JP2024072507A - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ Download PDF

Info

Publication number
JP2024072507A
JP2024072507A JP2022183355A JP2022183355A JP2024072507A JP 2024072507 A JP2024072507 A JP 2024072507A JP 2022183355 A JP2022183355 A JP 2022183355A JP 2022183355 A JP2022183355 A JP 2022183355A JP 2024072507 A JP2024072507 A JP 2024072507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
foreign object
card reader
storage section
foreign
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022183355A
Other languages
English (en)
Inventor
龍 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Instruments Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Instruments Corp filed Critical Nidec Instruments Corp
Priority to JP2022183355A priority Critical patent/JP2024072507A/ja
Priority to US18/510,951 priority patent/US20240160864A1/en
Publication of JP2024072507A publication Critical patent/JP2024072507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】カード収容部内の異物の意図しない漏出を抑制しつつ、異物の排出を容易にすること。【解決手段】カードリーダ1は、カード収容部16と、異物収容部材9と、を備える。カード収容部16は、カード2が挿入される挿入口10を有し、挿入されたカード2の少なくとも一部を収容し、内部の異物を排出可能な排出孔6e,6fを有する。異物収容部材9は、着脱可能であり、排出孔6e,6fから排出された異物を収容する。また、異物収容部材9は、カード収容部16とともに、少なくとも挿入口10以外の部分が気密された気密空間を構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、カードリーダに関する。
従来、ATM(Automated Teller Machine)等の取引端末装置に設けられ、磁気カードの磁気ストライプに記憶された磁気データの読み取り等を行うるカードリーダが知られている。
カードリーダのカード収容部内には、カード片、紙幣、コイン、紙屑などの各種の異物が浸入しやすく、カードリーダのカード収容部内に浸入した異物がカードリーダから漏出すると、カードリーダとともにATM等の上位装置に搭載される他の装置にその異物が浸入してしまう場合がある。これに対して、カードリーダのカード収容部内に浸入した異物がカードリーダから漏出しないように、カードリーダに気密構造を設ける構成が知られている。
特許文献1には、カード移動路からの液体の浸入を防止する防水カバーを有するカードリーダが記載されている。特許文献2には、防水領域への液体の浸入を防止する構造を有するカードリーダが記載されている。特許文献3には、紙幣自動入出金装置の走行ガイドに複数の孔を設け、当該孔の下側に異物回収用ダクトを設けた現金自動取引装置が記載されている。
特開2019-8713号公報 特開2019-8714号公報 特開2009-80611号公報
しかしながら、カードリーダに気密構造を設ける構成においては、例えばカードリーダの修理やメンテナンスの際に、カード収容部内の異物の排出が困難となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、カード収容部内の異物の意図しない漏出を抑制しつつ、異物の排出を容易にすることを目的としている。
本発明の一態様のカードリーダは、
カードが挿入される挿入口を有し、挿入された前記カードの少なくとも一部を収容し、内部の異物を排出可能な排出孔を有するカード収容部と、
前記排出孔から排出された前記異物を収容する、着脱可能な異物収容部材と、
を備え、
前記異物収容部材は、前記カード収容部とともに、少なくとも前記挿入口以外の部分が気密された気密空間を構成するものである。
本発明によれば、カード収容部内の異物の意図しない漏出を抑制しつつ、異物の排出を容易にすることができる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。 図1に示すカードリーダ1からケース体4を取り外した状態の分解斜視図である。 カードリーダ1による読み取り対象の一例であるカード2を示す図である。 図2に示す状態のカードリーダ1の下面図である。 図4に示すカードリーダ1から配線8を取り外した状態の下面図である。 図5に示すカードリーダ1から異物収容部材9を取り外した状態の下面図である。 異物収容部材9の斜視図である。 図1に示すカードリーダ1からケース本体12及び制御基板13を取り外した状態の断面図である。 図8に示すカードリーダ1において、カード収容部16より上の部分を不図示とした斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。図2は、図1に示すカードリーダ1からケース体4を取り外した状態の分解斜視図である。図3は、カードリーダ1による読み取り対象の一例であるカード2を示す図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読み取りを行う装置である。具体的には、カードリーダ1は、カードリーダ1へのカード2の挿入とカードリーダ1からのカード2の抜き取りとを手動で行ってデータの読み取りを行う、いわゆるディップ式のカードリーダである。このカードリーダ1は、例えば、無人又はセルフサービス方式のガソリンスタンドの給油装置やATM等の上位装置に搭載されて使用される。
カード2は、例えば、厚さが0.7~0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。カード2には、IC(Integrated Circuit:集積回路)チップが内蔵されており、カード2の一方の面には、ICチップの外部接続端子2aが形成されている。また、カード2の他方の面には、磁気データが記録される磁気ストライプ2bが形成されている。なお、カード2は、厚さが0.18~0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードや、所定の厚さの紙カードや、金属カード等であってもよい。
カードリーダ1は、カードリーダ本体3と、カードリーダ本体3を覆うケース体4とを備えている。カードリーダ本体3は、カード2が移動するカード移動路5が形成される本体フレーム6と、カード2に記録された磁気データの読み取りを行う磁気ヘッド7と、カード2に内蔵されるICチップとデータの通信を行うためにカード2の外部接続端子2aと接触する複数のIC接点バネを有するIC接点ブロック17(図8参照)と、を備えている。
ケース体4は、カード2の挿入口10が形成される前面カバー11と、ケース本体12とから構成されている。また、カードリーダ1は、ケース体4の内部に、図2に示すように、制御用のプリント基板である制御基板13を備えている。
本形態では、手動で操作されるカード2は、図1等に示すX方向に移動する。すなわち、X方向は、カード移動路5を移動するカード2の移動方向である。また、カード2は、X1方向に挿入され、X2方向に抜き取られる。また、X方向に直交する図1等のZ方向は、カード移動路5を移動するカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交する図1等のY方向は、カード移動路5を移動するカード2の幅方向(短手幅方向)である。
以下の説明では、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向とする。また、カードリーダ1へのカード2の挿入方向側であるX1方向側を「後ろ」側とし、カードリーダ1からのカード2の抜き取り方向側であるX2方向側を「前」側とする。また、左右方向の一方側であるY1方向側を「右」側、左右方向の他方側であるY2方向側を「左」側、上下方向の一方側であるZ1方向側を「上」側、上下方向の他方側であるZ2方向側を「下」側とする。また、カードリーダ1の各部のX2方向側の面を前面とする。また、カードリーダ1の各部のY方向側を側方とする。
前面カバー11は、本体フレーム6の前面側に配置されており、本体フレーム6の前面側部分を覆っている。また、前面カバー11は、カードリーダ1の前面を構成している。前面カバー11の前面側には、上位装置へのカードリーダ1の取付面11aが形成されている。取付面11aは、前後方向に直交する平面となっている。また、前面カバー11の前面側には、上位装置の前面パネルに形成される開口の中に配置される露出部11bが形成されている。露出部11bは、取付面11aから前側へ突出するように形成されており、上位装置にカードリーダ1が取り付けられたときに、上位装置の前面パネルの一部を構成している。
また、前面カバー11には、露出部11bの前面から後ろ側に向かって窪む指挿入部11cが形成されている。指挿入部11cは、ユーザの指が挿入可能となる大きさに形成されており、ユーザがカードリーダ1へカード2を挿入する際、及び、ユーザがカードリーダ1からカード2を抜き取る際には、この指挿入部11cにユーザの指が挿入される。挿入口10は、露出部11bの前面、指挿入部11cの左右の両側面及び後面に形成されている。
露出部11bの前面のうち、挿入口10と隣接する部分には、凸部14が設けられている。これにより、露出部11bの前面における挿入口10を囲む部分のうち一部分のみが、凸部14により突出した形状となり、露出部11bの前面における挿入口10の周辺に磁気データ詐取部材を取り付けることが困難となる。特に、露出部11bの前面に、挿入口10と連通する開口部を有する板状の磁気データ詐取部材を取り付けることが困難となる。
また、凸部14は、挿入口10のうち、挿入口10に挿入されるカードリーダ1の磁気ストライプ2bが通過する部分と隣接する位置、すなわち磁気ヘッド7の前方に設けられている。これにより、カード2の磁気データを詐取するために磁気ストライプ2bが通過する部分の周囲に磁気ヘッド等を配置する必要のある磁気データ詐取部材の取り付けをより困難にすることができる。
凸部14は、Y方向からみて、露出部11bの前面の他の部分と平行な底辺を有する略三角形状である。また、凸部14の上面14aは、挿入口10(カード移動路5)の底面と滑らかに繋がっており、上面14aを滑らせるようにカード2をX1方向に差し込むことで、カード2を容易に挿入口10に挿入することができるようになっている。
ケース本体12は、前端が開口する略直方体の箱状に形成されている。前面カバー11とケース本体12とは、前面カバー11の後端とケース本体12の前端とが当接した状態で互いに固定されている。ケース体4は、カードリーダ本体3の上下の両面、左右の両面及び前後の両面を覆っている。
制御基板13は、略長方形の平板状に形成されたリジッド基板である。制御基板13は、本体フレーム6における、挿入されたカード2の後端側部分が収容されるカード収容部16の上面に固定されている。
制御基板13は、磁気ヘッド7によってカード2の磁気ストライプ2bから読み取った磁気データの信号(データ信号)を伝えるためのデータ信号回路が形成されるデータ信号回路層を備える。
また、制御基板13は、IC接点ブロック17により、カード2のICチップとの間で通信を行う。
(異物収容に関する構成)
図4は、図2に示す状態のカードリーダ1の下面図である。図5は、図4に示すカードリーダ1から配線8を取り外した状態の下面図である。図6は、図5に示すカードリーダ1から異物収容部材9を取り外した状態の下面図である。図7は、異物収容部材9の斜視図である。図8は、図1に示すカードリーダ1からケース本体12及び制御基板13を取り外した状態の断面図である。図9は、図8に示すカードリーダ1において、カード収容部16より上の部分を不図示とした斜視図である。なお、図9においては異物収容部材9を破線で示している。
図4に示すように、カードリーダ1の本体フレーム6の底面には、異物収容部材9が設けられている。異物収容部材9は、図7に示すように、ネジ孔9a,9b、篏合部9c、配線孔9d、及び異物収容部9e,9fを有する。異物収容部材9は、略直方体の箱状に形成されている。また、異物収容部材9は、外部から内部が見えるよう、透明な部材で形成されていてもよい。
図6に示すように、本体フレーム6の底面には、底面部6aと、底面部6aに対してX1方向側(後ろ側)に隣接した収容部材取付部6bと、が設けられている。収容部材取付部6bには、ネジ孔6c,6dと、排出孔6e,6fと、が設けられている。排出孔6e,6fは、カードリーダ本体3の内部のカード収容部16に通じる孔である。
カード収容部16は、本体フレーム6等によって構成され、カード移動路5に沿って挿入されたカード2の一部を収容する。前面カバー11に設けられる挿入口10は、カード収容部16においてカード2が挿入される挿入口の一例である。カード収容部16を構成する本体フレーム6の排出孔6e,6fは、カード収容部16の内部の異物を排出可能な排出孔の一例である。カード収容部16の内部の異物とは、カード片、紙幣、コイン、紙屑などの、カード収容部16の内部に浸入し得る各種の異物である。
図4に示すように、異物収容部材9は、本体フレーム6の収容部材取付部6bに対して、異物収容部9e,9fがそれぞれ排出孔6e,6fと繋がるように設けられている。したがって、カード収容部16内の異物は、排出孔6e,6fを通って排出され、異物収容部材9の異物収容部9e,9fに収容されるようになっている。また、排出孔6e,6fはカード収容部16の下側に設けられ、異物収容部材9もカード収容部16の下側に設けられるため、カード収容部16内の異物は、排出孔6e,6fを通って異物収容部材9の異物収容部9e,9fに落下するようになっている。
また、異物収容部材9は、カード収容部16とともに、挿入口10以外の部分が気密された気密空間を構成している。すなわち、カード収容部16は、挿入口10及び排出孔6e,6fの部分以外が気密された構造になっており、排出孔6e,6fの部分を異物収容部材9によって塞ぐ構成になっている。
したがって、カード収容部16及び異物収容部材9の内部の異物は、挿入口10の部分を除いて、カード収容部16及び異物収容部材9の外部に漏出しないようになっている。なお、カード収容部16及び異物収容部材9によって構成されている気密空間は、挿入口10の部分も、例えばカード未挿入時に閉じるシャッタを設けたり、挿入されたカードによって塞がれる構造としたりすることにより、気密されていてもよい。
また、異物収容部材9の篏合部9cを収容部材取付部6bの端部に嵌合させた状態でネジ15a,15bでネジ孔9a,9b及びネジ孔6c,6dをネジ止めすることにより、本体フレーム6に異物収容部材9が固定される。したがって、ネジ15a,15bを外すことによって本体フレーム6から異物収容部材9を容易に取り外すことができる。このように、異物収容部材9は、本体フレーム6(カード収容部16)に対して着脱可能になっている。
また、異物収容部材9の底面には略直線形状の配線孔9dが設けられている。配線孔9dには配線8が通っており、配線8によって配線孔9dが塞がれている。これにより、異物収容部材9に配線孔9dが設けられていても上記の気密空間が保たれる。
配線8は、IC接点ブロック17と、制御基板13と、を接続する配線である。具体的には、配線8は、カード収容部16内のIC接点ブロック17から、カード収容部16の内部、排出孔6e,6f、異物収容部材9の内部、及び配線孔9dを通ることで、カード収容部16及び異物収容部材9によって構成されている気密空間の外部に導出されている。気密空間の外部に導出された配線8は、異物収容部材9のX1方向側(後ろ側)を通り、本体フレーム6のZ1方向側(上側)の制御基板13に接続されている。
図8に示すように、本体フレーム6の排出孔6fは、カード収容部16のX1方向側の端部、すなわちX方向において挿入口10とは反対側の端部(挿入口10から見てカード収容部16の最奥部)に設けられている。そして、異物収容部材9は、異物収容部9fが排出孔6fと繋がるように設けられている。これにより、カード収容部16の最奥部の異物が、排出孔6fを通って排出され、異物収容部材9の異物収容部9fに効率よく収容される。
同様に、図示を省略するが、本体フレーム6の排出孔6eは、カード収容部16のX1方向側の端部、すなわちX方向において挿入口10とは反対側の端部(挿入口10から見てカード収容部16の最奥部)に設けられている。そして、異物収容部材9は、異物収容部9eが排出孔6eと繋がるように設けられている。これにより、カード収容部16の最奥部の異物が、排出孔6eを通って排出され、異物収容部材9の異物収容部9eに効率よく収容される。
また、図7に示すように、異物収容部材9において、Y方向における両端部に異物収容部9e,9fが設けられており、Y方向における中央部には異物収容部が設けられていない。本体フレーム6のうち、この異物収容部材9の中央部の上側に位置する部分には、IC接点ブロック17を可動な状態で指示する支持部材等、IC接点ブロック17に関する部品が設けられる。このように、異物収容部材9の排出孔6e,6fは、Z方向(上下方向)、すなわちカード収容部16に挿入されたカードリーダ1の厚さ方向に見て、IC接点ブロック17と異なる位置に設けられている。これにより、IC接点ブロック17やIC接点ブロック17に関する部品に対する影響を抑制しつつ、カード収容部16内の異物を異物収容部材9に排出する経路を確保することができる。
(本形態の主な効果)
本形態のカードリーダ1では、カード収容部16の内部の異物を排出可能な排出孔6e,6fをカード収容部16に設け、排出孔6e,6fから排出された異物を収容しカード収容部16とともに気密空間を構成する異物収容部材9を設けたことで、カード収容部16内の異物の意図しない漏出を抑制することができる。このため、例えばATM等の上位装置にカードリーダ1を設ける場合に、カードリーダ1から漏出した異物が上位装置内の他の装置に浸入してしまうことを防止することができる。
また、異物収容部材9を着脱可能としたことで、カード収容部16や異物収容部材9に溜まった異物の排出を容易にすることができる。例えば、カードリーダ1の修理やメンテナンスの際に、異物収容部材9を取り外すことで、カード収容部16や異物収容部材9に溜まった異物を容易に排出することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
例えば、カード収容部16が、挿入されたカード2の一部を収容する構成について説明したが、カード収容部16が、挿入されたカード2の全部を収容する構成としてもよい。
また、異物収容部材9に2つの異物収容部(異物収容部9e,9f)を設ける構成について説明したが、異物収容部材9の異物収容部の数は1つでもよいし3つ以上であってもよい。この場合、カード収容部16の排出孔(例えば排出孔6e,6f)の数及び位置も、異物収容部材9の異物収容部に合わせた数及び位置となる。
また、カードリーダ1がカード2からのデータの読み取りが可能な構成について説明したが、カードリーダ1はさらにカード2へのデータの書き込みが可能な構成としてもよい。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
カードが挿入される挿入口を有し、挿入された前記カードの少なくとも一部を収容し、内部の異物を排出可能な排出孔を有するカード収容部と、
前記排出孔から排出された前記異物を収容する、着脱可能な異物収容部材と、
を備え、
前記異物収容部材は、前記カード収容部とともに、少なくとも前記挿入口以外の部分が気密された気密空間を構成する、
カードリーダ。
(1)のように構成すると、カード収容部の内部の異物を排出可能な排出孔をカード収容部に設け、その排出孔から排出された異物を収容しカード収容部とともに気密空間を構成する異物収容部材を設けたことで、カード収容部内の異物の意図しない漏出を抑制することができる。また、異物収容部材を着脱可能としたことで、カード収容部内の異物の排出を容易にすることができる。
(2)
(1)に記載のカードリーダであって、
前記排出孔は、前記カード収容部における前記挿入口とは反対側の端部に設けられている、
カードリーダ。
(2)のように構成すると、カード収容部のうち最も異物が溜まりやすい部分に排出孔が設けられるため、カード収容部内の異物を効率よく異物収容部材に排出することができる。このため、カード収容部内の異物を減らし、カード収容部内の異物に起因する動作不良を抑制することができる。また、カードリーダの修理やメンテナンスの際に、異物収容部材を取り外し、カード収容部のうち排出孔の部分が下になるようにカードリーダを傾けることで、カード収容部内の異物を効率よく排出することができる。
(3)
(1)又は(2)に記載のカードリーダであって、
前記カード収容部に収容された前記カードから情報を読み取る読取部を備え、
前記異物収容部材は、前記読取部の配線を前記気密空間から前記気密空間の外部に導出する配線孔を有する、
カードリーダ。
(3)のように構成すると、読取部の配線を気密空間から気密空間の外部に導出する配線孔を異物収容部材に設けることで、異物収容部材とは別に配線孔を有する部品を設けなくてもよくなるため、部品点数の低減が可能になる。
(4)
(3)に記載のカードリーダであって、
前記読取部は、前記カードの集積回路チップから情報を読み取る接点ブロックであり、
前記排出孔は、前記カード収容部に挿入された前記カードの厚さ方向に見て、前記接点ブロックと異なる位置に設けられている、
カードリーダ。
(4)のように構成すると、接点ブロックや接点ブロックに関する部品に対する影響を抑制しつつ、カード収容部内の異物を異物収容部材に排出する経路を確保することができる。
1 カードリーダ
2 カード
2a 外部接続端子
2b 磁気ストライプ
3 カードリーダ本体
4 ケース体
5 カード移動路
6 本体フレーム
6a 底面部
6b 収容部材取付部
6c,6d,9a,9b ネジ孔
6e,6f 排出孔
7 磁気ヘッド
8 配線
9 異物収容部材
9c 篏合部
9d 配線孔
9e,9f 異物収容部
10 挿入口
11 前面カバー
11a 取付面
11b 露出部
11c 指挿入部
12 ケース本体
13 制御基板
14 凸部
14a 上面
15a,15b ネジ
16 カード収容部
17 IC接点ブロック

Claims (4)

  1. カードが挿入される挿入口を有し、挿入された前記カードの少なくとも一部を収容し、内部の異物を排出可能な排出孔を有するカード収容部と、
    前記排出孔から排出された前記異物を収容する、着脱可能な異物収容部材と、
    を備え、
    前記異物収容部材は、前記カード収容部とともに、少なくとも前記挿入口以外の部分が気密された気密空間を構成する、
    カードリーダ。
  2. 請求項1に記載のカードリーダであって、
    前記排出孔は、前記カード収容部における前記挿入口とは反対側の端部に設けられている、
    カードリーダ。
  3. 請求項1又は2に記載のカードリーダであって、
    前記カード収容部に収容された前記カードから情報を読み取る読取部を備え、
    前記異物収容部材は、前記読取部の配線を前記気密空間から前記気密空間の外部に導出する配線孔を有する、
    カードリーダ。
  4. 請求項3に記載のカードリーダであって、
    前記読取部は、前記カードの集積回路チップから情報を読み取る接点ブロックであり、
    前記排出孔は、前記カード収容部に挿入された前記カードの厚さ方向に見て、前記接点ブロックと異なる位置に設けられている、
    カードリーダ。
JP2022183355A 2022-11-16 2022-11-16 カードリーダ Pending JP2024072507A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022183355A JP2024072507A (ja) 2022-11-16 2022-11-16 カードリーダ
US18/510,951 US20240160864A1 (en) 2022-11-16 2023-11-16 Card reader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022183355A JP2024072507A (ja) 2022-11-16 2022-11-16 カードリーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024072507A true JP2024072507A (ja) 2024-05-28

Family

ID=91028089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022183355A Pending JP2024072507A (ja) 2022-11-16 2022-11-16 カードリーダ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20240160864A1 (ja)
JP (1) JP2024072507A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20240160864A1 (en) 2024-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5172628B2 (ja) カード発行機
JP7154038B2 (ja) カードリーダ
WO2013008376A1 (ja) 記録媒体受付装置
JP2024072507A (ja) カードリーダ
CN115188126B (zh) 信息终端
JP5385812B2 (ja) カードリーダ
US20060065729A1 (en) Card connection device and information processing apparatus equipped with the card connection device
JP3898488B2 (ja) クレジットカードリーダー付き紙幣処理装置
JP2012159907A (ja) 共通回路基板を備えたカード処理装置
EP1808829A1 (en) Reader/writer unit of automatic vending machine
JP7430148B2 (ja) カード取扱装置
EP1698998B1 (en) Information input/output device and game machine using the device
KR20060112827A (ko) 권종에 따라 카세트 구조를 달리하는 금융 자동화 기기
JP2003141467A (ja) Icカードリーダライタ機能付き紙幣処理装置
JP2007135732A (ja) カード発行装置とこれを用いた台間機
JP2019079106A (ja) カード回収庫およびカード処理装置
JP2023128377A (ja) 媒体取扱装置
KR102346878B1 (ko) 카드 배출 장치
JP4849849B2 (ja) コイン処理ユニット、処理装置および遊技台用台間機
KR200389648Y1 (ko) 권종에 따라 카세트 구조를 달리하는 금융 자동화 기기
JP2006082315A (ja) 拡張機能付きプリンタ
JPH06271169A (ja) カードシステムにおけるカード回収箱
JPH11259716A (ja) 紙幣処理装置
JP4441242B2 (ja) カード処理装置
KR200394552Y1 (ko) 이력 관리를 수행하는 현금 자동지급기