JP2024058348A - 車両ボディを塗装する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温での焼き付けで塗料を十分に硬化させることができる車両ボディの塗装方法を提供する。【解決手段】電着塗装された車両ボディを塗装する方法は、前記車両ボディの外面上に第1ベース塗料を塗布して第1ベース層を形成するステップと、前記車両ボディの内面上に第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物を塗布して内側第2ベース層を形成するステップと、焼き付けされていない前記第1ベース層上に前記第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層を形成するステップと、前記内側第2ベース層及び前記外側第2ベース層上にクリア塗料を塗布してクリア層を形成するステップと、前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けて、硬化させるステップと、をこの順で含む。【選択図】図1

Description

本発明は、車両ボディを塗装する方法に関する。
特許文献1には、CO排出量の削減及び省エネルギー化をしつつ良好な外観を得るための自動車ボディの塗装方法が記載されている。この方法において、電着塗装された自動車ボディの外面に、中塗り塗装を施すことなく、第1ベース塗料を塗装し、次に自動車ボディの内面に第2ベース塗料を塗装し、次に自動車ボディの外面に第2ベース塗料をウェットオンウェット塗装し、次に自動車ボディにクリア塗料をウェットオンウェット塗装し、次に塗装した上記の塗料を同時に焼き付け硬化させる。第2ベース塗料の硬化温度は、第1ベース塗料の硬化温度よりも高い。
特開2015-009222号公報
車両の製造過程におけるCO排出量及びエネルギー消費量のさらなる節減のためには、塗料をより低温で焼き付けて硬化させることが望ましい。しかし、焼き付けの間の車両ボディの内面の温度は、通常、外面の温度よりも低いため、特許文献1に記載の方法に低い焼き付け温度を適用すると、自動車ボディの内面に塗装された第2ベース塗料の硬化が不十分になるおそれがある。
そこで、低温での焼き付けで塗料を十分に硬化させることができる車両ボディの塗装方法を提供する。
本開示の態様として、以下のものを挙げることができる。
[1]
電着塗装された車両ボディを塗装する方法であって、
前記車両ボディの外面上に第1ベース塗料を塗布して第1ベース層を形成するステップと、
前記車両ボディの内面上に第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物を塗布して内側第2ベース層を形成するステップと、
焼き付けされていない前記第1ベース層上に前記第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層を形成するステップと、
前記内側第2ベース層及び前記外側第2ベース層上にクリア塗料を塗布してクリア層を形成するステップと、
前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けて、硬化させるステップと、
をこの順で含む、方法。
[2]
前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けるステップにおいて、前記内側第2ベース層の硬化温度が、前記外側第2ベース層の硬化温度よりも低い、態様1に記載の方法。
[3]
前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けるステップにおいて、前記内側第2ベース層の硬化温度が、前記第1ベース層の硬化温度よりも低い、態様1又は2に記載の方法。
[4]
前記クリア塗料が第2硬化剤を含有し、
前記第2硬化剤が、前記内側第2ベース層及び前記外側第2ベース層に拡散する、態様1~3のいずれか一つに記載の方法。
[5]
前記第1ベース塗料が第3硬化剤を含有し、
前記第3硬化剤が、前記外側第2ベース層に拡散する、態様1~4のいずれか一つに記載の方法。
[6]
前記内側第2ベース層が前記クリア層に被覆されていない部分を有する、態様1~5のいずれか一つに記載の方法。
[7]
前記第1ベース層上に前記第2ベース塗料を塗布するステップにおいて、前記第1ベース層がプレヒートを経ていない、態様1~6のいずれか一つに記載の方法。
本発明の方法により、低温での焼き付けで塗料を十分に硬化させることが可能になる。
図1は、実施形態に係る方法を示すフローチャートである。 図2は、実施形態に係る方法により塗装された車両ボディの概略断面図である。
以下、適宜図面を参照して実施形態を説明する。以下の説明で参照する図面において、同一の部材又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する場合がある。説明の都合上、図面中の各部の寸法比率及び形状が誇張され、実際の寸法比率及び形状とは異なる場合がある。
本願において、「~を含む」及び「~を含有する」は追加の成分を含み得ることを意味し、「~から本質的になる」及び「~からなる」を包含する。「~から本質的になる」は、実質的に悪影響を及ぼさない追加の成分を含み得ることを意味する。「~からなる」は、記載される材料のみを含むことを意味するが、不可避の不純物を含むことを除外しない。
また、本願において「~上に」は、文脈上特に明記されていない限り、「直接的に~上に」及び「間接的に~上に」の両方を包含する。
実施形態に係る電着塗装された車両ボディ(電着塗装された車両ボディは、以下において、単に「車両ボディ」と称される)を塗装する方法は、図1、2に示すように、車両ボディ10の外面12上に第1ベース塗料を塗布して第1ベース層30を形成するステップS1と、車両ボディ10の内面14上に第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物を塗布して内側第2ベース層50を形成するステップS2と、焼き付けされていない第1ベース層30上に第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層70を形成するステップS3と、第1ベース層30、内側第2ベース層50、及び外側第2ベース層70をプレヒートするステップS4と、内側第2ベース層50及び外側第2ベース層70上にクリア塗料を塗布してクリア層90を形成するステップS5と、第1ベース層30、内側第2ベース層50、外側第2ベース層70、及びクリア層90を焼き付けて硬化させるステップS6と、をこの順で含む。なお、プレヒートステップS4は必須ではなく、任意選択のステップである。図2は、実施形態に係る方法により塗装された車両ボディの概略断面図である。
(1)第1ベース塗料を塗布するステップS1
まず、車両ボディ10を用意する。車両ボディ10は、例えば、鉄等の金属を含む基材を電着塗装することにより製造される。電着塗装は、カチオン電着塗装及びアニオン電着塗装のいずれであってもよい。車両の製造においては、一般に、カチオン電着塗装が適用される。
車両ボディ10は、自動車、スクータ、自転車、荷車等のボディであってよい。自動車ボディは、ルーフ、ドア、エンジンフード、バンパー等を含み得る。車両ボディ10は、車両に組み込まれたときに外部環境へ向く外面12と、外面12の反対面である内面14とを有する。
車両ボディ10の外面12上に、第1ベース塗料を塗布して、第1ベース層30を形成する。第1ベース塗料の塗布は任意の方法で行ってよい。
第1ベース塗料は、水性の塗料であってよく、例えば水性エマルション塗料であってよい。第1ベース塗料は、樹脂及び顔料を含有してよい。樹脂の例としては、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタンが挙げられる。顔料の例としては、酸化チタン、カーボン、無機体質顔料、タルク、アルミニウム、有機着色顔料、マイカが挙げられる。無機体質顔料の例としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、カオリンが挙げられる。第1ベース塗料は、硬化剤(以下、「第3硬化剤」という)をさらに含有してよい。第3硬化剤の例として、イソシアネート、カルボジイミドが挙げられる。第3硬化剤は、後述するステップS3で形成される外側第2ベース層70に拡散し得る。第1ベース塗料は、必要に応じて添加剤をさらに含有してよい。
第1ベース層30は、後述するステップS3までの間に焼き付けされず、好ましくはプレヒートもされない。本願において、焼き付けとは、層を構成する塗料が硬化する条件で層を加熱することを意味する。プレヒートとは、層を構成する塗料が硬化しない条件で層を積極的に加熱して乾燥させることを意味する。自然乾燥はプレヒートには含まれない。
(2)第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物を塗布するステップS2
次に、車両ボディ10の内面14上に第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物(以下、適宜「第2ベース混合物」という)を塗布して内側第2ベース層50を形成する。第2ベース混合物の塗布は任意の方法で行ってよい。
第2ベース塗料は、色相の発現の役割を担う。第2ベース塗料は、水性の塗料であってよい。第2ベース塗料は、樹脂及び顔料を含有してよい。樹脂の例としては、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタンが挙げられる。顔料の例としては、アルミニウム、有機着色顔料、酸化チタン、カーボン、マイカが挙げられる。第2ベース塗料は、必要に応じて添加剤をさらに含有してよい。
第1硬化剤の例として、イソシアネート、カルボジイミドが挙げられる。第2ベース混合物は、第1硬化剤の作用により、第2ベース塗料の硬化温度よりも低い硬化温度を有する。また、第2ベース混合物は、第1ベース塗料の硬化温度よりも低い硬化温度を有してもよい。本願において、塗料又は混合物の「硬化温度」とは、塗料又は混合物の温度の上昇中に塗料又は混合物の粘度の低下が停止して上昇に転じるときの温度を意味する。温度上昇中の塗料又は混合物の粘度は、動的粘弾性測定装置により測定される。
第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合は、任意の方法で行ってよい。例えば、ベル型塗布装置を用いて、第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合及び塗布を行うことができる。ベル型塗布装置において、第2ベース塗料と第1硬化剤の供給ラインがベルカップ又はその近傍で合流していてよい。
(3)第2ベース塗料を塗布するステップS3
続いて、車両ボディ10の外面12上に形成した第1ベース層30上に第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層70を形成する。このとき、上述のように、第1ベース層30は焼き付けを経ておらず、好ましくはプレヒートを経ていない。それにより、塗装プロセスにおけるCO排出量及びエネルギー消費量が低減する。第2ベース塗料の塗布は任意の方法で行ってよい。
ステップS3で使用する第2ベース塗料は、ステップS2で使用する第2ベース塗料と同様であるため、詳細な説明は省略する。第2ベース塗料は、第1ベース塗料の硬化温度よりも高い硬化温度を有してよい。
(4)プレヒートステップS4
次に、第1ベース層30、内側第2ベース層50、及び外側第2ベース層70をプレヒートしてよい。プレヒートのための温度、時間等の条件は、使用する第1ベース塗料、第2ベース塗料、及び第1硬化剤の種類、量等に応じて適宜設定される。
(5)クリア塗料を塗布するステップS5
次いで、内側第2ベース層50及び外側第2ベース層70上にクリア塗料を塗布してクリア層90を形成する。クリア塗料の塗布は任意の方法で行ってよい。外側第2ベース層70は、全体がクリア層90に被覆されてよい。内側第2ベース層50は、クリア層90に被覆された被覆部52と、クリア層90に被覆されずに露出した非被覆部54を有してよい。
クリア塗料は、水性又は油性の塗料であってよい。クリア塗料は、樹脂及び顔料を含有してよい。樹脂の例としては、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタンが挙げられる。クリア塗料は、硬化剤(以下、「第2硬化剤」という)をさらに含有してよい。第2硬化剤の例として、イソシアネートが挙げられる。第2硬化剤は、内側第2ベース層50及び外側第2ベース層70に拡散し得る。クリア塗料は、必要に応じて添加剤、硬化触媒等をさらに含有してよい。クリア塗料は、ステップS2で使用される第2ベース混合物の硬化温度よりも高い硬化温度を有してよい。また、クリア塗料は、第2ベース塗料の硬化温度よりも高い硬化温度を有してもよい。
(6)焼き付けステップS6
続いて、第1ベース層30、内側第2ベース層50、外側第2ベース層70、及びクリア層90を焼き付けて硬化させる。焼き付けは、任意の加熱手段、例えば、熱風加熱、赤外線加熱、高周波加熱により行うことができる。焼き付けの温度、時間等の条件は、使用する第1ベース塗料、第2ベース塗料、第1硬化剤、及びクリア塗料の種類、量等に応じて適宜設定される。
外側第2ベース層70の硬化温度は、第1ベース層30の硬化温度より高く、クリア層90の硬化温度より低くてよい。それにより、車両ボディ10の外面12上において、第1ベース層30、外側第2ベース層70、及びクリア層90がこの順に硬化するため、硬化後のこれらの層が高い平滑性を有することができ、高い外観品質がもたらされる。また、外側第2ベース層70は、第1ベース層30から供給された第3硬化剤及び/又はクリア層90から供給された第2硬化剤を含むことができる。それにより外側第2ベース層70は、第2ベース塗料の硬化温度よりも低い硬化温度を有し得る。
内側第2ベース層50の硬化温度は、クリア層90の硬化温度よりも低くてよい。それにより、車両ボディ10の内面14上において、内側第2ベース層50及びクリア層90がこの順で硬化するため、硬化後のこれらの層が高い平滑性を有することができ、高い外観品質がもたらされる。また、内側第2ベース層50の被覆部52は、クリア層90から供給された第2硬化剤を含むことができ、それにより内側第2ベース層50の被覆部52は第2ベース混合物の硬化温度よりも低い硬化温度を有し得る。一方、内側第2ベース層50の非被覆部54には他の層から硬化剤は供給されないため、内側第2ベース層50の非被覆部54は第2ベース混合物の硬化温度と同様の硬化温度を有し得る。
内側第2ベース層50の硬化温度は、外側第2ベース層70の硬化温度よりも低くてよい。焼き付けの間の車両ボディ10の内面14の温度は、通常、外面12の温度よりも低い。このことを考慮すると、内側第2ベース層50の硬化温度が外側第2ベース層70の硬化温度が同じである従来技術では、焼き付けの設定温度を外側第2ベース層の硬化温度よりも大幅に高くする必要があった。そうしなければ、内側第2ベース層50の硬化が不十分となるためである。しかし、内側第2ベース層50の硬化温度が外側第2ベース層70の硬化温度よりも低い本実施形態では、焼き付けの設定温度を従来技術よりも低くしても、内側第2ベース層50を十分に硬化させることができる。
内側第2ベース層50の硬化温度は、好ましくは、第1ベース層30の硬化温度よりも低い。それにより、焼き付けの設定温度を一層低くしつつ、内側第2ベース層50を十分に硬化させることができる。
なお、本願において、第1ベース層30の硬化温度として第1ベース塗料の硬化温度を用い、内側第2ベース層50の硬化温度として第2ベース混合物の硬化温度を用い、外側第2ベース層70の硬化温度として第2ベース塗料の硬化温度を用い、クリア層90の硬化温度としてクリア塗料の硬化温度を用いて、各層の硬化温度の高低を比較することができる。
上記実施形態に係る塗装方法は、例えば、車両ボディ10の外面12上に第1ベース塗料を塗布して第1ベース層30を形成するゾーンと、車両ボディ10の内面14上に第2ベース混合物を塗布して内側第2ベース層50を形成するゾーンと、焼き付けされていない第1ベース層30上に第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層70を形成するゾーンと、第1ベース層30、内側第2ベース層50、及び外側第2ベース層70をプレヒートするゾーンと、内側第2ベース層50及び外側第2ベース層70上にクリア塗料を塗布してクリア層90を形成するゾーンと、第1ベース層30、内側第2ベース層50、外側第2ベース層70、及びクリア層90を焼き付けて硬化させるゾーンと、を有し、これらのゾーンが車両ボディ10の搬送方向に沿ってこの順で設けられている設備を用いて行うことができる。各ゾーンには、車両ボディ10が順次搬送されてよい。
上記の設備において、塗料及び混合物の塗布はロボットを用いて行ってもよいし、人手で行ってもよい。また、各ゾーンにおいて、適宜、ドア、フード等の開閉を行ってよい。ドアの開閉はロボットを用いて行ってもよいし、人手で行ってもよい。
上記の設備において、各ゾーンの間には、セッティングゾーンがさらに設けられてもよい。セッティングゾーンにおいて、その上流のゾーンで形成された第1ベース層30、内側第2ベース層50、外側第2ベース層70、及び/又はクリア層90を流動させて平滑性を向上させることができる。また、セッティングゾーンにおいて、その上流のゾーンで形成された第1ベース層30、内側第2ベース層50、外側第2ベース層70、及び/又はクリア層90の品質を検証してもよい。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができる。
10:車両ボディ、12:車両ボディの外面、14:車両ボディの内面、30:第1ベース層、50:内側第2ベース層、52:被覆部、54:非被覆部、70:外側第2ベース層、90:クリア層

Claims (7)

  1. 電着塗装された車両ボディを塗装する方法であって、
    前記車両ボディの外面上に第1ベース塗料を塗布して第1ベース層を形成するステップと、
    前記車両ボディの内面上に第2ベース塗料及び第1硬化剤の混合物を塗布して内側第2ベース層を形成するステップと、
    焼き付けされていない前記第1ベース層上に前記第2ベース塗料を塗布して外側第2ベース層を形成するステップと、
    前記内側第2ベース層及び前記外側第2ベース層上にクリア塗料を塗布してクリア層を形成するステップと、
    前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けて、硬化させるステップと、
    をこの順で含む、方法。
  2. 前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けるステップにおいて、前記内側第2ベース層の硬化温度が、前記外側第2ベース層の硬化温度よりも低い、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1ベース層、前記内側第2ベース層、前記外側第2ベース層、及び前記クリア層を焼き付けるステップにおいて、前記内側第2ベース層の硬化温度が、前記第1ベース層の硬化温度よりも低い、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記クリア塗料が第2硬化剤を含有し、
    前記第2硬化剤が、前記内側第2ベース層及び前記外側第2ベース層に拡散する、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記第1ベース塗料が第3硬化剤を含有し、
    前記第3硬化剤が、前記外側第2ベース層に拡散する、請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記内側第2ベース層が前記クリア層に被覆されていない部分を有する、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記第1ベース層上に前記第2ベース塗料を塗布するステップにおいて、前記第1ベース層がプレヒートを経ていない、請求項1又は2に記載の方法。
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