JP2024055131A - ロックユニット - Google Patents

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JP2024055131A
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casing
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史博 山崎
Fumihiro Yamazaki
祥樹 長瀧
Yoshiki Nagataki
英利 谷
Hidetoshi Tani
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

Figure 2024055131000001
【課題】ロックユニットの解除レバーが車外から操作されることを防止するとともに、解除レバーを容易に操作し得る技術を提供する。
【解決手段】ロックユニットは、バックドアの内部に配置されるケーシングと、ケーシングに収容されており、車体に設けられたストライカと係止するラッチ機構と、ラッチ機構に設けられており、工具を用いて操作されることでラッチ機構を強制解除する解除レバーと、を備えてもよい。解除レバーは、ケーシングに設けられた第1の開口と、バックドアのインナパネルに設けられた第2の開口を通じて、車内から工具がアクセス可能に配置されてもよい。ケーシングには、第1の開口を取り囲むとともに、バックドアのインナパネルに向かって延びる筒状のカバーが設けられてもよい。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、ロックユニットに関する。
特許文献1に、車両用のロックユニットが記載されている。このロックユニットは、バックドアを車体に対してロックする。ロックユニットには、解除レバーが設けられている。解除レバーは、工具を用いて操作されることで、ロックユニットのラッチ機構を強制解除する。
特開2015-140614号公報
特許文献1のロックユニットでは、ロックユニットの解除レバーが車外から操作されることを防止するために、解除レバーを覆う可動式のカバーが設けられている。このような構成であると、例えばメンテナンス時に車内から解除レバーを操作する場合でも、先ずはそのカバーを開放する必要があり、解除レバーの操作が面倒なものとなり得る。本明細書は、このような問題を解決し得る技術を提供する。
本明細書は、車両のバックドアを車体に対してロックするためのロックユニットを開示する。当該ロックユニットは、バックドアの内部に配置されるケーシングと、ケーシングに収容されており、車体に設けられたストライカと係止するラッチ機構と、ラッチ機構に設けられており、工具を用いて操作されることでラッチ機構を強制解除する解除レバーと、を備えてもよい。解除レバーは、ケーシングに設けられた第1の開口と、バックドアのインナパネルに設けられた第2の開口を通じて、車内から工具がアクセス可能に配置されてもよい。ケーシングには、第1の開口を取り囲むとともに、バックドアのインナパネルに向かって延びる筒状のカバーが設けられてもよい。
上記した構成では、ロックユニットのケーシングから、バックドアのインナパネルに向けて延びる筒状のカバーが、ケーシングに形成された第1の開口を取り囲んでいる。このような構成によると、バックドアの内部では、車外からケーシングの第1の開口へとアクセスし得る経路を、筒状のカバーによって効果的に遮断することができる。一方、車内から工具を用いて解除レバーを操作する際は、カバーの存在に影響を受けることなく、筒状のカバーの内孔を通じて、解除レバーを容易に操作することができる。
バックドアに取り付けられたロックユニットを模式的に示す図。図1(a)は、ロックユニットの外観を示す図であり、図1(b)は、図1(a)のb-b線における断面図である。 バックドアに取り付けられたロックユニットを車内からみた図。 カバーを単体で示す図。
図1-図3を参照して、実施例のロックユニット10について説明する。図1、図2に示すように、ロックユニット10は、車両2のバックドア6に取り付けられる。具体的には、ロックユニット10はバックドア6のインナパネル8に固定される。ロックユニット10は、バックドア6を車体4に対してロックするためのものである。なお、ロックユニット10が固定される位置には、ロックユニット10とインナパネル8との間にリインフォース9が配置されている。リインフォース9は、ロックユニット10の固定箇所においてインナパネル8を補強するための補強部材である。
ここで、図面におけるロックユニット10の各方向は、車両2にロックユニット10が取り付けられたときの方向、即ち車両2の方向に準ずる。図面における方向FRは、車両2の前後方向における前方を示し、方向RRは車両2の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両2の左右方向における左方を示し、方向RHは車両2の左右方向における右方を示す。また、方向UPは車両2の上下方向における上方を示し、方向DWは車両2の上下方向における下方を示す。
ロックユニット10は、ケーシング12と、ラッチ機構14と、解除レバー16と、カバー18と、を備える。ケーシング12は、主にバックドア6の内部に配置される。ケーシング12の下端部12bは、バックドア6のインナパネル8を貫通し、インナパネル8から下方に向けて突出する。ケーシング12の内部には、ラッチ機構14と、解除レバー16とが配置される。ケーシング12は、例えば樹脂部材を用いて形成されている。
ケーシング12には、第1の開口12aが設けられている。第1の開口12aは、ケーシング12の外面12eから内面12iまで延びている。解除レバー16は、第1の開口12aを通じて、ケーシング12の外部に露出される。同様に、インナパネル8にも、第1の開口12aと前後方向において対向する位置に、第2の開口8aが設けられている。一例ではあるが、ケーシング12には、第1の開口12aから前方に向かって延びるリブ12rが設けられている。これにより、ケーシング12の第1の開口12a近くの剛性が高められる。
ラッチ機構14は、ケーシング12の下端部12bまで延びている。ケーシング12の下端部12bには、車体4に設けられたストライカ5を受け入れる溝12gが形成されている。当該溝12gへストライカ5が侵入すると、ラッチ機構14はストライカ5と係合する(図1(a)参照)。これにより、バックドア6は車体4に対してロックされる。なお、ロックユニット10は、例えばモータといった、ラッチ機構14を動作させる電動アクチュエータを有してもよい。
解除レバー16は、ラッチ機構14に設けられている。解除レバー16は、ケーシング12に設けられた第1の開口12aと、バックドア6のインナパネル8に設けられた第2の開口8aを通じて、車内から工具20がアクセス可能に配置されている(図2参照)。解除レバー16は、工具20を用いて操作される。工具20によって解除レバー16が操作されると、ラッチ機構14によるバックドア6のロックは強制解除される。一例ではあるが、解除レバー16は、工具20によって、下方にスライド移動する(図1(b)参照)。なお、解除レバー16を操作する工具20は、細長い形状を有するものであればよく、例えばドライバや六角レンチ等であってよい。
図1、図3に示すように、カバー18は、ケーシング12に設けられている。カバー18は、筒状部材であって、前端18fから後端18rまで延びる内孔18hを有する。カバー18は、例えば樹脂部材を用いて形成されている。カバー18は、筒状部18aとプレート部18bと爪部18cとを有する。カバー18の筒状部18aは、第1の開口12aを取り囲むとともに、インナパネル8に向かって延びている。筒状部18aの高さは、ケーシング12のリブ12rの高さよりも十分に大きく、筒状部18aの前端18fはインナパネル8に隣接している。筒状部18aは、第1の開口12aの略全体を連続的に一巡して取り囲む。但し、これに限定されず、筒状部18aは、第1の開口12aを断続的に取り囲んでいてもよい。
カバー18のプレート部18bは、カバー18の後端18r側に位置しており、ケーシング12の外面12eに略平行に配置される。プレート部18bは、締結具22を用いてケーシング12に固定されている。締結具22は、例えばねじ類である。特に限定されないが、プレート部18bは、筒状部18aの内側に設けられている。このような構成によると、カバー18の剛性が高められる。なお、プレート部18bは、筒状部18aの内側に限られず、筒状部18aの外側へフランジ状に設けられてもよい。カバー18の後端18rには、爪部18cが設けられている。爪部18cは、ケーシング12の第1の開口12aを通ってケーシング12の内面12iまで延びている。爪部18cは、カバー18をケーシング12に係止するように形成されている。即ち、カバー18は、爪部18cと締結具22との組み合わせにより、ケーシング12に対して回転不能に固定されている。爪部18cを採用することで、必要とされる締結具22の数を削減することができ、カバー18の組み付け作業を容易化することができる。
ロックユニット10には、ロックユニット10の解除レバー16が車外から操作されることを防止するために、解除レバー16を覆うカバーが設けられていることがある。しかしながら、例えばメンテナンス時に車内から解除レバー16を操作する場合には、先ずそのカバーを開放する必要があり、解除レバー16の操作が面倒なものとなり得る。
上記した課題を解決するために、本実施例のロックユニット10では、ロックユニット10のケーシング12から、バックドア6のインナパネル8に向けて延びる筒状のカバー18が、ケーシング12に形成された第1の開口12aを取り囲んでいる。このような構成によると、バックドア6の内部では、車外からケーシング12の第1の開口12aへとアクセスし得る経路を、筒状のカバー18によって効果的に遮断することができる。一方、車内から工具20を用いて解除レバー16を操作する際は、カバー18の存在に影響を受けることなく、筒状のカバー18の内孔18hを通じて、解除レバー16を容易に操作することができる。
本実施例のロックユニット10では、ケーシング12に対してカバー18が別部材で構成されている。これに対して、カバー18は、ケーシング12に対して一体に構成されていてもよい。但し、ケーシング12に対してカバー18が別部材で構成されていると、様様々な車種に対してロックユニット10を共通して採用しつつ、車種によって異なるケーシング12とインナパネル8との隙間に応じて、カバー18のみを設計変更することができる。
2:車両、 4:車体、 5:ストライカ、 6:バックドア、 8:インナパネル、10:ロックユニット、 12:ケーシング、 14:ラッチ機構、 16:解除レバー、 18:カバー

Claims (1)

  1. 車両のバックドアを車体に対してロックするためのロックユニットであって、
    前記ロックユニットは、
    前記バックドアの内部に配置されるケーシングと、
    前記ケーシングに収容されており、前記車体に設けられたストライカと係止するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構に設けられており、工具を用いて操作されることで前記ラッチ機構を強制解除する解除レバーと、
    を備え、
    前記解除レバーは、前記ケーシングに設けられた第1の開口と、前記バックドアのインナパネルに設けられた第2の開口を通じて、車内から前記工具がアクセス可能に配置されており、
    前記ケーシングには、前記第1の開口を取り囲むとともに、前記バックドアの前記インナパネルに向かって延びる筒状のカバーが設けられている、
    ロックユニット。
JP2022161801A 2022-10-06 2022-10-06 ロックユニット Pending JP2024055131A (ja)

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