JP2024070422A - 壁面緑化装置 - Google Patents

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【課題】本願は、耐震性があり且つ設置も容易な壁面緑化装置を開示する。【解決手段】本発明は、壁面緑化装置であって、植栽用の水を保水可能な吸水性の素材で形成される柔軟な植物保持体を嵌め込み可能な開口部を垂直面に複数並べた植栽保持壁と、植栽保持壁を支持する支持構造と、支持構造に設けられており、植栽保持壁から流下する水を植栽保持壁へ汲み上げ可能な水循環経路と、支持構造の底部に設けられており、輪転自在な車輪を有する免振装置と、を備える。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 展示日 令和4年9月28日 展示場所 株式会社ダイアン・サービス 本社玄関(東京都目黒区中央町1-3-2 ダイアン目黒ビル)
本願は、壁面緑化装置を開示する。
店舗やオフィス、住居、広場、公共の通路といった各種施設には、快適な環境を作るために各種の植栽が設けられる。このような植栽には、地面やプランターへ植物を植える形態の他に、例えば、壁面に固定した土壌へ植物を植える形態がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013-226060号公報
壁面を緑化する場合、建物の壁に土壌を固定する形態が一般的である。しかし、土壌を建物の壁に固定する形態は、設置や移設が容易でない。そこで、設置や移設が容易な形態で土壌を壁面に固定することが望まれるが、簡単な構造で土壌を壁面に固定すると、耐震性の低下を招く恐れがある。
そこで、本願は、耐震性があり且つ設置も容易な壁面緑化装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、植栽保持壁を支持する支持構造の底部に、輪転自在な車輪を有する免振装置を設けることにした。
詳細には、本発明は、壁面緑化装置であって、植栽用の水を保水可能な吸水性の素材で形成される柔軟な植物保持体を嵌め込み可能な開口部を垂直面に複数並べた植栽保持壁と、植栽保持壁を支持する支持構造と、支持構造に設けられており、植栽保持壁から流下する水を植栽保持壁へ汲み上げ可能な水循環経路と、支持構造の底部に設けられており、輪転自在な車輪を有する免振装置と、を備える。
ここで、垂直面とは、水平面に対して直交する厳密に垂直な面のみならず、水平面に対してやや斜めに交差する概ね垂直なような面を含む概念である。また、輪転自在とは、外力を受けると自在に回転可能なことを意味する。
上記の壁面緑化装置であれば、輪転自在な車輪を有する免振装置が支持構造の底部に設けられているため、建物の壁に強固に固定するといった転倒防止措置を講じずに耐震性を確保することができる。このため、上記の壁面緑化装置であれば、建物の壁に固定することによる設置や移設の困難性を伴わずに耐震性を確保することができる。
なお、上記壁面緑化装置は、支持構造の下部から側方へ突出する転倒防止部材を更に備えていてもよい。ここで、側方とは、正面方向に対して左側と右側に限定されるものでなく、例えば、前側や後側といった前後左右のあらゆる方向を含む概念である。このような転倒防止部材が支持構造の下部から側方へ突出するように設けられていれば、例えば、地震で壁面緑化装置が揺れ動いた場合に転倒防止部材が壁面緑化装置の転倒を抑制することができる。
また、転倒防止部材は、支持構造に対し着脱可能、支持構造の方へ折り畳み可能、又は、支持構造内に出し入れ可能であってもよい。このような転倒防止部材であれば、転倒防止部材が壁面緑化装置の正面側で障害物となるのを防ぐことが可能である。
また、転倒防止部材は、揺れると支持構造の下部から側方へ突出する感震式の機構であってもよい。転倒防止部材が感震式の機構であれば、平常時は転倒防止部材を収容状態にしておくことで転倒防止部材が障害物となるのを防ぎつつ、地震発生時は壁面緑化装置の転倒を防止することができる。
また、植栽保持壁は、平面状の垂直面に開口部を並べており、支持構造は、正面から見た場合に奥行きが横幅より小さい矩形の筐体であってもよい。このような植栽保持壁と支持構造を備える壁面緑化装置においては、免振装置による免振機能が特に有用である。
また、免振装置は、揺れると車輪のストッパーを解除する感震式の機構であってもよい。免振装置が感震式の機構であれば、平常時は壁面緑化装置が意図せずに押されて移動するのを防ぎつつ、地震発生時は免振機能を発揮して壁面緑化装置の転倒を防止することができる。
上記の壁面緑化装置であれば、耐震性があり且つ設置も容易である。
図1は、実施形態に係る壁面緑化装置の外観を示した図である。 図2は、植栽の設置方法を示した図である。 図3は、壁面緑化装置における水の循環経路を示した図である。 図4は、免振装置の機能を説明した図である。 図5は、壁面緑化装置の第1変形例を示した図である。 図6は、壁面緑化装置の第2変形例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の一形態であり、本発明の技術的範囲を下記の実施形態に限定するものではない。
図1は、実施形態に係る壁面緑化装置の外観を示した図である。壁面緑化装置1は、図1に示すように、自立式のパーティションのような形態の装置であり、矩形の筐体2と、筐体2の正面の主要な垂直面を形成する植栽保持壁3と、筐体2の下部から前方と後方へ突出する転倒防止部材4と、筐体2の底部に設けられる免振装置5と、を備える。
筐体2は、アルミニウム製のアングル材と板材とを組み合わせて直方体の外観にした立体構造物である。筐体2は、植栽保持壁3を支持するので、植栽保持壁3を支持する支持構造の一種と言える。アングル材と板材で形成する直方体の外観は、例えば、アングル材同士をボルト等で締結して枠体とし、当該枠体に板材を組み付けることにより形成可能である。壁面緑化装置1は、ユーザが筐体2を自ら組立可能なキットの形態で販売される形態であってもよいし、或いは、工場等で予め組み立てられた完成状態で販売される形態であってもよい。筐体2は、アルミニウム製のアングル材と板材とを組み合わせた形態を採っているため、壁面緑化装置1が使用目的を終えた後に解体してリサイクルすることも可能である。もっとも、筐体2は、アルミニウム製のアングル材と板材とを用いた形態に限定されるものでなく、例えば、木材や鉄、樹脂、その他の各種素材を用いた形態であってもよい。また、筐体2は、審美性を向上させるために、木材や化粧シール等の装飾材で装
飾を施したものであってもよい。また、筐体2は、高さと横幅との比率が図1のような比率に限定されるものでない。筐体2は、例えば、高さに対して横幅を小さくした細長いイメージの形態であってもよいし、或いは、高さに対して横幅を大きくした太いイメージの形態であってもよい。
植栽保持壁3は、直方体の筐体2が形成する6つの平面のうちの正面において、正面下部以外の大部分を占める部位である。植栽保持壁3が筐体2の正面の主要な部分を占めることにより、壁面緑化装置1全体が植物を壁面に配置したような外観を呈する。なお、本実施形態では、筐体2が形成する6つの平面のうちの正面のみに植栽保持壁3を配置した形態を採っているが、壁面緑化装置1は、例えば、筐体2の左側面、右側面、上面、背面の少なくとも何れかにも植栽6を配置した形態であってもよい。また、植栽保持壁3は、筐体2の正面下部を含む筐体2の正面全域を占める形態であってもよい。
転倒防止部材4は、L字状の金具である。筐体2は正面から見た場合に奥行が横幅より小さい矩形の筐体であるため、転倒防止部材4は、筐体2の前後方向への転倒を防止する目的で設けられる。このため、例えば、筐体2の正面下部の左右2箇所から前方へ突出するように2つの転倒防止部材4を設ければ、筐体2が正面側へ転倒する可能性を抑制可能である。また、例えば、筐体2の背面下部の左右2箇所から後方へ突出するように2つの転倒防止部材4を設ければ、筐体2が背面側へ転倒する可能性を可及的に抑制可能である。転倒防止部材4は、壁面緑化装置1を設置する箇所の状況等に応じて取付位置を容易に変更可能なように、筐体2に対してボルト等で着脱可能に固定されていることが好ましい。また、転倒防止部材4は壁面緑化装置1から省略してもよい。
免振装置5は、輪転自在な車輪を有するいわゆるキャスターであり、筐体2の底面において筐体2の前後左右にある四隅付近にそれぞれ設けられる。免振装置5として用いるキャスターは、進行方向を自在に変更可能な自在キャスターが好ましいが、進行方向が2方向に限られる固定キャスターであってもよい。免振装置5として用いるキャスターは、車輪の回転を制動するストッパー付きのタイプであってもよいし、或いは、ストッパーが省略されたタイプであってもよい。
植栽6は、人にとって快適な環境を作る目的で設けられており、主に観葉植物が用いられる。壁面緑化装置1は、植栽6を植栽保持壁3に設置した状態で販売されてもよいし、或いは、ユーザが植栽6を自ら用意して植栽保持壁3に設置する形態であってもよい。ユーザが植栽6を自ら用意する形態であれば、壁面緑化装置1のユーザは、自身の嗜好に合わせた適宜の観葉植物を用いることが可能である。
図2は、植栽6の設置方法を示した図である。植栽6は、図2に示されるように、植物保持体7に植物8を植えたものである。植物保持体7は、植栽用の水を保水可能な吸水性の素材で形成される柔軟な素材である。植物保持体7は、土と同系色のこげ茶色のスポンジのような外観を有しているため、植物8の土壌に見立てることができる。植物保持体7は、下部が水で浸されると、重力に抗して水を上へ吸い上げることで、下部から上部まで全体が湿潤状態を保つ保水能力を発揮するものが望ましい。植物保持体7には、植物8の根を嵌め込み可能な孔が設けられている。よって、植物保持体7は、自身が保水している水分を植物8の根の部分へ接触させ、植物8に水分を供給することができる。
植栽6は、植物保持体7を植栽保持壁3の各開口部9に嵌め込むようにして設置される。各開口部9の内部には水が供給されるようになっている。よって、開口部9に設置される植栽6は、開口部9の内部に供給される水を吸い上げて保水し、植物8に水分を供給することができる。また、植物8を交換したいような場合には、開口部9から植物保持体7を取り出し、植物保持体7を適当な作業台に置いた状態で植物8の交換作業を行うことも
できる。
図3は、壁面緑化装置1における水の循環経路を示した図である。壁面緑化装置1の内部には、図3に示すように、植物8へ水を供給するための水循環経路11が設けられている。水循環経路11は、コンパートメント12、オーバーフロー管13、タンク14、ポンプ15、送水管16を備える。コンパートメント12は、植栽6が嵌め込まれる部位であり、上下左右に複数配列されることで植栽保持壁3を形成する。オーバーフロー管13は、各コンパートメント12に設けられており、各コンパートメント12内で底面から所定の高さに水の流出口を形成する。タンク14は、最下段の各コンパートメント12に設けられたオーバーフロー管13から流下する水が流入するタンクである。ポンプ15は、タンク14内の水を吸い込んで吐出するポンプであり、例えば、ターボ式、容積式、或いはその他の各種方式の液体用ポンプを適用可能である。送水管16は、ポンプ15から吐出される水を最上段の各コンパートメント12へ案内する配管である。ポンプ15と送水管16には、ポンプ15から最上段のコンパートメント12までの高さに応じた適切な吐出圧力や耐圧性能を有するものを選定する。
壁面緑化装置1にはこのような水循環経路11が設けられているため、タンク14に水を蓄えた状態でポンプ15を作動させると、ポンプ15から送水管16経由で最上段のコンパートメント12へ送り込まれた水がコンパートメント12内で所定の高さまで溜まった後、オーバーフロー管13経由で一段下のコンパートメント12へ流下する。そして、当該コンパートメント12内で所定の高さまで水が溜まった後にオーバーフロー管13経由で一段下のコンパートメント12へ流下するということが繰り返され、最上段から最下段まで全てのコンパートメント12内に所定の高さまで水が溜まった状態となる。最下段のコンパートメント12のオーバーフロー管13から流下した水は、タンク14に流入する。このため、タンク14内の水が失われない程度に適宜補給しながらポンプ15を作動させ続ければ、各コンパートメント12に嵌め込まれている植栽6へ水を常に供給し続けることが可能である。但し、植物保持体7には保水力があるため、ポンプ15を一時的に停止しても植物保持体7が直ちに乾燥することは無い。よって、ポンプ15は、常時運転してもよいが、例えば、数時間毎或いは数日毎といった具合に間欠運転してもよい。
図4は、免振装置5の機能を説明した図である。免振装置5は、キャスターであるため、例えば、図4(A)に示すように、人が壁面緑化装置1を押して壁面緑化装置1を容易に移動させることができる。よって、建物の壁に固定したような壁面緑化の形態に比べると、壁面緑化装置1を容易に移動可能である。このため、壁面緑化装置1を壁面緑化の手段として用いれば、フロアのレイアウト変更や植栽の交換作業といった様々な状況に容易に対応することができる。人が壁面緑化装置1を押して壁面緑化装置1を移動させる際は、転倒防止部材4を取り外した状態で移動させてもよいが、移動時における転倒防止の観点に鑑み、転倒防止部材4を取り付けた状態で移動させてもよい。この場合、転倒防止部材4には、床面に接触しない程度に床面からやや離れた高さで筐体2に固定できるように、転倒防止部材4を筐体2に対して上下に動かすことができる昇降機構が備わっていることが好ましい。また、転倒防止部材4は、壁面緑化装置1の転倒を防止可能で且つ床面から僅かに離れた位置で常時固定されていてもよい。
また、免振装置5は、キャスターであるため、例えば、壁面緑化装置1が設置されている床面が地震で揺れた際においても、図4(B)に示すように、揺れ動く床面に対する壁面緑化装置1の横方向の相対移動を免振装置5が許容することで、免振装置5が免振機能を発揮することができる。免振装置5は、免振装置5が自在キャスターの場合には水平面に沿ったあらゆる方向の揺れを免振可能であるが、免振装置5が固定キャスターの場合であっても水平面における2方向の揺れを免振可能である。よって、免振装置5に用いるキャスターが何れのタイプのものであっても、免振装置5は少なくともある程度の免振機能
を発揮すると言える。
壁面緑化装置1には、免振装置5によるこのような免振機能が備わっているため、筐体2の奥行が横幅より小さい筐体2であっても、建物の壁に固定するといった転倒防止措置を講じずに耐震性を確保することができる。このため、壁面緑化装置1であれば、建物の壁に固定することによる設置や移設の困難性を伴わずに耐震性を確保することができる。また、植物8の生育に必要な水を供給する水循環経路11が筐体2に内蔵されているため、壁面緑化装置1の移動に際して配管類の着脱を行う必要も無い。
壁面緑化装置1は、移動が容易なため、例えば、店舗やオフィス、住居、広場、公共の通路といった各種施設に容易に設置することができる。壁面緑化装置1は、一基のみを単独で設置してもよいが、例えば、隣り合って連続するように複数基を並べて設置してもよい。また、壁面緑化装置1は、パーティションのような形態となっているため、例えば、フロアの特定の領域を周囲から仕切る仕切として用いることもできる。植物8が設けられた壁面緑化装置1で間仕切りとして用いれば、植物の無い板材からなるパーティションで仕切る場合に比べて、仕切られた空間内をより快適な空間にすることができる。
ところで、壁面緑化装置1は、例えば、以下のように変形することもできる。
図5は、壁面緑化装置1の第1変形例を示した図である。第1変形例に係る壁面緑化装置1Aは、実施形態の壁面緑化装置1において筐体2の正面下部に設けられていたL字状の金具の転倒防止部材4が、箱のような直方体の転倒防止部材4Aに置き換えられている。このような転倒防止部材4Aは、筐体2の正面下部から側方へ突出するように設けられているため、例えば、人が座る椅子や棚として代用することもできる。転倒防止部材4の代わりに転倒防止部材4Aが筐体2の正面下部に設けられた壁面緑化装置1Aであれば、工業製品のような印象のL字状の金具をユーザの目に触れにくくすることができるため、審美性の更なる向上を図ることができる。また、転倒防止部材4Aに座る利用者は、植栽6に触れて植栽6の香りやみずみずしさを感じることができる。
図6は、壁面緑化装置1の第2変形例を示した図である。第2変形例に係る壁面緑化装置1Bは、実施形態で矩形の外観を有していた筐体2を円柱形の筐体2Bに置き換えたものである。筐体2Bは、単体で円柱形を形成してもよいが、例えば、上面視円弧状のものを複数基組み合わせて全体視円柱状になるようにしてもよい。このような壁面緑化装置1Bにおいては、植栽6が設けられる植栽保持壁3Bも曲面状になる。このため、壁面緑化装置1Bであれば、平面状の植栽保持壁3に植栽6を並べたものとは異なる美観を利用者に感じさせることができる。なお、図6では、筐体2Bの下部には円柱状の転倒防止部材4Bが筐体2Bの下部から側方へ突出するように設けられている。この転倒防止部材4Bは、第1変形例に係る壁面緑化装置1Aの転倒防止部材4Aと同様、人が座る椅子や棚として代用することもできる。このような形態の壁面緑化装置1Bであれば、例えば、フロアの中心部といった建物の壁から離れた部位に設置しても違和感が無い。このため、例えば、人が集うエリアへの設置に好適である。なお、本第2変形例に係る壁面緑化装置1Bであれば、筐体2Bにはある程度の横幅と奥行きを確保することが容易であるため、例えば、転倒防止部材4Bのような転倒防止手段を省略してもよい。このような壁面緑化装置1Bであっても、筐体2Bの下部に免振装置となるキャスターを設けることで、地震の際に壁面緑化装置1Bの転倒や損壊を防ぐことができる。
また、壁面緑化装置1は、以下のような変形をしてもよい。
例えば、転倒防止部材4は、筐体2に対して着脱可能であったり、筐体2の方へ折り畳み可能であったり、又は、筐体2内に出し入れ可能であってもよい。このような転倒防止
部材4であれば、転倒防止部材4が壁面緑化装置1の正面側で障害物となるのを回避することができる。
転倒防止部材4が筐体2の方へ折り畳み可能、又は、転倒防止部材4が筐体2内に出し入れ可能である場合には、転倒防止部材4は、例えば、揺れると筐体2の下部から側方へ突出する感震式の機構であることが好ましい。転倒防止部材4が感震式の機構であれば、平常時は転倒防止部材4を収容状態にしておくことで転倒防止部材4が障害物となるのを防ぎつつ、地震発生時は壁面緑化装置1の転倒を防止することができる。
また、免振装置5は、揺れると車輪のストッパーを解除する感震式の機構であってもよい。免振装置5が感震式の機構であれば、平常時は壁面緑化装置1が意図せずに押されて移動するのを防ぎつつ、地震発生時は免振機能を発揮して壁面緑化装置1の転倒を防止することができる。
また、壁面緑化装置1は、上記変形例同士を適宜組み合わせてもよいし、或いは、その他の様々な変形を施してもよい。
1,1A,1B・・壁面緑化装置
2,2B・・筐体
3,3B・・植栽保持壁
4,4A,4B・・転倒防止部材
5・・免振装置
6・・植栽
7・・植物保持体
8・・植物
9・・開口部
11・・水循環経路
12・・コンパートメント
13・・オーバーフロー管
14・・タンク
15・・ポンプ
16・・送水管

Claims (6)

  1. 植栽用の水を保水可能な吸水性の素材で形成される柔軟な植物保持体を嵌め込み可能な開口部を垂直面に複数並べた植栽保持壁と、
    前記植栽保持壁を支持する支持構造と、
    前記支持構造に設けられており、前記植栽保持壁から流下する水を前記植栽保持壁へ汲み上げ可能な水循環経路と、
    前記支持構造の底部に設けられており、輪転自在な車輪を有する免振装置と、を備える、
    壁面緑化装置。
  2. 前記支持構造の下部から側方へ突出する転倒防止部材を更に備える、
    請求項1に記載の壁面緑化装置。
  3. 前記転倒防止部材は、前記支持構造に対し着脱可能、前記支持構造の方へ折り畳み可能、又は、前記支持構造内に出し入れ可能である、
    請求項2に記載の壁面緑化装置。
  4. 前記転倒防止部材は、揺れると前記支持構造の下部から側方へ突出する感震式の機構である、
    請求項2に記載の壁面緑化装置。
  5. 前記植栽保持壁は、平面状の前記垂直面に前記開口部を並べており、
    前記支持構造は、正面から見た場合に奥行きが横幅より小さい矩形の筐体である、
    請求項1に記載の壁面緑化装置。
  6. 前記免振装置は、揺れると前記車輪のストッパーを解除する感震式の機構である、
    請求項1に記載の壁面緑化装置。
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