JP2024076840A - 画像送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、ユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を提供する。
【解決手段】原稿のスキャンにより画像データを取得する画像データ取得部11と、画像データに含まれる記号認識枠の有無を検出する記号認識枠検出部19と、記号認識枠内に加筆された記号を認識する記号認識部20と、画像データの濃度を調整する画像濃度調整部16と、ネットワークを通じて指定された送信先に画像データを送信する通信部15と、制御部10と、を備えるデジタル複合機1であって、制御部10は、画像データ取得部11が取得した画像データに記号認識枠が検出された場合、記号認識部20に記号認識枠内に加筆された記号を認識させ、記号を認識できなかった場合、画像濃度調整部16に画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させる。
【選択図】図2
【解決手段】原稿のスキャンにより画像データを取得する画像データ取得部11と、画像データに含まれる記号認識枠の有無を検出する記号認識枠検出部19と、記号認識枠内に加筆された記号を認識する記号認識部20と、画像データの濃度を調整する画像濃度調整部16と、ネットワークを通じて指定された送信先に画像データを送信する通信部15と、制御部10と、を備えるデジタル複合機1であって、制御部10は、画像データ取得部11が取得した画像データに記号認識枠が検出された場合、記号認識部20に記号認識枠内に加筆された記号を認識させ、記号を認識できなかった場合、画像濃度調整部16に画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させる。
【選択図】図2
Description
この開示は、画像送信装置に関し、より詳細には、原稿のスキャンにより取得して得られた画像データを送信する画像送信装置に関する。
従来、画像のスキャン機能および画像データの送信機能を有する複合機等の画像送信装置において、受信した画像を印刷した用紙にユーザーが鉛筆等で加筆した上でスキャンして送信元に返信することがある。
その際、ユーザーが加筆した部分の濃度によっては、スキャンしたときに薄くなって読み取れない画像になってしまっていることがある。
このような問題に関連して、従来、CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で書かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部を備えることにより、印刷物のトナー色との色相の差の有無に拘わらず手書きの記載を容易に調整する画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、ユーザーが加筆した領域を自動で判定し、調整する従来の方法は、どこが加筆されたのか判定する必要があり、加筆部分の判定や抽出が困難になることがある。
また、加筆された部分の記載が長い文字列や複雑な図形からなる場合は、加筆部分の画像濃度の検出が困難になることもある。
また、加筆された部分の記載が長い文字列や複雑な図形からなる場合は、加筆部分の画像濃度の検出が困難になることもある。
この開示は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を提供することにある。
この開示は、原稿のスキャンにより画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データに含まれる所定の記号認識枠の有無を検出する記号認識枠検出部と、前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識する記号認識部と、前記画像データの濃度を調整する画像濃度調整部と、ネットワークを通じて指定された送信先に前記画像データを送信する通信部と、前記画像データ取得部、前記記号認識枠検出部、前記記号認識部、前記画像濃度調整部および前記通信部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記画像データ取得部が取得した画像データに前記記号認識枠が含まれているか否かを前記記号認識枠検出部に検出させ、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識部に前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識させ、前記記号を認識できた場合、前記通信部に前記画像データを送信させ、一方、前記記号を認識できなかった場合、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させることを特徴とする画像送信装置を提供するものである。
この開示によれば、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、画像データに含まれる記号認識枠内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を実現できる。
この開示において、「画像送信装置」は、原稿をスキャンして得られた画像データをファクシミリや電子メール等で送信する装置である。
さらに、この開示の好ましい態様について説明する。
この開示による画像送信装置において、前記記号認識枠には前記記号認識枠内に加筆される所定の記号と比較するための記号データが含まれ、前記記号認識部は、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識枠に含まれる前記記号データと、認識した前記記号認識枠内に加筆された所定の記号とを比較し、前記制御部は、比較結果が異なる場合、前記濃度調整部に前記画像データの濃度を調整させ、比較結果が一致する場合、前記通信部に前記画像データを送信させるものであってもよい。
「前記記号認識枠に含まれる前記記号データ」は、記号認識枠内に加筆されることを期待される記号の形や色などの情報を示すデータであり、記号認識枠に紐づけられて参照できるよう予め設定された記号データである。
このようにすれば、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、記号認識枠に含まれる記号データと、認識した記号認識枠内に加筆された所定の記号とを比較し、比較結果が異なる場合に画像濃度を濃く調整するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を実現できる。
この開示による画像送信装置において、ユーザーに各種情報を表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させたとき、予め定められた画像濃度設定の上限を超えた場合、前記表示部に所定のエラーメッセージを表示させるものであってもよい。
「所定のエラーメッセージ」としては、例えば、加筆部分の画像濃度が薄くて読み取れない可能性があるため、原稿を修正した上で再スキャンすべき旨のメッセージがあげられる。
このようにすれば、画像データに含まれる記号認識枠内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整したときに画像濃度設定の上限を超えるとエラーメッセージを表示させる画像送信装置を実現できる。
この開示による画像送信装置において、前記制御部は、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させたとき、予め定められた画像濃度設定の上限を超えなかった場合、前記画像データ取得部に前記原稿の再スキャンを実行させるものであってもよい。
このようにすれば、画像データに含まれる記号認識枠内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整してから再スキャンを実行するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を実現できる。
この開示による画像送信装置において、日付情報を取得する日付情報取得部をさらに備え、前記記号は日付であり、前記制御部は、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識部に前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識させ、前記日付情報取得部が取得した日付と照合して前記記号が適切な日付であると認識できた場合、前記通信部に前記画像データを送信させるものであってもよい。
この開示において、「日付情報取得部」は、例えば、日付情報取得部21およびタイマ22によって実現される。
このようにすれば、画像データに含まれる記号認識枠内に適切な日付を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整してから再スキャンを実行するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を実現できる。
この開示による画像送信装置において、ユーザーに各種情報を表示する表示部と前記記号認識枠を付与する記号認識枠設定部とをさらに備え、前記制御部は、前記画像データ取得部によって取得された画像データに所定の余白が含まれるか否かを判定し、前記余白が含まれる場合、前記余白内の予め定められた位置に前記記号認識枠を前記記号認識枠設定部に付与させた前記画像データを前記通信部に送信させるものであってもよい。
このようにすれば、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、画像データに所定の余白が含まれる場合に前記記号認識枠を付与するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できる画像送信装置を実現できる。
以下、図面を用いてこの開示をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この開示を限定するものと解されるべきではない。
〔実施形態1〕
<画像形成システム100の概略構成>
以下、図1および図2に基づき、この開示の画像送信装置の一例としてのデジタル複合機1を含む画像形成システム100の概略構成について説明する。
<画像形成システム100の概略構成>
以下、図1および図2に基づき、この開示の画像送信装置の一例としてのデジタル複合機1を含む画像形成システム100の概略構成について説明する。
図1は、この開示のデジタル複合機1を含む画像形成システム100の構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、この開示の画像形成システム100において、デジタル複合機1は、有線または無線のネットワーク2を通じて他のデジタル複合機1に接続されている。
デジタル複合機1は、画像データをデジタル処理し、コピー機能やプリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を有する複合機やMFPなどの装置である。
図2は、図1のデジタル複合機1の概略構成を示す説明図である。
図2に示すように、デジタル複合機1は、制御部10、画像データ取得部11、画像形成部12、記憶部13、画像処理部14、通信部15、画像濃度調整部16、操作パネル17、記号認識枠設定部18、記号認識枠検出部19および記号認識部20を備える。
図2に示すように、デジタル複合機1は、制御部10、画像データ取得部11、画像形成部12、記憶部13、画像処理部14、通信部15、画像濃度調整部16、操作パネル17、記号認識枠設定部18、記号認識枠検出部19および記号認識部20を備える。
以下、デジタル複合機1の各構成要素について説明する。
制御部10は、デジタル複合機1を統合的に制御するものであって、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read only memory)、各種のインターフェース回路等からなる。
制御部10は、デジタル複合機1全体の動作をコントロールするために、各センサの検知、モーター、クラッチ、操作パネル17等、あらゆる負荷の監視・制御を行う。
画像データ取得部11は、原稿台に置かれた原稿や自動原稿搬送装置から搬送されてきた原稿をスキャンして読み取り、画像データを生成する部分である。
画像形成部12は、画像データ取得部11によって取得され、画像処理部14によって処理された画像データを用紙上に印刷出力する部分である。
記憶部13は、デジタル複合機1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムなどを記憶する素子や記憶媒体である。例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD(Solid State Drive)等の記憶媒体が用いられる。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったように、プログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
画像処理部14は、通信部15を通じて外部の端末等から取得された印刷等のジョブの指令や操作部172から入力された印刷等のジョブの指令の解析結果に基づき、画像データ取得部11から入力された画像データを適正な電気信号に変換して拡大・縮小等の出力に適するように処理を行う部分である。
通信部15は、ネットワーク2を介して他のデジタル複合機1や端末等の外部機器との通信をおこない、これらの外部機器とデータ等を送受信する部分である。
画像濃度調整部16は、画像濃度を調整する部分である。
画像濃度調整部16は、図示しない感光体ドラムに形成された、原稿画像の所定の領域に対応するトナー像に光を当て、反射型センサで検出した反射光から当該トナー像の画像濃度の結果に基づき、画像濃度の調整を行う。
画像濃度調整部16は、図示しない感光体ドラムに形成された、原稿画像の所定の領域に対応するトナー像に光を当て、反射型センサで検出した反射光から当該トナー像の画像濃度の結果に基づき、画像濃度の調整を行う。
操作パネル17は、液晶パネル等から構成された表示パネルと、表示パネルに重ねて配置され、指がタッチされた位置を検出する静電容量方式等のタッチパネルとから構成され、表示部171および操作部172を備える。
表示部171は、各種情報の表示を行う部分である。
表示部171は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
表示部171は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
制御部10は、表示部171を通じて、デジタル複合機1の動作および状態の表示を行う。
操作部172は、デジタル複合機1を操作するためのインターフェースであり、ユーザーからの指令を受け付ける部分である。
操作部172は、その全てがタッチパネル操作に対応していなくてもよく、その一部または全部が、表示部171と独立した物理キーから構成されるものであってもよい。
記号認識枠設定部18は、加筆部分の画像濃度調整用の記号認識枠SRの設定を行う部分である。
記号認識枠検出部19は、記号認識枠SRを検出する部分である。
記号認識部20は、記号認識枠SR内に加筆された記号を認識する部分である。
<この開示の実施形態1に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れ>
次に、図3~図6に基づき、この開示の実施形態1に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れについて説明する。
次に、図3~図6に基づき、この開示の実施形態1に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れについて説明する。
図3は、図1のデジタル複合機1の画像の送信処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、図1のデジタル複合機1の画像の記号認識枠SRの付与設定、記号認識枠SRの一例および記号認識枠SRの検出設定である。
図4は、図1のデジタル複合機1の画像の記号認識枠SRの付与設定、記号認識枠SRの一例および記号認識枠SRの検出設定である。
記号認識枠設定部18は、画像のスキャン時に加筆部分の画像濃度調整用の記号認識枠SRを付与すべきか否かの設定を受け付ける。
図4(A)の例において、「〇」(丸印)、「C,M」および「なし」の3種類の設定項目が設けられている。
図4(A)の例において、「〇」(丸印)、「C,M」および「なし」の3種類の設定項目が設けられている。
「〇」が選択された場合、図4(B)に示すような記号認識枠SR1がスキャンされた画像の余白部分に付与された上で、当該記号認識枠SR1付きの画像データが送信される。
「C,M」が選択された場合、図4(B)に示すような記号認識枠SR1’がスキャンされた画像の余白部分に付与された上で、当該記号認識枠SR1’付きの画像データが送信される。
つまり、付与される記号認識枠SRは、枠内に記載される記号と比較するための記号データを有する。
一方、「なし」が選択された場合、記号認識枠SRは付与されず、通常どおりにスキャンおよび画像の送信処理が行われる。
図4(C)の例において、記号認識枠SRの検出を「する」「しない」の設定項目が設けられている。
実施形態1では、ユーザーが原稿台に載置された原稿の画像をスキャンした場合を想定する。
画像のスキャン開始後、図3のステップS1において、デジタル複合機1の制御部10は、記号認識枠SRの付与設定が有効か否かを判定する(ステップS1)。
記号認識枠SR1の付与設定が有効でない場合(ステップS1の判定がNoの場合)、ステップS4において、制御部10は、スキャンして得られた画像データを送信して(ステップS4)、処理を終了する。
一方、記号認識枠SRの付与設定が有効である場合(ステップS1の判定がYesの場合)、ステップS2において、制御部10は、スキャンして得られた画像に所定の余白箇所を検出できたか否かを判定する(ステップS2)。
画像に所定の余白箇所を検出できた場合(ステップS2の判定がYesの場合)、ステップS3において、制御部10は、画像形成部12に当該余白箇所の所定の部分に記号認識枠SRを付与させる(ステップS3)。
図5は、図1のデジタル複合機1の画像の記号認識枠SR1の付与の一例である。
図5の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図5の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図5(A)に示すように、スキャンして得られた画像に余白がある場合、図5(B)に示すように、当該余白箇所の右上部分に記号認識枠SR1が付与される。
記号認識枠SRの付与設定(図4(A))で「〇」が選択された場合、記号の指定のために、記号認識枠SR1の下に「枠内に〇を描いてください」というメッセージも記載される。
その後、図3のステップS4において、制御部10は、スキャンして得られた画像データを送信して(ステップS4)、処理を終了する。
一方、画像データに所定の余白箇所を検出できなかった場合(ステップS2の判定がNoの場合)、ステップS5において、制御部10は、表示部171にエラーを表示させた後(ステップS5)、処理を終了する。
なお、エラーを表示する際に、ユーザーに原稿の余白部分を十分に設ける旨のメッセージをあわせて表示するようにしてもよい。
図6は、図1のデジタル複合機1の記号認識枠SR1内に記号が加筆された返信画像の一例である。
記号認識枠SR1が付与された画像の受信者であるユーザーは、図6の例に示すように、所定の回答と、記号認識枠SR1内に指定された記号(〇)を加筆した上で、デジタル複合機1でスキャンして返信する。
図7は、図1のデジタル複合機1の画像の返信処理の一例を示すフローチャートである。
画像のスキャン開始後、図7のステップS11において、デジタル複合機1の制御部10は、記号認識枠検出部19が当該画像の余白部分に記号認識枠SRを検出したかを判定する(ステップS11)。
記号認識枠検出部19が当該画像の余白部分に記号認識枠SRを検出しなかった場合(ステップS11の判定がNoの場合)、加筆による画像濃度調整の必要のない画像であるものとして、ステップS14において、制御部10は、通信部15に画像データを送信させて(ステップS14)、処理を終了する。
また、図4(C)の設定において、記号認識枠SRの検出を「しない」に設定されている場合も、制御部10は、ステップS14の処理を行う。
一方、記号認識枠検出部19が当該画像の余白部分に記号認識枠SRを検出した場合(ステップS11の判定がYesの場合)、ステップS12において、記号認識枠のパターンを見て期待される記号を判別する。
次に、ステップS13において、制御部10は、記号認識部20に指定された記号を検出・認識させる(ステップS13)。
続くステップS14において、制御部10は、記号認識部20が適切な記号を認識できたか否かを判定する(ステップS14)。
記号認識部20が適切な記号を認識できた場合(ステップS14の判定がYesの場合)、加筆部分が認識できるものとして、ステップS15において、制御部10は、通信部15に画像データを送信させて(ステップS15)、処理を終了する。
一方、記号認識部20が適切な記号を認識できなかった場合(ステップS14の判定がNoの場合)、加筆部分が認識できない可能性があるものとして、ステップS16において、制御部10は、画像濃度調整部16に画像濃度をより濃く設定させる(ステップS16)。
その後、ステップS17において、制御部10は、画像濃度設定の上限を超えたか否かを判定する(ステップS17)。
画像濃度設定の上限を超えた場合(ステップS17の判定がYesの場合)、ステップS18において、制御部10は、表示部171に所定のエラーメッセージを表示させて(ステップS18)、処理を終了する。
画像濃度設定の上限を超えなかった場合(ステップS17の判定がNoの場合)、ステップS19において、制御部10は、画像データ取得部11に画像の再スキャンを開始させて(ステップS19)、ステップS11に処理を戻す。
なお、再スキャンを開始する場合、ユーザーが原稿載置台から原稿を取り除いてしまわないように、原稿をそのままにしておく旨のメッセージをあわせて表示部171に表示させるようにしてもよい。
このようにして、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、画像データに含まれる記号認識枠SR内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できるデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態2〕
<この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図8に基づき、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
<この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図8に基づき、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
実施形態1では、ユーザーが原稿台に載置された原稿の画像をスキャンした場合を想定した。
一方、実施形態2では、ユーザーが図示しない自動原稿搬送装置に設置した原稿を搬送してその画像を光学的に読み取った場合を想定する。
一方、実施形態2では、ユーザーが図示しない自動原稿搬送装置に設置した原稿を搬送してその画像を光学的に読み取った場合を想定する。
実施形態2に係る画像形成システム100およびデジタル複合機1の概略構成は、実施形態1(図1および図2)と同じであるため、説明を省略する。
ただし、実施形態2において、画像データ取得部11が自動原稿搬送装置を備えるものとする。
ただし、実施形態2において、画像データ取得部11が自動原稿搬送装置を備えるものとする。
また、実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の送信処理の流れは、実施形態1(図3)と同様であるため、説明を省略する。
図8は、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の一例を示すフローチャートである。
図8のステップS21~S28の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S18の処理に対応するため、説明を省略する。
図8のステップS21~S28の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S18の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、実施形態1と異なる図8のステップS29およびS30の処理について説明する。
図8のステップS27において、画像濃度設定の上限を超えなかった場合(ステップS27の判定がNoの場合)、ステップS29において、制御部10は、自動原稿搬送装置に原稿を再設置すべき旨の指示を表示部171に表示させる(ステップS29)。
続くステップS30において、制御部10は、自動原稿搬送装置に原稿が再設置されて再スキャンを開始したか否かを判定する(ステップS30)。
自動原稿搬送装置に原稿が再設置されて再スキャンを開始した場合(ステップS30の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS21に処理を戻す。
このようにして、ユーザーが自動原稿搬送装置に設置した原稿を搬送してその画像を光学的に読み取って得られた画像データを送信する際に、画像データに含まれる記号認識枠SR内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できるデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態3〕
<この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図9および図10に基づき、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
<この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図9および図10に基づき、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
実施形態1では、画像の加筆部分がカラー・モノクロの区別なしに画像濃度調整を実行する場合を想定した。
一方、実施形態3では、画像の加筆部分がカラーかモノクロかの区別を明確にした上で、画像濃度調整を実行する場合を想定する。
一方、実施形態3では、画像の加筆部分がカラーかモノクロかの区別を明確にした上で、画像濃度調整を実行する場合を想定する。
実施形態3に係る画像形成システム100およびデジタル複合機1の概略構成は、実施形態1(図1および図2)と同じであるため、説明を省略する。
また、実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の送信処理の流れは、実施形態1(図3)と同様であるため、説明を省略する。
図9は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の一例を示すフローチャートである。
図9のステップS31~S34,S36およびS38~S41の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S19の処理に対応するため、説明を省略する。
図9のステップS31~S34,S36およびS38~S41の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S19の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、実施形態1と異なる図9のステップS35およびS37の処理について説明する。
実施形態3においては、記号認識枠SRのカラーモードがCまたはMに設定された画像において、当該画像を受信したユーザーが当該画像にカラーペンで加筆の上、返信する場合を想定する。
図9のステップS34において、記号認識部20が適切な記号を認識できた場合(ステップS34の判定がYesの場合)、ステップS35において、制御部10は、認識したモードが設定されたモードと一致するか否かを判定する(ステップS35)。
図10は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の記号認識枠SR1’の付与の一例である。
図10の例では、宿題のプリント画像を受信したユーザーが当該プリント画像にカラーペンで回答に加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図10の例では、宿題のプリント画像を受信したユーザーが当該プリント画像にカラーペンで回答に加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図10(A)に示すように、スキャンして得られた画像に余白がある場合、図10(B)に示すように、当該余白箇所の右上部分に記号認識枠SR1’が付与される。
記号認識枠SRの付与設定(図4(A))で「C」または「M」が選択された場合、記号の指定のために、記号認識枠SR1’の下に「カラーペンを使用した場合は枠内に“C”を、鉛筆のみの使用の場合は枠内に“M”を記載してください」というメッセージも記載される。
図11は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の画像の記号認識枠SR1’内に記号が加筆された返信画像の一例である。
図11の例においては、記号認識枠SR1’内に「C」が記載されている。
図9のステップS35において、認識したモードが設定されたモードと一致する場合(ステップS35の判定がYesの場合)、加筆による画像濃度調整の必要のない画像であるものとして、ステップS36において、制御部10は、通信部15に画像データを送信させて(ステップS36)、処理を終了する。
一方、認識したモードが設定されたモードと一致しない場合(ステップS35の判定がNoの場合)、ステップS37において、制御部10は、カラーモードの再確認を促す旨のメッセージを表示部171に表示させる(ステップS37)。
その後、ステップS40において、制御部10は、表示部171に所定のエラーメッセージを表示させて(ステップS40)、処理を終了する。
このようにして、原稿をスキャンして得られた画像データを送信する際に、画像の加筆部分がカラーかモノクロかの区別を明確にした上で、画像データに含まれる記号認識枠SR内の記号を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できるデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態4〕
<この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図12~図16に基づき、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
<この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れ>
次に、図12~図16に基づき、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の流れについて説明する。
実施形態4では、記号認識枠SR内に記入すべき記号として、返信日付を記入する場合を想定する。
実施形態4に係る画像形成システム100の概略構成は、実施形態1(図1)と同じであるため、説明を省略する。
図12は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の概略構成を示す説明図である。
実施形態4に係るデジタル複合機1の概略構成は、図12に示すように、日付情報取得部21およびタイマ22をさらに備えるほかは、実施形態1(図2)と同じである。
実施形態4に係るデジタル複合機1の概略構成は、図12に示すように、日付情報取得部21およびタイマ22をさらに備えるほかは、実施形態1(図2)と同じである。
日付情報取得部21は、日付情報を取得する部分である。
タイマ22は、内蔵時計やネットワーク2を通じて日付を取得し、時間を計測してカウントする部分である。
また、実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の送信処理の流れは、実施形態1(図3)と同様であるため、説明を省略する。
図13は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の一例を示すフローチャートである。
図13のステップS51~S53およびS56~S61の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S19の処理に対応するため、説明を省略する。
図13のステップS51~S53およびS56~S61の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS11~S19の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、実施形態1と異なる図13のステップS54およびS55の処理について説明する。
図13のステップS53において、記号認識部20に指定された記号を検出・認識させた後、ステップS54において、制御部10は、指定された記号が日付であるか否かを判定する(ステップS54)。
指定された記号が日付である場合(ステップS54の判定がYesの場合)、ステップS55において、制御部10は、日付情報取得部21に日付情報を取得させる(ステップS55)。
続くステップS56において、制御部10は、記号認識部20が適切な記号を認識できたか否かを判定する(ステップS56)。
図14は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の記号認識枠SRの付与設定、記号認識枠SRの一例および記号認識枠SRの検出設定である。
図14(A)の例において、「〇」(丸印)、「C,M」、「日付」および「なし」の4種類の設定項目が設けられている。
「日付」が選択された場合、図14(B)に示すような記号認識枠SR2がスキャンされた画像の余白部分に付与された上で、当該記号認識枠SR2付きの画像データが送信される。
図14(C)の例において、記号認識枠SRの検出を「する」「しない」の設定項目が設けられている。
図15は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の記号認識枠SR2の付与の一例である。
図15の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図15の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図15(A)に示すように、スキャンして得られた画像に余白がある場合、図15(B)に示すように、当該余白箇所の右上部分に記号認識枠SR2が付与される。
記号認識枠SRの付与設定(図4(A))で「日付」が選択された場合、記号の指定のために、記号認識枠SR2の下に「枠内に日付を記載してください。」というメッセージも記載される。
図16は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の画像の記号認識枠SR2内に記号が加筆された返信画像の一例である。
図16の例においては、記号認識枠SR2内に「2022.01.01」が記載されている。
一方、図14のステップS54において、指定された記号が日付でない場合(ステップS43の判定がNoの場合)、実施形態1と同様に、ステップS56において、制御部10は、記号認識部20が適切な記号を認識できたか否かを判定する(ステップS56)。
このようにして、原稿をスキャンして得られた画像データに含まれる記号認識枠SR内に適切な日付を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整してから再スキャンを実行するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できるデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態5〕
<この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れ>
次に、図17~図21に基づき、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れについて説明する。
<この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れ>
次に、図17~図21に基づき、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の送信および返信処理の流れについて説明する。
実施形態5に係る画像形成システム100の概略構成は、実施形態1(図1)と同じであるため、説明を省略する。
図17は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の概略構成を示す説明図である。
実施形態5に係るデジタル複合機1の概略構成は、図17に示すように、記号認識枠設定部18および記号認識部20の代わりに日付記載箇所設定部21および日付認識部22を備えるほかは、実施形態4(図12)と同じである。
実施形態5に係るデジタル複合機1の概略構成は、図17に示すように、記号認識枠設定部18および記号認識部20の代わりに日付記載箇所設定部21および日付認識部22を備えるほかは、実施形態4(図12)と同じである。
日付記載箇所設定部21は、加筆部分の画像濃度調整用の日付記載箇所DLの設定を行う部分である。
日付認識部22は、日付記載箇所DLの検出および当該日付記載箇所DL内に加筆された日付を認識する部分である。
図18は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の送信処理の一例を示すフローチャートである。
図18のステップS71,S72,S74およびS75の処理はそれぞれ図3(実施形態1)のステップS1,S2,S3およびS5の処理に対応するため、説明を省略する。
図18のステップS71,S72,S74およびS75の処理はそれぞれ図3(実施形態1)のステップS1,S2,S3およびS5の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、実施形態1と異なる図のステップS73の処理について説明する。
図18のステップS72において、スキャンして得られた画像に所定の余白箇所を検出できた場合(ステップS72の判定がYesの場合)、ステップS73において、制御部10は、画像形成部12に当該余白箇所の所定の部分に日付記載箇所DLを付与させる(ステップS73)。
図19は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の日付記載箇所DLの付与設定、日付記載箇所DLの一例および日付記載箇所DLの検出設定である。
図19(A)の例において、日付記載箇所の付与の「あり」「なし」の設定項目が設けられている。
日付記載箇所の付与の「あり」が選択された場合、図19(B)に示すような日付記載箇所DLがスキャンされた画像の余白部分に付与された上で、当該日付記載箇所DL付きの画像データが送信される。
図19(C)の例において、日付記載箇所DLの検出を「する」「しない」の設定項目が設けられている。
図20は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の日付記載箇所DLの付与の一例である。
図20の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図20の例では、アンケート画像を受信したユーザーが当該アンケート画像に回答を加筆した上で送信者に返信する場合を想定している。
図20(A)に示すように、スキャンして得られた画像に余白がある場合、図20(B)に示すように、当該余白箇所の右上部分に日付記載箇所DLが付与される。
また、日付の指定のために、日付記載箇所DLの下に「日付を記載してください。」というメッセージも記載される。
図21は、図1のデジタル複合機1の画像の日付記載箇所DLに記号が加筆された返信画像の一例である。
日付記載箇所DLが付与された画像の受信者であるユーザーは、図21の例に示すように、所定の回答と、日付記載箇所DLに指定された日付(2023.01.01)を加筆した上で、デジタル複合機1でスキャンして返信する。
図22は、この開示の実施形態5に係るデジタル複合機1の画像の返信処理の一例を示すフローチャートである。
図22のステップS84~S89の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS13~S18の処理に対応するため、説明を省略する。
図22のステップS84~S89の処理はそれぞれ図7(実施形態1)のステップS13~S18の処理に対応するため、説明を省略する。
ここでは、実施形態1と異なる図のステップS81~S83の処理について説明する。
画像のスキャン開始後、図22のステップS81において、制御部10は、日付認識部22が当該画像の余白部分に日付記載箇所DLを検出したかを判定する(ステップS81)。
日付認識部22が当該画像の余白部分に日付記載箇所DLを検出しなかった場合(ステップS81の判定がNoの場合)、加筆による画像濃度調整の必要のない画像であるものとして、ステップS85において、制御部10は、通信部15に画像データを送信させて(ステップS85)、処理を終了する。
また、図19(C)の設定において、日付記載箇所DLの検出を「しない」に設定されている場合も、制御部10は、ステップS85の処理を行う。
一方、日付認識部22が当該画像の余白部分に日付記載箇所DLを検出した場合(ステップS81の判定がYesの場合)、ステップS82において、制御部10は、日付認識部22に指定された日付を検出・認識させる(ステップS82)。
また、ステップS83において、制御部10は、日付情報取得部21に日付情報を取得する(ステップS83)。
続くステップS84において、制御部10は、日付認識部22が適切な日付を認識できたか否かを判定する(ステップS84)。
日付認識部22が適切な日付を認識できた場合(ステップS84の判定がYesの場合)、加筆部分が認識できるものとして、ステップS85において、制御部10は、通信部15に画像データを送信させて(ステップS85)、処理を終了する。
一方、日付認識部22が適切な日付を認識できなかった場合(ステップS84の判定がNoの場合)、加筆部分が認識できない可能性があるものとして、ステップS86において、制御部10は、画像濃度調整部16に画像濃度をより濃く設定させる(ステップS86)。
このようにして、原稿をスキャンして得られた画像データに含まれる日付記載箇所DL内に適切な日付を認識できなかった場合に画像濃度を濃く調整してから再スキャンを実行するため、従来よりも容易かつ適切にユーザーの加筆部分の画像濃度を調整できるデジタル複合機1を実現できる。
この開示の好ましい態様は、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含む。
前述した実施形態の他にも、この開示について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この開示の範囲に属さないと解されるべきものではない。この開示には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施形態の他にも、この開示について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この開示の範囲に属さないと解されるべきものではない。この開示には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:デジタル複合機、 2:ネットワーク、 10:制御部、 11:画像データ取得部、 12:画像形成部、 13:記憶部、 14:画像処理部、 15:通信部、 16:画像濃度調整部、 17:操作パネル、 18:記号認識枠設定部、 19:記号認識枠検出部、 20:記号認識部、 21:日付情報取得部、 22:タイマ、 21:日付記載箇所設定部、 22:日付認識部、 100:画像形成システム、 171:表示部、 172:操作部、 DL:日付記載箇所、 SR,SR1,SR1’,SR2:記号認識枠
Claims (6)
- 原稿のスキャンにより画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データに含まれる所定の記号認識枠の有無を検出する記号認識枠検出部と、
前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識する記号認識部と、
前記画像データの濃度を調整する画像濃度調整部と、
ネットワークを通じて指定された送信先に前記画像データを送信する通信部と、
前記画像データ取得部、前記記号認識枠検出部、前記記号認識部、前記画像濃度調整部および前記通信部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記画像データ取得部が取得した画像データに前記記号認識枠が含まれているか否かを前記記号認識枠検出部に検出させ、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識部に前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識させ、前記記号を認識できた場合、前記通信部に前記画像データを送信させ、一方、前記記号を認識できなかった場合、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させることを特徴とする画像送信装置。 - 前記記号認識枠には前記記号認識枠内に加筆される所定の記号と比較するための記号データが含まれ、前記記号認識部は、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識枠に含まれる前記記号データと、認識した前記記号認識枠内に加筆された所定の記号とを比較し、前記制御部は、比較結果が異なる場合、前記濃度調整部に前記画像データの濃度を調整させ、比較結果が一致する場合、前記通信部に前記画像データを送信させる請求項1に記載の画像送信装置。
- ユーザーに各種情報を表示する表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させたとき、予め定められた画像濃度設定の上限を超えた場合、前記表示部に所定のエラーメッセージを表示させる請求項1に記載の画像送信装置。 - 前記制御部は、前記画像濃度調整部に前記画像データの画像濃度を予め定められた分だけ濃く設定させたとき、予め定められた画像濃度設定の上限を超えなかった場合、前記画像データ取得部に前記原稿の再スキャンを実行させる請求項1に記載の画像送信装置。
- 日付情報を取得する日付情報取得部をさらに備え、
前記記号は日付であり、
前記制御部は、前記記号認識枠が検出された場合、前記記号認識部に前記記号認識枠内に加筆された所定の記号を認識させ、前記日付情報取得部が取得した日付と照合して前記記号が適切な日付であると認識できた場合、前記通信部に前記画像データを送信させる請求項1に記載の画像送信装置。 - ユーザーに各種情報を表示する表示部と
前記記号認識枠を付与する記号認識枠設定部とをさらに備え、
前記制御部は、前記画像データ取得部によって取得された画像データに所定の余白が含まれるか否かを判定し、前記余白が含まれる場合、前記余白内の予め定められた位置に前記記号認識枠を前記記号認識枠設定部に付与させた前記画像データを前記通信部に送信させる請求項1に記載の画像送信装置。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2024076840A true JP2024076840A (ja) | 2024-06-06 |
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