JP2024093881A - 防音床パネルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の領域内の一部分のみに防音浮き床を施工することが可能な防音床パネルユニット提供すること。【解決手段】防音床パネルユニット10は、床面の一部分である設置面の上に配置される枠体20と、枠体20の内側で設置面の上に配置される防振部材30と、枠体20の内側で防振部材30の上に配置され、上下方向において設置面との間に所定の空間80を形成する床パネル40と、を備え、枠体20には、所定の空間80と枠体20との外部とを連通する開口部70が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、防音床パネルユニットに関する。
建物の上階の床衝撃音は、上階の床を介してその振動が下方にある下階の天井に伝搬され、下階の天井が励振されることにより下階へ放射される。この床衝撃音には、重量床衝撃音と軽量床衝撃音が含まれる。
通常生活に伴う音よりも大きな音や振動を発生させる、例えば、ダンススタジオや音楽室などに対して、防音浮き床を設置することにより、防音防振を行う工法が知られている。防音浮き床としては、防振ゴムの上にRCスラブが施工される湿式浮き床や、RCスラブの代わりに合板や防振マットを積層する乾式浮き床がある。
乾式浮き床として、床基盤の上に支持脚を設け、この支持脚によってパーティクルボードを支持し、当該パーティクルボードの上に表面床材が施工されているものがある(例えば、特許文献1参照)。このような乾式浮き床では、床基盤とパーティクルボードとの間に空間が形成されている。
特開2001-65156号公報
特許文献1に記載の乾式防音浮き床は、四方を壁によって囲まれた領域内の全面に敷設するものであった。特許文献1に記載の乾式防音浮き床では、領域内の一部分のみに防音性能を持たせたい場合など、部分的に施工したいというニーズには応えることができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、所定の領域内の一部分のみに防音浮き床を施工することが可能な防音床パネルユニット提供することを目的としている
前記目的を達成すべく、本発明による防音床パネルユニットの一態様は、
床面の一部分である設置面の上に配置される枠体と、
前記枠体の内側で前記設置面の上に配置される防振部材と、
前記枠体の内側で前記防振部材の上に配置され、上下方向において前記設置面との間に所定の空間を形成する床パネルと、を備え、
前記枠体には、前記所定の空間と前記枠体の外部とを連通する開口部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、床面の一部分である設置面の上に枠体が配置され、この枠体の内部に、防振部材によって支持された床パネルが設けられ、設置面と床パネルとの間の空間に空気層が形成される。床パネルが振動すると、床パネルの下の空気層の空気は、枠体の開口部を通じて、枠体の外部に排出される。これにより、床パネルの振動が空気層を介して、設置面に伝達されることが抑制される。また、本態様によれば、床面の一部分である設置面の上に枠体が配置されることにより、床面に対して部分的に枠体及び床パネルを設置することができる。さらに、本態様では、枠体によって床パネルの移動範囲が制限されることにより、床パネルが水平方向にずれることが抑制される。
また、本発明の他の態様において、
前記開口部は、平面視において前記枠体の長手方向と交差する方向に、前記枠体を貫通するスリットであることを特徴とする。
本態様によれば、枠体の幅方向に貫通するスリットが形成されているので、枠体の内部の空気層の空気は、スリットを通過して枠体の外部に排出される。これにより、空気層の上に形成された床パネルの振動が、空気層を介して、設置面に伝達されることが抑制される。
また、本発明の他の態様において、
前記設置面の上に配置されたシート状の摩擦材を更に備え、
前記枠体及び前記防振部材は、前記摩擦材の上に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、シート状の摩擦材による抵抗力によって、設置面に対する枠体及び防振部材の水平方向への移動が抑制される。また、本態様によれば、設置面の上に、シート状の摩擦材を配置して、その上に枠体及び防振部材を配置するだけでよく、施工を容易に行うことができる。さらに、防音床パネルユニットを撤去する際においても、容易に取り外すことができるので、設置面を傷つけることがない。また、撤去した防音床パネルユニットを他の設置面に対して容易に施工することができることにより、資源を有効活用することができる。また、設置面の損傷が抑制されることにより、防音床パネルユニットを撤去後の設置面に対する原状回復工事が軽減される。
また、本発明の他の態様において、
前記床パネルの外縁を成す側面は、上下方向に沿う面を形成し、
前記枠体の内側の側面は、上下方向に沿う面を形成し、前記床パネルの側面と当接して、前記床パネルの上下方向の移動を案内するガイド面であることを特徴とする。
本態様によれば、枠体の内部に配置された床パネルは、枠体の内側の側面に当接して、上下方向の動きが案内される。このように、床パネルを上下方向に移動させやすい構造とすることにより、床パネルの振動を吸収することができる。
また、本発明の他の態様において、
矩形の辺の一部分を形成する直線状の第1ユニットと、
前記矩形の角部を形成するL字形の第2ユニットと、を含み、
前記第1ユニット及び前記第2ユニットが所定の位置に配置されて、平面視矩形状の前記枠体が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、直線状の第1ユニットと、L字形の第2ユニットを準備しておき、これらの第1ユニット及び第2ユニットを適宜組み合わせて配置することにより、枠体を容易に形成することができる。第1ユニット及び第2ユニットを用いて、適切な範囲の設置面に対して、枠体を形成することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明によれば、所定の領域内の一部分のみに防音浮き床を施工することが可能な防音床パネルユニット提供することができる。
第1実施形態に係る防音床パネルユニットが部分的に配置された床を示す平面図である。 第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す平面図である。 第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す断面図である。 第2実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す平面図である。 第2実施形態に係る防音床パネルユニットの第1ユニット及び第2ユニットを示す平面図である。
以下、各実施形態に係る防音床パネルユニットについて、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[第1実施形態に係る防音床パネルユニット10]
図1乃至図4を参照して、第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例について説明する。図1は、第1実施形態に係る防音床パネルユニットが部分的に配置された床を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す平面図である。図3は、第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す斜視図である。図4は、第1実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す断面図である。また、各図において、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向を示す矢印を適宜図示する。X軸方向及びY軸方向は、水平方向に沿う。Z軸方向は鉛直方向に沿う。
図1に示される建物1の床2は、上階の床であり、床2の上に、壁3によって囲まれた居室が形成され、床2の下には下階の居室が形成されている。建物1は、商業ビルでもよく、マンションでもよく、その他の建物でもよい。床2は、平面視において例えば矩形状を成し、壁3によって四方を囲まれている。壁3は、平面視において、Y軸方向に離隔し、X軸方向に延びる壁3a,3bと、X軸方向に離隔し、Y軸方向に延びる壁3c,3dと、を含む。なお、床2の形状は、その他の形状でもよく、出隅部や入隅部が形成されていてもよい。
防音床パネルユニット10は、床2の一部分である設置面の上に施工されている。防音床パネルユニット10は、平面視において、例えば、壁3bに接するように配置されている。防音床パネルユニット10は、壁3から離れて床2の中央部に配置されてもよく、壁3b,3dに接するように角部に配置されていてもよく、その他の壁3に接するように配置されていてもよい。防音床パネルユニット10は、任意の位置に配置される。
図2に示されるように、防音床パネルユニット10は、枠体20と、防振ゴム30と、防音浮き床40とを備える。枠体20は、平面視において矩形の枠を形成する。枠体20は、Y軸方向に離隔しX軸方向に延びる一対の辺21,22と、X軸方向に離隔しY軸方向に延びる一対の辺23,24とを有する。図1に示されるように、辺22は壁3bに接するように配置されている。辺21は、壁3から離れて配置されている。辺23,24は、X軸方向において、壁3c,3dから離れて配置されている。辺23,24は、長手方向の一端が壁3bに接するように配置され、反対側の他端は壁3a,3bから離れて配置されている。
枠体20は、木から形成されていてもよく、金属から形成されていてもよく、樹脂から形成されていてもよい。また、辺21~24は一体として形成されている。各辺21~24の長手方向と交差する断面は、例えば矩形状を成している。
図3及び図4に示されるように、防音床パネルユニット10は、摩擦材60を備える。摩擦材60は、所定の厚さを有するシート状の摩擦材60である。摩擦材60は、床2の上に敷設される。摩擦材60の上に、枠体20及び防振ゴム30がそれぞれ配置される。摩擦材60による摩擦抵抗により、床2に対する枠体20及び防振ゴム30の水平方向への移動が抑制される。
なお、枠体20及び防振ゴム30は、床2の上に直接載置されていてもよい。また、枠体20及び防振ゴム30は、床2に対して接着されていてもよい。
防振ゴム30は、枠体20の内側において、平面視矩形状の格子の格点に配置されている。防振ゴム30は、枠体20の各辺21~24から離れて配置されている。平面視において、防振ゴム30の形状は、矩形でもよく、円形でもよく、その他の形状でもよい。防振ゴム30は、所定の厚さを有する。防振ゴム30は、防振部材の一例である。なお、防振部材は、防振ゴムに限定されず、その他の弾性体でもよい。防振部材は、例えば発砲ウレタン(ポリウレタン)や、エラストマー等の粘弾性材により形成されたものでもよい。防振部材は、振動を減衰可能なものである。防振ゴム30は、防音浮き床40を支持する。また、防振部材は、例えばガラスウールや、圧縮コイルバネでもよい。
防音浮き床40は、枠体20の内側で、設置面の上に配置されている。防音浮き床40は、平面視において矩形状成す。防音浮き床40の形状は、枠体20の形状に対応する。防音浮き床40は、複数の防振ゴム30の上に載置されている。防音浮き床40は、防振ゴム30によって支持されている。図4に示されるように、Z軸方向において、防音浮き床40と摩擦材60との間には、空気層80が形成されている。空気層80は、摩擦材60の上面と防音浮き床40の下面42との間に形成された空間である。空気層80は、所定の空間の一例である。
防音浮き床40は、例えば、プレート状の床材でもよい。防音浮き床40は、複数の材料が積層されて形成されたものでもよい。防音浮き床40は、例えば、二重の防音マット、パーティクルボード、及びフロアマットが積層されることにより形成されていてもよい。
防音浮き床40の厚さは、例えば、防振ゴム30の厚さよりも厚い。換言すると、防音浮き床40の厚さは、空気層80よりも厚い。空気層80の厚さは、摩擦材60の上面と、防音浮き床40の下面42との間の距離である。防音浮き床40の上面41は、例えば、枠体20の上面20aとほぼ同じ位置である。防音浮き床40の上面41は、枠体20の上面20aより高い位置でもよく、枠体20の上面20aよりも低い位置でもよい。
防音浮き床40の外縁を成す側面43は、Z軸方向に沿う面を形成する。枠体20の内側の側面20bは、Z軸方向に沿う面を形成する。防音浮き床40の側面43は、枠体20の側面20bと対向する。枠体20の内側の側面20bは、防音浮き床40の側面43と当接し、防音浮き床40の上下方向の移動を案内するガイド面として機能する。なお、防音浮き床40の側面43と、枠体20の内側の側面20bとは、直接接触してもよく、他の部材を介して、間接的に接触してもよい。また、防音浮き床40の側面43と、枠体20の側面20bとの間には、例えば、側面20bに対する側面43の滑りを良好とするためのすべり材が配置されていてもよい。
図2~図4に示されるように、枠体20の各辺21~24には、枠体20を貫通するスリット70が形成されている。辺21,22に形成されたスリット70は、Y軸方向に枠体20を貫通する。辺23,24に形成されたスリット70は、X軸方向に枠体20を貫通する。スリット70は、各辺21~24に対して複数設けられている。また、スリット70は、各辺21~24の長手方向に対して長く、Z軸方向に対して短くてもよい。スリット70は、開口部の一例である。なお、開口部は、空気が通過可能であればよく、溝や凹部でもよい。開口部の断面形状は、例えば円形でもよく矩形でもよい。
図4に示されるように、Z軸方向におけるスリット70の位置は、空気層80の位置に対応する。スリット70は、枠体20の内側に形成された空気層80と、枠体20の外部の空間とを連通する。空気層80内の空気は、スリット70を通り、枠体20の外部に流出可能である。枠体20の外部の空気は、スリット70を通り、枠体20の内部の空気層80に流入可能である。
防音床パネルユニット10では、防音浮き床40の上下方向の振動により、枠体20の内側において、上下に移動可能である。防音浮き床40の水平方向の位置は、枠体20によって制限される。防音浮き床40の上下方向の移動は、枠体20の内側の側面20bに沿って上下方向に案内される。
防音浮き床40が下方に移動すると、空気層80の内部の空気は、スリット70を通り、枠体20の外部に流出する。防振ゴム30による反力によって、防音浮き床40が上方へ移動すると、枠体20の外部の空気は、スリット70を通り、空気層80の内部に流入する。このような動きを繰り返すことにより、防音浮き床40の振動は減衰する。防音浮き床40から床2への振動の伝達は抑制される。
(作用効果)
本実施形態に係る防音床パネルユニット10は、床2の床面の一部分である設置面の上に配置される枠体20と、枠体20の内側で設置面の上に配置される防振ゴム30と、枠体20の内側で防振ゴム30の上に配置され、上下方向において設置面との間に空気層80を形成する床パネルである防音浮き床40と、を備え、枠体20には、空気層80と枠体20の外部とを連通するスリット70が形成されている。
本態様によれば、床2の床面の一部分である設置面の上に枠体20が配置され、この枠体20の内部に、防振ゴム30によって支持された防音浮き床40が設けられ、設置面と防音浮き床40との間の空間に空気層80が形成される。防音床パネルユニット10では、上述したように、防音浮き床40が振動すると、防音浮き床40の下の空気層80の空気は、枠体20のスリット70を通じて、枠体20の外部に排出される。これにより、防音浮き床40の振動が空気層80を介して、床2に伝達されることが抑制される。また、本態様によれば、床面の一部分である設置面の上に枠体20が配置されることにより、床面に対して部分的に枠体20及び防音浮き床40を設置することができる。さらに、本態様では、枠体20によって防音浮き床40の移動範囲が制限されることにより、防音浮き床40が水平方向にずれることが抑制される。
また、防音床パネルユニット10において、枠体20の各辺21~24を貫通するスリット70は、平面視において枠体20の各辺21~24の長手方向と交差する方向に貫通する。
本態様によれば、枠体20の各辺21~24の幅方向に貫通するスリット70が形成されているので、枠体20の内部の空気層80の空気は、スリット70を通過して枠体20の外部に排出される。これにより、空気層80の上に形成された防音浮き床40の振動が、空気層80を介して、床2に伝達されることが抑制される。
また、防音床パネルユニット10は、床2の設置面の上に配置されたシート状の摩擦材60を更に備え、枠体20及び防振ゴム30は、摩擦材60の上に配置されている。
本態様によれば、シート状の摩擦材60による抵抗力によって、床2の設置面に対する枠体20及び防振ゴム30の水平方向への移動が抑制される。また、本態様によれば、設置面の上に、シート状の摩擦材60を配置して、その上に枠体20及び防振ゴム30を配置するだけでよく、施工を容易に行うことができる。さらに、防音床パネルユニット10を撤去する際においても、容易に取り外すことができるので、床2の設置面を傷つけることがない。また、撤去した防音床パネルユニット10を他の設置面に対して容易に施工することができることにより、資源を有効活用することができる。また、床2の設置面の損傷が抑制されることにより、防音床パネルユニット10を撤去後の設置面に対する原状回復工事が軽減される。
また、防音床パネルユニット10において、防音浮き床40の外縁を成す側面43は、上下方向に沿う面を形成し、枠体20の内側の側面20bは、上下方向に沿う面を形成し、防音浮き床40の側面20bと当接して、防音浮き床40の上下方向の移動を案内するガイド面として機能する。
本態様によれば、枠体20の内部に配置された防音浮き床40は、枠体20の内側の側面43に当接して、上下方向の動きが案内される。このように、防音浮き床40を上下方向に移動させやすい構造とすることにより、防音浮き床40の振動を吸収することができる。
[第2実施形態に係る防音床パネルユニット10B]
次に、図5を参照して、第2実施形態に係る防音床パネルユニット10Bの一例について説明する。図5は、第2実施形態に係る防音床パネルユニットの一例を示す平面図である。図6は、第2実施形態に係る防音床パネルユニットの第1ユニット及び第2ユニットを示す平面図である。図5に示される第2実施形態に係る防音床パネルユニット10Bが、第1実施形態の防音床パネルユニット10と違う点は、枠体20の大きさ及び形状が異なる点、及び、複数の部材からなる枠体20を備える点である。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の説明は省略する。
防音床パネルユニット10は、複数の部材からなる枠体20Bを備える。枠体20Bは、平面視矩形状を成し、各辺21~24を有する。一対の辺21,22は、Y軸方向に離隔し、X軸方向に延在する。一対の辺23,24は、X軸方向に離隔し、Y軸方向に延在する。辺23,24の長さは、辺21,22の長さよりも長い。
枠体20Bは、矩形の辺23,24の一部分を形成する直線状の第1ユニット27と、矩形の角部26を形成するL字形の第2ユニット28と、を含む。枠体20Bは、複数の第1ユニット27と、複数の第2ユニット28とが所定の位置に配置されて、平面視矩形状を成している。
第1ユニット27は、平面視において直線的に形成されている。第1ユニット27には、スリット70が形成されている。第1ユニット27は、例えばY軸方向に並べられて、辺23,24の中央部を形成している。
第2ユニット28は、平面視においてL字形を成すように形成されている。第2ユニット28は、角部26及びその近傍の直線部を含む。第2ユニット28には、スリット70が形成されている。第2ユニット28は、矩形の角部26、X軸方向に沿う辺21,22の部分、及びY軸方向に沿う辺23,24の部分を形成する。枠体20Bは、第1ユニット27及び第2ユニット28が組み合わされて形成されている。
このような第2実施形態に係る防音床パネルユニット10Bにおいても、第1実施形態に係る防音床パネルユニット10と同様の作用効果を奏する。
本態様によれば、直線状の第1ユニット27と、L字形の第2ユニット28を準備しておき、これらの第1ユニット27及び第2ユニット28を適宜組み合わせて配置することにより、枠体20Bを容易に形成することができる。第1ユニット27及び第2ユニット28を用いて、適切な範囲の設置面に対して、枠体20Bを形成することができる。
尚、上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、ここで示した構成に本発明が何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
上記の実施形態では、防振部材として複数の防振ゴム30が配置されている場合について例示しているが、上述したように防振部材は、防振ゴム30に限定されない。例えば、変形例に係る防音床パネルユニット10は、枠体20の内側に敷設された防振部材であるガラスウールを備えていてもよい。ガラスウールは、床2と防音浮き床40との間に配置されている。ガラスウールは、枠体20の内側の領域の一部又は全部に配置されていてもよい。ガラスウールの繊維間の空間は、空気層として機能する。ガラスウールは、防音浮き床40の上下方向の移動とともに変形可能である。空気層80にガラスウールが充填されていてもよい。
また、上記の実施形態では、平面視において矩形状を成すように配置された枠体20を備える防音床パネルユニット10について例示しているが、枠体20の形状は、矩形に限定されない。枠体20は、円形を成すように形成されていてもよく、多角形を成すように形成されていてもよい。
また、枠体20Bは、異なる長さの複数種類の第1ユニット27及び第2ユニット28を備えていてもよい。また、第1ユニット27のみを用いて枠体20Bを形成してもよく、第2ユニット28のみを用いて枠体20Bを形成してもよい。
また、防音床パネルユニット10が施工される床面は、特に限定されない。例えば、和室において、畳の上に防音床パネルユニット10を設置してもよい。防音床パネルユニット10が施工される部屋は、音楽室でもよく、ダンスホールでもよく、スポーツジムのトレーニング室でもよく、その他の居室でもよい。
防音床パネルユニット10は、建物の床が設置されて、一定期間、他の用途で使用された後に、あと施工されるものでもよい。また、防音床パネルユニット10を使用後に、容易に撤去できるので、期間限定で防音床パネルユニット10を設定することができる。
10,10B:防音床パネルユニット
2:床
20,20B:枠体
27:第1ユニット
28:第2ユニット
30:防振ゴム(防振部材)
40:防音浮き床(床パネル)
60:摩擦材
70:スリット(開口部)
80:空気層(所定の空間)

Claims (6)

  1. 床面の一部分である設置面の上に配置される枠体と、
    前記枠体の内側で前記設置面の上に配置される防振部材と、
    前記枠体の内側で前記防振部材の上に配置され、上下方向において前記設置面との間に所定の空間を形成する床パネルと、を備え、
    前記枠体には、前記所定の空間と前記枠体の外部とを連通する開口部が形成されていることを特徴とする、防音床パネルユニット。
  2. 前記開口部は、平面視において前記枠体の長手方向と交差する方向に、前記枠体を貫通するスリットであることを特徴とする請求項1に記載の防音床パネルユニット。
  3. 前記設置面の上に配置されたシート状の摩擦材を更に備え、
    前記枠体及び前記防振部材は、前記摩擦材の上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の防音床パネルユニット。
  4. 前記床パネルの外縁を成す側面は、上下方向に沿う面を形成し、
    前記枠体の内側の側面は、上下方向に沿う面を形成し、前記床パネルの側面と当接して、前記床パネルの上下方向の移動を案内するガイド面であることを特徴とする請求項1に記載の防音床パネルユニット。
  5. 複数の前記防振部材は、平面視矩形状の格子の格点に配置され、平面視において前記枠体から離れていることを特徴とする請求項1に記載の防音床パネルユニット。
  6. 前記枠体は、
    矩形の辺の一部分を形成する直線状の第1ユニットと、
    前記矩形の角部を形成するL字形の第2ユニットと、を含み、
    前記第1ユニット及び前記第2ユニットが所定の位置に配置されて、平面視矩形状の前記枠体が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防音床パネルユニット。
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