JP2024067834A - パイプクランプを用いたパイプの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプクランプで保持されたパイプの箇所に回転力が生じた場合であってもパイプの回転を阻止できるパイプの取り付け構造を提供すること。【解決手段】パイプクランプ10Aを用いたパイプ12の取り付け構造である。パイプ12は、金属製または合成樹脂製である。パイプクランプ10Aは、パイプ12の外周面1202に接触した状態で巻装される円弧状板部16と、円弧状板部16の両端から延在する一対の取り付け板部18と、一対の取り付け板部18を挟持し円弧状板部16がパイプ12の外周面1202に接触した状態を保持する締結部28とを備える。パイプ12の外周面1202にパイプ側凹凸部14が設けられている。パイプクランプ10Aの円弧状板部16の内周面1602に、パイプ側凹凸部14に係脱可能に結合しパイプ12の回転を阻止するクランプ側凹凸部24が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、パイプの回転を阻止した状態でパイプを保持するパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造に関する。
車両には様々な流体を流通させるためのパイプ(流体配管)が設けられている。
例えば、車室内空調用のエアコンに設けられたパイプには熱交換用の流体である熱媒体が流通している。
あるいは、エンジンに設けられたパイプにはオイルや冷却水、EGRガスなどの液体や気体が流通している。
このようなパイプをエンジンルームに配置する場合、パイプの中間部を、パイプクランプを介して車体に保持することになる。
特開平11-210935号公報
ところで、走行時の車両の振動や内燃機関の振動によりパイプに慣性力が作用し、パイプクランプで保持されたパイプの箇所に回転力が生じると、パイプが回転してエンジンルームに配置されたパイプが変位し、パイプの近傍に配置された他の部材に接触するおそれがあり、パイプの保護を図り、パイプの耐久性を確保する上で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パイプクランプで保持されたパイプの箇所でパイプ自体に回転力が生じた場合であってもパイプの回転を阻止できるパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明の一実施の形態は、金属製または合成樹脂製のパイプの外周面に接触した状態で巻装される円弧状板部と、円弧状板部の両端から延在する一対の取り付け板部と、前記一対の取り付け板部を挟持し前記円弧状板部が前記パイプの外周面に接触した状態を保持する締結部とを備えた金属製または合成樹脂製のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造であって、前記パイプの外周面にパイプ側凹凸部が設けられ、前記パイプクランプの前記円弧状板部の内周面に、前記パイプ側凹凸部に係脱可能に結合し前記パイプの回転を阻止するクランプ側凹凸部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記一対の取り付け板部にボルト挿通孔が形成され、前記一対の取り付け板部の前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトが被取り付け面に締結されることで前記パイプクランプが前記被取り付け面に取り付けられ、前記締結部は、前記ボルト挿通孔と前記ボルトと前記被取り付け面とを含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記一対の取り付け板部の一方は、第1板部で形成され、前記一対の取り付け板部の他方は、前記第1板部とほぼ同じ輪郭の第2板部と、前記第2板部から突出する第3板部で形成され、前記第1板部と前記第2板部とにわたってボルト挿通孔が形成され、前記締結部は、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトと、前記ボルトに螺合し前記ボルトの頭部と協働して前記第1板部と前記第2板部とを挟持する雌ねじ部材とで構成され、前記第3板部にボルト挿通孔が形成され、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトにより前記第3板部が被取り付け面に締結されることで前記パイプクランプが前記被取り付け面に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記パイプ側凹凸部は、前記パイプの軸心方向に沿って延在する凹部であり、前記クランプ側凹凸部は、前記円弧状板部の内周面から突出しつつ前記凹部の長さよりも短い長さで延在し前記凹部に係脱可能に係合する凸部であることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記凹部は、前記パイプの周方向に沿った幅W1を有し、前記凹部は、前記幅W1の中心から前記パイプの周方向に等間隔をおいた箇所で、前記幅W1の中心と前記パイプの中心を通り前記パイプの軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面を含んで構成され、前記凸部は、前記円弧状板部の周方向に沿った幅W2を有し、前記凸部は、前記W2の中心から前記円弧状板部の周方向に等間隔をおいた箇所で、前記幅W2の中心と前記円弧状板部の中心を通り前記円弧状板部の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなり前記パイプ側面に当接可能な一対のクランプ側面を含んで構成されていることを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、締結部により円弧状板部の開きが阻止され、パイプ側凹凸部とクランプ側凹凸部とが結合した状態が保持され、円弧状板部でパイプを回転不能に保持した状態が維持される。
したがって、例えば振動などによりパイプに慣性力が作用し、パイプクランプで保持されたパイプの箇所に回転力が生じた場合であっても、パイプの回転を確実に阻止できる。
また、本発明の一実施の形態によれば、締結部と、パイプクランプが被取り付け面に取り付けられる箇所を同一の箇所に設けることも、違った箇所に設けることもできる。
また、パイプ側凹凸部を凹部で形成し、クランプ側凹凸部を凸部で形成すると、パイプの取り付け構造のコストダウンを図る上で有利となる。
この場合、凹部を、幅W1の中心とパイプの中心を通りパイプの軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面を含んで構成し、凸部を、幅W2の中心と円弧状板部の中心を通り円弧状板部の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなりパイプ側面に当接可能な一対のクランプ側面を含んで構成すると、パイプの回転を確実に阻止する上で有利となる。
第1の実施の形態のパイプの取り付け構造の平面図である。 第1の実施の形態のパイプの取り付け構造の正面図である。 パイプを保持してない状態のパイプクランプの正面図である。 (A)はパイプ側凹凸部が設けられたパイプの箇所の斜視図、(B)はパイプ側凹凸部が設けられたパイプの箇所の断面図である。 クランプ側凹凸部が設けられた円弧状板部の箇所の斜視図である。 変形例に係るクランプ側凹凸部が設けられた円弧状板部の箇所の斜視図である。 変形例に係るクランプ側凹凸部が設けられた円弧状板部の箇所の斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ変形例に係るパイプ側凹凸部が設けられたパイプの箇所の斜視図の斜視図である。 図7の変形例に係るクランプ側凹凸部と図8(B)の変形例に係るパイプ側凹凸部とが結合した状態の断面図である。 第2の実施の形態のパイプの取り付け構造の正面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について図1~図5を参照して説明する。
本実施の形態のパイプの取り付け構造において、パイプクランプ10Aにより回転が阻止された状態で保持されるパイプ12は、車室内空調用のエアコンに用いられる熱交換用の流体が流通するパイプ12であり、エンジンルーム内に配置されている。
パイプ12は、金属製または合成樹脂製である。
図2、図4に示すように、パイプクランプ10Aで保持されるパイプ12の外周面1202の箇所には、パイプ側凹凸部14が設けられている。
パイプ側凹凸部14は、パイプ12の軸心方向に沿って延在し、パイプ側凹凸部14は、パイプ12の外周面1202の周方向に間隔をおいて複数設けられている。
ここでパイプ12は、金属製または合成樹脂製であることから、パイプ側凹凸部14は剛性を有している。
本実施の形態では、パイプ側凹凸部14は、パイプ12の軸心方向に沿って延在する凹部で形成され、パイプ側凹凸部14である凹部は、図4(B)に示すように、パイプ12の周方向に沿った幅W1を有している。
パイプ側凹凸部14である凹部は、幅W1の中心からパイプ12の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W1の中心とパイプ12の中心を通りパイプ12の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面1210と、それらパイプ側面1210の下端を接続する平坦面からなるパイプ底面1212とを含んで構成されている。
図2に示すように、パイプクランプ10Aは、パイプ12の外周面1202に接触した状態で巻装される円弧状板部16と、円弧状板部16の両端から延在し互いに重ね合わされる一対の取り付け板部18と備えている。
パイプクランプ10Aは、金属製または合成樹脂製である。
一対の取り付け板部18の一方は、円弧状板部16の長手方向の一端から円弧状板部16の接線上を延在しており、他方は円弧状板部16の長手方向の他端から屈曲部20を介して延在している。
一対の取り付け板部18にはボルト挿通孔22が形成されている。
図5に示すように、円弧状板部16の内周面1602には、パイプ側凹凸部14に係脱可能に結合しパイプ12の回転を阻止するクランプ側凹凸部24が設けられている。
本実施の形態では、クランプ側凹凸部24は、円弧状板部16の内周面1602の周方向に間隔をおき円弧状板部16の軸心方向に平行して延在する複数の凸部で構成されている。
ここでパイプクランプ10Aは、金属製または合成樹脂製であることから、クランプ側凹凸部24は剛性を有している。
クランプ側凹凸部24である凸部は、図5に示すように、円弧状板部16の周方向に沿った幅W2を有している。
クランプ側凹凸部24である凸部は、W2の中心から円弧状板部16の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W2の中心と円弧状板部16の中心を通り円弧状板部16の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなり一対のパイプパイプ側面1210に当接可能な一対のクランプ側面1610と、それらクランプ側面1610の先端を接続する平坦面からなるクランプ先端面1612を含んで構成されている。
パイプクランプ10Aによるパイプ12の保持は次のようになされる。
図3に示すように、パイプクランプ10Aは、パイプ12を保持する前ではパイプ12が挿脱できるように円弧状板部16が若干開き、一対の取り付け板部18が離れた状態となっている。
パイプ12をエンジンルーム内に配置するには、開いた円弧状板部16にパイプ12を通し、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24の位置合わせを行ない、パイプ12の外周面1202と円弧状板部16の内周面1602とが接触する箇所ではパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とを結合させる。
次に、図2に示すように、一対の取り付け板部18のボルト挿通孔22にボルトB1を通し、一対の取り付け板部18をエンジンルーム内に設けられたブラケット26の被取り付け面2602に載せ、ブラケット26の雌ねじ2604にボルトB1を螺合し、ボルトB1を締結する。
これにより一対の取り付け板部18は、ボルトB1の頭部とブラケット26の被取り付け面2602とにより挟持され、円弧状板部16の内周面1602がパイプ12の外周面1202に接触し、複数のパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とが結合し、円弧状板部16の開きが阻止され、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24との結合状態が保持される。
したがって本実施の形態では、一対の取り付け板部18を挟持し円弧状板部16がパイプ12の外周面1202に接触した状態を保持し、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24との結合状態を保持する締結部28が、ボルト挿通孔22とボルトB1とブラケット26の被取り付け面2602とを含んで構成されている。
本実施の形態によれば、締結部28により円弧状板部16の開きが阻止され、複数のパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とが結合した状態が保持され、円弧状板部16でパイプ12を回転不能に保持した状態が維持される。
したがって、走行時の車両の振動や内燃機関の振動によりパイプ12に慣性力が作用し、パイプクランプ10Aで保持されたパイプ12の箇所に回転力が生じた場合であっても、剛性を有するパイプ側凹凸部14と剛性を有するクランプ側凹凸部24とが結合しているためパイプ12の回転を確実に阻止でき、パイプ12が変位してパイプ12の近傍に配置された他の部材に接触することを防止でき、パイプ12の保護を図り、パイプ12の耐久性を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、円弧状板部16の開きを阻止しパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24との結合状態を保持する締結部28と、パイプクランプ10Aを被取り付け面2602に取り付ける箇所とが同一の箇所に設けられているため、ボルトB1や被取り付け面2602の雌ねじ2604を、締結部28とパイプクランプ10Aの取り付けとの双方に供用でき、部品点数の削減化を図る上で有利となる。
また、パイプ側凹凸部14は、幅W1の中心からパイプ12の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W1の中心とパイプ12の中心を通りパイプ12の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面1210を含んだ凹部で構成され、クランプ側凹凸部24は、W2の中心から円弧状板部16の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W2の中心と円弧状板部16の中心を通り円弧状板部16の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなりパイプ側面210に当接可能な一対のクランプ側面1610とを含んだ凸部で構成されているので、パイプ12に生じる回転力をそれら側面1210,1610で受け、側面1210,1610で受けた回転力をパイプ12の周方向に沿った円弧状板部16で受け止めるため、パイプ12の回転を確実に阻止する上で有利となる。この作用、効果は、パイプ側凹凸部14を、幅W1の中心からパイプ12の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W1の中心とパイプ12の中心を通りパイプ12の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面を含んだ凸部で構成し、クランプ側凹凸部24を、W2の中心から円弧状板部16の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W2の中心と円弧状板部16の中心を通り円弧状板部16の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなりパイプ側面に当接可能な一対のクランプ側面を含んだ凹部で構成した場合にも同様に奏される。
なお、本実施の形態では、パイプ側凹凸部14をパイプ12の外周面1202の周方向に間隔をおいて複数設け、クランプ側凹凸部24を円弧状板部16の内周面1602の周方向に間隔をおいて複数設けた場合について説明したが、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とを1つずつ設けるようにしてもよい。
また、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24の一方を複数設け、他方を1つ設けてもよく、この場合には、パイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24との位置合わせを簡単に行なう上で有利となる。
また、パイプ側凹凸部14を凸部で形成し、クランプ側凹凸部24を凹部で形成してもよいが、パイプ側凹凸部14を凹部で形成し、クランプ側凹凸部24を凸部で形成した場合の方がコストダウンを図る上で有利となる。
また、クランプ側凹凸部24を円弧状板部16の幅方向の全長に延在させず、図6に示すように、円弧状板部16の周方向と直交する幅方向に沿った長さが短く一対のパイプパイプ側面1210に当接可能な一対のクランプ側面1610と、それらクランプ側面1610の先端を接続する平坦面からなるクランプ先端面1612とを有する凸部2402を円弧状板部16の幅方向に間隔をおいて直線上に並べて形成してもよい。
あるいは、図7に示すように、円弧状板部16の幅方向に沿った長さが短い凸部2402を円弧状板部16の周方向の位相をずらして千鳥状に2列に並べて配置するなど任意である。
なお、図7に示す千鳥状に配置の凸部2402の場合には、パイプ側凹凸部14は、図8(A)に示すように各凸部2402の配置形状に対応し千鳥状に2列に並べられた複数の凹部1402で構成することができる。
この場合には、各凸部2402の一対のクランプ側面1610と各凹部1402の一対のパイプ側面1210とが当接する。
あるいは、図7に示す千鳥状に配置の凸部2402の場合には、パイプ側凹凸部14は、図8(B)に示すように千鳥状に並べられた全ての凸部2402が収容される単一の凹部1404で構成することができる。
この場合には、図9に示すように、各凸部2402の両側のクランプ側面1610のうちの一方のクランプ側面1610と凹部1404の一対のパイプ側面1210とが当接する。
(第2の実施の形態)
次に図10を参照して第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、円弧状板部16の開きを阻止し複数のパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とが結合した状態を保持する締結部28と、パイプクランプ10Aが被取り付け面2602に取り付けられる箇所とが同一の箇所に設けられていたのに対し、第2の実施の形態では、締結部28と、パイプクランプ10Bが被取り付け面2602に取り付けられる箇所とが別の箇所に設けられている点が第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様な箇所の説明は簡略または省略し、第1の実施の形態と異なった箇所を重点的に説明する。
パイプクランプ10Bは、円弧状板部16と、円弧状板部16の両端から延在する一対の取り付け板部18と備えている。
一対の取り付け板部18の一方は、第1板部1802で形成されている。
一対の取り付け板部18の他方は、第1板部1802とほぼ同じ輪郭の第2板部1804と、第2板部1804から屈曲板部1806を介して突出する第3板部1808で形成されている。
第1板部1802と第2板部1804とにわたってボルト挿通孔32が形成されている。
円弧状板部16の開きを阻止し、複数のパイプ側凹凸部14とクランプ側凹凸部24とが結合した状態を保持する締結部28は、第1板部1802と第2板部1804のボルト挿通孔32に挿通されたボルトB2と、ボルトB2に螺合しボルトB2の頭部と協働して第1板部1802と第2板部1804とを挟持する雌ねじ部材30とで構成されている。
この例では雌ねじ部材30をナットで構成しているが、ナットを用いず第2板部1804に肉厚部を設け、この肉厚部に雌ねじを設けるなど任意である。
また、第3板部1808にボルト挿通孔34が形成され、ボルト挿通孔34に挿通されたボルトB3により第3板部1808がブラケット26の被取り付け面2602に締結されることでパイプクランプ10Bが被取り付け面2602に取り付けられている。
すなわち、第1の実施の形態では、締結部28と、パイプクランプ10Aが被取り付け面2602に取り付けられる箇所とが同一の箇所に設けられていたが、第2の実施の形態では、締結部28と、パイプクランプ10Bが被取り付け面2602に取り付けられる箇所とが別の箇所に設けられている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様に、パイプ12の回転を確実に阻止でき、パイプ12が変位してパイプ12の近傍に配置された他の部材に接触することを防止でき、パイプ12の保護を図り、パイプ12の耐久性を高める上で有利となる。
なお、実施の形態では、パイプ側凹凸部14である凹部を、凹部の幅W1の中心からパイプ12の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W1の中心とパイプ12の中心を通りパイプ12の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面1210を含んで構成し、クランプ側凹凸部24である凸部を、凸部の幅W2の中心から円弧状板部16の周方向に等間隔をおいた箇所で、幅W2の中心と円弧状板部16の中心を通り円弧状板部16の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなり一対のパイプパイプ側面1210に当接可能な一対のクランプ側面1610を含んで構成した場合について説明したが、パイプ側凹凸部14である凹部とクランプ側凹凸部24である凸部を次のように構成してもよい。
すなわち、パイプ側凹凸部14である凹部を、凹部の幅W1の中心からパイプ12の周方向に等間隔をおいた箇所とパイプ12の中心とを通りパイプ12の軸心方向に沿って延在する一対のパイプ側面1210を含んで構成し、クランプ側凹凸部24である凸部を、凸部のW2の中心から円弧状板部16の周方向に等間隔をおいた箇所と円弧状板部16の中心とを通り円弧状板部16の軸心方向に沿って延在し一対のパイプパイプ側面1210に当接可能な一対のクランプ側面1610を含んで構成してもよい。
ただし、実施の形態のように構成すると、パイプ側凹凸部14である凹部と、クランプ側凹凸部24である凸部を簡単に製造する上で有利となる。
10A、10B パイプクランプ
12 パイプ
1202 外周面
1210 パイプ側面
1212 パイプ底面
14 パイプ側凹凸部
1402、1404 凹部
16 円弧状板部
1602 内周面
1610 クランプ側面
1612 クランプ先端面
18 取り付け板部
1802 第1板部
1804 第2板部
1806 屈曲板部
1808 第3板部
20 屈曲部
22、32、34 ボルト挿通孔
24 クランプ側凹凸部
2402 凸部
26 ブラケット
2602 被取り付け面
2604 雌ねじ
28 締結部
30 雌ねじ部材
B1、B2、B3 ボルト

Claims (5)

  1. 金属製または合成樹脂製のパイプの外周面に接触した状態で巻装される円弧状板部と、円弧状板部の両端から延在する一対の取り付け板部と、前記一対の取り付け板部を挟持し前記円弧状板部が前記パイプの外周面に接触した状態を保持する締結部とを備えた金属製または合成樹脂製のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造であって、
    前記パイプの外周面にパイプ側凹凸部が設けられ、
    前記パイプクランプの前記円弧状板部の内周面に、前記パイプ側凹凸部に係脱可能に結合し前記パイプの回転を阻止するクランプ側凹凸部が設けられている、
    ことを特徴とするパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造。
  2. 前記一対の取り付け板部にボルト挿通孔が形成され、
    前記一対の取り付け板部の前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトが被取り付け面に締結されることで前記パイプクランプが前記被取り付け面に取り付けられ、
    前記締結部は、前記ボルト挿通孔と前記ボルトと前記被取り付け面とを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造。
  3. 前記一対の取り付け板部の一方は、第1板部で形成され、
    前記一対の取り付け板部の他方は、前記第1板部とほぼ同じ輪郭の第2板部と、前記第2板部から突出する第3板部で形成され、
    前記第1板部と前記第2板部とにわたってボルト挿通孔が形成され、
    前記締結部は、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトと、前記ボルトに螺合し前記ボルトの頭部と協働して前記第1板部と前記第2板部とを挟持する雌ねじ部材とで構成され、
    前記第3板部にボルト挿通孔が形成され、
    前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトにより前記第3板部が被取り付け面に締結されることで前記パイプクランプが前記被取り付け面に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1記載のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造。
  4. 前記パイプ側凹凸部は、前記パイプの軸心方向に沿って延在する凹部であり、
    前記クランプ側凹凸部は、前記円弧状板部の内周面から突出しつつ前記凹部の長さよりも短い長さで延在し前記凹部に係脱可能に係合する凸部である、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項記載のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造。
  5. 前記凹部は、前記パイプの周方向に沿った幅W1を有し、
    前記凹部は、前記幅W1の中心から前記パイプの周方向に等間隔をおいた箇所で、前記幅W1の中心と前記パイプの中心を通り前記パイプの軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなる一対のパイプ側面を含んで構成され、
    前記凸部は、前記円弧状板部の周方向に沿った幅W2を有し、
    前記凸部は、前記W2の中心から前記円弧状板部の周方向に等間隔をおいた箇所で、前記幅W2の中心と前記円弧状板部の中心を通り前記円弧状板部の軸心方向に沿って延在する仮想平面と平行して延在する平坦面からなり前記パイプ側面に当接可能な一対のクランプ側面を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項4記載のパイプクランプを用いたパイプの取り付け構造。
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