合う肢体の少なくとも一
方に装着可能な装着部とを備え、前記回転駆動部とふた
つの前記回転機構部の各回転軸が、前記肢体の関節の回
転軸に対して四辺形をなすように配置する。
Description
連続受動(他動)運動装置(CPM装置)、肢体の機能
を回復するために用いられるリハビリテーション支援装
置及び、トレーニング装置等の関節駆動装置に関する。
関節部が拘縮をおこし、またはそのおそれがある場合に
その改善を目的として用いる連続受動運動装置(CPM
装置)、筋力の低下した肢体の機能を回復するために用
いられるリハビリテーション支援装置及び、トレーニン
グ装置などの、関節を中心にして外部から機械的に肢体
を駆動したり、関節の動きに負荷をかけたりする装置と
して、多数の機構が提案されている。これらの従来の関
節駆動装置を大きく分類すると、肢体関節の1回転自由
度に対し装置の1駆動自由度を対応させる場合と、肢体
関節の1回転自由度に対し装置の複数の駆動自由度を対
応させる場合(特願平6−143837)に分けられ
る。さらに、肢体関節の1回転自由度に対し装置の1駆
動自由度を対応させる場合は、回転駆動部の回転軸を関
節の回転軸と一致する位置に配置したり、回転駆動部の
回転軸を関節の回転軸からずらして配置し、ずらして配
置したことによって生じる装着部での肢体と機器とのズ
レをスライド機構等を使って逃がすというように、装置
の駆動により目的の関節のみを駆動する場合と、装置の
駆動により複数の関節を同時に駆動しながら目的の関節
を駆動する場合とがある。
動自由度を対応させる場合の従来例について、図2、図
3、図4および図5を参照しながら説明する。
を駆動する場合で、回転駆動部の回転軸を関節の回転軸
と一致する位置に配置した従来例である。関節駆動装置
200には、基台201と、この基台201上の回転駆
動部202と、回転駆動部202から伸びるリンク部材
203が備えられている。リンク部材203は、基台2
01に対して回転駆動部202の回転軸を中心に回転す
るようになっている。リンク部材203には装着部20
7が付いており、リンク部材203を装着部207によ
り肢体に取り付けることができるようになっている。以
上のように構成された関節駆動装置200は、回転駆動
部202の回転軸を、駆動したい関節の回転軸に一致す
るように配置しているため、(図示していない)アクチ
ュエータによって回転駆動部202が回転すると、その
回転力は、リンク部材203を経て肢体に伝えられ、肢
体を駆動したい関節を中心にして、リンク部材203と
共に動かすことで、関節を(a)、(b)のように駆動
することができる。
を駆動する場合で、回転駆動部の回転軸を関節の回転軸
からずらして配置し、ずらして配置したことによって生
じる装着部での肢体と機器とのズレをスライド機構を使
って逃がした従来例である。関節駆動装置300には、
基台301と、この基台301上の回転駆動部302
と、回転駆動部302から伸びるリンク部材303が備
えられている。リンク部材303は、基台301に対し
て回転駆動部302の回転軸を中心に回転するようにな
っている。リンク部材303には、フリー回転部306
とスライド機構部310を介して装着部307が付いて
おり、リンク部材303を装着部307により肢体に取
り付けることができるようになっている。以上のように
構成された関節駆動装置300は、回転駆動部302の
回転軸を、駆動したい関節の回転軸からずらして配置
し、(図示していない)アクチュエータによって回転駆
動部302が回転すると、リンク部材303は回転駆動
部302の回転軸を中心にして回転する。回転機構部3
02の回転軸と駆動したい関節の回転軸とを、ずらして
配置したことによって生じる装着部307でのズレをス
ライド機構310で受けることにより、リンク部材30
3の動きは、フリー回転部306とスライド機構部31
0を経て肢体に伝えられ、肢体を駆動したい関節を中心
にして動かすことで、関節を(a)、(b)のように駆
動することができる。
時に駆動しながら目的の関節を駆動する場合で、膝関節
用の関節駆動装置として各種実用化されているものであ
る。関節駆動装置400には、基台401と、この基台
401上の直動駆動部402と、直動駆動部402から
伸びる第1リンク部材403が備えられている。第1リ
ンク部材403は、基台401に対して直動駆動部40
2のガイドにそって直線的に駆動するようになってい
る。また、基台401の前方には、下端がヒンジ連結さ
れたくの字状リンク部材413が取り付けられており、
くの字状リンク部材413は、第2フリー回転部41
2、第2リンク部材411を介して装着部407に連結
されている。第1リンク部材403及び第2リンク部材
411には、第1フリー回転部406を介して装着部4
07が付いており、第1リンク部材403及び第2リン
ク部材411を装着部407により下腿部に取り付ける
ことができるようになっている。以上のように構成され
た関節駆動装置400は、(図示していない)アクチュ
エータによって、直動駆動部402がベースフレーム長
手方向に駆動することによって、直動駆動部402が駆
動すると、第1リンク部材403は直動駆動部402の
ガイドにそって駆動する。第1リンク部材403の動き
は、第1フリー回転部406と装着部407を経て下腿
部に伝えられ、下腿部を臀部に対して近付けたり遠ざけ
たりして、膝関節と股関節を同時に動かすことで、目的
の関節である膝関節を(a)、(b)のように駆動する
ことができる。
時に駆動しながら目的の関節を駆動する場合で、膝関節
用の関節駆動装置として実開平6−58937で提案さ
れているものである。関節駆動装置500には、基台5
01と、この基台501上の回転駆動部502と、回転
駆動部502から伸びる第1リンク部材503が備えら
れている。第1リンク部材503は、基台501に対し
て回転駆動部502の回転軸を中心に回転するようにな
っている。また、基台501上には、第3リンク部材5
11が第3フリー回転部514を介して、第1リンク部
材503と平行に取り付けられている。第1リンク部材
503には第1フリー回転部504を介して、第3リン
ク部材511には第2フリー回転部512を介して、第
2リンク部材505が連結されいる。第2リンク部材5
05には装着部507が付いており、第1リンク部材5
03及び第3リンク部材511を装着部507により下
腿部に取り付けることができるようになっている。以上
のように構成された関節駆動装置500は、(図示して
いない)アクチュエータによって回転駆動部502が回
転すると、第1リンク部材503が回転駆動部502の
回転軸を中心にして回転するとともに、第3リンク部材
511は第1リンク部材503と平行に動き、第2リン
ク部材505は、基台501に平行に駆動する。また、
第1リンク部材503の動きは、第1フリー回転部50
4と第2リンク部材505を経て下腿部に伝えられ、下
腿部を基台501に対して平行に保ちながら動かして、
膝関節と股関節を同時に動かすことで、目的の関節であ
る膝関節を(a)、(b)のように駆動することができ
る。 次に、肢体関節の1回転自由度に対し装置の複数
の駆動自由度を対応させる場合の従来例について、図6
を参照しながら説明する。関節駆動装置600には、基
台601と、この基台601上の第1回転駆動部602
と、第1回転駆動部602から伸びる第1リンク部材6
03が備えられている。第1リンク部材603は、基台
601に対して第1回転駆動部602の回転軸を中心に
回転するようになっている。第1リンク部材603には
第2回転駆動部604を介して第2リンク部材605が
連結されており、第2回転駆動部604の駆動により、
第2リンク部材605は第1リンク部材603に対し
て、第2回転駆動部604の回転軸を中心にして回転す
るようになっている。更に、第2リンク部材605には
第3回転駆動部606を介して第3リンク部材611が
連結されており、第3回転駆動部606の駆動により、
第3リンク部材611は第2リンク部材605に対し
て、第3回転駆動部606の回転軸を中心にして回転す
るようになっている。第3リンク部材611には固定部
612を介して、装着部607が取り付けられており、
リンク部材611を装着部607により下腿部に取り付
けることができるようになっている。以上のように構成
された関節駆動装置600は、(図示していない)アク
チュエータによって第1回転駆動部602、第2回転駆
動部604及び第3回転駆動部606が回転すると、第
1リンク部材603は、基台601に対し第1回転駆動
部602の回転軸を中心に、第2リンク部材605は、
第1リンク部材603に対し第2回転駆動部604の回
転軸を中心に、第3リンク部材611は、第2リンク部
材605に対し第3回転駆動部606の回転軸を中心に
それぞれ駆動する。また、第3リンク部材611の動き
は、固定部612を経て下腿部に伝えられ、下腿部を平
面内で任意に駆動して、膝関節と股関節を同時に動かす
ことで、目的の関節である膝関節を(a)、(b)のよ
うに駆動することができる。ここでは、装置の駆動によ
り膝関節と股関節を同時に駆動しながら目的の膝関節を
駆動する例を示したが、膝関節のみを駆動する場合は、
第1回転駆動部602を大腿部に取り付ける構成にすれ
ばよい。
1回転自由度に対し装置の1駆動自由度を対応させる場
合の従来例において、関節駆動装置200のように回転
駆動部の回転軸と関節の回転軸とを一致させて関節を駆
動しようとした場合、回転駆動部の位置は駆動したい関
節の回転軸上に限定されるため、例えば指の関節を駆動
しようとする場合、指と指の間に回転駆動部がくるため
に違和感を生じたり、左右の脚に共通に使える装置を設
計する場合、装着部を左右の脚に応じて交換したり、機
器をひっくり返しても使えるようにするなどの工夫が必
要で、その構成に制約を受けて設計がやりずらい。関節
駆動装置300のようにスライド機構を使った場合、回
転駆動部は、駆動したい関節の回転軸によらず任意の位
置に設定できるが、駆動したい関節と回転駆動部との距
離が大きくなると、一定の駆動範囲を得るためにはスラ
イド機構部を長くする必要がある。また、逆にスライド
機構の長さを限定すると、駆動したい関節の駆動範囲が
狭くなる。関節駆動装置400や関節駆動装置500の
ように、複数の関節を同時に駆動する場合は、関節駆動
装置の駆動部で発生する力が複数の関節に分散されるた
め、駆動したい目的の関節にどのくらいの負荷がかかる
のかわからず、負荷をかけ過ぎたり逆にかからなかった
りするおそれがある。また、複数の関節を同時に駆動す
るため装着時のズレを生じ易く、目的の関節の関節角を
知りたい場合は、特表平4−506610のように駆動
部を関節の回転軸と一致するようにしたり、実開平6−
58937のようにゴニオメータにより測定したりする
必要があるという問題があった。また、肢体関節の1回
転自由度に対し装置の複数の駆動自由度を対応させる場
合の従来例については、駆動したい関節1つについて、
複数のアクチュエータを必要とするため、装置自体が大
がかりなものとなったり、複数の駆動部を協調させて駆
動するため、複雑な計算を必要とするという問題があっ
た。この発明は、こうした従来の技術が持つ問題点を解
消するためになされたものであり、簡単な機構で複雑な
計算を必要とせずに、回転駆動部を駆動したい関節の回
転軸にかかわらず任意の位置に設定でき、関節の駆動範
囲を損なわずに、駆動したい関節を無理なく駆動するこ
とができる関節駆動装置の提供を目的とするものであ
る。
め、請求項1の本発明は、能動的に回転可能な回転駆動
部と、ふたつの回転機構部と、肢体の関節の相隣合う肢
体の少なくとも一方に装着可能な装着部とを備え、前記
回転駆動部とふたつの前記回転機構部の各回転軸が、前
記肢体の関節の回転軸に対して四辺形をなすように配置
したことを特徴とする関節駆動装置とするものである。
請求項2の本発明は、前記回転機構部を前記回転駆動部
の駆動により受動的に回転するフリー回転部としたこと
を特徴とする請求項1記載の関節駆動装置とするもので
ある。請求項3の本発明は、前記回転機構部の一方を前
記回転駆動部に連動して回転する連動駆動部に、もう一
方を前記回転駆動部および前記連動駆動部の駆動により
受動的に回転するフリー回転部としたことを特徴とする
請求項1記載の関節駆動装置とするものである。 請求
項4の本発明は、請求項2記載の装置において、前記回
転駆動部とふたつの前記フリー回転部の各回転軸が、前
記肢体の関節の回転軸に対して平行四辺形をなすように
配置したことを特徴とする関節駆動装置とするものであ
る。請求項5の本発明は、請求項3記載の装置におい
て、前記回転駆動部と前記連動駆動部と前記フリー回転
部の各回転軸が、前記肢体の関節の回転軸に対して平行
四辺形をなすように配置したことを特徴とする関節駆動
装置とするものである。
部でのリンクと肢体のズレを生じずに、駆動したい関節
を任意の位置の回転駆動部により駆動することができる
ので、駆動範囲を損なわずに、肢体の関節に無理な負荷
をかけることなく、簡単な構成で複数の関節に適応可能
な関節駆動装置の提供をすることが可能となる。
る。図1は本発明を膝関節に適用した実施例を示す側面
図である。関節駆動装置100には、基台101と、こ
の基台101上の回転駆動部102と、回転駆動部10
2から伸びる第1リンク部材103が備えられている。
第1リンク部材103は、基台101に対して回転駆動
部102の回転軸を中心に回転するようになっている。
第1リンク部材103には第2リンク部材105が連結
されており、第1リンク部材103と第2リンク部材1
05の連結部には、第1回転機構部104が取り付けら
れている。第1回転機構部104は回転駆動部102が
駆動することにより回転し、第2リンク部材105は第
1リンク部材103に対して、第1回転機構部104の
回転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク
部材105には第2回転機構部106を介して、装着部
107が付いており、第2リンク部材105を装着部1
07により肢体に取り付けることができるようになって
いる。以上のように構成された関節駆動装置100は、
(図示していない)アクチュエータによって回転駆動部
102が回転すると、回転駆動部102の回転力は、第
1リンク部材103、第2リンク部材を経て肢体に伝え
られるように構成されているため、回転駆動部102が
駆動すると、肢体は膝関節109を中心にして図
(a)、(b)のように動き、膝関節109を駆動する
ことができる。
例を示す側面図である。関節駆動装置700には、基台
701と、この基台701上の回転駆動部702と、回
転駆動部702から伸びる第1リンク部材703が備え
られている。第1リンク部材703は、基台701に対
して回転駆動部702の回転軸を中心に回転するように
なっている。第1リンク部材703には第2リンク部材
705が連結されており、第1リンク部材703と第2
リンク部材705の連結部には、第1回転機構部704
が取り付けられている。第1回転機構部704は回転駆
動部702が駆動することにより回転し、第2リンク部
材705は第1リンク部材703に対して、第1回転機
構部704の回転軸を中心に回転するようになってい
る。第2リンク部材705には第2回転機構部706を
介して、装着部707が付いており、第2リンク部材7
05を装着部707により肢体に取り付けることができ
るようになっている。以上のように構成された関節駆動
装置700は、(図示していない)アクチュエータによ
って回転駆動部702が回転すると、回転駆動部702
の回転力は、第1リンク部材703、第2リンク部材を
経て肢体に伝えられるように構成されているため、回転
駆動部702が駆動すると、肢体は膝関節709を中心
にして図(a)、(b)のように動き、膝関節709を
駆動することができる。
示す側面図である。関節駆動装置900には、基台90
1と、この基台901上の回転駆動部902と、回転駆
動部902から伸びる第1リンク部材903が備えられ
ている。第1リンク部材903は、基台901に対して
回転駆動部902の回転軸を中心に回転するようになっ
ている。第1リンク部材903には第2リンク部材90
5が連結されており、第1リンク部材903と第2リン
ク部材905の連結部には、第1回転機構部904が取
り付けられている。第1回転機構部904は回転駆動部
902が駆動することにより回転し、第2リンク部材9
05は第1リンク部材903に対して、第1回転機構部
904の回転軸を中心に回転するようになっている。第
2リンク部材905には第2回転機構部906を介し
て、装着部907が付いており、第2リンク部材905
を装着部907により肢体に取り付けることができるよ
うになっている。以上のように構成された関節駆動装置
900は、(図示していない)アクチュエータによって
回転駆動部902が回転すると、回転駆動部902の回
転力は、第1リンク部材903、第2リンク部材を経て
肢体に伝えられるように構成されているため、回転駆動
部902が駆動すると、肢体は股関節909を中心にし
て図(a)、(b)のように動き、股関節909を駆動
することができる。
を示す側面図である。関節駆動装置1000には、基台
1001と、この基台1001上の回転駆動部1002
と、回転駆動部1002から伸びる第1リンク部材10
03が備えられている。第1リンク部材1003は、基
台1001に対して回転駆動部1002の回転軸を中心
に回転するようになっている。第1リンク部材1003
には第2リンク部材1005が連結されており、第1リ
ンク部材1003と第2リンク部材1005の連結部に
は、第1回転機構部1004が取り付けられている。第
1回転機構部1004は回転駆動部1002が駆動する
ことにより回転し、第2リンク部材1005は第1リン
ク部材1003に対して、第1回転機構部1004の回
転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク部
材1005には第2回転機構部1006を介して、装着
部1007が付いており、第2リンク部材1005を装
着部1007により肢体に取り付けることができるよう
になっている。以上のように構成された関節駆動装置1
000は、(図示していない)アクチュエータによって
回転駆動部1002が回転すると、回転駆動部1002
の回転力は、第1リンク部材1003、第2リンク部材
を経て肢体に伝えられるように構成されているため、回
転駆動部1002が駆動すると、肢体は足関節1009
を中心にして図(a)、(b)のように動き、足関節1
009を駆動することができる。
を示す側面図である。関節駆動装置1100には、基台
1101と、この基台1101上の回転駆動部1102
と、回転駆動部1102から伸びる第1リンク部材11
03が備えられている。第1リンク部材1103は、基
台1101に対して回転駆動部1102の回転軸を中心
に回転するようになっている。第1リンク部材1103
には第2リンク部材1105が連結されており、第1リ
ンク部材1103と第2リンク部材1105の連結部に
は、第1回転機構部1104が取り付けられている。第
1回転機構部1104は回転駆動部1102が駆動する
ことにより回転し、第2リンク部材1105は第1リン
ク部材1103に対して、第1回転機構部1104の回
転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク部
材1105には第2回転機構部1106を介して、装着
部1107が付いており、第2リンク部材1105を装
着部1107により肢体に取り付けることができるよう
になっている。以上のように構成された関節駆動装置1
100は、(図示していない)アクチュエータによって
回転駆動部1102が回転すると、回転駆動部1102
の回転力は、第1リンク部材1103、第2リンク部材
を経て肢体に伝えられるように構成されているため、回
転駆動部1102が駆動すると、肢体は肩関節1109
を中心にして図(a)、(b)のように動き、肩関節1
109を駆動することができる。
を示す側面図である。関節駆動装置1200には、基台
1201と、この基台1201上の回転駆動部1202
と、回転駆動部1202から伸びる第1リンク部材12
03が備えられている。第1リンク部材1203は、基
台1201に対して回転駆動部1202の回転軸を中心
に回転するようになっている。第1リンク部材1203
には第2リンク部材1205が連結されており、第1リ
ンク部材1203と第2リンク部材1205の連結部に
は、第1回転機構部1204が取り付けられている。第
1回転機構部1204は回転駆動部1202が駆動する
ことにより回転し、第2リンク部材1205は第1リン
ク部材1203に対して、第1回転機構部1204の回
転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク部
材1205には第2回転機構部1206を介して、装着
部1207が付いており、第2リンク部材1205を装
着部1207により肢体に取り付けることができるよう
になっている。以上のように構成された関節駆動装置1
200は、(図示していない)アクチュエータによって
回転駆動部1202が回転すると、回転駆動部1202
の回転力は、第1リンク部材1203、第2リンク部材
を経て肢体に伝えられるように構成されているため、回
転駆動部1202が駆動すると、肢体は肘関節1209
を中心にして図(a)、(b)のように動き、肘関節1
209を駆動することができる。
例を示す側面図である。関節駆動装置1300には、基
台1301と、この基台1301上の回転駆動部130
2と、回転駆動部1302から伸びる第1リンク部材1
303が備えられている。第1リンク部材1303は、
基台1301に対して回転駆動部1302の回転軸を中
心に回転するようになっている。第1リンク部材130
3には第2リンク部材1305が連結されており、第1
リンク部材1303と第2リンク部材1305の連結部
には、第1回転機構部1304が取り付けられている。
第1回転機構部1304は回転駆動部1302が駆動す
ることにより回転し、第2リンク部材1305は第1リ
ンク部材1303に対して、第1回転機構部1304の
回転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク
部材1305には第2回転機構部1306を介して、装
着部1307が付いており、第2リンク部材1305を
装着部1307により肢体に取り付けることができるよ
うになっている。以上のように構成された関節駆動装置
1300は、(図示していない)アクチュエータによっ
て回転駆動部1302が回転すると、回転駆動部130
2の回転力は、第1リンク部材1303、第2リンク部
材を経て肢体に伝えられるように構成されているため、
回転駆動部1302が駆動すると、肢体は手首関節13
09を中心にして図(a)、(b)のように動き、手首
関節1309を駆動することができる。
を示す側面図である。関節駆動装置1400には、基台
1401と、この基台1401上の回転駆動部1402
と、回転駆動部1402から伸びる第1リンク部材14
03が備えられている。第1リンク部材1403は、基
台1401に対して回転駆動部1402の回転軸を中心
に回転するようになっている。第1リンク部材1403
には第2リンク部材1405が連結されており、第1リ
ンク部材1403と第2リンク部材1405の連結部に
は、第1回転機構部1404が取り付けられている。第
1回転機構部1404は回転駆動部1402が駆動する
ことにより回転し、第2リンク部材1405は第1リン
ク部材1403に対して、第1回転機構部1404の回
転軸を中心に回転するようになっている。第2リンク部
材1405には第2回転機構部1406を介して、装着
部1407が付いており、第2リンク部材1405を装
着部1407により肢体に取り付けることができるよう
になっている。以上のように構成された関節駆動装置1
400は、(図示していない)アクチュエータによって
回転駆動部1402が回転すると、回転駆動部1402
の回転力は、第1リンク部材1403、第2リンク部材
を経て肢体に伝えられるように構成されているため、回
転駆動部1402が駆動すると、肢体は指関節1409
を中心にして図(a)、(b)のように動き、指関節1
409を駆動することができる。上記の実施例では、膝
関節、股関節、足関節、肩関節、肘関節、手首関節、指
関節に適応した場合について述べたが、同様にして股、
肩、手首の関節の違う自由度や指の別の関節及び胴体の
前屈運動や首等にも適応することができる。上記の実施
例では、基台から回転駆動部、第1回転機構部、第2回
転機構部の順で肢体に連結される例を述べたが、第2回
転機構部が基台側でも良く、順番は任意に構成すること
ができる。また、リンクの形状は直線である必要はなく
任意の形状で構成できる。
項1の回転機構部をフリー回転部に置き換えれば良い。
請求項2の関節駆動装置は、構造が簡単であるためリン
ク調節機能等を負荷することが容易であり、また、装着
位置が多少ずれてもフリー回転部2つで吸収できる。請
求項3の関節駆動装置については、請求項1の回転機構
部の一方を回転駆動部に連動して回転する連動駆動部
に、もう一方をフリー回転部に置き換えれば良い。連動
駆動部は、回転駆動部の駆動をベルト、チェーン、シャ
フト、ハイポイドギアなどで伝える構成や複数のギアや
リンクの組合せで容易に構成することが可能である。請
求項3の関節駆動装置は、回転駆動部の駆動に連動して
駆動する連動駆動部を設けているため、負荷側からの力
に強い構成となる。請求項4の関節駆動装置について
は、請求項2記載の装置において、回転駆動部とふたつ
のフリー回転部の各回転軸が、肢体の関節の回転軸に対
して平行四辺形をなすように配置すればよい。請求項5
の関節駆動装置については、請求項3記載の装置におい
て、回転駆動部と連動駆動部とフリー回転部の各回転軸
が、肢体の関節の回転軸に対して平行四辺形をなすよう
に配置すればよい。
ための図であり、図7の本発明の実施例を回転駆動部と
ふたつの回転機構部が、肢体の関節の回転軸に対して平
行四辺形をなすようにしたものである。図8からわかる
ように、請求項4及び請求項5の関節駆動装置は、3つ
の回転部を肢体の関節に対して平行四辺形をなすように
配置しているため、回転駆動部802の回転角と肢体関
節809の回転角が一致する。このため、肢体関節を1
80゜スムーズに回転することができ、また、回転駆動
部の回転角を計測することで容易に肢体関節の回転角を
知ることができる。請求項6の関節駆動装置について述
べる。請求項6の関節駆動装置は、請求項1記載の装置
において、各回転部間の距離を調節可能にしたもので、
これにより装着部の取り付け位置や本装置と肢体との距
離を変えることができるため、肢体の個人差等への対応
が可能となる。また、複数の関節へ適応可能な機器の作
成が可能となる。請求項7の関節駆動装置について図1
5を参照しながら述べる。請求項7の関節駆動装置は、
請求項3および請求項5記載の装置において、関節が平
行四辺形の位置からずれた場合のズレを吸収する機構を
備えたもので、図(a)の実施例は、ズレを吸収するた
めのスライド機構を付けたもの、図(b)の実施例は、
装着部での固定を緩めて装着部と肢体とが滑べることに
よりズレを吸収するもの、図(c)の実施例は、リンク
の一部にスプリングを設けこれによりズレを吸収するも
のである。本発明によれば、装着部において機構的にズ
レを生じることはない。しかし、装置の装着の仕方、個
人差によるズレや、関節が厳密には1点を中心にして回
転するのではなく姿勢により回転中心が変わることか
ら、装着部において微小なズレを生ずることがある。請
求項7の関節駆動装置はこの微小なズレを吸収する機構
を備えたものである。
願平6−159414号として提案している連続受動運
動装置に適用することができる。ここでは、本発明の図
1に示した実施例に組み合わせた例を説明する。すなわ
ち、図16に示すように、能動的に回転可能な回転駆動
部102を電動機1601で駆動するようにし、その回
転角度(位置)または回転速度を計測する手段である回
転検出器1602と、動く側の装着部(ここでは足首側
107)に取り付けられ肢体からの作用力を計測する力
センサ1603と、前記電動機の回転角度または回転速
度を制御する手段である電動機制御部1604と、教示
中にインピーダンス制御を行っている間は一定周期ごと
に前記回転角度をストアするメモリ1605と、運動状
態教示時には前記関節駆動装置に肢体を取付けた状態で
インピーダンス制御を行うとともに、治療時には前記メ
モリに保存された前記回転角度を平衡点とするインピー
ダンス制御により教示した運動および力を再現するイン
ピーダンス制御部1606とを付加すればよい。
が簡単で装置の制御に複雑な計算を必要としないため、
設計が楽で、装置を安価で軽量なものにすることができ
る。また、構成に制約を受けないため、複数の関節に汎
用に使用可能できる装置の提供が可能である。更に駆動
したい関節を、直接駆動することが可能なため、肢体の
関節に無理な負荷をかけずに駆動でき、しかも装置の装
着位置と装置の駆動部の回転角度から、肢体の関節の角
度を容易に推定することができるという効果がある。
面図
図
図
図
面図
図
動装置 200、300、400、500、600:関節駆動装
置 700:本発明を膝関節に適用した別の実施例による関
節駆動装置 900:本発明を股関節に適用した実施例による関節駆
動装置 1000:本発明を足関節に適用した実施例による関節
駆動装置 1100:本発明を肩関節に適用した実施例による関節
駆動装置 1200:本発明を肘関節に適用した実施例による関節
駆動装置 1300:本発明を手首関節に適用した実施例による関
節駆動装置 1400:本発明を指関節に適用した実施例による関節
駆動装置 101、201、301、401、501、601、7
01、801:基台 901、1001、1101、1201、1301、1
401:基台 102、202、302、502、702、802、9
02:回転駆動部 1002、1102、1202、1302、1402:
回転駆動部 402:直動駆動部 602:第1回転駆動部 604:第2回転駆動部 606:第3回転駆動部 103、403、503、603、703、803、9
03:第1リンク部材 1003、1103、1203、1303、1403:
第1リンク部材 104、704、804、904、1004、110
4:第1回転機構部 1204、1304、1404:第1回転機構部 105、411、505、605、705、805、9
05:第2リンク部材 1005、1105、1205、1305、1405:
第2リンク部材 511、611:第3リンク部材 106、706、806、906、1006、110
6:第2回転機構部 1206、1306、1406:第2回転機構部 306、406、506、606:フリー回転部 406、504:第1フリー回転部 412、512:第2フリー回転部 413:くの字状リンク部材 612:固定部 107、207、307、407、507、607、7
07、807:装着部 907、1007、1107、1207、1307、1
407:装着部 203、303:リンク部材 310:スライド機構 109、209、309、409、509、609、7
09、809:膝関節 909:股関節 1009:足関節 1109:肩関節 1209:肘関節 1309:手首関節 1409:指関節
Claims (8)
- 【請求項1】 能動的に回転可能な回転駆動部と、ふた
つの回転機構部と、肢体の関節の相隣合う肢体の少なく
とも一方に装着可能な装着部とを備え、前記回転駆動部
とふたつの前記回転機構部の各回転軸が、前記肢体の関
節の回転軸に対して四辺形をなすように配置したことを
特徴とする関節駆動装置。 - 【請求項2】 前記回転機構部を前記回転駆動部の駆動
により受動的に回転するフリー回転部としたことを特徴
とする請求項1記載の関節駆動装置。 - 【請求項3】 前記回転機構部の一方を前記回転駆動部
に連動して回転する連動駆動部に、もう一方を前記回転
駆動部および前記連動駆動部の駆動により受動的に回転
するフリー回転部としたことを特徴とする請求項1記載
の関節駆動装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の装置において、前記回転
駆動部とふたつの前記フリー回転部の各回転軸が、前記
肢体の関節の回転軸に対して平行四辺形をなすように配
置したことを特徴とする関節駆動装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の装置において、前記回転
駆動部と前記連動駆動部と前記フリー回転部の各回転軸
が、前記肢体の関節の回転軸に対して平行四辺形をなす
ように配置したことを特徴とする関節駆動装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の装置において、各回転部
間の距離が調節できることを特徴とする関節駆動装置。 - 【請求項7】 請求項3または請求項5記載の装置にお
いて、前記肢体の関節が四辺形の位置からずれた場合の
ズレを吸収する機構を備えたことを特徴とする関節駆動
装置。 - 【請求項8】 前記能動的に回転可能な回転駆動部は電
動機で駆動され、その回転角度または回転速度を計測す
る手段と、 前記装着部に取り付けられ肢体からの作用力を計測する
力センサと、 前記電動機の回転角度または回転速度を制御する手段
と、 運動状態教示時には前記関節駆動装置に肢体を取付けた
状態で、インピーダンス制御を行う手段と、 前記インピーダンス制御を行っている間、一定周期ごと
に前記回転角度をストアするメモリと、 治療時には前記メモリに保存された前記回転角度を平衡
点とするインピーダンス制御により教示した運動および
力を再現する手段と、を備えたことを特徴とする請求項
1乃至7記載の関節駆動装置。
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---|---|---|---|
JP28798095A JP3716417B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 関節駆動装置 |
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JP2005073713A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Hitachi Medical Corp | 伸張型関節拘縮治療装置 |
JP2005073714A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Hitachi Medical Corp | 屈伸型関節拘縮治療装置 |
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CN111840004A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-10-30 | 南昌市第一医院 | 骨科手术后康复训练装置 |
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- 1995-10-09 JP JP28798095A patent/JP3716417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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