JP2024074342A - 映像配信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を容易に把握すること。【解決手段】ゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムは、ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいてライブ映像を生成し、ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ状況に関する情報を取得し、ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報とゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成し、複数のユーザの各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と重み情報とに基づいて、ライブ映像のうち時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成し、複数の端末へライブ映像を配信するとともに、複数の端末のうち第1ユーザ情報により特定される第1端末へダイジェスト映像を配信する。【選択図】図1

Description

本発明は、映像配信システム、制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、スポーツの試合などのライブ映像をストリーミング配信(ライブ配信)する映像配信システムにおいて、ストリーミングの開始時点からストリーミング配信の継続中の現時点までの映像を複数のチャプターに分割し、複数のチャプターごとに代表フレームを抽出し、代表フレームを含むダイジェスト映像を作成することで、代表フレームを選択するメニュー画面の中からユーザが選択したダイジェスト映像を配信する技術が開示されている。
近年、スポーツの試合などのライブ配信の他に、eスポーツの大会やユーザ端末でのゲームプレイのライブ配信も行われている。また、それらのライブ配信を視聴しながら多数の視聴者達の間でチャットなどを使用して活発にコメントを交わす状況が見受けられる。
特開2013-192062号公報
上述したようなライブ配信では、ライブ配信の開始(最初)からではなく途中から視聴を始めた視聴者にとっては、ライブ配信の開始から視聴を始めるまでの内容(展開)を知りたいという要望がある。また、ライブ配信を最初から見ているが、途中でやむを得ず視聴できない期間が生じ、その後に視聴を再開した視聴者にとっても、視聴することができなかった期間の内容(展開)を知りたいという要望がある。さらに、多数の視聴者間で熱狂(盛り上がり)を共有する上で、現在の試合状況だけでなく、試合開始から現時点に至る重要な場面の把握が望まれている。このように、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者にとっては、その期間の中での重要な場面を容易に把握したいという要望がある。
例えば、特許文献1に開示されている技術では、ストリーミングの開始時点から現時点までの映像を分割したチャプターの代表フレームを含むダイジェスト映像を作成するものの、全ての代表フレームが重要な場面とは限らない。そのため、メニュー画面の中から代表フレームを選択する際に、重要な場面がどれか分かり難い。また、途中で視聴できない期間が生じた視聴者にとっては、視聴済みの期間も選択肢に含まれていることになるため、未視聴の期間のダイジェスト映像を視聴するにはどれを選択すればよいか分かり難い。
本発明のいくつかの態様は、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を容易に把握することができる映像配信システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする映像配信システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムであって、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するライブ映像生成部と、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得する取得部と、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成する重み情報生成部と、複数のユーザの各々を識別するユーザ情報を記憶する記憶部と、前記ユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するダイジェスト生成部と、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するとともに、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する配信部と、を備える映像配信システムである。
また、本発明の一態様は、ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムにおける制御方法であって、ライブ映像生成部が、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップと、取得部が、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、重み情報生成部が、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成するステップと、ダイジェスト生成部が、記憶部に記憶されている複数のユーザの各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するステップと、配信部が、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップと、前記配信部が、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、を含む制御方法である。
また、本発明の一態様は、ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムにおけるコンピュータに、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップと、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成するステップと、記憶部に記憶されている複数のユーザの各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するステップと、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップと、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、を実行させるためのプログラムである。
実施形態に係る映像配信システムの構成の一例を示す概略ブロック図。 実施形態に係る視聴端末の表示画面の一例を示す図。 実施形態に係るコンピュータの概略構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る動画生成サーバの機能構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る評価点の設定例を示す図。 実施形態に係る評価点情報の一例を示す図。 実施形態に係る動画配信サーバの機能構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る時間指定情報の第1例を示す図。 実施形態に係る時間指定情報の第2例を示す図。 実施形態に係る時間指定情報の第3例を示す図。 実施形態に係る未視聴時間のチャプターと評価点の一例を示す図。 実施形態に係る未視聴時間についての評価点情報の一例を示す図。 実施形態に係るダイジェスト映像に含めるチャプターの選択例を示す図。 実施形態に係る映像配信処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係るライブ配信の未視聴時間のチャプターと評価点の変形例を示す図。 図15に示す未視聴時間についての評価点情報の一例を示す図。 実施形態に係るダイジェスト映像に含めるチャプターの選択の変形例を示す図。 実施形態に係る音声なしダイジェスト映像を再生したときの視聴端末の表示画面の変形例を示す図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔システム構成及び概要〕
まず、本実施形態に係る映像配信システムの構成と概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る映像配信システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。映像配信システム1は、eスポーツ(electronic sports)の大会のライブ配信(ストリーミング配信)や、ユーザがゲーム機などでプレイするゲームプレイのライブ配信などを行うシステムである。例えば、映像配信システム1は、ゲーム機10と、映像音響操作装置20と、動画生成サーバ30と、動画配信サーバ40と、複数の視聴端末50(50A、50B、50C、・・・)を含んで構成されている。
ゲーム機10と動画生成サーバ30、および映像音響操作装置20と動画生成サーバ30のそれぞれは、HDMI(登録商標)ケーブル、放送用ケーブルなどによって接続されている。動画生成サーバ30と、動画配信サーバ40と、複数の視聴端末50とは、ネットワークNWに通信接続される。
ネットワークNWは、例えば、インターネットや、携帯電話網、VPN(Virtual Private Network)網、専用通信回線網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)などのいずれか、またはこれらの組み合わせによって構成される通信ネットワークである。
ゲーム機10は、ライブ配信されるゲームをプレイするためのゲーム装置であり、ゲーム専用機であってもよいし、パーソナルコンピュータなどであってもよい。ゲーム機10には、プレイヤAが操作するコントローラ11Aと、プレイヤBが操作するコントローラ11Bとが接続されている。例えば、ゲーム機10は、対戦型の野球ゲームをプレイすることが可能である。プレイヤAがチームAを選択し、プレイヤBがチームBを選択することにより、各プレイヤの操作に基づいてチームAとチームBとが対戦する野球ゲームをプレイすることができる。
なお、ここでは、ゲーム機10を用いてプレイするゲームとして対戦型の野球ゲームを例に説明するが、これに限られるものではなく、任意の種類のゲームを適用することができる。また、ゲームをプレイするプレイヤの人数も2人に限られるものではなく、1人または3人以上であってもよい。ゲーム機10に接続されるコントローラの数も2つに限られものではなく、プレイヤの人数によって変更される。
映像音響操作装置20は、ゲーム機10を用いてプレイされるゲームプレイの実況、解説又は映像音響に関する操作を行うためのコンピュータ装置である。例えば、映像音響操作装置20には、マイク21、カメラ22、及び操作パネル23が接続されている。マイク21は、実況者または解説者などの音声やゲーム会場の音声などが入力されるマイクロフォンである。カメラ22は、実況者または解説者やゲーム会場の様子などを撮像するための撮像装置である。操作パネル23は、オペレータなどがライブ配信する映像や音響に関する操作を行う操作部である。操作パネル23は、機械的な操作子を備えた構成であっても良いし、表示画面などに対して操作するタッチパネルを備えた構成であってもよい。
なお、映像音響操作装置20は、マイク21、カメラ22、及び操作パネル23などと接続されてもよいし、マイク21、カメラ22、及び操作パネル23などを内蔵した構成としてもよい。また、実況者または解説者のいずれか一方または両方がオペレータを兼ねてもよい。また、実況者または解説者のいずれか一方のみとしてもよいし、一人が実況者及び解説者を兼ねてもよい。また、オペレータは、ディレクターなどであってもよい。
ゲーム機10は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像及び音声と、ゲームのプレイ状況に関する情報とを動画生成サーバ30へ出力する。映像音響操作装置20は、実況者または解説者の映像及び音声を動画生成サーバ30へ出力する。
動画生成サーバ30は、ゲーム機10から出力されたゲームのプレイ映像及び音声と、ゲームのプレイ状況に関する情報とを取得する。また、動画生成サーバ30は、映像音響操作装置20から出力された実況者または解説者の映像及び音声を取得する。そして、動画生成サーバ30は、プレイ映像及び音声と実況者または解説者の映像及び音声とに基づいて、両者を合成したゲームのライブ映像を生成し、生成したライブ映像を動画配信サーバ40へネットワークNWを介して送信する。以下、「動画生成サーバ30が動画配信サーバ40へネットワークNWを介して送信する」ことを、単に「動画生成サーバ30が動画配信サーバ40へ送信する」という。
また、動画生成サーバ30は、ライブ映像の開始(配信開始)からの時間に対応する時間情報(以下、「再生時間」と称する)と、ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成する。再生時間は、ライブ配信の開始時間を「0」とした開始時間からの経過時間として表してもよいし、ライブ配信の開始時間及び開始時間以降を標準時(例えば、日本標準時)で表してもよい。また、重み情報は、例えばゲームのプレイ状況に基づいて重み付けがされた評価点を示す評価点情報として表される。ゲームのプレイ状況が盛り上がっているとき(例えば、ヒットを打ったとき、得点が入ったとき)には高い評価点とし、盛り上がっていないときには低い評価点とすることで、ライブ配信の中で盛り上がっているときの映像を特定することができる。動画生成サーバ30は、生成した評価点情報(重み情報の一例)を、ライブ映像と関連付けて動画配信サーバ40へネットワークNWを介して送信する。
動画配信サーバ40は、動画生成サーバ30から送信されたライブ映像を受信して記憶するとともに、受信したライブ映像を複数の視聴端末50へネットワークNWを介してストリーミングで配信(ライブ配信)する。以下、「動画配信サーバ40が視聴端末50へネットワークNWを介して配信する」ことを、単に「動画配信サーバ40が視聴端末50へ配信する」という。
視聴端末50は、動画配信サーバ40から配信されたライブ映像を表示する。また、視聴者がライブ配信の開始(最初)からではなく途中から視聴を始めた場合、視聴端末50は、ライブ配信の開始から視聴を始めるまでの未視聴時間のダイジェスト映像を表示することができる。
図2は、本実施形態に係る視聴端末50の表示画面の一例を示す図である。図示する表示画面G10の全体の画面領域G11には、動画配信サーバ40から配信されたライブ映像が表示されている。また、表示画面G10には、ダイジェスト映像を再生するための操作子として「ダイジェスト再生ボタンB10」が表示されている。ライブ配信中に、視聴者がダイジェスト映像を見たいときにダイジェスト再生ボタンB10に対してタッチ操作すると、視聴端末50から動画配信サーバ40へダイジェスト映像の配信を要求する信号(以下、「配信要求」と称する)が送信される。この配信要求に応じて、動画配信サーバ40は、この視聴者の未視聴時間のダイジェスト映像を生成し、この視聴者の視聴端末50へダイジェスト映像をストリーミングで配信(ダイジェスト配信)する。
具体的には、動画配信サーバ40は、複数の視聴者の各々を識別するユーザ情報を記憶しており、各視聴者の視聴開始時間を取得することにより、ユーザ情報と視聴開始時間とを関連付けて記憶する。これにより、動画配信サーバ40は、配信中のライブ映像の各視聴者の未視聴時間を特定することができる。視聴開始時間は、ライブ映像の再生時間のうち、視聴者が要求するダイジェスト映像の再生時間(即ち、未視聴時間)を指定するための情報(以下、「時間指定情報」と称する)である。ユーザ情報と関連付ける時間指定情報は、未視聴時間を特定できる情報であればよく、視聴開始時間、視聴終了時間、未視聴時間、および視聴時間のいずれか一つ又は複数であってもよい。
動画配信サーバ40は、複数の視聴端末50のいずれかからダイジェスト映像の配信要求を取得した場合、配信要求に含まれるユーザ情報(即ち、要求元の視聴端末50のユーザ情報)に関連付けられた時間指定情報により指定される未視聴時間のダイジェスト映像を生成する。そして、動画配信サーバ40は、生成したダイジェスト映像を要求元の視聴端末50へストリーミングで配信する。
例えば、図2に示すように、視聴端末50は、動画配信サーバ40からダイジェスト映像が配信された場合、ライブ映像が表示されている画面領域G11より小さいサブ画面の画面領域SG10にダイジェスト映像を表示する。なお、この図2に示すライブ映像及びダイジェスト映像の表示画面の例は一例であって、各映像が表示される画面領域の大きさや位置などは、この例に限られるものではない。
また、動画配信サーバ40は、ライブ映像と関連付けられて動画生成サーバ30から送信された評価点情報を記憶し、ダイジェスト映像を生成する際に評価点情報を用いることで、ライブ配信の中で盛り上がっているときの映像が優先的に含まれるダイジェスト映像を生成することができる。
以下、本実施形態に係る映像配信システム1の各部の構成について詳しく説明する。
〔ハードウェア構成〕
まず、本実施形態に係る映像配信システム1の各部のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態に係るコンピュータの概略構成の一例を示すブロック図である。
例えば、図1に示すゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、および視聴端末50のそれぞれは、図示するコンピュータ100が備える各構成の一部又は全部を備えている。
コンピュータ100は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)101と、RAM(Random Access Memory)102と、ROM(Resad Only Memory)103と、記憶装置104と、通信部105と、入力部106と、出力部107とを備えている。
CPU101は、ROM103または記憶装置104に記憶されているプログラムを実行することにより各種の処理を実行するプロセッサである。
RAM102は、CPU101が実行するプログラムの読み込み領域として、又は、当該プログラムによる処理に使用するデータを書き込む作業領域として利用される。
ROM103は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。例えば、ROM103には、システムプログラム、各種処理を実行するプログラムなどの少なくとも一部が記憶されている。
記憶装置104は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、などを含んで構成される。例えば、記憶装置104には、システムプログラム、各種処理を実行するプログラムなどの少なくとも一部が記憶されてもよい。また、記憶装置104には、各種処理において必要なデータや取得するデータなどが記憶される。
通信部105は、無線LAN(Local Area Network)または有線LANによりネットワークNWに接続して、他の機器や装置とデータ通信を行う。また、通信部105は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信、USB(Universal Serial Bus)などのインターフェースを備えて周辺機器類とデータ通信を行ってもよい。
入力部106は、例えば、キーボード、タッチパッド、タッチパネル、マイクロフォンなどの入力デバイスを備えている。なお、ゲーム機10では、入力部106として、コントローラ11A、11Bと接続するインターフェースを備えている。なお、コントローラ11A、11Bは、ゲーム機10に内蔵された構成としてもよい。また、映像音響操作装置20では、入力部106として、マイク21、カメラ22、および操作パネル23などと接続するインターフェースを備えている。なお、マイク21、カメラ22、および操作パネル23などは、映像音響操作装置20に内蔵された構成としてもよい。
出力部107は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示部やスピーカなどの出力デバイスなどを備えている。なお、出力部107(例えば、表示部やスピーカなど)は、外付けの出力機器として接続されるものであっても良い。
次に、映像配信システム1が備える動画生成サーバ30及び動画配信サーバ40の機能構成について説明する。
〔動画生成サーバの機能構成〕
まず、動画生成サーバ30の機能構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る動画生成サーバ30の機能構成の一例を示すブロック図である。
動画生成サーバ30は、動画生成サーバ30内に記憶されているプログラムを実行することにより実現される機能構成として、映像音声取得部31と、ライブ映像生成部32と、プレイ状況取得部33と、評価点情報生成部34と、送信部35とを備えている。
映像音声取得部31は、ゲーム機10から出力されたゲームのプレイ映像及び音声を取得する。また、映像音声取得部31は、映像音響操作装置20から出力された実況者または解説者の映像及び音声を取得する。
ライブ映像生成部32は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいてゲームプレイのライブ映像を生成する。例えば、ライブ映像生成部32は、プレイ映像及び音声と実況者または解説者の映像及び音声とを合成したゲームのライブ映像を生成する。
プレイ状況取得部33は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ状況に関する情報を取得する。ゲームのプレイ状況に関する情報には、ゲームの進行中に発生したイベントに関する情報が含まれる。例えば野球ゲームの場合、ゲームのプレイ状況に関する情報には、イベントに関する情報として、ヒット、ホームラン、得点、逆転などの野球ゲームの進行に応じて発生するイベントの内容が含まれる。
評価点情報生成部34は、プレイ状況取得部33が取得したゲームのプレイ状況に関する情報に基づいて評価点情報を生成する。具体的には、評価点情報生成部34は、ゲームのライブ配信の開始からの時間に対応する再生時間とゲームのプレイ状況に基づいて重み付けがされた評価点とを関連付けた評価点情報を生成する。例えば野球ゲームの場合、ゲームのプレイ状況(ヒット、ホームラン、得点、逆転など)に応じて評価点が予め設定されている。評価点は、盛り上がりや興味を引く重要な場面であるほど高い値が設定されている。
(評価点情報の例)
図5は、本実施形態に係る評価点の設定例を示す図である。図示する評価点の設定例では、ゲームのプレイ状況として、ゲームの進行中に発生したイベントの内容ごとに評価点が設定されている。例えば、1塁打の評価点は「1点」、2塁打の評価点は「2点」、3塁打の評価点は「2点」、ソロホームランの評価点は「3点」というように、1塁打よりも2塁打・3塁打の方が高い評価点が設定されており、さらにはソロホームランの方がより高い評価点が設定されている。また、ホームランであってもソロホームランよりも満塁ホームランの方が高い評価点が設定されている。例えば、評価点情報生成部34は、ライブ映像の再生時間と図5に示す評価点とを関連付けた評価点情報を生成する。
なお、ゲームのプレイ状況は、ゲームの進行に応じた状況であればどのような状況であってもよく、ゲームの種類などによって任意に設定することができる。例えば、サッカーゲームの場合には、ゲームのプレイ状況として、キックオフ、シュート、ゴール、選手交代、フリーキック、ペナルティーキックなどのサッカーゲームの進行に応じて発生するイベントの内容が含まれる。
図6は、本実施形態に係る評価点情報の一例を示す図である。例えば、評価点情報は、ライブ映像の再生時間をチャプターごとに区切り、ライブ配信の開始から時系列の順番にチャプターごとに再生時間と評価点とが関連付けられる。チャプターごとに関連付けられる評価点は、各チャプター内のゲームプレイ状況(発生したイベント)による評価点の累積値である。例えば、図6の(A)に示すように、ライブ配信の開始「00:00」(0分0秒)から「00:20」(0分20秒)、「01:00」(1分0秒)、・・・の順にチャプターが区切られた場合、図6の(B)に示すように、チャプターごとの再生時間と評価点とが関連付けられた評価点情報が生成される。
図示する評価点情報の例では、チャプター「#00」は、再生時間「00:00:00~00:19:99」であり、評価点が「0点」である。チャプター「#01」は、再生時間「00:20:00~00:59:99」であり、評価点が「2点」である。チャプター「#02」は、再生時間「01:00:00~02:59:99」であり、評価点が「1点」である。チャプター「#03」は、再生時間「03:00:00~05:29:99」であり、評価点が「8点」である。なお、この図に示す評価点情報において関連付けられる再生時間は、コンマ秒単位で示しており、「00:20:00」は、0分20秒(0分20秒00)を示すが、以下の説明においてコンマ秒の記載は適宜省略して説明する。
このように、評価点情報生成部34は、ライブ配信の開始から時間経過とともに、チャプターごとに評価点を算出し、チャプターごとの再生時間と評価点とを関連付けた評価点情報を順次に生成して更新していく。この評価点情報は、ゲームのプレイ状況に基づいて生成されるため、どの視聴者に対しても共通の情報である。
なお、チャプターは、任意に設定することができる。例えば、野球ゲームの場合には、投手が打者へ投球する1球ごとにチャプターを区切ってもよいし、一人一人の打者ごとにチャプターを区切ってもよい。なお、評価点が得られるイベントが発生した時点の前後15秒等を1つのチャプターとして区切ってもよい。また、予め設定された時間(例えば、30秒)でチャプターを区切ってもよい。
なお、評価点情報において評価点と関連付けられる再生時間は、チャプターごとの再生時間に限られるものではなく、どのような形式で再生時間と関連付けられてもよい。例えば、チャプターごとに区切ることなく、発生したイベントの再生時間と当該イベントの評価点とを関連付けてもよい。
送信部35は、ライブ映像生成部32により生成されたライブ映像をストリーミングで動画配信サーバ40へ送信する。また、送信部35は、評価点情報生成部34により生成された評価点情報をライブ映像と関連付けて動画配信サーバ40へ送信する。
〔動画配信サーバの機能構成〕
次に、動画配信サーバ40の機能構成について説明する。
図7は、本実施形態に係る動画配信サーバ40の機能構成の一例を示すブロック図である。
動画配信サーバ40は、動画配信サーバ40内に記憶されているプログラムを実行することにより実現される機能構成として、ライブ映像取得部41と、ライブ映像記憶部42と、評価点情報取得部43と、評価点情報記憶部44と、ユーザ情報取得部45と、ユーザ情報記憶部46と、ダイジェスト生成部47と、配信部48とを備えている。
ライブ映像取得部41は、動画生成サーバ30から送信されたライブ映像を受信してライブ映像記憶部42に記憶する。配信部48は、受信したライブ映像を複数の視聴端末50へストリーミングで配信する。
評価点情報取得部43は、動画生成サーバ30からライブ映像と関連付けられて送信された評価点情報を受信して評価点情報記憶部44に記憶する。
ユーザ情報取得部45は、複数の視聴端末50でライブ映像を視聴する視聴者(ユーザ)の各々を識別するユーザ情報を取得してユーザ情報記憶部46に記憶する。このユーザ情報は、例えば、視聴端末50においてライブ映像を再生するアプリケーションのユーザ登録時のユーザ情報に相当する。視聴端末50においてユーザ登録がされた場合には、ユーザ情報取得部45は、視聴端末50からユーザ情報を取得する。なお、視聴端末50以外の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)においてユーザ登録がされた場合には、ユーザ情報取得部45は、ユーザ登録がされた機器からユーザ情報を取得する。
また、視聴者が視聴端末50でライブ配信の視聴を開始した時間は、視聴者ごとに異なる。そのため、ユーザ情報取得部45は、視聴端末50でライブ映像の視聴が開始されると、当該視聴端末50から視聴開始時間を取得し、当該視聴端末50の視聴者のユーザ情報と視聴開始時間とを関連付けて時間指定情報としてユーザ情報記憶部46に記憶する。
(時間指定情報の例)
図8は、本実施形態に係る時間指定情報の第1例を示す図である。図示する時間指定情報の例では、一例として、ユーザ情報(アカウントID)と、視聴対象のライブ映像を識別する識別情報(視聴対象動画ID)と、視聴開始時間と、未視聴時間とが関連付けられている。ライブ配信を最初から視聴している視聴者の視聴開始時間は例えば「00:00」である。ライブ配信を途中から視聴している視聴者の視聴開始時間は、「00:00」以降の時間であり、ライブ配信の配信開始時間から視聴開始時間までの時間が未視聴時間として設定される。図示する例では、視聴者の視聴開始時間は「05:40」であるため、未視聴時間は、「00:00~05:40」に設定される。なお、視聴開始時間および未視聴時間は、標準時(日本標準時など)で記憶されてもよい。
なお、視聴者が視聴端末50でライブ配信の配信を視聴開始した後に、配信の途中で視聴をやめた場合には、視聴をやめてから視聴を再開するまでの時間も未視聴時間となる。そのため、ユーザ情報取得部45は、視聴端末50から視聴開始時間を取得するのみではなく視聴終了時間も取得し、視聴開始時間と視聴終了時間とに基づいて未視聴時間を特定してもよい。配信の途中で視聴をやめてから再開するまでの未視聴時間を含む時間指定情報の例を図9に示す。
図9は、本実施形態に係る時間指定情報の第2例を示す図である。図示する時間指定情報の例では、一例として、ユーザ情報(アカウントID)と、視聴対象のライブ映像を識別する識別情報(視聴対象動画ID)と、視聴開始時間と、視聴終了時間と、未視聴時間とが関連付けられている。視聴終了時間「11:10」から視聴開始時間「12:50」までの時間も未視聴時間として設定されている。
なお、時間指定情報は、視聴開始時間および視聴終了時間を含めて、未視聴時間として一括して管理してもよい。図10は、本実施形態に係る時間指定情報の第3例を示す図である。図示する時間指定情報の例では、一例として、ユーザ情報(アカウントID)と、視聴対象のライブ映像を識別する識別情報(視聴対象動画ID)と未視聴時間とが関連付けられている。
ダイジェスト生成部47は、視聴端末50から送信されたダイジェスト映像の配信要求を取得すると、当該視聴端末50の視聴者のユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と評価点情報とに基づいて、ダイジェスト映像を生成する。このダイジェスト映像は、配信されているライブ映像(ライブ映像記憶部42に記憶されているライブ映像)のうち時間指定情報により指定された未視聴時間のダイジェスト映像である。
例えば、ダイジェスト生成部47は、時間指定情報により特定される未視聴時間のライブ映像のうちダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とを評価点情報に基づいて決定し、ダイジェスト映像として再生する期間と再生順とを示すダイジェストリストを生成する。
生成されるダイジェスト映像の長さは、所定時間(例えば、3分間)に収まるように生成される。ダイジェスト映像の時間が長すぎると、未視聴時間の中での重要な場面を把握するのに時間がかかるため好ましくない。この所定時間は、予め設定されていてもよいし、視聴端末50に表示部に表示される「1分間」、「3分間」、「5分間」などの選択肢の中から視聴者が選択できるようにしてもよい。
(ダイジェストリストの生成)
図11~13を参照して、ダイジェストリストの生成方法の一例について説明する。ここでは、生成されるダイジェスト映像の長さは3分間(以内)とする。図11は、本実施形態に係る未視聴時間のチャプターと評価点の一例を示す図である。この図は、ライブ配信が開始してから5分40秒後に視聴を開始した場合を例として、ライブ配信の開始「00:00」から視聴開始「05:40」までの未視聴時間のチャプターと各チャプターの時間(秒数)と評価点との例を時系列に示している。
未視聴時間のチャプター「#00」、「#01」、「#02」、「#03」、「#04」、「#05」のそれぞれの評価点は、「0点」、「2点」、「1点」、「8点」、「4点」、「5点」である。なお、視聴を開始した5分40秒の時点は、チャプター「#06」の途中であるが、チャプター「#06」の開始から視聴開始前(05:39:99)までのプレイ状況に応じた評価点「6点」を、暫定的にチャプター「#06」の評価点とみなす。
図12は、図11に示すライブ配信の未視聴時間についての評価点情報の一例を示す図である。図6を参照して説明したように、ライブ配信の開始から時系列の順番に、チャプターごとの再生時間と評価点とが関連付けられて評価点情報として記憶される。この図では、未視聴時間の評価点情報のみを図示している。なお、各チャプターの長さがわかりやすいように各チャプターの時間(秒数)を示しているが、評価点情報としては含まれなくてよい。
ダイジェスト生成部47は、評価点の高い順にチャプターの合計時間(秒数)が180秒(3分間)に収まるように、ダイジェスト映像に含めるチャプターを選択する。
図13は、本実施形態に係るダイジェスト映像に含めるチャプターの選択例を示す図である。図13の(A)に示すように、評価点の高い順にチャプターを並べると、チャプター「#03」(評価点:8点)、「#06」(評価点:6点)、「#05」(評価点:5点)、「#04」(評価点:4点)までで合計時間が160秒、次に評価点の高いチャプター「#01」(評価点:2点)まで含めると合計時間が200秒となる。チャプター「#01」まで含めると合計時間が180秒を超えてしまうため、ダイジェスト生成部47は、合計時間が180秒を超えないように、チャプター「#03」、「#06」、「#05」、及び「#04」をダイジェスト映像に含めるチャプターとして選択し、160秒のダイジェスト映像とする。
選択されたチャプターをライブ配信の配信開始からの順番に時系列に並べると、図13の(B)に示すように、チャプター「#03」、「#04」、「#05」、「#06」の順番となる。ダイジェスト生成部47は、チャプター「#03」、「#04」、「#05」、「#06」の順番で再生されるダイジェストリストを生成する。
なお、ダイジェスト生成部47は、チャプターの再生の順番を、ライブ配信の順番に並べ替えることなく、評価点の高い順に再生されるダイジェストリストを生成してもよい。これにより、盛り上がりの場面が優先的に先に再生されるダイジェスト映像とすることができる。
また、ダイジェスト生成部47は、ダイジェスト映像の長さが180秒(3分間)になるように、例えばチャプター「#01」の映像を20秒間加えてもよい。
配信部48は、ダイジェスト生成部47により生成されたダイジェストリストに従ってライブ映像を再生したダイジェスト映像を、配信要求を送信した視聴端末50へストリーミングで配信する。例えば、配信部48は、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信している最中に、いずれかの視聴端末50からダイジェスト映像の配信要求を取得した場合、ダイジェスト映像の配信要求を行った要求元の視聴端末50へダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
(幕間時間のダイジェスト映像)
上記では、視聴端末50からの配信要求に応じて未視聴時間のダイジェスト映像が動画配信サーバ40から配信され、視聴端末50で視聴できる構成を説明したが、幕間時間にもダイジェスト映像が配信されてもよい。幕間時間とは、ライブ配信されるゲームの試合と試合の間の時間であり、プレイヤ(例えば、eスポーツの試合に参加している選手など)の入れ替えや、撮影用セットの切り替えなどが行われる。また、何らかのトラブルの発生によってゲームプレイが中断した場合も、幕間時間としてダイジェスト映像が配信されてもよい。このような幕間時間に配信されるダイジェスト映像のことを、以下では「幕間ダイジェスト映像」と称する。
幕間ダイジェスト映像は、幕間以前のプレイ映像から評価点情報に基づいて抽出された映像で生成され、例えば、全視聴者の視聴端末50に配信される。よって、幕間ダイジェスト映像は、例えば全視聴者に対して同一の内容となる。
しかし、ライブ配信の途中から視聴を開始した視聴者(ユーザ情報により未視聴時間があると判定される視聴者)の視聴端末50には、未視聴時間のライブ映像から抽出した長さが3分間(3分以内)のダイジェスト映像が幕間ダイジェスト映像として配信されてもよい。未視聴時間のダイジェスト映像の内容は、上述した視聴端末50からの配信要求に応じて生成されるダイジェスト映像の内容と基本的に同一であるが、異なっても構わない。
幕間時間が3分で終了しない場合には、幕間ダイジェスト映像は視聴端末50で繰り返し(ループして)再生される。ライブ配信の開始時点から視聴している視聴者(ユーザ情報により未視聴時間が無いと判定される視聴者)には、未視聴時間に関係なく生成された幕間ダイジェスト映像が配信される。
例えば、映像音響操作装置20において、オペレータ(或いは、実況者、解説者など)により操作パネル23に設けられた「幕間時間ボタン」(不図示)に対して操作がされると、映像音響操作装置20から幕間信号が出力される。この幕間信号は、幕間ダイジェスト映像の配信を指示する信号である。映像音響操作装置20から出力された幕間信号は、動画配信サーバ40へ送信される。なお、幕間信号は、動画生成サーバ30を介して動画配信サーバ40へ送信されても良い。動画配信サーバ40は、映像音響操作装置20からの幕間信号に応じて幕間ダイジェスト映像を生成し、ストリーミングで配信する。
〔映像配信処理の動作〕
次に、映像配信システム1による映像配信処理の動作について説明する。
図14は、本実施形態に係る映像配信処理の一例を示すフローチャートである。
図示するフローチャートは、ゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、および視聴端末50の各動作の関連状態を示している。ゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、および視聴端末50は全て同期(例えば、1周期が1/60秒)して処理を繰り返し(ループして)実行しているものとする。
ゲーム機10は、ゲーム(例えば、試合)の進行中、ステップS100~S105の処理を繰り返し(ループして)実行する。例えば、ゲーム機10は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像及び音声を動画生成サーバ30へ出力する(ステップS101)。また、ゲーム機10は、ゲームのプレイ状況に関する情報を動画生成サーバ30へ出力する(ステップS103)。ゲーム機10は、ゲーム(例えば、試合)の進行中、このステップS101、S103の処理を繰り返して実行する。
映像音響操作装置20は、ステップS200~S207の処理を繰り返し(ループして)実行する。例えば、映像音響操作装置20は、実況者または解説者などを撮影するカメラ22の映像とマイク21から入力される音声とを動画生成サーバ30へ送信する(ステップS201)。
また、映像音響操作装置20は、幕間時間であるか否かを判定する(ステップS203)。例えば、映像音響操作装置20は、操作パネル23の幕間時間ボタン(不図示)に対する操作を検出し、操作がされたことを検出した場合に幕間時間であると判定する。映像音響操作装置20は、幕間時間であると判定した場合(ステップS203:YES)、幕間信号を出力する(ステップS205)。一方、映像音響操作装置20は、幕間時間でないと判定した場合(ステップS203:NO)、幕間信号を出力しない。映像音響操作装置20は、このステップS201、S203、S205の処理を繰り返して実行する。
映像音響操作装置20から出力された幕間信号は、動画配信サーバ40へ送信される。なお、幕間信号は、動画生成サーバ30を介して動画配信サーバ40へ送信されても良い。
動画生成サーバ30は、ステップS300~S307の処理を繰り返し(ループして)実行する。例えば、動画生成サーバ30は、ステップS101でゲーム機10から出力されたプレイ映像及び音声と、ステップS201で映像音響操作装置20から出力された実況者または解説者の映像及び音声とを合成して、ゲームのライブ映像を生成する(ステップS301)。そして、動画生成サーバ30は、生成したライブ映像を、動画配信サーバ40へストリーミングで送信(ライブストリーミング出力)する(ステップS303)。
また、動画生成サーバ30は、ゲーム機10から出力されたゲームのプレイ状況に関する情報を取得し、ゲームのライブ映像の再生時間とゲームのプレイ状況に基づく評価点とを関連付けた評価点情報を生成して動画配信サーバ40へ送信する(ステップS305)。動画生成サーバ30は、このステップS301、S303、S305の処理を繰り返して実行する。
動画配信サーバ40は、ステップS400~S420の処理を繰り返し(ループして)実行する。例えば、動画配信サーバ40は、ステップS303で動画生成サーバ30からストリーミングで送信されたライブ映像(ライブストリーミング)を受信して記憶する(ステップS401)。また、動画配信サーバ40は、ステップS305で動画生成サーバ30から送信された評価点情報を受信して記憶する(ステップS403)。
一方、視聴端末50は、ライブ配信の視聴に伴い、ステップS500~S513の処理を繰り返し(ループして)実行する。なお、この図では、1台の視聴端末50のみ記載しているが、実際の処理では、複数の視聴端末50が動画配信サーバ40と通信処理を行う。例えば、視聴端末50は、視聴者がライブ配信によるライブ映像の視聴を開始する際に、ライブ配信要求を動画配信サーバ40へ送信する(ステップS501)。なお、このライブ配信要求は、ライブ配信の開始のときだけでなく、視聴端末50にてライブ配信を視聴中に繰り返し視聴端末50から動画配信サーバ40へ送信される。即ち、ライブ配信要求は、ライブ配信を視聴中であることを示す信号であると言える。
動画配信サーバ40は、視聴端末50からライブ配信要求を受信すると、受信した視聴端末50の視聴者に対応するユーザ情報を更新する(ステップS405)。例えば、動画配信サーバ40は、ユーザ情報と視聴開始時間とを関連付けて時間指定情報として記憶する。なお、前述したように、時間指定情報には、未視聴時間などが含まれても良い。
また、動画配信サーバ40は、映像音響操作装置20から出力された幕間信号を取得したか否かによって幕間時間か否かを判定する(ステップS407)。動画配信サーバ40は、幕間信号を取得した場合には幕間時間であると判定し(ステップS407:YES)、幕間以前のプレイ映像の評価点情報に基づいて幕間ダイジェスト映像用のダイジェストリストを生成する(ステップS409)。そして、動画配信サーバ40は、複数の視聴端末50へ幕間ダイジェスト映像をストリーミングで配信する(ステップS411)。視聴端末50は、動画配信サーバ40からストリーミング配信された幕間ダイジェスト映像を受信すると、受信した幕間ダイジェスト映像を再生して表示する(ステップS503)。
一方、動画配信サーバ40は、幕間信号を取得しない場合には幕間時間ではないと判定し(ステップS407:NO)、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信する(ステップS413)。視聴端末50は、動画配信サーバ40からストリーミング配信されたライブ映像を受信すると、受信したライブ映像を再生して表示する(ステップS505)。
また、ライブ配信中に視聴端末50は、例えばダイジェスト再生ボタンB10(図2参照)に対してタッチ操作がされたか否かを判定する(ステップS507)。視聴端末50は、ダイジェスト再生ボタンB10に対してタッチ操作がされたと判定した場合(ステップS507:YES)、動画配信サーバ40へダイジェスト映像の配信要求を送信する(ステップS509)。
動画配信サーバ40は、ダイジェスト映像の配信要求を取得したか否かを判定する(ステップS415)。動画配信サーバ40は、ダイジェスト映像の配信要求を取得したと判定した場合(ステップS415:YES)、ダイジェスト映像の配信要求を送信した視聴端末50の視聴者のユーザ情報を参照して未視聴時間を特定し、未視聴時間のダイジェストリストを評価点情報に基づいて生成する(ステップS417)。そして、動画配信サーバ40は、ダイジェスト映像の配信要求を送信した視聴端末50へ、生成したダイジェストリストに従って未視聴時間のダイジェスト映像をストリーミングで配信する(ステップS419)。視聴端末50は、動画配信サーバ40からストリーミング配信されたダイジェスト映像を受信すると、受信したダイジェスト映像を再生して表示する(ステップS511)。
動画配信サーバ40は、上記のステップS401、S403、S405、S407、S409、S411、S413、S415、S417、S419の処理を繰り返して実行する。また、視聴端末50は、上記のステップS501、S503、S505、S507、S509、S511の処理を繰り返して実行する。
なお、上記の処理では、ステップS509で視聴端末50から動画配信サーバ40へダイジェスト映像の配信要求が送信されたことによって、ダイジェスト映像(ダイジェストリスト)が生成されるが、ダイジェスト映像の配信要求よりも以前にダイジェスト映像(ダイジェストリスト)が生成されてもよい。例えば、視聴者がライブ配信の途中から視聴開始した場合、ステップS501で視聴端末50から動画配信サーバ40へライブ配信要求が送信されたことに応じて未視聴時間の特定が可能になるため、ライブ配信要求が送信された時点からダイジェスト映像の配信要求が送信される前までの間に、事前にダイジェスト映像(ダイジェストリスト)が生成されてもよい。
なお、上記の処理では、実況者、解説者、またはオペレータの操作に応じて映像音響操作装置20から幕間信号が出力される例を説明したが、ゲーム機10からゲームの進行状況に応じて幕間信号が出力されてもよい。例えば、ゲーム機10は、ゲームの進行状況に応じてゲームのプレイ終了時(試合の終了時)に、試合と試合の間の幕間時間であることを示す幕間信号を出力してもよい。また、ゲーム機10は、次の試合の開始まで幕間信号の出力を継続し、次の試合の開始直前で幕間信号の出力を終了してもよい。動画配信サーバ40は、ゲーム機10から幕間信号を取得した場合、幕間ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
例えば、ダイジェスト生成部45は、ゲーム機10から幕間信号を取得したタイミングで、幕間ダイジェスト映像のダイジェストリストを生成する。配信部46は、ゲーム機10から幕間信号を取得したタイミングに応じてダイジェスト生成部45により生成されたダイジェストリストに従ってライブ映像を再生した幕間ダイジェスト映像を、複数の視聴端末50に対してストリーミングで配信する。
〔実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、本実施形態に係る映像配信システム1は、ゲーム機10(ゲーム装置の一例)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークNWに接続される複数の視聴端末50(端末の一例)へストリーミングで配信する。映像配信システム1は、ライブ映像生成部32と、プレイ状況取得部33(取得部の一例)と、評価点情報生成部34(重み情報生成部の一例)と、ユーザ情報記憶部46(記憶部の一例)と、ダイジェスト生成部47と、配信部48とを備えている。ライブ映像生成部32は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいてライブ映像を生成する。プレイ状況取得部33は、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ状況に関する情報を取得する。評価点情報生成部34は、ライブ映像の開始からの時間に対応する再生時間(時間情報の一例)とゲームのプレイ状況に基づく評価点(重み付けの一例)とを関連付けた評価点情報(重み情報の一例)を生成する。ユーザ情報記憶部46は、複数の視聴者(ユーザ)の各々を識別するユーザ情報を記憶する。ダイジェスト生成部47は、ユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と評価点情報とに基づいて、ライブ映像のうち時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成する。配信部48は、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信するとともに、複数の視聴端末50のうち上記第1ユーザ情報により特定される視聴端末50(第1端末の一例)へダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
これにより、映像配信システム1は、ゲームプレイのライブ配信中に、視聴者(ユーザ)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいて視聴者ごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、視聴者は、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他の視聴者と盛り上がりを共有することができる。
例えば、ダイジェスト生成部47は、時間指定情報により特定される期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のうちダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とを評価点情報に基づいて決定し、ダイジェスト映像として再生する期間と再生順とを示すダイジェストリストを生成する。配信部48は、ダイジェスト生成部47により生成されたダイジェストリストに従ってライブ映像を再生したダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
これにより、映像配信システム1は、ダイジェスト映像を生成する際に、ライブ映像のうちダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とをゲームのプレイ状況に基づいて決定するため、視聴者がダイジェスト映像を視聴することにより重要な場面を容易に把握することができる。
また、配信部48は、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信している最中に、上記第1ユーザ情報により特定される視聴端末50からダイジェスト映像の配信要求(要求の一例)を取得した場合、当該視聴端末50へダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
これにより、映像配信システム1は、ゲームプレイのライブ配信中に、視聴者が任意のタイミングでダイジェスト映像を視聴することができ、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を容易に把握することができる。
また、映像配信システム1は、ゲーム機10におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作装置20(映像音響操作部の一例)をさらに備えている。配信部48は、実況者、解説者、またはオペレータの操作に応じて映像音響操作装置20から幕間ダイジェスト映像(ダイジェスト映像の一例)の配信を指示する信号(例えば、幕間信号)を取得した場合、幕間ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
これにより、映像配信システム1は、ライブ映像を提供する側の任意のタイミングで、ライブ映像を視聴している視聴者全員を対象として、それまでのダイジェスト映像を配信することができる。例えば、映像配信システム1は、幕間時間にそれまでのダイジェスト映像を配信することにより、幕間中に視聴者がライブ配信の視聴を止めてしまうことを抑制することができる。
なお、配信部48は、ゲームの進行状況に応じてゲーム機10から取得する信号(例えば、ゲームの終了時(試合の終了時)にゲーム機10から送信される幕間信号)に基づいて、幕間ダイジェスト映像(ダイジェスト映像の一例)をストリーミングで配信しても良い。
これにより、映像配信システム1は、ゲームの進行状況に応じて自動で幕間ダイジェスト映像を配信することができるため、実況者、解説者、またはオペレータの操作が不要であり、利便性がよい。
また、ゲームのプレイ状況に関する情報には、ゲームの進行中に発生したイベントに関する情報が含まれる。
これにより、映像配信システム1は、ゲームの進行中に発生したイベント(例えば、ヒット、ホームラン、得点、逆転など)に基づいて重要な場面が含まれるダイジェスト映像を配信することができる。
また、上記の評価点情報は、複数の視聴者(ユーザ)に対して共通の情報である。
これにより、映像配信システム1は、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者であっても、その期間について複数の視聴者で共通の評価点情報に応じて優先された場面が含まれるダイジェスト映像を視聴できるため、その期間の重要な場面を他の視聴者と同様に把握することができ、他の視聴者と盛り上がりを共有することができる。
また、ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報は、ユーザ情報により識別される視聴者がライブ映像を視聴していな未視聴時間に対応する情報である。
これにより、映像配信システム1は、ゲームプレイのライブ配信中に、ライブ配信の中で視聴することができなかった未視聴時間がある視聴者に対して、未視聴時間のダイジェスト映像を配信できる。よって、視聴者は、未視聴時間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。
また、視聴端末50は、配信部48から配信されたライブ映像を表示部の画面領域G11に表示するとともに、配信部48からダイジェスト映像が配信された場合、ライブ映像が表示されている画面領域G11より小さいサブ画面の画面領域SG10にダイジェスト映像を表示する。
これにより、映像配信システム1は、ライブ配信中に、視聴者がライブ映像に加えてダイジェスト映像を視聴することができるため利便性が良い。
また、本実施形態に係る、ゲーム機10(ゲーム装置の一例)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークNWに接続される複数の視聴端末50(端末の一例)へストリーミングで配信する映像配信システム1における制御方法は、ライブ映像生成部32が、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいてライブ映像を生成するステップと、プレイ状況取得部33(取得部の一例)が、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、評価点情報生成部34(重み情報生成部の一例)が、ライブ映像の開始からの時間に対応する再生時間(時間情報の一例)とゲームのプレイ状況に基づく評価点(重み付けの一例)とを関連付けた評価点情報(重み情報の一例)を生成するステップと、ダイジェスト生成部47が、ユーザ情報記憶部46(記憶部の一例)に記憶されている複数の視聴者(ユーザ)の各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と評価点情報とに基づいて、ライブ映像のうち時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成するステップと、配信部48が、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信するステップと、配信部48が、複数の視聴端末50のうち上記第1ユーザ情報により特定される視聴端末50(第1端末の一例)へダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、を含む。
これにより、映像配信システム1における制御方法は、ゲームプレイのライブ配信中に、視聴者(ユーザ)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいて視聴者ごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、視聴者は、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他の視聴者と盛り上がりを共有することができる。
また、本実施形態に係るプログラムは、ゲーム機10(ゲーム装置の一例)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークNWに接続される複数の視聴端末50(端末の一例)へストリーミングで配信する映像配信システム1におけるコンピュータに、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいてライブ映像を生成するステップと、ゲーム機10でプレイされるゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、ライブ映像の開始からの時間に対応する再生時間(時間情報の一例)とゲームのプレイ状況に基づく評価点(重み付けの一例)とを関連付けた評価点情報(重み情報の一例)を生成するステップと、ユーザ情報記憶部46(記憶部の一例)に記憶されている複数の視聴者(ユーザ)の各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と評価点情報とに基づいて、ライブ映像のうち時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成するステップと、複数の視聴端末50へライブ映像をストリーミングで配信するステップと、複数の視聴端末50のうち上記第1ユーザ情報により特定される視聴端末50(第1端末の一例)へダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、を実行させる。
これにより、プログラムは、ゲームプレイのライブ配信中に、視聴者(ユーザ)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいて視聴者ごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間がある視聴者がその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、視聴者は、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他の視聴者と盛り上がりを共有することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の各構成は、任意に組み合わせることができる。
[変形例]
(1)実況・解説による評価点の生成
上記実施形態では、ゲーム機10におけるゲームのプレイ状況に関する情報に基づいて評価点情報を生成する例を説明したが、他の情報に基づいて評価点情報を生成する構成としてもよい。例えば、映像音響操作装置20においてマイク21に入力される実況者または解説者の発する音声の音量に基づいて盛り上がりの度合いを検出し、盛り上がり度合いに基づく評価点とライブ映像の再生時間とを関連付けて評価点情報を生成する構成としてもよい。また、実況者または解説者の発する音声を文字に変換して音声の内容を解析することにより盛り上がりの度合いを検出し、盛り上がり度合いに基づく評価点とライブ映像の再生時間とを関連付けて評価点情報を生成する構成としてもよい。さらに、実況者または解説者の発する音声の音量と内容とに基づいて盛り上がりの度合いを検出し、盛り上がり度合いに基づく評価点とライブ映像の再生時間とを関連付けて評価点情報を生成する構成としてもよい。
つまり、映像配信システム1は、ゲーム機10におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作装置20(映像音響操作部の一例)をさらに備えている。そして、ゲームのプレイ状況に関する情報には、ゲームのプレイ状況についての実況または解説に関する情報が含まれる。
これにより、映像配信システム1は、ゲームのプレイ状況についての実況または解説が盛り上がったときの重要な場面が含まれるダイジェスト映像を配信することができる。
(2)ライブ配信の途中に未視聴時間がある場合のダイジェストリストの生成
上記実施形態において図9,10を参照して説明したように、視聴者が視聴端末50でライブ配信の配信を視聴開始した後に、配信の途中で視聴をやめた場合には、視聴をやめてから視聴を再開するまでの時間も未視聴時間となる。図11~13を参照して、ライブ配信の開始から視聴開始までのダイジェストリストの生成例を説明したが、ここでは、ライブ配信の途中にも未視聴時間がある場合のダイジェストリストの生成例について説明する。
図15は、本実施形態に係るライブ配信の未視聴時間のチャプターと評価点の変形例を示す図である。図示する例では、視聴者がライブ配信開始から5分40秒後に視聴を開始し、さらにライブ配信の視聴を途中で止めてから視聴を再開するまでの未視聴時間が2回あった場合、即ち3回の未視聴時間があった場合の例を示している。例えば、未視聴時間1が「00:00~05:40」、未視聴時間2が「07:20~08:40」、および未視聴時間3が「11:00~12:50」であり、各未視聴時間のチャプターと各チャプターの時間(秒数)と評価点との例を時系列に示している。
なお、視聴を開始した時点、途中で視聴を止めた時点、視聴を再開した時点などは、チャプターの途中になることがあるが、その場合には、途中までの評価点または途中からの評価点を、そのチャプターの評価点として暫定的にみなす。
図16は、図15に示すライブ配信の未視聴時間についての評価点情報の一例を示す図である。図12と同様に、未視聴時間の評価点情報のみを図示しており、各チャプターの長さがわかりやすいように各チャプターの時間(秒数)を示している。各チャプターの時間(秒数)は、評価点情報としては含まれなくてよい。
未視聴時間1のチャプター「#00」、「#01」、「#02」、「#03」、「#04」、「#05」、「#06」のそれぞれの評価点は、「0点」、「2点」、「1点」、「8点」、「4点」、「5点」、「4点」である。未視聴時間2のチャプター「#11」、「#12」のそれぞれの評価点は、「6点」、「1点」である。未視聴時間3のチャプター「#20」、「#21」、「#22」のそれぞれの評価点は、「7点」、「2点」、「1点」である。
ダイジェスト生成部47は、評価点の高い順にチャプターの合計時間(秒数)が180秒(3分間)に収まるように、ダイジェスト映像に含めるチャプターを選択する。
図17は、本実施形態に係るダイジェスト映像に含めるチャプターの選択の変形例を示す図である。図17の(A)に示すように、評価点の高い順にチャプターを並べると、チャプター「#03」(評価点:8点)、「#20」(評価点:7点)、「#11」(評価点:6点)、「#06」(評価点:6点)までで合計時間が170秒、次に評価点の高いチャプター「#05」(評価点:5点)まで含めると合計時間が210秒となる。チャプター「#05」まで含めると合計時間が180秒を超えてしまため、ダイジェスト生成部47は、合計時間が180秒を超えないように、チャプター「#03」、「#20」、「#11」、及び「#06」をダイジェスト映像に含めるチャプターとして選択し、170秒のダイジェスト映像とする。
選択されたチャプターをライブ配信の配信開始からの順番に時系列に並べると、図17の(B)に示すように、チャプター「#03」、「#06」、「#11」、「#20」の順番となる。ダイジェスト生成部47は、チャプター「#03」、「#06」、「#11」、「#20」の順番で再生されるダイジェストリストを生成する。
なお、ダイジェスト生成部47は、チャプターの再生の順番を、ライブ配信の順番に並べ替えることなく、評価点の高い順に再生されるダイジェストリストを生成してもよい。これにより、盛り上がりの場面が優先的に先に再生されるダイジェスト映像とすることができる。
また、ダイジェスト生成部47は、ダイジェスト映像の長さが180秒(3分間)になるように、例えばチャプター「#05」の映像を10秒間加えてもよい。
(3)ライブ配信の視聴開始時からダイジェスト映像を再生
上記実施形態では、視聴者がダイジェスト映像を視聴したい場合にダイジェスト再生ボタンB10に対してタッチ操作すること、または幕間時間である場合にダイジェスト映像が再生される構成を説明した。これに限らず、視聴者がライブ配信を途中から視聴開始した場合には、まずライブ配信の未視聴時間のダイジェスト映像を再生し、ライブ配信に追いついた時点でライブ映像の再生に切り替える構成としても良い。
例えば、配信部48は、上記第1ユーザ情報により特定される視聴端末50からライブ映像の視聴要求(例えば、ライブ配信要求)を取得した場合、当該視聴端末50へライブ映像の配信を開始する前にダイジェスト映像をストリーミングで配信し、ダイジェスト映像の配信後にライブ映像をストリーミングで配信する。
これにより、映像配信システム1は、ライブ配信の途中から視聴開始した視聴者が、視聴開始するまでの未視聴時間における重要な場面を短時間で把握した後に、自動でライブ配信に切り替えることができる。よって、視聴者は、ライブ配信の途中から視聴開始しても、視聴開始前の重要な場面を短時間で把握してからライブ配信を引き続き視聴することができ、他の視聴者と盛り上がりを共有することができる。
(4)音声なしのダイジェスト映像の再生とテロップ表示
視聴端末50がライブ映像の再生中にサブ画面の画面領域SG10にダイジェスト映像を同時に再生する際には、ライブ映像の音声とダイジェスト映像の音声とが混ざると混乱しやすい。そのため、視聴端末50は、ダイジェスト映像を音声なしで再生しても良い。その際、視聴端末50は、ダイジェスト映像内での盛り上がりを表現する上で、評価点の高い場面での実況者または解説者の発した音声を解析することにより文字に変換してテロップを表示させても良い。
図18は、本実施形態に係る音声なしダイジェスト映像を再生したときの視聴端末50の表示画面の変形例を示す図である。図示する例では、図2の例と同様に、視聴端末50表示画面G10には、画面領域G11にライブ映像が表示され、サブ画面の画面領域SG10にダイジェスト映像が表示されている。また、サブ画面の画面領域SG10には、実況者が発した音声がテロップで表示されている(図示では、「ホームラーンーーー」)。これにより、ライブ映像の音声を聞き取りやすくすることができるとともに、ダイジェスト映像内での盛り上がりの場面の内容もテロップで認識できる。
(5)他の変形例
なお、上記実施形態では、評価点情報の生成を動画生成サーバ30が行う構成を説明したが、動画配信サーバ40が行っても良い。また、評価点情報の生成をゲーム機10が行っても良い。また、上記実施形態では、ダイジェスト映像の生成を動画配信サーバ40が行う構成を説明したが、動画生成サーバ30が行っても良い。
また、上述のゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、または視聴端末50が有する機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、または視聴端末50としての処理の一部または全部を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述のゲーム機10、映像音響操作装置20、動画生成サーバ30、動画配信サーバ40、または視聴端末50が有する機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
また、上述の動画生成サーバ30の一部または全部の構成を、ゲーム機10が備えてもよい。また、映像音響操作装置20の一部または全部の構成を、ゲーム機10が備えてもよい。また、ゲーム機10、映像音響操作装置20、及び動画生成サーバ30の一部または全部は、一つのコンピュータ装置に集約して構成されてもよいし、複数のコンピュータ装置に分散されて構成されてもよい。
また、動画生成サーバ30と動画配信サーバ40とは、複数のコンピュータ装置に分散されて構成されてもよいし、クラウド上で一体の仮想サーバ(動画生成配信サーバ)として構成されてもよい。
[付記]
以上の記載から本発明は例えば以下のように把握される。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を便宜的に括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の態様に限定されるものではない。
(付記1)本発明の一態様に係る映像配信システム(1)は、ゲーム装置(10)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワーク(NW)に接続される複数の端末(50)へストリーミングで配信する映像配信システムであって、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するライブ映像生成部(32)と、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得する取得部(33)と、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報(例えば、再生時間)と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付け(例えば、評価点)とを関連付けた重み情報(例えば、評価点情報)を生成する重み情報生成部(34)と、複数のユーザ(例えば、視聴者)の各々を識別するユーザ情報を記憶する記憶部(46)と、前記ユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成するダイジェスト生成部(48)と、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するとともに、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する配信部(48)と、を備える。
付記1の構成によれば、映像配信システムは、ゲームプレイのライブ配信中に、ユーザ(視聴者)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいてユーザごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があるユーザがその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、ユーザは、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他のユーザと盛り上がりを共有することができる。
(付記2)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記ダイジェスト生成部は、前記時間指定情報により特定される期間(例えば、未視聴時間)の前記ライブ映像のうち前記ダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とを前記重み情報に基づいて決定し、前記ダイジェスト映像として再生する期間と再生順とを示すダイジェストリストを生成し、前記配信部は、前記ダイジェスト生成部により生成されたダイジェストリストに従って前記ライブ映像を再生した前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
付記2の構成によれば、映像配信システムは、ダイジェスト映像を生成する際に、ライブ映像のうちダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とをゲームのプレイ状況に基づいて決定するため、ユーザがダイジェスト映像を視聴することにより重要な場面を容易に把握することができる。
(付記3)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記配信部は、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信している最中に前記第1端末から前記ダイジェスト映像の要求を取得した場合、前記第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
付記3の構成によれば、映像配信システムは、ゲームプレイのライブ配信中に、ユーザが任意のタイミングでダイジェスト映像を視聴することができ、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があるユーザがその期間の中での重要な場面を容易に把握することができる。
(付記4)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、
前記ゲーム装置におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作部(20)をさらに備え、前記配信部は、実況者、解説者、またはオペレータの操作に応じて前記映像音響操作部から前記ダイジェスト映像の配信を指示する信号(例えば、幕間信号)を取得した場合、前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
付記4の構成によれば、映像配信システムは、ライブ映像を提供する側の任意のタイミングで、ライブ映像を視聴しているユーザ全員を対象として、それまでのダイジェスト映像を配信することができる。例えば、映像配信システム1は、幕間時間にそれまでのダイジェスト映像を配信することにより、幕間中にユーザがライブ配信の視聴を止めてしまうことを抑制することができる。
(付記5)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記配信部は、前記ゲームの進行状況に応じて前記ゲーム装置から取得する信号(例えば、ゲームの終了(試合の終了)を示す信号、幕間信号など)に基づいて、前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する。
付記5の構成によれば、映像配信システムは、ゲームの進行状況に応じて自動でダイジェスト映像を配信することができるため、実況者、解説者、またはオペレータの操作が不要であり、利便性がよい。
(付記6)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記配信部は、前記第1端末から前記ライブ映像の視聴要求(例えば、ライブ配信要求)を取得した場合、前記第1端末へ前記ライブ映像の配信を開始する前に前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信し、前記ダイジェスト映像の配信後に前記ライブ映像をストリーミングで配信する。
付記6の構成によれば、映像配信システムは、ライブ配信の途中から視聴開始したユーザが、視聴開始するまでの未視聴時間における重要な場面を短時間で把握した後に、自動でライブ配信に切り替えることができる。よって、ユーザは、ライブ配信の途中から視聴開始しても、視聴開始前の重要な場面を短時間で把握してからライブ配信を引き続き視聴することができ、他のユーザと盛り上がりを共有することができる。
(付記7)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記ゲームのプレイ状況に関する情報には、前記ゲームの進行中に発生したイベントに関する情報が含まれる。
付記7の構成によれば、映像配信システムは、ゲームの進行中に発生したイベント(例えば、ヒット、ホームラン、得点、逆転など)に基づいて重要な場面が含まれるダイジェスト映像を配信することができる。
(付記8)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記ゲーム装置におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作部をさらに備え、前記ゲームのプレイ状況に関する情報には、前記ゲームのプレイ状況についての実況または解説に関する情報が含まれる。
付記8の構成によれば、映像配信システムは、ゲームのプレイ状況についての実況または解説が盛り上がったときの重要な場面が含まれるダイジェスト映像を配信することができる。
(付記9)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記重み情報は、複数の前記ユーザ(例えば、視聴者)に対して共通の情報である。
付記9の構成によれば、映像配信システムは、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があるユーザであっても、その期間について複数のユーザで共通の評価点情報に応じて優先された場面が含まれるダイジェスト映像を視聴できるため、その期間の重要な場面を他のユーザと同様に把握することができ、他のユーザと盛り上がりを共有することができる。
(付記10)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報は、前記ユーザ情報により識別されるユーザ(例えば、視聴者)が前記ライブ映像を視聴していな未視聴時間に対応する情報である。
付記10の構成によれば、映像配信システムは、ゲームプレイのライブ配信中に、ライブ配信の中で視聴することができなかった未視聴時間があるユーザに対して、未視聴時間のダイジェスト映像を配信できる。よって、ユーザは、未視聴時間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。
(付記11)また、本発明の一態様は、付記1に記載の映像配信システムであって、前記端末は、前記配信部から配信された前記ライブ映像を表示部の画面領域(G11)に表示するとともに、前記配信部から前記ダイジェスト映像が配信された場合、前記ライブ映像が表示されている画面領域(G11)より小さい画面領域(SG10)に前記ダイジェスト映像を表示する。
付記11の構成によれば、映像配信システムは、ライブ配信中に、ユーザがライブ映像に加えてダイジェスト映像を視聴することができるため利便性が良い。
(付記12)また、本発明の一態様に係る映像配信システム(1)における制御方法は、ゲーム装置(10)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワーク(NW)に接続される複数の端末(50)へストリーミングで配信する映像配信システムにおける制御方法であって、ライブ映像生成部(32)が、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップ(S301)と、取得部(33)が、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップ(S305)と、重み情報生成部(34)が、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報(例えば、再生時間)と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付け(例えば、評価点)とを関連付けた重み情報(例えば、評価点情報)を生成するステップ(S305)と、ダイジェスト生成部(48)が、記憶部(46)に記憶されている複数のユーザ(例えば、視聴者)の各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成するステップ(S417)と、配信部(48)が、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップ(S413)と、配信部(48)が、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップ(S419)と、を含む。
付記12の構成によれば、映像配信システムにおける制御方法は、ゲームプレイのライブ配信中に、ユーザ(視聴者)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいてユーザごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があるユーザがその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、ユーザは、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他のユーザと盛り上がりを共有することができる。
(付記13)また、本発明の一態様に係るプログラムは、ゲーム装置(10)におけるゲームプレイのライブ映像をネットワーク(NW)に接続される複数の端末(50)へストリーミングで配信する映像配信システム(1)におけるコンピュータに、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップ(S301)と、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップ(S305)と、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報(例えば、再生時間)と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付け(例えば、評価点)とを関連付けた重み情報(例えば、評価点情報)を生成するステップ(S305)と、記憶部(46)に記憶されている複数のユーザ(例えば、視聴者)の各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間(例えば、未視聴時間)のダイジェスト映像を生成するステップ(S417)と、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップ(S413)と、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップ(S419)と、を実行させる。
付記13の構成によれば、プログラムは、ゲームプレイのライブ配信中に、ユーザ(視聴者)によって指定された期間(例えば、未視聴時間)のライブ映像のダイジェスト映像をゲームのプレイ状況に基づいてユーザごとに生成して配信するため、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があるユーザがその期間の中での重要な場面を短時間で容易に把握することができる。よって、ユーザは、ライブ配信の中で視聴することができなかった期間があっても、その期間の中での重要な場面を容易に把握して、他のユーザと盛り上がりを共有することができる。
1 映像配信システム、10 ゲーム機、20 映像音響操作装置、30 動画生成サーバ、31 映像音声取得部、32 ライブ映像生成部、33 プレイ状況取得部、34 評価点情報生成部、35 送信部、40 動画配信サーバ、41 ライブ映像取得部、42 ライブ映像記憶部、43 評価点情報取得部、44 評価点情報記憶部、45 ユーザ情報取得部、46 ユーザ情報記憶部、47 ダイジェスト生成部、48 配信部、50 視聴端末、100 コンピュータ、101 CPU、102 RAM、103 ROM、104 記憶装置、105 通信部、106 入力部、107 出力部

Claims (13)

  1. ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムであって、
    前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するライブ映像生成部と、
    前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得する取得部と、
    前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成する重み情報生成部と、
    複数のユーザの各々を識別するユーザ情報を記憶する記憶部と、
    前記ユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するダイジェスト生成部と、
    複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するとともに、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する配信部と、
    を備える映像配信システム。
  2. 前記ダイジェスト生成部は、
    前記時間指定情報により特定される期間の前記ライブ映像のうち前記ダイジェスト映像として再生する一又は複数の期間と再生順とを前記重み情報に基づいて決定し、前記ダイジェスト映像として再生する期間と再生順とを示すダイジェストリストを生成し、
    前記配信部は、
    前記ダイジェスト生成部により生成されたダイジェストリストに従って前記ライブ映像を再生した前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  3. 前記配信部は、
    複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信している最中に前記第1端末から前記ダイジェスト映像の要求を取得した場合、前記第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  4. 前記ゲーム装置におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作部をさらに備え、
    前記配信部は、
    実況者、解説者、またはオペレータの操作に応じて前記映像音響操作部から前記ダイジェスト映像の配信を指示する信号を取得した場合、前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  5. 前記配信部は、
    前記ゲームの進行状況に応じて前記ゲーム装置から取得する信号に基づいて、前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  6. 前記配信部は、
    前記第1端末から前記ライブ映像の視聴要求を取得した場合、前記第1端末へ前記ライブ映像の配信を開始する前に前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信し、前記ダイジェスト映像の配信後に前記ライブ映像をストリーミングで配信する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  7. 前記ゲームのプレイ状況に関する情報には、前記ゲームの進行中に発生したイベントに関する情報が含まれる、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  8. 前記ゲーム装置におけるゲームプレイについて、実況、解説又は映像音響に関する操作を行うための映像音響操作部をさらに備え、
    前記ゲームのプレイ状況に関する情報には、前記ゲームのプレイ状況についての実況または解説に関する情報が含まれる、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  9. 前記重み情報は、複数の前記ユーザに対して共通の情報である、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  10. 前記ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報は、前記ユーザ情報により識別されるユーザが前記ライブ映像を視聴していな未視聴時間に対応する情報である、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  11. 前記端末は、
    前記配信部から配信された前記ライブ映像を表示部の画面領域に表示するとともに、前記配信部から前記ダイジェスト映像が配信された場合、前記ライブ映像が表示されている画面領域より小さい画面領域に前記ダイジェスト映像を表示する、
    請求項1に記載の映像配信システム。
  12. ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムにおける制御方法であって、
    ライブ映像生成部が、前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップと、
    取得部が、前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、
    重み情報生成部が、前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成するステップと、
    ダイジェスト生成部が、記憶部に記憶されている複数のユーザの各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するステップと、
    配信部が、複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップと、
    前記配信部が、複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、
    を含む制御方法。
  13. ゲーム装置におけるゲームプレイのライブ映像をネットワークに接続される複数の端末へストリーミングで配信する映像配信システムにおけるコンピュータに、
    前記ゲーム装置でプレイされるゲームのプレイ映像に基づいて前記ライブ映像を生成するステップと、
    前記ゲーム装置でプレイされる前記ゲームのプレイ状況に関する情報を取得するステップと、
    前記ライブ映像の開始からの時間に対応する時間情報と前記ゲームのプレイ状況に基づく重み付けとを関連付けた重み情報を生成するステップと、
    記憶部に記憶されている複数のユーザの各々を識別するユーザ情報のうちの第1ユーザ情報に関連付けられた時間指定情報と前記重み情報とに基づいて、前記ライブ映像のうち前記時間指定情報により指定された期間のダイジェスト映像を生成するステップと、
    複数の前記端末へ前記ライブ映像をストリーミングで配信するステップと、
    複数の前記端末のうち前記第1ユーザ情報により特定される第1端末へ前記ダイジェスト映像をストリーミングで配信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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