JP6923202B2 - 関節駆動装置 - Google Patents

関節駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6923202B2
JP6923202B2 JP2017254520A JP2017254520A JP6923202B2 JP 6923202 B2 JP6923202 B2 JP 6923202B2 JP 2017254520 A JP2017254520 A JP 2017254520A JP 2017254520 A JP2017254520 A JP 2017254520A JP 6923202 B2 JP6923202 B2 JP 6923202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
joint
link member
connecting member
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017254520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019118526A (ja
Inventor
利弘 一関
利弘 一関
太輔 小川
太輔 小川
侑士 市川
侑士 市川
松浦 大輔
大輔 松浦
Original Assignee
アベテクノシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アベテクノシステム株式会社 filed Critical アベテクノシステム株式会社
Priority to JP2017254520A priority Critical patent/JP6923202B2/ja
Publication of JP2019118526A publication Critical patent/JP2019118526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6923202B2 publication Critical patent/JP6923202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

本発明は、人体の関節駆動装置に関する。
怪我や高齢のために狭くなった関節の可動範囲を広げるために、関節回りの屈曲運動及び伸展運動を繰り返し行うというリハビリテーションが必要である。一般的に、関節のリハビリテーションは、設備が整った病院に通わないと適切に行うことは難しい。そのため、通院に要する費用や時間が負担となり、それが原因で数多くの人が、リハビリテーションを中途半端に行ってしまう。中途半端なリハビリテーションの結果、患部が完治しないままに通常の生活に復帰すると、怪我の再発や患部の関節の可動域が狭くなってしまう等、患部を悪化させてしまう。
そこで、通院費用や通院時間軽減のため、自宅に居ながらにして行う在宅リハビリテーションが切望されている。しかしながら、在宅リハビリテーションには、(1)リハビリテーションを行うには大きな力が必要であり、長時間行う際には、リハビリテーションを行うパートナーに負担がかかる、(2)患者とパートナーとの両者の時間が必要なので、時間的な拘束が生じる、(3)専門でない人がリハビリテーションを行うと、患部の関節に対して不適切な負荷を与えて悪化させてしまう虞がある、という問題がある。
ここで、上述した関節に対する不適切な負荷について、足首を例に、図12及び図13を参照しながら説明する。図12及び図13は、人の足首1の瞬間回転軸の軸線、すなわち瞬間回転軸線X1の変化を説明する概念図である。下腿部2の長手方向の軸線が紙面に対して平行に延びているとして、足首1の関節における紙面に対して垂直方向の瞬間回転軸線X1回りに、下腿部2に対して足部3を回転させた場合を考える。人体の筋骨格構造は非常に複雑であるため、下腿部2に対する足部3の回転角に応じて瞬間回転軸線X1の位置が変化する。したがって、爪先を近位側に向けて屈曲させる屈曲運動(背屈)及び爪先を遠位側に向けて伸展させる伸展運動(底屈)を行うための、上述した関節回りの瞬間回転軸線X1は一定ではなく、下腿部2に対する足部3の回転角に応じた瞬間回転軸線X1が存在する。
さらに、図12及び図13は、紙面に対して垂直方向の回転軸回りに動きを固定した平面運動の場合であって、実際には、瞬間回転軸は、紙面に対して垂直方向以外の傾いた状態、すなわち空間的な配置にもなり得る。したがって、リハビリテーションにおいて、関節回りの屈曲運動及び伸展運動を行う際に加わる外力が、姿勢に応じた関節の瞬間回転軸に関する純粋なモーメントでない場合、不適切な負荷を患部に与えてしまう。すなわち、リハビリテーションでは、関節回りのトルクのみを加え、それ以外の負荷は加えないことが望ましい。
特許文献1には、足首を実施形態とする関節駆動装置が開示されている。この関節駆動装置は、オルダム継手機構の原理を適用したリンク機構を構成することによって、足首の瞬間回転軸の位置及び姿勢の変化に対応可能である。
特開2013−215461号公報
しかしながら、特許文献1に記載の関節駆動装置では、リンク機構が、下腿部に対して、左右方向において片側にのみ配置されている。そのため、足部を上から載せて足部が自由に動かぬように固定し保持する保持部材が、左右方向において片持ち状態となる。その結果、関節駆動装置の自重に由来する力が関節に対して不適切な付加を与える場合がある。また、この関節駆動装置は人体に装着させる前の状態ではその形状が維持されない構造であることから、装着がスムーズに行えないという問題がある。
関節駆動装置の各部材の強度を上げることによって、上述した問題を解決することも可能ではあるが、その結果、関節駆動装置は重量化及び大型化してしまう。
そこで本発明は、関節の瞬間回転軸の位置及び姿勢の変化に対応可能でありながら、軽量で小型な関節駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、関節に対して、一方の側の第1部位に対して他方の側の第2部位を前記関節回りに回転させる関節駆動装置であって、該関節駆動装置が、回転駆動機構と、摺動機構を備えた第1接続部材及び第2接続部材と、前記回転駆動機構に取り付けられ、該回転駆動機構によって第1軸線回りに回転する第1リンク部材と、前記第1接続部材を介して、前記第1軸線に対して直交する第2軸線に沿って受動的に摺動可能に前記第1リンク部材に対して接続された第2リンク部材と、前記第2部位を保持する保持部材であって、前記第2接続部材を介して、前記第2軸線に対して直交する第3軸線に沿って受動的に摺動可能に前記第2リンク部材に対して接続された保持部材と、を具備し、前記回転駆動機構の回転に応じて、前記第1接続部材及び前記第2接続部材が受動的に摺動し、前記第1接続部材が、前記第2部位よりも遠位側に配置されていることを特徴とする関節駆動装置が提供される。
別の態様によれば、前記第1リンク部材が、前記第2部位を跨って配置されている。別の態様によれば、前記第1リンク部材が、U字状に形成されている。別の態様によれば、弾性部材を有する位置補償機構をさらに具備する。別の態様によれば、前記第1接続部材及び前記第2接続部材が回転機構をさらに備え、前記第1接続部材が前記第2軸線回りに受動的に回転可能であり、前記第2接続部材が前記第3軸線回りに受動的に回転可能である別の態様によれば、回転機構を備えた第3接続部材をさらに具備し、該第3接続部材を介して、前記第1軸線及び前記第2軸線に対して直交する第4軸線回りに回転可能である。別の態様によれば、前記保持部材がワイヤをさらに具備し、前記ワイヤの長さを調節することによって、前記関節の瞬間回転軸線が前記第1軸線に対してセンタリングされる。
本発明の態様によれば、関節の瞬間回転軸の位置及び姿勢の変化に対応可能でありながら、軽量で小型な関節駆動装置を提供するという共通の効果を奏する。
本発明の実施形態による足首のリハビリテーション装置の機構図を含む概念図である。 図1に示された足首とは別の配置の足首を示す概念図である。 図2に示された足首の屈曲運動状態におけるリハビリテーション装置の概念図である。 図2に示された足首の伸展運動状態におけるリハビリテーション装置の概念図である。 図1に対応する足首のリハビリテーション装置の斜視図である。 リハビリテーション装置の主要な構成の斜視図である。 リハビリテーション装置の主要な構成の別の斜視図である。 リハビリテーション装置の主要な構成の正面図である。 図8の線S−Sにおける断面図である。 リハビリテーション装置の主要な構成の底面図である。 クラッチ機構の分解図である。 人の足首の瞬間回転軸の変化を説明する概念図である。 人の足首の瞬間回転軸の変化を説明する概念図である。
以下、本発明の関節駆動装置について、リハビリテーション装置を例に、図面を参照しながら詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、本発明の実施形態による足首のリハビリテーション装置10の機構図を含む概念図であり、図2は、図1に示された足首とは別の配置の足首を示す概念図であり、図3は、図2に示された足首の屈曲運動状態におけるリハビリテーション装置10の概念図であり、図4は、図2に示された足首の伸展運動状態におけるリハビリテーション装置10の概念図である。
図において下方が鉛直方向における下方であり、使用者は仰臥位又は座位の姿勢で足首1をリハビリテーション装置10に対して装着し、リハビリテーションを行う。以下の説明では、座位の姿勢の使用者から見て、左右方向及び前後方向を規定し、鉛直方向に沿って上下方向を規定する。前方向及び後方向は、それぞれ遠位方向及び近位方向とも称する。なお、リハビリテーション装置10を立てることによって、使用者が立位の姿勢でリハビリテーションを行うようにしてもよい。
リハビリテーション装置10は、回転駆動機構20と、第1リンク部材30と、第2リンク部材40と、第3リンク部材である保持部材50とを有している。図1乃至図4に示された概念図では、後述する具体的なリハビリテーション装置10の実施形態の一部の部材に対応する部分について、括弧書きで符号を付している。符号が付された部分について、後述する図5乃至図10の説明と共に図1乃至図4を参照すると、よりその機能や構造等が明確となるだろう。
各符号において、30番台の符号によって示される部分は第1リンク部材30に含まれる部分であることを意味し、40番台の符号によって示される部分は第2リンク部材40に含まれる部分であることを意味し、50番台の符号によって示される部分は保持部材50に含まれる部分であることを意味し、それぞれは一体となって運動する。
なお、80番台の符号によって示される部分は、後述する弾性部材に相当する部分であり、位置補償機構80を構成する。位置補償機構80は、弾性部材の復元力又は復元トルクによって、弾性部材が接続された部材について加わる重力を相殺したり初期位置への復帰を助力したりして、位置を補償する。
第1リンク部材30及び第2リンク部材40は、全体としてU字状に形成されている。保持部材50は、全体としてU字状に形成されており、使用者がその足部3を載せて、足部3が自由に動かぬように固定し保持するプレート状の部分(符号53)を有する。保持部材50は、リハビリテーション装置10によるトルクを足部3に伝達する役割を果たす。
回転駆動機構20は、伝動用のモータであり、その回転軸線が第1軸線X0として示されている。回転駆動機構20による第1軸線X0回りの回転は、図1に示された制御装置100によって所定の回転角の範囲内となるように制御される。なお、制御装置100は、図3以降の図においては省略されている。
第1リンク部材30は、摺動機構及び回転機構を備えた1つの第1接続部材33を有している。また、第1リンク部材30は、U字状の両端部分(符号31)が回転駆動機構20に対して接続され、回転駆動機構20の回転に応じて第1軸線X0回りに回転又は揺動するように構成されている。すなわち、回転駆動機構20と第1リンク部材30とは1自由度を有する能動的な回転対偶を構成する。
第2リンク部材40は、第1軸線X0に対して直交する第2軸線Aを有する直線状のロッド部分(符号41)と、摺動機構及び回転機構とを備えた2つの第2接続部材44とを有している。直線状のロッド部分(符号41)と第1接続部材33とは、互いに協働するように接続されている。第2リンク部材40は、第1接続部材33を介して、第2軸線Aに沿って受動的に摺動可能且つ第2軸線A回りに受動的に回転可能に、第1リンク部材30に対して接続されている。第1接続部材33は、例えば、ボールブッシュの構造を利用することによって、摺動機構及び回転機構を同時に実現することが可能となる。したがって、第1リンク部材30及び第2リンク部材40は、直進対偶と回転対偶との機能を併せ持つ、2自由度を有する受動的な円筒対偶を構成する。
なお、第1リンク部材30側にロッド部分を配置し、第2リンク部材40側に第1接続部材を配置するようにしてもよい。また、第1接続部材33を第2軸線Aに沿って受動的に摺動可能にのみ構成し、第1リンク部材30及び第2リンク部材40が、直進対偶の機能のみを有するようにしてもよい。
保持部材50は、第2軸線Aに対して直交する第3軸線Bを有する直線状のロッド部分(符号51)を有している。直線状のロッド部分(符号51)と第2接続部材44とは、互いに協働するように接続されている。保持部材50は、第2接続部材44を介して、第3軸線Bに沿って受動的に摺動可能且つ第3軸線B回りに受動的に回転可能に、第2リンク部材40に対して接続されている。第2接続部材44は、例えば、ボールブッシュの構造を利用することによって、摺動機構及び回転機構を同時に実現することが可能となる。したがって、第2リンク部材40及び保持部材50は、直進対偶と回転対偶との機能を併せ持つ、2自由度を有する受動的な円筒対偶を構成する。
なお、第2リンク部材40側にロッド部分を配置し、保持部材50側に第2接続部材を配置するようにしてもよい。また、第2接続部材44を第3軸線Bに沿って受動的に摺動可能にのみ構成し、第2リンク部材40及び保持部材50が、直進対偶の機能のみを有するようにしてもよい。
ここで、下腿部2に対する足部3の瞬間回転軸の軸線、すなわち足首1の関節における回転中心を、上述したように瞬間回転軸線X1とする。瞬間回転軸線X1と第2接続部材44とを結ぶ仮想リンクH1を考えると、瞬間回転軸線X1と仮想リンクH1とは、1自由度を有する受動的な仮想回転対偶H0を構成する。そして、第1接続部材33及び第2接続部材44を介した2つの受動的な円筒対偶によって、回転駆動機構20の第1軸線X0に対する足首1の瞬間回転軸線X1の位置及び姿勢のずれを補償し、関節に対して不適切な力が伝達されることを防止している。
ここで、図1は、リハビリテーション装置10に対して使用者の足首が位置及び姿勢共に理想的に配置された状態を示している。したがって、第1軸線X0、瞬間回転軸線X1、第2軸線A及び第3軸線Bが一点で交差している。しかしながら、通常、図2に示されるように、瞬間回転軸線X1は、その他軸線の交点からはずれたところに配置される。図2及び図3は、図2の状態から足首を屈曲及び伸展させた状態を示している。
足首1の屈曲(図3)又は伸展(図4)における瞬間回転軸線X1の位置及び姿勢のずれは、第2リンク部材40が第1接続部材33を介して第2軸線Aに沿って受動的に摺動し、保持部材50が第2接続部材44を介して第3軸線Bに沿って受動的に摺動することによって補償される。また、足首1の内転又は外転における瞬間回転軸線X1の位置及び姿勢のずれは、第2リンク部材40が、第1接続部材33を介して第2軸線A回りに受動的に回転することによって補償される。また、足首1の内反又は外反における瞬間回転軸線X1の位置及び姿勢のずれは、保持部材50が、第2接続部材44を介して第3軸線B回りに受動的に回転することによって補償される。実際の足首の運動では、屈曲又は伸展、内転又は外転、及び、内反又は外反が、複合的に生じることから、これら補償も複合的に行われる。
第1リンク部材30は、第2軸線Aに対して直交し且つ第3軸線Bと平行な第4軸線Cを有する直線状のロッド部分(符号34)と、回転機構を備えた1つの第3接続部材35とをさらに有してもよい。この場合、直線状のロッド部分(符号34)は、第1接続部材33と一体的に接続されている。第2リンク部材40は、第3接続部材35を介して、第4軸線C回りに受動的に回転可能に、第1リンク部材30に対してさらに接続されている。第2リンク部材40の第3接続部材35を介した第4軸線C回りの回転によって、足部3の内反又は外反をより補償することが可能となる。ただし、第2リンク部材40の第3接続部材35を介した第4軸線C回りの回転は、その回転角(揺動角)の範囲が微小であるため、第2リンク部材40の第1接続部材33を介した、第2軸線Aに沿った受動的な摺動及び第2軸線A回りの回転を妨げることはない。
次に、リハビリテーション装置10の動作について説明する。まず、制御装置100で制御された回転駆動機構20によって、第1リンク部材30を回転させる。この回転運動によって、第2リンク部材40を介して、保持部材50さらには足部3、すなわち仮想リンクH1を瞬間回転軸線X1回りに回転させる。ここで、上述したように、人体の筋骨格構造に起因し、瞬間回転軸線X1の位置及び姿勢は変位する。しかし、上述したように、第2リンク部材40が第1リンク部材30に対して受動的に摺動且つ回転し、保持部材50が第2リンク部材40に対して受動的に摺動且つ回転することによって、瞬間回転軸線X1の変位に対して柔軟に対応することができる。その結果、瞬間回転軸線X1に対して力が伝達されることなく、トルクのみが伝達される。
したがって、リハビリテーション装置10によれば、回転駆動機構20の回転運動を、オルダム継手機構の原理を適用することによって、回転駆動機構20から離れた位置に存在する瞬間回転軸線X1に対して力を伝達させることなく、瞬間回転軸線X1回りの回転運動として伝達する運動伝達機構を実現することが可能となる。
次に、図5乃至図11を参照しながら、リハビリテーション装置10の具体的構成について説明する。
図5は、図1に対応する足首のリハビリテーション装置10の斜視図である。図5に示されるように、リハビリテーション装置10は、フレーム状の筐体11と、下腿部2及び足部3を固定するための固定部材12と、上述した、回転駆動機構20、第1リンク部材30、第2リンク部材40及び保持部材50とを有している。
図6は、リハビリテーション装置10の主要な構成の斜視図であり、図7は、リハビリテーション装置10の主要な構成の別の斜視図であり、図8は、リハビリテーション装置10の主要な構成の正面図であり、図9は、図8の線S−Sにおける断面図であり、図10は、リハビリテーション装置10の主要な構成の底面図である。
回転駆動機構20は、伝導用のモータ21と、モータ21によって回転するウォーム22と、ウォーム22と協働するウォームホイール23と、ウォームホイール23と共に回転するクラッチ機構24と、クラッチ機構24によって回転する駆動ギヤ25と、角度センサ26と、電流センサ及び各種センサ(図示せず)と、を有している。角度センサ26は、クラッチ機構24を介した駆動ギヤ25の回転角が予め設定された角度に達したか否かを検知する。駆動ギヤ25の回転角が予め設定された角度に達したことが検知されると、図示しない制御装置100に対してその信号が送信され、モータ21の回転方向が反転するよう制御される。駆動ギヤ25の予め設定された角度、すなわち回転角の範囲は、一般的な健常者の関節の可動域が最大範囲として、制御装置100に設定されている。最大範囲は、リハビリテーションを行う足首や手首等の部位による他、性別や年齢等に応じて定めてもよい。リハビリテーション装置10による使用者の屈曲運動又は伸展運動の際に、使用者に対して過度な負荷が加わる場合には、それがモータに対する逆回転の入力として電流センサによって検知され、モータ21の回転方向が反転するよう制御される。モータ21の角速度は、制御装置100によって、例えば、高速、中速及び低速の3段階に設定可能である。
モータ21は、好ましくはブラシレスDCモータである。ブラシレスDCモータを採用することによって、ブラシ付きDCモータの場合と比べ、回転速度制御及びトルク制御を容易に行うことが可能となる。したがって、制御装置100に対して、足首の屈曲又は伸展の最大角度変位及び角速度等を数値的に入力することによって、入力値に従った制御を容易に行うことができる。また、ブラシレスDCモータを採用することによって、小型で且つ大きなトルクを出力することができる。なお、モータ21に、ステッピングモータ又はサーボモータを採用してもよい。
回転駆動機構20において、ウォーム22とウォームホイール23とからなるウォームギヤを採用することによって、リハビリテーション装置10の起動前であったとしても、駆動ギヤ25、ひいては第1リンク部材30等が勝手に回転することはない。すなわち、装着の際に、リハビリテーション装置10の形状が維持される構造であることから、使用者は固定部材12に対して安定的且つスムーズに装着することができる。言い換えると、ウォームギヤによって、リハビリテーション装置10の剛性及び装着性が向上する。また、使用者が、意図的に又は意図せず、保持部材50に強い力を加えた場合、それがモータ21に対する逆回転の入力としてモータ21に悪影響を及ぼすことが防止される。
クラッチ機構24は、安全機構として機能する。図11は、クラッチ機構24の分解図である。クラッチ機構24は、隣接して配置された2つの曲面状のウェーブスプリング27aと、これらウェーブスプリング27aの外側にそれぞれ配置された2つの摩擦板27bとを有している。ウェーブスプリング27aに代えて、コイルスプリングや円錐バネ等の圧縮バネであってもよい。ウェーブスプリング27a及び摩擦板27bは、ウォームホイール23と、ギヤ29とによって挟持される。ウォームホイール23は、雄ネジ部23aと有し、雄ネジ部23aは、円盤28aを介して、ナット部材28bと螺合する。ウォーム22を介したモータ21のトルクは、ウォームホイール23へと伝達される。ウォームホイール23へと伝達されたトルクは、ウェーブスプリング27a及び摩擦板27bを介してギヤ29に伝達される。ギヤ29に伝達されたトルクは、駆動ギヤ25に伝達される。
ここで、モータ21のトルクが、所定の値よりも大きい場合には、2つのウェーブスプリング27aが互いに滑る。すなわち、ウォームホイール23が回転しているにもかかわらず、ギヤ29、ひいては駆動ギヤ25がその回転に追従しない。結果として、駆動ギヤ25に所定の値以上のトルクが伝達されないことから、クラッチ機構24は、過剰なトルクの伝達を防止する安全機構として機能する。
この所定の値は、クラッチ機構24を軸線方向に締結する雄ネジ部23aに対するナット部材28bの締結力、すなわち2つのウェーブスプリング27aが軸線方向に圧縮される力に依存する。したがって、ナット部材28bの締結力を強くすると、2つのウェーブスプリング27aが互いに滑り難くなり、より大きいトルクを伝達することができる。他方、ナット部材28bの締結力を弱くすると、2つのウェーブスプリング27aが互いに滑りやすくなり、より大きいトルクを伝達することができなくなる。このように使用者が又は装置のメンテナンスを行う者等が、ナット部材28bの締結力を調整することによって、例えばリハビリテーションを開始した直後には締結力を弱くして大きなトルクが伝達されることを防止し、リハビリテーションが進行するに連れて、徐々に締結力を強くして伝達されるトルクを大きくすることができる。なお、ナット部材28bの締結力を決定した後に、ナット部材28bが緩まないように、ナット部材28bの雌ネジを径方向に収縮される固定ネジ28cが用いられている。
第1リンク部材30は、全体としてU字状に形成されている。第1リンク部材30は、2つのアーム部材31と、連結プレート32と、摺動機構及び回転機構を備えた1つのボールブッシュからなる第1接続部材33とを有している。2つのアーム部材31の一端は、連結プレート32によって上部において連結している。また、2つのアーム部材31の他端は、回転駆動機構20、具体的には駆動ギヤ25に対して接続され、回転駆動機構20の回転に応じて第1軸線X0回りに回転又は揺動するように構成されている。したがって、第1リンク部材30は、全体として第1軸線X0回りに回転又は揺動する。
第2リンク部材40は、全体としてU字状に形成されている。第2リンク部材40は、第1軸線X0に対して直交する第2軸線Aを有する直線状の第1ロッド41と、第1ロッド41が垂直に接続される支柱42と、支柱42の上下において垂直に取り付けられた2つの第1支持プレート43と、第1支持プレート43の各々に取り付けられ且つ摺動機構及び回転機構を備えた2つのボールブッシュからなる第2接続部材44とを有している。
第1ロッド41と第1接続部材33とは、互いに協働するように接続されている。具体的には、第1ロッド41が、第1接続部材33内に挿入されている。その結果、第2リンク部材40は、第1接続部材33を介して、第2軸線Aに沿って受動的に摺動可能且つ第2軸線A回りに受動的に回転可能に、第1リンク部材30に対して接続されている。
保持部材50は、全体としてU字状に形成されている。保持部材50は、第2軸線Aに対して直交する第3軸線Bを有し且つ上下に配置された2つの直線状の第2ロッド51と、第2ロッド51の各々が垂直に接続された2つの第2支持プレート52と、使用者がその足部3を載せて、足部3が自由に動かぬように固定し保持するプレート状の保持プレート53と、保持プレート53の左右の端部から垂直に延びる2つのサイドプレート54と、2つのワイヤ55とを有している。
第2ロッド51と第2接続部材44とは、互いに協働するように接続されている。具体的には、第2ロッド51の各々が、対応する第2接続部材44内に挿入されている。その結果、保持部材50は、第2接続部材44を介して、第3軸線Bに沿って受動的に摺動可能且つ第3軸線B回りに受動的に回転可能に、第2リンク部材40に対して接続されている。
ワイヤ55の各々は、一端がサイドプレート54に接続され、他端が駆動ギヤ25又はアーム部材31に取り付けられている。その結果、使用者がリハビリテーション装置10を使用するため足部3を固定部材12によって固定しようとした場合、すなわち人体に対してリハビリテーション装置10を装着しようとした場合、前方へ(遠位方向へ)保持部材50が移動してしまうことが防止される。したがって、ワイヤ55によって、使用者のリハビリテーション装置10の装着性が向上する。また、ワイヤ55の各々は、その長さが調節可能に構成されている。ワイヤ55の長さを調節することによって、足首1の瞬間回転軸線X1を回転駆動機構20の第1軸線X0に対してより近づけるという、センタリングを行うことが可能となる。
リハビリテーション装置10は、第1角度調整機構60と、第2角度調整機構70と位置補償機構80とをさらに有していてもよい。
第1角度調整機構60は、足首1の内転又は外転の角度を調整する機構である。第1角度調整機構60は、第2軸線Aと平行な軸線を有し且つ該軸線に沿って摺動可能な第3ロッド61と、第3ロッド61を支持する2つの支持部材62と、アーム部材31を貫通して支持部材62の左右に配置された2つの第1調節ネジ63とを有している。2つの第1調節ネジ63は、上下方向において、第3ロッド61と略同じ高さに配置されている。第3ロッド61は、第1ロッド41と同様に、支柱42に対して垂直に接続されている。
図10に示されているように、支持部材62は、アーム部材31及び連結プレート32から離間して配置されている。したがって、第3ロッド61及び支持部材62は、第1接続部材33を介して第2軸線A回りに回転させることができる。その結果、第2リンク部材40全体が第2軸線A回りに回転することとなり、足首1の内転方向及び外転方向に、第2リンク部材40、ひいては保持部材50を回転させることが可能となる。また、左右の第1調節ネジ63を回転させ、各々の第1調節ネジ63の先端位置を調整することによって、第2リンク部材40及び保持部材50を第2軸線A回りの所定の角度に固定することが可能となる。
なお、リハビリテーション装置10は、第2軸線Aに対して直交する第4軸線Cを有する直線状の第4ロッド34と、回転機構を備えた1つの第3接続部材35と、アーム部材31を貫通して支持部材62の左右に配置された2つの第2調節ネジ64とをさらに有していてもよい。2つの第2調節ネジ64は、上下方向において、第1ロッド41と略同じ高さで且つ後方寄り(近位寄り)に配置されている。第4ロッド34は、第1接続部材33と一体的に接続されている。その結果、第2リンク部材40、ひいては保持部材50は、第3接続部材35を介して、第4軸線C回りに回転可能に、第1リンク部材30に対してさらに接続されている。第2リンク部材40及び保持部材50の第3接続部材35を介した第4軸線C回りの回転によって、足部3の内反又は外反を補償することが可能となる。なお、第2リンク部材40の第3接続部材35を介した第4軸線C回りの回転は、その回転角(揺動角)の範囲が微小であるため、第2リンク部材40の第1接続部材33を介した、第2軸線Aに沿った受動的な摺動及び第2軸線A回りの回転を妨げることはない。
第2角度調整機構70は、足首1の内反又は外反の角度を調整する機構である。第2角度調整機構70は、支柱42の左右に取り付けられた第1調節プレート71と、第1調節プレート71の近傍における保持プレート53の左右に取り付けられた第2調節プレート72と、2つの第3調節ネジ73とを有している。対応する第1調節プレート71及び第2調節プレート72は、少なくとも一方に形成された長穴を介して、第3調節ネジ73によって連結され、固定される。
上述したように、保持部材50は、第2接続部材44を介して、第3軸線Bに沿って受動的に摺動可能且つ第3軸線B回りに受動的に回転可能に、第2リンク部材40に対して接続されている。ここで、第3調節ネジ73を緩めてから、第1調節プレート71及び第2調節プレート72との連結位置を調節して再度固定することによって、保持部材50、すなわち保持プレート53を、第2リンク部材40に対する第3軸線B回りの所定の角度に固定することが可能となる。
位置補償機構80は、複数の弾性部材を、例えばコイルスプリング、板バネ又はトーションスプリングの形態で有している。すなわち、位置補償機構80は、第1リンク部材30に対する第2軸線Aに沿った第2リンク部材40の位置を補償する第1弾性部材81と、第2リンク部材40に対する第3軸線Bに沿った保持部材50の位置を補償する第2弾性部材82と、第1軸線X0回りの第1リンク部材30の回転角度を補償する第3弾性部材83と、第2リンク部材40に対する第3軸線B回りの保持部材50の回転角度を補償する第4弾性部材84と、第1リンク部材30に対する第2軸線A回りの第2リンク部材40及び保持部材50の回転角度を補償する第5弾性部材85と、第1リンク部材30に対する第4軸線C回りの第2リンク部材40及び保持部材50の回転角度を補償する第6弾性部材86と、を有している。
第1弾性部材81は、一端が第1リンク部材30側、例えば第4ロッド34を介して接続された一方の支持部材62に取り付けられ、他端が第2リンク部材40の支柱42に取り付けた2つの弾性部材と、一端が第1リンク部材30側、例えば第4ロッド34を介して接続された一方の支持部材62に取り付けられ、他端が他方の支持部材62に取り付けられた2つの弾性部材とからなる。その結果、第1リンク部材30に対して第2軸線Aに沿って摺動可能な第2リンク部材40には、中央近傍に復帰するような復元力が作用する。
第2弾性部材82は、一端が第2リンク部材40の支柱42に取り付けられ、他端が保持プレート53に取り付けられた2つの弾性部材からなる。その結果、第2リンク部材40に対して第3軸線Bに沿って摺動可能な保持部材50には、重力を相殺するような復元力が作用する。
第3弾性部材83は、一端が、例えば筐体11に取り付けられ、他端が第1リンク部材30のアーム部材31に取り付けられたトーションスプリングからなる。その結果、第1軸線X0回りに回転可能な第1リンク部材30には、重力を相殺するような復元トルクが作用する。
第4弾性部材84は、左右に配置された第1調節プレート71及び第2調節プレート72において、一端が第1調節プレート71に取り付けられ、他端が第2調節プレート72に取り付けられた複数のトーションスプリングからなる。その結果、第3調節ネジ73を緩めている場合、第2リンク部材40に対して第3軸線B回りに回転可能な保持部材50には、中央近傍に復帰するような復元トルクが作用する。
第5弾性部材85は、支持部材62の左右、特に第4ロッド34近傍に配置された2つの板バネからなる。その結果、第1リンク部材30に対して第2軸線A回りに回転可能な第2リンク部材40及び保持部材50には、支持部材62を介して中央近傍に復帰するような復元トルクが作用する。
第6弾性部材86は、支持部材62の左右、特に支柱42寄りに配置された2つの板バネからなる。その結果、第1リンク部材30に対して第4軸線C回りに回転可能な第2リンク部材40及び保持部材50には、支持部材62を介して中央近傍に復帰するような復元トルクが作用する。
本発明に係るリハビリテーション装置、すなわち関節駆動装置は、関節(実施形態における足首1)に対して、一方の側の第1部位(実施形態における下腿部2)に対して他方の側の第2部位(実施形態における足部3)を関節回りに回転させる関節駆動装置であり、オルダム継手機構の原理が適用されている。その各構成によれば、以下の効果を奏する。
関節駆動装置にオルダム継手機構の原理を適用することによって、関節の回転軸(瞬間回転軸)の位置が変化したとしてもその変化に受動的に対応し、関節には力を伝達せずに関節回りのトルクのみを伝達することが可能となる。したがって、関節に対して不適切な負荷を与えることなく、関節回りの屈曲運動及び伸展運動を繰り返すことができ、リハビリテーションを行うことが可能となる。また、当該関節駆動装置が、回転軸の位置の変化に対応できるということから、当該関節駆動装置の人体に対する取り付け位置を正確に決定する必要もない。したがって、使用者の身長や体重、性別や年齢等に応じて装置の構成を変更する必要もない。さらに、当該関節駆動装置は、その機構と該機構が取り付けられる関節回りの人体とを1つの系と考え、その系の自由度が1となるように構成されている。したがって、当該関節駆動装置は、回転駆動機構という1つのアクチュエータのみで駆動可能となる。すなわち、当該関節駆動装置は、回転駆動機構以外は受動的な機構で構成されていることから、部品及びセンサ等は最小限の数で構成可能である。したがって、当該関節駆動装置は、非常に軽量で小型且つ簡便な機構である。
そして、第1接続部材を第2部位よりも遠位側に配置することによって、各回転軸線を関節近傍に配置する構成を採用することができ、円筒対偶である第1接続部材及び第2接続部材の摺動方向の変位を低減することができる。その結果、関節の瞬間回転軸の位置及び姿勢の変化に対応可能でありながら、軽量で小型な関節駆動装置を提供することができる。
また、第1リンク部材が、U字状に形成されることによって、第2部位を跨って配置されていることから、保持部材が左右方向において両持ち状態となる。その結果、特許文献1に記載の関節駆動装置と比べて、関節駆動装置の剛性及び装着性を向上させ、駆動力の伝達性を向上させることができる。また、ウォームとウォームホイールとからなるウォームギヤを採用し、ワイヤを用いたセンタリング機構を採用することによって、関節駆動装置の剛性が向上し、関節駆動装置の装着性が向上する。また、ウェーブスプリングを用いたクラッチ機構を採用することによって、伝達トルクを容易に調整することができ、過剰なトルクの伝達を防止することができる。また、伝動用のモータとして、ブラシレスDCモータを採用することによって、回転速度制御と、クラッチ機構によって伝達されるトルクを最大値とするトルク制御とを容易に行うことが可能となる。さらに、関節駆動装置が位置補償機構を有することによって、各部材について加わる重力を相殺したり初期位置への復帰を助力したりし、位置を補償することができる。さらに、第1角度調整機構60及び第2角度調整機構70を採用することによって、足首の内転又は外転及び内反又は外反に対応することができ、尖足等の障害がある使用者でも無理なく関節駆動装置を使用することができる。
以上、本発明の関節駆動装置について、リハビリテーション装置を例に説明してきた。しかしながら、本発明の関節駆動装置を、自己の筋肉による能力以上の走行や跳躍又は運搬等が可能となるように構成してもよい。すなわち、強力な伝動用のモータを使用することによって、関節に対する不適切な負荷を抑えつつ、より速く走行し、より高く跳躍し、又は、より重い物を持ち上げることが可能となる。また、本発明の関節駆動装置は、上述した足首以外にも、膝、肘、手首、指、首等その他の関節に対しても適用可能である。
1 足首
2 下腿部
3 足部
10 リハビリテーション装置
20 回転駆動機構
25 駆動ギヤ
30 第1リンク部材
33 第1接続部材
35 第3接続部材
40 第2リンク部材
44 第2接続部材
50 保持部材
60 第1角度調整機構
70 第2角度調整機構
80 位置補償機構
A 第2軸線
B 第3軸線
C 第4軸線
H0 仮想回転対偶
H1 仮想リンク
X0 第1軸線
X1 瞬間回転軸線

Claims (7)

  1. 関節に対して、一方の側の第1部位に対して他方の側の第2部位を前記関節回りに回転させる関節駆動装置であって、該関節駆動装置が、
    回転駆動機構と、
    摺動機構を備えた第1接続部材及び第2接続部材と、
    前記回転駆動機構に取り付けられ、該回転駆動機構によって前記関節回りの回転に対応する第1軸線回りに回転する第1リンク部材と、
    記第1軸線に対して直交する第2軸線に沿って、前記第1接続部材を介して受動的に摺動可能に前記第1リンク部材に対して接続された第2リンク部材と、
    前記第2部位を保持する保持部材であって、前記第2軸線に対して直交する第3軸線に沿って、前記第2接続部材を介して受動的に摺動可能に前記第2リンク部材に対して接続された保持部材と、
    を具備し、
    前記回転駆動機構の回転に応じて、前記第1接続部材及び前記第2接続部材が受動的に摺動し、
    前記第1接続部材が、前記第2部位よりも遠位側に配置されていることを特徴とする関節駆動装置。
  2. 前記第1リンク部材が、前記第2部位を跨って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の関節駆動装置。
  3. 前記第1リンク部材が、U字状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の関節駆動装置。
  4. 第1弾性部材又は第2弾性部材を有する位置補償機構をさらに具備し、前記第1弾性部材が前記第1リンク部材に対する前記第2軸線に沿った前記第2リンク部材の位置を、又は、前記第2弾性部材が前記第2リンク部材に対する前記第3軸線に沿った前記保持部材の位置を、前記第1弾性部材又は前記第2弾性部材の復元力によって、重力を相殺したり初期位置への復帰を助力したりして、位置を補償することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の関節駆動装置。
  5. 前記第1接続部材及び前記第2接続部材が回転機構をさらに備え、前記第1接続部材が前記第2軸線回りに受動的に回転可能であり、前記第2接続部材が前記第3軸線回りに受動的に回転可能である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の関節駆動装置。
  6. 回転機構を備えた第3接続部材をさらに具備し、前記第2リンク部材が、該第3接続部材を介して、前記第1軸線及び前記第2軸線に対して直交する第4軸線回りに回転可能である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の関節駆動装置。
  7. 前記保持部材が前記回転駆動機構に接続されたワイヤをさらに具備し、前記関節の瞬間回転軸線が前記第1軸線に対してより近づけるように前記ワイヤの長さを調節することによって、前記関節の瞬間回転軸線が前記第1軸線に対してセンタリングされることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の関節駆動装置。
JP2017254520A 2017-12-28 2017-12-28 関節駆動装置 Active JP6923202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254520A JP6923202B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 関節駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017254520A JP6923202B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 関節駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019118526A JP2019118526A (ja) 2019-07-22
JP6923202B2 true JP6923202B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=67305644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017254520A Active JP6923202B2 (ja) 2017-12-28 2017-12-28 関節駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6923202B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019118526A (ja) 2019-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10327975B2 (en) Reconfigurable exoskeleton
CN109381841B (zh) 运动辅助设备
US20060106326A1 (en) Wrist and upper extremity motion
WO2013047414A1 (ja) リンク作動装置
KR100810004B1 (ko) 인체하지 착용형 근력지원로봇
JP2011529760A (ja) 人の腕の動きを制御するロボットアーム
CA3158757C (en) System for guiding motions of a target joint
EP2981240B1 (en) Mechanical linkage
WO2011145643A1 (ja) 膝関節パワーアシスト装置
CN113208868B (zh) 基于横向行走的下肢外骨骼
JP6923202B2 (ja) 関節駆動装置
Vanderniepen et al. Orthopaedic rehabilitation: A powered elbow orthosis using compliant actuation
KR20190114627A (ko) 외골격 시스템의 가변 탄성 액추에이터를 이용한 반력 조절 장치 및 방법
KR102556920B1 (ko) 운동 보조 장치
JP5904580B2 (ja) 関節駆動装置
JPH0999021A (ja) 関節駆動装置
JP2021083765A (ja) 関節駆動装置
WO2015193323A1 (en) Movement apparatus
Wilson Mechanical design of the legs for oll-e, a fully self-balancing, lower-body exoskeleton
KR20200011736A (ko) 운동 보조 장치
JP2018161288A (ja) 動作補助装置
KARNJANAPARICHAT DEVELOPMENT OF GAIT TRAINING ROBOT WITH COMPLIANCE CONTROL

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6923202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250